フットボール マンション

『フットボールマンション』は、各住人に一つのカテゴリー(部屋)を与えており、その中で自由に執筆活動をしております。 初めて当サイトにお越しくださったお客様は、是非、右記カテゴリーより『はじめに』及び『住人の自己紹介』をお読み頂ければ幸いです。記事の更新情報は公式ツイッターアカウントから随時発信されますので、是非フォローをお願い致します。

カテゴリ:J1

Jリーグの無い退屈な日々にそろそろ飽きが出てきた今日この頃。

セレッソは一足早く公式戦が始まります。(一番早かったのはレイソルだけど)
去年初タイトルなわけでゼロックスに出るのは当然初。

とはいえルヴァン決勝と同じ相手。
埼スタでの決勝もここ数ヶ月で三度目、全て神奈川勢。食傷気味なのは否めないところ。
監督自体秋口辺りにピークを持ってくるタイプだし(昇格時の鳥栖が尤も顕著だったが)、5枠の交代で後半はテスト感満載だろうからとあんまり期待せずに観ることにしたのだが…。

折しもインフルエンザにかかり自宅観戦に。ようやく熱は引いたけど。

セレッソは昨シーズンのベストメンバーからソウザ、木本が不在。どちらもベンチ外。
対するフロンターレはエウシーニョベンチ外、大島控えスタート。

木本のベンチ外は直前に決まったこともあり、GKを除けばフィールド5人。
アクシデントがなければ全員出場することに。

ルヴァンの再現を思わせる試合は入りから思わぬ展開へ。
序盤、両サイドからコンビネーションで崩すセレッソと押し込まれて前へロングボールを蹴りこむフロンターレ。

柿谷の足の調子は天皇杯よりは良さそう。
天皇杯の時はシュート打つだけで苦悶の表情で替えられてたが…。
今日はボールが足元に収まる。
サイドに引き出す動き等技術で攻撃に幅を与える。

ソウザ不在の影響はありつつも、山村がある程度カバー。
山下も気合の入ったプレーで木本の不在を感じさせない。

前半8分 ゴール前に飛び込んだボールに対して柿谷とソンリョンが接触。
柿谷脚引いてるけど審判によって黄色出ても仕方ないかなぁと。
判定はカード無し。脚引いてるのを考慮してだと思われる。

柿谷が時折見せるおかしなところから伸びてくる脚は身体能力の為せる業ではあるんだけど、加齢でイメージとズレが大きくなった時が怖いなとここ数年。

セレッソペースで試合が進み得点も時間の問題だろうと思って見ていた。
そして前半25分台の約1分間試合を支配し先制を奪った。

起点になったのは車屋のクロスをカットした山口。
そこからサイドに流れる柿谷にロングボールを展開。
そして→丸橋→柿谷→清武→丸橋→柿谷→清武→丸橋と繋いでクロス。
これはゴール前でクリアされてタッチを割る。
スローインの丸橋から
受け取った清武は山口とワンツー。
清武はヨニッチに下げるとヨニッチから松田に展開。
松田は水沼に縦パスを入れ、水沼のサポートに山村が入る。
ボールを受け取った山村は水沼とワンツーで抜け出すと中央の杉本にグラウンダーのクロス。
クロスを受け取った杉本の落としから山口のミドルシュート。

左で作り崩し右に展開して崩しポストプレーからのボランチのミドルは絵に描いたような崩し。
山口のマークを外したのは中村憲剛。馬力の違いもあり、前に入った段階で勝負あり。

山下以外の9人がボールに絡み、ワイドに開く動き、トライアングルのパス交換、2つのパスアンドゴー、CBの展開、FWのポストプレー、ボランチの飛び出し。
基本に忠実でもあり多彩でもあったこの1分間だけで観る価値があった。

先制後は試合が落ち着く。
ゴールの匂いがしない時間が続く。

ルヴァン決勝もそうなのだが、タイトルマッチの川崎は何かゴールの匂いがしない。
そもそも枠にシュートが飛んでこない。たまに来るときは正面。

程なくして前半終了。
交代枠5枠や開幕前ということもあり、テスト色の強い後半にシフトしていく。

セレッソは柿谷をドンヒョンへ交代。
フロンターレも大久保大島2枚投入。

実況「大久保は(FC東京を出て)フロンターレに戻ってきて楽しくて仕方ないんだとコメントしています。」
視聴者(そもそも何で暗黒のFC東京に移籍したんだよ…)

後半開始早々に大久保が魅せプレーを披露。更に飛び出しからゴールに迫るも守備の対応でゴールキックに。
そのGKから追加点。
ドンヒョンと奈良の競り合い(双方触れず)。
杉本がネットに競り勝つ。
清武が縦に抜け出すと抜かれた田坂は両手を挙げて謎のアピール。
フリーになった清武が落ち着いてニアに流し込みリードを拡げる。

千切られて謎アピールをした田坂は4分後に懲罰(としか思えない)交代でピッチを去った。

その間ドンヒョンが不用意に車屋にぶつかったことでPKを取られ、2-1に詰められる。
(え?あれで倒れちゃうの?)的な表情をしても駄目。
倒れる相手はあれで倒れるし倒れたらPKでも文句は言えない。
ぶつかった後車屋は何故か1回上に飛びあがってるけど後ろからなのでアウト。

試合はボールを持つフロンターレとカウンターを狙うセレッソの展開が続く。
ドンヒョンはプレスをサボらず技術も高い選手だった。

60分を過ぎ、尹が高木福満の準備を始めた頃、カウンターから清武の外を回ろうとした杉本が何故か清武に激突。
首と脇腹辺りを痛めたっぽい清武は予定通りに高木と交代。
福満は水沼とチェンジ。

清武はクロスの精度が、水沼はフィジカル面でもう一つコンディション上げられそうな出来。

交代出場の高木はスキルと視野を見せ、杉本にプレゼントパス。
杉本は盛大に打ち上げる。
健勇は今日は精度の悪いシーンが目立つ…ネズミの除去からだしまだ慌てなくていいけど。

フロンターレの交代は阿部→長谷川。
個人的には三好の方が好きだったんだがレンタル修行。フロンターレ的には長谷川なのかな多分。

78分にはやはりカウンターから。
ドンヒョンの絶妙なスルーパスに飛びだす高木。
落ち着いて決めて3-1。本当に2人ともいい選手。

フロンターレは家長→知念。これで交代枠を使い切る。
家長はまだもう少しコンディション整えてからという印象。

セレッソは再び2枚替え
丸橋→田中
杉本→秋山
これで5枠終了。
山村下げて5バックの形。
シーズンと同じ形のテスト。

試合はそのまま終わるかと思いきや、山村が盛大にやらかす。
そもそもCBで使われなくなったわかりやすい要因的なプレーというか判断ミスというか。

こういうタイミングを見逃さない大久保先生と2点差ですっかり抜けてる守備陣。
1点差に縮まり嫌な流れを福満の熱量で断ち切ってそのまま試合終了。

スコア以上に完勝だった印象。
そして大体イメージ通りのフィジカルコンディション。

今季はW杯の中断もあるので1つピークをGW辺りに持ってくる感じ。
もう少し上げられる部分が各選手見える中でそれほどマイナスが表に出ていなかったのは位置取りの仕込みが万全だったからと見える。

特に先制までの各選手の距離感はほぼ完璧と言っていい。

ここからACL2試合があって開幕戦に入る。
代表組を抱えてW杯も含めかなりハードなシーズンになるだろうが、一先ず怪我なく開幕を迎えて欲しいところ。

ルヴァン杯決勝以来の更新となります。
私生活が中々バタつく中(後述)なんとか決勝に参戦することが出来ました。

カップ戦はルヴァンも含め無敗。
準決勝のヴィッセル戦は後半45分に先制されるという展開ながら再開直後のワンプレーで同点。
延長での逆転勝ち。
ルヴァンの準決勝といい心臓に悪い勝ち方をするもんだ。

ヴィッセルに対しては今季4戦4勝。個人的には結果程内容に差はなかったのだが、チームとしての勝負強さが出たのだと思う。
実は準決勝の日はレイソルサポの知人(+ジュビロ担当夜磐氏)と一緒だったので、突破が決まってガッツポーズを決めた横には試合中のレイソルサポ。

ハモンロペスが先制弾を決めていたものの、正直今季ヴィッセル戦より遥かに内容面で圧倒し、ここまで既に3連勝していたマリノスが来てくれることを心の中で願う。(レイソル戦はお互い互角の試合で1勝1敗)
マリノスは伊藤のゴールで追いつくと、ウーゴ ヴィエイラのゴールで勝ち越し。
決勝の相手はマリノスに決定。大丈夫、レイソルはACL出れるからプレーオフ頑張れ。


前置きが長くなりました。済みません。

・準決勝で関西のチームに土壇場でひっくり返しての勝利
・決勝の相手は神奈川勢
・スタジアムは埼スタ

既視感しかない。

スタジアム到着後まずゴール裏に行ってみた。
DSC_0492
対面では上から青、白、赤の国旗が大量に振られる。
どこだっけとひとしきり考えて思い出した。
旧ユーゴスラビア国旗。

汎スラブ色というらしい。確かにデゲネクは出身が旧ユーゴ系だった。
余談だけどフランス国旗で有名なトリコロールは縦並び。

今までこういう場面でのマリノス戦を現地で観たことがなかったから疑問に思わなかったけど天皇杯決勝で振られる大量の旧ユーゴ国旗は不思議な感じ。そういう意味ではいわゆるフランス国旗のトリコロール振られてもそれはそれで不思議な感じかもしれない。

こっちはピンク色の旗に混ざって日の丸が少し見えた。

練習を少し眺めた後メインスタンドに移動。

自分の席ついて様子見ながらコレオ参加しようか悩んだものの周りの席が埋まって動き辛くなってしまったので断念。消極的なのはよろしくないなと思いつつ。
埼スタのゴール裏はご存知の通り広い。
人数足りないしどうなるかなぁと思ったのだが。

DSC_0499

慣れてるチームのサポはたまに使うらしい。
ビッグフラッグを使って上手いことやってた。
ルヴァン決勝といい急にゴール裏の進歩を感じたシーズン終盤だった。

試合前の君が代斉唱。
この場に来て歌えるのは幸せなことだと思う。

さて、ここから試合開始。

ヴィッセル戦もそうだが杉本不在の影響はすぐに感じられた。
一番大きかったのは序盤マリノスのラインを押し込めなかったことだろう。
山村はスピードが足りず、柿谷ではターゲットになるのは難しい。

起点としてもフィニッシャーとしても不在を感じる場面はこの試合少なくなかった。

マリノスの攻撃は伊藤マルティノスで木本丸橋間を狙い撃ち。
最終節のアルビレックスがホニでやったサッカーとほぼ同じ。

また、この試合木本の出来自体が良くなく試合に入れないうちに伊藤翔の動きから失点。
クロスに対して落下点を外す痛恨のミス。
今季に関しては十分に貢献してくれたと思うが、この試合に関して木本は丸橋が変わるまで不安定なシーンを続けることに。

とは言え、今季は逆転が多い上に直近のマリノス戦も後半途中からひっくり返してるのでいつも通りだなという印象。
延長もあるし後半逆転までいけなくても大丈夫という余裕はあった。

前半も半ばを過ぎると徐々に押し込み始める。
ここで厄介だったのはバブンスキーだろう。跳ね返ったボールが両ボランチの裏に飛ぶと回収してたちまちカウンターを浴びることに。

結局前半は0-1のまま終了。終了間際に山中が負傷交代。
無理して出てたみたいだし筋肉系だろうなぁ。

まだ余裕を持って見てはいたものの、前半の半ばから寝転びまくるマルティノスと飯倉の時間稼ぎにはウンザリ。前半の早い時間から足元にボールを置いて取りに来るのを待つGKって…後半ならわからんでもないけれども。
これがマリノスイズムと言われれば返す言葉もないか。

後半もやはり押し込んでちょくちょくカウンターが飛んでくる展開。
この展開に風穴を開けたのは水沼。
マルティノスを躱すと強烈なミドル。
飯倉が弾くと松原が蹴り出す。これが山村への絶妙なパスに。

プレッシャーのかからない位置にボールをコントロールした山村は落ち着いて振り抜き同点。
この角度のゴール今季フロンターレ戦でもあったなと。距離は今回の方がかなり近いけど。

追い付いた後、マリノスはバブンスキーをウーゴヴィエイラに交代。
依然として両ボランチの裏で厄介であった彼を下げたのはDFラインと対峙する枚数を増やす為だろうか。
バブンスキーは苛立ちを隠さない様子。攻撃の選手が同点で下げられるのだからわからなくはない。
追い付いたセレッソは狙われていた左サイドのバランスを取る修正。
丸橋→田中
左サイドの攻撃力は落ちるが相手の攻撃を上手く抑え込めるようになる。
更に怪我の痛みを隠せない柿谷をリカルドに交代。

最初のプレーでカウンターを浴びる辺りはご愛敬だが、リカルドは中澤に身体をぶつけながらシンプルなプレーで確実にチームに貢献した。

柿谷は正直怪我の影響を隠せていなかった。
それでも降りてきた時のプレーは上手さを見せていたが、ゴール前でのプレーは中々厳しい。
シュートを打った時の苦悶の表情が状態が印象的だった。

ルヴァンと違い交代後に丸橋だけでなく酒本が居たことは大きかったかもしれない。
終盤はだいぶリラックスした表情に変わっていた。

この交代の直後に転びまくるマルティノスが清武に対してアフター気味にキックを腰に入れる。
ヒヤッとするから勘弁してくれ。しかも何故か痛がって倒れ込むマルティノス。

明らかに苛々している尹晶煥。そりゃそうだ。
帰ってきて見た中継の福西のコメントが代弁している。
「タンカ出してるんだからさっさと乗せればいい」

後半40分、細かいパスワークからソウザが絶妙なスルーパス。
しかし2度のシュートも決まらず英雄になりそこねたリカちゃん。

大きな動きもなく試合は延長戦へ。
試合は延長の早い時間に動いた。

山村のクロスに対し先読みして頭を越された飯倉、マークに裏を取られた下平。
ヘディングを押し込んだのは水沼宏太。

試合を決めるゴールだった。

飯倉は勿論やってはならないミスをしたが、しなかった場合でも結果は変わらなかった可能性が高いと思う。ヘディングした位置を考えると途中でカットするのは至難の業だし、受けて構えたとしてもそれほど簡単なコースでもない。

セレッソはここから山村を最終ラインに下げて盤石の態勢。
終了間際にソウザが脚を攣って交代するも、秋山を投入しそのまま逃げ切った。
山下じゃないの?と思わなくもなかった。
試合後の山下の表情でも悔しさは見て取れた。
ただ、カップ戦組をキャプテンマークを巻いて引っ張った秋山には十分出場する権利があっただろう。
山下には来年ポジションを取り返せるように奮起してほしいところ。

DSC_0500

昼下がりのキックオフだったが試合終了には綺麗な満月が昇り始めていた。
(余談だがこの後の夜明けが今年のスーパームーン)

天皇杯の表彰式の感想は、トロフィー多いなーだったことは内緒。
DSC_0506

ピッチからスタンドまでの環境を考えれば埼スタは本当に素晴らしい。
アクセスももうちょい改善してくれると…(笑)。

マリノスには今季ヴィッセルに続く4戦4勝。
同一シーズンで2チームに4戦4勝はわりとレア記録なのではなかろうか。

マリノスがアルビレックスぐらい徹底してタスクをこなせるチームなら。
或いは幾度となく得たFK・CKを活かせる中村俊輔のようなキッカーがいたら。
正直この決勝に関しては結果は変わったと思う。

選手コメントからも見て取れるように、前半出来ていたことは徐々に出来なくなり圧力に負けてカウンターの効果も薄れていった。
マルティノスが大量に獲得したFKは、1つも実を結ぶことは無く多くは跳ね返されるだけ。

マリノスが優勝した93回大会ではこの試合と同様にマリノスが早い時間に先制、更に畳みかけるように中村のCKからリードを拡げて勝っている。
一発勝負においてセットプレーが持つ意味はかなり大きい。

この試合はモンバエルツのラストマッチだそうだ。
仕込むという意味で非常に優秀な指揮官だったと思う。
目先の勝敗に対する采配では他の選択肢もあったと思うが現有戦力を最大限活かしたチームを作り上げた。リーグ・カップ共あと一歩となったのはどちらかと言えば戦力的な問題が大きい。
指揮官の今後の幸運を祈ろう。

この決勝戦、杉本が負傷で不在、柿谷が本調子でない中、躍動したのは山村、水沼、そして両ボランチだろう。
山口は負傷明けとは思えないパフォーマンスでボールを回収し捌き続け、ピンチには本来逆サイドのマルティノスのカウンターまで止めて見せた。
ソウザの強さと懐の深さについては今更語るまでもない。

山村・水沼ともシーズン中には怪我もありフル稼働とはいかなかった。
山村は特にシーズン前半に、水沼は特にシーズン後半に共に印象的なプレーを見せた。
この決勝はその両方が見られた試合だった。
得点シーンはいずれも水沼の積極性と山村の技術が詰まったゴールとなった。

来季はACLがあり、W杯がある。
代表入りが有力視されるメンバーを数人抱えて厳しい日程との戦いになるだろうが、まだ尹体制1年目が終わったばかり。チームはこれからまだまだ成長していくだろう。
一先ずは勝ち取った束の間の休暇を、ゆっくり楽しんで来季に備えて欲しいところ。

余談 
今回の優勝の勝敗で変わった賞金の額は、単純な賞金だけではない。
ゼロックスの賞金もある上に、マリノスがACLに出た場合に総取りになるところだったACLサポート8000万円をフロンターレ、アントラーズ、レイソルと分け合うことになる。
セレッソも含めた4チームは2000万ずつ追加ということに。

それぞれ上手く活かしてACLを戦い抜きましょう。

追記
後述と言いつつ書いてなかったのですが、年明け早々に長男が産まれました。
優勝直後の正月明けになんて本当に縁起がいい。
元々の予定から10日近く早まってしまいバタバタ。
この記事を書くのもすっかり遅くなってしまいましたが、今年も皆様宜しくお願いします。

天候に恵まれたルヴァン杯決勝戦。

お互いにシーズン中の怪我で離脱した多くの選手が戻ってきて、レッドカードで出れない奈良を除けばお互いにほぼベストメンバーだったのではないかと。
試合はまさにその奈良が欠場した穴から動くことに。

開始1分足らずでエドゥアルドが飛んでくるボールの対処を誤り、抜け出した杉本が先制弾。
以前の彼なら外しそうなシーンでしたが今季の杉本はこれをきっちり決める。

先制。
ここで試合は半分決まっていたと思う。
1つ目にスコアラーが杉本だったこと。
メンタルの影響がパフォーマンスにモロに出るタイプで、ポジティブな結果は献身的なプレーが期待出来る。
実際身体を張るシーン、戻って守備で貢献するシーンが沢山見られた
2つ目にフロンターレの置かれた状況と失点の仕方。
3度の決勝での敗北、しかもいずれもノーゴールのフロンターレにとって自らのミスで生まれた失点はネガティブな記憶を思い起こさせるのに十分だったはずだ。

ここからは長い長い我慢の時間に入ることに。
カウンターを伺いつつもブロックを作りセーフティーに試合を進める。

前半一番危険なシーンはパスワークから斜めに侵入した中村憲剛のシュートシーンだった。
完全に抜け出されたがこれは枠外。

セレッソ側のビックチャンスは清武のミドルシュートのシーンだろう。
しかしこれはチョンソンリョンに阻まれる。

前半厄介だったのは三好。
松田が手を焼いており、縦への突破を繰り返されるようだと中々難しい。
ゴールライン際から侵入するシーンもあり水際で撃退している状態だった。

しかし後半何故か彼が交代する。
代わって入った長谷川は三好よりフィジカルの強いタイプで松田としては前半より幾分楽になっただろう。

逆サイドでは家長のように上手いレフティーになれるようにと14番を引き継いだ丸橋がその家長とのマッチアップ。ここの勝負はほぼ完封したと言っていい。
前の清武も含め関係の深いマッチアップは大きな見所だった。

後半になっても展開は変わらない。
崩しにかかるフロンターレとブロックを固めるセレッソ。

ただし印象として危険なシーンはそれほど無かった。
理由は明白で、LIVEトラッキングのデータによればフルタイムでのフロンターレのシュート本数16本に対して枠内は僅かに3本。(因みにセレッソはシュート6本中枠内5本)
しかも全てジンヒョンの正面。彼がファインセーブを見せる場面は特になく、守備陣の身体を張ったディフェンスの結果シュートは1つもコースを突いていない。
決定機という意味で言えばチョンソンリョンが防いだシーンの方が多かったはずだ。

フロンターレは後半30分に知念を、35分には阿部を投入。
これも結果的にはセレッソを助けた。
エウシーニョとネットは厄介な選手だったが知念は最後まで試合に入れず。
阿部はミドルシュートを打ち上げるだけだった。

尤も、30分を過ぎた辺りからフロンターレのプレー精度や判断が悪くなっていったので一概に投入された彼らの責任とは言えなかったが…。

相手が交代枠を使い終わるのを見届けたユンジョンファンがここから動く。
相手が前の枚数を増やしたことを確認すると柿谷→山村。
ラスト10分を完封する為に5バックに変更。

更に前半から身体を伸ばしてピンチの目を摘んで来た木本を山下に代える。
そしてAT。前掛かりになるフロンターレに対し松田のロングパスに抜け出した清武がゴール前に運ぶと上がってきた水沼の中継からフリーのソウザへ。
ソウザはGKを落ち着いて躱すと右に流し込んだ。

勝ちを確信させたダメ押しのゴール
正直ここで既に泣きそうだった。
セレッソサポーターの大半はもう泣いていたかもしれない。

最後の交代は丸橋→田中
この後も抜け出すシーンがあったりしつつ最後まで集中を切らさず試合終了。

2つの長居の悲劇。3度の天皇杯決勝敗退。3度の降格。色々な苦しみを超えてようやく1つ目のメジャータイトルを獲得。
今季のセレッソでルヴァンカップに出場した選手は33名に上る。この中にはレンタルでチームを離れた丸岡や清原。或いは2000年生まれの喜田や瀬古、最年長茂庭、最古参の酒本など本当に様々な選手がそれぞれの立場でチームに貢献、GLやトーナメントのホームアウェーも含め無敗。
まさにチームの総力で掴み取った優勝だった。粘り強く戦ってきたルヴァン組の戦いぶりが乗り移ったかのような決勝の内容はこの大会のセレッソを象徴するゲームだったに違いない。

残りの公式戦はリーグ3試合。そして天皇杯。
3位の死守ともう1冠が目標になる。
また明日から締め直して、残りの試合を頑張って欲しい。

余談
表彰後代わる代わるトロフィーを掲げるシーン。
最後にモリシとユンが掲げるシーンを見た時に苦しかった時間が終わった気がした。

自分にとってのアイドルだったモリシがピッチ上でタイトルを勝ち取ることは最後まで出来なかったが、それでもトロフィーを持ち上げるモリシの姿は自分に取っては非常に大きな瞬間だった。

ユンは試合後のコメントで、17年前の長居の試合について触れていた。
当時最下位だったフロンターレに敗れたことで失ったタイトル。
今ではリーグ屈指の強豪として、そして我々と同じく悲願の初タイトルに手を掛けた状態での再開。
ここで勝ち切ったことで1つ清算出来たような気がした。

勿論今の選手には関係のないことだ。
彼らは森島や西澤、大久保とは違う。
2005を経験した選手も数える程になり、優勝目前で勝負弱さを出してしまったかつてのチームと今のチームは全くの別物だろう。

幸いにして今年は他にもまだチャンスが残っている。公式戦6連勝の流れを続けたい。
集中して1つずつ。

ご無沙汰しております。
ジュビロ戦以来の更新になります。

件のアントラーズ戦に敗れ優勝戦線から脱落して以来滞っておりました。
勝たなければいけない試合、終始押していた中での土壇場の失点は張り詰めていた糸を切るには十分でした。

ああいうところで勝ってきたからこそ今もアントラーズは王者であり、今季も首位を走っているのでしょう。

スルガ杯に伴う日程変更や、ルヴァンプレーオフ、セビージャとの親善試合の影響でサマーブレイクがなかったこと。
結果的に全体のパフォーマンスが落ち怪我人も増えてきた中でのアントラーズ戦。
敗戦によって清武が復帰するまで踏み止まるという目標をクリアできず、明らかにチームは方向性を失ってしまいました。
集中が切れるシーンが増え、今季それまで殆ど見なかった不用意な失点が急に増えたことで9月には3連敗。


そんな中「ルヴァン組」と呼ばれるリーグ戦のチャンスがあまり無かったメンバーが粘り強くルヴァン杯、天皇杯を勝ち進んでくれました。
チームの風向きが変わったのは「ルヴァン組」中心のメンバーが準決勝に勝利しルヴァン杯の決勝にチームを押し上げたこと。
そして清武がようやく復帰したことです。

清武が先発復帰してからリーグ戦は3連勝。
特に大きかったのは柿谷をゴールに近い位置に置けるようになったことでしょうか。

準決勝2ndレグ以来公式戦5連勝。この中にはカップ戦メンバー主体だった件の準決勝、そして天皇杯も含まれており、チーム全体として勝てるチームが帰ってきました。

私は今のチームが歴代最強だと思っております。それもまだ伸びしろがある状態です。
1999年、2000年、2005年、2010年、2013年いずれも魅力的なチームではありましたが、現チームほどの強さはありません。

リーグ戦はあと3試合、チームの歴代最多勝ち点に並ぶにはあと4ポイント。
天皇杯4度目の決勝まであと1勝。
ルヴァンカップは周知の通り決勝進出自体が初。

この時点でも国内の3つのコンペディション全てに於いて過去最高を更新する可能性が十分にあります。
今季は数々の負のジンクスを壊してきた1年でもありました。

1発勝負は去年の昇格プレーオフ以来です。
2年連続となったプレーオフは負ければ翌年もJ2に残るという大いなる負のプレッシャーとの戦いでもありました。

今回は遥かにポジティブな中で試合が出来る。
たった1年でチーム状況を大きく変えた監督や選手、スタッフには感謝しかありません。

一先ず、目の前の試合を楽しんで勝つこと。
今季何度も表現してきたセレッソとしてのサッカーを今日の試合でも期待したいと思います。

このページのトップヘ