フットボール マンション

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タグ:個人フットサル

かつて、かなりの初心者向け個人フットサルについて記事を書いたことがあります。
記事→【taku】個人フットサルのレベルに思うこと
今日はそれにまた行ってきて、かなりの初心者向けに開催される個人フットサルについて感じた話。


・膝が痛いという話
話に先立ち、私事なのですが3月にフットサルで膝を痛めまして、それ以来の球蹴りとなりました。
その時、私の左膝は90度に曲がったままになりました。
正確には、まっすぐ伸ばそうとすると激痛に苛まれた、という感じです。
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丸2日、痛くてつかまり立ちすら難しく、本当にサッカーができなくなるんじゃないだろうか、、、
なーんて考えたり、、、
もしや仕事休めるかもwwwとか思ったりしていました、、、


痛みが引くまで2か月くらい安静。
階段の登りでは痛みは感じるものの、日常生活に支障はなくなり、先日から仕事の後に自宅の周りをフラフラ歩くようになりました。


医者からは親の製造物責任を宣告され、PL法を適用し父親と母親に抗議したいところですが、仕方がないことなのでだましだましやっていこうと決意。
手術の可能性も示唆されましたが、先天的に関節の形状が悪いと言われたのに、膝のクッションとなる半月板を部分切除するメリットが見いだせず今日運動した後の状態で17日大学病院の先生に見てもらおうかなーなんて、重くとらえず球蹴りにレッツゴー。


(半月板を取って、さらに怪我して関節がダメなら、、最後は人工関節とか言われたときは医者って嫌なヤツだなーって思いましたね)


(そのくせ、注射で痛みが引くと紹介しながら注射はしたくないって言うんだもの、、、)


(痛み引いても根本が解決しなきゃ、注射するだけ同じじゃないか?とも)




膝に注射とか、想像できないくらい痛そうじゃない????


さぁて、球蹴りに向けて入念に道具を確認。
シューズ、ユニフォーム、レガース、、、あれ、、、、レガースがありません。




・フットサルの会場は暑い
会場はビルの屋上です。
10時すぎ開始、12時過ぎ終わりなので、朝の涼しさの中どれだけ出来るかに期待しましたが、日本の夏はそれを許してくれませんでした。
ビルのエアコンの排熱や強い日差しでピッチが熱を持ち、復帰早々ヒドイ個人フットサルになりました。


この会場でのかなりの初心者向け個人フットサルは以前、初心者の女性を連れてきても楽しめる(多少の問題はありましたが)空気感があり、多くの女性の参加者(特に初心者)を期待しましたが、1人しかいませんでした。


徐々に暑さと日差しが厳しくなり、最後はヘロヘロで終了でしたが、確かな満足感がありました。
膝は笑っていましたし、信じられないくらい汗をかき、ややオーバーワークな感も。。。



(今日のフットサルの話はここまで、ここからはかなりの初心者向け個人フットサルやフットサルの運営スタッフについて)



・闘牛のごとく
体感ではありますが、同じ初心者でも女性は”人に対してむやみに突っ込む”ことはしませんが、男性は多くの場合闘牛のように次々”手近なボールホルダー”に特攻を仕掛けてきます。
ボールを奪って、相手のゴールに奪うのが球蹴りの本質ですから、致し方ないことですが、彼らは男女を区別せず”手近なボールホルダー”に特攻するので、ちょっと厄介です。
足を出されるくらいならまだしも、体でドーン!!と来られると、ケガの危険があります。

球際が弱いと言われる日本人ですが、超初心者に限って言えばプレミア初期くらいに熱い肉体言語の世界がそこにあります。

こういう人には、対戦時に引き付けて直前でボールを引いたり、パスをして無駄に走らせたり、無理にボールを取りに行っても取れないことを知ってもらいたいです。(私にはそんな技術はありません)

初心者向け個人フットサルで、守備は大抵はコースを切ればいいのであって、何でもかんでも気持ち前プレスを実行すればいいわけではないことに気が付いてほしい。
中途半端に手や体で相手を止めたり、何でもかんでも足出して蹴られるのは危険だということをお仲間の人や、運営スタッフは教えてあげて欲しいですね。



・運営スタッフは時間係か

個人フットサルの運営スタッフは普段は進行役が主な仕事ですが、参加人数が少ないときは穴埋めのためにプレーすることがあります。
彼らはあくまで運営スタッフであり、インストラクターではありません。


とはいっても、かなりの初心者向け個人フットサルでは多くの場合、闘牛になってしまう初心者、早く強いプレスをかけてしまう経験者、身体能力をいかんなく発揮してしまう人、ドリブルで抜きまくってラストパスを出す俺優しい!!と錯覚している”ドヤァ系経験者”など、様々な人がいるわけです。


かなりの初心者向け個人フットサルが一体誰のためにあるのか?


なんて高尚な話はしても価値観の相違しか生まないのでしょうけど、かなりの初心者さんがプレーできる環境をフットサル場として提供するための努力はもっとされるべきではないか?
と思います。
我々は個人では持ちえないフットサル場を求めて個人フットサルに行きますが、それは同時に一定とは言わずともかなりの初心者さんが”対価”を支払って参加したい、”用意されるべき品質の最低ライン”が存在すると思うのです。
それは各フットサルが各々で違うのでしょうが、”用意されるべき品質の最低ライン”を吟味しないで、ただ単純に人数を集めることだけに終始するのは、残念です。
(実際は、難しいんでしょうけど)


プレー中に気になったことは、本音を言えば当事者同士で物言いをつけたいところですが、参加者同士でそれをやると互いのあら探しになってしまい、雰囲気が悪くなります。
ぜひ運営スタッフが”注意”や”声掛け”をしてほしいところです。
彼らは”運営スタッフ”なのだから。



・現実は色々難しい
初心者に優しいフットサルという話は良く聞く話で、フットサル場にはさまざまな”お約束”つきの初心者向けフットサルはあります。
でもそれらの多くは形骸化していて、運営は最初のチーム決め時のアナウンスでアリバイを確保している程度で、プレーをアジャストするべきだと教えてくれるフットサル場は稀。


だから、多くの場合初心者向け個人フットサルはまるでドッグランなのです



なんとかならないもんかねー。

3連休ですので、2日連続でフットサルに行ってまいりました。
場所は町田のフットサル場です。
このフットサル場では、最近初心者向けのレベル設定を新たに追加しており、まったく初めてフットサル・サッカーに触れる初心者でも楽しくやれる個人フットサルを目指しています。
今回はそのレベルに参加してきました。



新しい初心者レベルでは次のようなお約束をうたっています。
・接触によるボールの奪い合いの禁止
・早いプレッシャーの禁止
・強いシュートの禁止
これは電話での予約時にも確認をされました。
電話での確認をされたので、レベル設定が随分徹底しているもんだなと感心しました。



そして、この3つの約束について補足します。
フットサル場のオフィシャルな掲示物によると、
・接触によるボールの奪い合いの禁止とは、ボディコンタクトを伴うプレー全般の禁止です。
・早いプレッシャーの禁止とは、女性の参加者には特に余裕を持たせるプレーをすることです。
・強いシュートの禁止は、トゥキックを含む禁止です。
さらに、サッカー・フットサル経験者の参加は、未経験者の人に合わせてプレーする場合に限り可能であるとの但し書きがありました。
これが実現しているなら、初心者・女性が楽しんでプレーできると思います。




では、実際はどうったのか、それをお話したいと思います。




参加者は15人。
そのうち女性は3人で、1名は私の身内です。
彼女は今日がフットサルデビューであり、正真正銘の初心者でしたので、私がこのクラスに合わせる形での参加をしておりました。
このフットサル場は何度も利用したことがあるので、集まったメンツも多少なりと実力がわかります。
どう見ても、このレベル設定にはそぐわない実力者が数名。
彼らがどう振る舞うかが気になります。



始まってみると、2名の女性はパスを受けたり、シュートをするといった基本的な動作は初心者でありながらも、まったくの初心者というわけではなさそうでした。
男性陣も差はあれど、蹴り慣れていない初心者は無いように見受けられました。
女性にもパスが入り、シュートを放つなど、非常に良い入り方をしたかのように見えました。



しかし、プレーをしていて気になる点が出てきました。
2番目の約束が守られていないのではないかという疑問です。
いくつか切り取って紹介します。
女性1
(ピンクが女性。黄色は敵。青色が私。)

女性が前線でパスを受けられそうなので、水色のラインにパスを出しました。
パスに反応した女性がボールを受けに動きます。
しかし、相手DFが女性を追い抜きクリアをしてしまいました!!!
(信じられない!!)

このパターンで、女性に一番近いDFはパスコースからは遠い位置にいました。
女性へのパスは決して早いものではありませんでしたが、約束2の「早いプレッシャーの禁止」があるので、ゴレイロが素早く出てくることも心配することもなく、早々守備陣にカットされる心配はないと思っていましたが、男性DFは一気に加速して女性より先にボール達しました。

唖然としました。
初心者である女性に対してそこまでソリッドな守備対応が必要だったでしょうか。
明らかにやりすぎです。


人間には”反射”という生来備わった危機回避の機能があります。
ゴレイロをしていて、シュートに思わず反応してしまうことや、正対した相手が出したパスに足が出ることはよくあることです。
今回のパターンは果たして反射による行動なのでしょうか。
違うと思います。


次のパターンです。

女性2

(ピンクが女性、青が味方、水色は相手)

女性が前線に残っているパターンです。
(これはよくある配置です)
青の味方は女性に向かってパスを出しました。
それに反応した水色の相手は全速力で女性に向かって走っていきます。

まずこの時点で気持ち悪いですね。

そして、そのまま女性の進路に入り止まります。
女性は苦し紛れにシュートを打ちますが、フォームはぐちゃぐちゃで、枠を捉えるには至りませんでした。

このパターンも同じです。
約束その2「早いプレッシャーの禁止」の原則が守られていません。
コートを担当するフットサル場のバイト君はみんなの前で注意しませんので、以降も何度も同じ光景を目にすることになりました。




そこで休憩の間、「3つの約束」について少し考えてみました。
体で当たりにいかない、強いシュートを打たないのは考えるまでもなく、非常に簡単です。
やらなければいいんです。
では、なぜ「早いプレッシャーの禁止」は守られないのでしょうか。
運営によると、「早いプレッシャーの禁止」=「女性の参加者には特に余裕を持たせるプレーをする」と解釈するようです。
”余裕を持たせる”とは何をすることで生まれるのでしょうか。


それは普段自分たちがやっているスピードを落とすことです。


一緒に参加したポンチョビ国王の言葉を引用します。

その通りです。
普段、ダッシュする場面でもジョグやウォークに留める。
受け手を考え、やさしいパスを出す。
寄せのテンポを遅らせる、あえていかない。
こうした配慮があれば、女性や初心者にも少しは余裕が生まれるでしょう。



全てにおいてプレースピードを落として、経験者は決して初心者との間に壁を作ってはいけないと主張する国王の意見は、このレベルのコンセプトに合致しています。
(あえてのミスはやりすぎの向きもあるかもしれませんが)


また、女性の感じ方も注目すべき点です。
休憩の合間にツィートした内容ですが、そのまま連れの女性に確認してみました。
「全速力で男性が横を駆け抜けていくだけでも、怖いと思わないか?」という質問には「非常に怖い」とのこと。
次に「男性が必要以上に距離を詰めてきたら怖いと思わないか?」と聞いてみましたが、「非常に怖い」と同じ答えが返ってきました。


これでいいのだろうか。
私はフットサル場にとって、女性や初心者が安心して参加できるレベル設定は重要なことだと思っています。
特に女性の初心者がノビノビ楽しめる雰囲気があるフットサル場を作りだすことの重要性は高いと思います。
個人フットサルは見知らぬ同士が集まって、フットサルをするので雰囲気を作り出すのは難しい側面もあるので、今回いったフットサル場のようにまだ日が浅いところではまだまだこれからの話なのかもしれません。





もう1つ、考えてみたいことがあります。
「早いプレッシャーの禁止」=「女性の参加者には特に余裕を持たせるプレーをする」の”早いプレッシャー”についてです。
荒っぽい守備の技術論になりますが、DFがボールを保持する相手にアプローチする過程とは、”相手を視認する”→”相手との距離を詰める”→”相手の間合いに飛び込む”→”相手のボールを奪う”の順序に行います。


では、「早いプレッシャーの禁止」とはどの段階のことをいうのでしょうか。
おそらく”相手との距離を詰める”or”相手の間合いに飛び込む”のいずれかが「早いプレッシャーの禁止」に当たると考えられます。
このフットサル場の運営サイドがそれをどちらで考えているか。
それは確認もしていないので、わかりません。


ただ、個人的見解では”相手との距離を詰める”→「チェック・距離を詰めるプレス」、”相手の間合いに飛び込む”→「タックル」だと思っていますので、”相手との距離を詰める”スピードを落とすことが、約束その2を守る必要条件だと思います。




最後に考えさせられる女性の意見を紹介します。
これは一緒に行った連れの女性から聞かされたものです。よくあることですが、うまい男性は「フィニッシュだけ女性にやらせれば、女性はそれで満足だろう」と女性のプレーに対する考えを低く見積もりすぎています。
確かにシュートを打てば、やんややんやと言われるだけあって、最初は女性も悪い気はしないでしょう。
とはいっても、前線に常駐しビルドアップや崩しの中には加わらず、フィニッシュで女性にパスをするのは女性にとって、疎外感を感じることもあるようです。
特に約束によって抑制されたからと言って、スピードに乗ったドリブルで突き進んでいく男性がシュートを女性にさせようとするのは、いい気持ちがしないようです。
競技ではなく、エンジョイ志向でやっているので、女性がチームの一員であると感じられるような配慮も必要だということです。


さて、今回は個人フットサルのレベル、女性・初心者向けレベルで実際に体験したことを記事にまとめてみました。
皆様のご意見をお聞かせください。
では、また。



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