皆さんこんばんは。
夜磐です。

この試合のレビューの前に、試合中にギレルメが起こした暴力沙汰につき
横浜Fマリノスの関係者やサポーターの皆様に大変申し訳なく思います。
私が起こした事件ではなく、私は磐田の関係者でもありませんが、
磐田を応援する身としてはさすがに看過することはできません。
何よりもまず、謝罪を。磐田のギレルメが、本当に申し訳ございません。


さて、まずはレビューです。
このところずっと忙しくて、セレッソ戦をディレイでも見損ねて
次節のレイソル戦もそうなりそうな状況の中で、このマリノス戦だけは
現地に足を運ぶことができました。
舞台は、2008年以来勝った事がない日産スタジアム。
2003年最終節の苛烈な記憶もあり、磐田としてはあまりいい記憶がない
スタジアムです。苦手な相手、苦手なスタジアムで磐田さんはどう戦う。




F 1-3 ジュビロ磐田
得点者
)仲川
磐田)松浦、田口、田口


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■試合の感想
ボールを支配して能動的に崩そうとする横マリと、重心を下げて失点を
防ぎながらカウンターを狙う磐田という非常にわかりやすい展開でした。
ボール支配率 64対36、パス数769対279という数字に、その展開が
よく表れています。といっても磐田さんはある程度の狙いをもって
この展開に持ち込んでいるので、ボールを支配されること自体は
磐田さんとしては問題はありません。相手が中盤で前を向こうとする
ところで入ろうとするところでボールを奪ってシンプルに縦に、という
狙いは高精度に実行できていました。
前半の2得点はどちらも狙いがハマッた形であり、監督のプランニングの
賜物と言っても差し支えはないでしょう。

翻って守備では、自陣の深いところで何度か内側に向かってマークを
剥がされてピンチを招くシーンが何回かありました。
今季、清水-横マリ戦をDAZNで拝見した時にも、横マリが相手SBの背後を
狙う場面が何度かあったので、チームとしてあの形を狙っているのだと
思われます。
磐田の守備陣が踏ん張って中央で跳ね返して失点は防いでいましたが、
後半に入ると横マリが前掛かりになったことで受ける時間がさらに増えて
サイドからもかなり攻め込まれてしまいました。
横マリとしては一方的に押し込んでいた後半の立ち上がりで1点でも
取れていればかなり違っていたのでしょうけれど、ここで決定力を欠いて
いるうちに磐田に3点目を取られてしまい、勝敗は決してしまいました。

あの3点目は、GKの飯倉の問題というよりもチームコンセプトの問題だと
思います。今季の横マリはGKをビルドアップに参加させる方針を
採用しているようで、マイボール時のGKの位置はかなり高いです。
プレス外しには有効な手段ではありますが、この試合のようにGKの
キックミスがなくても中盤でボールを奪われるだけで大ピンチになります。
横マリとしてはそのリスクを承知であのスタイルを採用しているはず
ですが、傍目には有効に機能しているようには見えませんでした。
磐田は飯倉のポジショニングについて狙いをもっていたようで、
前半から飯倉の背後を狙うロングシュートを何回か放っていました。
その中であの3点目だったわけですから、あの3点目は偶然ではなく
必然だったと思います。

3点目が決まった後は、磐田はさらに守備にシフト。
ギレルメの余計なファウルでPKを献上して1点を失い、さらに
そのギレルメが退場して数的不利になったことで、重心は
さらに下がりました。試合後に田口が言っていましたが、
この時点で点差が1だったら試合はわからなかったですね。


■磐田さんについて
ギレルメの退場については別項で触れるとして、あれさえなければ
磐田としては非常に良い試合でした。試合を通して試合前の狙いが
ほぼ実現して、常に優位な状況で試合を進めることができました。

3点目は、個人的に非常に好きなゴールです。
ああいう風に、「入るか!?」っていう緊張がちょっと続いた後に
「入ったー!」ってなるのが、得点が入った時の喜びをより大きく
させてくれます。手前サイドへのゴールというのも良かったですね。

この試合で当方、久しぶりにゴール裏でがっつり応援に参加しました。
跳んで叫んで、非常に疲れましたが、その分だけゴールが入った瞬間や
タイムアップの時に味わう歓喜は爆発的で、すごく楽しかったです。
試合後には足が震えて、声も掠れてしまいましたが、その痛みすら
心地よかったです。


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■ギレルメの退場について
冒頭でも簡単に触れましたが、改めて触れなければいけません。
この試合で退場を命じられたギレルメが激高、ピッチ上で横マリの
喜田選手を蹴り飛ばし、さらに口頭で抗議をしたスタッフに
肘打ちを食らわせるという前代未聞の大暴れをしでかしました。

ギレルメが開幕前からメンタル面で難しさがあるのは、
開幕前のキャンプの時点で噂されていました。
開幕前シーズンレビュー:磐田さんの2018年はどうなってしまうのか
↑上記参照
とはいえまさかこんな大暴れをするとは予想外でした。

確かにJリーグでは、誤審が非常に多いです。
特定のレフェリーが誤審を繰り返しているという、非常に頭の痛い
問題もあります。当方としても、どうしても好きになれない
主審がいます。ただし、どんな理由があろうとも暴力行為はいけません。
ましてや相手に暴力を振るうなど論外です。味方ならいいというわけでも
ありませんが、今回の件はいろんな意味で論外だと思います。

チームにはギレルメに対して厳罰に処することを望みます。
勝利が最優先でありつつも、Jリーガーはプロアスリート。
どのような処分が下されるのかはわかりませんが、
ギレルメには粛々と受け入れてもらうしかありません。




その上で、ギレルメの暴力事件とは別として、あの一連のシーンで
何がどうなっていたのか、今でもよくわからないんですよね。

あの場面で起こっていたことを思い返してみます。

1.磐田のチャンスシーンで川又と飯倉が衝突、飯倉が昏倒
2.横マリがカウンター発動、ユンがドリブルで運ぶ
3.小川大貴がスライディング
4.主審が笛を吹いて試合を止める。
5.ギレルメが怒ってボールを高く蹴り上げる
6.主審が副審と会話。
7.主審がギレルメを呼んで会話、警告。今日2枚目で退場。
8.ギレルメが喜田に挑発されたと勘違い、暴走開始。
9.ギレルメがピッチから引きずり出される。
10.飯倉が立ち上がる
11.ドロップボールで試合再開、金井が磐田にボールを返す


"4"で主審が試合を止めた時に、小川大貴のファウルをとられたと
思ったんですよ。主審がボールの方を指差していて、小川大貴が
主審に両手を広げて「何もしてない」とアピールしていたので。
DAZNでも解説の戸田氏が「あ、ファウルを取ったんですか」と
話しています。ただ、再開がドロップボールで、しかも横マリから
磐田にボールを返したので驚きました。小川大貴のスライディングは
ファウルではなくて、飯倉が倒れているから主審が試合を止めた
ということなんでしょうか?

もしそうなら、この時に主審がちゃんとそれを明瞭にしていれば、
ギレルメが怒ることはなかったんじゃないかと思うんですよね。
さらに言えば、飯倉が後頭部を強打する接触で、なおかつ主審が
そのシーンをきちんと視野に入れてみているわけですから、
飯倉の安全性を考えていくら横マリのカウンターチャンスといえど
試合をそこで止めるべきだったな、と。

ギレルメの行為は言語道断で擁護できませんが、そこに至るまでの
一連の流れ、および審判団の振る舞いについては疑問を抱いています。


今日は以上です。