フットボール マンション

『フットボールマンション』は、各住人に一つのカテゴリー(部屋)を与えており、その中で自由に執筆活動をしております。 初めて当サイトにお越しくださったお客様は、是非、右記カテゴリーより『はじめに』及び『住人の自己紹介』をお読み頂ければ幸いです。記事の更新情報は公式ツイッターアカウントから随時発信されますので、是非フォローをお願い致します。

タグ:天皇杯

こんばんは。GW前最後の休日がもうすぐ終わるyou@あずです。(遠い目

image

4/22(土)に開催された。天皇杯1回戦 アスルクラロ沼津vsサウルコス福井の試合に行ってまいりました。 
2017-04-22-09-59-37
今回は愛鷹PAスマートインターから向かいました。ここからだと行きやすいですよー。静岡方面から来る方はオススメ


2017-04-22-12-01-56
この日はバックスタンドも解放

2017-04-22-11-31-13
 闘 え 福 井

image

◎今日の愛鷹オススメグルメ◎
今回は主催運営がいつもと違うという事で、スタグルもいつもと異なりました。
また、天皇杯は再入場禁止という事でアスルクラロ沼津とサウルコス福井の選手バスのバス入りを見た後スタグルを求めて移動

2017-04-22-11-07-27
6店舗ほど出ていました。

2017-04-22-11-08-00

ラーメンいいなぁ…と思いつつ凄く目を引く商品が…

2017-04-22-11-18-10

その名も「勝負に勝つサンド」
2017-04-22-11-17-25

見た目のインパクトと縁起の良い名前に思わず購入。
…なんでパンまで入ってるのかw

外のタイ焼きがサクサクでパンを挟んで密かに結構肉厚なカツが入ってる。
そして、予想を超えた食べごたえ…勝つためにはこれ位食べごたえが無いとダメなのです。
いや、普通に美味しかった。

 ◆大きくメンバーを入れ替えたアスルクラロ沼津◆
腹ごしらえも済みスタジアムへ

程なくスタメンが 発表されました。
vssaul
白〇が前節(J3栃木戦)からの入れ替わり CBのコンビは開幕戦の福島戦のコンビ。
青〇の谷口選手はCBから中盤へ

3月の開幕前のトレーニングマッチで谷口選手が右サイドバックもやっていたので、右なのかとちょっと思ったけど 河津選手が右。好調の染矢選手が青木選手の相方。

2017-04-22-12-50-17
沼津ベンチには先日長期離脱が発表されたGK福留選手のユニフォームが
 
 ◆試合の鍵はセットプレー◆
試合はお互いに決定打に欠けるな。と言った感じ。攻撃がお互い単発な感じですが細かい部分ではやはりJリーグという上カテゴリにいる沼津の方が上な印象。

その中でも前半3本かな?あったCKは多分全部違うパターンを沼津は使ったんですよね。セットプレーからは結構チャンスが作れそうだなぁ…と思っていて、そんな事を携帯で打とうとした瞬間に前澤選手のFKから河津選手が頭で合わせて沼津が先制。
福井もゴールへ向けアーリークロス気味に長い斜めのボールを入れていきますが、沼津の最終ラインに跳ね返され決定機には至りませんでした。
 
 ◎アスル&サウルコスハーフタイムショー◎
前半終わって1-0で折り返した沼津。
沼津のゴール裏はお馴染み寝そべりちゃん達が…そこにアスルマスクさん参戦( ゚Д゚)
2017-04-22-13-54-46

更にサンシャインゲーフラを作られた方が!…凄い!自分もゲーフラ作ってみようかなぁ…
2017-04-22-13-58-23

なんでもこの日は関西から遠征で沼津まで来てくださった方もいて、一緒に声援を送ってくれていました。

さて、目を上げてサウルコスのゴール裏を見てみると…

きょ…恐竜がいる!! ∑q|゚Д゚|p

画像撮ればよかった…と後悔w(遠くて多分豆粒)
恐竜の着ぐるみ2メートル超が走り回ってました。

笑った笑った。楽しんでます。
 
 ◆逆襲のサウルコスを押し返せ!◆
ハーフタイムも終わり、後半がキックオフ!
後半はサウルコス福井が猛攻を仕掛けます。
沼津の前線、青木選手にボールを収めさせない。沼津の右サイドを人数をかけて潰し中央から展開。何度も沼津ゴールに迫ります。
元沼津のFW松尾選手、中野選手、セットプレーではCBの鴇田選手、更に途中出場で御宿選手。
以前アスルブルーを身にまとっていた選手達が今はサウルコス福井の選手として沼津のゴールに迫ります。

防戦一方の沼津でしたが、沼津の韋駄天・染矢選手が快足を飛ばしボールを相手陣内まで大きく運んで行きます。何度となくこれで大きく相手の最終ラインを押し返していきます。
試合は結局このままホイッスル。1点を守り抜いたアスルクラロ沼津が2回戦J2京都サンガへの挑戦権を掴みました。

※余談なんですけど、試合後半からメインスタンドの端っこでノリノリのご夫婦がいらっしゃって、勝利の瞬間ゴール裏の応援団に「おめでとうー!」と奥さんが声をかけてくれました。この日は再入場不可だった為、一緒に応援…とはいきませんでしたが、次回はこちらでご一緒したいですね。

2017-04-22-15-09-08


2015-10-07-22-05-33
懐かしい…昔あすかるちょに御宿選手書いたよなぁ…とか思ったり。

2017-04-22-15-02-56
試合後、松尾・中野・御宿・鴇田選手が揃って沼津のゴール裏に挨拶に来ました。
当時のチャントで出迎え、「頑張れよー!」など声をかけるやり取りは、どのサッカーチームにおいても美しい光景ですね。 
今は別のチーム、立ちはだかる敵としてピッチで対峙しましたが、彼らがこのチームで過ごした日々。サポーターが共に笑い涙した試合は例えどんな別れ方をしても消える事は無い。 
4選手の今後の活躍にも期待してます!

   ◎試合後、沼津ご飯 てくてくアスル◎
今回は試合前にフォロワーさんに教えてもらった「千楽」さんに行ってきました!
「沼津人なら千楽やろが!」 
というわけで、まずは場所を…
2017-04-24-16-00-27
 場所はここ(下のkmはうちの家からなので気にしないでください。)

沼津駅北口のロータリーを出て直ぐ。アスルクラロの試合を見て、シャトルバスから降りてすぐ 
2017-04-27-13-47-14
2017-04-27-14-10-19
ここが大都会沼津のバスロータリー

2017-04-27-13-47-19
この左が一般車両で左に北口改札があります。
 
2017-04-27-13-47-50
前の写真左端のタイムスまでてくてく
 

2017-04-27-13-48-24
交差点を渡ると… 

2017-04-27-14-05-55
ここです!
2017-04-27-13-50-52


2017-04-27-13-53-00
オススメされたハヤシライスを頂きました。タマネギたっぷり!
なんとも懐かしい味わいです。(実家のハヤシとちょっと味が違うんだよなぁーとか思いながら何が違うかわかる程、舌が有能ではなかった。)
THE食堂!って感じで、変にこじゃれて無くて良い!そしてボリュームも中々凄い。いやぁ美味かった。
沢山食べられる方は、是非カツハヤシなんかにも挑戦して下さい。
(実は駅からの道を撮り忘れて、今日それだけ撮ってきました)
 
今日、沼津市内の別のお店でお伺いしたんですが、本店がお兄さんで北口は弟さんが経営されてるとか。
 
今日はこの辺で~

こんばんは。本日スルガカップ天皇杯の県代表をかけた戦いが静岡市の草薙球技場で行われました。
2017-04-09-13-42-22

今年は昨年の大会で好成績を残したHondaFCがシードで静岡県予選に参加しないという事から、アスルクラロ沼津にとっても本大会初出場へ大きなチャンスとなりました。(無論、HondaFCをちゃんと倒して出れれば言う事無しですが)

前日の8日に藤枝総合運動場で最強の公務員・藤枝市役所を破ったアスルクラロ沼津。
この日の相手は2週間前にJ3初の静岡ダービーを戦った藤枝MYFC ダービーの記事はコチラから
こんなに早くまた相対するとは…

今回は静岡市開催という事で、個人的にはゆっくりと現地へ向かいました。
2017-04-09-11-19-27
駿府城公園にはサクラも咲いていました。

2017-04-09-11-24-31
久しぶりに新静岡駅から私鉄の静鉄に乗って県総合運動場まで160円

草薙にある県総合運動場は、アイスタ日本平、愛鷹広域公園、藤枝総合運動公園、エコパスタジアム、磐田スタジアムという静岡県内のスタジアムの中でも唯一と言っていいレベルで電車の駅から近いスタジアム。そのかわり駐車場が殆んど無いという欠点はありますが、静岡駅や清水駅からのアクセスも抜群で清水エスパルスがこのエリアに専用スタジアムを欲しがるのも納得の立地でございます。

さて、現地に到着。えっと、陸上競技場はSBSカップでも来てるからコレだよなぁ…
b61845fd562aacc90a017ffe272d38122e38ff6a
*SBS杯の時の画像です。

え?ここじゃない?(´・ω・`) 反対側のあそこ…「草薙球技場」あーなるほど





2017-04-09-14-58-49



image
!!?

2017-04-09-13-48-00
!!?

(‡▼益▼) < 世紀末へようこそ!(こんなふざけた時代へようこそ)

なんだここ!!?

2017-04-09-12-27-31
 
ん?ピッチおかしくない!?

写真だとわからない?よし、りきゃこばりの画伯が教えてあげるぞ!

hidoie
 
真ん中盛り上がってる Σ(;´Д`) しかも芝汚い…

工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

不安しかねぇ!

しかし、ここが今日の決戦の地。続々とアスルクラロ沼津サポーターの皆さんが集結してまいりました。
普段、愛鷹に参戦してる私としては、アスルな皆様が静岡市にいるのがなんとも不思議な感覚(汗


今日RTがずっと止まらなかった案件w
(22時50分現在 77RT 61いいね 8926インプレッション…なんだこれ…)

NHKの中継が始まる前、沼津のコールリーダーのザビ太さんからまさかの「全速前進ヨーソロー!」という沼津が舞台のアニメ・ラブライブ!サンシャイン!!のキャラクター、斉藤朱夏さん演じる渡辺曜ちゃんのキメ台詞?が飛び出す。

ここからがアスルクラロ劇場

 元ネタ?はコチラ 4:17辺りから
 


密かに試合終了後の〆で再びヨーソローする。楽しんじゃうアスル。本当大好きです。

この日沼津の応援団はバックスタンドに、藤枝の応援団はメインスタンドに陣取ったのですがラブライブ好きの藤枝サポーターの人はメインスタンドから敬礼して下さってたとか。

前回の記事でも触れましたが、最近ラブライブ関係から足を運んでくれてる方もいらっしゃり、この日のRTもアスル界隈以外の方からも沢山頂きました。
2017-04-09-13-43-55
(写真も撮らせて頂きました。ありがとうございます。おい、サンシャインじゃ無いというツッコミはやめて!ソノダさんいるやろ!)

無理にとは言いません。もし良かったらスタジアムにも遊びに来てください(*´▽`*)RT本当にありがとうございました。(フォローして下さった方もありがとうございます。)

◆前半45分先制点から追加点まで◆
2017-04-09-14-03-05

まずアスルクラロ沼津のスターティングはコチラ
myboard

2週間前のダービーとは怪我で沓掛選手を欠く事、左サイドが太田選手から白石選手に変わった事以外は同じメンバーです。


試合はどちらが主導権を握るか?という前半の立ち上がりに動きます。
4分左サイドの突破から薗田選手のシュートのこぼれをキャプテン尾崎瑛一郎選手が決め沼津が幸先よく先制点を奪います。

出鼻を挫かれ立て直したい藤枝でしたが、9分セットプレーから最後はDFのオウンゴールという形で沼津がリードを広げます。

この時間帯、沼津は左サイドの攻撃が非常に効いていました。以前の試合でも書きましたが、沼津のストロングポイントは右サイドの中村&尾崎選手のJ3屈指の右サイドアタック。前節の富山戦、その前の藤枝、福島戦を見ていただくとお分かりいただけるかなん?と思います。

故に相手の虚を突き、左から仕掛けた沼津が結果として上手く2点を奪う事に成功しました。(他にも薗田選手にチャンスがありましたが、ピッチの悪さもありボールが足に収まらず…という場面もあったり)

 ◆最大のピンチを救った守護神・石井のビッグプレー◆
さて、藤枝はやられっぱなしだったのか?否、そんな事はありません。時間経過と共に中盤でボールを保持し沼津の守備陣を打開しようと試みます。
しかし 、ガッチリとバイタルエリアから自軍エリアを消す沼津に決定的な1本を通すことが出来ません。前回狙った右サイドは沼津のMF白石選手がキッチリ下がりスペースを埋める事で同じくDF左SB藤嵜選手の背後は中々狙い辛く、アタッキングサードで仕事をさせたい枝本選手にはスペースが足りない状況を作られているといった感じでしょうか?
2

しかし、攻撃を繰り返せば当然綻びも生まれます。右サイドから大きく展開した藤枝MYFCが左サイドの突破に成功。これを沼津の尾崎選手が倒してしまい藤枝はPKを獲得します。 

押し込まれる時間が続いていただけに、ここで1点返されると一気に藤枝に流れを持っていかれてもおかしくない大事な場面。追いつかれたくない沼津サポーターからも「綾(りょう*GK石井選手名前)」コール
応援団の中にいた小さなサポーターからも「止めろ!」の声が丁度少し静かになったピッチに聞こえました。

この小さなサポーターの声が石井選手の背中を押したのか、PKのコースを完璧に読み切り最大のピンチを凌ぎきります。



 ◆中盤を引き剝がす戦略と藤枝に足りなかった厚み◆
2-0とリードで前半を折り返した沼津。後半は藤枝がより攻撃的に来る事が予想されます。
実際の所、後半45分は守る時間がかなり続きました。点数差を考えても「守備ありき」でゲームを作る吉田監督らしい采配だと感じましたが、同時に藤枝が「攻め切れない」とう点が大きかったと思います。
 myboard3
後半、藤枝は右のサイドバック的な位置に1枚選手を配置しました。3バックを主にするチームスタイルですが、沼津の左サイド白石選手がかなりチェイスしていく為、沼津の左サイドエリアを手薄にするのが目的ではないかと思います。
沼津は同様に2トップの青木選手・薗田選手が高い位置からチェックして行く為、藤枝はCBでボールを回し一度食いつかせ、薄くなった中盤を経由しトップ下のスペース、最終ラインの裏のスペースを狙っていくシーンを多く演出していきます。
勿論、何度か危険なシーンはありましたが「怖い」というシーンは少なく感じました。

怖いシーンが少なかった一番の理由は中央からの選択肢の少なさです。
失点する場合、多くが2、3種類の選択肢からどれかをやられる。という展開なのですが、藤枝はこの時DFラインの裏という選択肢しか用意されていなかった。
それに失敗し2次攻撃で右サイドから展開した場合はクロスからの攻撃がこのフォーメーションではあまり用意されていなかった 。と感じました。





 お互いターゲットマンを投入してから沼津の吉田監督が足が速く執拗にチェイス出来る染矢選手を投入した所でほぼチェックメイトだったと思いました。(真面目な話終わり)

最後はその染矢選手がダメ押しゴールを決めて3-0 アスルクラロ沼津にとって初タイトルのスルガカップを掴み取りました!

2017-04-09-15-56-34
 
 






では、今回はこの言葉で〆たいと思います。
天皇杯に向かって、全速前進ヨーソロー!からの…敬礼<(*´▽`*)

2015-09-09-22-39-50

前日から当日午前中に豪雨のごとく吹き荒れた台風の影響は何処へやら、快晴の秋空に恵まれたIAIスタジアム日本平。
この日、天皇杯2回戦 清水エスパルスvs藤枝MYFCの『静岡ダービー』を観戦に行ってきました。
2015-09-09-17-42-21
見ろよ!富士山のやつまだ傘さしてらぁw

天皇杯の観戦は昨年の3回戦、清水エスパルスvsコンサドーレ札幌 (大榎前監督就任2試合目かな?
 【you@あず】天皇杯 清水エスパルスvsコンサドーレ札幌戦 観戦記 
 以来ですね。(←この時、専修大学とかの神奈川県予選の事をすっかり忘れている

今年は『静岡ダービー』これは観に行かねば
myboard
 スタメンはこんな感じ(藤枝の中盤の3枚の配置が、もしかしたらちょっと違うかもしれない)
藤枝は前節で佐藤将也が警告を受け出場停止。
清水は控えにもレギュラー陣が大前・竹内を除き、軒並みおらず完全なサブチーム
(リザーブ:碓井、鎌田、松原、本田、竹内、水谷、大前) 

試合の見どころは、どこまで藤枝が村田を抑えるかと、守ってから久富、大石を中心に攻めるカウンターを藤枝が決められるか。といったところだろうか。

そうそう、そういえば試合前にバックスタンド最前列の写真を撮ってきた。IAIスタジアムは、やはりピッチまでとても近い
2015-09-09-17-26-39
 
開始直後から主導権を握り得点を重ねるエスパルス 
試合が始まると、清水は試合前練習通り長短のボールを織り交ぜ展開する。
特にこの日藤枝のCBに入ったカミンスキー(ジュビロのカミンスキーの兄)は体格には恵まれるものの足が遅く裏への飛び出しには全く対応できない。
恐らく、テセあるいはウタカが先発すると読んだのだろうが、北川や河井とのマッチアップはミスマッチで、清水もそこを徹底して狙っていた。
ケアに左サイドの橋本が追われる為、しばしば村田の前に広大なスペースを与え、結果として前半11分に河井、15分には石毛の追加点を与えJ1とJ3の格の違いをまざまざと見せ付けているかの様な試合となった。

試合を戻したエースの一撃
このまま清水の圧倒したショーが始まるのか?
この時は誰もがそう思っただろう。リーグで苦汁をなめさせられているサポーターも「まぁ格下とはいえ今日はうまく入るね」と一様に胸を撫で下ろしていた。
だが試合はまだ始まったばかりだ。藤枝の10番久富が前を向いてボールを持てる場面が訪れる。外からカットインしてきたが、一度逆サイドの枝本へ、それを難しいパスではあったが、エース大石が左足で合わせて2-1の1点差に詰め寄る。アーリークロス気味の左サイドからのボールをDFを背負いながら左足で合わせたゴールは見事の一言だった。これは櫛引を責められない。
この一撃が藤枝に「俺たちは戦える!通用する!」というエネルギーを与えてしまった。

今季のエスパルスが抱える悪癖が顔を出す 
失点するとあっという間にDFラインがズルズル下がり、MFが下がり、自信無さげに無難なプレーを始める。
これが、今年のエスパルスだ。失敗しても気にしないような図太い選手が居ない。そして、それを鼓舞できるDFや守備的な選手が居ない。
2失点目は中盤からふわりとした浮き球をDFラインの裏に通される。サポーターは「オフサイドだろ!」と主張するが、オフサイドであるか無いか以前に失点直後に前に4枚の選手が流れ込んでくる相手に対し、棒立ちでディフェンスしてしまったDFの意識の段階で失点は時間の問題だったと感じる。
ただ、これが今季のエスパルス。1つの失点が良かったすべてを帳消しにしてしまう。 


前半終了 清水 2-2 藤枝


あー、なんだよこのチーム!なんとかしてくれよー!どうしてウタカベンチにいないんだよー!助けてくれよー!ウタカー!
2015-09-09-19-57-45
 あ、ウタカさん居た!(ウタカなら俺の隣で…

プレーの技術・精度・強度
後半、よくザッケローニ前代表監督が「インテンシティ」(プレー強度)なんて言ってたけど、まぁ色々な捉え方はあるでしょうが、この点では圧倒的にこの試合では藤枝の方が上でした。
清水は、後半特に低い位置からの長いボールが増えます。これは中盤以下が守備寄りに吸収されて間延びしているから&前半通用した村田君のサイドが相変わらず大きく空いているから
でも、これ多分藤枝が張った罠だったんです。何回村田君を走らせたでしょうか?何回彼のフォローに周りが走ったでしょうか?
技術的に清水の選手の方が高くても、当然疲労だったり、目的もなく同じエリアから仕掛ければ相手も慣れるしキレは無くなる。切り札になるはずの攻撃のエリアが完全に死滅させられていました。時折見せる攻撃も散発として、もはや開始直後の15分は夢劇場だったのかというレベル。
対する藤枝は、満生や大石が前線で体を張り、中盤は焦らずボールを回し攻撃の準備を整えます。
今年、J1~JFLまで色々見ましたが、感じた一番の違いは『高いレベルの状態をどのスピードでプレー出来るか?』というプレースピードの差でした。
つまり、もうこの時間は藤枝がやりたいペースで試合を作れる状態になっていた。のだと思います。

外してしまった危険選手、久富のドリブル
まぁ、そんなこんなで徐々に清水は牙城を剥がされていくわけです。
そしてとうとう10番の久富がドリブルでマークを振りほどきます。グランダーのクロスを枝本が決めて藤枝が勝ち越し!

 大前投入・しかし立ちはだかったのは藤枝GK朴一圭
失点直後、本当はリーグを考え温存しておきたかったであろう大前、竹内を投入します。
直後に大前は別格の突破を見せますが、シュートはGK朴の正面。
以降も、ポストを叩くシュートを含め、GK朴にしっかり止められてしまいます。藤枝のGK朴一圭はJ3でも屈指のGKだと私は以前から思っております。実際彼の勇気ある飛び出しやセーブが何点か危ないシーンを救っていました。それでも、こうゴールに嫌われるのは今年の清水だな…。
そして、とどめの4点目が藤枝の枝本選手によって後半40分にさされました。

2015/09/09 天皇杯 2回戦 清水エスパルス vs 藤枝MYFC

 まさにジャイアントキリング、藤枝が清水に歴史的勝利
2015-09-09-20-57-19
タイムアップの笛が鳴り藤枝サポーターからは歓喜の声があがります。
クラブの歴史に1ページが刻まれました。
2015-09-09-20-59-33


あれ?俺今年おんなじような光景観たぞ!? あれ…あれ…
iphone 098
まちゅもとやぁあああああまあああがああああああ

試合後は、清水サポーターから挨拶に来た藤枝の選手に
「藤枝おめでとう!」
「次も勝てよ!」

と温かい声援が送られていました。
市川大祐(現FC今治) 
斎藤俊秀(現エスパルスアンバサダー)
と色々ゆかりのあるチームですからね。

そして、彼らのあいさつの前後でサポーターに挨拶するエスパルスの選手には、疎らな冷たい拍手でした…。 

藤枝MYFCは以前見たチームとはかなり変わっていました。
特に枝本選手はこんな良い選手だったのかと、満生、大石が体を張ります。ここ最近の好調はここだなと。時間が作れる事。そして、サボらず縦に走る久富は相手にとって猶予をくれない事。
FWの大石選手は以前よりサイドも含めてよりポストワーク出来る範囲が広がったと思います。
昨年のボックスストライカーの様な働きと同時に、後半の2点を枝本選手が決めたように、彼の作ったエリアだったりを使える可能性も出てきたのかな?と
もしかしたら前半戦鳴りを潜めていたのはこれを会得するためだったのでしょうか?

藤枝MYFCの皆さま本当におめでとう。
そして清水エスパルスはこれでリーグに専念ですね。何よりピッチ内での声が少なすぎる!話せ、もっと話せ!

そんなこんな帰ってきて速攻で書いた記事でした。
お風呂入ってこよっと…では! 

気がつけば試合から2週間も経ってしまった(汗
しかし、試合に関しては結構覚えている。

前回の第一試合、YSCCと桐蔭横浜大学の記事はコチラから
【you@あず】天皇杯神奈川県予選 第一試合YSCC対桐蔭横浜大学  

少し話は第二試合からは逸れるが、この後神奈川代表になった桐蔭横浜大学は、一回戦を愛知代表・FCマルヤス岡崎敵地で4-1で破り、今日(9/5)に2回戦でJ1・湘南ベルマーレに挑戦する。 

 天皇杯の公式ホームページ
 第95回天皇杯 各地でのダービーが熱い! 
(外部リンク) 

ここにもあるように「見て、やって楽しいサッカー」が湘南相手にどこまで通じるのか注目である。

2015-08-19-18-26-06
 
さて、本題。SC相模原を見るのは実に久しぶりだ。 
【you@あず】初めてのJ3 藤枝MYFC vs SC相模原(J3ってどんな感じなのか?編) 
【you@あず】初めてのJ3 藤枝MYFC vs SC相模原(試合編) 
いや!懐かしい!2014年の9月かな?

当時は藤枝MYFCに市川大祐選手が居て、高原選手とのベテラン同士のマッチアップに胸が熱くなった。

私はSC相模原を毎試合観ている訳ではないので、この時観たチームとの比較みたいな感じになってしまうかもしれません。
単にたった2試合を並べるのもどうかな?とは思いますが、 思ったことを書かせてください。
対して、専修大学は大学サッカーを席巻していましたが、今年は思った程の成績をリーグで残せていない様子。この試合でも“大きく印象に残る”というシーンは正直あまり無かった(専修大の内容を気になって記事を見た方には申し訳ないがそんな感じ)
前のプレーヤーにボールを入れるという点は一試合目の桐蔭横浜大と同じではあるが、桐蔭横浜大が前線のプレーヤーの高さに入れていたのに対し、専修の方がラインの裏を狙ったり、楔にしたり前後への変化は少し多かったかな位で、全体的にDFまで戦術や対応力の許容範囲がある程度コンパクトにまとまった チームだな。といった印象。

因みに試合は序盤からSC相模原がペースを掴んでいました。
FWの服部、そして初めて見るタレスというFW。ボールを運べる曽我部が前を向いたり抜け出してシュート出来たり 。
惜しいシーンだったのは、服部が最終ラインから抜け出したシーン
 myboard
メインスタンドから観てて、少しファーに流れ気味に見えたんですけどこの段階でもうシュートコース無かったんですよね。
選択肢は3つで
①GKのニア下 ②GKのニア上 ③GKのファーサイド下
結構全部選択肢としては難しくて、ニア下はがっちりポジショニングされてるし、ニア上に打つのはかなり難しい。
ファーの下は腰の回転こそ必要だけど、誘い込まれた罠なのかな?といった感じ。
最初の抜け出しでDFに体を当てて中を向けたらもっと楽だったのかもしれませんが、実際の距離感はわからないので理想論。
服部選手は前回観た時も思いましたが、ガッチリしてて抜き去るスピードよりも競り合いながらチャンスを広げてくれそう。あと何気にヘディング上手ですよね?

もう一人のFWタレス選手は、前への推進力はあるけど、ボールを預ける意味ではちょっと落ち着かない高原選手みたい。いや、容姿がでは無く、高原選手の代わり。良さも有れば、高原選手の様なベテランの持ち味である巧みなキープでは安定し無さそう。

そんなこんな押してたSC相模原ですが、低い位置でボールを奪われアッサリと先制点を与えてしまいます。(ここはシュートを冷静にニアに決めた専修の選手も上手かった。) 

前半も半ばに差し掛かると、専修も修正し慣れてきたのか、SC相模原の攻撃が機能しない。
前4枚で作る攻撃は、ちょっと機能停止。誰かが持ってもコンビネーションが無いのでギャップが作れない=目の前の相手を止めればいい。

特に、昨年も見たこのチームの心臓である曽我部選手は凄く窮屈にプレーしてるなという印象。
昨年は後ろから佐野というサポートがあったが、このチームの中盤、トロ・須藤はあまり前に顔を出さない。

あれ?須藤ってこんな選手だっけ??もっとサポートして良い選手だったと思ったんだけどな??
と思って、一緒に行ったtakuさんに話を振ったら「須藤は今年来た選手だべ」と
あれ?っと思って去年の記事を読み返したら
KA・N・NO ○
SU・DO・U  ×
あ、なるほど菅野選手(現長野パルセイロ)だったのかと

そんなわけで、昨年の菅野・佐野がサポートしながら中をかき回していた曽我部選手の姿は無く、サイドから何とか打開点を模索してる感じ。(もっとサポート欲しい)

 あと、サイドバックが本当上がらない。それも曽我部選手を苦しめてる。
現代的な、サイドのアタッカーを追い越していくサイドバックと言うより、なんか少し昔のイタリアなんかの守るためのサイドバックって感じ。
ボランチも含めて6枚で守る意味はあるのだろうか?(恐らく、CBの足の遅さへの対策なのかもしれませんけど?)
昨年観た時は、それこそ佐野・菅野が居て、サイドはそれほど攻撃参加しなかったけど(特に左サイドは藤枝MYFCの久富選手の対応に追われていたし)中央から少しずつ押上げ、かき乱してFWが決める。これはすっかり鳴りを潜めてしまったといった感じでした。

YSCCの試合もそうだったのですが、この2試合共に勝敗を分けたのは、運動量でも足元の技術でも無く“柔軟性”だったと思います。

試合は生き物なんて言う様に、90分の中で変化し対応していかなくてはなりません。
そうい意味でJ3の2チームはチームとして対応力の幅という意味で大学生2チームに劣ったかなと思いました。(頑なだったというべきか)
いつも思った通りのゲームプランが出来るわけではありませんし、相手にやられている、通じていない部分は修正しなくてはなりません。

そうしないと、ナントカ榎監督みt(ry …恨み節はやめようw:もはやネタ

この2試合が本当に“ジャイアントキリング”だったのか?そこに関しては疑問が残りました。
カテゴリー的にはそうなんでしょうけどね。
初めて触れましたが、大学サッカーって凄いなぁとも思いました。とか思いながら帰路につきました。

2015-08-19-20-46-17

さて、冒頭にも申しましたが、今夜桐蔭横浜大がJ1湘南ベルマーレに挑みます。
チームのスタイル的にも、正に彼らにとっては鍔迫り合いをする様な随分やりづらい相手になってしまったなとは思いますが、J1相手にどこまで出来るか(他の順天堂大などを含め)楽しみです。

※天皇杯参加チームの関係で大学サッカーのリーグが9日(水曜)に一部開催日変更になっているチームがあります、大学サッカー観に行く方はご注意を 

「お前ん中のジャイアントキリングを起こせ」 

今日はこの辺で

こんにちは、先週の水曜日(8月19日)に同じフットボールマンションの住人takuさん(『taku』ツイッター)の誘いもあり、天皇杯神奈川県予選準決勝を観戦してまいりました。

既にtakuさんの記事があがっています。是非そちらも一緒に見て頂けるとより楽しんでいただけるかと思います。
【taku】天皇杯神奈川県予選 YSCC対桐蔭横浜大学 専修大学対SC相模原  

試合の記事は鮮度が命!…私の記事ずいぶん遅くなってしまったので急がねばw

さて、今年の天皇杯といえばポスターが人気漫画『GIANT KILLING』を起用した事で話題になりました。
一発勝負のトーナメント大会では「ジャイアント・キリング」まさに「番狂わせ」も楽しみです。

●静岡を出発  
そんな訳で会場であるBMWスタジアムを目指し、平塚へ出発します。
①新幹線で小田原まで→平塚まで東海道線
②東海道線で鈍行
の二択でしたが30分位しか変わらないのに、特急券の分で値段が倍近く違うので、今回は鈍行で行きました。
東海道線で買う時は、切符が1,660円区間(静岡から小田原、平塚から沼津だったかな?)までしかないので、みどりの窓口でお買い求めになる事を推奨します。(後清算は、精算機で弾かれます。)
TOICAを持っていないので(SUICAは持ってるくせに)その場合は不明。
2015-08-19-08-37-17
 どうでも良い話ですけど、熱海は乗り換えには少し手狭ですね。昔から思っていましたけど、伊豆方面への乗り換えもあるしもう少し大きくてもいいのでは?と思ったり、でも繁忙期以外は十分なのかな?

そんなこんな、えっちらほっちら平塚に到着
2015-08-19-13-51-39
 
時間が早かった事も有り、少し大学生の野球を平塚球場で見ました。
こういった陸上競技場や野球場が一緒にあるタイプの施設ならではの出会いですね。
フラッとバットの音やボールの音に足を運んだからこそ見れた。といった感じです。
IMG_2736
 (今回は重複する写真も多かったので、takuさんの写真をお借りします。)

2015-08-19-15-09-35

●第一試合 YSCCvs桐蔭横浜 
まずは前回出場のYSCCと県大学2位の桐蔭横浜

YSCCはJ3では大苦戦中です。すみません私、知ってる選手いません。
IMG_2742

桐蔭横浜は、13番の吉田選手が浜松開誠館出身。もしかしたら、数年前に母校応援で高校サッカー観に行った際に相手チームで出てたかもしれません。
IMG_2743

 近年、Jに優秀な選手を送り出してる大学サッカー。そして、現在J3最下位とはいえ、Jの看板を背負っているチームの対戦。2試合目の専修大学vsSC相模原を含め、ある意味私はこの後衝撃を受けました。

試合開始から攻勢に出たのは桐蔭横浜。11番の長身、鈴木選手をターゲットに裏を10番の石川選手が狙ったり、一度落として7番の山根選手を中心に展開したり。
一旦戻して4番のCB佐々木(宏)選手から大きく右サイドの13番吉田選手、8番の佐々木(俊)選手を使ったり左サイドを上げたりと揺さぶりをかけます。

image


特に印象に残った素晴らしかった選手は4名
・11番鈴木選手…彼の身長を活かした戦術はチームの柱の1つだった。対峙したYSCC4番・松田選手にも負けていなかった。
 ・4番佐々木選手…右サイドへ正確かつ速いフィードは見事だった。最終ラインに広く展開できる選手は重要だなと改めて感じた。
・5番金子選手…攻守にわたって良く走り危険な芽を摘み取っていた。サポート意識も素晴らしかった。

そして、MVP級だったのは7番の山根選手(ウィザス高校出身)彼はこの試合では別格の選手だった。近づけばいなされ、距離をとれば展開され、無理と判断すれば、素早く下げる。
技術、判断力共に素晴らしく、YSCCの選手は彼を終盤の疲労が見えた時間帯まで捕らえる事は出来なかった。

桐蔭横浜のチーム自体も、展開に合わせ選手が動き、常に互いがパスの出し所を意識していた。
中に選手が切り込めば、空いた外のスペースを使う動きをしたり展開していく先がいくつもの未来を見せていた。
対し、YSCCは足元の技術と言う点では全体的には格上ではあったが、短い足元への単発なパスが目立ち、『崩す』とか『相手をかき乱す』という意識はかなり欠けていた。
故に、しっかり守備ブロックを中盤・最終ラインで作られてしまうと先の展開が作れなかった。 

しかし、試合と言うのは面白く可笑しなもので、先制したのはYSCCであった。セットプレーから4番の松田選手がスルスルスルと相手左サイドの選手の所へ。ミスマッチを突き、FKから頭で競り勝つとボールをエリア中へ落とし、一瞬生まれたポケットの様な空間からボレーシュートでゴールが決まる。
そのボレーも完全なミートで無く、少しふわりとした分GKも触りきれなかった。

その後は、柔軟性に富んだ桐蔭横浜がジワリジワリと力を見せ2ゴールを奪い逆転に成功。
後半、流石に疲労が見えた時間帯にYSCCは畳み掛けるように前線のフレッシュなプレーヤーを投入するが、ゴールは生まれずに試合終了。

1試合目から早速大学生がJクラブを破るという展開となった。
試合を分けたのは、やはり90分という時間の中で様々な攻撃を見せた桐蔭と頑なに中央で足元、足元になってしまったYSCCとの柔軟性の差だと私は感じた。

それと同時に初めて見る大学サッカーのレベルの高さを見せつけられた。

以下当時のツイッターでの感想
 おい、殆ど書いて無いやんw 小学生みたいな感想だな。

さて、長くなりそう&出勤時間が近いので2試合目 専修大学vsSC相模原はまた後程。 
桐蔭横浜の山根選手!要チェックや! 

このページのトップヘ