皆さんこんばんは。
夜磐です。
本日、国立競技場で開催されました
JFL 第24節
クリアソン新宿 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ
JFL公式戦を国立競技場で開催するのは、14年ぶり2回目。
もちろん改修後は初めてで、非常に貴重な機会となります。
新宿をホームタウンとする新宿クリアソンのホームゲームであることを含めて、
サッカー以外の様々な催事が開催されたこの日は "新宿の日" と銘打たれ、
クリアソン新宿には、私が長年その動向を追い続けている選手が在籍しています。
その選手は、FW 背番号 50 岡本達也 選手。
磐田ユース出身でトップチームにも在籍していた経験もさることながら、
私の母校の先輩でもあり、その縁でずっと応援し続けてきました。
岡本さんは2005年に磐田ユースからトップチーム昇格後、わずか2年で退団。
順天堂大学にご進学され、卒業後は水戸ホーリーホックで再びプロ選手となりました。
水戸で2年、鳥取で2年プレーされた後、2014年にプロをご引退。
以降2015年からずっとクリアソン新宿にご所属され、チームが東京都1部から
JFLまで昇格する原動力となられています。
Jリーグ在籍時は選手会の副会長や監事をお勤めされていることを含めて、
高校時代から現在まで私は岡本さんのことを尊敬してやみません。
今回、改めて岡本さんのお姿を拝見させて頂こうと、現地観戦に踏み切りました。
国立競技場。
改修前の旧国立競技場では、サッカー観戦でたくさんの思い出ができました。
このスタジアムでも、いろんな思い出ができたらいいなと思います。
この試合は、バックスタンドから観戦します。
メインスタンドのみ2層目が解放されていますが、それ以外は1層目のみの開放です。
開放されているエリアの中では、8割くらいは埋まっていたように見えました。
スタジアムグルメの屋台があったので、なにか食べようかと思ったのですが、
軒並み並ぶ気を失う長蛇の列だったので、早々に諦めました。
以前よりもスタジアムグルメを楽しむようにはなりましたが、
それでも何分も並んで食べようとするほど熱心ではありません。。。
岡本さんは先発。
勝ち取った試合で大活躍しています。
あれから10年以上も経ってしまいましたが、昨日のことのように鮮明に思い出せます。
試合は、前半から一進一退の激しい攻防が繰り広げられました。
地力では鈴鹿が上回っているように見えましたが、新宿は劣勢の中でも
無闇にボールを蹴り飛ばさず、後方から丁寧に繋ぐスタイルを展開。
サイドを効果的に使いながら鈴鹿のゴールに迫り、重心は低くなりながらも
決して防戦一方にはならず食い下がります。
とはいえポスト直撃シュートなど機を見ては鈴鹿のパンチ力が火を吹き、
緊迫した内容で前半はスコアレスで終了します。
ハーフタイムには、新宿にある学校やダンスチームがパフォーマンスを披露。
アクロバティックなパフォーマンスはとても凄かったです。
最近は学生でも年齢を感じさせない子が多いですよね。
若者が活発なのは喜ばしいです。
両チーム選手交代なく迎えた後半、立ち上がりに新宿がチャンスを掴みます。
左ペナ角付近から対角線のクロスが入り、岡本さんがフリーで走りこみシュート!
・・・も、ミートし損ねてボールは枠外へ。。。
ダフったのかと思いきや、スクリーンに映されたリプレイを見たら
蹴り足にヒットしていませんでした。これは決定的だった。。。
チャンスを逃すと流れが変わるのは、サッカーではよくある話。
そのシーンの少し後に、鈴鹿が先制しました。
後方から松木選手にロングパスが通り、ポストプレーで味方へ綺麗に繋ぎが成立。
ボールを受けた選手のシュートを新宿のGKがなんとか弾くも、
ポストプレーの後にゴール前に走りこんでいた松木選手がプッシュ。
後半17分、鈴鹿が一歩リードです。
そこから新宿は選手交代やパワープレーなど、手を変え品を変えながら
追いつこうと試みますが、隙を見せない鈴鹿はことごとく跳ね返します。
最前線で奮闘していた岡本さんも後半途中で足がつったようで、
上田選手共々悔しい途中交代。
逆に鈴鹿はカズこと三浦和良選手を投入し、スタンドを沸かせます。
カズ選手はこれでJFL最年長出場記録を更新です。
現役最年長選手になっているカズ選手は、出れば最年長記録を更新する状況。
50歳を超える記録を更新する選手は、今後現れるのでしょうか。。。
また、試合中に発表されたこの試合の観客数は、
驚きの16,218人。
JFL歴代最多となり、記録更新の瞬間に立ち会うことができました。
関係者の皆様、おめでとうございます!
試合は、鈴鹿が最後まで新宿の反撃をシャットアウトすることに成功。
試合終了後のヒーローインタビューは、鈴鹿のカズ選手。
11年ぶりの "聖地" 降臨とのことで、やはり注目度は高かったようです。
プレーではあまり存在感を発揮できなかったので、ご本人としては消化不良かも
しれませんが、インタビューはしっかり対応されていてさすがだと思いました。
試合後は、両チームの選手全員がスタンド前を一周。
観客に手を振る岡本さん。
この日はなかなかゴール方向に向かってプレーすることはできませんでしたが、
ポストプレーではテクニックが健在であることを見せ、
献身的なチェイスやデコイランでチームには大いに貢献していました。
後半序盤のチャンスで点を決められていたら完璧でしたが、
催事としてとても良いイベントでした。
新宿に根付いた学校やお店など、より地元との連携を意識した催しが
スタジアムの内外で開催されていて、Jリーグの理念である "地域密着" を
十分に理解し実践していることが伺えました。
JFLなのでJリーグとは別のリーグではありますが、理念自体を共通認識として
持っておくのは悪いことではないと思います。
"新宿の日" というテーマが名ばかりではなかった、ということは、
この記事を読まれる皆様には強くアピールしたいです。
恐らく、次の試合でまた今日と同じ観客数が集まることはないと思います。
ただ、この試合で得たであろうノウハウというのはJFLはとても貴重なものでしょうし、
今後の発展に是非ともその経験を活用してほしいと思います。
Jリーグのためではなく、JFLのために。
JFLは、Jリーグの肥やしなのではなく、Jリーグとは別の頂点なのですから。
その点で少し気になったのは、来場者の方です。
他サポが多くなるのは予想していたのですが、他チームのグッズを
あからさまに身に着けている方が予想以上に多かったので驚きました。
カズ選手の日本代表ユニフォームを着るくらいならよいかと思いますが、
Jリーグの他チームのユニフォームを着ていらっしゃる方がちらほらと。。。
他にもタオルマフラーをアピールするように掛けていたり、
マスコットグッズをつけていたりと、見た目で他サポと
判断できる方がいらっしゃいました。
禁止と明記されてこそいないにしてもマナー的に
褒められたものではないと個人的に思います。
ディビジョンが違えばいいだろう、という意見を目にしたことがありますが、
それこそ傲慢な意見です。J2以下、JFLも含めて、J1の引き立て役ではないのですから。
恐らくクリアソン新宿の関係者の方々も鈴鹿ポイントゲッターズの関係者の方々も、
あるいは両チームのサポーターの方々も「そんなの気にしない、来てくれて嬉しい」と
仰るでしょうから、私があーだこーだ言うことではありませんが、
だとしてもその言葉に甘えるだけではなく配慮は必要だと思います。
今回、そこがかなり気になりました。
今日は以上です。
夜磐です。
本日、国立競技場で開催されました
JFL 第24節
クリアソン新宿 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ
を観戦してきました。
JFL公式戦を国立競技場で開催するのは、14年ぶり2回目。
もちろん改修後は初めてで、非常に貴重な機会となります。
新宿をホームタウンとする新宿クリアソンのホームゲームであることを含めて、
サッカー以外の様々な催事が開催されたこの日は "新宿の日" と銘打たれ、
大々的に開催されました。
クリアソン新宿には、私が長年その動向を追い続けている選手が在籍しています。
その選手は、FW 背番号 50 岡本達也 選手。
磐田ユース出身でトップチームにも在籍していた経験もさることながら、
私の母校の先輩でもあり、その縁でずっと応援し続けてきました。
岡本さんは2005年に磐田ユースからトップチーム昇格後、わずか2年で退団。
順天堂大学にご進学され、卒業後は水戸ホーリーホックで再びプロ選手となりました。
水戸で2年、鳥取で2年プレーされた後、2014年にプロをご引退。
以降2015年からずっとクリアソン新宿にご所属され、チームが東京都1部から
JFLまで昇格する原動力となられています。
Jリーグ在籍時は選手会の副会長や監事をお勤めされていることを含めて、
高校時代から現在まで私は岡本さんのことを尊敬してやみません。
今回、改めて岡本さんのお姿を拝見させて頂こうと、現地観戦に踏み切りました。
国立競技場。
改修後、一度見学会で訪れたことはありましたが、試合を見に来るのは初めてです。
改修前の旧国立競技場では、サッカー観戦でたくさんの思い出ができました。
このスタジアムでも、いろんな思い出ができたらいいなと思います。
この試合は、バックスタンドから観戦します。
メインスタンドのみ2層目が解放されていますが、それ以外は1層目のみの開放です。
開放されているエリアの中では、8割くらいは埋まっていたように見えました。
スタジアムグルメの屋台があったので、なにか食べようかと思ったのですが、
軒並み並ぶ気を失う長蛇の列だったので、早々に諦めました。
以前よりもスタジアムグルメを楽しむようにはなりましたが、
それでも何分も並んで食べようとするほど熱心ではありません。。。
岡本さんは先発。
やったね。
また、10番の上田康太選手と、37番の黄誠秀選手もジュビロ磐田在籍経験者。
上田選手は2010年に改修前の国立競技場でジュビロ磐田がリーグカップを勝ち取った試合で大活躍しています。
あれから10年以上も経ってしまいましたが、昨日のことのように鮮明に思い出せます。
試合は、前半から一進一退の激しい攻防が繰り広げられました。
地力では鈴鹿が上回っているように見えましたが、新宿は劣勢の中でも
無闇にボールを蹴り飛ばさず、後方から丁寧に繋ぐスタイルを展開。
サイドを効果的に使いながら鈴鹿のゴールに迫り、重心は低くなりながらも
決して防戦一方にはならず食い下がります。
とはいえポスト直撃シュートなど機を見ては鈴鹿のパンチ力が火を吹き、
緊迫した内容で前半はスコアレスで終了します。
ハーフタイムには、新宿にある学校やダンスチームがパフォーマンスを披露。
アクロバティックなパフォーマンスはとても凄かったです。
最近は学生でも年齢を感じさせない子が多いですよね。
若者が活発なのは喜ばしいです。
両チーム選手交代なく迎えた後半、立ち上がりに新宿がチャンスを掴みます。
左ペナ角付近から対角線のクロスが入り、岡本さんがフリーで走りこみシュート!
・・・も、ミートし損ねてボールは枠外へ。。。
ダフったのかと思いきや、スクリーンに映されたリプレイを見たら
蹴り足にヒットしていませんでした。これは決定的だった。。。
チャンスを逃すと流れが変わるのは、サッカーではよくある話。
そのシーンの少し後に、鈴鹿が先制しました。
後方から松木選手にロングパスが通り、ポストプレーで味方へ綺麗に繋ぎが成立。
ボールを受けた選手のシュートを新宿のGKがなんとか弾くも、
ポストプレーの後にゴール前に走りこんでいた松木選手がプッシュ。
後半17分、鈴鹿が一歩リードです。
そこから新宿は選手交代やパワープレーなど、手を変え品を変えながら
追いつこうと試みますが、隙を見せない鈴鹿はことごとく跳ね返します。
最前線で奮闘していた岡本さんも後半途中で足がつったようで、
上田選手共々悔しい途中交代。
逆に鈴鹿はカズこと三浦和良選手を投入し、スタンドを沸かせます。
カズ選手はこれでJFL最年長出場記録を更新です。
現役最年長選手になっているカズ選手は、出れば最年長記録を更新する状況。
50歳を超える記録を更新する選手は、今後現れるのでしょうか。。。
また、試合中に発表されたこの試合の観客数は、
驚きの16,218人。
JFL歴代最多となり、記録更新の瞬間に立ち会うことができました。
関係者の皆様、おめでとうございます!
試合は、鈴鹿が最後まで新宿の反撃をシャットアウトすることに成功。
1-0で鈴鹿が新宿を下しました。
試合終了後のヒーローインタビューは、鈴鹿のカズ選手。
11年ぶりの "聖地" 降臨とのことで、やはり注目度は高かったようです。
プレーではあまり存在感を発揮できなかったので、ご本人としては消化不良かも
しれませんが、インタビューはしっかり対応されていてさすがだと思いました。
試合後は、両チームの選手全員がスタンド前を一周。
こういう対応は、観客としては嬉しいですよね。
観客に手を振る岡本さん。
この日はなかなかゴール方向に向かってプレーすることはできませんでしたが、
ポストプレーではテクニックが健在であることを見せ、
献身的なチェイスやデコイランでチームには大いに貢献していました。
後半序盤のチャンスで点を決められていたら完璧でしたが、
それは次の機会にとっておきます。
催事としてとても良いイベントでした。
新宿に根付いた学校やお店など、より地元との連携を意識した催しが
スタジアムの内外で開催されていて、Jリーグの理念である "地域密着" を
十分に理解し実践していることが伺えました。
JFLなのでJリーグとは別のリーグではありますが、理念自体を共通認識として
持っておくのは悪いことではないと思います。
"新宿の日" というテーマが名ばかりではなかった、ということは、
この記事を読まれる皆様には強くアピールしたいです。
恐らく、次の試合でまた今日と同じ観客数が集まることはないと思います。
ただ、この試合で得たであろうノウハウというのはJFLはとても貴重なものでしょうし、
今後の発展に是非ともその経験を活用してほしいと思います。
Jリーグのためではなく、JFLのために。
JFLは、Jリーグの肥やしなのではなく、Jリーグとは別の頂点なのですから。
その点で少し気になったのは、来場者の方です。
他サポが多くなるのは予想していたのですが、他チームのグッズを
あからさまに身に着けている方が予想以上に多かったので驚きました。
カズ選手の日本代表ユニフォームを着るくらいならよいかと思いますが、
Jリーグの他チームのユニフォームを着ていらっしゃる方がちらほらと。。。
他にもタオルマフラーをアピールするように掛けていたり、
マスコットグッズをつけていたりと、見た目で他サポと
判断できる方がいらっしゃいました。
禁止と明記されてこそいないにしてもマナー的に
褒められたものではないと個人的に思います。
ディビジョンが違えばいいだろう、という意見を目にしたことがありますが、
それこそ傲慢な意見です。J2以下、JFLも含めて、J1の引き立て役ではないのですから。
恐らくクリアソン新宿の関係者の方々も鈴鹿ポイントゲッターズの関係者の方々も、
あるいは両チームのサポーターの方々も「そんなの気にしない、来てくれて嬉しい」と
仰るでしょうから、私があーだこーだ言うことではありませんが、
だとしてもその言葉に甘えるだけではなく配慮は必要だと思います。
今回、そこがかなり気になりました。
今日は以上です。