今日は相模原市にあるギオンスタジアムにSC相模原の試合を見に行きました。
気温は24.8℃とのことでしたが、日差しが強くて夏がいち早く来てしまったかのようでした。

試合が始まるころには風が吹き、汗が噴出すような暑さにはならず、半袖での快適な試合観戦ができました。
(ヨカッターー!!!)


さて、SC相模原ですが、、、
今シーズから薩川監督が就任し、新たな選手も加入し、開幕から2ヶ月ほどが経ちました。
現在、1試合消化が少ないものの上位グループに位置しています。
”走る”ことを重要視した新監督のもと、これまで3勝2分1敗と順調な滑り出しといえる成績です。
ホームYSCC戦、ホーム盛岡戦で勝利を収めていれば首位争いに食い込めた、、、といったところです。


今シーズンから加入した 元日本代表GK 川口能活が先発出場するという事前情報があり、注目度が高い試合となりました。
肌感覚ですが、SC相模原はこうした集客の見込める好機を苦手としていて、勝負弱いイメージがあり、それを払拭する好機になれば、、、



試合前
先日よりギオンスタジアムの近くにもう1つ駐車場ができたので、『ゆっくり行ってもOK』だと思っていたんですが、暖かい季節はお隣のギオンフィールド、相模原公園で催し物があることが多いので、自家用車で行こうという人はイベント情報を事前に調べて早めに出るか、KYB株式会社の駐車場からシャトルバスでの来場をお勧めします。
(最近気になるんですが、駐車禁止のカラーコーンを無理やりどかして駐車するのはやめましょうね)

今日は大型連休に続く土日で、お客さんの出足が早かったように感じました。
第5駐車場より先に第4駐車場が埋まったようです。

余談ですが、限定29個のプレミアなサイン入りイラストをgetしたいという友人に「9時半につけば絶対買える」と伝えておきましたが、スタジアムに着いたときにはすでに何人かの先客がいたようです。
(一番の方は6時台にいたとか、いないとか、、、、、)

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最近、ゴール裏席の入り口に選手の写真が張り出されるようになり、スタメンや誕生日の選手がわかるようになりました。
以前観戦した、JFLのアスルクラロ沼津でも選手の写真が張り出されていて、スタジアム観戦初心者や子どもたちに親切で興味を抱かせることが出来て良いなと思っていました。
SC相模原にはビジュアル面で特徴のある選手が多いので、より効果があると思います。

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ベンチを外れた寺田がJCOMブースで子どもたちとボール遊び。
イケメンは顔を拭うだけで画になりますね。

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試合前のスタジアム内イベントでは、僕らの怪しいコンビニこと、渡邊酒店の社長がSC相模原ビールを宣伝。
(いつもおしゃれな帽子を被っています。)
製造元は厚木市の七沢にある黄金井酒造。
会社のHPからさまざまなビールをネット注文することもできるようです!!



お昼はワンツードンです。
ギオンスセット 900円
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フランクとマッシュポテトのおいしいやつ(名前忘れました) 350円?だったけ
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いつもおいしいご飯をご馳走様です。
おひげのマスターはギオンスタジアムから近い2号店(健康文化センター)で営業中とのこと。
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応援練習で盛り上がるSC相模原サポーター。
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スタジアム内のすごし方は人それぞれですが、1つの指標として毎試合見に来てくれる不動層”コア”をもっと増やしていけると、練習応援のスケールも大きくなっていくんじゃないかなと思います。


スタジアム内
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あの川口能活がそこにいる!!という気持ちの高鳴りを強く感じました。


試合


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待ってました!! 元日本代表GK川口能活スタメン!!
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去年の大怪我からの復帰となった天野。
今日は出場も果たし、復帰をアピール。
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新加入のシンバ。
ブラジル人はルーカスでしょ、シンバでしょ、、、あと一人、、、えーーーと、、、
今日は得点に絡む活躍で良い経験を得たのではないでしょうか。

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心なしか普段よりメディアの方が多いような、、、

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川口キャプテンががっちりと握手で、試合開始です。

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ハーフタイム後に近くの席に現れた半田。
今シーズンはベンチ入り止まりで試合出場はありません。
薩川監督はメンバーを固定したがる傾向にあると思いますが、これから暑くなるなかでは若い半田にも多くのチャンスがあると思います。
また、練習からがんばってほしいですね。

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後半のキックオフへ向かう選手とベンチの選手がコミュニケーションを図る光景は興味深いものです。
曽我部はすれ違う選手の肩やおしりをポンポンと激励していました。
写真は保崎と北原、2人ともボール狩りの名人です。

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今日最初の交代カードは曽我部でした。
軽やかな足取りでベンチに向かいました。
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交代は18番 Fwの服部でした。
ここから目まぐるしいポジションチェンジが指示されました。
曽我部 右→FW
普光院 右→(曽我部交代以降)FW→右→左

曽我部投入後すぐに0-2となり、薩川監督はさらに動きを見せました。
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失点から5分後に2枚代えで交代枠を使い切りました。
牧内→天野
普光院→シンバ
天野は大怪我からの復帰、シンバはSC相模原デビューを飾りました。
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試合後、スタンドの声援に応えるブラジル人コンビ。
ハイタッチイベントの直前もルーカスがシンバの使っていたタオルを拝借する場面もあり、同郷同士ならではの仲の良さを感じました。

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相模原でのデビュー戦を2失点で終えた川口能活。
試合勘を取り戻すにはもう少し時間が必要です。

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フル出場し、走り回った深井は疲労感満載。
それでもハイタッチイベントが始まれば笑顔で応対するあたり、上位カテゴリで活躍してきた選手として模範的な行動をしていると思いました。
子どもがハイタッチを求めると、やさしい顔で応えており、非常に好感度が高かったです。

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新加入のシンバ。
ブラジル時代の動画を見るとFW,MFのどちらでも機能するタイプ、、、に見えましたが、、
味方の選手と近い位置を取って狭いエリアを打開したり、自らドリブルで仕掛けてみたりと なんだかいかにもSC相模原の2列目っぽい選手でした。
まだまだ未知数なところがあるので、練習を見に行ってみたいですね。


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昨シーズン後半のRSBのスタメンである寺田を完全に抑えてポジションを守っている牧内。
後半に入ってからチーム内で意識的に彼の攻め上がりを使おうとする意図を感じました。
が、、、彼の上がった背後を突かれてしまうことが多く、攻めあがったら確実にシュートで終わりたいですね。
今日の試合でも攻めあがった後の選択を誤り逆襲を受けてしまった場面も、、、

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怪我で欠場したという井上平。
彼がいないとFWの交代戦術の面が非常に苦しくなります。

安藝はベンチとベンチ外を行ったりきたり、、、
3人目のCBとして、出場停止や怪我に備えています。

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ボール奪取に特徴がある保崎。
基本的に表情が怖いけど、プレーは献身的で確実性があります。


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開幕スタメンからベンチ外へと転落したGK藤吉。
ただ、GK3人は薩川監督も言うとおり熾烈なポジション争いを繰り広げていて、明確な序列はまだない状態だと思います。

川上は層が厚いとはいえないCB陣の中で出遅れています。
早く、安藝とともに工藤、ルーカスにプレッシャーを与えるような状態に持っていきたいですね。


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笑顔あふれる服部。
今日は孤立した状態多く、また自身も今までの試合ほどボールを収めたり、反転してシュートに持ち込めるシーンもなく、相手にとって脅威になれませんでした。
今シーズンの始め、非常に良いプレーを見せていただけにチームが彼をどうやって使っていくかをよく考えてあげてほしいです。 

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途中出場でゴールを決めた曽我部。
怪我から復調し、今日は交代投入から長い時間プレーしました。
彼がピッチに入ったときの期待感、彼が前を向いてボール持ったときの高揚感、彼がゴールしたときの満足感、そのどれもがSC相模原における彼の影響力、存在感の大きさを感じさせるものです。


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CBの工藤は子どもが大好きで、笑顔でハイタッチに応じていました。


試合について

今日のスターティングポジション。
(坂井と岩渕については、メモを取らなかったので左右が間違っているかもしれません。)
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当初、SC相模原の狙いとしては、
・菊岡はフリーロール
・服部はポスト役(たまにサイドに流れても良い)
・ルーカスから長いボールを蹴り込む
・服部、菊岡が動いて空いたスペースに普光院が走りこむ。
・保崎は深井と連携してビルドアップ時の基点になる、、、難しいならボランチを飛ばして牧内(もしくは普光院)にサイドチェンジ。
・牧内は後詰。 
・ボランチ2枚は過度に攻撃参加せず、一定のラインを維持する。


菊岡はフリー、ルーカスから蹴りこむ、サイドチェンジ、後詰 の4つは出来ていたけど、
服部のポストと普光院の走りこみは大きな脅威を生まなかったのではないか、と思っています。

後半になって曽我部が投入されてからは、戦い方がまた少し変わり、シンバ、天野が入ってからはもはやなりふり構わないスクランブル状態だったと思います。
そこらへんについては今回はあまり触れません(なんかよく覚えていないって感じ)
ということで、試合の細かい描写は他の人にお任せします。



ところで、いくつか気になったことがありました。

・セットプレーの守備が弱い


先制されたシーンはFKに至る過程でGK川口の足元がおぼつかなかったり、その前の処理(岩渕かな?)もいい加減でした。
動画のあまり画質がよくないので正確にわかりませんが、3枚もフリーで飛び込まれたら、GKはどうしようもないノーチャンスだったと言えるでしょう。
普光院、ルーカスはマーカーに振り切られ、(おそらく)坂井は自分とボールの間に敵がいる状態でした。
これは失点もやむなしです。

以降、前半に何本かセットプレーや流れの中からのクロスがあったのですが、いずれも敵が先にボールに触れていたので、開幕前にセットプレー練習をたくさんやっていたチームとは思えないお粗末さだなと少しがっかりしてしまいました。

セットプレー動画を攻守にわたって何本か撮ってみました。







・中盤のバランスは誰が取るのか

坂井さんは、前回のホーム戦でも機を見てポジションを放棄し、上がってくることが多いのですが、守備に関しては元Fwの岩渕同様、あまりストロングポイントを見出せません。
薩川監督が曽我部をボランチで使うあたり、ボールを保持していれば負けないんだ!!ということなんでしょうけど、今日のように相手の元気なアタッカーが3枚くらいCBの間でウロウロされると、それはそれでどうなんです?って思うんです。

菊さんが前を向いて、よりゴールに近い位置でプレーすると得点のにおいがします。


・曽我部をどこで使うか




薩川監督にとって曽我部は便利屋か、はたまた2番手グループなのか。
そこはハッキリとしませんが、牧内と連携して攻めあがる右サイドに置くのが一番だと思います。


・自滅する必要はない


後半、牧内を少し無理やりにあげて右サイドからの攻撃を活性化しようとしましたが、その裏を使われるというブーメランを食らってしまいました。
ブラウブリッツの呉大陸は良い仕掛けを持っていました。

・0-2からの追い上げ
試合があまりおもしろくなかったのか、奥さんは寝てしまいました。
8番、曽我部の得点以降は起きていたようですが、、、
サッカー観戦素人である人がどこで飽きてしまうのか?というのがわかった気がしました。


短寸評的ななにか
SC相模原
・薩川監督
控えにFWがいないのは誤算だった。 アレなんとかもいない現状では、戦い方が狭くなってしまう。
シンバや天野はそういって面を考慮してのことだろう。
セットプレーの守備、クロス対応は確認しておくべき。
工藤を壁に入れていたのはちょっとわからない。

・川口
失点につながったボールコントロールミス、クリアミスはいただけない。
FK・OGともにそのシーンだけ見れば仕方がない。

・牧内
運動量多く上下動していたと思うが、より攻撃的にシフトした直後に背後を突かれてしまい、ブラウブリッツの対応されてしまった。
OGのシーンは良く足を出したが不運だった。

・工藤
安定感はあったが、競り合いを意識しすぎて中途半端なクリアや見送り、バックヘッドとなり見ている側がヒヤッとした。

・ルーカス
ボンボン前へ蹴りたがるが、FWがプレスに来ると待つ癖があり、パスを引っ掛けてしまうこともしばしば。
対人での強さを過信してはいないと思うが、セーフティは確実に、攻撃の基点になるときは正確にやりたい。

・保崎
ゴール前に何度も顔を出すなど、チーム内でも機を読んだスクランブルでの攻撃が目に付いた。
また、彼のボールの奪い方はぜひ注目してほしい。

・岩渕
危険なロストもあったが、安定感がある。
菊岡からのCKは難しいボールだったが、決めていれば違った展開もあったかもしれない。
坂井とのユニットは守備に不安がある。

・坂井
持ちすぎるシーンが何度かあった。
もっと簡単にかつ早く裁いてもいいと思う。 

・普光院
要所でボールに絡んでくる走力や判断力には優れている。
繊細なテクニックは無いにしてももう少しボールタッチでのミスを減らしたい。
スペースに侵入して思い切りよくシュートを打っていきたい。

・菊岡
いつもの半分くらいの関与率だったと思う。
CK、FKでもなかなかドンぴしゃりと合うことが無かった、
岩渕へのCKはもう少しだった。

・深井
ターンから相手を抜くなど、コンディションの良さを感じさせた。
90分質と量の伴ったプレーを見せた。
非常に難しいプレーだったが、前半ゴール前に飛び込んだシーンは決めたかった。

・服部
ボールの収まりはこれまでの試合より良くなかったが、周囲のサポートが少なく孤立するシーンが多かった。
井上のように中盤に下りて仕事が出来るタイプではないので、その点は差がでた。
ただ、サイズを生かしたキープやダイナミックなプレーは井上にない強み。
ややアバウトで高いバウンドになるようなボールを蹴って、ヨーイドンで競らせるシーンを増やしてあげたい。

曽我部:1点目はシンバとの1・2から落ち着いて決めることが出来た。 復活をアピール。
シンバ:曽我部へのアシストは落ち着いていた。
天野:危なげなくプレーした。



試合を終えて
0-2を2-2で終えたのは意味がある勝ち点1でした。
負けなくて良かったね という前々回のホームゲームと比べて曽我部、シンバ、天野と収穫があり、次につながると試合になったと思いました。
ただ、事前に用意してきたサッカーが試合開始早々機能不全を起こしているようにも見えたので、勝利を目指して一生懸命に練習してほしいです。

以上