失意の2014ブラジルワールドカップ敗退から数週間がたった。

コロンビアに負けた日以降、職場からはサッカーのサの字すら消えた。

にわかに盛り上がっていたマスメディアは「ネイマールだ」、「メッシだ」とはやしたてたが、

いずれも栄光のワールドカップを手にすることはなかった。

日本代表の戦いぶりを振り返り、次の4年を10年、20年の中で見据えてどうやって過ごしていくか。

それが今問われている。

余談だが、かの有名なサッカー批評は今号で8年続いた現編集長が交代する。

時代の1つが終わりを告げた。

日本サッカーも同じだ。

チャレンジャーとしてアジアを戦い抜く時代は終わった。

アジアの強豪としてワールドカップでGLを突破し、優勝への道を歩むためのステップに移行した。

Jリーグから若い選手を海外の強豪へ送り出し、さらなる強化を図る。

また、新しい才能をJリーグから発掘し、原石を高校・大学サッカーからJの舞台へ送り込む。

そして10年後、20年後を担う選手を育成しなくてはいけない。

7月15日、Jリーグの中断期間が終了した。

2014年シーズン、残り半分のJリーグを注目してほしい。

どんな選手が活躍し、どんな監督がいるのか。

若い可能性や更なる飛躍をする選手をこの目で見よう。

4年後、ロシアで躍動する我ら日本代表を心待ちにして。