前編をお読み頂きありがとうございました。
後編は試合開始から、試合後のお話です。
入場直前、笑顔で子ども抱っこする菊岡。
スターティングイレブンを改めて確認しましょう。
GK藤吉は一昨シーズンぶりの出場です。
DF陣は昨シーズンと同じ4バックとはいえ、工藤以外は新加入の面々。
MFはベテランの井上、深井、菊岡に加えて、薩川サッカーの申し子岩渕、ボランチ挑戦中の曽我部。
CFに長身の服部。
一方、FC東京はCBの吉本がトップチームの選手で、オリンピック世代の中島や幸野、平岡、野澤と実力のある若手が出場です。
SC相模原がコーナーキックを獲得すると、オーロラビジョンにはこんな画像が出ます。
ハーフタイム、トイレから戻ると最前列に噛付く少女たちがいました。
ハーフタイムでダンスが披露され、それに夢中だったようです。
ハーフタイムのお約束イベント、ケミカル電子プレゼンツ、ハーフタイムダンスコンテント。
タオルマフラーを振り回して選手からサインボールを貰おう、という企画です。
メインスタンドでは可愛らしい女の子がサインボールをget!!
試合は1-0でsの勝利で終わりましたが、決勝点は優しい顔をした必殺仕事人、新婚ホヤホヤの井上平。
J3ハイライトまで待てない人のためにブレブレ動画。
1-0になってからも社長の顔はやや険しいまま。
開幕戦は、驚きの7280人を動員しました。
元代表選手や有名お笑い芸人が集うドリームマッチを年1回開催した上で、平均3000人。
お隣の先輩、町田ゼルビアとのダービーで5000人程度。
そんなSC相模原の開幕戦がいきなり7000人越えを記録したことは、少なくない驚きを内外に与えたはずです。
吹田スタジアムでYS横浜と対戦したガンバ大阪U23が3000人超、盛岡と対戦したセレッソ大阪U23が1800人程であったことを踏まえると、近場のFC東京U23は集客の見込める”太いお客さん”になる可能性があると思えます。
次はセレッソ大阪U23との試合が4月24日にありますので、どんなスタジアム模様になるのか楽しみですね。
今日の試合でMF25番 普光院がJリーグデビューを果たしました。
フリーランで積極的に相手の2ラインに対して仕掛けていた姿が印象的でした。
交代の井上平にはスタンドから惜しみない拍手。
新10番は最後の最後に時間を使うために登場したような恰好となりました。
次は必殺スルーパスでゴールを演出してほしいですね。
今日のヒーロー井上平は「これからは自分が引っ張っていかなくては」と語りました。
確かに去年は高原、森がいて、3人目という感じでしたが、今シーズンは2人が去り、プレーでも、ピッチ内外での振舞いにおいても牽引役の1人として期待される存在です。
今日は服部の落としから利き足とは逆の左足で決めましたが、得意のヘディングは何度かあったチャンスをものに出来ませんでした。
より精度の高いフィニッシュワークでチームの勝利に貢献してくれることを期待したいです。
「点が入らなくイライラ。。」と語った監督ですが、初戦を勝利で飾ったことで一安心といったところでしょう。
今日の試合ではいくつかの課題も見えましたので、次節ホームYSCC戦に向けて修正してほしいところです。
落ち着いたプレーで貢献した曽我部ですが、昨シーズンまで見せていたようなアグレッシブな攻撃を見せることはできませんでした。
今はボランチとして、監督の求めるプレーに試行錯誤といった感じでしょうか。
イケメンぞろいのSC相模原の中でも、特に井上平が好きだという女性は結構いると思います。
表情の柔らかさが女性を虜にする秘訣なのでしょうか。
昨季8得点、今季は何点取れるか注目です。
SC相模原恒例のハイタッチイベントです。
ゲームキャプテンの深井。
決勝点の井上、1トップで相手DFとの競り合いをほとんど勝った服部。
恐ろしいまでのボールハンティング能力と走力を見せた保崎、WAONカードをアピールしたキム。
新しいサッカーの中心の菊岡、リハビリ中の天野。
Jリーグデビュー普光院、GK藤吉、新加入CBルーカス。
ボランチ挑戦中の曽我部、離脱中の長身Fwアレシャンドレ。
途切れなく続くハイタッチの列を見て驚きました。
J1のクラブでは到底実現できない、この圧倒的に選手を身近に感じられるイベントは大きな効果を持っていると思います。
開幕はベンチ外の安藝、藤吉にスタメンを奪われた佐藤。
イケメンSB 寺田、恐怖の左足を持つ成田、離脱中の川上。
ベストショットは普光院。
これは女性受けしますね(*´ω`*)
帰って来た元10番、坂井。
右サイドで躍動した牧内。
中盤で正確なパスワークを見せた岩渕。
新10番、飯田。
フランチャイズプレーヤー工藤。
試合雑感。
序盤からボールを狩る時、狩らずにステイするときのon・offがハッキリしているように見て取れました。
ただ、相手はコンパクトでキレイな2ラインを敷いてきた以外にチーム、個人としても特筆すべき点がありませんでした。急造チームとはいえ、ちょっと期待外れな感もありました。
相模原はルーカスの左足から何度も前線にフィードをして局面の打開を狙いました。
また、ボランチの片方がCBの間に落ちてSBを押し上げる工夫を見せていました。
それでも前半に点は奪えず、試合は後半へ。
好機はSC相模原の方が多かった印象ですが、攻めきれなかった感も。
後半、疲労で動きが鈍っていく選手も出ましたが、基本的には前半と同じく服部にボールを当てて、落としを受ける形からチャンスを何度かつくりました。
得点シーンはセットプレー崩れから一度最終ラインにボールを戻してフィードを蹴り込んだ形でした。
牧内のフィード、服部の落とし、井上のシュート、それぞれが質が高かったのも事実ですが、FC東京は相手の最終ラインへボールが下げられたことで自分たちがラインを上げて前からプレスに行きたいところで出来ず、自らのオリジナルポジションを回復しようとした選手もいて、ややチグハグな対応になってしまったと思います。
ただ、セットプレーの流れから得点したとはいえ、SC相模原は8本もCKがあったので、もう少し枠にシュートを飛ばさなくてはいけないと思います。
現状出場可能な選手では、服部しか1トップ適正のある選手がいません。
アレシャンドレのコンディションが上がってくるまでの間、彼がケガ・疲労で欠場を余儀なくされると大変厳しい戦いになります。
練習でも見せているキムのFW起用を含めて、不測の事態へ備えて損はないと思います。
短寸評。
SC相模原
・服部
90分を通してポスト、フィードのレシーバーとしての役割を果たした。
競り合いでファールになってしまう場面もあったが、J1でプレー経験のある相手CBの吉本に対しても堂々と競り勝った。前線を縦横無尽に走り回り、出足の良いプレスから単独でボール奪取してカウンターに持ち込むなど昨シーズンの成長にさらなる上積みを感じさせた。
足元で受けても、頭で競っても味方に合う”落とし”が出来ていたのは本当に大きい。
得点シーンではバックジャンプしながら左にいた井上に頭で落とすプレーを披露した。
ボールホルダーに後ろからでも手を使って突っ込んでしまうところはやや改善事項だろう。
・菊岡
1トップ下として申し分のない働きを見せた。
試合開始直後からシュートを立て続けに放ち、正確なキックのCKから何度も好機を演出した。
中盤の低い位置、サイドへと自由に顔を出しワンタッチや絶妙な間の取り方からパスを次々に通した。
オフザボールの動きも活発で、ボールの循環をスムーズにした。
曽我部との縦関係でのポジションロールがもっとあっても良いかなと思った。
個人的、今日の試合におけるMVP。
・井上
右サイドで先発し、徐々に左サイドや中央へとポジションを入れ替わりながらゴールに迫った。
サイドの高い位置でボールを保持したときのアイディアはやや物足りないが、出来るプレーの中から最善を選択するシンプルで良いところが目立った。
得点シーンは一瞬、足元にボールが入ってしまったが、うまくDFと間をとり左足で蹴り込んだ。
CKやクロスから好機をフイにしてしまったシーンが何度かあり、それらを1つでも決めていればもっと楽な展開に持ち込めた。
薩川監督の走るサッカーでは、後半に入るとスタミナの面でやや難しさがある。
・曽我部
新しいポジションでの出場となり、やや地味なプレーに終始した印象だったが、危険な位置を察知して俊足を生かしたカットや、ロストボールの回収を見せた。
また、好機と見るや服部への大胆な楔のパスやドリブルで突っかけるなど、本来の持ち味を失くしたわけではない。
個人的には左サイドでカットインからシュート、右サイドを突破してのクロスなどの良さを消してしまう現状はもったいないと思うし、J3にありがちなフィジカルとスピード勝負のヨーイドンに持ち込まれた場合チームの弱点にならないかと心配である。
・岩渕
安定したプレーでチームのポゼッションサッカーを支えた。
チャンスやピンチを正確に読み取り、リスクを回避できたのは素晴らしい。
前線に上がっても、元FWらしくプレーすることを苦にしない。
薩川サッカーの最重要ピースの1人だ。
・深井
前半はやや省エネ気味に服部へ蹴り込むこともあったが、90分プレーした。
こぼれ球を叩いた強烈なシュートは相手GKに惜しくも阻まれたが、年齢を感じさせない運動量とプレー精度でチームに貢献した。
・牧内
前半に何度かクロスを上げるシーンがあったが、いずれも精度を欠いてしまった。
後半に入って高い位置を取れることが多くなり、右サイドが活性化した。
体力を消耗してからは自分のサイドから攻め込まれることが多くなり、やや雑な対応を見せた。
先制のシーンでは、セットプレーの後にバックパスされたボールを中央で受けて前線にフィードし、それを服部が落として井上が決めた。
元々、1つ前のポジションでプレーしていたこともあって、ドリブルはお手の物だ。
今後はクロスの精度、消耗してからの攻撃と守備のバランスを求めたい。
・工藤
ケガから復帰し、1対1で負けることは地上戦、空中戦ともにほとんどなかった。
もっとCBから服部に対して楔を入れてもいいと思うので、ルーカス共々チャレンジしてほしい。
・ルーカス
ボールを受けて得意の左足で前線へフィードを繰り返した。
ただ、効果的だったのは最初だけで、その後はチームが菊岡を中心に密集を細かいパスワークで進む方がより良い攻撃を作っていたので、ただ蹴り込むだけではいけない。
対人では地上、空中ともに負け知らずでゴール前でのセットプレーでも存在感があった。
・保崎
粘り強いディフェンスで対面の選手を封じた。
無理の利くタイプの選手で深井、井上と守備は不得手な選手が前方にいながらも相手のアタッカーとの1対1で負けなかった。
ビルドアップでもっと簡単にボランチを使ってもいいんじゃないと思うシーンが2~3.
・藤吉
危険な場面が1度あったが、見事防いだ。
それ以外に大きな仕事は無かったが、出来ればもう少しフィードを正確に蹴りたい。
・普光院
全体の運動量が落ちてきた時間帯にオフザボールの動きで相手DFに脅威を与えた。
細かい技術的なミスや判断ミスはあるにしろ、攻撃的なポジションならどこでも出来るマルチロールさはこれからも相模原にとって重要な戦力。
試合後、ゴール裏に行ってみるとこんなものが。
ケガを早く治して、ギオンスタジアムに登場してほしいですね。
スゴイゲーフラを見つけました。
SC相模原の試合が開催されている裏側には多くのボランティアスタッフの活躍があります。
試合の設営から、モギリ、試合後のごみの分別まで様々なところに多くの人が関わっています。
普段スムーズでキレイな環境で観戦できている、この当たり前の部分に彼らの尽力があること、これは声を大にして広めていきたいですね。
1-0の勝利で開幕を飾ったSC相模原、次節はホームギオンスタジアムでYSCC横浜と対戦します。
今日見せてくれたパスワークからの得点を次節でも期待したいですね。
では、また
後編は試合開始から、試合後のお話です。
入場直前、笑顔で子ども抱っこする菊岡。
スターティングイレブンを改めて確認しましょう。
GK藤吉は一昨シーズンぶりの出場です。
DF陣は昨シーズンと同じ4バックとはいえ、工藤以外は新加入の面々。
MFはベテランの井上、深井、菊岡に加えて、薩川サッカーの申し子岩渕、ボランチ挑戦中の曽我部。
CFに長身の服部。
一方、FC東京はCBの吉本がトップチームの選手で、オリンピック世代の中島や幸野、平岡、野澤と実力のある若手が出場です。
SC相模原がコーナーキックを獲得すると、オーロラビジョンにはこんな画像が出ます。
ハーフタイム、トイレから戻ると最前列に噛付く少女たちがいました。
ハーフタイムでダンスが披露され、それに夢中だったようです。
ハーフタイムのお約束イベント、ケミカル電子プレゼンツ、ハーフタイムダンスコンテント。
タオルマフラーを振り回して選手からサインボールを貰おう、という企画です。
メインスタンドでは可愛らしい女の子がサインボールをget!!
試合は1-0でsの勝利で終わりましたが、決勝点は優しい顔をした必殺仕事人、新婚ホヤホヤの井上平。
J3ハイライトまで待てない人のためにブレブレ動画。
1-0になってからも社長の顔はやや険しいまま。
開幕戦は、驚きの7280人を動員しました。
元代表選手や有名お笑い芸人が集うドリームマッチを年1回開催した上で、平均3000人。
お隣の先輩、町田ゼルビアとのダービーで5000人程度。
そんなSC相模原の開幕戦がいきなり7000人越えを記録したことは、少なくない驚きを内外に与えたはずです。
吹田スタジアムでYS横浜と対戦したガンバ大阪U23が3000人超、盛岡と対戦したセレッソ大阪U23が1800人程であったことを踏まえると、近場のFC東京U23は集客の見込める”太いお客さん”になる可能性があると思えます。
次はセレッソ大阪U23との試合が4月24日にありますので、どんなスタジアム模様になるのか楽しみですね。
今日の試合でMF25番 普光院がJリーグデビューを果たしました。
フリーランで積極的に相手の2ラインに対して仕掛けていた姿が印象的でした。
交代の井上平にはスタンドから惜しみない拍手。
新10番は最後の最後に時間を使うために登場したような恰好となりました。
次は必殺スルーパスでゴールを演出してほしいですね。
今日のヒーロー井上平は「これからは自分が引っ張っていかなくては」と語りました。
確かに去年は高原、森がいて、3人目という感じでしたが、今シーズンは2人が去り、プレーでも、ピッチ内外での振舞いにおいても牽引役の1人として期待される存在です。
今日は服部の落としから利き足とは逆の左足で決めましたが、得意のヘディングは何度かあったチャンスをものに出来ませんでした。
より精度の高いフィニッシュワークでチームの勝利に貢献してくれることを期待したいです。
「点が入らなくイライラ。。」と語った監督ですが、初戦を勝利で飾ったことで一安心といったところでしょう。
今日の試合ではいくつかの課題も見えましたので、次節ホームYSCC戦に向けて修正してほしいところです。
落ち着いたプレーで貢献した曽我部ですが、昨シーズンまで見せていたようなアグレッシブな攻撃を見せることはできませんでした。
今はボランチとして、監督の求めるプレーに試行錯誤といった感じでしょうか。
イケメンぞろいのSC相模原の中でも、特に井上平が好きだという女性は結構いると思います。
表情の柔らかさが女性を虜にする秘訣なのでしょうか。
昨季8得点、今季は何点取れるか注目です。
SC相模原恒例のハイタッチイベントです。
ゲームキャプテンの深井。
決勝点の井上、1トップで相手DFとの競り合いをほとんど勝った服部。
恐ろしいまでのボールハンティング能力と走力を見せた保崎、WAONカードをアピールしたキム。
新しいサッカーの中心の菊岡、リハビリ中の天野。
Jリーグデビュー普光院、GK藤吉、新加入CBルーカス。
ボランチ挑戦中の曽我部、離脱中の長身Fwアレシャンドレ。
途切れなく続くハイタッチの列を見て驚きました。
J1のクラブでは到底実現できない、この圧倒的に選手を身近に感じられるイベントは大きな効果を持っていると思います。
開幕はベンチ外の安藝、藤吉にスタメンを奪われた佐藤。
イケメンSB 寺田、恐怖の左足を持つ成田、離脱中の川上。
ベストショットは普光院。
これは女性受けしますね(*´ω`*)
帰って来た元10番、坂井。
右サイドで躍動した牧内。
中盤で正確なパスワークを見せた岩渕。
新10番、飯田。
フランチャイズプレーヤー工藤。
試合雑感。
序盤からボールを狩る時、狩らずにステイするときのon・offがハッキリしているように見て取れました。
ただ、相手はコンパクトでキレイな2ラインを敷いてきた以外にチーム、個人としても特筆すべき点がありませんでした。急造チームとはいえ、ちょっと期待外れな感もありました。
相模原はルーカスの左足から何度も前線にフィードをして局面の打開を狙いました。
また、ボランチの片方がCBの間に落ちてSBを押し上げる工夫を見せていました。
それでも前半に点は奪えず、試合は後半へ。
好機はSC相模原の方が多かった印象ですが、攻めきれなかった感も。
後半、疲労で動きが鈍っていく選手も出ましたが、基本的には前半と同じく服部にボールを当てて、落としを受ける形からチャンスを何度かつくりました。
得点シーンはセットプレー崩れから一度最終ラインにボールを戻してフィードを蹴り込んだ形でした。
牧内のフィード、服部の落とし、井上のシュート、それぞれが質が高かったのも事実ですが、FC東京は相手の最終ラインへボールが下げられたことで自分たちがラインを上げて前からプレスに行きたいところで出来ず、自らのオリジナルポジションを回復しようとした選手もいて、ややチグハグな対応になってしまったと思います。
ただ、セットプレーの流れから得点したとはいえ、SC相模原は8本もCKがあったので、もう少し枠にシュートを飛ばさなくてはいけないと思います。
現状出場可能な選手では、服部しか1トップ適正のある選手がいません。
アレシャンドレのコンディションが上がってくるまでの間、彼がケガ・疲労で欠場を余儀なくされると大変厳しい戦いになります。
練習でも見せているキムのFW起用を含めて、不測の事態へ備えて損はないと思います。
短寸評。
SC相模原
・服部
90分を通してポスト、フィードのレシーバーとしての役割を果たした。
競り合いでファールになってしまう場面もあったが、J1でプレー経験のある相手CBの吉本に対しても堂々と競り勝った。前線を縦横無尽に走り回り、出足の良いプレスから単独でボール奪取してカウンターに持ち込むなど昨シーズンの成長にさらなる上積みを感じさせた。
足元で受けても、頭で競っても味方に合う”落とし”が出来ていたのは本当に大きい。
得点シーンではバックジャンプしながら左にいた井上に頭で落とすプレーを披露した。
ボールホルダーに後ろからでも手を使って突っ込んでしまうところはやや改善事項だろう。
・菊岡
1トップ下として申し分のない働きを見せた。
試合開始直後からシュートを立て続けに放ち、正確なキックのCKから何度も好機を演出した。
中盤の低い位置、サイドへと自由に顔を出しワンタッチや絶妙な間の取り方からパスを次々に通した。
オフザボールの動きも活発で、ボールの循環をスムーズにした。
曽我部との縦関係でのポジションロールがもっとあっても良いかなと思った。
個人的、今日の試合におけるMVP。
・井上
右サイドで先発し、徐々に左サイドや中央へとポジションを入れ替わりながらゴールに迫った。
サイドの高い位置でボールを保持したときのアイディアはやや物足りないが、出来るプレーの中から最善を選択するシンプルで良いところが目立った。
得点シーンは一瞬、足元にボールが入ってしまったが、うまくDFと間をとり左足で蹴り込んだ。
CKやクロスから好機をフイにしてしまったシーンが何度かあり、それらを1つでも決めていればもっと楽な展開に持ち込めた。
薩川監督の走るサッカーでは、後半に入るとスタミナの面でやや難しさがある。
・曽我部
新しいポジションでの出場となり、やや地味なプレーに終始した印象だったが、危険な位置を察知して俊足を生かしたカットや、ロストボールの回収を見せた。
また、好機と見るや服部への大胆な楔のパスやドリブルで突っかけるなど、本来の持ち味を失くしたわけではない。
個人的には左サイドでカットインからシュート、右サイドを突破してのクロスなどの良さを消してしまう現状はもったいないと思うし、J3にありがちなフィジカルとスピード勝負のヨーイドンに持ち込まれた場合チームの弱点にならないかと心配である。
・岩渕
安定したプレーでチームのポゼッションサッカーを支えた。
チャンスやピンチを正確に読み取り、リスクを回避できたのは素晴らしい。
前線に上がっても、元FWらしくプレーすることを苦にしない。
薩川サッカーの最重要ピースの1人だ。
・深井
前半はやや省エネ気味に服部へ蹴り込むこともあったが、90分プレーした。
こぼれ球を叩いた強烈なシュートは相手GKに惜しくも阻まれたが、年齢を感じさせない運動量とプレー精度でチームに貢献した。
・牧内
前半に何度かクロスを上げるシーンがあったが、いずれも精度を欠いてしまった。
後半に入って高い位置を取れることが多くなり、右サイドが活性化した。
体力を消耗してからは自分のサイドから攻め込まれることが多くなり、やや雑な対応を見せた。
先制のシーンでは、セットプレーの後にバックパスされたボールを中央で受けて前線にフィードし、それを服部が落として井上が決めた。
元々、1つ前のポジションでプレーしていたこともあって、ドリブルはお手の物だ。
今後はクロスの精度、消耗してからの攻撃と守備のバランスを求めたい。
・工藤
ケガから復帰し、1対1で負けることは地上戦、空中戦ともにほとんどなかった。
もっとCBから服部に対して楔を入れてもいいと思うので、ルーカス共々チャレンジしてほしい。
・ルーカス
ボールを受けて得意の左足で前線へフィードを繰り返した。
ただ、効果的だったのは最初だけで、その後はチームが菊岡を中心に密集を細かいパスワークで進む方がより良い攻撃を作っていたので、ただ蹴り込むだけではいけない。
対人では地上、空中ともに負け知らずでゴール前でのセットプレーでも存在感があった。
・保崎
粘り強いディフェンスで対面の選手を封じた。
無理の利くタイプの選手で深井、井上と守備は不得手な選手が前方にいながらも相手のアタッカーとの1対1で負けなかった。
ビルドアップでもっと簡単にボランチを使ってもいいんじゃないと思うシーンが2~3.
・藤吉
危険な場面が1度あったが、見事防いだ。
それ以外に大きな仕事は無かったが、出来ればもう少しフィードを正確に蹴りたい。
・普光院
全体の運動量が落ちてきた時間帯にオフザボールの動きで相手DFに脅威を与えた。
細かい技術的なミスや判断ミスはあるにしろ、攻撃的なポジションならどこでも出来るマルチロールさはこれからも相模原にとって重要な戦力。
試合後、ゴール裏に行ってみるとこんなものが。
ケガを早く治して、ギオンスタジアムに登場してほしいですね。
スゴイゲーフラを見つけました。
SC相模原の試合が開催されている裏側には多くのボランティアスタッフの活躍があります。
試合の設営から、モギリ、試合後のごみの分別まで様々なところに多くの人が関わっています。
普段スムーズでキレイな環境で観戦できている、この当たり前の部分に彼らの尽力があること、これは声を大にして広めていきたいですね。
1-0の勝利で開幕を飾ったSC相模原、次節はホームギオンスタジアムでYSCC横浜と対戦します。
今日見せてくれたパスワークからの得点を次節でも期待したいですね。
では、また