フットボール マンション

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タグ:ギオンスタジアム

こんにちは。
今回はSC相模原 2015シーズンふりかえりを書きました。
プロ契約、アマチュア契約が混在するチームですので、何をもって良い評価、悪い評価とするかは難しいところでありますが、個人的感想をつらつらと書き連ねました。

非常に熱心な方が多いクラブなので異論は多々あると思います。
あくまで1人の人間がシーズン14試合観戦して感じたことである点、予めご了承ください。
12月は総括、まとめの時期ですので、みなさんもブログ等でやってみてはいかがでしょうか。

監督
辛島啓珠

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今シーズン新たに指揮を執った辛島監督。
守備戦術に定評があるという前評判も聞こえてきたが、開幕当初は上位をキープするも、夏場に全く勝てない時期を過ごし、最終的にシーズン3試合を残してチームを去った。
戦績は33試合 15勝6分12敗 49得点45失点と、課題の守備は課題のままとなってしまった。

今シーズンのSC相模原はスカスカになるバイタルエリア、前後分断、セットプレーの守備がままならないなど、ピッチ上には攻守に渡って問題が満載であり、守備戦術が得意な辛島監督への期待は高かった半面、それらを解決できない監督への煮え切らない思いを抱くことも多かった。
それでも、J2昇格を狙う上位3チームに次ぐ4位でのフィニッシュ、鳥取・富山のJ2経験チームより上位という結果の土台を築いたのは確かであり、前年の6位を上回った点は最大限の評価をされて然るべきだ。


指導者としては、戦術家であり、やや自己完結型の監督であったと感じた。
モチベーターとしては、後任の松原監督に軍配が上がるだろう。

松原良香
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前任者の辞任を受け、3試合限定の監督としてシーズン最終盤の指揮を執った。
非常に細かな約束ごとと、選手へ訴えかける訓示によってチームに規律と一体感をもたらした。
特にDFラインからFWまでのコンパクトなポジショニング、個々人に責任を問うボール奪取と守備でのスライドを徹底し、戦績は3試合 2勝1分0敗 10得点6失点。

辛島監督時代、間延びした布陣で個々の判断により連動しないバラバラなボール狩りを行っていたが、松原監督就任以降、連動した激しいディフェンスからカウンターを繰り出すパターンが見られるようになり、見ている側にも明らかな変化を感じられた。
次年度も継続指揮を期待したいが、12月1日現在未定である。
先日、SD就任が発表され、来季からは監督とは違った立場からSC相模原に関わることとなった。

選手
FW
高原直泰

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今シーズン10番を背負い、33試合2386分に出場し、6得点。
決してゴール数は多くないが、ホーム町田戦での芸術的なゴール、YSCC戦のFKやU22戦のループシュートなど、記憶に残るゴールが多かった。
SC相模原において圧倒的知名度とキャリアを誇る元日本代表FWであるが、かつてのように前線に構えるのではなく、中盤に降りて、もしくはサイドに流れてポスト役、パスの出し手、ドリブル突破を狙う崩し役など、様々な役割をこなしていた。

彼が在籍しているだけで得られる広告効果は計り知れないものがあったが、2015年シーズンをもって退団となることが先日発表された。

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井上平
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優しい顔をした必殺仕事人。
33試合に出場し、主にヘディングで8得点を決めた。
ストライカー、セカンドトップ、2列目のアタッカーとしても機能する柔軟性とボールスキルが特徴的であり、175cmと決して高身長ではないが、ヘディングゴールの多いことから相手の裏を取るポジショニングのうまさも光る。
いわゆる”うまい”選手にありがちな、体力面での不安が若干あるので90分フル活動は望めないのが残念である。
また、試合からまったく消えてしまうこともあり、好不調の波がある。

服部康平
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身長188cmとスケールの大きな選手であり、今シーズンもっとも大きく成長した選手でもある。
18試合の出場で3得点とチーム内では3番手、4番手の選手ではあるが、大卒2年目のシーズンは主にポストプレーで評価された。
一生懸命なプレースタイルで多くのファンに愛されている。
課題はオフザボールの動き、ゲームテンションの管理でまだまだ荒削りで後先考えないプレーが多く、まったく機能しないことや前半でガス欠になることもあった。
私的に、これからの活躍に期待したい選手の1人である。

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樋口寛規
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2015シーズン、チーム得点王。
かつて高校サッカーで大暴れしたFWも高卒で入団した清水エスパルスからレンタル移籍を繰り返し、23歳の今季は4チーム目であるSC相模原で主にFW、右SHでプレーした。
31試合出場、11得点と数字上は申し分ない成績を残したが、その内訳は固め打ちが多かった。
松原監督就任後3試合で5得点、毎試合ゴールを決め、新監督の戦術に一番適合したといえるだろう。
去就は12月1日現在不明だが、高原退団後エースストライカーの第一候補である。

非常に高いシュート意識、素晴らしいスピード、裏への抜け出し、献身的なディフェンスが持ち味である一方、トラップや右足でのシュートを封じられたときに弱さを見せた。
理想とするのは、エスパルスの大先輩である日本代表FW岡崎のようなプレーか。

12月8日開催の合同トライアウトに参加し、残留の可能性が少なくったようである。

タレス
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シーズン途中で加入した元ブラジル世代別代表選手。
うまいのか、うまくないのかイマイチわからないプレーを見せることもあるが、左サイドから切れ込むドリブル、トラップすると見せかけて裏へ抜け出すプレーなど、自らの型を持っている典型的なブラジル人。
14試合で4得点と実績はやや物足りないが、26節から31節にかけて6試合4得点とプチブレイクを果たした。
シーズン最終盤はコンディション不良に陥ったが、出場すれば魔法を見せてくれる。


レオジーニョ(写真無)
とにかく足が速かった。
中盤のセンターに類まれなパスの出し手がいないSC相模原においては、その才能を持て余してしまった。
得点はわずかに2点であり、11試合出場後JFLのマルヤス工業に移籍した。
10代に見違えるほどの容姿でありながら、既に子持ちのパパであり、移籍時は公式発表を待たずに本人がSNSで移籍を発表するなど、何もかもが早かった。


MF
曽我部慶太

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多くの女性ファンがいる相模原のプリンス。
2012年の加入以降、SC相模原の攻撃陣をけん引してきた。
今シーズンは主に左SH、右SH、時にボランチ、トップ下とさまざまなポジションで起用された。
36試合出場、7ゴール11アシストを記録し、J3屈指のタレントであることを改めて証明した。
試合中、熱くなり精神的なムラが見られることも減り、安定感のあるプレーが増えた。
一方で、彼にチャンスメイク、ボールの預けどころ、崩し役、フィニッシャー、セットプレーキッカーと多くの役割が大小さまざま与えられており、チームとして依存度が非常に高い選手である。
仮に長期間の離脱となれば、チームが受ける影響は計り知れない。
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須藤右介
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今シーズン限りで現役を引退する大型ボランチ。
ヴェルディ出身らしく、たしかな足元の技術があり、前線に上がってのプレーも苦にしない。
前任監督の時から中盤でトロと多くの試合でコンビを組み、出場時間もフィールドでは曽我部、トロに次いで多い。
アウェーAC長野パルセイロ戦での逆転ゴールは記憶に残る得点だった。
現役引退発表後の試合では、上がって来たSBの外側を回り込んで走り込みチャンスメイクをし、果敢にシュートを狙うシーンも見せ、ホーム最終戦では先制点の起点となるなど、充実のパフォーマンスを見せた。

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鈴木健太
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チーム旗揚げの頃から在籍しているSC相模原のレジェンドプレーヤー。
2013年に長いリハビリから復帰を果たしたが、今年はまたケガに泣き、フル出場はわずか1試合に留まった。
中盤のどこでもプレー出来るマルチなプレースタイル、パスワークを加速させる確かな技術を備えた選手である。

北原毅之
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SC相模原、お笑い担当。
シーズンの大半を肩の負傷のリハビリに費やしたが、27節で公式戦復帰を果たすと28節から33節までスタメンとして、ほぼ毎試合フルタイムプレーし、その後も貴重な守備のカードとしてベンチ入りを果たした。
危険を事前に察知し、一度食らいついたら離さないタイトな守備が持ち味。
リハビリ中はピッチ外で多くのファンサービスを実践し、距離感の近い選手として人気を集めた。

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トロ
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ブラジルから来たボール奪取の名人。
圧倒的な守備技術の高さで、ボールホルダーに対して後方からもタックルを仕掛け、ノーファールで奪うなど、活躍の場面の多くはディフェンスである。
プレースタイル上、カードコレクターになりがちであり、接触プレーでの交代も。
また、攻撃面での貢献は高いとは言えず、やや物足りなさを感じる。

ファンサービスに熱心で、名前を呼べば笑顔で応える姿を目にすることが多い。


飯田涼
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ファジアーノ岡山から育成型期限付き移籍で加入したテクニカルな選手。
19試合出場 3得点5アシスト。
加入直後から活躍し、柔らかいボールタッチのドリブル、正確なスルーパス、プレースキックでチームに貢献した。
井上平が2列目起用されたことで徐々にポジションを失い、最終盤3試合では試合の流れを変える交代カードとして起用された。
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黒木晃賢
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シーズン途中に契約解除となり、マケドニアへと移籍した。
現在は帰国しており、チーム練習に参加している。


半田優希
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シーズン途中、ヨーロッパのクラブから加入した高校サッカー界の強豪、神村学園出身の19歳。
今シーズンの出場はなかった。
テクニックに優れ、スピードを生かした積極的なプレスが特徴的な選手。
状況判断がやや物足りない印象であり、技術に頼りすぎで持ちすぎなきらいがある。
笑顔の絶えない、ノリの良いファンサービスは好感度が高い。

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永芳卓麿
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栃木SCからシーズン途中加入したレフティ。
当初、中盤での起用が主な出場機会だったが、シーズン終盤にスタメンを勝ち取り、左SBとしてプレー。
松原監督のコンパクトなサッカーにおいて、DFラインの上げ下げやボランチ、SHへのプレス指示など重要な役割を担った。
相模原に数少ない左足利きであり、正確なセットプレーのキッカーでもある。

DF
成田恭輔

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大学サッカー界の強豪、阪南大より加入した大卒選手。
清水エスパルスユース出身らしく、キック、足元の技術には自信を持っており、左足の強烈なキックが持ち味。
左SB、ボランチ、左SHとして24試合に出場し、4得点2アシストを記録した。
当初、SBとして出場した際は自身の技術を過信したプレーや守備対応のまずさを露呈したが、27節盛岡戦でのロングレンジシュートを決めて以降、途中投入の長距離砲として期待されるようになった。

曽我部のお気に入りなのか、試合のときに2人の絡みが見られることが多い。

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大森啓生
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圧倒的な運動量を誇るSB、主にLSBとして24試合に出場。
11節琉球戦では、自身のサイドを徹底的に攻略され37分での交代を味わうなど、守勢に回ると弱さを見せた。その後、18節に交代投入されると、それ以降試合の終盤にサイドを駆け上がり相手を掻き回すカードとして出場し、23節からは左SBのスタメンに返り咲いた。
絶え間ない上下動を見せる大森は、左CBにSBをビルドアップに使えるパスのうまい選手を配置することでより輝くだろう。
また、中盤サイドの選手がボールを持って大森の攻めあがりの時間を作れるタイプとの相性が良い。



田村仁崇
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今シーズン限りでの現役引退を発表した。
当初LSBとして起用されたが、期待されたほどの活躍は見せられず、その後は試合終盤に切られる4枚目のカードとして数試合出場した。

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フェアー・モービー

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2014年からチームに所属しているCB。
かつてアメリカ合衆国U17代表として、U17ワールドカップに出場した経験を持っている。(同大会には横浜Fマリノス所属のアデミウソンもブラジル代表として出場していた)
昨シーズンは主力として32試合に出場し、今シーズンは27試合に出場。
やや淡泊すぎるロングフィードや、裏を取られ過ぎる点は改善すべきだが、まだ20歳の若者であり、既に通用している強力な体躯を生かした守備は十分な伸びしろを残している。


小谷祐喜
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セレッソ大阪から加入した可愛い系イケメン。
チーム事情からSBでのプレーもあったが、CBとして多くの出場機会を得た。
シーズン当初はゲームフィットネスが不足しており、試合終盤に付いてけなくなることが多かったが、シーズン終盤は積極的なディフェンスや早い縦パスのビルドアップでチームに貢献した。
足が速い方とはいえないが、正対した相手に対しての守備が強い。
2015年シーズンでレンタル期間を終了し、セレッソ大阪に復帰することになった。

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安藝正俊
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鹿島学園、東京学芸大を経て2013年に新卒加入したCB。
積極果敢な守備を信条とし、DFラインを飛び出しても強くに当たりに行くシーンが多い。
一方、ボールホルダーに食いつきすぎて、自身の裏のスペースを利用されることもある。
178cmながら、空中戦での競り合いにめっぽう強い。
今シーズン、第2クールから出場機会を増やし、第3クールは主力選手として活躍。
ビルドアップは縦への意識が強く、グラウンダの楔のパスをFWへ入れだけでなく、機を見てサイドへのロングフィードも積極的に試みる。
来シーズン、攻撃面ではボールの受け方、受けてから素早く展開することを心がければさらにプレーの幅が広がるだろう。

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寺田洋介
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SC相模原屈指のイケメン選手であり、多くの女性ファンがいる。
攻めあがってのクロス、フィジカルに強さを見せ、CBとしても機能する柔軟性も持ち合わせている。
今シーズン主に右SBとして17試合に出場した。
課題は守備面での積極性に欠けるところであり、当たりに行くのか、行かないのかが曖昧なことがある。
ホーム最終戦のAC長野パルセイロ戦では、フィジカルを生かした激しいプレーを見せ、最終秋田戦では出場停止の小谷に変わりCBとして起用された。
シーズン終盤にそれまでの評価が一変した選手。
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森勇介
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かつての悪童は大ベテランの域に達したが、その悪名を再びとどろかせることになってしまった。
今シーズンは20試合に出場し、2回の退場である。
特に32節レノファ山口戦では言い訳の出来ないひじ打ちによって退場となった。

非常にテクニカルなSBで、35歳になった現在もフルタイム出場が可能であり、若き頃に見せた様なダイナミックな攻め上がりは見ることはできないが、敵陣深くまで侵入し上げるクロスは一級品である。
独特のタイミングで抜き去るドリブルでチャンスを作り出すなど、まだまだ活躍が期待できる。

SC相模原から契約満了が発表された。

工藤祐生
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地元相模原出身のフランチャイズプレーヤー。
今シーズンはケガもあり、ベンチ外で過ごすことも多かった。
また、16節盛岡戦では森勇介と2人で退場してしまい以降33節まで出番がなかった。
17試合出場1得点。



天野恒太
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15節琉球戦で大ケガを負い、シーズンを棒に振った。
9節の福島戦では自らゴールを挙げるなど、攻撃性能が抜群なSBとして右サイドで定位置を掴みかけた。
守備の弱さを突かれた大森に変わりLSBとして出場するなど、チーム内での存在感が増していった矢先の大ケガとなり、非常に残念だった。


GK
佐藤健

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驚異的なショットストップを見せるGK。
ハイボールの処理にやや難があるように思うが、近距離から放たれるシュートへの反応はズバ抜けている。
今シーズン、チームとしては失点が多いとはいえ、彼への信頼は揺らぐことが無い。
来シーズンも藤吉と良いライバル関係を築き、互いに高め合いたい。

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藤吉皆二郎
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一昨シーズンとは異なり、シーズン中に出番が回ってくることはなかった。
笑顔が絶えず、他人思いやり、周囲から好かれる存在であり、ベンチ入りメンバーとして、ハーフタイムにロッカーへ戻る選手への労いを忘れない。
チームに欠かせない存在である。
来シーズンも佐藤とのGK争いで互いに高め合っていきたい。
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高木貴弘
試合出場はなく、第3ゴールキーパーとしてチームを陰ながら支えた。
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こんにちは。
今シーズンもうSC相模原の試合は見に行けない、もう記事は書かないと言いましたが、違いました。
本日、明治安田生命J3リーグ第38節 SC相模原対AC長野パルセイロを観戦してきました。
この長野戦が、SC相模原の今季最後のホームゲーム。

加えて、いくつかの要素をはらんだ試合でもありました。
先日現役引退の発表があったSC相模原の20番、MF須藤右介にとっては現役ラストのホームゲームでした。

また、対戦相手の長野にとっては1つ上をいく町田ゼルビアを抜いて、入替戦に出場するために負けられない試合。


J2ライセンスがないので昇格もなく、今後の順位変動もない4位SC相模原、J2昇格と順位変動の可能性があるAC長野パルセイロ。
一般的に、サッカーではシーズン終盤にタイトルや順位変動を伴わないチームはモチベーションが低下し、パフォーマンスが低下する傾向にあります。
また、11月頭に暫定新監督が就任したばかりのSC相模原はチームとして変化の時を迎えています。
風のうわさでは松原新監督の元、アグレッシブなサッカーを目指し日々トレーニングに励んでいるとか、、、
置かれた境遇は全く違う2チームの試合はどんなものになるのでしょうか。


※いくつかの写真に少し加工が加えてありますが、ご了承ください。

試合前

最近、ギオンスタジアムに行く時間が早くなってきています。
以前は11時半くらいに着くようにしていましたが、今は11時前です。
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上の写真の左側にあるイスを見てみると、いろんな選手のサインがあります。
新加入で途中退団となった黒木選手のサイン。

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マケドニア1部のチームへとチャレンジしましたが、現在は帰国中との話も。
youtubeで試合映像を見ましたが、決して恵まれた環境ではない中でプレーしていたようです。
次のキャリアがどこになるか、気になりますね(´・ω・`)


スタジアムにつくと、駆けつけ3杯ではないのですが、基本は眞田珈琲で一服します。
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真ん中に書いてあるエチオピアを選んでみました。
味わい深い珈琲を頂きながら、スタジアムグルメやブースをウロウロ。

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オムそばのおばちゃん。
気合いの入った呼込みが印象的。
以前、一度買った気がします。

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少し肌寒さも感じるこの頃、暖かいごはんは重要です。

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手前の串焼きのお兄さんを撮ったはずが、後ろの売り子の女の子が焼きそばを食べている姿がセンターにきています(゚∀゚)
デジタル一眼を買っても、撮影技術や構図のお勉強をしないので、たくさん撮ってもうまく収まっていなかったり、ブレたりしていることが多いです(/ω\)
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珍しいダチョウの肉をチーズロールで頂くお店。
そういえば、今節ってスタグル一覧が公式に出ていましたか?
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女性に大人気、クレープ屋さん。
寒いとやや売り上げが伸びないかもしれませんね。
晴れ間が出てきた12時以降はどうだったのでしょうか。

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若いお兄ちゃんの呼び込みが印象的なお店。
ポップコーン、ホットドックと聞くと、ふと映画館を思い出したり、、、

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淡路島カレーのお店。
数えるほどしかないスタグルで2件あるカレー屋のうちの1つ。
うどんを売ったり、鳥汁をやったりはしない方のカレー屋さん。

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クレープ2件目。
さすがに競合すると厳しいかなーなんて思ってパシャリ。
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子どもが大好きなフライドポテト。
早い時間から子どもたちが並んでいました。


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郵便局ブースでは、クレジット機能付きカードを作るとなんかくれたみたいですが、自分には必要ではなかったので、丁寧にお断りしました。
それでも、「グッズもらえますし、どうですか?」とダメ押しの声掛けをするお兄さんのバイタリティは素晴らしい。
今日、一日の成果はどうだったんでしょう。
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この試合、パルセイロサポーターはバス3台で駆け付けたとのことです。
アウェーバスが中止になるクラブもある中で、ここまでの集客を実現する要因はなんなのでしょうか。

早い時間からスタグルエリアはパルセイロサポーターで埋め尽くされ、まさかのホームがアウェーのような奇妙な状態に(´Д`)
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レゲエのミニライブもやっておりました。
「実は俺、半田で~す」みたいなネタをちょびっと期待しましたけど、本職の方でした。
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斜めで読みにくい、、、けど
リボンみたいでカワ(・∀・)イイ!!
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選手へのメッセージを皆さん書いておられます。
女性が多い印象。
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スタグルエリアに戻ると、どこかしもパルセイロサポーターの皆さん。
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恒例の応援練習をのぞき見です。

(誰だ!!のぞきは得意ですよね!!とか言ったヤツ!!(゚Д゚)ノ )
須藤選手のチャントも練習したようです。







今日のお昼ご飯
ワンツードンさんで今日のお昼。

ミニ鳥汁 200円。
ホロホロと溶けるような鶏肉、味のしみ込んだ豆腐と大根がおいしかったです(゚∀゚)
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チキンサンド(500円)もいただきます(゚∀゚)
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チキンサンドをつくるマスターを激写|д゚)




郵便局のキャラクターが搬送されていました。
シュールすぎんだろ( ゚Д゚)
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スタジアムに入って

入り口では、12月5日に一部リーグへの昇格入替戦に臨むノジマステラ神奈川相模原の告知ビラ配りがありました。
パルセイロサポのお姉様方、ご入場((((oノ´3`)ノ
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ゴール裏では早くも須藤のゲーフラを掲げる人も。
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試合前開始前、盛り上がって来たゴール裏。
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対するAC長野パルセイロのゴール裏。
めっちゃ人おる!!( ゚Д゚)
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試合中
スポンサーさんらしき人とご挨拶の望月代表。

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ハーフタイムにメインスタンド登場したFW服部。
見つめる先には何があるのでしょうか。
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後半開始直前
主審はなかなか出てこないSC相模原イレブンに速くするよう、せかします。


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試合終了
2-0の勝利。
須藤がチームメイトと勝利を喜びあっていました。
ハグで応える選手も多く、現役最後のホームゲームを噛みしめるかのようでした。
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そんな感動的なシーンの脇では足をつってしまい、体力もカラ欠の小谷がグッタリ。
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藤吉は今シーズン試合にほとんど出ていないと記憶していますが、彼はいつもチームメイトに声をかけています。
今日の試合もハーフタイムで引き上げる選手を激励していました。
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試合後
ホーム最終戦ということで、セレモニーが行われました。
望月代表、松原監督、高原キャプテンの順に挨拶が行われ、その後サインボールがスタンドに投げ入れられました。
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ケガに泣いた工藤、来季は今シーズンの分も活躍してほしいですね。
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セレモニーの後、ゴール裏で選手とサポーターによる集合写真が撮影され、恒例のハイタッチイベントが開催されました。

※全選手をうp出来ればよかったのですが、ちょっと偏りがあると思います。ご了承ください。

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撮った感想
寺田先生、めっちゃ良く撮れてますね。
曽我部の笑顔もうまーく収めることができました。
タレスを撮るはずが木下通訳がメインな構図になってしまいました。



試合雑感


試合開始から、以前のサッカーとは違うサッカーが目の前で展開されました。
多くの選手が指示を出し、要求をチームメイトにしていました。
互いの責任が明確になり、ボールへのアプローチも必然的に早く、強くなっていました。

また、それを可能とするDFラインの位置取りの違いもありました。
LSBの永芳は周囲の選手とのコミュニケーションを繰り返し、特にDFラインの位置取りを高くとるよう指示をだしていました。

寺田はラインの位置取りに関する指示を出しているようには見えませんでした。
船頭が多い船は云々、、、ということなのか、それともメインスタンドから遠いので見落としたかは定かではありませんが、、、

ディフェンスラインが勝手にリトリートして後退すると、ボランチとの間にスペースが生まれてしまいます。
序盤はコンパクトな陣形を保っていた相模原でしたが、徐々に疲労やパルセイロ側の対応によりDFラインとボランチのポジショニングに少なくないギャップが生まれました。
そこをFWの選手が降りてきて使おうとするので、松原監督はDFラインをあげてパルセイロのFWやアタッカーに自由なスペースを与えないよう指示していました。

どんなに細かい調整を繰り返しても、局面によってはいつも同じようにはいかないのがサッカーです。
前半、曽我部がボールホルダーと、その選手を追い越そうとする選手の2人のどちらかに付いていくべきか迷ってしまったシーンがありました。
結局、追い越していったデコイに一瞬釣られたせいでファーサイドにクロスを蹴り込まれ、折り返しから枠内へとシュートを打たれることになりました。

どんなにハードワークとスライドを繰り返しても数的不利やその前触れはあるものです。
その時に周囲の選手がボールホルダーにもっとも近い選手対して、どっちの選手につくか、どのプレーをさせてはいけないのかを指示しなくてはいけません。
この試合、コミュニケーションの頻度が高い永芳のいるサイドからもこういった場面を作られたのは、まだまだコミュニケーションに課題があるともいえます。
ただ、こうした局面を無くしなさい という要求も無茶な話ではあります。

長野は右サイド(相模原の左サイド)の攻略が難しいと考えたのか、しきりにハーフラインを越える前から左サイド(相模原の右サイド)の大外へとフィードしました。
ボールサイドでハードワークとスライドを繰り返す相模原のサッカーの1つの弱点である、ボールサイドの逆サイドを攻める定石を狙ったものだと思います。

ただ、それほど効率的でも、機能していたとも思いませんでした。
寺田とのミスマッチが発生しそうな長身の選手を配置していれば、また違ったのかもしれません。
新しい相模原のサッカーはハードワークが戦術の根幹です。
どんなにコンパクトに陣形を保っていても、何度も早く、激しいプレスを繰り返せば、これまでのサッカーと比べて選手が疲労する時間帯も早まります。
特に2列目のアタッカー陣は、どんなに高い位置をとって攻撃をした後でも守備は必ず戻ることが徹底され、FWの2人が相手の攻撃を限定する役割に留まる一方で攻守に渡って球際の競り合いを絶え間なく要求されます。
後半の早い時間に2列目をフレッシュな選手に入替え、戦術の強度を保とうとするのがお約束だと思いますし、実際そうでした。
あとは、90分走ることを苦にしない樋口はそのままで良いとして、SBやボランチの代わりに北原、高原の代わりにタレスといった感じだったのでしょうか。
2-0と試合を優位に進められたこともあって、プラン通りの交代になったと思います。


先制点のシーンは、須藤が1つ持ち出して前に当てて、樋口が抜け出してのゴールでした。
あとで良く見直してみたいのですが、とても樋口らしい得点だったと思います。




短寸評的なにか。
高原
ロングボールのターゲットだけでなく、サイドに流れての起点となる動きもあり、質・量ともに良かった。
フィニッシュワークは樋口に譲ったが、その分チャンスメークで貢献。得点はさすがの精度。

樋口
爆発的な運動量とスピードを生かして前線で攻守に渡って貢献。 狭いエリアから抜け出し先制点をget。

曽我部
前半は左サイド、インサイドで活躍するも、後半になって運動量がガックリと落ちてしまった。
強度の高いサッカーを志向する新監督の戦術ではもっとも疲労するポジションなので、
途中交代もやむなし。

井上
攻守に渡って貢献した。 曽我部と同じく運動量が落ちてきた後半に交代となったが、
新監督のサッカーではトップで出場するより2列目の方が適任。

須藤
引退はパフォーマンスの限界ではない。 先制点のシーンはボールを受けて1つ持ち出すことで味方は受ける準備が出来たし、対面の選手は須藤の突進を考慮しなくてはいけなくなり、相手を一瞬その場にくぎ付けにできた。 運動量も多く、サイドに流れた選手を追い越すシーンもあり、攻守に渡ってダイナミックなプレーを披露した。
CBやサイドの選手に対するポジニングやプレーの要求、指示が目立った。

トロ
出足良くボールを奪うシーンが多く、さすがの出来だった。 攻撃での貢献度はそれほど高くないが、相手のアタッカーに対して確実に当たりに行けるのは後方に控えるCBやGKに安心感を与えている。
縦パスやサイドのアタッカーへのやや球足の長いパスが出せたら、、、上位カテゴリに引き抜かれちゃうね。

寺田
体格で勝る相手に対しても積極的な守備を見せた。 今までの試合では攻守両面で行くのか、行かないのかの判断が遅い印象があったが、今日の試合では出足良く対処し、攻撃でも果敢な攻め上がりを見せた。相手SBの裏に蹴り込むボールはもう少し工夫したい。

小谷
目の前の敵アタッカーに責任を持って対処しようとする姿勢は良かった。 クリーンシートで終えたのは高評価。次節は出場停止。

安藝
永芳と絶えずコミュニケーションを図り、時にリスクを冒して1列前で敵アタッカーを潰すなど持ち味のアグレッシブな守備が光った。 配球面ではやや物足りなさもあった。前節、不運なOGがあっただけにクリーンシートは大きな自信になるだろう。

永芳
絶え間なくコミュニケーションを安藝、曽我部と取り続けた。 DFラインを横から見れるSBのポジション特性を生かした指示で、DFラインを常に高く、中盤との距離を詰めて全体をコンパクトにしようとする意図が感じられた。新監督の戦術の中でも特に重要な役割を担っている選手だと思う。
スペースへボールを配球する意識が高く、前任者の大森と比べてキックで良さを出すタイプ。
足元があるからといって持ち過ぎず、シンプルにリスク回避を選択するなどクレバーさも持ち合わせている。
前半には長野の決定機に体を投げ出し防ぐなど、要所で存在感を発揮した。

佐藤
前半30分以降、後半の中盤以降など、守勢に回った時間帯で持ち味を発揮した。
特に後半枠内に飛んできた強烈なシュートを片手で枠外へはじいたストップは最高の見せ場だった。
フィードキックがタッチラインを割る回数が多かったのは気になった。
新監督のコンパクトな陣形、高いDFラインはGKにも多くのタスクを強いる戦術だが、今のところは大きな破たんはなく、安心して見ていられる。今シーズンは第一GKの座を守り続けた。


飯田
良くも悪くも新監督の影響をキッチリ受けた印象。

成田
2列目の左で途中出場する定石パターンとなった。
強烈な左足から惜しいシュートを放つなど、見せ場があった。
永芳との関係も悪くなく、対面の選手を押し込んだ。

タレス
途中出場であれば、体力を気にすることなくスプリント、素早いスライドが出来ることを証明。
相手のタイミングを外すドリブルから決定的なクロスを入れるなど、自らの特徴を短い時間で発揮した。

北原
クローザーとして残りわずかな時間をトロとの交代で出場した。
戦術の強度を保つために必要なカードであり、チームのバランスを崩すことなく投入できるのは大きな魅力。


松原監督
自らの戦術を試合中に微調整する指示を出し、強度が落ちてきたところでフレッシュな選手を入れ、試合をクローズした。
選手個々の役割と責任をはっきりとさせる意識付けが見て取れた。
特に試合中、選手間でのコミュニケーションは今までの比ではないことからも、意識改革が進んでいると感じられた。
今日のサッカーを見る限り、就任から短い期間で自らのかかげるサッカーをチームに落とし込んだ手腕は3試合の暫定監督ではもったいない気もする。
ただ、求められるサッカーの強度が高いのでシーズンを通して、特に夏場もやり続けるのは難しいという印象も受けた。


須藤引退

須藤右介は決して順風満帆なキャリアを過ごしてきたわけではなかったと思います。

1986年5月7日生まれ。
Jリーグ屈指のユースであるヴェルディユース出身の須藤。
プロキャリアの始まりは、2005年の名古屋グランパスで、同期には日本代表の本田圭佑も。

名古屋では定位置獲得には至らずJ2横浜FCへ、その後当時JFLだった松本山雅に移籍しました。
松本で多くの出場機会に恵まれ、キャプテンを務めました。

その後、ブラジル4部、岐阜を経てSC相模原に加入。

SC相模原での成績は、28試合出場(2371分) 2得点。
その出場の多くをブラジル人のトロとのダブルボランチを組み、恵まれた体格を生かしたディフェンスで相手の攻撃の芽を摘む一方、機をみた攻撃参加で攻撃に厚みをもたらしました。
ハイライトは2節、アウェーAC長野パルセイロ戦でのゴール(動画)。

奇しくも自分と同い年の選手。
良く30歳を前に人生を見つめ直すとか、30前に転職とか聞くけど、須藤も色々な思いや考え、契約や体の状態があって引退することにしたんだろうなと思うと、赤の他人のことながら自分自身にも返ってくるものがあります。

まずは、お疲れ様。
そして、これからのセカンドキャリアが良いものになりますように。

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来季
シーズンはまだあと1試合ありますが、今シーズンももう終わりです。
これから別れと新たな出会いの季節、ストーブリーグが始まります。
須藤のようにチームを去る選手、新たに相模原に来る選手、J3というまだまだ未成熟なリーグでSC相模原も変化の季節がもうそこまで来ています。

世の中、変わるものもあれば、変わらないものもあります。
多くの人達が来春に相模原、ギオンスタジアムに足を運ぶと思いますが、SC相模原、J3リーグ、Jリーグ、日本サッカーは続いていきます。


日本サッカーの父、かのデットマール・クラマーは言いました。
「試合終了のホイッスルは次の試合に向けた試合へキックオフの笛である。」
もう次の試合へ向けた選手たちの戦い始まっています。

我々も日常へと不本意ながら舞い戻り、次の試合に向けて仕事や学業といったそれぞれのピッチで戦わなくてはいけませんね。
(そんな大それたことか?(´Д`)? )



おまけ
初めてゴール裏に入ってみたので、メインスタンドを写真に撮ってみました。

いつか、ギオンスタジアムが満員の観客で埋め尽くされるのを見たいね。

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では。

今日はギオンスタジアムで2015プレナスなでしこリーグ2部 ノジマステラ対日体大を観戦してきました。
明日もギオンスタジアムにSC相模原対カターレ富山の試合を見に行きます。


さて、久しぶりに見るノジマステラの試合になりました。
前回が7月のアンジュヴィオレ広島戦でしたので、2か月ぶりに見るノジマステラです。
(記事はこちら→【taku】プレナスなでしこリーグ2部 ノジマステラ対アンジュヴィオレ広島) 

日体大の選手はまったく知らないのですが、キーとなる選手がいないとの情報を某掲示板で事前学習。
順位はノジマステラのすぐ下で、この試合に勝つか負けるかは両チームにとって大きな意味を持ちます。
特にノジマステラは、同日11時スタートの試合で1位のAC長野パルセイロレディースが負けたので、ぜひとも勝って勝ち点を詰めたいところです。


試合について
試合開始から、ピッチには両チームのビルドアップの違いが如実に現れていました。
ノジマステラはショートパスを主体とした攻めを、日体大はロングボールを主体に攻撃を組み立てでした。
また、ノジマステラは以前観戦したときに運動量豊富なRWGだった尾山が中盤センターでプレー、スピードのあるアタッカー長澤がCBとしてプレー、平野がLCBではなくRCBとしてプレーしていました。
さらにトップ下だった川島はるなは右サイドに入り、CFは権野である時間帯もありましたが、LWGの南野が務める時間も多く、スタメンの顔ぶれにはあまり変化はありませんが、内容はだいぶ修正が加わっているようです。


・尾山のセンター起用、吉見への好影響について
尾山の中盤センター起用は、前への推進力のある吉見に自由とタスクの軽減を生み出しました。
以前の試合ではアンカーポジションを務めていることが多く、テクニカルでありながら非常にタフなBOXtoBOXが出来る選手だなと思っていました。
尾山のポジション変更で、時に2枚のボランチとして、また攻撃時には1つ前のポジションでプレーできることで、フィニッシュに絡んでくるシーンが増えたと思います。
また、出足の良い守備を他のアタッカーのプレスに連動して高い位置で行えるようになり、前線でのボール奪取も増えたように見えました。
後半、左サイドから上がったクロスに対してはファーサイドに走り込み見事蹴り込み得点したシーンは彼女の良さが凝縮されていました。

尾山はロングボール主体の日体大の攻めに対して、何度もヘディングで跳ね返すシーンがありました。
また、高い位置でボールを受けてドリブル突破を仕掛けるなど、右サイドで役割を固定されていた時に比べて存在感が増したように思います。
ボールを左右に逃がすパスも正確で、日体大のプレスを受けてもSBや他のMFと連携してスムーズなボール回しを実現していました。


・CB長澤はどうだった?
長澤のCB起用は裏へのロングボールに対して弱さを見せるノジマステラが、勇気をもってラインを維持する担保になっていたと思います。
高さの面では相方の平野も充分とは言えませんが、とても良い出来だったのではないでしょうか。
もちろん、彼女の本来持っている突破力を考えれば、より攻撃的なポジションで起用したいところです、、


・右サイド川島はるな
今日の試合では右サイドで起用された彼女は、以前から後半になるとポジションをWGやCFに上げてプレーしていました。
川島は小柄な選手ですが、ボールが収まる選手で預けどころとしても機能していました。
縦への突破はやや物足りなかった印象ですが。尾山とは違った良さを見せてくれました。


・CFは権野か、南野か
まずは、どこにボールの預けどころを作るかという話。
両サイドの南野、川島でポイントを作ってSBを絡めて上がっていくなら権野は相手CBを釘付けに出来ればそれでいいし、サイドからの折り返しを決めればいいので、権野がCFでも問題はありません。
決めるかどうかは別問題ですが、、、

CFとしてどちらが適任かといえば、また話は違ってきます。
ボールを引き出す動きや、オフザボールの献身的な働きを見ると、自分の基準の中では南野の方が適任です。

権野の決定的な課題は裏への抜け出しを含めたボールを引き出す動きが不足していることだと思います。
彼女はボールを受けたときに自ら前を向いてシュートに持ち込む姿勢も物足りない印象です。
以前の試合で、監督から”自ら行け”と指示を受けていましたし、大卒ではありますが成長過程の選手なので長い目で見てあげてほしいですね。

あと、90分一定のプレーの量を発揮できるようトレーニングに取り組んでほしいですね。
交代する10分ほど前からは、ほとんど動きが止まっていました。

がんばってほしいですね。


・やっぱり田中陽子は田中陽子だった
以前の試合に比べて、守備でのタスクが減り自由にやれている印象でした。
縦への推進力がある吉見が攻撃に参加できるようになった好影響を彼女も受けているようです。

柔軟なボールタッチ、パスの正確さはこれまでと変わらず魅力的で、ゴール近くでの期待感はチーム1でした。
FKでは、サインプレーからチャンスを作り出すなど自分の存在を逆手にとったプレーも仕掛けていました。
また、相手DFが中途半端なクリアをした後にDFラインの裏をランで狙うお得意の形も見せるなど、得点こそありませんでしたが、好調を維持しているようです。

今日の試合ではダブルタッチで仕掛けたり、持ち替えての逆サイドへの展開が良かったと思います。


大宮玲央奈の移籍について
先日、突然昇格を争う1位AC長野パルセイロに移籍してしまいました。
当ブログでも彼女の情報を求めたであろうファンの方の検索履歴?が残っていました。
(移籍情報は何もなくてスイマセン)
以前見た試合では、後半から登場して長短のパスでゲームコントロール、もしくは吉見を1列あげるために中盤の底でプレーしていました。

試合の途中で中盤の構成を変えたいときに誰を投入するようになるのでしょうか。
おそらく、当面は尾山と吉見の位置関係を修正することで全体のバランスを変えていくのではないかと思いますが、南野、川島、権野をフレッシュな選手と変えて前線からのプレスを失わないようにすれば、それでも良さそうです。


・気をつけたいこと
一番怖いのは疲れてくる後半、相手に自由なビルドアップを許すことです。
それがスクランブルのロングボールを蹴ってくる展開であったり、ショートパスを多用した組み立てであっても、前線からプレスをハメることで、攻撃を限定させて相手にボールを放棄させる、破れかぶれのロングボールを蹴らせることが出来ればリスクを減らせます。
ノジマステラのDF,GKはハイボール処理に決して強いわけではないので、前の3枚を交代させてプレスの強度を保つことは、勝利の絶対条件ではないでしょうか。


結果は2-1でした。
最終盤に失点してしまったのは残念ですが、連動した攻めを展開して得点することが出来ました。
このチームは攻めに最大の魅力があります。
次回の試合は、自分たちがボールを保持する展開をより多くの時間で作り出したいですね。


今シーズン5試合目の観戦となりましたが、今日はお客さんの入りも多かったように見えました。
女子サッカーは男子と比べると力強さやスピード感で物足りなさを感じることもありますが、一方で球際の勝負が多く非常にタフな試合が多いように感じます。
特に今日の試合は、また見たい思わせる試合でした。
これで1試合多い状況ですが、パルセイロとの勝ち点差は3。
逆転の可能性がグンと高くなりました!!


では、また。

こんにちは。
本日は、明治安田生命J3リーグ第29節 SC相模原対JリーグU22を観戦してきました。
前回観戦した藤枝MYFC戦に続き、勝利できるのでしょうか。
(前回の観戦記事はコチラから→【taku】明治安田生命J3リーグ第28節 藤枝MYFC対SC相模原


久しぶりに第4駐車場に停めて、レッツゴーです。
(最近は坂下の駐車場ばっかり)
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チケット売り場でS席チケットを購入しました。
試合2時間前ではありますが、いつもより人が少ないです。
ギオンスタジアムに来る道中、渋滞続きだったので、お墓参りへ行く人が多いのでしょうか。
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今日の開催されるイベントのタイムスケジュール。
さがみはらドリームマッチ2015のチケット販売が行われるようです。
残念ながら、その日は仕事なので今回は購入を断念しました。

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長袖を着てきてしまったので、暑くてしょうがないので、眞田珈琲でサガミハラテ(アイス)を頂きました。
眞田珈琲を味わえて大満足。

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メインスタンドの入り口には、最近出場機会がないイケメン飯田くん。
※写真は撮れませんでした。

次に再入場したときは森に代わっていました。


先月のゼルビア戦以来となるギオンスタジアムです。
特に見える景色に変わりはありませんが、スタジアムに入っても人が少なく感じました。
7、8月程ではないにしろ、暑いので試合の強度が心配です。

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アウェイ側ゴール裏にはジュビロ磐田、FC東京が見えます。

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関係者席には、各スポンサー様の名前が貼ってあります。
一番手前は山上講造企画、その下はKDSです。
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お昼ご飯はSC相模原的グルメ、ワンツードンです。
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DONカレーを頂きます。
お肉がたくさん入って、ちょっと辛みを感じるおいしいカレーです。
カレー屋さんでありがながら、他のメニューもおいしくて最近はトムヤムチキンがお気に入りです。
トムヤムチキンはスタジアムでも食べられます。
(ワンツードンさんについての記事はコチラから→【taku】ONE TWO DON SC相模原的グルメ )
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ご飯を食べたら、またスタジアム入口付近に戻ってきました。
サポーターが新しいチャントの披露や練習をしていて、多くの緑色のユニフォームが集まっていました。
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近くではMCのテディ(@MC_Teddy14)が写真を撮ってあげていました。
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イベントブースでは、うちわ作り体験ブースが出ていました。
体験型のイベントは親子そろって参加できて良いですね。
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隣には、相原高校のブース。
JK3人組がハチミツやカレーを売っていました。
近くで見ていたら、高校生らしいほのぼのとしたやり取りが聞こえてきました。
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チケット売り場前では、安藝、工藤がちびっこ相手にじゃんけん。
この2人は子どもの相手をするのがとても上手です。
本当はピッチ内で活躍する彼らを見たいところですが、こうやって選手と触れ合える場面がギオンスタジアムには至る所にあります。
選手を見かけたら話しかけてみてはどうでしょう。
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今はスタメンですが、北原もケガで試合に出られなかった時期はスタジアムの外で盛り上げていました。
(これは先月の写真)
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・大ざっぱな試合経過
試合は15分に左サイド 井上平からインスイングのクロスに服部がダイビングヘッドで合わせて幸先よく先制。
GK佐藤の判断の遅さからあわやゴールというシーンもありましたが、前半を1-0で折り返しました。

後半12分、DFラインから飛び出して積極的にアプローチしていた小谷でしたが、奪い切れずDFラインの裏を取られ、GKとの1対1を決められ同点にされました。
先制の服部はお役御免、樋口が登場し、樋口がRSH、曽我部がFW。
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直後の13分、左サイドで得たFKを曽我部がインスイングのキック。
DFラインとGKの間で井上平が得意のヘディングで合わせて2-1。

両チーム選手の交代があって、35分途中出場の高原が左足でループ気味のシュートを決め、3-1。
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41分、接触プレーで曽我部が負傷、成田と交代。
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46分、U22 左サイドバック12番、名古屋所属の佐藤から、早く落ちるクロスから2番、浦和所属の茂木がヘディングゴールで3-2。

最後は2試合連続でクロージングのために相模原が田村を投入、井上平交代。

3-2で試合は終了。

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・試合雑感
スタメン選手は前節の藤枝MYFC戦と同じで、好調のFW服部、フィットしてきたFWタレスの2人。
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SC相模原は、試合開始から多くの時間を若い走力を持ったU22にゲームを支配されました。
ただ、U22は細かいエリアでのパスの出し手と受け手は良い関係を築けますが、3人目の連動したサッカーは披露できず、攻めてはいるものの手詰まり感がありました。
また、SBが高い位置をとっても、大外からクロスではなく、上がってきた望月ら3列目の選手が中央で持ち、アタッカーがペナルティエリアの狭い幅で受けようとするシーンが多かったように思います。
急造チームの難しさ感じました。


試合経過とともに、徐々にSC相模原がボールを持てる時間が増えてきました。
相手のゲームメイカー望月らボランチに対しては、CBからのビルドアップのパスをFWのタレスと服部がコースをふさぎ、U22の攻撃をロングボールとサイドへの配球へ誘導できていました。
RSBの寺田は果敢な攻め上がりを見せ、深い位置へと侵入してクロスを配球していました。
寺田が高い位置を取れたことで、全体が敵陣へと入り、重心が低くなりがちなSC相模原が優位に戦える時間が増えました。
また、U22がCBに対して過度にチェイシングしてこないので、小谷はタレス、服部に対して縦パスを積極的に狙い、次々成功させていました。

その小谷は試合中、大きなアクションを交えてDFラインやボランチ、アタッカー陣に指示を出すなど、積極的な姿勢が目立ちました。


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?マークがついているモービーですが、藤枝戦に続いてフィードやグラウンダのパスがかみ合わないシーンがありました。
また、大森が持ち上がったシーンではややフォローが遅れるなど、小谷と寺田ほど良い関係を築けていない印象でした。


試合経過でも書きましたが、後半2-1とされ服部に代えて樋口が登場し、樋口がRSH、曽我部がFWとなりました。(図には高原ですが、彼が登場するはまだ15分以上も後の話)
曽我部は今シーズン、ほとんどをサイドでプレーしてきましたが、FWに入っても難なくプレーできていました。
裏への抜け出し、ボールを受けて反転して前を向くなどコンディションの良さを感じさせ、タレスや高原とも良い関係を築けていました。
ゴール前での決定的シーンでミートできずに頭を抱えたシーンはありましたが、サイドに固定してしまうこれまでの戦い方はゴールから遠く、彼の良さを充分に発揮できてきたとは言えません。
サイドでのプレーはチーム事情とはいえ、得点力に課題があるSC相模原にとって、試合の中でサイドを入れ替えるだけではなく、前線とのポジションチェンジは新たな可能性を感じました。
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試合を見ていて気になるネガティブな点は、モービーにミスが目立つことです。
それでも安藝、小谷とこれまで相方で組んできたDFはいずれもモービーと組む中で各々の特徴を発揮してきたので、現在の相方である小谷の良いパフォーマンスがモービーにも良い影響を与えてくれたらと思います。
今シーズン見せた、奪ってサイドへロングフィードし、リスクをかけて自ら前線まで駆け上がったときのような大胆さをまた見せて欲しいですね。


・U22について

アタッカーは中央に密集し、SBが高い位置をとっても、結局真ん中の選手に預けてしまい、外からえぐってのクロスが少なすぎました。
SC相模原の両CBはハイボールに対してとても強いとはいっても、SB寺田、トロ、北原は背が低く、地上戦を仕掛けるよりは大外からマイナス気味にクロスを配球することが、有効な戦い方の1つだと思いましたが、前半RSBの石田はボールを多く触りますが、あまりそういったシーンは作れませんでした。
左からは2本、よいクロスがありましたが、得点には結びつきませんでした。


後半になると大外からのクロスが入ってくるようになり、サイドが高い位置まで侵入できるようになってきました。
46分、茂木のヘディングゴールは大外からLSB佐藤の鋭いクロスで勝負ありでした。

相模原に8番望月を抑えられてしまい、また交代出場した選手も精彩を欠き、自分たちがやりたいことをやらせてもらえなかった印象でした。

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・!!

サッカージャーナリスト、後藤健生さんが観戦していました。

サッカーで文章を書いたり、話したりすることを生業とする人達の中では、どちらかというと書く方に明るい人。
戦術はあまり得意ではなさそうな印象。
今日の観戦を経て、何かJ3の記事を書くのでしょうか。

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・覚醒した?服部康平、スーパーサブ高原

今日の試合で先制点を決めた服部は、これで3試合連続ゴールになりました。
10節で70分出場してから、最近まで出番がまったくありませんでしたが、持ち前の強さをと泥臭さを生かしたプレーで相模原サポーターの心をガッチリGETです。

ドリブルして、ボールを置き去りにしたり、ボールを見失ってこけたり、せっかくいい形で受けたのに簡単にロストしてしまったりするのを見て、近くのおじさんから「覚醒したけど、やっぱり服部なんだよな。」と言われていましたが、まさにその通りで彼はまだまだ成長過程にある選手だと思います。
昨年と比べて格段に良くなったポストプレーも、60分で代えられてしまうようでは勿体ない。
ライバルはタレス、高原、井上平、樋口とたくさんいて、彼らの多くは今シーズン服部よりも多くの得点を挙げています。
サッカーをやった経験のある人はわかると思いますが、ノッテいるときはボールを持てば何でも出来るような気がしますし、シュートは打てば入ってしまう時があります。
4試合連続ゴール、実現してほしいですね。
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2試合連続で途中出場で得点を決めた高原。
かつて見せた様な迫力のあるプレーは無くても、テクニックと競り合いでのうまさを見せてくれます。
決勝点となった3点目は、足元に入ったボールを右足で打てるようにするのかと思いきや左足に持ち替えて、ループ気味のシュートは至高の技でした。

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・たん寸評的何か
SC相模原
・タレス
得意の変わり身の術で対面のDFと入れ替わるなど、スケールの大きなプレーを随所に見せた。
後は結果が欲しい。

・服部
先制点を奪った。 ガス欠が早すぎて驚いた。

・樋口
走力とスピードを生かしたチェイシングで相手の選手を次々ピッチに倒した。
現状、FWとしての起用よりRSHが適任。

・曽我部
FK、流れの中からアシストを記録。 ゴール前で痛恨のミスを決めれば、ヒーローだった。
負傷退場は心配。

・井上平
服部の得点をアシストし、自らも得点。 70分を超えるとガクリと運動量が低下。

・寺田
高い位置に何度も侵入し、クロスを配球。 受けに回る展開は少なく、安定感を発揮。

・北原
得意の守備で貢献した。 つなぎのミス、前線へのパスミスを少なくしたい。

・トロ
安定感のある守備を見せた。 カードコレクターから卒業。

・小谷
出足が早い寄せでピンチを未然に防いだ。 何度もFWに通した縦パスは◎

・大森
走力を生かしたプレーが攻守に渡って見られた。 井上平へのフォローをもう少し早くしたい。

・佐藤
判断を誤るシーンが見られた。 前節が完璧な出来だったので、残念。

・辛島監督
2試合連続で途中投入の選手が結果を残した。
服部を見切る早さはさすがだったが、井上平は引っ張りすぎ。




・試合を終えて
いつもやっている試合後の一杯を眞田珈琲で頂きました。
ルイボスティー(ミルクあり)
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今日は、このブログの住人2人と一緒に観戦しました。
普段J3を見ない2人が今日の試合、スタジアムを見てどう感じたか、非常に興味深いところです。
ぜひ、記事にしてほしいです。


今日の勝利でSC相模原は勝ち点を48に伸ばし、3位のAC長野パルセイロと勝ち点差は4となりました。
残り試合は多くありませんが、充分に追いつける可能性があります。
また、5位のFC琉球との差は9となり、4位以上をほぼ手中に収めたと言えるでしょう。

次節はアウェーでガイナーレ鳥取と対戦です。
今シーズンの対戦成績は1勝1負の5分。
負けた試合は、ちっさいオッサンことフェルナンジーニョにやられてしまいましたが、どうなるでしょうか。


それでは、また!!

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