皆さんこんばんは。
お久しぶりです。夜磐です。
2021年シーズンのJリーグが終了しました。
まだ天皇杯の決勝戦が残っていますが、一足お先に閉幕のご挨拶をさせて頂きます。
サッカーファミリーの皆様、今年もお疲れ様でした。
我らがジュビロ磐田は、昨年に続きJ2での戦い。
開幕2連敗スタートを喫するなど苦しいスタートとなりましたが、
最終的には優勝してJ1昇格を果たすというドラマティックな結果となりました。
正直、完全に予想外でした。
御見逸れしました。
コロナ禍もあって私は2年ほど現地観戦をしていなかったのですが、
今年は3試合ほどスタジアムに足を運びました。
久々ということもあって、感じるところは決して少なくなかったです。
5月1日 第11節 ジュビロ磐田 3-2 栃木SC
2年ぶりのJリーグ観戦、ヤマハスタジアム訪問は実に5年ぶりです。
5年もあれば景色も変わっているかなと思ったのですが、意外と変わらないものですね。
この時点では磐田はチームとして成熟しておらず、タクティクスでは栃木SCが圧倒。
栃木のハイプレスが面白いように機能し、栃木がミドルサードでボールを刈っては
速攻を繰り出し終始磐田を追い詰める展開が続きました。
それでも磐田さんは、偶発的に発生したイレギュラーに付け込んで3点を奪取。
試合内容が反映されないスコアで磐田さんが勝利しました。
勝ちに不思議の勝ちあり、とはよく言ったもの。
再現性が全くなさそうな点で、この時点では優勝も昇格もイメージはできませんでした。
この試合を一緒に現地で見た他サポの友人は、磐田の有様を見て絶句。
5月の段階では、磐田さんはそれくらい危ういサッカーをやっていました。
10月3日 第32節 FC町田ゼルビア 1-2 ジュビロ磐田
2回目の観戦は、ずいぶんと時間が空いて10月のこと。
ゼルビアのホーム、町田GIONスタジアムにお伺いしました。
牛タン弁当、美味しかったです。
磐田さんはこの時点で昇格圏にいたこともあり、前回の栃木戦よりはブラッシュアップ
されていましたが、それでも組織としての完成度では町田の方が圧倒的に上でした。
開始直後のドタバタ2得点がなかったら、結果は違うものになっていたことでしょう。
町田の狙いは明確。まず磐田の両WBの裏を狙い撃ちにして5バック状態にさせ、
重心を下げさせた後はピッチを縦にも横にも広く使って磐田の守備にギャップを作り、
ズレたところでゴール方向にボールを動かすという攻撃をしてきました。
前半途中からはこの狙いがどハマっていたのですが、この狙いが機能し始める前に
磐田が2点先行しており、町田はその差を埋められませんでした。
後半はいつ点が入ってもおかしくない時間が長かったんですけどね。。。
ただ、遠藤ヤットはやはりさすがでした。
この時期になってようやく "ジュビロ磐田の遠藤保仁" を生で拝見したのですが、
配球センスは大ベテランとなった今でも一級品。
特に先制点を演出したロングパスは圧巻でしたね。
ルキアンもあのゴールを今季のベストゴールとしていました。
あと面白かったのが、低い位置からビルドアップする時の動き。
Jリーグではボランチが最終ラインの真ん中に入ってサイドバックを上げるという
フォーメーション変形が長いこと流行していましたが、遠藤は真ん中ではなく
ボールサイドのWBの背後に移動するという動きをしていました。
味方のフォローがある状況であれば、その位置がもっともプレスを受けずに
ボールをキープできる場所。ゴールまでの距離が遠く角度も小さくなりますが、
遠藤ヤットほどの名手になればそれだけの時間と角度があれば十分なのでしょう。
お見事、の一言に尽きます。
11月14日 第39節 水戸ホーリーホック 1-3 ジュビロ磐田
J1昇格に王手をかけて迎えた一戦、6年ぶりに水戸を訪問し昇格の瞬間に立ち会ってきました。
町田戦同様、序盤に磐田が2点を連取。
この試合の前半20分くらいまでが、今年3試合見た磐田さんの中では一番良い内容でした。
磐田さんが自陣ではなく敵陣で、ピンボールのようにボールを鋭く回すところは
ずいぶんと久しぶりに見ました。下手をすると00年代以来ですかね。
ただ、前半途中に水戸が選手とシステムを変更した後は、試合終了まで水戸が圧倒。
特に後半は水戸がずっと攻めていてしかもチャンスがたくさんあり、2,3点くらい
2019年に磐田にいた中山仁斗選手、凄くいい選手になっていましたね。
オフザボールの動きやポスト、ゴールを狙う動きなど、前線に立つストライカーとして
非常に質の高いプレーを見せていました。あんなに凄い選手だったとは。。。
磐田さんはよく粘れるものだなと関心しましたが、その粘りこそが今季の昇格の
理由のひとつだったかもしれません。
J1昇格を決め、歓喜に染まるジュビロ磐田。
おめでとうございました。
帰り際、電車に乗ろうとホームに降りたらジュビロ磐田の選手達がいて、
滅茶苦茶ビックリしました。普通にいらっしゃるんですね。。。
オフでは邪魔をしない主義なので、話しかけたり写真をお願いしたりはしませんでしたが、
遠巻きに眺めていたら鈴木雄斗選手と目が合ってしまい、ドギマギしながら会釈しました。
そしたら鈴木雄斗選手が軽く会釈を返してくれたので、またビックリ。
私だったらキョドりながら会釈してきた他人なんて絶対無視します。
鈴木雄斗選手、凄くお優しいです。
鈴木雄斗選手といえば、6年前の水戸では対戦した時は対戦相手として試合に出て
いらっしゃったんですよね。しかも、当時のレビューで鈴木雄斗選手の振る舞いを
私がめっちゃ褒めていました。自分で書いておきながらすっかり忘れていました。
当時から素敵な方だったんですね。
【夜磐】水戸ホーリーホックvsジュビロ磐田 掌の上で踊る
================================
特に先制ゴールを決めた鈴木選手は、後半ボールボーイが投げたボールがピッチ内に流れていったときに、
わざわざ拾い上げて磐田の選手に投げ渡していました。
水戸がリードしている時間帯に、です。
こういうことができる選手は意外と少ないです。
磐田相手にゴールを決めた怨敵ですが、昨日で鈴木選手のことが好きになりました。
================================
7月の23節以降、5ヶ月間19試合無敗、最終勝点91という凄まじい成績で
J2優勝とJ1昇格を果たしたジュビロ磐田。
関係者、ファンの皆様、本当におめでとうございました。
今季の成績は長いJ2史に残る、素晴らしいものでした。
心からお祝い申し上げます。
正直に申し上げますと、ピッチ内外に改善の余地が非常にたくさんある、
というのが今の磐田さんに対する私の認識です。
それらは非常に根深い、組織の根幹に伴う問題に起因しており、
1年2年の短いスパンでどうにかなるものではない、と私は考えています。
しかしながら、今季の磐田さんは、私の予想を遥かに上回る成果を出しました。
今年の成果が、問題を解決する変化の狼煙になるのだとしたら、
それほど素晴らしいことは他にないと思います。
来季以降、いろんな意味で新しいスタートとなる磐田さん。
これからも頑張っていってほしいな、と思います。
新しいスタートといえば、PUMA社とジュビロ磐田のユニフォームサプライヤー契約が
今季で満了となることが発表され、磐田は来季以降は違うメーカーのユニフォームを
着用することになりました。今年の時点で既にPUMA社はスポンサーではなかったようで、
ユニフォームの件も残念ではありましたが、実業団時代から半世紀近くの関係がある会社から
支援を打ち切られたという事実の方がチームにとってはショッキングですね。
上記の問題の表層の一つだと思います。
磐田のユニフォームはPUMA、というイメージは、ジュビロ磐田ファン以外にも広く
定着していたと思います。かなり大きな変化かと思います。
当然ながら、私が所持しているジュビロ磐田のユニフォームはすべてPUMA製。
ジュビロ磐田のファンになってから20年、購入したユニフォームは実に10枚。
これらがすべて過去のものになると思うと、哀愁の念は隠せません。
なんで00-01年モデルの2ndを2枚も持っているのだろう。
最も思い出深いのは・・・03年のチャイナカットモデルか07年の飯田産業モデル(?)です。
どちらも相当な回数着用しました。特に03年モデルはフットサルとかでも使っていて、
とんでもない回数着ていると思います。その分、いろんな思い出がありますね。
07年モデルは、2010年のナビスコカップ決勝戦で着ていました。
2012年モデルは鮮やかでした。
本日は以上です。
お久しぶりです。夜磐です。
2021年シーズンのJリーグが終了しました。
まだ天皇杯の決勝戦が残っていますが、一足お先に閉幕のご挨拶をさせて頂きます。
サッカーファミリーの皆様、今年もお疲れ様でした。
我らがジュビロ磐田は、昨年に続きJ2での戦い。
開幕2連敗スタートを喫するなど苦しいスタートとなりましたが、
最終的には優勝してJ1昇格を果たすというドラマティックな結果となりました。
正直、完全に予想外でした。
御見逸れしました。
コロナ禍もあって私は2年ほど現地観戦をしていなかったのですが、
今年は3試合ほどスタジアムに足を運びました。
久々ということもあって、感じるところは決して少なくなかったです。
5月1日 第11節 ジュビロ磐田 3-2 栃木SC
2年ぶりのJリーグ観戦、ヤマハスタジアム訪問は実に5年ぶりです。
5年もあれば景色も変わっているかなと思ったのですが、意外と変わらないものですね。
この時点では磐田はチームとして成熟しておらず、タクティクスでは栃木SCが圧倒。
栃木のハイプレスが面白いように機能し、栃木がミドルサードでボールを刈っては
速攻を繰り出し終始磐田を追い詰める展開が続きました。
それでも磐田さんは、偶発的に発生したイレギュラーに付け込んで3点を奪取。
試合内容が反映されないスコアで磐田さんが勝利しました。
勝ちに不思議の勝ちあり、とはよく言ったもの。
再現性が全くなさそうな点で、この時点では優勝も昇格もイメージはできませんでした。
この試合を一緒に現地で見た他サポの友人は、磐田の有様を見て絶句。
5月の段階では、磐田さんはそれくらい危ういサッカーをやっていました。
10月3日 第32節 FC町田ゼルビア 1-2 ジュビロ磐田
2回目の観戦は、ずいぶんと時間が空いて10月のこと。
ゼルビアのホーム、町田GIONスタジアムにお伺いしました。
牛タン弁当、美味しかったです。
磐田さんはこの時点で昇格圏にいたこともあり、前回の栃木戦よりはブラッシュアップ
されていましたが、それでも組織としての完成度では町田の方が圧倒的に上でした。
開始直後のドタバタ2得点がなかったら、結果は違うものになっていたことでしょう。
町田の狙いは明確。まず磐田の両WBの裏を狙い撃ちにして5バック状態にさせ、
重心を下げさせた後はピッチを縦にも横にも広く使って磐田の守備にギャップを作り、
ズレたところでゴール方向にボールを動かすという攻撃をしてきました。
前半途中からはこの狙いがどハマっていたのですが、この狙いが機能し始める前に
磐田が2点先行しており、町田はその差を埋められませんでした。
後半はいつ点が入ってもおかしくない時間が長かったんですけどね。。。
ただ、遠藤ヤットはやはりさすがでした。
この時期になってようやく "ジュビロ磐田の遠藤保仁" を生で拝見したのですが、
配球センスは大ベテランとなった今でも一級品。
特に先制点を演出したロングパスは圧巻でしたね。
ルキアンもあのゴールを今季のベストゴールとしていました。
あと面白かったのが、低い位置からビルドアップする時の動き。
Jリーグではボランチが最終ラインの真ん中に入ってサイドバックを上げるという
フォーメーション変形が長いこと流行していましたが、遠藤は真ん中ではなく
ボールサイドのWBの背後に移動するという動きをしていました。
味方のフォローがある状況であれば、その位置がもっともプレスを受けずに
ボールをキープできる場所。ゴールまでの距離が遠く角度も小さくなりますが、
遠藤ヤットほどの名手になればそれだけの時間と角度があれば十分なのでしょう。
お見事、の一言に尽きます。
11月14日 第39節 水戸ホーリーホック 1-3 ジュビロ磐田
J1昇格に王手をかけて迎えた一戦、6年ぶりに水戸を訪問し昇格の瞬間に立ち会ってきました。
ローストビーフ。絶品でした。写真が下手なだけです。
町田戦同様、序盤に磐田が2点を連取。
この試合の前半20分くらいまでが、今年3試合見た磐田さんの中では一番良い内容でした。
磐田さんが自陣ではなく敵陣で、ピンボールのようにボールを鋭く回すところは
ずいぶんと久しぶりに見ました。下手をすると00年代以来ですかね。
ただ、前半途中に水戸が選手とシステムを変更した後は、試合終了まで水戸が圧倒。
特に後半は水戸がずっと攻めていてしかもチャンスがたくさんあり、2,3点くらい
ポポーンと入ってしまってもおかしくなかったです。
2019年に磐田にいた中山仁斗選手、凄くいい選手になっていましたね。
オフザボールの動きやポスト、ゴールを狙う動きなど、前線に立つストライカーとして
非常に質の高いプレーを見せていました。あんなに凄い選手だったとは。。。
磐田さんはよく粘れるものだなと関心しましたが、その粘りこそが今季の昇格の
理由のひとつだったかもしれません。
J1昇格を決め、歓喜に染まるジュビロ磐田。
おめでとうございました。
水戸駅で美味しいカレーを食べて帰りました。
帰り際、電車に乗ろうとホームに降りたらジュビロ磐田の選手達がいて、
滅茶苦茶ビックリしました。普通にいらっしゃるんですね。。。
オフでは邪魔をしない主義なので、話しかけたり写真をお願いしたりはしませんでしたが、
遠巻きに眺めていたら鈴木雄斗選手と目が合ってしまい、ドギマギしながら会釈しました。
そしたら鈴木雄斗選手が軽く会釈を返してくれたので、またビックリ。
私だったらキョドりながら会釈してきた他人なんて絶対無視します。
鈴木雄斗選手、凄くお優しいです。
鈴木雄斗選手といえば、6年前の水戸では対戦した時は対戦相手として試合に出て
いらっしゃったんですよね。しかも、当時のレビューで鈴木雄斗選手の振る舞いを
私がめっちゃ褒めていました。自分で書いておきながらすっかり忘れていました。
当時から素敵な方だったんですね。
【夜磐】水戸ホーリーホックvsジュビロ磐田 掌の上で踊る
================================
特に先制ゴールを決めた鈴木選手は、後半ボールボーイが投げたボールがピッチ内に流れていったときに、
わざわざ拾い上げて磐田の選手に投げ渡していました。
水戸がリードしている時間帯に、です。
こういうことができる選手は意外と少ないです。
磐田相手にゴールを決めた怨敵ですが、昨日で鈴木選手のことが好きになりました。
================================
7月の23節以降、5ヶ月間19試合無敗、最終勝点91という凄まじい成績で
J2優勝とJ1昇格を果たしたジュビロ磐田。
関係者、ファンの皆様、本当におめでとうございました。
今季の成績は長いJ2史に残る、素晴らしいものでした。
心からお祝い申し上げます。
正直に申し上げますと、ピッチ内外に改善の余地が非常にたくさんある、
というのが今の磐田さんに対する私の認識です。
それらは非常に根深い、組織の根幹に伴う問題に起因しており、
1年2年の短いスパンでどうにかなるものではない、と私は考えています。
しかしながら、今季の磐田さんは、私の予想を遥かに上回る成果を出しました。
今年の成果が、問題を解決する変化の狼煙になるのだとしたら、
それほど素晴らしいことは他にないと思います。
来季以降、いろんな意味で新しいスタートとなる磐田さん。
これからも頑張っていってほしいな、と思います。
新しいスタートといえば、PUMA社とジュビロ磐田のユニフォームサプライヤー契約が
今季で満了となることが発表され、磐田は来季以降は違うメーカーのユニフォームを
着用することになりました。今年の時点で既にPUMA社はスポンサーではなかったようで、
PUMA社から支援を打ち切られたものと思われます。
ユニフォームの件も残念ではありましたが、実業団時代から半世紀近くの関係がある会社から
支援を打ち切られたという事実の方がチームにとってはショッキングですね。
上記の問題の表層の一つだと思います。
磐田のユニフォームはPUMA、というイメージは、ジュビロ磐田ファン以外にも広く
定着していたと思います。かなり大きな変化かと思います。
当然ながら、私が所持しているジュビロ磐田のユニフォームはすべてPUMA製。
ジュビロ磐田のファンになってから20年、購入したユニフォームは実に10枚。
これらがすべて過去のものになると思うと、哀愁の念は隠せません。
なんで00-01年モデルの2ndを2枚も持っているのだろう。
しかも1枚は新品タグ付き。
07年モデルだけサイン入り。
しかし背番号の山崎選手ではなく、川口能活選手と松浦拓弥選手。最も思い出深いのは・・・03年のチャイナカットモデルか07年の飯田産業モデル(?)です。
どちらも相当な回数着用しました。特に03年モデルはフットサルとかでも使っていて、
とんでもない回数着ていると思います。その分、いろんな思い出がありますね。
07年モデルは、2010年のナビスコカップ決勝戦で着ていました。
タイトル獲得時のユニフォームは、やはり特別です。
2012年モデルは鮮やかでした。
来季からは、Admiral(アドミラル)社製のユニフォームを着用することが発表されました。
Admiral社のことは存じ上げてはおりましたが、凄く昔のメーカーという印象だったので、
この時代にサッカーチームに提供しているとは知りませんでした。
新しく、素敵な関係を築けると良いですね。
本日は以上です。