「そろそろ形に残す作業を始める時期かな・・・」
既に、情報発信のツールとしては廃れ始めている「ブログ」。
当初、「インターネット環境さえあれば、誰もが簡易に情報発信できるツール」として登場して、多くの人が自分の身の回りを駆け巡るありとあらゆる情報、趣味嗜好等を全世界に向けて発信するようになる。
パソコンの前で自分の表現と格闘しながら、「本当にこれで良いのか?自分の言いたいことは…」と頭を抱えながら記事を書いていた人も少なからずいるのではないだろうか。
しかし、例の「ツブヤキ」が世に出てからというもの、情報の発信がこれ以上に無いくらい簡易なものとなり、情報伝達はほぼリアルタイムで世界を駆けまわることとなる。
その結果、「家に帰ってから今日の出来事を…という作業」は、一転して鳴りを潜めることとなり、多くの人が140文字以内での表現を選択することになる。これは発起人である私も例外ではない。
ちなみに、この情報伝達のツールとしての「ツブヤキ」は、SNS界隈だけでは無く、既存のメディアへの浸食も始めているように見える。
しかし、同時に頭を抱えながら格闘した自分の140文字が、大量の「ツブヤキ」の波に飲まれて消えていく様になんとも言えない感情を覚えることはあった。
「ツブヤキ」は形に残っているようで残っていなかったのである。
これこそ、私がもう一度「ブログ」に戻ってみようと思った最大の理由である。
時代の潮流とは逆行しているかもしれない。
だが、もう一度「本当にこれで良いのか?自分の言いたいことは…」と頭を抱えながら自分の表現と格闘する有意義な時間を作ってもよいのではないだろうか。
もう一度、自分の書いた表現を形に残すことに注力してみてもいいのではないか。
ただ、残念なことに私も一社会人として生きている身であり、自分の表現と格闘する有意義な時間を作りたくても中々作れないのが現状である。
「ブログ」の生命線は更新数であり、見られてナンボの世界であることに変わりは無い。
更新数の少ない「ブログ」は閲覧数も伸びず、俗にいう「読者」も中々根付かない。
やがて、更新意欲はどんどん薄れていき、結局、自然消滅に至ってしまう。
そこで、思いついたのがこの共同ブログ『フットボールマンション』である。
数年前に、インターネットを通じて出来たサッカーコミュニティが私にはある。
そのコミュニティのメンバーと共に、執筆を行うことで最大の懸念点である更新数が補えるという狙い、また、一つの媒体で様々な表現方法がぶつかることで新たな化学反応が起こるのではないかという期待。
まあ、とりあえず始めてみよう。
細かい話はそれからでも良い。
※ 誤解を招きたくないので一応述べておくが、「ツブヤキ」には「ツブヤキ」の良さがあり(それをここで述べることまではしないが)、今後も大事なツールとして自分も活用するつもりである。
さて…。
簡単ではあるが、この『フットボールマンション』の性格をご紹介したいと思います。
① 複数人(住人)で執筆する共同ブログであること。
⇒ 住人には一つのカテゴリーを与えており、その中で自由に執筆してもらいます。
② 基本的には、サッカー及びフットサルに関する記事を書いて頂く予定です。
⇒ この基本路線から外れなければ何を書いても構わないと伝えてあります。(公序良俗に反しない限り)
※ 複数人が投稿をするブログになりますので、記事タイトルの頭には【○○(住人の名前)】を入れることをルールとして設けております。
以上です。
こう書いてみると当たり前ですが、極めて単純です。
当マンションの住人の紹介に関してはこの後、各住人に一本自己紹介記事を書いて頂く予定ですので、それを参照してください。
う~ん、ずいぶんと偉そうでクサいことを書いてしまった気がするが、それで良い。
この「はじめに」の記事に関しても、後々、酒の肴として笑いのネタになるのだろうから。
最後に、この共同ブログに相応しい素晴らしい名前を命名してくれた、昴氏に心からの感謝を述べたいと思う。
2014・2・8 45年ぶりの大雪に大混乱の東京より
『フットボールマンション』オーナー ポンチョビ