フットボール マンション

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カテゴリ:夜磐

皆さんこんばんは。
夜磐です。

Jリーグが閉幕して10日。
まだ最終節にもシーズンの振り返りもしていませんが、
磐田にとって非常に重要なトピックがありますので、
何にも先んじて触れます。

川辺駿、サンフレッチェ広島に復帰。
川辺駿選手の期限付き移籍期間満了(磐田公式)

本日、両クラブから発表されました。

結果的な話をすれば、川辺の復帰は規定路線だったようです。
当初から広島は川辺を完全に手離すつもりはなく、復帰が
前提でのレンタルだった、と。
もともとは昨年の時点で復帰する予定だったところ、磐田に
中村俊輔が加入することになり、一緒にプレーしてみたいという
川辺の意志でレンタルを一年延長した、ということのようですね。

最終節が近づくにつれて、監督の采配やコメントから、
広島への復帰が確定的であることは伺えました。
ただ、心のどこかで「来年も一緒にやれるのではないか」と
期待している私がいました。
磐田に関する報道では圧倒的な信頼性を誇る静岡新聞で
報じられても、ウルトラCでもなんでも使って磐田に残留して
くれるのではないか、と根拠のない願いを捨てられませんでした。

広島への復帰が正式に発表され、「あぁ、やっぱり」と思いつつ、
正直に言えば残念さも感じています。

できることなら、来年といわず、再来年もずっとその先も、
川辺には磐田にいてほしかったです。
熾烈を極めたJ1昇格争い。ギリギリで掴み取ったJ1残留。
そして今季のJ1上位進出。
この3年間での磐田の濃密な戦いと成長の中で、川辺は常にその
中心にいて、磐田と苦楽を共にしました。
我々にとって紛れもなく重要な仲間であっただけに、
喪失感は決して小さくありません。

ただ、故郷で活躍したいという彼の意志と、川辺を手離したくないという
広島の気持ちは至極当然のものであり、そこに恨みはありません。
広島には、川辺を今よりもずっと大きくしてほしいと思います。

彼の言葉の通り、レンタルという立場でありながら、川辺は
この磐田での3年間、ジュビロの一員として全力で戦ってくれました。
特に今年については、一介のいい選手からリーグ全体を見渡しても
代役を見つけるのが難しいスペシャルワンになりました。
そんな彼を間近で見られたことは、とても楽しかったです。
だから私は、退団が決まった今でも、むしろ今だから言いたいです。
ありがとう、と。


kawabe2
2015年8月1日、ファジアーノ岡山戦でのプロ初ゴールは
後半ロスタイムの劇的な逆転決勝ゴールだった。



kawabe6
昇格争い真っ只中の東京V戦、絶対不利な状況を覆す先制ゴールを決め、
ゴール裏に駆け寄る川辺。私の長い観戦暦の中でも1,2を争う
大興奮を覚えた瞬間であり、この光景はなかなか忘れられない。


kawabe3
J1昇格を決め号泣。隣は松井大輔。


kawabe1
初めて経験する静岡ダービーでゴールをマーク。
エンブレムを叩きながらゴール裏に駆け寄る最高のパフォーマンス。



kawabe5
豪雨の等々力にて、今季の王者川崎を沈める2得点を奪った。
この試合の川辺の出来は出色だった。



川辺は、将来世界を舞台に戦える器を備えた選手です。
3年間共に戦った仲間として、彼の将来の大成を願ってやみません。
磐田戦以外での彼の健闘を、心から祈ります。


こちらこそ、宝物のような日々をありがとう。
お互い頑張っていこう。

寂しくなったらいつでも戻って来い!

皆さんこんばんは。
夜磐です。

本日行われました、鳥栖-磐田戦のレビューです。

0-2 ジュビロ磐田
得点者)オウンゴール、川又


■試合の流れ
今日もフォメ図を用います。
磐田の先発は下記の通り。

1

磐田さんは、FC東京戦以来の4バックスタート。J2時代の4-2-3-1です。
FWはいつも通り川又の1トップですが、二列目は松浦の1シャドー。
いつもはダブルセンターに近い形をとっているアダイウトンと
中村俊輔は、それぞれサイド寄りをスタートポジションとする
ウイングのようなタスクになりました。

川又の調子が万全ではなく稼動域が狭まっている中でプレスにいく
ための緊急シフトだったのではないかなと。1トップ2シャドーの形では、
1トップが広域に渡ってチェイスをかけなければいけません。
現在の川又が広域プレスに対応できないため、プレスには不十分。
しかし、サイドにウイングを配置しておけば、サイドへのケアのタスクを
分散できますので、ハイプレスを維持することができます。
フィジカルの強い鳥栖相手に、ラインを下げては守りきれないため、
ハイライン、ハイプレスを維持する方針を採ったのかなと。


鳥栖は前期と同じくダイヤモンド型の4-4-2。
磐田キラーの豊田が、嫌でも気になります。

試合は思いがけない幕開け。アダイウトンのクロスが
ファーに流れたところで、鳥栖の吉田がキックミスを犯し、
自陣ゴールにまさかのオウンゴール。見事なボレーを叩き込んでしまい、
開始2分で磐田が先制します。
その後もよくボールを繋ぎ、シュートチャンスを作ります。

2

鳥栖はたまらずシステム変更。
ボックス型の中盤をボックス型に変更し、前の2毎で磐田のサイドバックに
プレッシャーをかけ、ビルドアップを阻害しにかかりました。
この作戦がハマり、前半途中からは鳥栖ペース。
しかし、シュートがなかなか枠にいかず、磐田キラー豊田のヘッドも
クロスバーを直撃。前半は磐田が一点リードで折り返し。

後半、鳥栖が同点を狙って攻勢に・・・と思いきや、意外にも
立ち上がりから積極的に出たのは磐田。開始直後にアダイウトンの
突破からチャンスを作ると、その後も速い攻撃で鳥栖を追い込みます。
11分にはアダイウトンのカウンターから最後は川又が決めて追加点。
2-0とし、試合の流れを決定付けました。その後も磐田は最後まで
プレスの手を緩めず、鳥栖にプレッシャーをかけ続ける積極性を披露。
前半とは打って変わって鳥栖にあまりチャンスを作らせず、
リードを守りきって磐田が 2-0 で鳥栖に勝利しました。

■試合の感想

開始2分のオウンゴールで試合の趨勢が決まってしまったかなと。
「触らなければ入っていた」ような仕方ないオウンゴールではなく、
見送っていれば大したピンチではなく、クリアするにしても難しい
ボールではなかったので、吉田のあのクリアミスは致命的でした。

鳥栖は前半途中にシステムを変更した後にたくさんチャンスを作っており、
それをひとつでもモノにできていれば結果は違っていたのでしょうけれど、
得点機を逃したことで追いつく機会を失いました。

後半、リードを追いかける展開で逆に攻勢に出られなくなってしまった
ことについては、よくわかりません。バテてしまったんでしょうかね。



■磐田さんについて
プレスにいかなければ守りきれない、でも前節までのやり方では
前から奪いにいくことができない。その中で名波監督が
よく妥協点を見つけてきたな、と。

鳥栖は非常によくデザインされたチームで、フィジカルの強さもさること
ながら、最終ラインの背後を取る動きも洗練されています。
河野や小野といったあたりの選手が、ロングパスに合わせて
最終ラインの背後に飛び出そうとしてきます。
豊田とイバルボのゴリ押しに耐えつつ最終ラインの神経質な駆け引きを
続けるという、磐田にとっては困難なミッションが90分続きましたが、
大井を中心に見事に成し遂げました。

先制した後は、俊輔のセットプレーかアダイウトンのカウンターで
追加点を奪う。ある意味、磐田にとってはいつも通りだったのかなと思います。

アダイウトンといえば、彼は今節もキレてましたね・・・。
少し前までは自分の周りにスペースがなければボールを運べなかったんですけど、
このところは狭いエリアで受けてもパワーとアジリティでブチ抜ける
ようになっているので、前さえ向けていればゴール前まで運べる
期待感があります。カットインもうまくなっていますよね。
この試合は守備のタスクもこなしながらだったので、
相当負荷がかかっていたと思うのですが、終盤までその役割を
しっかりとこなし続けました。
凄かったです、アダイウトン。ブラボー。


さて、いよいよ次は今季最終節。
天皇杯で敗退している磐田は、次が今季最後の公式戦です。
ホーム・ヤマハスタジアムに迎えるは、リーグ優勝がかかった
昨季の王者、鹿島アントラーズ。
絶対王者が高いモチベーションで乗り込んでくるという、
磐田にとっては非常に困難な試合となります。
躍進を果たした今季のラストを飾るために、なんとか
勝利をもぎ取ってほしいなと思います。


■珍しいスタイル
この日のジュビロ磐田は、紺色のシャツに白のパンツという組み合わせの
ユニフォームで登場しました。紺色のユニフォームはこれまでも
着用してきていますが、パンツが白というのは記憶になくて、
パッと見どうにもジュビロ磐田には見えませんでした。
ユニ
鹿児島ユナイテッドかな?

今季は上下水色だったり、夏場の黒ユニだったりと、これまでの磐田さんが
採用してこなかったスタイルが複数見られました。
このスタイルも、何度も見ていればそのうち見慣れるかもしれませんね。

この試合については以上です。


さて、今回は磐田さん以外の結果について触れます。


■残留争いは甲府と清水の一騎打ちに
今節、降格チームが決定する可能性があったので、磐田さんの試合を見ながら
他会場の速報を追っていました。清水-新潟の試合が、前半終わった段階で
清水の2-0だったので、「これはこのまま清水が勝って残留決定だな」と
思って目を離していたら、新潟が1点2点と奪い、最後は3点目を奪って
逆転勝ちしてしまったので、滅茶苦茶驚きました。
選手の負傷で一時的に10人になっていたところでカウンターで1点、
セットプレーで2点、前掛かりになったところで逆襲の3点目だったようで。
勝っていれば残留が決まっていただけに、清水のショックは甚大。
現地にいっていた清水サポの友達に「何があったんだよ」とLINEしたら、
「俺が知りたい」と返ってきました。ですよね。

新潟はこれで3連勝らしいです。追い詰められてからというもの、
新潟の粘り強さには目を見張る物がありますね。
残念ながら降格は決まってしまいましたが、この粘りがあれば
すぐにJ1に戻ってこられるのではないかと思います。

また、今日の結果、大宮の降格も決定しました。
2015年に共にJ2で戦い、昇格を勝ち取った大宮の降格には、
多少のショックはあります。しかも昨季は躍進を果たしており、
さあこれからというタイミングでしたからね。
今季大きくジャンプアップした磐田さんも、来季も同じように
やれるとは限りません。やはり現実的な目標としては、
来季もJ1残留を最優先事項としていきたいところですね。


■浦和ACL制覇
今節のJリーグの話ではありませんが、前日に行われたACL決勝2ndレグで、
浦和レッズがサウジアラビアのアルヒラルを下し、見事に優勝。
10年ぶり、Jリーグ勢としても9年ぶりのアジア制覇を果たしました。

私は浦和ファンではありませんが、それでも同じリーグのチームが
大陸王者になったことは、とても嬉しく、誇らしく思います。
浦和レッズの選手やコーチ陣、スタッフ、そしてサポーターの皆様に、
心からお祝いの言葉を贈らせてください。
念願のアジアタイトルの獲得、本当におめでとうございます。

Jリーグ勢がACLで敗退するたびに、「Jリーグはレベルが低い」と
メディアから叩かれ、Jリーグファンとして忸怩たる想いでした。
今回の浦和のアジア制覇に関して、磐田さんが優勝したわけでも、ましてや私自身が
やったわけでもないのに、「どうだ、見さらせ」と思ってしまいます。
そんな思いを持たせてくれたことに、感謝したいです。

当たり前ですが、私のように思わない人もいます。
「浦和なんか負けちまえ」と思っていたJリーグファンもいたでしょう。
そういう人たちが、狭量だとは思いません。
それもあり方のひとつであり、この文章もそういう人たちを揶揄するものではありません。
ただ、私は、嬉しかったな、と。心から、そう思います。


以上です。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

本日、Fリーグの試合を見に行って参りました。

駒沢オリンピック公園屋内球技場で行われた、
府中アスレティックvsエスポラーダ北海道です。

DSC_0282


何お前、フットサルも見るの?と聞かれそうですが、
当方一応フットサルもちょいちょい見ます。
Fリーグの観戦はこの1年で3回目で、春先には
全日本フットサル選手権も見にいっています。
特定のチームを応援しているわけではありませんが、
アグレミーナ浜松、府中アスレティック、フウガドールすみだ、
ペスカドーラ町田
の4チームが割と好きですね。

さて、試合についてです。
府中アスレティック 3-2 エスポラーダ北海道
得点者
府中)上福元、渡邉、渡邉
北海道)宮原、高山



■試合の流れ
開始1分足らずで府中が後方のパス回しで相手に引っ掛けてしまう事故。
北海道のカウンターが炸裂し、宮原選手が角度のないところから
ズバーンと決めていきなり北海道が先制しました。

北海道は、マイボールになると左右両方のサイドを選手がガーッと
駆け上がり、そこにロングパスを蹴って速攻をするカウンタースタイル。
府中はピヴォ(一番ゴールに近いところにいる人)にパスを預けてキープ、
そこにアラ(サイドの人)がフォローにいってボールを繋ぐスタイル。
いきなりスコアが動いたこともあって、対照的なやり方になりました。

出鼻を挫かれた府中ですが、10分に同点ゴールを記録。
自陣からの縦パスが通り、飛び出してきた相手ゴレイロを浮き球でかわし、
空いたゴールに最後は上福元選手がヘッドで押し込みました。

府中は「さあこれから」というところだったのですが、わずか8秒後に
再び勝ち越し点を献上。得点直後のプレーで今度は逆に縦パスを通され、
ごちゃっとしたところで最後は高山選手に決められました。

前半は 府中 1-2 北海道 のスコアで終了。

後半は開始からどっちもチャンスを作りました。
ゴレイロと一対一になったりシュートがクロスバーを直撃したりと、
どちらにいつ点が入ってもおかしくない気配。
そんな中で32分、渡邉選手のカットインからの左足シュートで
府中が再び同点に。このシーンの前に北海道に大チャンスがあったので、
北海道サイドからするとちょっとガックリきてしまう失点でした。

勢いそのままに攻める府中、37分には相手のパス回しを奪って逆襲、
前半の北海道の得点をやりかえす様にサイドを突破、最後は中央に
突進してきた渡邉選手が決め、残り3分で逆転に漕ぎ着けました。

北海道はラストでパワープレーに出ましたが結実せず、タイムアップ。
府中アスレティックが 3-2 でエスポラーダ北海道を下しました。

DSC_0281


■試合の感想
最後までどちらが勝つかわからない、緊迫した面白い試合でした。
北海道は、後半に同点にされる前に追加点を奪っておきたいところでした。
チャンスは何回があったので、それをモノにできていればスコアは
違っていたかもしれません。

府中は粘り勝ちです。後半の鬼気迫る攻撃には、胸が熱くなりました。
当方、府中アスレティックのサポーターではありませんが、
最後の逆転ゴールでは思わずガッツポーズが出まして(笑)。
見る者を魅了する戦いぶりだったと思います。




■フットサル観戦の楽しさ
当たり前ですが、フットサルはサッカーとは違うスポーツ。
見ている時の面白さも、サッカーとは異なります。

私が感じる面白さは、プレーのスピード。
コートが狭く、常に双方のゴール前をボールが行き交うので、
サッカーにおけるゴール前のスピードを常に維持している形になります。
文字通り瞬きもできない高速な展開は、試合時間が40分であることを
見る人に忘れさせます。
また、会場にもよりますが、一般的にフットサルの会場はサッカーよりも
スタンドがコートに近いので、プロ選手の足技を間近で見られることも
フットサルの良さかなと思います。テレビ越しや遠方から見ると気付きづらい、
パスやトラップ一つ一つの凄さや上手さがよく伝わってきますね。

あとは、個人的な楽しみでもあるのですが、自分がフットサルをよく
プレーしているだけに、自分とのレベルさを実感して、より強く
「フットサル選手ってやばい」という凄さを感じます。
自分だったらどうなるかという想像がリアルにトレースできるので、
「あんなプレーができたら気持ちいいなぁ」とか「自分があんなシュートを
とめようとしたら指が折れるわ」とか、感心したり怖くなったり忙しいです。
サッカーよりもプレーのハードルが低く、潜在的な競技人口が多い
フットサルだからこその魅力だと私は思いますね。


今日は以上です。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

昨日、日立柏サッカー場で、柏レイソルvsジュビロ磐田を見てきました。

柏レイソル 1-0 ジュビロ磐田
得点者)オウンゴール

■試合の流れ
立ち上がりは磐田が攻勢に出たが、10分過ぎから柏が攻勢に。
磐田は人数をかけて守るが、オウンゴールで先制点を献上した。
後半は4バックにシステムを変えて同点を狙うが、柏の堅守を
崩せずそのままタイムアップ。柏が1-0で勝利。

■試合について
柏のゲームプランがハマッた試合でした。
前半に人数をかけた攻撃で一点を奪い、後半はカウンターを狙いつつ
重心を下げて逃げ切りを図るという狙いを、柏は忠実に実行。
カウンターで2,3点取れそうなシーンもあり、
全体通して柏の強さが光る試合でした。

この試合は久しぶりにフォーメーション図を用いてみようかと。

磐田の先発は下記の通り。
1

ここ最近、左サイドが宮崎ではなく小川大貴になっているのは
フィジカルの強度的な部分の話かもしれません。

この試合は柏がボールを支配。
磐田は前からプレッシングを仕掛けて積極的に奪いに
いきたかったんですけれど、川又の出力が戻っていないようで、
プレスにはいけず自陣に撤退。
左右の両WBが最終ラインまで下がり、5バックの形になります。
柏が磐田の隙を伺うようにボールを縦横無尽に動かしますが、
磐田がけっこう守備をちゃんと構築していたので、
柏はチャンスを作れませんでした。
そして、ピッチ上ではこんな形に。

2

柏「オラオラ、前から取りに来いよ隙見せろ」
磐田「うるせーいかねーよ、お前らミスれ」


こんな我慢比べだったのですが、磐田が櫻内のオウンゴールで
早々に根負けしてしまったので、上記の均衡はすぐに崩れました。
磐田はちゃんと守れていただけに、なんとももったいない失点。

ビハインドになったので、仕方なくWBを前に上げて攻める磐田。
そこで待ってましたとばかりに柏のロングパスカウンターが
決まり始めたので、前半の磐田はかなり窮屈な戦いを強いられました。

当然、名波監督はハーフタイムに手を入れます。
3

システムを4-2-3-1 に変更し、櫻内に代えて上原を投入。
川辺を一列上げて上原をボランチにシフト、小川と高橋のサイドを入れ替えました。
単純に、なるべく強度を落とさずに後ろの枚数を減らしたかったんだと
思います。櫻内を下げたのは、オウンゴール以外にもいまいち
キレがなかったからなかったからかもしれません。
いつもなら小川を下げるところだったかなと。

途中から出てきた上原がこの日もけっこう良くてボールを動かせたのと、
柏が重心を下げたので後半は磐田がけっこう攻めました。
ただ、柏の守備が堅くて、しかもミスをしないので、
磐田はあんまり点が取れそうな感じがしませんでした。
中村航輔が例によってバケモノなので、中途半端なシュートでは得点の気配すら沸きません。
してやられた感があるので、ちょっと悔しいですね。

■ジュビロ磐田について
磐田がダメだったというよりは柏が良かったと思います。
完封負けではありますが、磐田は攻守によく集中していました。
ネガティブになる必要はないかなと。

気になるといえば、プレッシングが全然できなくなってる
ことでしょうかね。晩夏に川又が両足を痛めてからその状態が
続いてしまっていて、なかなか能動的にボールを奪いにいけません。
90分プレスを継続することは不可能にしても、どうしても
リスクをかけて前からいかなければいけないシチュエーションは
ありますので、そうなってしまうと今の磐田はしんどいです。

川又以外に1TOPができる選手がいない弊害だと思いますが、
それについては監督以下スタッフ、選手全員がわかった上で
今季子のようなスタイルを採っているはずですから、
それについて私の方から是非を問うことはありません。
今のところ大きな弊害にもなっていませんしね。

磐田さんについては以上です。

■柏レイソルについて
強かったです、柏。さすが上位と感じる精度でした。
ただ、個人的に柏について好印象だったのは、ピッチ上での
強さだけではなく、リードしている時の振る舞いですね。
腹の立つ時間稼ぎが、ほとんどありませんでした。
交代選手が走ってピッチを出たり、GKに時間をかけなかったり。
そういうことができるチームは多くありませんでしたし、
そういうチームには負けても腹が立ちません。
ぜひとも今のスタイルを継続してほしいと思います。


以下、トピック

■試合後の川又のTwitter
この試合の後、川又がtwitterで、柏サポーターの一部が
アダイウトンに向かって猿の真似や奇声などの差別的な
パフォーマンスをしたとの発言を投稿。現在はその投稿は
削除されていますが、ちょっとした騒ぎになっています。

試合中に川又が主審にしきりと何かを訴えており、
またハーフタイムに応援に関する注意喚起のアナウンスが
場内に流れたのですが、もしかしたらこれのこと
だったのかもしれません。

まず、実際に柏サポがそのようなパフォーマンスがあったか
否かについては、特定は困難かなと思います。
映像に残っているわけではないようですからね。
私も現地にいましたが、少なくとも私は認識していません。
現時点で確定している事実は、「川又が柏サポのパフォを
差別と認識した」その一点のみです。
「負けた悔しさででっちあげた」なんて声もありますが、
それについては議論の是非はないかなと。

ただまぁ、事実か否かはさておき、川又はtwitterで
ああいうことを投稿するべきではなかったと思います。
事実だったとすれば、twitterではなくチームを通して
然るべき手順で抗議をするべきかなと。

差別パフォーマンスが事実か否かは別として、私は人種差別には
断固反対ですし、アダイウトン選手を一人の人間として尊敬し、
とても大事な我々の仲間だと思っています。


今日は以上です。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

お久しぶりになってしまいました。

コンサドーレ札幌戦を最後に試合をリアルタイムで見られない日々が
続いておりまして、しばらくレビューをお休みしておりました。
今週は静岡ダービーをリアルタイム視聴ができたので、
久々にレビューを書いてみます。

ダービー2
ダービー3


清水エスパルス 0-3 ジュビロ磐田
得点者)アダイウトン、中村俊輔、山田大記

14年ぶりのダービーダブル
ルヴァンカップとあわせてシーズントリプル達成!


■試合の流れ
序盤に攻勢に出たのは清水。両サイドからの鋭い攻撃で磐田のゴールに迫る
20分にはサイドからショートパスで繋ぎ竹内のシュートでゴールを強襲する。
しかし27分、川又が清水の意表を突いてスルーパス、走りこんだ
アダイウトンが切り込みシュート。劣勢だった磐田が先制した。
このゴールで磐田が清水の勢いを削ぐと、前半終了間際に清水の松原が
高橋への暴力行為で一発退場。清水は数的不利に陥る。
後半に入ると前掛かりになろうとする清水を磐田がボールを動かし
まくっていなし、60分には中村俊輔のCKが直接入って追加点。
この2点目で清水は足が止まり、72分には途中交代でピッチに入った山田が
ダメ押しの3点目をマーク。そのまま清水に反撃を許さず、
磐田が3-0で清水を下し、静岡ダービーを制した。


■試合の感想

清水の狙いは、宮崎とミッチェル・デュークのミスマッチ。
右サイド、磐田から見れば左サイドに位置取ったデュークは、
対峙する宮崎に対しフィジカル面でアドバンテージがありました。
清水はそこを狙って空中戦を仕掛け、高い位置でマイボールとして
攻撃を展開しました。バイタルエリアでフリーでボールを運ばれる
シーンもあり、当方としては試合序盤からかなり恐怖を感じていたのですが、
CBの森下が宮崎のフォローに入り始めてからは比較的安定したので、
失点には繋がりませんでした。

磐田は前線の川又が負傷を抱えながらプレーしていたこともあって
川又を基点とする攻撃がうまくいっておらず、アダイウトンの
ゴリ押しドリブルを中心にしたカウンターを狙う形。
それ以外で点が入る気配がなかったので、点を取るのは難しいかなと
試合を見ながら思っていたのですが、前半の半ばに差し掛かったところで
えらくあっさりと先制してしまいました。
出力が落ちていると感じた川又ですが、相手の隙を見逃さない
抜け目の無さは健在。相手が自陣にスペースを発生させ、かつ
そのスペースへのパスに対するケアを怠っていることを見逃さず、
アダイウトンに絶妙なスルーパスを通しました。
そして持ち込んだアダイウトンが二見との1vs1を制して先制ゴール。
アダイウトンのカットインに対しては右足の前に立つだけで
威力を大幅に軽減できるのですが、二見は思いっきり右足の
コースを空けてしまいました。もしかしたら、アダイウトンの
特徴を二見はちゃんと把握していなかったのかもしれません。

先制した後も清水はちゃんとサッカーをしていました。
ただ、退場者を出し、さらに2点差となってしまっては
さすがに反撃する力がありませんでした。
結果的に磐田が2点目を奪ったことでこの試合は決着。
2点目を奪われたことで精神的にダメージを受けたのか、
2点目を境にガックリと運動量が落ち、足が止まりました。
試合後に両監督共に試合の分水嶺としてこの2点目に言及しており、
事実上2点目で試合が終わったことを物語っています。
中村の速くて正確なキックがあってこそのものですが、
それ以上に角田のクリアミスが痛かったです。
低目のボールは角田の股下を通り抜け、そのままゴールに収まりました。
「速いボールをクリアする時は足を振らない」という守備の鉄則は
守っていた角田ですが、足の置き方にミスが出ました。
今季、清水の試合を何試合か見ていますが、あんなミスをする角田は
見たことがありません。布陣がいつもと違ったことを含め、
清水は全体的に普段と違う感じだったのかもしれません。

翻って磐田は、いつも通りの布陣で、いつも通りのサッカーをしました。
カウンターで先制、前掛りになった相手に中村俊輔の
セットプレーで追加点。カウンターとセットプレーを駆使して常に
先手を取る、これは今季勝っている試合の典型的なパターンです。
面白さはないかもしれませんが、今季1年間成熟させてきたやり方。
ダービーという注目度の高い試合でも自分達を見失うことなく
いつも通りのサッカーを愚直に貫いたことが、磐田の勝利に
大きく作用したのではないかなと思います。

いつもと違った清水。
いつも通りだった磐田。

調子が悪く、下位に沈んでいる故に変化をする必要があった清水。
好調を維持し、今季の戦いを維持すればよかった磐田。

この試合だけでなく、今季ここまでの戦い方や成績の面で、
この試合の趨勢は決まっていたのかもしれません。
順位も調子も関係ないと言われる静岡ダービーですが、
この試合についてはチーム状況が大きく反映される結果となりました。

ダービー1


■ジュビロ磐田について
15年ぶりの日本平での完封勝ち、14年ぶりのダービーダブル、
11年ぶりの勝点50到達と、磐田にとっては記録ずくめの勝利でした。
4月のダービーは相手に押されながら効率よく勝利した試合でしたが、
この試合については結果だけでなく内容も伴ったと思います。
清水サポの方々には申し訳ありませんが、「完勝」と表現させて頂きます。

前述の通り、この日の磐田さんは今季の戦いを象徴するような
戦い方をしていました。確かに、お世辞にも傍目に面白いサッカーとは
いえませんが、しかしながらそのスタイルを徹底することにより、
今季については確固たるパターンになりつつあります。
とりわけ、ダービーは勝つことが重要。どんなに拙いスタイルでも、
勝つことこそが唯一にして最大の目標です。
そのミッションを文句のつけようもなくなし遂げた磐田さんの仕事は、
お見事の一言に尽きます。惜しみなく続く拍手を贈りたく。

静岡ダービーに惜しみなくエナジーを注いだ磐田さん。
その先頭に立っていたのは、間違いなく名波監督でした。
ダービーマッチに対して「34分の1。勝点が6に増えるわけじゃない。
いつも通り戦う」というコメントが多く見られる最近の風潮の中で、
「ダービーはじゃんけんでも負けたくない」と負けん気を公言し、
選手だけでなくサポーターの熱意も刺激した監督のスタンスが、
この結果に大きく作用したように私は考えます。

なんだかんだで、静岡ダービーに勝利するのはとても嬉しく、
気分が良いです。なにぶん降格した年の記憶が色濃く、
静岡ダービーについてはしばらく良い記憶がなかったので、
シーズントリプル、しかも敵地で3-0なんて、こんな気持ちを
どう表現していいのかわかりません。
DAZN観戦であった私ですらこうなのですから、現地観戦された皆様や
選手、スタッフなどの関係者の皆様の喜びたるや、
どれほどであったことでしょう。磐田が久しく味わう、この征服感。
今季の磐田は、本当に大きな仕事をしてくれています。

この勝利で、目標であった勝点50に到達しました。
名波監督は、これ以降の目標については明確にしていません。
現実的には今の順位を可能な限り維持する作業になると思いますが、
今シーズン残り5試合も夢を見させてほしいなと思います。
天皇杯もまだ残っていますし、まだまだ今季の磐田さんは終わりません。


以下、トピック。

■松原后の退場について
ダービーの分水嶺となった、前半終了間際の松原の退場。
磐田DF高橋を口論の末に肘で打ち倒してしまいました。
高橋の倒れる仕草が大げさだった感はありますが、
プレーに関係ないところでのラフプレーは、残念ながら
退場を宣告されても文句は言えません。
しかも主審の目の前で、というのはあまりに軽率でした。
ビハインドの状態でチームを数的不利に陥らせたこの退場は
あまりに痛手。試合後には松原がサポーターに謝罪にいくなど、
本人も軽率な行動によるダメージを理解している模様でした。
松原選手は、磐田の下部組織出身であることもあって、
清水の選手ではありながら磐田サポとしても目が離せない存在。
それだけに、この失態を一方的に断罪する気にはなれません。

松原は、非常に将来性のある選手です。
攻撃については、現段階で既にJ1でも指折りの存在です。
今日の失態を糧にしてメンタル面が成長すれば、必ずや日の丸を
背負える選手になるはず。「彼はやんちゃだから」と慮った
中村俊輔よろしく、彼の成長に期待したいと思います。


■山田大記、磐田復帰後初ゴール
先月、磐田に3年ぶりの復帰を果たした山田大記選手。
復帰からここまでポテンシャルを発揮できずにいましたが、
この試合で途中出場から1分足らずでゴールをマーク。
磐田復帰後初ゴールを記録しました。意外にも、これが
静岡ダービー初ゴールだったようです。
ドイツでは結果を出すことはできませんでしたが、
元々持っているポテンシャルは疑いようのないスペシャル・ワン。
この得点が復調への足がかりとなることを祈ります。


今日は以上です。

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