フットボール マンション

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カテゴリ: FBM 住民意見交換会

昨日はKSLアワードでただの「のんべぇ」になっていた。
だからかけなかった。予約投稿もあるが、セレッソが降格したし、「ほとんどJリーグを観てない」のに組めない
これが切実な事情である。

雰囲気なJベストイレブン
GK:東口
DF米倉・岩下・丹羽・オジェソク
MF: 明神・宇佐美・遠藤・阿部・今野
FW:リンス

知っていないMAX。こんな感じで勘弁な!

スピンオフする 

議題:「2014年Jリーグベストイレブン」

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ポ: 2014Jリーグベストイレブンを選べってさ
?: はあ、そうですか。ポンチョビさんもいろいろ大変ですね。
ポ: まあ、そういうなよ。これもせっかく始めた住民意見交換会の一つだからさ。いっしょにやろ。
?: そうですか。
ポ: でさ、自己紹介しないとみんな、あなたが誰だかわからないよ?
ア: ご紹介が遅れました。コツメカワウソのアラタだよ!

ということで、今回は、宮島水族館に住んでるコツメカワウソのアラタくんと対談形式で選定を行っていきたいと思います。

2014-12-20-16-59-04 

※ 「ポ」=ポンチョビ   「ア」=アラタくん


ポ: やっぱまずはGKかな。
ア: その前に、どういう基準で選ぶんですか?
ポ: 「一回だけでいいから見たい!」と思えるチームだよ。
ア: なるほど。で、GKですが、お目当てはいるんですか?
ポ: うん、もう決まってるよ。セレッソ大阪のキム・ジンヒョン選手です。
ア: えっ?降格したチームから選ぶんですか?
ポ: うん、だって選択肢が少なすぎるんだもん。
ア: そんなことないんじゃないの?。
ポ: まあまあ、取り敢えずどんどん行こうよ。時間ないよ。明日の準備もしなきゃいけないんだし。
ア: 明日の準備って?

ポ: DFだね。
ア: そうですね。結構選択肢ありそうな気もしますが、まずはセンターバックですか?
ポ: うん、まず1人目は川崎フロンターレのジェシ選手です。
ア: 中々シーズン通じてコンディションが安定しないですが、いいセンターバックですよね。
ポ: そう。今期限りで川崎を離れちゃうらしいけど、どこか獲得しに行かないのかな~。
ア: DFの2人目ですが・・・
ポ: 2人目は、横浜F・マリノスのファビオ選手です。
ア: そこまで出場機会は多くないはずですが、身体能力の高さは有名ですよね。
ポ: DFは以上です。
ア: え、2バックですか?

ポ: 続いて、MFだね。
ア: MFはチームの核になりますから、今度は慎重に選びたいですね。
ポ: 1人目は、アルビレックス新潟のレオ・シルバ選手です。
ア: まあ、昨年に引き続き圧倒的なパフォーマンス見せてますからね。
ポ: それこそ、欧州とかから良いオファーが来てもおかしくない選手だと思うんだけどね。
ア: 僕もそれは思います。
ポ: 2人目は、名古屋グランパスのダニルソン選手です。
ア: まさにフィジカルモンスターですね。ほんと対人能力は極めて高いですよね。
ポ: これで、ボール捌きとか覚え始めちゃったらもう手がつけられないよね。
ア: おっしゃる通り。
ポ: 3人目ですが、ヴィッセル神戸のシンプリシオ選手です。
ア: 後半戦は怪我で出れなくなって神戸は苦しくなってしまいましたね。
ポ: まあ、流石に彼がいないと試合にならなそうだ?
ア: え?そうなの?じゃあ、4人目は・・・
ポ: MFは以上です。
ア: マジ?

ポ: 最後にFWです。
ア: 5TOPですか・・・。
ポ: 1人目は、大宮アルディージャのムルジャ選手です。
ア: シーズン頭から在籍していれば、大宮の降格はなかったかもしれないですね。
ポ: 2人目は、鹿島アントラーズのカイオ選手です。
ア: あのドリブルとスピードは今後に期待。このまま順調に化物級になって欲しい。
ポ: 3人目は、ヴィッセル神戸のペドロ・ジュニオール選手です。
ア: シーズン序盤の神戸の好調の原動力でした。サイドで使えるのもいいですね。
ポ: 4人目は、湘南ベルマーレのウェリントン選手です。
ア: え?
ポ: J1とは言ってないよ。
ア: ああ、そうでした。まあ、今期J2で圧倒的な強さを見せた湘南のエースですからね。
ポ: 5人目は、セレッソ大阪のカカウ選手です。
ア: 中々、チームの意向と合わない感じでしたが、出たら仕事をする選手でした。

ア: 監督は?
ポ: ミシャでいいんじゃね?
ア: 随分、適当ですね。システムもめちゃくちゃな気がしますが。
ポ: まあ、攻撃的ってことでいいんじゃね?(適当)

ポ: 一応、背番号も作ったよ。
ア: 準備がいいですね。

Starting lineup

1、  GK KIM JINHYEON  (Cerezo Osaka)
2、  DF FABIO  (
Yokohama F・Marinos
3、  FW CACAU  (
Cerezo Osaka)
4、  MF DANILSON  (
Nagoya Grampus)
5、  DF JECI  (
Kawasaki Frontale
6、  MF SIMPLICIO  (
Vissel Kobe)
7、  FW Pedro JUNIOR  (
Vissel Kobe)
8、  FW MRDJA  (
Omiya Ardija)
9、  FW WELLINGTON  (
Shonan Bellmare
10、 MF LEO SILVA  (
Albirex Niigata)
11、 FW CAIO  (
Kashima Antlers)

MANAGER  Mihailo PETROVIC  (
Urawa Red Diamonds


2014y12m20d_194057529


ア: なんか、調子に乗って英語で書いてますけど、これで勝てるんですか?
ポ: まあ、レオシルバとダニルソンがどうにかしてくれるでしょう(笑)。


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取り敢えず普通に選ぶだけではという感じでしたから、外国人選手だけで選びました。
ちょっと、無理矢理感がありますね。
まあ、それでも少し個性が出ているかなとは思うんですけど・・・(自分で言うな)。
ズラタンを入れてもと思いましたが、ムルジャを入れてズラタンもというのは流石にと思っちゃいました。
まあ、6TOPでも良かったんですけどね。
どうしても、外国人絡みだと前目の選手が増えますよね。



あ、そうそう一応「ポンチョビ的2014Jリーグベストイレブン?」という極めて普通な例のやつ出しておきますね。

選出基準: なんか気になる人とすごい人 2014。


~先発選手~

1、  GK 西川周作  (浦和レッズ)
2、  MF 阿部勇樹  (浦和レッズ)

3、  DF 植田直通  (鹿島アントラーズ)

4、  DF 山本英臣  (ヴァンフォーレ甲府)

5、  DF 谷口彰吾  (川崎フロンターレ)

6、  MF レオ・シルバ  (アルビレックス新潟)

7、  MF 遠藤保仁  (ガンバ大阪)
8、  MF 阿部浩之  (ガンバ大阪)

9、  FW 興梠慎三  (浦和レッズ)
10、 FW ムルジャ   (大宮アルディージャ)

11、 MF ペドロ・ジュニオール  (ヴィッセル神戸)


~控え選手(次点的意味合いで・・・)~

12、 GK 山岸範宏  (モンテディオ山形)
13、 DF 佐々木翔  (ヴァンフォーレ甲府)
14、 DF 菊池直哉  (サガン鳥栖)
15、 MF 大森晃太郎  (ガンバ大阪)
16、 MF 柏木陽介  (浦和レッズ)
17、 FW カイオ  (鹿島アントラーズ)
18、 FW 武藤
嘉紀  (FC東京)

~システム(E-BOX)~

2014y12m20d_205544149

まあ、ACL圏内が良いところかな(笑)。


さあ、準備しなきゃ。。。



ポンチョビ

 おはこんばんちわ!
今回の住民意見交換会は 2014年Jリーグベスト11ということですね。

では やってみましょう!


3-5-2

FW              ヴォルタ       ディーオ


MF     東京ドロンパ                      レイ君

                    
                       
             一平      ヴィヴィ君     ベガッ太        


DF       フロン太        ニータン       サンチェ



GK                    ギラン

短評 

ヴォルタ    バック転をこなすアクロバティックプレーヤー!マスコット界のイブラヒモヴィッチ!
ディーオ    ヌンチャク捌きが巧みな熱血ファイターだ!目指せブル中野!?
東京ドロンパ ダンス、一輪車etc器用に華麗にリズミカルにこなすテクニシャン!!
レイ君     ゴール裏をあおる煽る、ノリノリ陽気なレイ君はサイドを駆け巡る!
一平      機動力、行動力抜群!どこへでも行っちゃう!!・・・けど怪我には注意だ! 
ヴィヴィ君   チームに癒し・・・いや安定や落ち着きをもたらすプレーヤーだ!!
ベガッ太    いたずらを黙々とするが、ペンと用紙を使ってコミュニケーションを図るまとめ役。
フロン太    すらりと伸びた手足はボールハンティングにもってこい。ボクシングもこなし闘志満点だ!
ニータン    スピードはないが、広いおでこでハイボールを跳ね返すぞ!
サンチェ    整形成功で熊生が変わりアグレッシブに!何事もチャレンジする意気込みやよし!
ギラン     長身に加え、あのくまもんに跳び蹴りをかます度胸、跳躍力はまさにGK適任だ!


・・・・・以上 2014年Jリーグ《マスコット》ベスト11でした。
マスコット好きなんだから、こういうのもいいでしょう??




おまけ? 2014J1リーグベスト11

FW 豊田   一年間コンスタントにプレーし得点やポストプレーでチームを支えた。 次点パトリック  
FW 大久保  二年連続得点王。得点バリエーションが豊富。対処が難しい  次点マルキーニョス
FW 武藤   新人年間最多得点タイ。体幹とスピード満点のドリブルは今後も生きて。 次点宇佐美
MF 遠藤   年齢は関係ないというのをまさに実践。ポイントを抑えるのが巧み 次点森岡、 
MF レオシルバ 無尽蔵とはまさにこのこと攻守にわたり縦横無尽にフィールドを駆け巡った 次点 柴崎
MF 今野    CBからボランチへ配置転換で復活。走り回っているのがいいみたい。 次点中村憲
DF 太田    アシスト10クロスが光る。左警戒も右足クロスも徐々にアップ。 次点 西
DF 那須    レッズ個性豊かなDF陣の中でもどっしりとした印象が逆に光る。セットプレーも◎ 次点 森重
DF 中澤    最年長全試合フル出場記録。無事これ名馬。まだまだいける。 次点・・・
DF 塩谷    攻守ともに存在感を表したシーズンになった。代表定着もいけるか 次点・・・
GK 東口    ガンバに守備の持ち味をDFともに作り上げた。スーパーセーブ連発◎ 次点西川。


妥当すぎるかなぁ。 まぁベストですから。うん。
私的なものですから。うん。

こんな感じですよ!! 



ほなね!

12月になると、朝に一階の集合ポストまで行くのが億劫だ。
それでも、見に行かなくちゃ大事な何を見落としかねない。
年を取ると、朝が早くなると言うが、若者であると思っている内は日曜日くらい朝寝坊をしても良い。
そういうことにしておいて欲しい。

集合ポストを開けてみると紙が一枚入っている。
我が家は新聞を取っているが、早起きの年寄りが先に新聞だけ取りに来たようである。
1枚紙に目を移すと、汚いわら半紙に手書きの文章が書いてある。
どうやら管理人は暇にかまけて手書きで住人あての文章をしたためたようだ。
ご苦労なことだが、問題は彼が暇を持て余しているかどうかではない。

毎度のことながら、変わり者ばかりが住んでいるこのマンションの住人たちは普段顔を合わせることなどほとんどない。
それでも管理人から回覧板や紙っきれに「住民意見交換会」と書いてあるのを見ると、にわかに活気づいてくるので不思議なものだ。
日々、執筆の真似事を楽しんでいる身には少しうれしいことでもある。


さて、問題の紙きれの内容を見たいのは山々だが、ここは寒すぎる。
部屋に戻って、珈琲でも入れながらにしよう。

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~告知~



「FBM 第3回住民意見交換会」開催のお知らせ




日程:2014年 12月20日(土)

開催場所:『フットボールマンション』

議題:「2014年Jリーグベストイレブン」



選考方法・選考基準全て任せます。

年末のこの時期にしか出来ないネタです。


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ベストイレブンとは、また定番だ。
11人の選手を選ぶだけだが、その人の個性が出るし、客観的より主観的な選考の方が読み手はおもしろい。
 さて、まずは”なんの”ベストイレブンなのかを考えていこう。
 
・シーズンを通した活躍した選手
・自分の好きなチームのベストイレブン
・好きなチームの手強かった対戦相手ベストイレブン
・印象的な選手


さまざま選べるだろう。
まずは自分の好きなチームベストイレブンからか。
マリノスと相模原で書こう。


【マリノス編】
FW
MF 中村俊、兵藤、小椋、佐藤、中町
DF 小林、中澤、栗原、下平
GK 榎本

FWは誰も評価できない。
だから、10人選びました!(最初からベストイレブンじゃないし、、、)
伊藤翔はそれなりだが、10点取れなければ優勝争いなど絡めるはずもない。
斎藤学はどんどんパフォーマンスが下降したので、終盤の苦しい時期を支えた佐藤を選出。




[相模原]
FW 松本
MF 曽我部、菅野、佐野、北原、三幸
DF 寺田、ウェズレイ、モービー、田村
GK 佐藤

た、高原は???と思うけど、、、
直に見れた中では松本が1番。
少ない時間で確実なフィニッシュワーク。
MF陣では 曽我部、佐野、菅野は鉄板だけど、北原や三幸はシーズン通しての貢献値は曽我部たちには及ぼない。
ただ、勝てない夏場を乗り越えたのは彼らがいたから。
DFは他に選出のしようがなかったから。


【印象的だった選手】
FW パトリック、興梠、ムルジャ、クリスチャーノ
MF 阿部勇樹、兵藤慎剛、レオ・シルバ
DF 小林祐三、森重、矢野貴章、
GK キム・ジンヒョン

FW
パトリックは言うまでもない。
ガンバの記事でも書いたが、日本サッカーは彼やダビのようなタイプに弱い。
だからこそ、彼が活躍できたのだが、出来れば誰かがパトリックを前半で交代させるくらい圧倒的に抑え込んでほしかったものだ。
興梠に関しては、あれほどボールが収まる日本人は見たことが無い。
フィニッシュワークがもう少し向上してほしいと思ったが、素晴らしかった。
ムルジャはパトリックと同じくシーズン途中に加入した選手だ。
大宮を残留させられなかったのはマイナスだが、彼自身はポテンシャルの高さを見せつけた。
クリスチャーノ、彼は甲府で異次元だった。
ゲームメイク、アタッキングエリアでの突破、ポストプレー、フィニッシュ、ラストパスのどれをとっても高いレベルでこなす。
今offムルジャやズラタンが注目銘柄になるだろうが、個人的にはクリスチャーノの方が凡庸性高い。

MF
阿部勇樹は毎年のことだが、素晴らしいプレーを見せた。
何より質が高いので、浦和レッズの可変型システムは彼なしには成り立たない。
近年FKを蹴ることが少なくなったが、アベッカムと言われた右足をまた見たい。
兵藤が欠場した開幕から少しの間、マリノスは最低の出来だった。
彼が行動範囲広く、またその上下動の質と量を両立できる足で稼げる中盤のマルチロール。
シーズン終盤では中盤センターも務め、彼がマリノスの心臓であるのは間違いない。
レオシルバは段違いの選手だ。
インターセプトの仕方、テクニカルなファール、1ステップでサイドチェンジに、走り込んでのロングシュートなど、J1では抜けた存在。ダニルソンと青山の役割を1人で担える存在。

DF
昨季くらいからカットインのバリエーションが増え、前に進むことに関してはJ1屈指のパフォーマンスを見せる。
クロスや守備面では荒っぽさが消えないが、思い切りの良い攻撃参加はサイドを活性化させ、チームを前進させる。
森重は代表で確固たる地位を獲得した。


GK
大きなポカもあったが、彼の良いところは反応速度、そして前線の正確なフィード。
チームが降格してしまっても、彼が一番だという人は多いのではないだろうか。

テーマ:「あなたにとってのベストバウトは?」


2003年6月。

「平成15年 全国高校総体 埼玉県予選大会 東部地区(バドミントン)」

そう、高校3年生の最後のインターハイ予選である。

埼玉県の某県立K高校に在籍していた私。
団体戦のメンバーにはなれなかったが、ダブルスの出場枠だけは部内競争を経て勝ち取ることに成功した。

ノーシードでの出場になった我々のダブルス。
1回戦・2回戦・3回戦と順調に勝ち進み、ベスト16をかけた4回戦。
この試合に勝てば、地区大会を突破して県大会への出場が叶う。

相手は、県立K東高校の1番手ダブルスで、新人戦で実績を上げていたシード選手である。
何度か練習試合で手合わせをしたことがある選手だったが、一度として勝てたことはなかった。

しかし、この試合だけはどこか違った。

正直、普段の練習は真面目にやっていたかというと少し疑問がある。
もちろん、練習をサボったりとかそういうことはなかったが、「もっと自分を追い込めたのではないか?」という思いは今でもある。

ただ、この試合だけは本当に違った。。。


さて、私が組んでいたダブルスだが、高校生レベルで考えると実にアブノーマルなダブルスだった。

180cmの身長を有していた私。

一般的に高身長な選手は、高い打点からスマッシュを打つことが可能なことから、スマッシュに非常に角度がつきやすく低い打点で打つ選手よりも決定率は大きく上がる。
特に、ダブルスでは「上から下へ打つ」という流れを作ることが基本的な必勝法であり、その流れを作る為に、配球であったり、フォーメーションを考えていく。

それに関しては、我がダブルスも同様ではあったが、ひとつ大きな問題点があった。

私にとにかくパワーが無いことだった。

高身長から鋭角のスマッシュを打つことは可能ではあったが、とにかくパワーがなくスピードが無い。
決まらないどころか、スマッシュの打ち終わりをカウンターされることも少なくなかった。
攻撃時に前衛・後衛の体制になったとき、セオリーで行けば高身長の私が後衛に入り、鋭角なショットを打つというスタイルになるのだが、我々のダブルスはそれを取らなかった。
パワーのない私は、基本前衛に入ること、そして、パワーはあるが身長とジャンプ力はそれほどでもないパートナーを後衛に入ることを基本の攻撃スタイルとした。
とはいえ、私が後衛に回らざるを得ない配球をされることもある。
その場合は、ドロップ・カット・リバースカットをうまく使い分けることで、相手にロブを上げさせ、パワーのあるパートナーにフィニッシュを打たせる。

基本、ダブルスではあまり多用されないこの3種類のショットだが、幸い、この3種類のショットに関しては相応の自信を持っており、1試合を通じてで見た場合は確実にプラスに働くという自信もあったし、パートナーのパワーあるショットと使い分けることで、攻撃の緩急をつけられると確信していた。
(高校の地区大会レベルだから通用する作戦とも言える)


4回戦。
3セット先取マッチの中、1-0、1-1、1-2、2-2、とセットカウントが進んでいき、ファイナルセットまでもつれる熱戦になった。

この段階で完全に集中していた。

ファイナルセットの前に5分間程の長めのインターバルが取られ、顧問の先生からいくつかの指示が出ていたようだが、一切頭に入ってこない。というか覚えていない。

試合終了後、「今までに見たことない顔してたよ」と、チームメイトに言われた。

正直、私の中ではこの試合でやりきった感があった。

完全に満足してしまったのである。

このあとのベスト16の試合も、はたまた県大会本番でも、この試合を超える集中・興奮は無かったし、モチベーションもどこか上がりきらない部分があった(埼玉県だからという部分もあるのだが)。
このことに関しては、今でもパートナーには申し訳なかったという思いがある。


そろそろというか、読者全員がツッコミを入れたいと感じていると思う。

サッカー関係ないじゃないかと。

その通りです。ただ、「自分の中でのベストバウト」というフレーズを聞いたときに、「自分自身がプレイした中で最高レベルで集中して、満足できた試合」を書き留めたくなり、書く事にしました。

異論反論が出ること承知で書きました。



長くなりましたが、本題です。

本来ならば、「自分が活躍した試合」をあげられれば一番カッコいいのですが、残念ながらそういう試合はありません。

私の場合、日本代表の試合も捨てがたいのですが、やはり浦和の試合になってしまいます。

まあ、候補としては色々あるでしょう。


「2006.12.02 浦和レッズ VS ガンバ大阪」


そう、レッズが初のJリーグ年間王者になった試合。
これももちろん、素晴らしい試合です。
試合前のエンブレムのビジュアルの完成度の高さは、今でも群を抜いていると思います。





「2000.11.19 浦和レッズ VS サガン鳥栖」


J2に降格していたレッズが、土橋のVゴールでJ1昇格を決めた試合。
この試合の結末も劇的なものがありました。





「2007.12.13 浦和レッズ VS ACミラン」


負けはしたが、やはりこのゲームのもつ意味は非常に大きかっただろう。
ある意味、この試合があったからこそ、今の浦和があるといっても過言ではない。





「2007.11.14 浦和レッズ VS セパハン」


やっぱり、アジアチャンピオンになった試合でしょう。
今のところこれを超えるタイトルはないよ。




はい、何となく皆さん予想が付いたかと思いますが、どれも違います。



今は、これです。

「2007.10.24 浦和レッズ VS 城南一和」


ベタですか?

2007年アジアチャンピオンズリーグ準決勝第2戦。
埼玉スタジアムで行われた試合には、平日ではあったが51,651人が集まった。
私も大学の授業を午前中だけ出て、午後は埼スタに向かった。

この試合でよくイメージされるのは、あのPK戦だと思います。



あのフラッグの海に関して、現地にいた私なんかは、帰ってから映像で見て「うわ、やべ!」と思ったものです。
ただ、これじゃないんです。

これは、スタジアムにいた人しかわからないんじゃないかなと思うのですが、延長戦に入る前に興った「We Are REDS!」コール。
これが、とにかくすごかった。
もちろん、試合前からスタジアム全体で盛り上がりはあったのだが、この延長戦に入る直前の何とも言えないピリピリした空気感、そこから解き放たれたかのような「We Are REDS!」。
ゴール裏もメインもバックも2階も1階も関係ない。
あれこそ、「スタジアムが一体となって~」という姿なんだろうなとその場で感じました。
正直、自分は、この段階で感極まっちゃったんですよね。
笑われると思いますし、気持ち悪いと思うかもしれませんが、延長戦なんか半分涙流しながらコールしてましたし、PK戦で勝った後はしばらく前がまともに見えなかったですよ。

まあ、そんな中で勝っちゃったわけです。
この段階で、決勝で負けるということがまずないだろう、という確信みたいなものはありました。
サポーターだから、とかそういう贔屓目全開で感じているのではなく、ごくごく普通に負けないだろうなという感覚。
だからと言ってはなんですが、決勝戦は準決勝ほど昂ぶらなかったんです。
勝つとわかっていたから。
もちろん嬉しかったですよ。
でも、リアルタイムでの興奮度合いから言ったら天と地ほどの差が正直あった。


さっきのバドミントンの話じゃないけど、ACLに関してもこの試合で、満足しちゃったところもあったのかなと、今となっては思います。


ACLは罰ゲームと言われることがある。

他人の意見にとやかく言うつもりはないが、未だにこの意見だけは全くもって理解できないでいる。

罰ゲームだというくらいなら、出場権を譲ってくれないかと言いたいくらいだ。
(この話に関しては掘り下げるのはやめよう。)


まあ、思いっきり脱線から入っての第2回でしたが、実はこのマイベストバウト、もうすぐ更新される予定があるんです。

「2014.11.22 浦和レッズ VS ガンバ大阪」

この試合が、何故新たにマイベストバウトになるのか。

その話は、この試合が終わったあとにでもじっくり書く事にしましょう。



では。

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