フットボール マンション

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Jリーグが中断に入りすっかりご無沙汰しております。
代表のゴタゴタもあり、当ブログ内の記事もすっかり止まっているようで…。(個人的には何人かがそれぞれ書くことを期待してたんだけど(笑))

過去のW杯前の討論会が懐かしいなと。
皆それぞれ年を取って家庭や仕事があるので中々若い頃のようにはいかないですが。

個人的に代表のことは書きたかった。
そして個人的にはこう書くつもりでいました。

結果を求めての監督交代だと。
そういうのであれば評価は結果だけで行おうと。
GL突破が出来るかどうか。今回の日本代表の評価はそこだけで行う。

会長も元技術委員長(現監督)も結果が出れば称賛してもいい。
結果が出なければ責任を取ってくれ。

どれだけいいサッカーをしても勝てなければ意味がないし、どれだけつまらないサッカーだろうが結果が出ることが大事。
W杯とはそういう大会で、日本代表は常に4年毎に次のW杯で結果を出すことを目指してきたはずだと。
だから結果が出るまで批判をする気はないし、結果が出たらそれに応じたリアクションを取る。

かつて杉本健勇がフロンターレからセレッソに戻ってきた時にも似たようなことを考えた。
数字でチームに貢献するのであれば今批判しているサポーターなんてどうでもいい。
個人的には歓迎するしそのポテンシャルは十分にある。
帰ってきた杉本はそれでも半年近くかかったが、エースの離脱によって突如目覚めた。
気づいたらJ1で20ゴールを決めた。
ユース卒で20ゴールを決めた人間はJ全体でも柿谷と杉本ぐらいだったはず。

話が逸れた。
要は結果しか求めない。つまらない試合を繰り返していたが結局はガーナ戦もスイス戦も見た。
とにかくつまらないし弱かったけれども。

パラグアイ戦のスタメンを見て久しぶりに前向きに試合を見る気分になった。
2009のセレッソを見ていた人間であればその並びだけで期待せざるを得ないのだ。
控え組と言われてもどれだけチームがつまらない試合を繰り返していても。

乾と香川がスタメンで並べばきっと楽しくなる。
9年前にセレッソサポが夢に見て、アギーレ体制の一瞬だけしか採用されなかった揃い踏みがW杯まで残り1試合のこのタイミングでようやく実現した。

パラグアイ戦は各個人の役割が整理され、チームもコンパクトに保った状態で試合が出来た。
苦言を呈すのであれば遠藤と東口だったが監督はハーフタイムで入れ替えた。

遠藤は量もポジショニングも悪くないのだが質の部分はやはり足りてない。
基本的に遠藤は無事これ名馬なタイプで勤勉なので必要な動きはきっちりやっているのだが…。
山口からのサイドチェンジをコーナー際できっちり収めたまではいいのにそこで時間をかけて失うのが非常に勿体無い。

東口に関しては飛びだしで1つミス。
そして失点シーンはシュートを打たれる直前に逆ステップを踏む痛恨のミス。
勿論柴崎の緩い対応もあったが逆ステップを踏まなければ反応は間に合った。
ノーチャンスという声もあるが、足の運びを見ればはっきりミスとわかるはず。
そのワンステップがなければ東口を含め代表のGK陣なら掻き出せただろう。

さて、後半2人が入れ替わりチームは更に状況が上向いた。
得点シーンは最終ラインから。
山口が降りて来て昌子にボールを出すと入れ替わるようにするすると昌子が持ち上がる。
ギャップに顔を出す香川に楔が入ると回り込んだ乾にはたく。
そこから持ち込んで決めた乾のゴールはセレッソのラストマッチを思い起こさせる中央を破ってのシュート。
更に右サイドから出たボールを香川がヒールで流してまたも乾。
流れるようなプレーは久しく代表では見なかったもの。
そしてかつてセレッソで何度も見たもの。

全てが懐かしい。当時と変わらないプレー。アイデアが実現して結果に繋がる感覚。
違うのは2人がもう30前後になり、代表のユニフォームを着ていることぐらいだろう。

試合は柴崎のCKがオウンゴールを誘い3点。
しかし中村が長い距離のミドルを許して1点差に詰められる。
Jでもミドルの対応がよろしくない中村だが、ここでも案の定。
ただそれ以上にグラウンダーのクロスが前を素通りしたシーンの方が余程不味かったけども。
GKは横並びの印象。

最後は香川が点を決めて締め。直前のビッグチャンスが身体の向きと逆にボールが入って打ち上げた時にはずっこけたけど逆にここでは躱して股抜きでGKの逆は突くんだよな…。

西野体制初勝利。そしてそもそも初ゴール。
スイス戦後の夢も希望もない状況ではなくなったかもしれない。

ベンチでニヤニヤ足組んでる長谷部とかチームが点を取るごとに苦虫を噛み潰したような顔をする本田とか悲壮感たっぷりで試合に入ってきて左サイドの攻撃を止めた宇佐美とか色々気になる部分はあったが。

後半のスタートメンバーはおおよそ不満はなかった。
2失点の守備陣はと言われても柴崎と両GKの個人的な問題でDFラインのミスとは言えない。
柴崎にしても戦術的に貢献度が高いので1失点(及びやばいロスト2回)については差し引きでどう見るかは難しいところ。そこまでネガティブではない。

GKについては結局何がベストなのか答えが出ないまま。
誰かが飛びぬけているわけではないので。

酒井高徳の左が特に攻撃の部分で長友より貢献度が高いかもしれない。
山口乾と上手くボールを回していて無理に上がらないのが好印象。
長友よりはガタイもあるので乾と並んだ時の高さの問題についてもカバーできる。
実際サイドの裏を狙うロングボールに上手く対処していた。

両CBは吉田槙野よりコンパクトだった。
山口を含め、チームを間延びさせないという意味では槙野吉田長谷部より優秀かもしれない。
チームが間延びし始めると山口のプレーエリアの広さは仇になりがちなので、間延びしたサッカーをやりたいなら長谷部の方が傷が少なそうだが…。ビルドアップを考えても吉田槙野なら長谷部は欲しくなるところではある。ただチーム全体のコンパクトネスは望めなくなる。

武藤は右サイド問題を解決出来そうだった。
原口の右はカットインした後の展開が期待出来ず本人も迷うプレーが多く本来なら左に置きたいところ。
結局右サイドでタスクをこなせる選手が陣容におらず。
しかし前で使うよりハマっていた印象。
岡崎はスペースを作る動きが2列目各選手との相性が良く味方の動きを引き出していた。
もう少し前線の4人を見たかったのが本音だった。

勿論スイスからは割り引いて考える必要があるが。
パラグアイと同様W杯に出られずモチベーションもそれほど高いとは言えなかったガーナに完敗した状態からはかなりマシになったと言えるだろう。

何よりも代表に求められるのは結果だから。

いずれにしてももうW杯は目の前。
また4年振りに眠れない1ヶ月が始まる。

3月の代表ウィークからの公式戦11連戦という苦しい戦いが終わった。
怪我人が戻っては増えという苦しい状況が続き5連勝のあとは連敗。1つ取り戻してからは更に連続ドロー。前節ようやく勝利しようやく連戦が終了。

5連勝の間はよかったのですが、ベガルタ戦は清武が個人で破壊したに過ぎず、V・ファーレン戦も柿谷、丸橋、高木がそれぞれ圧倒的な個性でゴールを捥ぎ取った形。
どちらも内容的には負けてもおかしくないゲームだった。
そういった個があるということ自体は素晴らしいことなのだが、サッカーの質は去年の終盤からは程遠く…
ようやくリカバリー以外のトレーニングが出来るこの期間は非常に大きな価値があるはずだった。

相手は首位独走中のサンフレッチェ。
このチームを止めることは既に今季のリーグの至上命題となっている。
最速記録で勝ち点を積んでおり、80超えペースという異常事態。
団子リーグと揶揄されているJ1でこの独走は過去に例がない。
既に勝ち点差を考えれば引き分けは許されない水準だ。

勝ち点3を詰める以外にトップを狙う方法はない。

待望のソウザの復帰はなく、ドンヒョンが先発。
清武、杉本が復帰したものの…。

試合は開始5分に動いたはずだった。
山口が奪ったボールは清武、丸橋と繋いで再びバイタルで待ち構える山口へ。
ここで1つ溜めて右に飛び込んだ松田へのベストなパス。
松田も杉本も当てるだけのプレーで先制した…はずだったが、オフサイドの判定。
映像を見る限り際どくなくオンサイドだが、ノーゴール。

開幕戦でも同じような形で誰がみてもオンサイドを取り消されている。
いずれも決まればエースのゴールでチームが乗って行ける状況でという。
今年は持ってないなと思うシーンが少なくない。

決まっていればもう少し楽な展開だったのだが…試合は徐々にサンフレッチェペースに。
押し込まれた前半を何とか堪えてスコアレスで後半へ。

後半開始直後に今度はアクシデント。
清武が負傷交代。
彼も今季は本当に持ってない。
フル出場した試合は1つもないという状況。

ここで高木が投入。
元々この交代はプラン通りではあったが前倒し。
15分ぐらい後の予定だったはずだが。

しかしこの交代後シンプルに右サイドの裏にロングボールを入れるカウンターが出るようになる。
シンプルにスピードで飛びだす高木のプレーは戻りの速い広島DFを崩そうとしていた清武よりも効いていた。
そして先制点はGKのパントキックから突然訪れた。
ドンヒョンが頭でそらしたロングボールはそのままDFの裏へ飛び込んだ高木へ。
高木はスピードを落とさずにコントロールするとプレッシャーから遠い左足に持ち替えGKの股を抜くゴール。
技術とスピードを兼ね備えた高木の素晴らしいプレーでリードを奪うと、僅か3分後には再び高木。
相手のクリアボールを胸で収めると、迷いなく右足を振り抜いた。
このシーンでクリアボールに対してサンフレッチェは完全に脚が止まっており、誰もプレッシャーに行けず。
この時点で勝利を確信した。

この試合では各々がよく我慢をした。
批判を浴びるであろう2トップにしても不当な取り消しを受けた杉本、先制の起点になったドンヒョンどちらへの批判も不当だろう。
認められていれば山口松田杉本の評価点は0.5から1点は変わっていたはずだ。
オスマルと山口の関係も良くなっている。

W杯明けまで時間があり、チームは負傷者と戦術を取り戻すことが出来る。
夏に入ったときようやく監督が今年やりたいサッカーが見えてくるはずだ。
ひとまずACLと怪我人に泣きつつ14試合消化で去年より2ポイント少ない状態で中断に入る。

まずは去年より上を。
ここから6試合で5勝1敗でようやく追い付ける。
かなり厳しいペースだがやれなくはない筈だ。それでもサンフレッチェはまだ遠いのだから。

余談1
過去に所属したチームの試合で解説する戸田氏が正直嫌いだ。
誤審で消えた先制点に対して「もっとオフサイドだと言わせないタイミングでボールを出せば良かった」
いや、あのタイミングだから綺麗に崩れたわけで。1つタイミングが早ければ松田の横パスが綺麗に通る確率は落ちただろう。オンサイドであるのは明白であり、判定は残念だったが素晴らしい崩しだった。山口のパスのタイミングを非難するには当たらないプレーで副審が誤ったとしか言いようがない。

先制点に対して「その前のパトリックのところがPKだったかもしれない。判定の問題があった。」
直前のパトリックのシーンでPKを取る主審は殆どいないだろう。

セレッソのチャンスシーンは全てDFを褒めるコメント。
確かにサンフレッチェは良く組織されたいいチームだった。
しかし戸田氏のコメントは興醒めだ。

J2時代エスパルス戦でも同じ感情を持ったことがある。
リカルドと山村のゴールで2-0で勝った試合。
その試合でも戸田氏の柿谷へのインタビューは
「セレッソは狙い通りのサッカーをやらせて貰えず苦しかったですよね?」
という旨のもの。
柿谷の返しは「まあ楽な試合とは思っていなかったけど逆から崩すのが上手くいって良かったと思います。」
という旨のもの。
何が気に入らないかっていうと結論を押し付ける質問の仕方が心の底から気に入らない。

正直ネガティブな解説や居酒屋解説の方が数倍マシなんで。
サンフレッチェおよびエスパルスとの試合で戸田氏を起用するのはマジでやめて下さい。
普段は試合見てても解説自体耳に入らないけど久々にウンザリ。

余談2
さて、いよいよW杯。
日本代表はゴタゴタしてる中、W杯期間中は今回もマンシャフトおじさんになりそう。
4年前からは私生活も随分変わったので当時のように連日リアルタイムは厳しそうだが…。
↓は前回大会での一連の記事のまとめ

トーマス・ミュラーと同世代どころか誕生日も3週間程しか離れていないので、彼の年齢=自分の年齢なわけで。20、24とセンセーショナルな活躍を見せた彼がクローゼの記録にどこまで近づけるのか非常に楽しみなところ。
4年後もまだ狙える年齢だけに16には出来るだけ近づいておきたい。(カタールという環境はかなりハードなので今回稼ぎたいところ)

地獄の連戦4試合目、5試合目は多摩川の両雄。
水曜日はリーグ王者川崎フロンターレとのアウェーゲーム。
土曜日はリーグ戦4連勝中のFC東京とのホームゲーム。

まずは水曜日。
等々力への参戦は仕事の都合で叶わず。(ちらちら携帯でDAZNを見ながら仕事をしていたのは内緒。)
週中のゲームということもありお互いに大幅にターンオーバー。
杉本高木松田木本が。ベンチスタート水沼はベンチ外へ。
オスマルは怪我により離脱。
ということでスタメンには片山、山下、山村、福満、亜土夢、ドンヒョンが入ってくることに。

それにしてもソウザオスマル秋山と負傷者続出のボランチがよく崩壊しないもんだ。
それもこれも代表でロクな休みもないのに出続ける鉄人のおかげなのだが…。
そして控えには清武が復帰。徐々に慣らしていく状態。

フロンターレも阿部、中村、車屋がベンチ外。家長、奈良、エウシーニョがベンチスタート。
お互い選手層の為せる業という感じ。
面子は変わっても内容はいつも通りのフロンターレ戦。

片山は松田と変わらない強度とクレバーさを見せた。
両サイドは水沼高木に対し走力で勝り両サイドバックの負担を大いに軽くした。
山村ドンヒョン山下はセンターラインで強さを見せた。

それぞれが出来るプレーを見せ既視感のある展開が続く中、今回の先制点はフロンターレ。
最終ラインから強い逆風を利用し、DFラインとGKの間にストンと落ちるロングボールが飛んでくると知念がワンタッチで躱してゴール。絶妙と言う他ない。

セレッソの反撃は9分後、福満の突破に対して大久保が足を引っ掛けて得たFK。
丸橋が物凄い速度のボールを直接叩き込んだ。
コースが中央付近の為GKに対する批判をいくつか見かけたが、あの速度で曲がり落ちるボールを止めるのは正面であってもハードだろう。フロンターレの先制弾と同じく風を活かしたゴールだった。

更に5分後田中亜土夢が獲得したCKから。
GKのパンチングで高く上がったクリアボールに対してボールに近い大島が緩く入ったところの前に飛び込んだ福満がヘディング。ゴール右隅に沈めた。
両サイドの活躍により逆転。この1点は非常に大きかった。

逆転後はボールを持たれても崩れることのない展開。
前半終了間際辺りからフロンターレのラフプレーに苦しめられることに。

43分、大島との接触で倒れた福満に対して登里が後ろから飛び乗るように太腿を踏みつける。
当然ファールだがスタンドのフロンターレサポからは判定に怒号が飛ぶ。
後半に入って47分、コントロール出来ずにボールを離したエドゥアルドが回収しにきた福満の爪先を踏みつける。
更に50分には混戦から抜けてきた福満に対してネットがハイキック。避けて倒れ込んだ福満に対して脚を下して胸から顔にかけてを踏みつける。
そもそもよく避けたもんだ、後ろに倒れてなかったら顔面に蹴りが入っていた。常軌を逸してるとしか思えない。

ハーフを挟んでほんの10分間で3回も踏みつけらる福満も堪ったもんじゃないだろうが、彼と片山の右サイドがフロンターレにとって厄介だったのは確かだろう。

このプレーのあとネットは守田に交代。同時に齋藤学を投入。
齋藤学が入ってからのフロンターレはブロックの前でのステーションパスに終始することになる。
パス回しに参加するだけなら齋藤学より優秀な選手はいくらでもいるだろうが、フル出場の片山を崩されることは殆ど無かった。福満の献身や山口、ヨニッチのカバーによるサポートを受けてこの試合の片山は文字通り右サイドを封殺した。
家長が入っても展開は変わらず。

セレッソは杉本、清武を投入。清武の出来はまだ試運転といったところか。
福満を下げ木本を投入した辺りからバランスが崩れ始める。
しかし枚数を増やした最終ラインが水際で跳ね返し続けリードを守って試合終了。

MVPは福満。山口片山辺りも候補だが決勝点を挙げ、度重なるラフプレーにも怯まず交代まで身体を張り続けた17番が相応しいだろう。

フロンターレについては大久保と齋藤はどうなんだろうという感じ。
今季大久保スタメンの公式戦は5敗1分とのこと。
この試合もいくつかのチャンスを潰してくれると同時に同点弾につながるFKをプレゼントしてくれる等、こちらとしては有り難い存在ではあったが。

そして土曜日FC東京戦
松田、水沼、高木、杉本が先発復帰。ボランチには西本が入る。
済州戦の勝利に貢献した西本はJ1初先発。
4連勝中のFCをホームに迎えた試合はフロンターレ戦とはうって変わって非常に堅い展開に。
決定機が少なくお互いに我慢の展開。広州戦への意識もあるのか非常に省エネなサッカーで前半を終える。
後半頭からFCがディエゴオリヴェイラを投入すると流れは徐々にFCへ。
それでも木本ヨニッチを中心とした守備陣が粘り強く対応する。
古巣相手の松田もここ最近の片山に触発されたのかかなり気合が入っており、63分には山口のパスに反応してシュートを放った。

22分には西本、柿谷に代えて山村、ドンヒョン。
連戦の影響を考慮しつつ高さを補強しセットプレーを考えた交代だろうか。

72分。自陣エリア付近で高木が不用意に奪われるも丸橋が決死のカバー。
クリアを拾った高萩にシュートを打たれるも枠外でゴールキック。
既に脚にボールがついていない高木、しかしここからまさかの先制点が生まれる。
このゴールキックをドンヒョンが後ろにそらす。
ボールの間近にいたチャンヒョンスが倒れ込みながらまさかの空振りその隙を見逃さなかった高木がボールを掻っ攫いGKを躱してゴール。

これで一気に楽になった。時計を進めながら試合をコントロールするとフロンターレ戦に続き清武を起用。
好機は作りつつそのままタイムアップ。
ここ数年で一番厄介だったFC東京を何とか下して公式戦5連勝。
そして次は恐らく連戦最大の難敵である広州とのアウェーゲーム。
過去GL敗退がないACLで、今度もどうにか突破してほしいところ。

ところで加地の解説はどうにかならないでしょうか。
確かにうちでプロになった選手ではあるが、批判的かつローテンションな解説は正直しんどい。
ガンバのイメージの強い選手でもあるのでそちらの試合で解説すればいいと思うのだが…。

余談
今回の余談はレヴィ―・クルピについて。
GL突破がかかった広州戦が目の前でそれどころではないとはいえ、次の週末はダービーということもあり彼に触れないわけにはいかないだろうと。(現状クビが飛んでいないとは限らない状況にあるが…)

レヴィ―・クルピという監督は、才能ある選手を活かすのに長けた監督である。
そして個に依存する為、チームの成績は文字通り選手個人の能力で決まる。

成功した09~10年。
DFは事実上、茂庭上本の2枚で行っていた。
両サイドはウイングに近い位置まで上がっていたし、アマラウもマルチネスも今の山口のように可動範囲の広い選手では決してなかった。
しかし対人に特化したこの2人はそれで十分守れたのだ。特に大きく困ることもなく失点数もそれほど多くない。
人数をかけた攻撃でカウンターを浴びやすかった当時のチームは数的同数を潰せる守備の名人によって維持されていた。
試合はボランチのマルチネスという強烈なタレントが作っていたし、得点に関しては香川、乾、家長、清武…アイデアに一切困らないメンバーだった。
そもそもクルピは攻撃について戦術を作っていない。
決まり事はボランチと両サイドぐらいだろうか。

前線には守備に走ること、それから得点に拘ることだけを要求した。
乾も香川も持てる技術とアイデアを得点することに捧げた結果があれだった。

クルピがいなくなると成績が落ちたのは技術のある選手がアイデアを遣って遊び始めたからだろう。
得点に直結しないプレー、確率の低いプレーでも面白いから選択する。
だからプレーはいつ見ても才能に溢れているのに成績が降下していく。

昔からセレッソというチームにはそういう悪癖はあって、レヴィ―はそこに厳しく当たった。

それを体現したのは2013年の柿谷曜一朗だ。
2010年と同様の成功を収めたチームはマルチネスに代わりシンプリシオが。
その他多くのポジションは生え抜きの南野、杉本、山口といった選手に取って代わった。

常に遊び続けた柿谷だが徳島の経験もあり技術をゴールに繋げるようになった。
たった1つのトラップで見事なゴールを何度も生み出した。

どんなに速いキラーパスも、時にはゴールキックだって得点に繋げた。
そしてクルピはセレッソを勇退した。

彼の成功には才能のある選手が必要だ。
香川や乾、柿谷、南野のような才能がある選手と攻守で機能するボランチがいればすぐにチームは上昇するだろう。
そういった選手がガンバに存在しないのであれば…彼は夏までにチームを去ることになる。

今節はサガンとのゲーム。
ACLを挟んでの試合だったが2トップは継続。
もはや疲労がとか言ってられる状況じゃないのは確か。

とはいえ2トップとヨニッチ、ジンヒョン以外はスタメンを取り替えられた。
この辺りは本当に替えが利かないのが厳しい。
特にヨニッチ。ソウザ復帰したらオスマルを下げる案は出るだろうか。

序盤から流れが悪い。
田川に決定力があれば7分の段階で失点していただろう。

それでも前半27分には先制。
ルーズなボールを胸トラップしたキムミンヒョクに対して、柿谷が攫って1対1を沈める。
相手の判断の悪さもあるが攫い方が上手すぎて教本にするレベル。

この試合を通して手癖の悪かったキムミンヒョクからのゴールというのもポイントが高い。(黄色貰ってもやめないが審判も2枚目を出す気はなく…。)

ピンチはあれど相手の精度の悪さに助けられ、リードで前半を終える。
後半またしても得点を奪う。
55分、丸橋のコーナーキックはGKの前でショートバウンドしてそのままゴールに吸い込まれた。
これも権田の判断ミスだろう。ニアを潰すにしてもまずボールに詰めるべきだった。

73分に柿谷を下げると前で収まらずペースが落ちる。
ACLもあったのでやむなしだが、これによって試合の流れははっきり鳥栖に傾いていった。

交代から僅か4分後趙東建に速いクロスからのヘディングを叩き込まれる。
これは正直相手が上手い。
あの速さのクロスに点で合わせられてはお見事と言う他ないだろう。
更に杉本を交代して5バックに変更。
跳ね返す力は上がったものの繋げず。

両サイドのアタッカーがイマイチな今2トップが下がるとボールを運べるのが山口と両サイドバックだけなので仕方ないのだが…。
流れを取り戻したのは88分の福満投入から。
ここからチームは息を吹き返す。
文字通り消えていた高木と交代するとまずファールをもらって時間を稼ぐ。
→縦パスを受けて躱してミドルを打つ。
→プレスをかけて時間を稼ぐ。
→(ファールを受けたヨニッチがキレた外国人選手を演じて時間を稼ぐ。)
→コーナーフラッグ付近で2人躱して持ち込みシュートを打ってCKを獲得する。
約6分程度の出場で必要とされるタスクをほぼ完璧にこなした

そのままタイムアップ。
正直なところ相手の精度に悪さに助けられた90分だったが。


前節からは山村が復帰。田中が離脱したものの清武、ソウザが復帰間近。
外国人枠の問題もあるがようやく駒が揃ってくる中で、やはり両サイドは少し手を入れたい。
高木のポジションは恐らく清武に戻るだろうが、問題は水沼の方だ。
ACLで2点目の起点になり、コンディションも良さそうな福満を先発で見たいが…

田中の離脱については片山である程度カバーできそう。
済州戦では十分なプレーを見せていた。

ここから5/5まで週2ペースでアウェー広州戦を含む超ハードスケジュール。
戻ってきた選手もフル活用して1つ1つ勝利を積み上げて欲しいところ。


余談
今回はレイソルーサンフレッチェのゲーム。
半月程前のことになるが、知人と3人で話していた時に確かに首位だがサンフレッチェがそんなに良いと思わないということを言われた。
片方はレイソルサポだったわけだが、個人的なサンフレッチェの今年の印象はレイソル的なサッカーをしているというものだったわけで…。

今日の会場は日立台。緩やかな傾斜と下の硬さによるバウンドでパスサッカーには向かないピッチだがレイソルに似たサッカーをしているサンフレッチェには影響はあまりなさそうだなと。

動き回る外国人選手に対して広い範囲でアバウトなボールを入れて起点を作り2列目に飛び込ませるプレー。
ボールが落ち着きにくいピッチを活用して、その外国人選手を頂点に深い位置までのプレスと3列目の回収力でボールをコントロールするプレー。
バイタルで起点を作りサイドからファーに枚数をかけて放り込むプレー。
サンフレッチェの見せたプレーは普段日立台でレイソルが見せているものと同種に見える。

基本的に個々の能力はレイソルの方が高い印象。(但し、大谷・中村が先発しなかったボランチとGKは今日に関してはサンフレッチェに軍配)
一方で組織としての連動制はサンフレッチェが上をいく。
つまるところ、今日のレイソルが勝つにはクリスティアーノや伊東純也が個人で壊す必要があった。

試合は17分に動く。工藤が起点を作るとサイドに流してクロス。こぼれ球を佐々木が叩き込んだ。
これもレイソルでも良く見るパターンだが、この試合のポイントがこのシーンにある。
工藤がポストプレーが出来ていること。相手が重量級で起点を潰しに来るタイプの場合はポストプレーに向かない工藤だがレイソルの両CBが相手なら十分に収めることが可能であり、サンフレッチェの前線に起点を2つ作ることができた。
これによりサンフレッチェは攻守に枚数を掛けることが出来た結果生まれたゴールだったと言える。

連動したプレーを見せたサンフレッチェのペースで前半を終える。
この時点でレイソルのシュートは1。枠内は0。
後半に入りペースを上げるレイソル。
大谷、山崎を相次いで投入すると、この試合のターニングポイントを迎えた。

エリアの外で倒された山崎に対して松尾主審はPKを宣告。
誤審で得たPKだったがクリスティアーノはこれを林に止められてしまう。

76分、工藤は川辺へ交代。ジョーカーにチームに質と量を保証する川辺がいるのも今のサンフレッチェの強さだろうか。
83分には投入して15分の山崎がアクシデントにより交代。
試合終了まで猛攻を仕掛けるも及ばず0-1のまま試合終了。

個人的なMVPは青山。物量をかけるサッカーの中で攻守両面の質の部分の多くを担った。
取り分け秀逸だったのはポジション取りと縦パスのタイミングだろう。

城福監督が理想の追求に走らなければ、サンフレッチェは終盤まで上位をキープするだろう。
というか個人的に今のサンフレッチェのサッカーは今いる駒で可能な範囲ではかなり理想的なサッカーだと思うのだが果たして…

ゼロックス以来の記事になります。

ACLとの二足の草鞋、続出する怪我人苦しいチーム事情の中勝ち星がないまま第5節。
特に前節のヴィッセル戦は未勝利同士の試合で完敗。
未勝利4の一角を務める有様。
因みに昨シーズン5節終了時点での未勝利3は大宮、新潟、広島(うち2つが降格)

開幕から1ヶ月で既に9試合の公式戦を熟しチームはボロボロだったものの代表ウィークのインターバル。今年のスケジュールだと流れを変える数少ないタイミングの1つになるのだが…。
怪我人は福満がようやく戻ってきたもののソウザが負傷。

代表帰りの杉本は控えスタート。山口は当然のようにスタメン。
本当に過労死してもおかしくない酷使っぷりにもケロッとしてるキャプテンは半端ないです。

序盤はセレッソペース。
走力を見せるベルマーレに対して個の強さと技術で優位に立ち、ショートカウンターからドンヒョンの技ありシュートで先制。
しかし時間が進むごとにズルズルと全体が下がると、ファーへのクロスに脚で合わせられ失点。
丸橋の対応も不味いがそもそもチームのラインがはっきりしないのが今シーズンここまでの悪いところだろう。
端的に言うと2ラインの間が広い。

追い付かれて1-1から後半
ペースは湘南に傾く。
人数をかけたテンポのいいショートカウンターに次々とピンチを作られる。
ボールが前に運べなくなっていった。

75分まで我慢が続く中高木に代えて杉本を投入。
相手のラインが下がり80分を超えてペースがを取り戻すと、86分ようやく試合が動いた。

松田の長いボールに抜け出した杉本がワンタッチでマーカーを躱すとペナルティエリアに持ち込む。
出てきたアンドレバイアの股を左足でぶち抜き勝ち越しゴールを叩き込んだ。
ここからの時間はチームも落ち着き時間を使いながら試合をクローズ。今季初勝利を手にした。

開幕からここまで気になっていた点→この試合の感想。
1.安定しないジンヒョン・木本・ヨニッチのトライアングル
→ある程度よくなった印象。去年の水準からはまだ遠いが。

2.遅れて加入したオスマル
→2戦目にして随分フィットしてきた印象。あと数試合は様子見。最終ラインに入れてソウザと並べる形が見たい。

3.丸橋高木のコンビネーション
→相変わらず良くはない。というか高木があまりSB使うのが上手くない印象。ただし高木に関係なく丸橋の攻撃面でのプレー自体はこの試合は良くなってきた印象。
高木丸橋両名とも柿谷と絡んでる時は面白いのだが…。

4.水沼のコンディション
→相変わらず精度が悪かったり噛み合わなかったり。クロスの精度が去年とは別人のように悪いのが難点。更に細かい崩しを狙ってミスが増える等、悪い意味で他の選手に染まってる印象。
水沼に期待するプレーはもっとシンプルなプレーなのだが…。柿谷清武みたいなプレーを同じようにやる必要はない。

試合結果に直結するプレーが出来る清武、ソウザの両名が離脱している中でどうにか成績を上げていかなければならない。福満は戻ってきたが山村や秋山も離脱しており、ネガティブな材料が多い状況で中断期間までの長い連戦をどうにか耐えて夏を迎えて欲しいところ。

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