フットボール マンション

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鬼門ユアスタで天敵ベガルタ戦。

ベガルタとはそもそも10試合以上勝ちがなく。
ユアスタでは2003年以来未勝利。

調子がいい時も悪い時も本当に勝てない相手だ。
しかし過去の試合では、技術で勝るセレッソに対してフィジカル面で有利を取って結果を残したベガルタだが、今回フィジカル的な優位はこちらにある。

これは大きなチャンスだと踏んでいたのだが試合の展開は予想とは全く違うものになった。
セレッソのスタメンは久し振りにベストメンバー。
特にソウザの復帰は大きい。

対するベガルタは3-4-3らしい。

試合開始からボールをコントロールしたのはベガルタ。
両サイドをワイドに使い、中央にはうちのCBを物ともせずにボールを収める石原。
ラインを高く保ちギャップに顔を出して丁寧に崩してくる。

結果から言えば試合を通して支配されて崩された試合だった。
今季押し込まれた印象があるのはレッズ戦の前半、ヴィッセル戦の前半30分から前半終了まで、アルディージャ戦サンフレッチェ戦の開始直後ぐらいなもので、試合を通してここまで押し込まれたのは初めてと言っていい。

しかし試合を最初に動かしたのは柿谷の一撃だった。
センタサークル辺りから逆サイドの柿谷へ清武の長いスルーパス。
バウンドを合わせた柿谷が左脚ダイレクトで右隅に突き刺す。

更に直後に2点目が入る。
丸橋が斜めに入れたボールを受けた杉本が山村に技ありのスルーパス。
山村が反転から左隅にきっちり決めて追加点。
ここまでは良かったのだが…。

36分綺麗なパスワークから丸橋の裏を中野にがっつり取られ、石原にゴールを浴びる。
ジンヒョンまで完璧に体勢を崩されお手上げ。

更に清武が負傷。水沼に交代。
関口じゃ駄目だったのかと正直今でも思ってるが…。

そのまま1-2で前半終了。
ポジションのデータを見ると、ハーフを超えているのがベガルタの6人に対してセレッソは3人のみ。
かなり押し込まれていたことがわかる。
ベガルタのボール支配率も6割、パス成功率も上回り本数では倍近い数字を記録された。
ベガルタのディフェンスゾーンでのプレーは20%。
セレッソのアタックゾーンでのプレーは僅か9%。

ここまで内容で上回られた前半は浦和戦以来だろう。

しかし何故かリードしている。
正直不思議な試合だった。
個人能力の高さで2点取ってしまったという感じ。

後半もベガルタペースで入るが、少しずつボールを前に運ぶようになると50分辺りからCKが取れるように。
56分、杉本とソウザの縦の関係からCKを獲得。
CK自体は跳ね返されるもソウザ柿谷と作り直した丸橋が大外へのクロス。

CKからの流れで前で待っていた山下のヘディングで3点目。
ここでクリスランが投入される。
今のJで最も得点率の高いストライカーだろう。

このクリスランが直後にセレッソ守備陣を崩す。
下がりながらパスを受けるとダイレクトでCBの間を通すスルーパス。
飛び込んで来た西村が流し込み1点差に詰められる。

点を取っては崩されて詰められ観ていても苦しい展開だが、それでもまだリードしている。
クリスラン自体にゴールを脅かされることは結論から言えばなかった。
ヨニッチがしっかり対応したのが大きい。

また久し振りに山村を下げて5バックにした結果ミスマッチが解消される。
後ろをクローズしたので崩されるシーンは減った。

それでも同じ様に崩そうとするフロンターレよりもワイドを使うのが上手いベガルタに何度か危険なシーンを作られる。
開放されたのは68分。
杉本とのワンツーで抜け出したソウザが左サイドから持ち込んでシュートを打つと弾かれたボールに山口がダイレクトのミドルシュートを叩き込んだ。イラク戦かよ

ここからは受ける展開が続くものの2点差のリードとポジションの修正により安心して見られるように。(危険なシーンがなかったというよりは1点失っても大丈夫という感じ)
裏を狙われていた丸橋は田中に交代。
失点シーンはあったがアシストもあったのでトントンかな…。

終盤にはソウザに変えて初ベンチ入りの西本がそのままデビュー。

この交代後は試合が膠着しそのまま終了。
西本君は凄く身体に力入ってたけど周りを締める意味でもいい交代だったなと。

今季一番攻められた試合だったがスコアだけみれば4点取って快勝。
負けや引き分けの後きっちり立ち直るのが今年の良さ。

点はないけど実はきっちり絡んでる杉本とか、守備では怪しいシーンはあったが点を決めた山下とか諸々考えると各々仕事はしてたかなと。
今年は完全に押し込まれる試合が殆どないのでこれはこれで収穫になったと思う。

ルヴァンカップのプレーオフを挟んで魔の7月に入る。
セビージャとの試合や、プレーオフ、天皇杯等でかなりの過密日程になる。

後半戦最初の試合がレイソルとのリベンジマッチになる等、上位陣との試合が並ぶ。
7月を首位と3ポイント差以内で凌げれば十分に上を狙えるだろう。

余談

天皇杯がありました。
初戦でJ1チームが4つ消えるというのは正直酷すぎるなというのが感想。
まあ1つ2つ下剋上があった。ぐらいなら笑って流せるのだが。

5分の1以上が消えるのは流石に笑えない。
残留争いをしているチームはまあ致し方なし…なのだろうか。

リーグ戦、下位の方ではアルディージャがすっかり目覚めてしまった様子。
6ポインター2連戦を連勝。

大好きな15位に帰ってきて、やっと甦ったよ俺たちのアルディージャって感じ。

一方でロペスが入ってサッカーが変わりかけていたロペスのアルビレックスは相手に恵まれずすっかり足踏みしてしまった。
次節でハーフターンになるわけだが、今のペースだと札幌以下は25を切る数字なので例年に比べてもかなりやばめ。
上も競ってはいるものの柏と2試合以内の差に収めてるのは川崎まで(未消化を勝った場合)。
優勝争いに絡めそうなのはここまでの6チームに絞られたかなと。
優勝ラインが今のペースだと年間70辺りになる。

後半だけで40を積むのは結構厳しい。12勝4分1敗or13勝1分3敗。
つまり勝ち点30に乗せないと挑戦すら厳しい。

現行制度のセレッソの最高勝ち点は61(2010シーズン)。
今のペースはこれを超えているものの、まだ足りない。

次の試合きっちり勝利して35で折り返したいところ。

だいぶ遅くなりました。

試合当日が友人の結婚式で観戦出来ず(非常にサッカー色の濃い式でこれはこれで面白かったが)
翌日からぶっ倒れて金曜まで熱が下がらない体たらく(職場は水曜日から復帰したが…)。

試合はどうにか観たものの見直す体力が出ないうちに次の試合直前に。

ソウザ出場停止。清武が控えスタートで色々と課題が見えた試合になった。
エスパルスは今年一緒に昇格したチーム。

ホームゲームの為、当然大阪での試合なわけだが、エスパルスは今季の県外のリーグ戦は無敗とのこと。
しかもわりと上位陣とばかりアウェーゲームやってる。
セレッソもホーム無敗が続いている為、ホーム無敗対県外無敗という。
注:県外というのはつまりダービー磐田戦アウェーを除くということです。

攻撃陣の外人トリオが何故かここまで併用されないものの去年日本平で見ているのでデュークが優秀なのは知っているし。
テセやチアゴは言うまでもない。
3人並べて普通に1年戦えば勝ち点45~50はいきそうなんだがなんで自ら枷を嵌めてるのだろうか…
まあテセに関しては脳震盪の問題があったわけだが。


試合は開始早々に動いた。
サイドに入ったデュークのクロスからテセのヘディング。
クロスのコースもテセの動きも完璧。
山下とヨニッチどっちも少し甘かったかな。

ここからの展開は押し込むセレッソと1人残して9人でブロックを作るエスパルスの展開がほぼ90分に渡って続けられた。内容はエスパルスのプラン通りだったように思う。

この展開はソウザ不在の影響がモロに出た。
大きなサイドチェンジ、高い位置で運ぶ動き、ミドル、セットプレーのキッカー。
いずれも代役の木本には難しい部分だった。セットプレーを蹴った柿谷、水沼のキック精度も明らかにソウザとは差が出た。

これに関しては疑問がある。
チームで結果を出している丸橋や、屈指のキッカーである清武を使えばここの影響は抑えられたはずだ。
終盤何故水沼が蹴っていたのか正直わからない。
勿論小林監督がデュークとカヌを並べ高さ対策を取っておりこれが効いていたのは確かだが…。

ユンジョンファンが木本を前半で変えたのはディフェンス面での能力が不要だと判断したからだろう。
山村がボランチでもこの日の展開ではリスクは大きくない。
エスパルスの攻撃は中盤ショートカットなので基本的に最終ラインとカウンター要因の勝負になる。

この試合のスタッツを見てみるとシュート数は杉本を除いて1本ずつ。
意外と個々のチャンスを作らせて貰えていない。
杉本の決定機も簡単にやらせて貰えず、エスパルスは守備のタスクをやり切ったと言っていい。
結果的に追い付いたのは後半ATのPKまで待つことに。

藤本がフリックしたボールを松原が腕でクリアしてPK。
PK決めるおじさんこと柿谷は交代していたが清武がコーススピードとも完璧なボールを蹴り込んで同点。
どうにか1対1で試合終了。

個人的な印象は勝ち点1を得た試合。
年間に何度かある得点の匂いがしない試合だった。
試合の大半は押し込んでいたのだが…ヴァンフォーレ戦に近いだろうか。

流石に県外無敗のチームは伊達じゃなかった。
レイソル・フロンターレ・ガンバ・レッズ・セレッソと上位陣のアウェーゲームを悉く引き分け以上で凌いでいるのに県内では未だ未勝利とは静岡にはエスパルスに勝たせたくない何があるのだろうか…。
きっと新スタ計画を進められたくない勢力の負のオーラが

次節はソウザが戻ってきてアウェーベガルタ戦。
鬼門ユアスタで気合を入れ直して来てほしいところ。



余談
今回は当日実況スレ等ネットで情報を追ってた結果目にした審判・実況に関する個人的な意見。

まずは審判について。

PKのシーンから。
正直このシーンについては議論の余地がない。
フリックしたボールを上げた手で弾いてクリアしてるのにノーハンドってのは有り得ない。

勿論“たまたま”競り合いで体勢が崩れて上に伸ばした手に当たった結果ゴール前に転がるはずのボールがクリアされた。
と言う意見についてはその通りかもしれないと答えるだろうが。
だからノーハンドだ。と言われればそれは無理がある。

たまたまゴール前で体勢を崩した結果シュートがたまたま手に当たって防いだからハンドじゃないなんて論は成立しないだろう。
身体につけてればいい腕を上に伸ばしたらそりゃ事故る。

この試合誤審と言えそうなのは2つ。
前半のオフサイド見逃しのチャンスシーン。水沼の飛びだしが早い。
後半のテセの山口に対するバックチャージ。少なくとも黄色が出るべきではあった。

後は違和感のあるシーンは無かった。
エスパルスは相変わらずプレーが荒くて怖いチームだとは思うけど岩下が暴れたり高橋が頬骨折られたりした頃に比べれば遥かにマシになったとは思う。


もう1つは実況の話。

DAZNの実況解説の印象の1つにホームに寄ってる実況解説が多いなという点がある。
個人的に超良かったと思ってるムサエフ絶叫だったりはその最たる例だが、ホームに寄せることに関しては良しとしてるんだろうと解釈してる。
なので、今回の実況がセレッソ寄りだったのは間違いないしそれについてはまあホームだしぐらいの感想なのが正直なところ。

去年の日本平のエスパルス戦の戸田の解説よりは全然マシだろうと思う。
チームが失点する度に機嫌が悪くなっていき、最終的に試合後の柿谷へのインタビューで八つ当たりをかましてたことを思えば、セレッソが失点しても特に不機嫌になるわけでもなく所謂期待を持たせるスタンスでの実況解説が問題だとは思わないのだが…。

戸田に関しては評価する声が多いのだが、エスパルスが絡んで負けてる時は結構いつも酷い。
愛情があるのはよくわかったからエスパルスのホームゲームでやるのは勝てそうな時だけにするかむしろ普通に応援してくれないか…。

実況解説はどっちのホームであれ中立であるべきだと考える人もいるかもしれないが。
喜びの余り声が裏返っちゃったりする人がホームの担当だったらそれはそれで楽しいし、特色が出てもいいと思う。
ピッチレポーターはホーム側の広報担当の人間を起用してたりするしなぁ。



一週間経ってようやく熱が落ちたから今週はちゃんと見れそう。
天皇杯についても触れたかったところだけどそこは次回。

第14節は監督交代のあったアルビレックスとのホームゲーム。
新監督は堅守速攻こそが新潟のスタイルだと述べ、実際にそのようにチームを作り始めている。

交代後は一勝一敗。
コンサドーレには狙い通りの勝利を上げたが、ベガルタ戦ではクリスランのスーパープレーに沈んだ。

明らかに交代前よりは厄介なチームになっているが、前節プラン通りの流れをぶち壊されたのはメンタル的に大きい。
2試合プラン遂行してからの3試合目であればまるで違う状況だっただろう。

セレッソは清武が怪我で離脱し水沼が先発。
また、右サイドバックを松田ではなく田中。
ルヴァンからの縦関係を意識したのだろうか。

試合は大方の予想通り崩そうとするセレッソとカウンターを狙うアルビレックスの構図。

この展開は60分台まで続くことになる。
アルビレックスの守備は堅く、カウンターの質も悪くない。ジンヒョンの好セーブが無ければ先制を許す展開になっていただろう。

50分を過ぎると攻撃が停滞。
ここで杉本に変えて澤上。

澤上はしっかり監督の選択肢に入った様子。
杉本のバックアップで計算が立ったのは大きい。

試合が動いたのは68分。
CKが連続したところから。

ソンジュフンがゴール前に入ろうとするヨニッチにレスリングのような掴み倒し。
審判の目の前であり当然PKに。
特に混戦になっておらずヨニッチが1人だけ引いた位置からだったこともあってモロに目立ってしまった。
アルビレックス側としてはここまで耐えてきて流れが掴めそうだっただけに軽率すぎる。

キッカーは柿谷。
落ち着いて逆を突き左隅に沈めた。
セレッソはもう2011年以来J1でPK外してないんだよなぁ…。
そもそもあんまり貰えないってのはあるんだけど。
興梠が同じぐらい外さなければ今節で首位に立てたんだが…。

続いて相手CKからのカウンター。柿谷のパスと水沼のランで左サイドからのFKを獲る。
ソウザが低いクロスを入れる。
澤上とヨニッチが粘って潰れるとボールはソウザの下へ。ここでソウザはシュートフェイントを入れるとフリーの水沼に落ち着いてパスを出す。
更に水沼は飛び込んでくるDFを尻目に落ち着いて大外でフリーの山下へクロス。
山下が強烈なヘディングを叩き込んで2点目。

潰れた2人の貢献は勿論だが、フェイントを入れてパスを通したソウザ。
シュートを狙える距離でありながら、DFの対応に合わせてクロスを上げた水沼。
大外でフリーのポジションでボールを待った山下。

皆よく見えている。この辺りに好調具合が伺える。

直後にソウザがイエローで次節エスパルス戦の欠場が決まった。
代役は恐らく木本になるだろう。

この後ユンジョンファンは更に得点を狙うように指示を出す。
すると80分先ほどのFKとほぼ同じ位置澤上が粘り得たFK.。

ボールを置くと不意に柿谷がクイックリスタート。
反応した山村が角度の無いところから逆サイドをのネットを揺らした。

86分にはソウザが猛然と仕掛けたドリブルで得たFK。
これをソウザ本人が直接決めて4-0
累積での出場停止前に嬉しい今季初ゴール。

水沼→関口、ソウザ→木本と交代して試合終了。
ソウザの交代時には客席の歓声とお辞儀するソウザの姿も。

65分過ぎまで拮抗した試合だったが終わってみれば大勝となった。
実施のところ点差程の内容の差はなかったが、PK+FK3本ということで今のセレッソ相手にゴールに近い位置でセットプレーを与えれば当然の結果とも言えるが。

FKの内容もクロス、クイック、直接とバリエーションも豊かであり、セットプレーを与えないように守るのであれば、山村杉本がプレーをしやすくなる好循環。

これでリーグ戦4連勝からの中断期間。
戦術の確認や新たなオプション等有意義に使って欲しいところ。

中断明けはエスパルス、ベガルタとの試合の後、今季最大の山場と言える勝負の7月に突入する。

余談
今回の余談はルヴァンカップのお話。
というのも日曜が遅くまで仕事で他の試合を全く観ていないので…。

ルヴァンカップはグループリーグが終わり4勝2分で2位。
特筆すべきは6試合中5試合無失点という成績。

タイトな日程だったこともありほぼ完全なセカンドチームで挑んだグループリーグだったが、首位通過の神戸を含め堂々とした試合を見せた。
ルヴァンカップで活躍した選手をリーグで使う流れも出来ており、チームにとっては収穫の多い6試合だったと思う。

現状選手層にそこまでの不安がないので、控えメンバーが公式戦をプレー出来るのは大きなプラスであった。
恐らくは決勝までは控え中心で行くのではないか。

結果的にプレーオフやトーナメントで落としたとしても納得行くだけのパフォーマンスを見せているし、彼等が次のラウンドでも戦うチャンスは与えられるべきだろう。

ほぼ完全ターンオーバーが出来ている現状連戦の不安はあまりない。
あとは怪我人が重ならないことを祈るのみか。
開幕から澤上、清武、水沼、山下、ジンヒョン等主力の怪我人はちょくちょく出ているが上手く対応出来てはいるのだが、野戦病棟となると流石に対応し切れない。

チーム全体のフィジカルコンディションが良さそうなのでその辺りも昨年ほどの不安は感じていないが。

今のところプレーオフに回ったことはプラスに捉えている。
控えメンバーにはここで更にアピールをして欲しいところ。

ルヴァン杯とリーグ戦連続でヴィッセルとの上位決戦。

水曜日のルヴァン杯はアルディージャ戦のスタメンを全てベンチ外にするも、藤本のゴールを守りきって勝利。
半数がリーグ戦と同じメンバーであるヴィッセルに対し、後半サンドバックになっていたにも関わらず16歳の瀬古をトップチームでデビューさせる等強気の采配も光った。

当然ベストメンバーで挑むリーグ戦で負けるようでは立つ瀬もないので、スターターの11人にはいいプレッシャーになったのではないかと。

スタメンは引き続きいつものメンバー。
怪我や累積、コンディションや戦術面を考えても5戦連続で同じメンバーを組めるのは意外と珍しいかもしれない。
セレッソでそういった事例が過去にいつ頃あったのか調べてみたいところ。

そういう部分も含めてマネージメントではあるなと。
暫くは週一試合に戻るのでまた入れ替えは出てくるだろうが…。

序盤はプレーは激しいもののボールをコントロールしペースを握る展開。
非効率的ではあるものの面白いようにボールが回り崩していく。
ソウザのミドル、丸橋のサイドアタック、柿谷清武山口と2トップが絡む崩しやセットプレー等々。
しかし守護神の攻守や身体を張ったディフェンスで凌がれる。

神戸は個々のスキルは低くないが散発的な攻撃に留まっていた。
厄介だったのは小川だろう。
圧倒的なスプリント回数でどんどん顔を出してくる。

しかし、中坂大森辺りの判断が悪く大きなピンチはあまりなかった。
先制点は29分、最終ラインでのパス回し。
ヨニッチに入る瞬間に山村の動き出し、ヨニッチからロングボール1本。
岩波との駆け引きに勝利しGKとの1対1は右のアウトで流し込んだ
山村の動きは相変わらず本職ストライカーのようだ。

今季5点目となる山村のゴールで先制するとネルシーニョが動く。
前半30分過ぎたところで早くも前線のテコ入れ。
ほぼ何も出来ていなかった大森を外しウェスクレイを投入。

ここからが本番だった。

ウェスクレイが入って起きた混乱はそのまま失点に繋がった。
広い視野でボールを左右に散らし流れを作る。

失点シーンもウェスクレイから中坂→高橋→渡邊千真
技ありの反転ボレーを叩き込まれ同点。

流石ネルシーニョなのか、そもそも先発を間違えたのかは判断に苦しむところだが交代策はズバリ的中。
中坂渡邊や両ボランチも大森の時が嘘のように甦った。


後半に入っても一進一退。
ボールスキルで勝るセレッソに対し効率で上回るヴィッセル。
小川が長いボールに単独で飛び出したシーンは松田の対応で事なきを得る。

攻めあぐねるシーンが目立ちユンジョンファンが早めに動く。
59分柿谷→水沼
細かい崩しが引っかかるシーンが多く非効率的な前線の動きを是正しようとしたのかもしれない。
清武が左に入り水沼は右サイド。

63分の神戸の攻撃シーン。
ボールを奪われ完全に数的不利に陥ったが飛び込んだ中坂のトラップミスで1対1が崩れ事なきを得る。

勝ち越しは直後の64分、清武がボールを持つとサイドに流れる山村にスルーパス。
杉本ソウザがゴール前に飛び込みマーカーを引っ張ると大外に柔らかいクロス。
逆サイドに飛び込んだ水沼のボレーシュートが決まる。

山村のクロス、水沼のシュート共に抜群の精度だった。

更に指揮官はここで杉本を下げ、澤上を投入。
澤上はJ1リーグ戦初出場。
澤上は前線で何度か存在感を見せ、初出場としては堂々のプレー振りを見せた。
恐らくは控えのオプションに入ってくるだろう。

79分には中央でコントロールした山村から絶妙なスルーパス。
しかし受けた清武はコントロールミスで1対1の絶好機を逃す。

正確には味方が横に居たので2対1だったが…。

更に82分にはチャンスでボールを受けた清武だが芝に脚を取られチャンスを潰す。
ここで関口が準備。

清武→関口。
この交代は妥当だろう。

関口はそのまま左サイド。

ここからは走力勝負。
きっちりクローズして試合終了。

ニウトン、ウェスクレイを含めパワーのある選手がここまでの試合で最も多い相手に対し、対応し切った両ボランチの存在感が光る試合だった。
それにしてもウェスクレイの視野の広さは特筆すべき。
ボランチを含む守備陣が常にケアをしており、投入直後を除けば対応は出来ていたものの、ヴィッセル側のボランチに縦を入れられる選手がいればもっと厳しい試合になっただろう。

失点シーンは渡邊千真が上手かったと言うべきか。
身体を預けられた山下が受けてしまった部分はあったが。

勝ち点は3積んで25。
次節勝てば平均勝ち点2ペースに乗る。
次節の相手はアルビレックス。アルビレックスについては後述だが、ルヴァンカップを挟む相手に対し1週間休んでホームということできっちり勝ち点3を積みたいところ。

首位のレイソルはレッズとの決戦。
ここで止まらなければもう少し走るだろうなと。

日立台の硬く起伏のあるピッチがレッズの繋ぐサッカーにどう影響するのかが1つポイント。

余談
今回の余談はベガルタ対アルビレックス。
アルビレックスは就任時に呂比須の「堅い守備からの速攻がこのチームのスタイルだ」という発言を実戦しコンサドーレに1-0で勝利。
今季初の連勝を狙う。
一方ベガルタは3試合勝ち無し。前節もマリノスに引き分け、降格ラインが近付いてきた。
試合はボールを持つベガルタ、カウンターを狙うアルビレックスの構図。

前半、圧倒的にボールを支配し倍のパスを通したベガルタがいくつかのチャンスを作るもスコアレス。
前半シュート1本に終わったアルビレックスだが後半は鋭いカウンターを見せ始め5分の展開に。

そして62分カウンターから零れたボールをチアゴが押し込みアルビレックスが先制。
この時点で呂比須のプランは完璧に遂行された筈だった。

梁、石原に代えて西村とクリスランを投入。
変わらず堅守を見せるアルビレックス。

しかし80分を過ぎたところでこの2人のワンツーからクリスランがPKを獲得。
しっかりと逆を突いて同点。
更に一分後。後ろからのロングボールを天才的なトラップから逆サイドへのボレーシュート。

クリスランが個の力で呂比須のプランを完全にぶち壊した。
直後の鈴木武蔵のチャンスは決めきれず。

結局このまま2-1でベガルタの勝利。
ベガルタは大きな勝ち点3を積み、開幕戦以来のホーム勝利とのこと。

クリスランは通算6ゴール。
90分平均1点を超えた。

そもそもスタメン5試合で4ゴールなのに何故スタメンから外れてるんだろうか…

アルビレックスのサッカーは呂比須以前よりは改善しているようには見える。
今日の出来なら少なくとも上位クラブ相手に前半耐えきるのは難しそう。

次節はホニをケアしつつ早めにゴールを奪いたいところ。

サンフレッチェに続き残留圏との連戦。

アルディージャは前節の勝利もあり、ここ5試合で2勝1分2敗。
埼玉ダービーから上向いてきている様子。

スタメンは4戦連続で同じメンバー。

序盤、アグレッシブに仕掛けてくるアルディージャ。
前節が恐ろしくスローな入りだったので、集中して躱したいところ。

アルディージャを見ていて惜しいのはシンプルなプレーの精度が良くないところ。
マテウスの個の突破など嫌な部分はあったがミドルパスが逸れてタッチを割ったりトラップを溢したりといった部分で入りの勢いを自ら削いでる印象。

今日の試合で1つポイントだったのはボランチからCBの裏へ落とすボール。
ソウザ、山口共に何度か狙っていて実際チャンスに繋がっていた。

ラインを下げずに耐えていたアルディージャ守備陣に対して非常に嫌らしいプレーだなと。
ここのところポストプレーヤーとして目立っていた杉本山村の2人だが裏抜けの能力も高い。

杉本は単純なスピードがあり、山村はタイミングが非常に良い。
これに加えて柿谷や清武も裏を狙いに行くので高めのライン設定は中々度胸と集中力が要る。

前半は大きな動きもなくスコアレスのまま後半勝負に。

プレスの位置を高く設定、最終ラインまでプレッシャーをかけるセレッソ。
後半は押し込む展開に。

56分、松田の縦パスに抜け出した清武から山村。惜しくもGK正面。
松田らしからぬキラーパスと裏を取った清武の関係性も春先からかなり改善された。

試合が動いたのは63分。
ソウザのCKをニアに飛び込んだ清武が頭で捻じ込んだ。

これで試合を完全にコントロール。
大宮は試合から消えていた大前・マテウスの両サイドを交代。
マテウスはまだボールが届けばチャンスはあったと思うが…。
後半頭の菊地の負傷交代もあり、大宮は残り20分以上の時点で交代枠を使いきった。

左に回した瀬川が何度かいいシーンを作っており、頭から消えていた大前の交代は正解。
一方逆サイドは相変わらず丸橋に前まで運ばれていた。

76分、ソウザのシュートで得たCK。
そのままソウザが蹴るとフリーの山村が叩き込んだ。
実況「強いヘディングですねー山村のハンマーパンチ」
ハンマーパンチ?
試合後インタビューの山村「ずっとフリーだったので」

ヨニッチ木本と並ぶストロングヘッダーが何故最初から最後までフリーなのかという疑問はさておき、非常に大きな2点目が入った。
そもそも大宮のメンバーだと身長の問題でどこもかしこもミスマッチではあるのでCKを何本も許している時点で仕方がない部分はあるかもしれないが…。

前節の丸橋に続いて今日はソウザのCKから2得点。清武をキッカーに使わない程に充実したプレースキッカー陣。

2-0としたセレッソだが今日は5バックへの変更はなし。
37分に山村→関口の交代。

清武をトップ下に置き、ワイドに関口を置いて大宮の陣形を広げにかかる。
86分、関口のグラウンダーのクロスから杉本がゴール右隅に突き刺し3-0。
このプレー、奪ってからのパス交換が約30秒、計14本。

有機的な動きとボール回しで完全に崩し切った。
実況八塚「このアタッカー陣の動きが楽しみです」と言った10秒後にゴールが決まったので八塚半端ない

このシーンのポイントは受ける前の杉本の動き。
前に行く動きから一歩戻り自分の前にシュートを打つスペースを作っている。

関口のアシストで選手交代も大当たり。
ATには山下→木本、清武→福満の交代。
福満はJ1デビュー。
地域リーグ→JFL→J3→J2とプレーしてきた叩き上げの選手がJ1のピッチに立った。

福満は左に入り柿谷がトップ下に。
直後に柿谷と杉本が絡んでシュートチャンスを作る。
倒れたらPKだっただろうが倒れない杉本に価値があるんだと思いたい。

杉本は終了直前の相手のカウンターに全力でゴール前に戻りボールを奪うなど最後まで気合の入ったプレーを見せた。

試合は3-0で終了。
下位連戦は逆転と完封でどちらも3点差勝利で終えた。

この後はルヴァンカップとリーグ戦共にヴィッセルとの試合。
来月末のベガルタ戦まではホーム3試合+ヴィッセル戦ということで負担を抑えられるだろうか。

スタメンは固定されてきているが、後半の選手交代で色々と試している様子が伺える。
また、今のところどれも上手く機能しているのでオプションは確実に増えてきている。
関口木本の安定の2枚も居るので、カードトラブルについては対応できるだろう。

一先ず勝ち点40まではあと6勝。

余談
今日はヴァンフォーレ対サンフレッチェ、ヴィッセル対FCの2つ。

前節余りの脆さに酷評したサンフレッチェだが千葉と工藤がスタメンから外れていた。
代わりに皆川と野上。
これが嵌まった。

序盤はボールを回していたヴァンフォーレ
そのヴァンフォーレが先制。
小椋の素晴らしいミドル。流石にこれはGKノーチャンス。

それでも皆川が前線で身体を張って走り回ると、好調のアンデルソンロペスが絡み柴崎のゴールで追いつく。
その後はサンフレッチェペースで進む。
後半頭には柴崎のCKが中に抜け水本が押し込み逆転。

皆川は終始目立っていた。
前線の粘りは確実にチームを助け、零れ球はアンデルソンロペスのチャンスを生んでいた。
その皆川は終盤脚を攣り、前節までスタメンだった工藤と交代。
アンデルソンロペスが上手く時間を稼ぐ中、工藤があっさりボールを奪われてあわやのCKが生まれたのは皮肉だった。

サンフレッチェは前節とは完全に別チームだった印象。
セレッソサポーターとして今季心の底から実感していることだが前線の粘りは大事だよ…。
皆川が同じプレーを続けるのであれば残留は見えてくる。
競争相手が残留職人アルディージャアルビレックスヴァンフォーレというのが厄介だけど

もう1試合。
ヴィッセル対FC

勝ち点でセレッソと並んでいた2チームだが大差にさえならなければ抜かれないなと思いながら観戦。
先制はFC
大久保→前田→永井。
永井のループは非常に弾道の高い見事なシュートだった。
ヴィッセルは後半18分、ウエスクレイの突破から渡邊千真が押し込んで同点
そのまま1-1で終了。
FCのリード時はFCペース。
それ以外の時間はヴィッセルペース

林の数度の好セーブを加味してドローは妥当な結果だろう。

試合の印象としては審判がFC寄りだなーと。
倒された時のファール基準とか差があるよね正直。
内容も荒さも5分なのにFKの数はFCが3倍多いことに驚いた。

もっと驚いたのはオフサイド0だが…。

痛み分けでどちらも勝ち点20。
勝ち点差2で神戸戦を迎える。

どうにか勝ち点3を持ち帰って欲しいところ。


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