最近、twitterのサッカークラスタの一部で流行っているらしい写真加工アプリをダウンロードしてみた。
色々なテイストの加工が簡単に出来ておもしろい。
たまーに使ってみようと思う。



【ぷろろーぐ】
さて、今日はJ3に参戦しているU23の中では、一番の難敵であろうガンバ大阪との試合だ。
とにかく選手の顔ぶれが豪華だ。
これまでのところ、先日ヴェルディに移籍した二川、オリンピック代表候補だったDF西野、元日本代表の藤本らJ1リーグで既に多くの実績のある選手に加え、初瀬、堂安、呉屋など次代のガンバ大阪を担う実力者が所属しており、技術と若さを備えた楽観視できないチームだ。

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天気は思ったほど悪くない。
今週は各地で荒れ模様となることが多く、金曜日も朝から豪雨で県内の交通機関に影響がでた。
15時開催をする上での一番の懸念、それは荒天とそれに伴う日没だ。
100歩譲って試合が開催できなくなるならまだしも、大雨や落雷でけが人が出ては元も子もない。


昨年の暑い、暑い真昼間の13時開催を今年は15時に変更した。
それ自体がスタジアムの課題を全て解決してくれるわけではない。
夜開催を可能にするギオンスタジアムの整備が今後整っていくことを願うばかりだ。(その際発生するであろう初期投資、設置後の管理、照明の稼動に伴う費用について議論が今以上に活発化することを願う)


今日、初めてギオンスタジアムに来たガンバサポーターの友人から「とても新しく、きれいなスタジアム。」と感想を頂いた。
贔屓目があるとしても、ギオンスタジアムは近隣の某上位カテゴリのクラブが使っているスタジアムと比べて新しく、きれいなスタジアムだと思う。


ところで、、、
スタジアム課題については、J2ライセンスにアジャストする方向で議論が進められるのが一般的だが、そもそもクラブライセンスが妥当なものなのかどうか、その点はあまり話題に上がらない。
責任企業を持たない新興クラブが今後拡大・発展・成長しようと思えば、ライセンス取得のためにスタジアムは大きな課題であり続けるだろう。
また、サッカーの試合は週末の1回、ホームゲームは良くて2週に1回しかなく、シーズンオフは興行がなく、サッカーでの収益を生まないというのは、これも大きなスタジアム課題だ。


試合2時間ほど前、スタジアムに到着すると予定にはない急遽組まれたサイン会が開催されていた。
参加者はGK佐藤(中央)、DF牧内(左)、天野(右)。
川口という大きな壁を越えたい佐藤、新戦力で2人のSBが加入し、さらに熾烈なポジション争いに身をおく牧内と天野。
つい先日まで試合に出ていた面々がベンチにも入れない現状、これを各選手がどう捉えているか気になるところ。
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ギオンスタジアムの入り口、サガミスタのブースの一角に選手へのメッセージを届けるポストがある。
現在の集客はおよそ3,000~5,000くらいなので読まれる確率高いと思う。
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ブースにある変わった形のイスには選手のサインが書いてある。
お気に入りの選手のサインが見つかるか?というちょっとした宝探し気分を味わえる。

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ギオンスタジアムのスタジアムグルメといえば、各種さまざまあるが、今回も”いつものカレー”を食べることにした。
ワンツードンの次回出店は9月。
スタジアムでは、、、はしばしの間のお別れ、食べ納めであった。
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からあげは、手羽先と骨無しが選べ、味も普通のと甘辛の2種類があった。
今回は骨無しの甘辛を選択。
先ほど、カレーを食したばかりではあったが、絶妙な味加減に白米が欲しくなった。
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暑い時期は眞田珈琲でルイボスティーを飲むといい。
ルイボスティーは夏バテ、熱中症対策に最適な飲み物だ。
スポーツドリンクをがぶ飲みするくらいなら、さわやかな味わいで気分をリフレッシュしたい。
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今回から、環境に配慮した取組みとしてアルコール類の販売をリユースカップが導入された。
購入するときは通常の100円増しで支払い、飲み終わった後で回収所に持ち込むと100円が返金される仕組みだ。
なお、これまではノーチャックに近かったビン・カンの持込についても移し替えをすることになった。
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クラブ運営会議の議事録にあったが、他クラブの取組みである「何でも聞いてください」という表示を導入していた。
今後、サッカー観戦に不慣れな人を数多く受け入れていくことを考えれば、歓迎すべき、すばらしい取組みだ。
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【試合】
堂安、初瀬、嫁坂、内田、岡崎、妹尾、呉屋など聞いたことのある名前が並び、トップチームでも活躍している西野、元マリノスの小椋も。
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ゴール裏のガンバサポーターは50~60人ほどだが、トップチームと同様にガンバの応援が聞こえてきた。
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RSBで出場の岩渕。
この選手は出来れば、2列目より前で起用したい。
彼がSBに入る強みは、ボールのキープ力など足元の技術に優れている点、高い位置に侵入した際に元FWらしく攻撃的な役割を全うできる点だ。
石川、赤井と上位カテゴリでの経験が豊富なRSBが加入し、天野、寺田、牧内、保崎と層が厚くなり、競争も過激になってきた。
特にこれまでも相模原に所属していた選手たちの奮起を期待したい。
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新加入の赤井は出場2試合目、LSBに入った。
彼を良く知らないから、名前を検索にかけてみた。
172cmと決して長身ではないが、両サイドに加えCBとしてもプレー可能なようである。
出場機会を失っていた選手であり、多くの試合に起用され試合勘を取り戻して欲しい。
それにしても、またもやイケメンが加入である。

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戻ってきたボール狩り職人。
相模原復帰後はチーム事情も重なり、すんなりとポジションを獲得した。
後方からのクリーンで正確なスライディングなど高い守備能力を持ち、豊富な運動量を生かして守備時にポジションを捨ててボールを狩りに飛び出すなど、守備での活躍が多い。
一方で周囲が連動しない場面でもボールホルダーに食いついてしまい、自身の空けたスペースを使われることがあり、積極的なスタイルゆえにカードコレクターでもある。


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現状、相模原の前線の中ではもっともボールが収まる。
独力で局面を打開するシーンもあるが、本来は味方との短い距離感でコンビネーションから突破するのを得意とするタイプだ。
2列目から最前線までこなすがマルチロール。
上位との連戦中に怪我を負い、5試合ぶりの先発となった。

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相模原の攻撃をつかさどるテクニシャン。
DFライン近くでプレーしているときは、チームのビルドアップがうまくいってないときだ。
彼がより高い位置で前向いてプレーできるようにしたい。

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連敗を断ち切る鳥取でのゴールなど、アウェーでの貴重な得点でチームに貢献している。
30代半ばの大ベテランでありながら試合終盤まで落ちない運動量は圧巻。
無理のきくボールキープはチームが前進するのを助けている。
深井、菊岡、保崎が絡む左サイドのコンビネーションはさすが。
保崎が負傷離脱中であり、この試合は赤井とのコンビネーションがどうなるのかに注目だ。

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今シーズンここまで3得点のFW。
中盤でも機能する万能さはチームの幅を広げる特徴だが、昨シーズンは絶妙な位置取りから何度もヘディングシュートを決めるなど本来は前線での活躍が期待される選手だ。
一方、スタミナや怪我への耐性など、量や強さをプレーに求められるのは苦手だ。

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J1の強豪サンフレッチェ広島に所属していたこともある運動量豊富なサイドの専門家。
上位カテゴリで実績のある選手をRSBに迎え、物足りなさがあるサイドバック陣にさらなるポジション争いをもたらした。

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オシム監督時代には日本代表合宿に呼ばれた経験もあるアタッカー。
分厚い上半身とは裏腹に裏への抜け出しや一瞬のスピードに特徴がある。
また、ボールを簡単に失うことが少なく、計算が出来る選手だ。
1トップには不向きであり、近年はサイドハーフでの出場が多い。


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熱狂的なファンがいる相模原の8番、曽我部慶太。
負傷離脱から復帰後は出場機会を増やしているが、スタメン奪取には至っていない。
ボールを運べ、独力でシュートに持ち込める彼が躍動する姿を熱望するファンは多いだろう。

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最後に円陣に加わったのは赤井。
ピッチにたてば所属年数や年齢は関係なく、等しく11人の1人として戦わなくてはいけない。
連携面は未成熟であっても、自らの特徴を出していかなければ次の試合はおろか、90分プレーすることも叶わない。
相模原のサポーターは新しい仲間を歓迎する寛容な人が多い。
とはいっても、チームの成績は今のところ上位とも下位ともいえない状況であり、ジワリと追いついてくる下位を引き離して、上位にくらいつくためには情熱のこもった言葉が飛んでくることもあるだろう。
それを期待と受け取り、勝利に向かうエネルギーに変換していって欲しい。


前節に続いての出場となった赤井、左サイドで深井の関係性は前任者のそれと比べるとまだスムーズではないように見えた。
1失点目、ガンバの堂安はすばらしい個人技を見せた。
ボランチが2枚ともボールサイドに寄り、狩りきれずに失点したのは至極当然の結果だった。
ただ、シュートシーンで赤井は目の前にいるボールホルダーに対してもっと詰めて行くべきだった。

と書いてみたものの、ハイライト動画を見直してみると少し印象が変わった。
赤井から堂安への距離と、堂安のシュートへ移行する動作の早さを見るに、あの距離を詰めるのは難しいのではないだろうかとも思った。

失点直後にカウンターチャンスがあったが、岩渕は逆サイドを全力疾走する深井を生かせず。
岩渕はフリーでボールを保持していただけに、自ら持ち上がって素早い攻撃を仕掛けたかった。

岩渕に限らず、消極的なプレーはチーム全体で何度か見て取れた。
もしかしたら、この消極的なプレーは”耐える前半の戦い方”に要因があるかもしれないが、まだなんとも言えない。
得点を決めたシーンの岩渕は積極性の表れであり、SBというポジションにいてもゴールに関与しようとする姿勢は評価したい。

アウェー藤枝戦でも感じたことだが、シンバを2列目のサイドに置くと守備面で若干の不安がある。
保崎のようなSBが背後にいればまだしも、藤枝戦では牧内で今回は岩渕だった。
シンバと岩渕が並ぶ右サイドは攻撃に転じたときの強さがある一方で、守備に回ったときは不安がある。
また、井上平に比べシンバの方がボールが収まるので、2人のポジションがチェンジされたのだろう。

出足の良さを生かした守備が持ち味のトロは、自らのポジションを飛び出していく傾向にある。
坂井は、常にトロとの位置関係を考えなければいけない。
この試合では、トロの動きに連動しようとする場面が何度もあったが、ボランチ2人がバイタルを完全にあけてしまうシーンもあった。
坂井はトロに追わせて、自分や周囲の選手でボールを奪えるよう指示を出して欲しい。
言うならば、猟犬を巧みに扱うマタギにならなくてはいけないだろう。

アルゼンチン代表のマスチェラーノは現役選手の中で、味方を使った守備がうまい。
彼のように、、とは難しいだろうが、参考までにプレー動画を紹介する。



得点を決めた後の若き天才は、次々と相模原の選手を翻弄し、ガンバ大阪の時間を作り出した。
クラブのレジェンドである遠藤、宇佐美のいずれとも違うタイプではあるが、このまま出場を続けていけば近い将来にA代表まで上り詰めてくるだろう。
プレミアリーグやエールディビジの強豪が獲得するのではないか、という記事が出てくるのも頷けるプレーだった。
前述したとおり、守備面でのバランスのために井上はシンバとポジションをチェンジしたと思われるが、チャンスでサイドからクロスを上げるのが井上ではもったいない。
とはいっても、一番はチームのバランスが取れ、チームが勝利するための最善を薩川監督が選択すれば良い。
仮に自分が指揮官であっても、失点をしないためにチームの守備が安定する選択をする。



 

この試合では、良くないところが目立ってしまったが、経験のある選手であり、今後周囲とコミュニケーションを取り、連携を高めていけば外せない戦力になるだろう。


 

監督の薩川さんは今の相模原のサッカーを「前半は我慢」と評する。
当たり前のことだが、サッカーは常に0-0から始まるのでまずもって失点が0でいれば負けることは無い。
だから、個人的にはこの「我慢」とはいくら攻め立てられても、どんなに攻撃が成立しなくても無失点で前半を終えることを意味していると思っている。


さる先人は”肉を切らせて骨をたつ”と言ったらしい。
自らが傷つく覚悟をした上で相手により大きなダメージを与えることを意味するが、今の相模原は「肉を切られて、、、」というようにも見える。
肉を”切らせて”なのか”切られて”では大きな違いがあるので、今日の試合を踏まえて前半を無失点で終えるためのプランと人選について、改めて調整が必要になるだろう。
次回ホームゲームでは、より成熟したチームのサッカーを見せてもらいたい。


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新加入の近藤がデビュー。


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続いて石川もデビュー。


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最後は相模原のプリンスが登場。

試合は1-2で終了。


試合後、ハイタッチイベントに参加する選手たちの表情を探った。
笑顔で談笑する人、終始顔色を変えない人、見せる顔はさまざまだったが、サポーターの声に応える姿はいつもと変わらない。

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【試合全体の感想】
・耐えたい前半に耐えられるようになるために、守備から攻撃を整理したい
・素早いロングカウンターを持たないがゆえに、守備から攻撃に転じるエリアをもう少し前に設定したい
・攻撃を完結させるために3列目以降の選手も機をみてリスクを取りたい
・どこでボールを奪い、誰が守備のスイッチを入れるのかを整理したい
・右サイドを生かすための左サイドでのゲーム作りをメンバーが代わっても出来るようにしたい
・2トップで相手CBに蓋をする一方で、敵ボランチにボールが入ったときのボランチの対応を整理したい
・ボランチが迎撃に出てポジションを空けたときにCBはどうするのかを整理したい
・セットプレーでCB2人がボール競らせてもらえず失点した(秋田戦なども)点は整理したい

【短寸評みたいな何か】
GK
・川口
攻められる展開、攻めに出た時間帯のカウンターシーンで好守を見せた。
セットプレーからの失点は自身に対するブロックで前方に出て処理することが出来なかった。
チームとして改善したい。
常に変わらずフィードキックの精度が高く、J3のGKでありがちなサイドを割ることはほとんど無い。
精度の高いフィードを受けうるポスト役について、チームとしてもう一度整理したい。


DF
・岩渕
高い位置まで上がった際には、持ち前の攻撃力を発揮した。
DFラインを形成する上では、やや慎重なポジショニングで取り残されていることもあった。
今後、快速FWと対峙することになったときオフサイドを取り損ねる要因になりかねないので、GKや他のDFは彼をフォローしたい。
難易度の高いフィニッシュで1点を返し、反撃ムードを演出した。
さまざまなポジションをこなせる柔軟性で、交代戦術に幅を持たせた。
飛び出してくる相手に対して正確なタックルでボールを奪うなど、自ら仕掛けてボール奪取するのがうまい。

・工藤
決定的なシーンを何度も体を投げ出して死守した。
後方からのコーチングでチームを助けた。

・ルーカス
試合終盤はスクランブルで前線に上がったが、訪れたチャンスは利き足ではない右足でのシュートだった。
守備面では、決定的な形になりそうな場面を何度か防いだ。

・赤井
連携不足は隠しようが無い。
失点シーンは2度とももっともボールに近い位置におり、やや印象は良くないが、周囲との連携ができればダイナミックな攻め上がりを見せてくれるだろう。
左サイドで起用されるより、右サイドのほうが特徴は生きるだろうが、チーム事情でもう少し左サイドを務めるだろう。

MF
・坂井
曽我部、岩渕、トロ、飯田と特徴の異なる相方と組み、役割を変えながら試合で安定感のあるプレーを見せている。
トロとのコンビでは、彼より後方に位置取り、時にCBの間に落ちてビルドアップを助けている。
変わって前線に顔を出す回数は減りつつあり、バランスを取っている印象だ。

・トロ
特徴であるボール奪取は神がかっているとさえ思うこともある。
ただ、ポジションを放棄してのボール奪取はいなされてしまえば、自分の背後にポッカリとスペースを空けてしまうことになる。
周囲が彼の特徴を理解し、彼がより高い位置でボールを奪い、カウンターの基点になれるようにしたい。

・シンバ
サイドに置かれたときより、前線で菊岡やその他の選手と絡むほうが得意であるように見える。
出場数は増えてきたが、未だに得点がない点はチームとしての課題だ。
終盤には完全にガス欠で機能しなくなった。
走ることを要求される薩川サッカーでは、スタミナ面が井上とともにやや不安。

・深井
前半に決定的なシュートをGK正面に蹴りこむなど、決してチャンスの多くない相模原において頼れる存在として結果を残すことが出来なかった。
うまくいかないときに切り替えが遅くなるなど、らしくない場面も。

FW
・菊岡
深井のあわやのシーンなど、さすがと思わせる場面もあった。
セットプレーから決定的な形を演出する回数が減っており、受け手側と調整をしたい。
うまくいかなくても感情的にならないようにしたい。

・井上
失点以降、シンバとポジションを交代し、右サイドを務めた。
深井の決定的なシーンではファーサイドに逃げる動きでDFを釣り、深井にペナルティエリアへ侵入するスペースを作り出した。

・近藤
短い時間で特徴は見せた。
ボールを貰ってからその場でクロスするシーンが目立ったのは、まだまだゲームフィットネスが十分ではない証拠。
コンディションを上げ、プレーに量を加えたい。

・石川
周囲と意思疎通が図れないシーンもあったが、縦への突破など特徴を見せた。
試合終盤で相手との接触で痛んだ影響かハイタッチイベントにはいなかった。
軽症であることを願う。

・曽我部
最後に切るカードは彼でよかったのかという議論は別として、局面で仕掛けるという特徴を見せた。
右サイドを突破した際にハンドの判定を受けるなど不運もあり、決定的な仕事はできなかった。
最終盤でクロスを入れる役割を担った際、より良い形でクロスを蹴ることを選択してクロスを入れ損ねたように見えたのはもったいなかった。
もっと多くの時間を与えて、チームで彼がDFと1対1で勝負する機会を多く作り出したい。


J3リーグは栃木、大分とJ2からの降格組が着実に勝ち点を積み始め上位をキープ、昇格を狙う長野は勝ち点4差の2位につけている。
わずかひと月前は優勝を争う位置にいた相模原は、今や7位へ後退した。
相模原と共に前半戦を盛り上げた鹿児島も4位に後退した。
今や相模原の背後には勝ち点1差でガンバU23、藤枝、琉球が迫ってきた。
次節、アウェーのセレッソ大阪U23、ホーム福島で勝ち点3を確実に重ね、富山、秋田に引き離されないようにしたい。

注目したいのは、昨年まで相模原に在籍していた福島のFW樋口だ。
18本のシュートで6得点(PKなし)をあげ、ここ3試合は得点がないが、1番の要注意選手だ。
福島は星も5得点をあげており、得点が著しく不足している相模原とはチーム事情が異なるようだ。
セレッソ大阪U23も相模原より順位はだいぶ下とはいえ、得点は相模原より4つも多い。


【去る人】
今回移籍が発表されたCBの安藝。
先日、移籍した川上を含めれば2名のCBを放出した。
新戦力の赤井がCBを務められるとはいえ、元々層が厚いポジションではなく、今後はカードトラブルや怪我などで、監督の采配は苦労が増えるだろう。
一方、今回2人のSBが加入するなど各ポジションで”頭数”に差が出ており、移籍の第2ウインドゥが閉まる今月29日までにさらなる動きがあるかもしれない。

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安藝は178cmと決して長身ではないが、積極的な守備意識と身体能力を生かした守備が持ち味のCBだ。
ここまでのキャリアは東京学芸大を卒業後に相模原に加入し、JFL最終年に17試合、昨年に16試合出場し、一昨年と今年はあまり出場機会がなかった。
年齢は20代半ばになり、選手としては一番良い時期を迎えた。
そんな彼が出場機会を求めて移籍していくことは、致し方ないことだろう。
今回は期限付移籍であり、この半年に移籍先で活躍し成長して戻ってきてくれることを願う。
サポーターからの人気があり、多くのサポーターがハーフタイムにゴール裏に現われた彼との別れを惜しみ、移籍先での活躍を願った。

ところで、負けている試合のハーフタイムに去る選手がゴール裏に現われて、歓声が聞こえてくるのは、”ぬるい”と思われる人もいるかもしれないが、ギオンスタジアムの雰囲気は選手とサポーターの距離が近いことが長所だ。
練習後のファンサービスも、毎試合後にハイタッチイベントが開催されるのも、ハーフタイムイベントで選手がスタンドに登場するのも、全てはクラブ、選手側がファン・サポーターにより身近な存在として認識してもらいたい表れではないだろうか。
個人的には、相模原の空気感はこれでいい。


【追記】
日がたつにつれ、試合内容を忘れるのでメモを取りながら試合を見るべきだったと反省した。
福島戦と以降の試合を見れるかは不明。
義務感を感じず、やりたいときにやりたいようにやるのでご了承願いたい。
そもそも、この共同ブログは身内のアーカイブとしての側面が大きいので。