フットボール マンション

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カテゴリ:日本サッカー界

こんにちは。新年あけましておめでとうございます。
各クラブ、新シーズンに向けていよいよ始動。開幕まで待ちきれない日々が続きそうです。

[頼もしい守護神の完全移籍]
さて、私が応援しているアスルクラロ沼津は先日ジュビロ磐田より牲川歩見選手を完全移籍で獲得しました。

昨年、堅守沼津の守護神として大活躍!
世代別代表に名を連ねてきた牲川選手は「J3のクルトワ」等と言われるほど、飛躍の年に2018年はなりました。

J1・ジュビロ磐田ではGKの序列では4番手。以前のレンタル先でも苦い経験をしてきたと思いますが、昨年の活躍故に磐田からのレンタル延長は無いのかな。。。と思っていたので完全移籍は予想外の衝撃でしたが、今年のJ3のGK事情やこのチームで何かキッカケを掴んだ事が移籍に大きく影響したのかもしれません。

◆2018年のJ3リーグのGK事情◆
正確には2018シーズン終了後の事情と言った方が正確かもしれません。

群馬 松原修平→J1 湘南へ完全移籍
琉球 朴 一圭→J1 横浜FMへ完全移籍
長野 田中謙吾→J1 松本へ完全移籍
沼津 大西勝俉→J2 鹿児島へ完全移籍

(同カテゴリ内で移籍したYSCCの浅沼やU-23の廣末や永石は別として)
なんとJ1へ3選手が移籍した事は2018シーズンのJ3で大きなニュースだと感じました。
また、2017年の躍進を支え2018年も牲川選手にかわりゴールを守った沼津の大西選手もJ2の舞台へ

「試合に出続ける事、結果を残す事でステップアップへ繋がる」

GKというポジションは特殊です。
唯一手を使う事が許され、そのレギュラーの座は各チーム、ピッチの上に1つしか用意されていません。
だからこそ重要で、だからこそ今年上位カテゴリのクラブは1年間実戦で結果を残しているJ3のGKにも白羽の矢を立てたのかもしれません。
J2ならわかるのですが、J3にこういった流れが今年生まれたのは驚きでした。しかし移籍した彼らが上のカテゴリで活躍する事は今後にも大きな影響を与えるので、活躍を期待しています!

◆1人で守っているわけでは無いという事◆
先日の代表戦でもそうでしたが、しばし失点するとGKのせいにされてしまう事があります。
失点にはいくつかパターンがあると思うのですが
・明らかなミスでの失点
・ブラインドや予期せぬ失点
・相手に完全に崩されての失点…

昨年、GKだけでなくチーム全員で守ってるというのがよくわかる試合がJ3リーグでありました。

2018年11月18日(日) アスルクラロ沼津vsSC相模原

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奇しくも引退を決めていた日本サッカー界GKのレジェンド、川口能活選手(富士市出身)が静岡県東部地域でラストゲームとなる試合

特にアスルクラロ沼津のCKやロングスローでの攻撃にSC相模原はこんな守り方をしていました。

CKの時
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① 相模原はCKから近いポストの辺りに193cmの長身FWのジョン・ガブリエル選手を置きます。
カーリングでいう所の的を隠すストーンの様な役割ですね。彼の頭上を越えない限りCKはPA内の沼津の選手には届きません。
② ジョン選手を越えてきたボールは近いエリアでは187cmのGK田中選手が処理します。
③ ジョン選手、田中選手も届かない高いボール、これは当然滞空時間も長くなりますが、これは194cmのCB梅井選手を中心に跳ね返します。

3段構えの守備ですね。高さをほぼ封殺するGKとフィールドプレーヤーを合わせた理にかなった守備だと思います。

実際前回対戦の9/18のアウェイでの尾崎選手の得点(この時はジョン選手が累積で出場停止)も低いCKから虚を突いたプレーでした



相模原はセンターラインを長身選手でキッチリ固めてるチームならではな気がします。
今季、YSCCからシュートストップに優れたGK浅沼選手を取ったのも高さではなく、そういった打開された時のシュートストップを見越しての補強なのかもしれません。勿論、田中選手も成長著しいGKなのでレギュラー争いも注目です!


ロングスローの時
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2つ目はロングスローの時です。
…と言ってもやってる事は同じで熱川選手のロングスローをジョン選手が跳ね返す。そこを越えられればチャンスになりますが中々難しかった試合でした。

しかし、こちらはCK時と狙いが全く異なっていたと思います。
ジョン選手が跳ね返していたボールは図の○のエリアへ。そのセカンドボールを沼津の選手は狙っていたし、相模原の選手も拾わせない様にしていました。
ここで一番の狙いは「二次攻撃」であり、越えないロングスローでも投げ続けた事は、攻めている沼津の守備がもうそこからスタートしていた事に繋がると思います。

簡単な話。
ジョン選手が低い位置でボールに触る = ゴールハンターをゴールから遠い位置でプレーさせる
それだけで、カウンターも枚数が減るし失点の確率はグッと下がります。
「沼津は攻めながら守備へのアプローチも出来ていた」GKとは話が離れてしまいますが、攻守が激しく入れ替わるフットボールならではと言った感じです。

攻撃面でもホーム、アウェイの2試合共に畑選手がメンバー外だったり、左サイドが染矢選手と石田選手という縦にスピードがありドリブルで仕掛けられる攻撃的な2人を交代で使ったのもそういう競り合いの部分以外に活路を見出していた故なのかな?と感じました。


また、余談ではありますが今年のJ3開幕戦のFC東京U-23で試合前のGK練習。大西選手と牲川選手へサイドから放り込んだボールが全然違う事に気づいてました。
大西選手は胸の頭上でキャッチ出来るハイボール、牲川選手は触れるか触れないかの高くて長いボール。
最初はミスキック?って思ったけど、殆んどがそんなボール。
つまり牲川選手の時は牲川選手が触るから相手は「ハイボールは勝負出来ない」
彼の身体的な特徴を活かした守備だったんだと思います。

そう、GKは一人で守っていない。ピッチでは色々な駆け引きや戦いが繰り広げれられているんだなと。


◆ピッチを去るレジェンドGK◆
田中選手という後輩をベンチで見守った相模原のGK川口選手。
この日は前日に、昨年アスルクラロ沼津ともコラボしたAqoursの東京ドーム公演から沼津入りしたのですが愛鷹広域公園の駐車場はほぼ埋め尽くされ、1時間前位に着いた自分は公園内の路肩を臨時駐車場にしたスペースへなんとか駐車。

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Aqoursの公演にはアスルクラロ沼津からのフラワースタンドも

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ギリギリに着き過ぎて書いてる内容を覚えてない


先日、川口選手と代表で長年GKを競った楢崎選手も引退を表明。
「楢崎と川口」1つの時代が終わるんだな。と寂しく感じました。
私はどちらかというと、正直楢崎選手のプレースタイルの方が好きでした。でもJリーグを観戦した自分の記憶にはいつも川口選手がピッチにいました。

子供の頃、初めてJリーグを見た清水エスパルスvs横浜マリノス


このブログ、フットボールマンションをはじめJリーグサポーターの友人と出会って、10年ぶり近くにJを観戦した清水エスパルスvsジュビロ磐田。

そして、この日アスルクラロ沼津vsSC相模原。

いつも対戦相手のゴールを守っていたけど、この日セレモニーの時に沼津のゴール裏にも挨拶に来てくれて本当に本当に嬉しかった。


先日のJリーグアウォーズでベスト11に選ばれた川崎フロンターレのチョン・ソンリョン選手も川口選手に憧れてたと答えていました。
中村憲剛、川口能活&チョン・ソンリョンの“日韓GK”と食事「濃密なものでした」

我々ファンだけでなく、J3のみならず選手の中には川口選手や楢崎選手に憧れた。そういったGK選手もきっといるはず。



GKというポジションは特殊。
試合の半分はサポーターの大声援を一番近くで背中に受け、残りの半分は対戦相手サポーターの目の前で歓喜の瞬間を奪っていく。
だから好きなんだよなぁ・・・カッコいいわ


(※話がブレすぎてオチが見当たらないので今日はこの辺で~)

先日浦和レッズの槙野選手のツイートが大きな話題になりました。
当該ツイートは既に削除されておりますが、簡単に言えば判定に対する不満を動画付きでUPしサポに問う内容でした。

まず判定について個人的な見解から
該当の試合は事後確認になったものの動画を見た時の感想は、「ファールだなぁ」というもの。

ガイドラインでは「コーナーキック時に」「ゴールキーパーの動きを」不正な方法で妨げた場合はファールを取るとなっております。
接触の激しさに関わらずコーナーキックでGKのバランスを崩す行為があった場合はファールということです。ジャッジに不当な部分は見当たりません。

批判について
・副審は最初はオフサイドのつもりで上げて誤魔化す為にオフサイドにしたのではないか
これはありえません。現地動画より副審は上げるときにフラッグを左手に持ち替えております。
この場合はオフェンスのファールのジャッジ。オフサイドならそのまま右手でフラッグを上げるシーンです。主審の対応は直接フリーキックを示している為、2人とも初動でファールと認識していることになります。

・副審のフラッグを上げるタイミングが遅いのではないか
これについては副審はどちらの利益になるかを見極めた上で旗を上げるという基準があります。
例えば権田が倒れたとしてもDFの跳ね返しからカウンターになれば止めた場合には明確に不利益になるわけで。鳥栖に利益にならないと判断してから上げる必要があるわけです。
結果は見ての通り。鳥栖にとって利益にならない状況になった為、上げた。これもガイドライン通りの振る舞いですね。

・鳥栖の得点シーンもファールではないか
そもそも全く別の話なので触れる必要もないのですが、確認したところGKとの接触ではありませんでした。その為、上記とは完全に別の基準で話す必要が出るでしょう。
該当シーンについてファールと取るかどうかは審判の裁量です。
ファールにする審判もいるでしょう。
ただ、前半28分の高橋選手を掴み倒したシーンを目の前で流していることを考えるとフィールドプレーヤー同士のコンタクトについてはかなり流す方に基準が取られています。
上記のシーンをファールとする場合基準を揃えるのであれば、28分の掴み倒したシーンについてはPKになるだろうと。
基準はブレていないというのが見た側としての感想です。

今回の問題で浦和側の不満が大きいのは前節の今村主審の問題が大きいのだと思います。
今村主審はCKをほぼ止めており、それに対して今節は(フィールドプレイヤーについては)流す審判だった。基準の落差が激しく不信感が募っていた部分であったことが大きいと思います。
尤も、高橋選手が掴み倒された段階でPKを与えられてもやはり批判はされたでしょう。どっちに転んでも正当性を欠いているとは言えないシーンではありますが。


さて、本題はここからです。
私個人は槙野選手にそれほど批判的な感情はないのですが、今回のケースは話が別です。
SNSで審判の判定をサポーターに投げかける行為というのは選手として明らかに取るべきではない行為です。
試合中に熱くなることはあるでしょう。揉めるのもわかります。
終了直後に審判と話をする。これも問題とは思いません。

しかし彼の行為は審判団を無視して自らのサポーターに裁量を求めたわけです。
これはリスペクトを欠いている以上に、今後の試合運営に支障をきたしかねない行為です。

そもそもSNSでの彼のフォロワーの大半は彼の賛同者です。今回のケースで言えば浦和サポーターが多いわけで、不利な判定を受けたサポーターを煽り審判への批判に油を注いだわけです。

正直これについては罰則を定めるべきというのが個人的な意見です。
今回どうするかというのは別としても、試合の度に各試合で不服な判定を選手が動画で上げ始めたら収拾がつきません。サポーターがやるのとは次元の違う話です。

余談ですが、Jリーグは今季こんな動画を上げています。

リーグとしても誤審を含めて認めて公表していこうという姿勢を出しております。
開幕戦から勝ち点を大きく左右する誤審があったりするわけで勿論審判の質の向上は必要でしょうが、その為の取り組みを色々と行っているのも確か。

そういった中で槙野選手の行為は想像力が欠けていると言わざるを得ない。
仮にジャッジがミスであったとしても許される行いではありません。
むしろ多くの人がファールと取れるシーンだったのが幸いなくらいでしょうか。

本当にはっきりと誤審だったとしたら騒動はこのレベルじゃ済まなかったかもしれません。
選手のSNS利用についての教育は協会側ももう一歩踏み込む必要がある時期になったのだと思います。

※はじめに※
今回の内容はアスルクラロ沼津以外の方々にも出来れば読んで頂きたい内容となっております。出来る事なら最後までお付き合いいただければ幸いです。

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上の2つを見て何か違いにお気づきだろうか?
上3つが今シーズン・アスルクラロ沼津が戦ったホームゲームでのベンチ入りメンバー
下3つが今シーズン・アスルクラロ沼津が戦ったアウェイゲームでのベンチ入りメンバーである。

ホームゲームでは7人、アウェイゲームでは6人がベンチ入りしている。


なぜアウェイでも7人ベンチ入りさせないのか? 単純な話である、遠征費が足りないのだ。

今回タイトルにつけた「Ready for」国内最大のクラウドファンディングサイト。

このサイトでアスルクラロ沼津は遠征費及び選手のコンディション維持費を現在クラウドファンディングにて行っている(5/31迄)
2017年J3リーグ参入!アスルクラロ沼津、次なるステージへ!!

クラウドファンディングとは

「なんだよ。募金しろってかよ」
 と言う話がしたい訳では無い。
(勿論力を貸していただけたら嬉しいが今回したいのはそう言った話ではない。)

日本ではまだまだ馴染みの無いクラウドファンディングであるが、このサイトを見て行くと様々なジャンルへ資金を求めている団体がいる。
スポーツのジャンルに限ってみても、障碍者スポーツ、海外への援助、マイナースポーツ団体と多岐に渡る。

その中でちょっと気になったのがプロバスケット・B2リーグの鹿児島レブナイズだ。
Bリーグと言えば、Jリーグ初代チェアマンの川渕三郎氏がチェアマンに就任し、昨年華々しい幕開けを飾ったばかりだ。

そのBリーグのチーム。鹿児島レブナイズが経営難で存続の危機に瀕しているらしい。
財政難に苦しむ鹿児島レブナイズの現状、Bリーグの手厚いフォローがクラブの再生を支える
(BASKETBALKING)
財政難でチーム消滅危機!存続へ向けた最後の挑戦に力をください
(Ready for 鹿児島レブナイズ)

Ready forでの期間は後8日。(5/11現在)
仮に達成され今シーズンを含め乗り切ったとして、財源確保へクラブは難しい戦いを強いられるだろう。
Jリーグでも先日のV・ファーレン長崎の経営危機。古くは横浜フリューゲルスの消滅。
(JFLカテゴリで言えばSP京都や企業チームの退会。特にアスルクラロ沼津にとっては同じ東部にあったジャトコサッカー部の解散は、しばしDAZN等でも話題に挙がる。)

決して対岸の火では無い。
だから「我々が何をする」と言う事ではないが(可能であれば少しでも助けてあげてほしいとは思う。応援するクラブが消えるのはやはり見たくない。)、アスルクラロ沼津のクラウドファンディングから鹿児島レブナイズのページを見つけてそう感じ。書かずにはいられなかった。


…SC相模原との試合で楽しむ沼津サポーター&相模原サポーターの皆さんの姿を見て、今ここに大好きなサッカーや大好きなチームがあるのって改めて幸せな事だな。と思い。
特に沼津はJリーグに上がって「今まさに上へ上へ全力で進んでるタイミングで、ちょっとこういう湿っぽいと言うかマイナス的な話を書くのはなぁ…」って何度も書かない方がいいのかなって自分の中で葛藤があったけど、だからこそ今のチームや応援を全力で楽しみたい。色々な人達の思いが詰まってるからこそ、出来る事からサポートしたいと感じました。
このブログFBMの住人の人も閲覧して頂いた皆様も皆応援しているチームはそれぞれ違うと思いますが、「今そこにあるサkk」←言いたいのはこれです!

なんともおセンチなお話を長々と見て頂いた方々!ありがとうございましたm(__)m
なんか答えのないし、メンドクサイ話を書いて後で後悔しそうですw

そんなこんな、さぁ!まだまだ走りますよー!アスルクラロ沼津!

見た事無い夢の軌道 追いかけて!

SC相模原の企画で、戸田和幸さんのトークショーに行ってきた。


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(以下、公式HPより)
SC相模原がサッカー好きにお届けするトークイベント《football studio》 好評につき第2弾の開催が決定しました。第1回目の中西哲生さんに続いての今回のゲストは、サッカー元日本代表 2002年日韓ワールドカップでは闘志溢れるプレーで日本に “赤モヒカン”旋風を巻き起こした地元相模原市出身 戸田和幸さん。 少年時代の話から日本代表としてW杯出場時のエピソード、海外移籍時の体験談など彼のサッカー人生を振り返りながら、今後の日本サッカー界への思いを熱く語っていただきます。歯に衣着せぬ男“戸田和幸”のぶっちゃけトークをお楽しみください!サイン会もあります!





私の中での戸田和幸
彼を初めて知ったのは日韓ワールドカップの少し前だった。
01年に代表デビューし、02年日韓ワールドカップでは日本の中盤での守備的な仕事を一手に引き受けていた彼のイメージは、まさしく”守備の人”。
激しい球際でのファイトを繰り返していた戸田さんは、体格や経験に劣る日本代表の中でも一際目立つ存在だった。
特にあの赤い奇抜なヘアースタイルは、プレー以上に強烈なインパクトをTVの前のファンに与えていた。

その後、プレミア名門のトットナムに移籍して以降、戸田さんを目にすることはほとんどなくなった。
当時高校生だった私には有料放送を見る手段もなければ、そこまでサッカーに対する熱量がなかった。
海外組を見ようとすれば、日本代表か各種スポーツニュースくらいなもの。
しかし、彼は次期監督のジーコに招集されることがなかった。
(正確には、1度呼ばれたが拒否したらしい)
以降、彼がプレーするのを生で見る機会は訪れず、2013年に現役を引退した。

それでも戸田さんは02年の英雄たちの1人であり、今でもそれが色あせることはない。
私をサッカーの世界に引きずりこんだ日韓大会のメンバーに会える、これだけで胸が高鳴った。



戸田和幸という男
時に冗談を交えながら、SC相模原のスタジアムDJテディとのトークショーが始まった。
トークは日韓大会、欧州移籍、現在の戸田和幸さんと話は時代を追って進んでいった。
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戸田自らが”言うことは言う性格”と自負するだけあり、若い時から意見を言った結果、どのようにキャリアに作用したかが何度か語られた。
海外移籍で、自分自身が日本では周囲から見て浮いた存在だと位置づけられていたが、海外では自分の意見を言うのは当然であると感じたようだ。

たしかに日本人は自己主張が苦手な人が多い。
周囲から浮いてしまうことを恐れ、進んで意見をいうのをためらった経験は誰しもが持っているだろう。
戸田さんの経験からも、自己主張をした結果が全て良い方向に転がったわけではないようだが、サッカー選手は1人の個人事業主であり、ピッチには11人しか立つことが出来ず、またそのキャリアは決して長くない。
そこに妥協があって良いのか、あとで後悔しないかを思えば、おのずとどちらが望ましいかがわかる。


トークショーは、戸田さんがJリーガーになるきっかけや年代別代表に選ばれた理由など、自らを細かく自己分析した軽快な語りを展開し、スカパーでの新進気鋭の解説者な一面とはまた違った本音の戸田和幸さんを表現してくれた。







戸田和幸の今後

語りの多くはおよそ、戸田和幸のバイオグラフィであったと思う。
多くの人が13年前の日韓ワールドカップを如何に彼が語るかを期待していただろう。
私もその1人である。

しかし、戸田和幸さんに期待するトークはそれだけではない。

この2年余りで、戸田和幸さんは気鋭のスカパー解説者として、サッカー界に再登場したのだ。
彼が歩み始めた第2のキャリアをどのように語るか。
そして、そのキャリアの先に何を考えているか、そこに一番の興味があった。

例えば、名波浩のように自らの古巣に指揮官として帰還するのか、野々村芳和のようにフロントに入っていくのか、はたまた安永聡太郎や平野孝のように解説者やサッカー番組MCといったメディアの人になっていくのか。
先日、メディアの人だった小倉隆史はGM補佐として古巣名古屋のフロントに入り、第3のキャリアを歩み始めた。

第2のキャリアを歩む上で、戸田さんは自らのイメージを変えたいと思っているようだ。
かつての赤い髪の毛をした反則すれすれのハードな守備をするクラッシャー、ダーティ、変わり者といったネガディブなイメージや激しく相手に当たる勇敢であるものの、頭脳的ではないプレーという周囲の自分に対する先入観に強烈な嫌悪感を彼は抱いている。

彼はトルシエから「狂った犬になれ」と言われた言葉をとても印象的に覚えていると語った。
「自分は犬でもないし、狂ってもいない。」と当時の心境を述懐した。
私の戸田さんに対するイメージはまさしくこの言葉に合致していた。


それを彼は今、壊そうとしている。



戸田さんが目指すのは今までの解説者とは違い、攻守に渡りキッチリ語れること。
彼は自らが守備の専門家として現役時代を過ごしてきたこともあり、守備のディテールを語ることを強調した。
これは日本の解説者や指揮官が欧州と比べ、守備への考え方や指導が立ち遅れていると実感しているとのことだった。
彼は先日の川崎フロンターレ対ボルシア・ドルトムント戦でドルトムントが見せた守備の在り方に驚いたと語ったが、Jリーグの中でも異端な川崎フロンターレとの対照で、より鮮明で強いインパクトがあったのだろう。
もちろん、守備的なMFやDFとしてキャリアを築いたからと言って、攻撃の解説を怠ることせず、解説者が本来あるべき姿を実現したいと考えているようだ。


また、その後のキャリアとして多くの人は彼が将来的に指導者(それもJクラブ)になることを期待している。
今現在は、A級ライセンスに挑戦中であり、解説者の仕事をしながらいつか来るその時に向けて準備をしていると今後の自身について語った。


彼のように自らを語れる人は概して、他人に喋ったことは自分自身に言い聞かせていることと同義であることが多い。
こうした場で解説者としての在り方や将来の自分について語り、周囲に宣言することでストイックに自らを追い込んでいく、日本代表という選ばれたほんの一握りしかいない、真のプロスポーツ選手らしさを見せてくれた。



トークショー後はサイン会と写真撮影。
念願の日韓大会の選手と初めて、2ショット写真をテディに撮ってもらった。
近くで見た印象は、意外と細いし、そんなに大きくない。
現役を引退しているのもあるけど、先日ワンツードンで見かけた成田くんの方がだいぶ大きく見えた。

日曜日のレノファ山口戦はスカパー放送があり、戸田さんが解説でギオンスタジアムに来る。
現地観戦後、自宅でさらにもう一度オンデマンドで見ようと今から鼻息を荒くしている。

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トークショー終了後、チョリパンを初めて食した。
木下通訳が呼びこみをしており、後から出てきた戸田さんも食べていた。
ソーセージ一噛みすれば激アツ肉汁があふれてきて、とてもおいしかった。


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おまけ

静岡には娯楽が少なく、エスパルス時代チームではパチンコかゴルフが定番だったという話があった。
数日前に清水のレジェンドが良くパチンコ屋で目撃されていたという記事を見ていたので納得してしまった。

トルシエとの関係について何度か語る場面があったが、当時は練習中に戸田とトルシエが衝突したことがスポーツ紙の記事になったりもしたので、良く聞かれることなのだろう。 
02年を知る世代にとっては掴みのトークとして、一気に引き込まれた。

結果だけで上位カテゴリに上がったとき、そこで勝てなくなったら、大変だという話はまさしく多くのクラブが考え、取り組むべき課題。
J3では、町田、富山といて、J2には千葉、磐田、京都、札幌とJ1での実績や経験があっても、下位カテゴリで苦しんでいるクラブがある。(今シーズンの磐田は結果はついてきているけど)




最後に、
メモを取って聞けばよかったなぁと、、、いまさら、、、
他にも色々話があったんだけど、今は覚えていても、そのうち忘れちゃうんだなと思うと勿体ないよな。

あなたはサッカーというと何を思い浮かべるだろうか。


私は次の2つを前提に思考をスタートさせる
ピッチの中で起こるサッカー。
ピッチの外でのサッカー。

前者はもちろんピッチの中で展開されるサッカー。
技術論、戦術論に始まり、90分の試合が全て。

後者はピッチの外でのサッカー。
チームマネジメント、育成、メディア展開など、
いわゆるサッカーを単純な球蹴りスポーツと考えるなら、
競技そのものの外に置かれて議論されるものである。


あなたはどっちのサッカーに興味があるだろうか
サッカーを見るとは基本的に前者をさすだろう。
戦術に詳しい論者やサッカー選手の経歴を諳んじるひともいるだろう。
でも、正直なところ そんなサッカーはサッカーの良い面を見ている過ぎない。
サッカーのほんとの泥臭くて、血なまぐさいところは後者にある。
そうしたところに注目して、もっともっと議論と活動を活発にさせていく。
これからの日本にもっと必要なこと。 

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