フットボール マンション

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カテゴリ: ジュビロ磐田

皆さんこんばんは。
夜磐です。

もはや手遅れな感じもしますが、コンサドーレ札幌戦について、
サクッとレビューします。
ああ、もう鳥栖戦当日だよ!レビューが間に合わない!

幌 0-0 ジュビロ磐田


試合の結果は、ご周知の通りスコアレスドロー。
終始札幌が圧倒する展開だったので、札幌としては勝っておきたい
試合だったと思いますが、残念そこはカミンスキー。
磐田の守護神の大活躍により、得点を奪うことができませんでした。

磐田さんは前節同様、中断中に仕込んできた新システムを持ち出してきましたが、
これまた前節同様に機能不全を起こしました。
案の定というべきか、現状ではサイドへのケアがほとんど機能していませんね。
攻撃時ですらWBの背後のスペースには警戒が必要なのに、
相手ボールの状況でWBがサイドをがら空きにして最前線までプレスに
参加しているわけですから、リスクがあるのは当然です。
要は、それに対するリターンが現状では皆無なのと、
そのリスクを低減する仕組みがないのが課題でしょう。

札幌としては磐田が未成熟なサッカーをやってくれたおかげで
前半から一方的に攻める展開になりました。
磐田がこのシステムを放棄した後半20分以降も若干持ち直されつつも
チャンスは多く作っていたので、1点だろうがなんだろうがとにかく
点を奪って試合を決着させておくべきでしたね。
ジェイのPK失敗が痛手でした。

磐田さんは・・・ちょっと深刻です。
新システムの完成度がまだ低いのは私も見て取れるんですけど、このサッカーの
精度が高まってうまくいくイメージが全く掴めないんですよね。
もちろん、私は外野から見ている素人ですし、日々のリソースを
注いでる監督以下チーム関係者の方が、現状は正しく認識されているでしょう。
それゆえ、私からシステムの是非を問う意味はありません。
しかしそれでも、言いたくなってしまうこの現状。
「このシステム、本当に大丈夫?」と。

今はもう、あーだこーだ言わずに見守るしかありません。
磐田さんの勝利を粛々と願いつつ、今週末も観戦します。



皆さんこんばんは。
夜磐です。

ワールドカップによる中断を終え、J1が再開となりました。
我らが磐田さんは、絶対王者鹿島とホームで対戦。
中断前に連敗を喫していた磐田さん。
中断期間中に新システムを導入し、再開初戦を迎えました。

ジュビロ磐田 3-3 鹿島アントラーズ

整列

例によって仕事が忙しくて試合を見られなかったのですが、
帰宅後にディレイでフルマッチを観戦したので、感想をば。


■試合の流れ
序盤から鹿島が攻勢。サイドを制圧し、磐田を激しく攻め立てる。
セットプレー崩れから磐田に先制を許すものの冷静に反撃を行い、
前半のうちに同点、後半の立ち上がりには逆転に成功する。
磐田はシステム変更を行い、一時は再逆転するものの終始鹿島の
攻撃を抑えることができず、終了間際に同点に追いつかれて終戦。
3-3で引き分けとなった。



■試合の感想

逆転に次ぐ逆転ということでエンターテイメント性は高かったですが、
磐田としては問題点が多く浮上した試合となってしまいました。

まずは、中断中に仕込んできたという新システム。
3バック1ボランチということで、2013年の記憶がフラッシュバックして
不安しかありませんでした。配置としてはこんな感じだったようです。
スタート

上記の戦術の肝としては、後方からのオーバーラップを武器とする
田口と上原の武器をより生かすために、彼らの後ろに宮崎を
配置することでリスクを低減させることのようですね。
どちらかが積極的に前に飛び込んでいくことで、クロスが上がった時に
中の枚数を増やす狙いがあったものと思われます。


ところが、しかし。
上記のシステムは鹿島相手に全く機能しませんでした。
両サイドの小川と桜内が相手のサイドバックに当たってたんですけど、
対面する西と安西からの配球を阻害することができず、
WBの裏をバンバン使われてサイドが決壊しました。
恐らくチームのモデルとしては、WBの背後はボランチからストッパーが連動して
当たることになっていると思うんですけど、連携が全然できてなくて、
簡単にボールを持たれては突破され、サイドを散々に使われました。
あまりにもボールを持たれてしまったため、前半の途中からは自陣の深くまで
ノープレッシャーで招き入れてしまうことになり、完全に蹂躙されました。
厳しい言い方になってしまいますが、システムとしては大失敗でしたね。
鹿島に決定力があったら、前半のうちに3点くらい入っていたと思います。

翻って、先制点のシーンではシステムの長所がいい意味で出ました。
サイドからのクロスに上原がフリーで飛び込んであわせたんですけど、
以前まででありましたらあそこに上原が入り込む仕組みはありません。
その点では、まるっきり無意味だったわけではありませんでした。

ただ、弱点があまりにもはっきりと出てしまったので、成功か失敗かと
聴かれたら完全に失敗といわざるを得ません。



後半になってもこの状態が続き、「この試合やばい」と私は思っていたのですが、
さすがに後半15分になった段階で名波監督も下記のとおりに配置をシフト。
要は、それまでのやり方に戻したということですね。
交代


この配置変更により磐田が安定性を取り戻し、攻め込む機会が増えました。
いけるかな、という空気が出ていたんですけど、その空気を敏感に察した鹿島が
ゲームスピードを落としファウルなどでゲームを頻繁に止めることで
その空気をつぶそうとしようとしたので、さすが鹿島だな、と。
同じことをするチームはたぶん他にもあると思うんですけれど、鹿島はそういうのを
違和感なくやってくるんですよね。これがチームとしての経験値でしょう。

ただ、この時点で自分はあまり心配はしていませんでした。
慣れた配置に変更すればそう簡単に決壊することはなくなりますし、
その状態でまだ磐田のベンチには山田、山本、中野といった選手がおり、
仮に鹿島に守備を固められてももう一段階ギアを上げることができます。
残り30分になってようやく勝ち目が出てきたな、と思いました。

しかしながら、その矢先に新里の驚愕のパスミスで鹿島に逆転ゴールを
献上してしまったので、思わず頭を抱えました。
失点の流れ、タイミング、どちらも最悪の失点。
なんでよりによってこのタイミングで…。
この失点でこの試合は終わったと思いました。


しかしながら、この時、鹿島の陣地で面白い現象が起きていました。
鹿島の守備陣が、松浦を見失い始めていたんですよね。

なにがあったのか、というと、話をシステム変更前まで巻き戻します。
磐田は後半途中まで自陣に釘付けにされていたんですけど、カウンターを
狙って松浦だけはずっと前線に残していました。
前線のサイド寄りに位置取ってボールを受けようとしていた松浦ですが、
松浦はドリブラーでありながらスペースがあると活躍できないという
J全体でもかなり特異な性質の選手であり、そのタスクではほとんど
輝くことができませんでした。
松浦の魅力は、相手がブロックをセットしているエリアに単騎で突っ込み
スペースのギャップを突いたりすることにあり、いくらスペースがあっても
サイドでは全く生きないんですよね。

それが、システム変更によりいつも通りのピッチ中央でプレーするように
なったことで、相手のギャップを突きまくる長所が後半途中にして
突如として輝くようになった…んだと思います。多分。

鹿島にとって致命的だったのは、CBのコンビが犬飼と町田という若手コンビで
あったことでしょう。急にピッチ中央に現れた松浦に対する対応に苦しみ、
もたついている間に松浦の突破から同点ゴールをブチ込まれてしまいました。
これが昌子や植田だったら、急な性質変更にも冷静に対応したと思いますが、
経験値の少ないコンビでは早急に対応することができませんでした。


その勢いで磐田に逆転ゴールを奪われてしまった鹿島でしたが、その後に
しっかりと同点ゴールを奪ってみせるあたりはさすがの一言。
この試合に関しては、鹿島の攻撃の前に磐田の守備はなす術がありませんでした。



試合としては、完全に鹿島の試合でした。
引き分けに終わってしまった要因としては、遠藤が前半で退いてしまった
アクシデントや、鹿島のCKが何回も見逃されて磐田のGKになってしまった誤審など、
運による要素が大きかったです。なので、鹿島としては納得いかないでしょう。
心中お察しします。


■磐田さんについて

引き分けを拾った磐田さん。満を持して送り出したはずの新システムは、
連動性皆無でまったく機能していませんでした。
これを継続するかどうかはわかりません。あんまりこだわっていると、
2013年みたいなことになると思うので、さっさと見切りをつけてほしくはあります。

数少ないポジティブなポイントとして、上原の存在感を挙げます。
後方からブチ上がってゴールを仕留める姿には、去年の川辺の姿が重なります。
ボールを積極的に奪いにいける要素を含めて、いい選手になったなぁと思いますね。
ガンバ戦では悪い部分が出てしまいましたが、ポテンシャルの高さを
改めて証明してみせました。今後も期待しています。

新里については、あのミスはもう切り替えてほしいと思います。
重大なミスであったのは事実ではありますが、ああいうのは長くやっていれば
誰しも一度はありますし、守備の選手ならなおさら。
視界の外からこられていましたし、仕方ない部分もあったのかな、と。
繰り返しさえしなければ、これ以上は言及する必要はないでしょう。
個人的には、どちらかというと試合の最終盤のクロス失敗の方が気にして
ほしいですね。あれはちょっとガックリきました。


今日は以上です。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

今週も仕事が忙しくてリアルタイムでは試合を見られませんでしたが、
ディレイでフルマッチを見ることはできたので、感想をば。

柏レイソル 1-2 ジュビロ磐田
得点者
)江坂
磐田)山田、川又


araki



■試合の感想
前半は珍しく磐田が攻勢に出ていました。
先制点のシーンでは柏の攻撃スピードに千切られてしまったのですが、
同点に追いついた後は磐田の方がチャンスは多かったです。
ただし、後半は柏が一方的に攻め込む展開。
柏の伊東純也がキレキレで、マッチアップで常に優勢に立ち、
サイドの深い位置でボールを受けて攻撃の基点になりました。
磐田はこの伊東の対応に四苦八苦。最終ラインを下げざるを
得なくなり、中盤を制圧されてボールを終始柏に支配されました。
いつ柏が得点を奪ってもおかしくない感じだったのですが、
柏がラストの精度をやや欠いてしまったことでスコアが動きませんでした。

柏としては、後半に攻勢に出ている時間帯で勝ち越しておかなければ
いけませんでした。やり方に問題があったわけではないので、
やっている方としても見ている方としても、スコアに対して
納得しきれない部分があると思います。

伊東純也のキレは寒気がするほどでしたね・・・。
ゴール方向に向かってドリブルでもパスでも相手のマークを外せる選手は
非常に有用性が高いと思います。その点で、この試合の伊東の
インパクトは非常に大きかったです。


■磐田さんについて

非常に苦しい試合だったので、よく勝ったなぁという印象です。
病的に苦手な中村航輔相手から2得点も奪えるとは。
今季の磐田さんのパワーバランスが不思議です。

得点パターンは、いつも通り人数をかけて守った後のカウンター
だったんですけど、前半に同点に追いついた後は珍しく
ボールを持ちながら崩すというスタイルを展開しました。
山田と松浦の2シャドーが前節からキレていて、この試合でも
かなり良かったおかげかもしれません。敵陣であれだけ
ボールを動かせれば、重心は自然と前方に傾きますよね。

後半はいつも通りの守ってカウンター。
30分近く自陣の押し込められながら、よく耐えたものだと思います。
上記の通り、伊東にサイドを思うがままに使われてしまったのですが、
中央で何とか跳ね返しました。身体を張ったシュートブロックが
何回あったか、数えるのも億劫になるほど。
結果的に逆転勝利できたことで、守備陣が報われて良かったです。

決勝点のシーンについては、柏の守備を1枚ずつズラすことで
川又vs小池というミスマッチの状況を作れたのが肝でしたね。
荒木が個人技で1枚剥がし、ニアに中野が飛び込んでもう1枚釣れた
のが大きかったです。シュートに関しては、今日は良い方の川又で
良かったですね。ダメな時の川又は、どんなに簡単な状況のシュート
でも枠に飛びませんから・・・。この試合ではシュートをきちんと枠に
飛ばし、ポストプレーもうまくこなせていました。いつもこうなら、
磐田の成績はもう少し安定するんですけれどね・・・。



以下、今日は選手何人かに個人的にフォーカスを当てます。


■荒木大吾の凱旋試合
決勝点をアシストした荒木は、柏U-18出身。凱旋試合となった
この試合で、逆転ゴールをアシストするという見事な活躍を見せました。

大学を経由して入団した磐田に入団した荒木ですが、そのキャリアは
現在まで順調とはいえません。大怪我による長期離脱を二度も経験し、
万全の状態でも屈辱のインアウトを味わわされたりするなど、
入団から現在まで苦しい時間を過ごしています。
期待値の表れなのか名波監督から苛烈な仕打ちを受けることもあり、
見ている方としては潰れてしまわないか心配になることも。
この試合についても、当初は遠征メンバーにすら入っていなかった
ようです。
だから、こうして活躍する姿を見ると、なんだか親心のような
気持ちを抱いてしまいます。良かったなぁ、と。

ポテンシャルの高さは、俊輔にすら認められるレベル。
今回の活躍を境に、もっと活躍してくれることに期待しています。



■松浦が先発出場継続中
この試合で6試合連続の先発となった松浦。磐田在籍暦の長い
松浦ですが、その大半をスーパーサブとして過ごしており、
ここまで先発が続くのは記憶にありません。

理由としては、選手としての特性もあるのですけれど、
数試合続くとパフォーマンスが落ちてしまうという彼の
悪い意味での特徴が挙げられます。

それが、ここまでの6試合はパフォーマンスが落ちておらず、
キレは試合を追うごとに増加。この試合でも、鋭いドリブルで
相手をかわし、山田の同点ゴールをお膳立てしました。
アダイウトン、中村俊輔というシャドーの1番手が揃って離脱している
状況の中で、彼のブレイクスルーは非常に頼もしいです。

もともと松浦が好きな私にとって、今の姿は喜ばしいこと
この上ありません。是非とも今の調子を維持してほしいです。


今日は以上です。


皆さんこんばんは。
夜磐です。

この試合のレビューの前に、試合中にギレルメが起こした暴力沙汰につき
横浜Fマリノスの関係者やサポーターの皆様に大変申し訳なく思います。
私が起こした事件ではなく、私は磐田の関係者でもありませんが、
磐田を応援する身としてはさすがに看過することはできません。
何よりもまず、謝罪を。磐田のギレルメが、本当に申し訳ございません。


さて、まずはレビューです。
このところずっと忙しくて、セレッソ戦をディレイでも見損ねて
次節のレイソル戦もそうなりそうな状況の中で、このマリノス戦だけは
現地に足を運ぶことができました。
舞台は、2008年以来勝った事がない日産スタジアム。
2003年最終節の苛烈な記憶もあり、磐田としてはあまりいい記憶がない
スタジアムです。苦手な相手、苦手なスタジアムで磐田さんはどう戦う。




F 1-3 ジュビロ磐田
得点者
)仲川
磐田)松浦、田口、田口


DSC_0672


■試合の感想
ボールを支配して能動的に崩そうとする横マリと、重心を下げて失点を
防ぎながらカウンターを狙う磐田という非常にわかりやすい展開でした。
ボール支配率 64対36、パス数769対279という数字に、その展開が
よく表れています。といっても磐田さんはある程度の狙いをもって
この展開に持ち込んでいるので、ボールを支配されること自体は
磐田さんとしては問題はありません。相手が中盤で前を向こうとする
ところで入ろうとするところでボールを奪ってシンプルに縦に、という
狙いは高精度に実行できていました。
前半の2得点はどちらも狙いがハマッた形であり、監督のプランニングの
賜物と言っても差し支えはないでしょう。

翻って守備では、自陣の深いところで何度か内側に向かってマークを
剥がされてピンチを招くシーンが何回かありました。
今季、清水-横マリ戦をDAZNで拝見した時にも、横マリが相手SBの背後を
狙う場面が何度かあったので、チームとしてあの形を狙っているのだと
思われます。
磐田の守備陣が踏ん張って中央で跳ね返して失点は防いでいましたが、
後半に入ると横マリが前掛かりになったことで受ける時間がさらに増えて
サイドからもかなり攻め込まれてしまいました。
横マリとしては一方的に押し込んでいた後半の立ち上がりで1点でも
取れていればかなり違っていたのでしょうけれど、ここで決定力を欠いて
いるうちに磐田に3点目を取られてしまい、勝敗は決してしまいました。

あの3点目は、GKの飯倉の問題というよりもチームコンセプトの問題だと
思います。今季の横マリはGKをビルドアップに参加させる方針を
採用しているようで、マイボール時のGKの位置はかなり高いです。
プレス外しには有効な手段ではありますが、この試合のようにGKの
キックミスがなくても中盤でボールを奪われるだけで大ピンチになります。
横マリとしてはそのリスクを承知であのスタイルを採用しているはず
ですが、傍目には有効に機能しているようには見えませんでした。
磐田は飯倉のポジショニングについて狙いをもっていたようで、
前半から飯倉の背後を狙うロングシュートを何回か放っていました。
その中であの3点目だったわけですから、あの3点目は偶然ではなく
必然だったと思います。

3点目が決まった後は、磐田はさらに守備にシフト。
ギレルメの余計なファウルでPKを献上して1点を失い、さらに
そのギレルメが退場して数的不利になったことで、重心は
さらに下がりました。試合後に田口が言っていましたが、
この時点で点差が1だったら試合はわからなかったですね。


■磐田さんについて
ギレルメの退場については別項で触れるとして、あれさえなければ
磐田としては非常に良い試合でした。試合を通して試合前の狙いが
ほぼ実現して、常に優位な状況で試合を進めることができました。

3点目は、個人的に非常に好きなゴールです。
ああいう風に、「入るか!?」っていう緊張がちょっと続いた後に
「入ったー!」ってなるのが、得点が入った時の喜びをより大きく
させてくれます。手前サイドへのゴールというのも良かったですね。

この試合で当方、久しぶりにゴール裏でがっつり応援に参加しました。
跳んで叫んで、非常に疲れましたが、その分だけゴールが入った瞬間や
タイムアップの時に味わう歓喜は爆発的で、すごく楽しかったです。
試合後には足が震えて、声も掠れてしまいましたが、その痛みすら
心地よかったです。


DSC_0674



■ギレルメの退場について
冒頭でも簡単に触れましたが、改めて触れなければいけません。
この試合で退場を命じられたギレルメが激高、ピッチ上で横マリの
喜田選手を蹴り飛ばし、さらに口頭で抗議をしたスタッフに
肘打ちを食らわせるという前代未聞の大暴れをしでかしました。

ギレルメが開幕前からメンタル面で難しさがあるのは、
開幕前のキャンプの時点で噂されていました。
開幕前シーズンレビュー:磐田さんの2018年はどうなってしまうのか
↑上記参照
とはいえまさかこんな大暴れをするとは予想外でした。

確かにJリーグでは、誤審が非常に多いです。
特定のレフェリーが誤審を繰り返しているという、非常に頭の痛い
問題もあります。当方としても、どうしても好きになれない
主審がいます。ただし、どんな理由があろうとも暴力行為はいけません。
ましてや相手に暴力を振るうなど論外です。味方ならいいというわけでも
ありませんが、今回の件はいろんな意味で論外だと思います。

チームにはギレルメに対して厳罰に処することを望みます。
勝利が最優先でありつつも、Jリーガーはプロアスリート。
どのような処分が下されるのかはわかりませんが、
ギレルメには粛々と受け入れてもらうしかありません。




その上で、ギレルメの暴力事件とは別として、あの一連のシーンで
何がどうなっていたのか、今でもよくわからないんですよね。

あの場面で起こっていたことを思い返してみます。

1.磐田のチャンスシーンで川又と飯倉が衝突、飯倉が昏倒
2.横マリがカウンター発動、ユンがドリブルで運ぶ
3.小川大貴がスライディング
4.主審が笛を吹いて試合を止める。
5.ギレルメが怒ってボールを高く蹴り上げる
6.主審が副審と会話。
7.主審がギレルメを呼んで会話、警告。今日2枚目で退場。
8.ギレルメが喜田に挑発されたと勘違い、暴走開始。
9.ギレルメがピッチから引きずり出される。
10.飯倉が立ち上がる
11.ドロップボールで試合再開、金井が磐田にボールを返す


"4"で主審が試合を止めた時に、小川大貴のファウルをとられたと
思ったんですよ。主審がボールの方を指差していて、小川大貴が
主審に両手を広げて「何もしてない」とアピールしていたので。
DAZNでも解説の戸田氏が「あ、ファウルを取ったんですか」と
話しています。ただ、再開がドロップボールで、しかも横マリから
磐田にボールを返したので驚きました。小川大貴のスライディングは
ファウルではなくて、飯倉が倒れているから主審が試合を止めた
ということなんでしょうか?

もしそうなら、この時に主審がちゃんとそれを明瞭にしていれば、
ギレルメが怒ることはなかったんじゃないかと思うんですよね。
さらに言えば、飯倉が後頭部を強打する接触で、なおかつ主審が
そのシーンをきちんと視野に入れてみているわけですから、
飯倉の安全性を考えていくら横マリのカウンターチャンスといえど
試合をそこで止めるべきだったな、と。

ギレルメの行為は言語道断で擁護できませんが、そこに至るまでの
一連の流れ、および審判団の振る舞いについては疑問を抱いています。


今日は以上です。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

負けた試合の感想はシンプルにちゃっちゃと済ませちゃいましょう(笑)

ジュビロ磐田 1-2 Vファーレン長崎


■試合の感想
今年磐田に負けたチームはこんな気持ちなんだろうな、という試合でした。
前半耐えて、後半焦れた相手の隙を突いて点取って勝つ、みたいな。
磐田がいつもやっていたことをやられてしまいました。

中途半端にチャンスがあっただけに、決められずにいたせいで
磐田のほうが先に焦れてしまいました。
長崎がファンマを投入するタイミングが絶妙だったっていうのも
あるんですけど、磐田が根負けするのは久しぶりに見ましたね。

長崎は今年ちょいちょい試合を拝見してまして、磐田とやり方が似ている
というのはわかっていました。ただ、アダイウトンやムサエフが
突然シーズンアウトになるというショッキングな事態の中で違うやり方を
模索しなければいけない状況、あるいは色気を出している中で、
長崎はあのスタイルに対して迷いがないので、その点が出ました。

2点目はぶっちゃけ論外なんですけど、ああいうのはもうやめてくれ
としか言いようがなくて、例えば名古屋戦のアレとかみたいに
選手に今後気をつけてもらうしかありません。

ギレルメはだんだん良くなってきたなぁと思っていたのですが、
この試合は良くなくて、後半は特に悪いところがモロに出ました。
プレーがアレなだけならいいんですけど、相手の選手に思いっきり
レイトでぶつかって顔面衝突していたあれはダメです。
飯尾選手が無事でよかったです。大変申し訳ない。


■磐田さんについて

まぁー悪いところが全部出たというかね・・・。
ただ、何度も引き合いに出して申し訳ないんですけど、名古屋戦とか
ガンバ戦に比べれば内容的には悪くなくて、慣れないやり方に
取り組まざるを得なくなっている状況にしてはやれてたかな、と。
特にこの試合は俊輔までいなくなっていたので、メンツ的には
正直かなりしんどかったんですよね。
言い訳がましいですが、今日はもうしょうがなかったと思います。

あとは、今日は完全に相手GKの徳重をのせてしまいましたね。
開始直後にビッグセーブがあって、そこから最後まで安定していました
シュートは積極的に打っていくべきではあるんですけど、
ただその中で相手GKを調子付かせないやり方もあるといいかな、と。
安易に遠巻きにミドルをブチ込んでると、GKは調子に乗ります。
その点で、ちょっと相手を助けたかなとも思います。


完敗でしたが、私は今日はあんまり落ち込んでいません。
次ですよ、次。
名波監督以下、選手達を信用しています。


5/2は日産にいきます。楽しみです。


今日は以上です。


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