フットボール マンション

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タグ:井上平

前編をお読み頂きありがとうございました。
後編は試合開始から、試合後のお話です。

入場直前、笑顔で子ども抱っこする菊岡。
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スターティングイレブンを改めて確認しましょう。
GK藤吉は一昨シーズンぶりの出場です。
DF陣は昨シーズンと同じ4バックとはいえ、工藤以外は新加入の面々。
MFはベテランの井上、深井、菊岡に加えて、薩川サッカーの申し子岩渕、ボランチ挑戦中の曽我部。
CFに長身の服部。
一方、FC東京はCBの吉本がトップチームの選手で、オリンピック世代の中島や幸野、平岡、野澤と実力のある若手が出場です。
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SC相模原がコーナーキックを獲得すると、オーロラビジョンにはこんな画像が出ます。
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ハーフタイム、トイレから戻ると最前列に噛付く少女たちがいました。
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ハーフタイムでダンスが披露され、それに夢中だったようです。
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ハーフタイムのお約束イベント、ケミカル電子プレゼンツ、ハーフタイムダンスコンテント。
タオルマフラーを振り回して選手からサインボールを貰おう、という企画です。
メインスタンドでは可愛らしい女の子がサインボールをget!!
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試合は1-0でsの勝利で終わりましたが、決勝点は優しい顔をした必殺仕事人、新婚ホヤホヤの井上平。
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J3ハイライトまで待てない人のためにブレブレ動画。


1-0になってからも社長の顔はやや険しいまま。
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開幕戦は、驚きの7280人を動員しました。
元代表選手や有名お笑い芸人が集うドリームマッチを年1回開催した上で、平均3000人。
お隣の先輩、町田ゼルビアとのダービーで5000人程度。
そんなSC相模原の開幕戦がいきなり7000人越えを記録したことは、少なくない驚きを内外に与えたはずです。
吹田スタジアムでYS横浜と対戦したガンバ大阪U23が3000人超、盛岡と対戦したセレッソ大阪U23が1800人程であったことを踏まえると、近場のFC東京U23は集客の見込める”太いお客さん”になる可能性があると思えます。
次はセレッソ大阪U23との試合が4月24日にありますので、どんなスタジアム模様になるのか楽しみですね。
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今日の試合でMF25番 普光院がJリーグデビューを果たしました。
フリーランで積極的に相手の2ラインに対して仕掛けていた姿が印象的でした。
交代の井上平にはスタンドから惜しみない拍手。
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新10番は最後の最後に時間を使うために登場したような恰好となりました。
次は必殺スルーパスでゴールを演出してほしいですね。
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今日のヒーロー井上平は「これからは自分が引っ張っていかなくては」と語りました。
確かに去年は高原、森がいて、3人目という感じでしたが、今シーズンは2人が去り、プレーでも、ピッチ内外での振舞いにおいても牽引役の1人として期待される存在です。
今日は服部の落としから利き足とは逆の左足で決めましたが、得意のヘディングは何度かあったチャンスをものに出来ませんでした。
より精度の高いフィニッシュワークでチームの勝利に貢献してくれることを期待したいです。
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「点が入らなくイライラ。。」と語った監督ですが、初戦を勝利で飾ったことで一安心といったところでしょう。
今日の試合ではいくつかの課題も見えましたので、次節ホームYSCC戦に向けて修正してほしいところです。
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落ち着いたプレーで貢献した曽我部ですが、昨シーズンまで見せていたようなアグレッシブな攻撃を見せることはできませんでした。
今はボランチとして、監督の求めるプレーに試行錯誤といった感じでしょうか。
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イケメンぞろいのSC相模原の中でも、特に井上平が好きだという女性は結構いると思います。
表情の柔らかさが女性を虜にする秘訣なのでしょうか。
昨季8得点、今季は何点取れるか注目です。
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SC相模原恒例のハイタッチイベントです。

ゲームキャプテンの深井。
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決勝点の井上、1トップで相手DFとの競り合いをほとんど勝った服部。
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恐ろしいまでのボールハンティング能力と走力を見せた保崎、WAONカードをアピールしたキム。
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新しいサッカーの中心の菊岡、リハビリ中の天野。
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Jリーグデビュー普光院、GK藤吉、新加入CBルーカス。
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ボランチ挑戦中の曽我部、離脱中の長身Fwアレシャンドレ。
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途切れなく続くハイタッチの列を見て驚きました。
J1のクラブでは到底実現できない、この圧倒的に選手を身近に感じられるイベントは大きな効果を持っていると思います。


開幕はベンチ外の安藝、藤吉にスタメンを奪われた佐藤。
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イケメンSB 寺田、恐怖の左足を持つ成田、離脱中の川上。
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ベストショットは普光院。
これは女性受けしますね(*´ω`*)
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帰って来た元10番、坂井。
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右サイドで躍動した牧内。
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中盤で正確なパスワークを見せた岩渕。
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新10番、飯田。
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フランチャイズプレーヤー工藤。
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試合雑感。

序盤からボールを狩る時、狩らずにステイするときのon・offがハッキリしているように見て取れました。
ただ、相手はコンパクトでキレイな2ラインを敷いてきた以外にチーム、個人としても特筆すべき点がありませんでした。急造チームとはいえ、ちょっと期待外れな感もありました。

相模原はルーカスの左足から何度も前線にフィードをして局面の打開を狙いました。
また、ボランチの片方がCBの間に落ちてSBを押し上げる工夫を見せていました。
それでも前半に点は奪えず、試合は後半へ。
好機はSC相模原の方が多かった印象ですが、攻めきれなかった感も。


後半、疲労で動きが鈍っていく選手も出ましたが、基本的には前半と同じく服部にボールを当てて、落としを受ける形からチャンスを何度かつくりました。
得点シーンはセットプレー崩れから一度最終ラインにボールを戻してフィードを蹴り込んだ形でした。
牧内のフィード、服部の落とし、井上のシュート、それぞれが質が高かったのも事実ですが、FC東京は相手の最終ラインへボールが下げられたことで自分たちがラインを上げて前からプレスに行きたいところで出来ず、自らのオリジナルポジションを回復しようとした選手もいて、ややチグハグな対応になってしまったと思います。
ただ、セットプレーの流れから得点したとはいえ、SC相模原は8本もCKがあったので、もう少し枠にシュートを飛ばさなくてはいけないと思います。

現状出場可能な選手では、服部しか1トップ適正のある選手がいません。
アレシャンドレのコンディションが上がってくるまでの間、彼がケガ・疲労で欠場を余儀なくされると大変厳しい戦いになります。
練習でも見せているキムのFW起用を含めて、不測の事態へ備えて損はないと思います。


短寸評。
SC相模原
・服部
90分を通してポスト、フィードのレシーバーとしての役割を果たした。
競り合いでファールになってしまう場面もあったが、J1でプレー経験のある相手CBの吉本に対しても堂々と競り勝った。前線を縦横無尽に走り回り、出足の良いプレスから単独でボール奪取してカウンターに持ち込むなど昨シーズンの成長にさらなる上積みを感じさせた。
足元で受けても、頭で競っても味方に合う”落とし”が出来ていたのは本当に大きい。
得点シーンではバックジャンプしながら左にいた井上に頭で落とすプレーを披露した。
ボールホルダーに後ろからでも手を使って突っ込んでしまうところはやや改善事項だろう。

・菊岡
1トップ下として申し分のない働きを見せた。
試合開始直後からシュートを立て続けに放ち、正確なキックのCKから何度も好機を演出した。
中盤の低い位置、サイドへと自由に顔を出しワンタッチや絶妙な間の取り方からパスを次々に通した。
オフザボールの動きも活発で、ボールの循環をスムーズにした。
曽我部との縦関係でのポジションロールがもっとあっても良いかなと思った。
個人的、今日の試合におけるMVP。

・井上
右サイドで先発し、徐々に左サイドや中央へとポジションを入れ替わりながらゴールに迫った。
サイドの高い位置でボールを保持したときのアイディアはやや物足りないが、出来るプレーの中から最善を選択するシンプルで良いところが目立った。
得点シーンは一瞬、足元にボールが入ってしまったが、うまくDFと間をとり左足で蹴り込んだ。
CKやクロスから好機をフイにしてしまったシーンが何度かあり、それらを1つでも決めていればもっと楽な展開に持ち込めた。
薩川監督の走るサッカーでは、後半に入るとスタミナの面でやや難しさがある。

・曽我部
新しいポジションでの出場となり、やや地味なプレーに終始した印象だったが、危険な位置を察知して俊足を生かしたカットや、ロストボールの回収を見せた。
また、好機と見るや服部への大胆な楔のパスやドリブルで突っかけるなど、本来の持ち味を失くしたわけではない。
個人的には左サイドでカットインからシュート、右サイドを突破してのクロスなどの良さを消してしまう現状はもったいないと思うし、J3にありがちなフィジカルとスピード勝負のヨーイドンに持ち込まれた場合チームの弱点にならないかと心配である。

・岩渕
安定したプレーでチームのポゼッションサッカーを支えた。
チャンスやピンチを正確に読み取り、リスクを回避できたのは素晴らしい。
前線に上がっても、元FWらしくプレーすることを苦にしない。
薩川サッカーの最重要ピースの1人だ。

・深井
前半はやや省エネ気味に服部へ蹴り込むこともあったが、90分プレーした。
こぼれ球を叩いた強烈なシュートは相手GKに惜しくも阻まれたが、年齢を感じさせない運動量とプレー精度でチームに貢献した。

・牧内
前半に何度かクロスを上げるシーンがあったが、いずれも精度を欠いてしまった。
後半に入って高い位置を取れることが多くなり、右サイドが活性化した。
体力を消耗してからは自分のサイドから攻め込まれることが多くなり、やや雑な対応を見せた。
先制のシーンでは、セットプレーの後にバックパスされたボールを中央で受けて前線にフィードし、それを服部が落として井上が決めた。
元々、1つ前のポジションでプレーしていたこともあって、ドリブルはお手の物だ。
今後はクロスの精度、消耗してからの攻撃と守備のバランスを求めたい。

・工藤
ケガから復帰し、1対1で負けることは地上戦、空中戦ともにほとんどなかった。
もっとCBから服部に対して楔を入れてもいいと思うので、ルーカス共々チャレンジしてほしい。

・ルーカス
ボールを受けて得意の左足で前線へフィードを繰り返した。
ただ、効果的だったのは最初だけで、その後はチームが菊岡を中心に密集を細かいパスワークで進む方がより良い攻撃を作っていたので、ただ蹴り込むだけではいけない。
対人では地上、空中ともに負け知らずでゴール前でのセットプレーでも存在感があった。

・保崎
粘り強いディフェンスで対面の選手を封じた。
無理の利くタイプの選手で深井、井上と守備は不得手な選手が前方にいながらも相手のアタッカーとの1対1で負けなかった。
ビルドアップでもっと簡単にボランチを使ってもいいんじゃないと思うシーンが2~3.

・藤吉
危険な場面が1度あったが、見事防いだ。
それ以外に大きな仕事は無かったが、出来ればもう少しフィードを正確に蹴りたい。

・普光院
全体の運動量が落ちてきた時間帯にオフザボールの動きで相手DFに脅威を与えた。
細かい技術的なミスや判断ミスはあるにしろ、攻撃的なポジションならどこでも出来るマルチロールさはこれからも相模原にとって重要な戦力。




試合後、ゴール裏に行ってみるとこんなものが。
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ケガを早く治して、ギオンスタジアムに登場してほしいですね。

スゴイゲーフラを見つけました。
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SC相模原の試合が開催されている裏側には多くのボランティアスタッフの活躍があります。
試合の設営から、モギリ、試合後のごみの分別まで様々なところに多くの人が関わっています。
普段スムーズでキレイな環境で観戦できている、この当たり前の部分に彼らの尽力があること、これは声を大にして広めていきたいですね。
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1-0の勝利で開幕を飾ったSC相模原、次節はホームギオンスタジアムでYSCC横浜と対戦します。
今日見せてくれたパスワークからの得点を次節でも期待したいですね。
では、また

こんにちは。
今回はSC相模原 2015シーズンふりかえりを書きました。
プロ契約、アマチュア契約が混在するチームですので、何をもって良い評価、悪い評価とするかは難しいところでありますが、個人的感想をつらつらと書き連ねました。

非常に熱心な方が多いクラブなので異論は多々あると思います。
あくまで1人の人間がシーズン14試合観戦して感じたことである点、予めご了承ください。
12月は総括、まとめの時期ですので、みなさんもブログ等でやってみてはいかがでしょうか。

監督
辛島啓珠

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今シーズン新たに指揮を執った辛島監督。
守備戦術に定評があるという前評判も聞こえてきたが、開幕当初は上位をキープするも、夏場に全く勝てない時期を過ごし、最終的にシーズン3試合を残してチームを去った。
戦績は33試合 15勝6分12敗 49得点45失点と、課題の守備は課題のままとなってしまった。

今シーズンのSC相模原はスカスカになるバイタルエリア、前後分断、セットプレーの守備がままならないなど、ピッチ上には攻守に渡って問題が満載であり、守備戦術が得意な辛島監督への期待は高かった半面、それらを解決できない監督への煮え切らない思いを抱くことも多かった。
それでも、J2昇格を狙う上位3チームに次ぐ4位でのフィニッシュ、鳥取・富山のJ2経験チームより上位という結果の土台を築いたのは確かであり、前年の6位を上回った点は最大限の評価をされて然るべきだ。


指導者としては、戦術家であり、やや自己完結型の監督であったと感じた。
モチベーターとしては、後任の松原監督に軍配が上がるだろう。

松原良香
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前任者の辞任を受け、3試合限定の監督としてシーズン最終盤の指揮を執った。
非常に細かな約束ごとと、選手へ訴えかける訓示によってチームに規律と一体感をもたらした。
特にDFラインからFWまでのコンパクトなポジショニング、個々人に責任を問うボール奪取と守備でのスライドを徹底し、戦績は3試合 2勝1分0敗 10得点6失点。

辛島監督時代、間延びした布陣で個々の判断により連動しないバラバラなボール狩りを行っていたが、松原監督就任以降、連動した激しいディフェンスからカウンターを繰り出すパターンが見られるようになり、見ている側にも明らかな変化を感じられた。
次年度も継続指揮を期待したいが、12月1日現在未定である。
先日、SD就任が発表され、来季からは監督とは違った立場からSC相模原に関わることとなった。

選手
FW
高原直泰

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今シーズン10番を背負い、33試合2386分に出場し、6得点。
決してゴール数は多くないが、ホーム町田戦での芸術的なゴール、YSCC戦のFKやU22戦のループシュートなど、記憶に残るゴールが多かった。
SC相模原において圧倒的知名度とキャリアを誇る元日本代表FWであるが、かつてのように前線に構えるのではなく、中盤に降りて、もしくはサイドに流れてポスト役、パスの出し手、ドリブル突破を狙う崩し役など、様々な役割をこなしていた。

彼が在籍しているだけで得られる広告効果は計り知れないものがあったが、2015年シーズンをもって退団となることが先日発表された。

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井上平
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優しい顔をした必殺仕事人。
33試合に出場し、主にヘディングで8得点を決めた。
ストライカー、セカンドトップ、2列目のアタッカーとしても機能する柔軟性とボールスキルが特徴的であり、175cmと決して高身長ではないが、ヘディングゴールの多いことから相手の裏を取るポジショニングのうまさも光る。
いわゆる”うまい”選手にありがちな、体力面での不安が若干あるので90分フル活動は望めないのが残念である。
また、試合からまったく消えてしまうこともあり、好不調の波がある。

服部康平
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身長188cmとスケールの大きな選手であり、今シーズンもっとも大きく成長した選手でもある。
18試合の出場で3得点とチーム内では3番手、4番手の選手ではあるが、大卒2年目のシーズンは主にポストプレーで評価された。
一生懸命なプレースタイルで多くのファンに愛されている。
課題はオフザボールの動き、ゲームテンションの管理でまだまだ荒削りで後先考えないプレーが多く、まったく機能しないことや前半でガス欠になることもあった。
私的に、これからの活躍に期待したい選手の1人である。

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樋口寛規
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2015シーズン、チーム得点王。
かつて高校サッカーで大暴れしたFWも高卒で入団した清水エスパルスからレンタル移籍を繰り返し、23歳の今季は4チーム目であるSC相模原で主にFW、右SHでプレーした。
31試合出場、11得点と数字上は申し分ない成績を残したが、その内訳は固め打ちが多かった。
松原監督就任後3試合で5得点、毎試合ゴールを決め、新監督の戦術に一番適合したといえるだろう。
去就は12月1日現在不明だが、高原退団後エースストライカーの第一候補である。

非常に高いシュート意識、素晴らしいスピード、裏への抜け出し、献身的なディフェンスが持ち味である一方、トラップや右足でのシュートを封じられたときに弱さを見せた。
理想とするのは、エスパルスの大先輩である日本代表FW岡崎のようなプレーか。

12月8日開催の合同トライアウトに参加し、残留の可能性が少なくったようである。

タレス
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シーズン途中で加入した元ブラジル世代別代表選手。
うまいのか、うまくないのかイマイチわからないプレーを見せることもあるが、左サイドから切れ込むドリブル、トラップすると見せかけて裏へ抜け出すプレーなど、自らの型を持っている典型的なブラジル人。
14試合で4得点と実績はやや物足りないが、26節から31節にかけて6試合4得点とプチブレイクを果たした。
シーズン最終盤はコンディション不良に陥ったが、出場すれば魔法を見せてくれる。


レオジーニョ(写真無)
とにかく足が速かった。
中盤のセンターに類まれなパスの出し手がいないSC相模原においては、その才能を持て余してしまった。
得点はわずかに2点であり、11試合出場後JFLのマルヤス工業に移籍した。
10代に見違えるほどの容姿でありながら、既に子持ちのパパであり、移籍時は公式発表を待たずに本人がSNSで移籍を発表するなど、何もかもが早かった。


MF
曽我部慶太

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多くの女性ファンがいる相模原のプリンス。
2012年の加入以降、SC相模原の攻撃陣をけん引してきた。
今シーズンは主に左SH、右SH、時にボランチ、トップ下とさまざまなポジションで起用された。
36試合出場、7ゴール11アシストを記録し、J3屈指のタレントであることを改めて証明した。
試合中、熱くなり精神的なムラが見られることも減り、安定感のあるプレーが増えた。
一方で、彼にチャンスメイク、ボールの預けどころ、崩し役、フィニッシャー、セットプレーキッカーと多くの役割が大小さまざま与えられており、チームとして依存度が非常に高い選手である。
仮に長期間の離脱となれば、チームが受ける影響は計り知れない。
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須藤右介
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今シーズン限りで現役を引退する大型ボランチ。
ヴェルディ出身らしく、たしかな足元の技術があり、前線に上がってのプレーも苦にしない。
前任監督の時から中盤でトロと多くの試合でコンビを組み、出場時間もフィールドでは曽我部、トロに次いで多い。
アウェーAC長野パルセイロ戦での逆転ゴールは記憶に残る得点だった。
現役引退発表後の試合では、上がって来たSBの外側を回り込んで走り込みチャンスメイクをし、果敢にシュートを狙うシーンも見せ、ホーム最終戦では先制点の起点となるなど、充実のパフォーマンスを見せた。

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鈴木健太
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チーム旗揚げの頃から在籍しているSC相模原のレジェンドプレーヤー。
2013年に長いリハビリから復帰を果たしたが、今年はまたケガに泣き、フル出場はわずか1試合に留まった。
中盤のどこでもプレー出来るマルチなプレースタイル、パスワークを加速させる確かな技術を備えた選手である。

北原毅之
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SC相模原、お笑い担当。
シーズンの大半を肩の負傷のリハビリに費やしたが、27節で公式戦復帰を果たすと28節から33節までスタメンとして、ほぼ毎試合フルタイムプレーし、その後も貴重な守備のカードとしてベンチ入りを果たした。
危険を事前に察知し、一度食らいついたら離さないタイトな守備が持ち味。
リハビリ中はピッチ外で多くのファンサービスを実践し、距離感の近い選手として人気を集めた。

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トロ
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ブラジルから来たボール奪取の名人。
圧倒的な守備技術の高さで、ボールホルダーに対して後方からもタックルを仕掛け、ノーファールで奪うなど、活躍の場面の多くはディフェンスである。
プレースタイル上、カードコレクターになりがちであり、接触プレーでの交代も。
また、攻撃面での貢献は高いとは言えず、やや物足りなさを感じる。

ファンサービスに熱心で、名前を呼べば笑顔で応える姿を目にすることが多い。


飯田涼
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ファジアーノ岡山から育成型期限付き移籍で加入したテクニカルな選手。
19試合出場 3得点5アシスト。
加入直後から活躍し、柔らかいボールタッチのドリブル、正確なスルーパス、プレースキックでチームに貢献した。
井上平が2列目起用されたことで徐々にポジションを失い、最終盤3試合では試合の流れを変える交代カードとして起用された。
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黒木晃賢
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シーズン途中に契約解除となり、マケドニアへと移籍した。
現在は帰国しており、チーム練習に参加している。


半田優希
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シーズン途中、ヨーロッパのクラブから加入した高校サッカー界の強豪、神村学園出身の19歳。
今シーズンの出場はなかった。
テクニックに優れ、スピードを生かした積極的なプレスが特徴的な選手。
状況判断がやや物足りない印象であり、技術に頼りすぎで持ちすぎなきらいがある。
笑顔の絶えない、ノリの良いファンサービスは好感度が高い。

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永芳卓麿
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栃木SCからシーズン途中加入したレフティ。
当初、中盤での起用が主な出場機会だったが、シーズン終盤にスタメンを勝ち取り、左SBとしてプレー。
松原監督のコンパクトなサッカーにおいて、DFラインの上げ下げやボランチ、SHへのプレス指示など重要な役割を担った。
相模原に数少ない左足利きであり、正確なセットプレーのキッカーでもある。

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成田恭輔

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大学サッカー界の強豪、阪南大より加入した大卒選手。
清水エスパルスユース出身らしく、キック、足元の技術には自信を持っており、左足の強烈なキックが持ち味。
左SB、ボランチ、左SHとして24試合に出場し、4得点2アシストを記録した。
当初、SBとして出場した際は自身の技術を過信したプレーや守備対応のまずさを露呈したが、27節盛岡戦でのロングレンジシュートを決めて以降、途中投入の長距離砲として期待されるようになった。

曽我部のお気に入りなのか、試合のときに2人の絡みが見られることが多い。

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大森啓生
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圧倒的な運動量を誇るSB、主にLSBとして24試合に出場。
11節琉球戦では、自身のサイドを徹底的に攻略され37分での交代を味わうなど、守勢に回ると弱さを見せた。その後、18節に交代投入されると、それ以降試合の終盤にサイドを駆け上がり相手を掻き回すカードとして出場し、23節からは左SBのスタメンに返り咲いた。
絶え間ない上下動を見せる大森は、左CBにSBをビルドアップに使えるパスのうまい選手を配置することでより輝くだろう。
また、中盤サイドの選手がボールを持って大森の攻めあがりの時間を作れるタイプとの相性が良い。



田村仁崇
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今シーズン限りでの現役引退を発表した。
当初LSBとして起用されたが、期待されたほどの活躍は見せられず、その後は試合終盤に切られる4枚目のカードとして数試合出場した。

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フェアー・モービー

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2014年からチームに所属しているCB。
かつてアメリカ合衆国U17代表として、U17ワールドカップに出場した経験を持っている。(同大会には横浜Fマリノス所属のアデミウソンもブラジル代表として出場していた)
昨シーズンは主力として32試合に出場し、今シーズンは27試合に出場。
やや淡泊すぎるロングフィードや、裏を取られ過ぎる点は改善すべきだが、まだ20歳の若者であり、既に通用している強力な体躯を生かした守備は十分な伸びしろを残している。


小谷祐喜
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セレッソ大阪から加入した可愛い系イケメン。
チーム事情からSBでのプレーもあったが、CBとして多くの出場機会を得た。
シーズン当初はゲームフィットネスが不足しており、試合終盤に付いてけなくなることが多かったが、シーズン終盤は積極的なディフェンスや早い縦パスのビルドアップでチームに貢献した。
足が速い方とはいえないが、正対した相手に対しての守備が強い。
2015年シーズンでレンタル期間を終了し、セレッソ大阪に復帰することになった。

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安藝正俊
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鹿島学園、東京学芸大を経て2013年に新卒加入したCB。
積極果敢な守備を信条とし、DFラインを飛び出しても強くに当たりに行くシーンが多い。
一方、ボールホルダーに食いつきすぎて、自身の裏のスペースを利用されることもある。
178cmながら、空中戦での競り合いにめっぽう強い。
今シーズン、第2クールから出場機会を増やし、第3クールは主力選手として活躍。
ビルドアップは縦への意識が強く、グラウンダの楔のパスをFWへ入れだけでなく、機を見てサイドへのロングフィードも積極的に試みる。
来シーズン、攻撃面ではボールの受け方、受けてから素早く展開することを心がければさらにプレーの幅が広がるだろう。

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寺田洋介
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SC相模原屈指のイケメン選手であり、多くの女性ファンがいる。
攻めあがってのクロス、フィジカルに強さを見せ、CBとしても機能する柔軟性も持ち合わせている。
今シーズン主に右SBとして17試合に出場した。
課題は守備面での積極性に欠けるところであり、当たりに行くのか、行かないのかが曖昧なことがある。
ホーム最終戦のAC長野パルセイロ戦では、フィジカルを生かした激しいプレーを見せ、最終秋田戦では出場停止の小谷に変わりCBとして起用された。
シーズン終盤にそれまでの評価が一変した選手。
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森勇介
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かつての悪童は大ベテランの域に達したが、その悪名を再びとどろかせることになってしまった。
今シーズンは20試合に出場し、2回の退場である。
特に32節レノファ山口戦では言い訳の出来ないひじ打ちによって退場となった。

非常にテクニカルなSBで、35歳になった現在もフルタイム出場が可能であり、若き頃に見せた様なダイナミックな攻め上がりは見ることはできないが、敵陣深くまで侵入し上げるクロスは一級品である。
独特のタイミングで抜き去るドリブルでチャンスを作り出すなど、まだまだ活躍が期待できる。

SC相模原から契約満了が発表された。

工藤祐生
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地元相模原出身のフランチャイズプレーヤー。
今シーズンはケガもあり、ベンチ外で過ごすことも多かった。
また、16節盛岡戦では森勇介と2人で退場してしまい以降33節まで出番がなかった。
17試合出場1得点。



天野恒太
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15節琉球戦で大ケガを負い、シーズンを棒に振った。
9節の福島戦では自らゴールを挙げるなど、攻撃性能が抜群なSBとして右サイドで定位置を掴みかけた。
守備の弱さを突かれた大森に変わりLSBとして出場するなど、チーム内での存在感が増していった矢先の大ケガとなり、非常に残念だった。


GK
佐藤健

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驚異的なショットストップを見せるGK。
ハイボールの処理にやや難があるように思うが、近距離から放たれるシュートへの反応はズバ抜けている。
今シーズン、チームとしては失点が多いとはいえ、彼への信頼は揺らぐことが無い。
来シーズンも藤吉と良いライバル関係を築き、互いに高め合いたい。

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藤吉皆二郎
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一昨シーズンとは異なり、シーズン中に出番が回ってくることはなかった。
笑顔が絶えず、他人思いやり、周囲から好かれる存在であり、ベンチ入りメンバーとして、ハーフタイムにロッカーへ戻る選手への労いを忘れない。
チームに欠かせない存在である。
来シーズンも佐藤とのGK争いで互いに高め合っていきたい。
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高木貴弘
試合出場はなく、第3ゴールキーパーとしてチームを陰ながら支えた。
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