3月の代表ウィークからの公式戦11連戦という苦しい戦いが終わった。
怪我人が戻っては増えという苦しい状況が続き5連勝のあとは連敗。1つ取り戻してからは更に連続ドロー。前節ようやく勝利しようやく連戦が終了。

5連勝の間はよかったのですが、ベガルタ戦は清武が個人で破壊したに過ぎず、V・ファーレン戦も柿谷、丸橋、高木がそれぞれ圧倒的な個性でゴールを捥ぎ取った形。
どちらも内容的には負けてもおかしくないゲームだった。
そういった個があるということ自体は素晴らしいことなのだが、サッカーの質は去年の終盤からは程遠く…
ようやくリカバリー以外のトレーニングが出来るこの期間は非常に大きな価値があるはずだった。

相手は首位独走中のサンフレッチェ。
このチームを止めることは既に今季のリーグの至上命題となっている。
最速記録で勝ち点を積んでおり、80超えペースという異常事態。
団子リーグと揶揄されているJ1でこの独走は過去に例がない。
既に勝ち点差を考えれば引き分けは許されない水準だ。

勝ち点3を詰める以外にトップを狙う方法はない。

待望のソウザの復帰はなく、ドンヒョンが先発。
清武、杉本が復帰したものの…。

試合は開始5分に動いたはずだった。
山口が奪ったボールは清武、丸橋と繋いで再びバイタルで待ち構える山口へ。
ここで1つ溜めて右に飛び込んだ松田へのベストなパス。
松田も杉本も当てるだけのプレーで先制した…はずだったが、オフサイドの判定。
映像を見る限り際どくなくオンサイドだが、ノーゴール。

開幕戦でも同じような形で誰がみてもオンサイドを取り消されている。
いずれも決まればエースのゴールでチームが乗って行ける状況でという。
今年は持ってないなと思うシーンが少なくない。

決まっていればもう少し楽な展開だったのだが…試合は徐々にサンフレッチェペースに。
押し込まれた前半を何とか堪えてスコアレスで後半へ。

後半開始直後に今度はアクシデント。
清武が負傷交代。
彼も今季は本当に持ってない。
フル出場した試合は1つもないという状況。

ここで高木が投入。
元々この交代はプラン通りではあったが前倒し。
15分ぐらい後の予定だったはずだが。

しかしこの交代後シンプルに右サイドの裏にロングボールを入れるカウンターが出るようになる。
シンプルにスピードで飛びだす高木のプレーは戻りの速い広島DFを崩そうとしていた清武よりも効いていた。
そして先制点はGKのパントキックから突然訪れた。
ドンヒョンが頭でそらしたロングボールはそのままDFの裏へ飛び込んだ高木へ。
高木はスピードを落とさずにコントロールするとプレッシャーから遠い左足に持ち替えGKの股を抜くゴール。
技術とスピードを兼ね備えた高木の素晴らしいプレーでリードを奪うと、僅か3分後には再び高木。
相手のクリアボールを胸で収めると、迷いなく右足を振り抜いた。
このシーンでクリアボールに対してサンフレッチェは完全に脚が止まっており、誰もプレッシャーに行けず。
この時点で勝利を確信した。

この試合では各々がよく我慢をした。
批判を浴びるであろう2トップにしても不当な取り消しを受けた杉本、先制の起点になったドンヒョンどちらへの批判も不当だろう。
認められていれば山口松田杉本の評価点は0.5から1点は変わっていたはずだ。
オスマルと山口の関係も良くなっている。

W杯明けまで時間があり、チームは負傷者と戦術を取り戻すことが出来る。
夏に入ったときようやく監督が今年やりたいサッカーが見えてくるはずだ。
ひとまずACLと怪我人に泣きつつ14試合消化で去年より2ポイント少ない状態で中断に入る。

まずは去年より上を。
ここから6試合で5勝1敗でようやく追い付ける。
かなり厳しいペースだがやれなくはない筈だ。それでもサンフレッチェはまだ遠いのだから。

余談1
過去に所属したチームの試合で解説する戸田氏が正直嫌いだ。
誤審で消えた先制点に対して「もっとオフサイドだと言わせないタイミングでボールを出せば良かった」
いや、あのタイミングだから綺麗に崩れたわけで。1つタイミングが早ければ松田の横パスが綺麗に通る確率は落ちただろう。オンサイドであるのは明白であり、判定は残念だったが素晴らしい崩しだった。山口のパスのタイミングを非難するには当たらないプレーで副審が誤ったとしか言いようがない。

先制点に対して「その前のパトリックのところがPKだったかもしれない。判定の問題があった。」
直前のパトリックのシーンでPKを取る主審は殆どいないだろう。

セレッソのチャンスシーンは全てDFを褒めるコメント。
確かにサンフレッチェは良く組織されたいいチームだった。
しかし戸田氏のコメントは興醒めだ。

J2時代エスパルス戦でも同じ感情を持ったことがある。
リカルドと山村のゴールで2-0で勝った試合。
その試合でも戸田氏の柿谷へのインタビューは
「セレッソは狙い通りのサッカーをやらせて貰えず苦しかったですよね?」
という旨のもの。
柿谷の返しは「まあ楽な試合とは思っていなかったけど逆から崩すのが上手くいって良かったと思います。」
という旨のもの。
何が気に入らないかっていうと結論を押し付ける質問の仕方が心の底から気に入らない。

正直ネガティブな解説や居酒屋解説の方が数倍マシなんで。
サンフレッチェおよびエスパルスとの試合で戸田氏を起用するのはマジでやめて下さい。
普段は試合見てても解説自体耳に入らないけど久々にウンザリ。

余談2
さて、いよいよW杯。
日本代表はゴタゴタしてる中、W杯期間中は今回もマンシャフトおじさんになりそう。
4年前からは私生活も随分変わったので当時のように連日リアルタイムは厳しそうだが…。
↓は前回大会での一連の記事のまとめ

トーマス・ミュラーと同世代どころか誕生日も3週間程しか離れていないので、彼の年齢=自分の年齢なわけで。20、24とセンセーショナルな活躍を見せた彼がクローゼの記録にどこまで近づけるのか非常に楽しみなところ。
4年後もまだ狙える年齢だけに16には出来るだけ近づいておきたい。(カタールという環境はかなりハードなので今回稼ぎたいところ)