フットボール マンション

『フットボールマンション』は、各住人に一つのカテゴリー(部屋)を与えており、その中で自由に執筆活動をしております。 初めて当サイトにお越しくださったお客様は、是非、右記カテゴリーより『はじめに』及び『住人の自己紹介』をお読み頂ければ幸いです。記事の更新情報は公式ツイッターアカウントから随時発信されますので、是非フォローをお願い致します。

カテゴリ: Jリーグ関係全般

皆さんこんばんは。
お久しぶりです。
夜磐です。

先日、NHKスポーツ番組アカウントにて
サッカーのベストイレブン投票を開催していたので、
私も投票してきました。



今回はその内容をサクッとご紹介します。

なお、選出にあたっては、ジュビロ磐田に所属したことがある選手は除外しています
贔屓チームは除外した方が、実効のある内容になりそうだなと思ったので。

ではスタート。


■GK
中村航輔
現役の柏レイソルの守護神。磐田が病的に苦手にしているGKで、
レンタルで福岡に所属していた時代を含めてこの選手が
対戦相手として出ている試合では磐田はほとんど負けている。
その点では因縁深いGKなのだが、それらの恨みを自覚してなお
強烈な尊敬と憧憬を抱かせてくれる選手である。
とにかく点を取らせてくれないプレーぶりは、ゴレイロを志す
私の理想の姿。好み込みで、歴代最高のGKだと思う。

■DF
松田直樹
御存命であったとしても、私はDFには彼を選ぶ。
エピソードに事欠かないキャラクターの強烈さを含めて、
敵ながら割と好みな選手であった。守備に関しては、
ハードなプレーをする選手に目を引かれるもので。。。
ただ、この選手はただ激しいだけではなく、ボールタッチも
非常に巧みだった印象がある。トラップとかキックとか、
恐らく純粋にサッカーが上手い選手だったのだろう。

岩政大樹
磐田の怨敵。DFながら対戦するたびにCKからヘディングシュートを
ブチ込んでくるので、いつも「またお前か!」と
絶叫させられたものである。特に2008年のアレは痛かった。
そんなわけでベストイレブン入り。当時は本当に厄介だった。
脳筋タイプかと思いきや、引退後は解説者となり戦術解説の
書籍も出版している。読んでみたところ、非常に読みやすかった。
戸田といい、ハードなタイプの選手はこういう方向性に
いきやすいのだろうか?

アンデルソン・リマ
2004年に新潟に在籍した右サイドバック。在籍1年ではあるのだが、
当時Jリーグを見ていた人であれば強烈に記憶しているであろう。
快足をカッ飛ばしてサイドを疾走、速射砲のようなクロスの雨を
敵陣に降らせたかと思いきやカットインしてゴールを強襲。
極めつけはFKで、これまたとんでもない威力と精度。
試合終了間際に新潟がFKを獲得した途端に交代で登場、
決勝点となるゴールをブチ込んだこともある。
この「代打FK」は、当時のJリーグファンの話題を攫った。
敵ながら是非とももっと見たかった選手であった。

ドゥトラ
非常に厄介だったFマリの左サイドバック。
絶え間なくサイドを上下動しており、攻撃でも守備でも
ドゥトラのサイドにボールがあるときは常に彼がそこにいた。
そんな彼の姿を評した当て字は「動虎」。
なんともうまく表現したものである。
好不調の波が小さく、常に安定した出力を誇っていたことも
厄介さを加速させた。スタメンの中に名前を見つけるたびに
「うげ、こいつ出るのかよ」と頭を抱えたものである。

■MF
遠藤保仁
選手としての説明は不要だろう。特定の試合で徹底的にやられた
というわけではないのだが、常にハイクオリティなプレーを
披露しているので、遠藤にやられたとしても「ヤットかぁ」と
諦めがついてしまう。パサーでありながらキック以外の
駆け引きでも相手を苦しめられるのが凄いと思う。
代役を探すことが難しい選手。ヤットの前にヤットはなく、
ヤットの後にヤットはない。

阿部勇樹
いろんなポジションでの実績がある選手ではあるが、個人的には
ボランチで選出したい。磐田視点でもこの選手には何度も手痛く
やられているが、この選手を語る上で外せないと思っているのが
2010年の南アフリカW杯。日本代表にとって非常に重要なファクターと
なったあの大会で、最も代役が利かないタスクを務めたのが
この選手だった。選手として非常に高次元である点、および
Jリーグでの実績も歴代屈指である点を前提として、上記の観点を
含めてベストイレブンには絶対に加えたい。

石川直宏

FC東京でド派手な活躍をしていたアタッカー。攻撃的MFといえば
長いJリーグの歴史の中でも海千山千のポジションなのだが、
たくさん見てきた中でも一番凄いと感じたのは好調時の石川だった。
切れ味鋭いドリブルで敵の守備を切り裂き、強烈なシュートを
ゴールに突き刺す。「サッカーが上手い人」という単純なイメージを
もっとも派手に体現していたのが、この選手だった。
本当に、怪我さえなければ。。。と、敵ながらとても惜しい。

小笠原満男
フィジカルが凄いとか、キック精度が極端に高いとかわかりやすい
凄さがあったわけではないのだが、常に試合に勝利するために必要な
プレーを選択し、対戦相手として見ていると非常に嫌な選手で
あったので、選出させて頂いた。相手のメンバー表の中に名前が
あると非常にウンザリした選手の一人。なんか嫌だ、という選手の
筆頭格である。嫌だ嫌だと書いてはいるが、褒め言葉なので。

■FW
久保竜彦
コイツサエイナケレバ。



ワシントン
あの中沢佑二を引きずりながらゴールを決めるという衝撃の
デビューを飾った大型FW。そのインパクトを損なうことなく、
Jリーグでプレーしている間は常に観客に衝撃を与え続けた。
磐田も頻繁に被弾し続けており、当時は客席で途方に暮れた。
あんなの、どうやったら止められるんだよ・・・。
他のどんなFWよりもこの選手が厄介だと思った。



はい、以上です。
選手としての質だけではなく、磐田にとって厄介であったこと、
またインパクトがあったということが焦点になっていますね。
対磐田戦だけで語るなら絶対に赤嶺が入ってくるのですが、
選定基準はそこだけではないので(笑)


それでは~ ノシ

皆さんこんばんは。
夜磐です。

先週末はJ1の第20節が実施されましたね。

この日私は、大学時代の友人達とそのご家族さん達と共に
味の素スタジアムでFC東京-神戸戦を観戦しました。
ミーハーで恐縮ですが、目的は神戸に入団したイニエスタ
残念なことにイニエスタは出場しなかったのですが、せっかくチケットを
取ったのでいってみよう、ということになり、足を運びました。
自分以外の4人はJリーグ初観戦という、当方の長いJリーグ観戦歴の中でも
異彩を放つ集団での観戦となりました。

123650

123651


チケットが完売したこの試合、来場者数はなんと4万4千人
FC東京の主管試合としては歴代3位だったようです。
当方としても、これほど隙間のないの味スタは初めて見ました。
去年のE-1選手権の日韓戦が3万6千人だったので、国際試合より
人が来ていたことになります。
試合前から、この超満員の光景に感動していました。

試合はそこそこ面白かったのですが、いかんせんスコアが動かなさすぎました。
普段からJリーグを見ていない人には、試合を見続けるには少しキツかったようで、
後半途中からけっこうダレてしまっていました。
特に6歳になる友人のお子さんは退屈そうでしたね~・・・。
高度な試合でなくても1点でも入っていたら、少しは違ったと思うんですけど、
両チームとも負けるわけにはいきませんから、そればかりは仕方ありませんね。

結局、混雑を避けるため試合時間を10分残してスタジアムを後にしたんですけど、
同じように試合終了を待たずに帰った人が多数いて、普段の味スタの
試合終了後と同じくらいの混雑具合でした。その道中、試合終了間際に決勝点が
入ったのを知って、少 しテンションが下がりました・・・(笑)。

収穫としては、友達の子供に「ジュビロ磐田」をすり込めたことですね(笑)
ことあるごとに「ジュビロ磐田っていう凄く強くてカッコいいチームがあるんだよぉ」と
アピールしまくっていたら、最終的に「次はジュビロの試合にいく~」って
言ってくれたので、これはもう連れ出すしかありません。
絶対無理ですけどね!


ああ、磐田さんといえば、凄い試合してたみたいですね。
味スタから帰宅後に、ディレイでフルマッチを観戦しました。

ジュビロ磐田 3-2

あんまり言葉のいらない試合だったかな、と思います。
年に何回かある、モチベーションで押し切る試合でした。
去年でいえば例のハンド事件が起きた神戸戦などが該当します。

■試合について
もちろん磐田さんがただがむしゃらに戦ったわけではなく、
試合途中でのシステム変更でミスマッチを解消したり、
素早いリスタートで隙を突いたりと、監督や選手たちの
インテリジェンスがあっての勝利ではありました。
しかしながら、それだけでは説明できない要素も多かったです。

チャンスが多かったのは仙台の方でした。
前期同様に仙台は非常に攻撃の完成度が高くて、この試合でも
少ない人数で磐田さんの守備を何度も剥がしていました。
決定的なチャンスは得点シーン以外にも数回ありましたが、
カミンスキーのスーパーセーブと西村や石原のシュートミスにより
2点に収まってしまいました。
若手の西村は、ポテンシャルは誰もが認めるところでしょうけれど、個人的に
去年の試合でカミックがキャッチしたボールを蹴り飛ばした件で好感度が下がって
いるので、彼に点を取られなくてよかったな、と思います。
メンタル的な部分で、彼にはまだムラがあるのかもしれませんね。

■磐田さんについて
磐田さんは、完璧に崩されたシーンでは点を取られず、逆に
大したピンチではない状況での自爆により2点を失いました。
1点目は、小川大貴が最終ラインの不整合を起こしオフサイドを取り損ねて失点。
2点目は、祥平が最終ラインで相手にボールを奪われてそこからのCKで失点しました。
祥平のああいうミスはかなり珍しいです。あのエリアは、先日の鹿島戦で
新里がプレゼントパスで失点を引き起こした場所。
ヤマハスタジアムのあの場所には、何か棲んでいるんでしょうかね?

攻撃では少ないチャンスをモノにして3得点という効率の良さ。
なんともムラのある攻撃陣ですね・・・。
攻撃を牽引したのは川又です。前期の仙台戦では不調の真っ只中にあり、
ほとんど何もできなかった川又でしたが、この試合では空中戦の強さを
発揮したヘッドと中野へのプレゼントパスで2度の同点劇を演出しました。
仙台さんとしては、突如出現した元日本代表FW川又堅碁に面食らったかもしれません。
得点力が川又の調子に全依存してしまうのは、チームとしてはなんとも
ハイリスクな状況なのですが、逆に言えば川又の調子が安定していれば
このチームは点を取れるということです。今後は試合のたびに川又に
粛々と祈りを捧げる必要がありますね。


今日は以上です。


皆さんこんばんは。
夜磐です。

本日、信じられないニュースが飛び込んでまいりました。

横浜Fマリノスの齋藤学選手、川崎フロンターレに完全移籍。
http://www.f-marinos.com/news/detail/2018-01-12/150000/131241
(横浜Fマリノス公式)


・・・といっても、今回はこの移籍の是非について語りたいわけではありません。
また、先に申し上げておきますと、本記事は特定のチームの関係者、または
選手を揶揄する意図はございません

その点をご理解頂きまして、あくまで「へー、こんなことがあったんだー」
程度でお楽しみいただければと思います。




さて、齋藤学選手の移籍で沸きかえっていたこの日の夕方。
仕事がひと段落した私が twitter を見ていると、とある情報が目に入った。

「齋藤学のwikiが荒らされている」

ほう、荒らされているとな。
それを見た私は、ちょっと興味本位でwikiを覗いてみた。


1

裏切りねぎ星人
ハマの裏切り者


あー・・・まぁ、書かれるよね、裏切り者って。
少し下には、これまた憎しみが込められた文章が。


2

お、おおぅ・・・

やるせなさと切なさを感じながらいったんスマホをおいた。
まぁ、すぐに修正されるだろうと思い、少し経ってから
もう一度見ると、なにやら表示が変わっていた。

3

ねぎ星人成分が増えている。
なにが編集者をそんなにねぎ星人に駆り立てるのか。
てゆーか、ねぎ星人って何?


ここで私は、一つの仮説を立てた。
最初に見てからねぎ星人成分増強までの時間、わずか5分である。
この短時間で編集が行われているということは、
このwikiはまさに今、リアルタイムで荒らされている最中ではないか?
そう思った私は、しばらくこのページを観察することにした。


そして、変化はすぐに現れた。


4

所属先が川崎無冠ターレに。
いきなりでました、川崎を揶揄する蔑称の代表格。
厳密には昨年リーグを獲ったので無冠ではないのだが、
一度染み付いた蔑称はなかなかとれないということか。

しかし、どうやら心優しき人が救済活動をしていたらしく、
無冠ターレ表記はすぐに元に戻った。だが、普段編集を
しない人だったのか、タグ操作を誤り表を消してしまった。

5

文言は直ったが、見づらい。


6


また、先ほどの憎しみが込められた文章も削除されていたのだが、
こちらもタグ操作を間違えたらしく、表示がバグっていた。

とはいえ、こうして庇ってくれる人がいるのはハートフルである。
齋藤学もさぞかし救われたことだろう。


だが、荒らしの魔の手は、嘲笑うかのように再びwikiに襲い掛かった。


7

ソンタクンターレ所属。
忖度ンターレへの移籍は簡単に許されるものではないだろう


これはひどい。つーか怖いよ。
かの又吉イエスを髣髴とさせる文章からはある種の恐怖を感じる。
フリーとはいえ wikipedia は百科事典なのだが、その前提をぶっとばしている。

また、スクリーンショットは撮り損ねたのだが、この間に
現在、裏切り者チャントを作成している。フロンターレ戦で披露予定
というこれまた恐怖の文言がwikiに追加されたが、そちらはすぐに削除された。


8

ひとしきり怖がった後にページを更新したら、概要の表が元に戻っていた。
愛称や所属先も、正常に修正されている。
荒らしに負けじと、心優しき人の奮闘も続いているらしい。

だが、しかし。


10

愛称、裏切り者

ちょっと目を離すとこれだよ。
そしてページ下部では、例の憎しみの込もった文章が復活していた。

12

あれ!?なんか文章増えてね!?
どうやらこの文章の作成者は、どうしてもこの文章をwikiに入れたいらしい。


そして、極めつけはこれである。



13


wikiの中身がルイス・フィーゴに書き換えられた。

齋藤学を、現役時代にバルサからレアルに禁断の移籍をしたフィーゴと
同類だと揶揄する意図がある模様。


14
※齋藤学のwikiです。
丁寧なことに、中身を全てフィーゴに書き換えている模様。
なんたるバイタリティ。


さすがにアレだったのか、フィーゴへの書き換えは瞬く間に修正された。



・・・と、自分のウォチはここまで。
この後もいろいろあったようだが、最後まではキャッチアップできなかった。




ちなみに、最初にページを見てからウォッチをやめるまでの時間は、
30分もなかったと思う。その間にこれだけの編集合戦があったわけなので、
移籍発表直後にはどんなやり取りがあったのか、考えるだけでも恐ろしい。

まぁ、こういうこともある、というのを知れたという点では、貴重な経験だった。




最後に。
改めてになりますが、本記事は特定のチームやファンを揶揄する意図はありません。
もしかしたら、今回の移籍にまったく関係ない、ただの川崎アンチや齋藤学嫌いの人が
便乗していただけの可能性もありますし、荒らしに対抗していたのももしかしたら
心優しき横浜の方かもしれません。
特定チームやファンを揶揄する材料とはしませんよう、お願い申し上げます。


今日は以上です。
いやぁ、盛り上がってきますね、Jリーグ。




助手「アズ岡さん。これどう見ても、某クラブの企画のパクリですけど大丈夫なんですか?」
アズ岡「う~ん…まっ、大丈夫でしょ!(素人のやってるパロディなので)」

ハイ、くだらない茶番は置いておいて、

6/18(日)開催 J3リーグ第13節 ブラウブリッツ秋田戦 そして
6/21(水)開催 天皇杯2回戦 京都サンガF.C.
の2試合について書いていこうと思います。

アスルクラロ沼津にとって、J3無敗で首位を走る秋田。そして格上J2の京都サンガF.C.
今シーズン最大の挑戦が間もなく始まります。
なのでぶっちゃけ、かかってこい!っていうのはちょっと可笑しな話で我々は挑戦者なのです。

■堅守を打ち破れるか?ブラウブリッツ秋田戦■
まずは、日曜に対戦するブラウブリッツ秋田。
ここまで J3リーグ11試合で8勝3分0敗 22得点5失点 と堅守が光るチーム。
前節、vsカターレ富山 では最後の最後まで追いつめられるが、起死回生のカウンターで同点ゴールを挙げ無敗をキープした。

秋田の試合は開幕から全試合のハイライト&前節の富山戦のフルタイムを見ただけなので詳しくは書けないかもしれませんが、感じた事をいくつか

◆低いDFラインと反応に優れたGK小澤章人選手◆
秋田のDFラインはバックスラインを3枚、4枚、5枚と変化させつつキッチリとスペースを埋めて固めてくる印象。攻撃時にラインを上げた後のカウンター時を除けばDFラインの裏のスペースを狙うのは中々困難かもしれない。
これはGKの小澤選手が近距離でも反射神経でなんとか出来るというGKのタイプとも合っている。
裏を返せば、DF裏のスペースにボールが流れた際はチャンスで、秋田vs長野の試合を観て頂くとわかる通り前への判断力は少し苦手なGKなのかもしれない。
(特にハイボールからのこぼれを一瞬迷ってDFに任せたシーンではそう感じた。)
中でもハイライトを見ると、目立つのがGKの左手側と腰から上への反応が優れている事。半面、GKの右手側、腰から下のボールへの反応シーンが少なく。失点シーンがそちらサイドが多い(北九州戦、琉球戦、富山戦)のはただの偶然では無いのではないだろうか?
GKというのは必ずどちらか得意なサイドがあるので、右からの中村亮太選手のカットインからファーサイドへのシュートなんかは刺さる可能性がある。
ここはねらい目かもしれない。

image


富山は速攻に失敗して組み立て直しを選択せざるを得ない際、この状況からスタートとなった。
見て分かる通り、青い5枚の壁と4枚の中盤を搔い潜るのは至難の業である。
この場面では、SBと中盤、CBの間の選手に一度食いつかせて、ダイレクトでサイドへと経由した。

これは京都のDFにも言える事なのだが、秋田のDFも「面」には強い。という印象が強い。
ダイレクトプレーで左右に揺さぶる、DFの間に飛び込むというのは秋田を倒す大きなカギになりそうである。
(実際の失点シーンでも北九州戦では左からスライド、スライドで隙間が出来、琉球戦は左からの大きな展開からダイレクトで中へ、富山戦は左からグラウンダーで早いボールがDFの間を抜けて佐々木選手の足元へ届いた。

パスの出し手とこぼれ球を抑えろ◆
秋田の堅守につい目が行ってしまいますが、攻撃陣も22得点と沼津に次ぐリーグ2位の攻撃陣を携えている。
注目は、田中選手&久富選手ら得点力のあるFW陣と7番の前山選手、9番の右サイド古田選手。

前節の富山は7番の前山選手+14番の山田選手に楽にパスを出させない様プレスをし、攻撃の糸口を塞ぎにいった。
これに加え、よく前山選手がやるDFラインの裏へのふわっと上げるボールにもしっかり対応したい所。水曜日に当たる京都のFW陣からは強さという点では劣るが、競った後のこぼれをキッチリと狙って秋田は体を入れてくる。特に元藤枝の久富選手は上背こそ無いものの、前を向かせたくない選手だ。
また、秋田の右サイドの古田選手は縦にスピードのある突破で勝負してきそう。沼津は藤嵜選手や前澤選手がここをどこまで抑えられるかも大切になってくる。

クロスボールは右サイドでは左足から、左サイドでは右足からゴールへ巻いていく様なクロスが多い。
ヘディング、こぼれ球、クロスが抜けてゴールマウスに吸い込まれない様に判断力を要求されるいやらしいボールにも集中が必要である。(加えて山田選手のロングスローもあり)

【ブラウブリッツ秋田を止める事は出来るのか?】
秋田は強い攻守にしっかりとしたコンセプトがある。
田中選手を頂点に置いた攻撃それ支える中盤からの押し上げとパス供給。前節の試合で
にげきりに失敗した富山だが、沼津はもうアウェイであれを今季経験済みだ。
勝つ為に吉田監督は恐らく様々なプランを用意していると思われる。
つい先日までJFLだったクラブが首位決戦という喜びを胸に、
ノーリスクでは勝てない相手にどこで勝負をかけるのか?
ハラハラどきどき必至の試合に日曜日はなるだろうが、リーグNo,1の沼津攻撃陣は
俺が決める!という気持ちを持っているはずである。秋田阻止の他クラブの思いを
達成出来るのだろうか?リーグ新入生の沼津の双肩に期待が掛かる。
沼津のサッカーは本来守備からの構築であり、乱打戦では無く1点を争う昨季の沼
津でよく見た試合になる可能性も十分に私はあると思って言る。
ダイレクトプレーこれが大きなカギになると私は試合前に思っている。日曜が楽しみ



■ジャイアントキリングを起こせ!京都サンガF.C.戦■
続いて水曜日に開催される天皇杯、京都サンガF.C戦についても書かせてください。
京都の試合は直近のvs岐阜、vs熊本、vs町田のフルタイム+無敗が始まった4/15の愛媛戦以降のハイライト等を観ました。

アスルクラロ沼津にとって、今季最大の「挑戦」となる試合だと捉えています。

◆京都がどこまでこの試合に重要性を持たせるか?◆
京都のサッカーはとてもシンプルです。どの試合を観てもやってる事は大きくは変わりません。
逆を言えば「J2のクラブが分かっていながら止められない」そんなサッカーをしてきます。

闘莉王、オリスの前2枚が身体の強さと高さを生かした競り合いをし、岩崎&小屋松がこぼれ球や裏への抜け出しを抜け目なく狙ってきます。
myboard
(※CB2選手が逆だったらすみません)

本多選手のオーバーラップは仕掛けるのが早く、石櫃選手は逆にバランスを見ながら上がってきます。
吉野選手、望月選手の2枚がこぼれ球を拾いに行き、前6枚がある一定の距離を保つ(+本多選手がオーバーラップする為、カウンターに少し弱い印象があります。)

※平均ポジション(熊本戦HT時)
vkuma1st平均ポジ


※熊本戦でカウンターを食らったシーン。
DFラインはリトリートを選択し、サイドのプレーヤーにはプレッシャーはかけてきません。
時間をかけると戻ってきた中盤とサンドされて奪われるといった感じ
kt

やる事は本当シンプルで、これに石櫃選手のロングスローからオリス選手の頭を経由してDFの間から素早くシュートに持ち込むパターンを加えてほぼ完成です。
相模原戦等で高さに不安を見せている沼津DF陣ですが、高さと同じ位、裏へ狙っている選手にも目を光らせなくてはなりません。
秋田もそうなんですが、この2チームは1つの攻撃の形で様々な状況が考え、選択を強いられるのが何より怖い部分で、特に京都は個人個人の強さもそこに光るといった感じです。


しかし、何より気になるのはタイトルにも書いた、「この沼津との試合をどう京都が捉えていてメンバーを出してくるのか?」です。
ky
これは4/15以降の以降の京都のスターティングメンバーです。
「-」の選手でも途中出場はありますが、そこは割愛。
※ハ選手、競飛王選手は怪我

4/29.5/3.5/7  5/13.5/17.5/21 の3連戦共に入れ替えは少ない。
6/5の熊本戦では闘莉王が疲労もありベンチスタート。
※岩崎選手はU-20の為中抜け、本多選手は前節事故の為ベンチ外

J2でもプレーオフ争いに向けて、これから夏の正念場が待っている京都がベストメンバーで臨むのかは正直微妙なラインかと思います。

◆町田が示した対京都への打開策。速攻と低くて速いボール◆
直近の町田戦。町田は京都対策を随分やってきたなと言う印象を受けた。
守備面では、石櫃選手のロングスローには常にプレッシャーをかけ、ヘディングも競り勝つ事と同時に自由にやらせない事。
攻撃では、低くて速いクロスを入れ相手の前を取る。カウンターからの積極的な仕掛けが大きなチャンスを生む可能性は高い。
こういったシーンを何回演出できるか?相手の攻撃に耐えつつどこで勝負をつけられるかが大きなテーマになりそうです。

秋田戦もそうだが、今沼津の武器である堅守速攻が一つ上のカテゴリーでどこまで通用するのか?
アスルクラロ沼津にとって最大の挑戦が今始まる。ジャイアントキリングを起こせ!


※そういえば、今年の天皇杯のポスターはジャイアントキリングと引き続きコラボ中
58db645d-04bc-4136-b3b9-4ea5d3093d95

今年のモデルはジーノこと「ルイジ吉田」だ!(沼津の監督も吉田だ!)

今回のテーマは応援という観点での

浦和レッズのサポーター VS 大学駅伝の早稲田大学ファン

という「異種格闘技戦」である。

私は10年以上前から

・伝統と実績
・ファンの声の大きさ

という要素から

大学駅伝における早稲田大学=浦和レッズ

という印象を抱いていた。
そんな中で2017年1月下旬、箱根駅伝の興奮冷めやらぬ時にこんな記事を発見する。

箱根駅伝通「早稲田ファンは叱咤ばかり。選手は萎える」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170125-00000006-pseven-spo
そして…私はこの記事を読んだ後、Jリーグと大学駅伝両方に詳しいとある知人に対し
思わずこうつぶやいてしまったのである。

「なに?早稲田の駅伝ファンは浦和サポに遠く及ばないレベルの応援しかできないってこと?」

知人「カサイさんちょっと待ってください。”昔からの早稲田ファン”って書いてありますでしょ。
みんながみんなではないですよ。つられすぎです。」

というわけで、上記記事をアップした
駅伝情報サイト「駅伝NEWS」主宰者・公園橋博士こと西本武司氏に
以下を問いたいと思う。

・「叱咤しかしない」早稲田ファンは何人くらいで、早稲田ファン総数のうち何割か
・浦和サポと早稲田ファン、「チームを勝たせたい」という観点ではどちらの応援が優れているか
・埼玉スタジアムの6万人の観衆に例えた場合、件の早稲田ファンはどの席にいると推定されるか。
(ゴール裏に固まっている?それともスタジアム全体に散らばっている?)

博士、ご返答をお待ちしております(笑)

このページのトップヘ