今節はサガンとのゲーム。
ACLを挟んでの試合だったが2トップは継続。
もはや疲労がとか言ってられる状況じゃないのは確か。

とはいえ2トップとヨニッチ、ジンヒョン以外はスタメンを取り替えられた。
この辺りは本当に替えが利かないのが厳しい。
特にヨニッチ。ソウザ復帰したらオスマルを下げる案は出るだろうか。

序盤から流れが悪い。
田川に決定力があれば7分の段階で失点していただろう。

それでも前半27分には先制。
ルーズなボールを胸トラップしたキムミンヒョクに対して、柿谷が攫って1対1を沈める。
相手の判断の悪さもあるが攫い方が上手すぎて教本にするレベル。

この試合を通して手癖の悪かったキムミンヒョクからのゴールというのもポイントが高い。(黄色貰ってもやめないが審判も2枚目を出す気はなく…。)

ピンチはあれど相手の精度の悪さに助けられ、リードで前半を終える。
後半またしても得点を奪う。
55分、丸橋のコーナーキックはGKの前でショートバウンドしてそのままゴールに吸い込まれた。
これも権田の判断ミスだろう。ニアを潰すにしてもまずボールに詰めるべきだった。

73分に柿谷を下げると前で収まらずペースが落ちる。
ACLもあったのでやむなしだが、これによって試合の流れははっきり鳥栖に傾いていった。

交代から僅か4分後趙東建に速いクロスからのヘディングを叩き込まれる。
これは正直相手が上手い。
あの速さのクロスに点で合わせられてはお見事と言う他ないだろう。
更に杉本を交代して5バックに変更。
跳ね返す力は上がったものの繋げず。

両サイドのアタッカーがイマイチな今2トップが下がるとボールを運べるのが山口と両サイドバックだけなので仕方ないのだが…。
流れを取り戻したのは88分の福満投入から。
ここからチームは息を吹き返す。
文字通り消えていた高木と交代するとまずファールをもらって時間を稼ぐ。
→縦パスを受けて躱してミドルを打つ。
→プレスをかけて時間を稼ぐ。
→(ファールを受けたヨニッチがキレた外国人選手を演じて時間を稼ぐ。)
→コーナーフラッグ付近で2人躱して持ち込みシュートを打ってCKを獲得する。
約6分程度の出場で必要とされるタスクをほぼ完璧にこなした

そのままタイムアップ。
正直なところ相手の精度に悪さに助けられた90分だったが。


前節からは山村が復帰。田中が離脱したものの清武、ソウザが復帰間近。
外国人枠の問題もあるがようやく駒が揃ってくる中で、やはり両サイドは少し手を入れたい。
高木のポジションは恐らく清武に戻るだろうが、問題は水沼の方だ。
ACLで2点目の起点になり、コンディションも良さそうな福満を先発で見たいが…

田中の離脱については片山である程度カバーできそう。
済州戦では十分なプレーを見せていた。

ここから5/5まで週2ペースでアウェー広州戦を含む超ハードスケジュール。
戻ってきた選手もフル活用して1つ1つ勝利を積み上げて欲しいところ。


余談
今回はレイソルーサンフレッチェのゲーム。
半月程前のことになるが、知人と3人で話していた時に確かに首位だがサンフレッチェがそんなに良いと思わないということを言われた。
片方はレイソルサポだったわけだが、個人的なサンフレッチェの今年の印象はレイソル的なサッカーをしているというものだったわけで…。

今日の会場は日立台。緩やかな傾斜と下の硬さによるバウンドでパスサッカーには向かないピッチだがレイソルに似たサッカーをしているサンフレッチェには影響はあまりなさそうだなと。

動き回る外国人選手に対して広い範囲でアバウトなボールを入れて起点を作り2列目に飛び込ませるプレー。
ボールが落ち着きにくいピッチを活用して、その外国人選手を頂点に深い位置までのプレスと3列目の回収力でボールをコントロールするプレー。
バイタルで起点を作りサイドからファーに枚数をかけて放り込むプレー。
サンフレッチェの見せたプレーは普段日立台でレイソルが見せているものと同種に見える。

基本的に個々の能力はレイソルの方が高い印象。(但し、大谷・中村が先発しなかったボランチとGKは今日に関してはサンフレッチェに軍配)
一方で組織としての連動制はサンフレッチェが上をいく。
つまるところ、今日のレイソルが勝つにはクリスティアーノや伊東純也が個人で壊す必要があった。

試合は17分に動く。工藤が起点を作るとサイドに流してクロス。こぼれ球を佐々木が叩き込んだ。
これもレイソルでも良く見るパターンだが、この試合のポイントがこのシーンにある。
工藤がポストプレーが出来ていること。相手が重量級で起点を潰しに来るタイプの場合はポストプレーに向かない工藤だがレイソルの両CBが相手なら十分に収めることが可能であり、サンフレッチェの前線に起点を2つ作ることができた。
これによりサンフレッチェは攻守に枚数を掛けることが出来た結果生まれたゴールだったと言える。

連動したプレーを見せたサンフレッチェのペースで前半を終える。
この時点でレイソルのシュートは1。枠内は0。
後半に入りペースを上げるレイソル。
大谷、山崎を相次いで投入すると、この試合のターニングポイントを迎えた。

エリアの外で倒された山崎に対して松尾主審はPKを宣告。
誤審で得たPKだったがクリスティアーノはこれを林に止められてしまう。

76分、工藤は川辺へ交代。ジョーカーにチームに質と量を保証する川辺がいるのも今のサンフレッチェの強さだろうか。
83分には投入して15分の山崎がアクシデントにより交代。
試合終了まで猛攻を仕掛けるも及ばず0-1のまま試合終了。

個人的なMVPは青山。物量をかけるサッカーの中で攻守両面の質の部分の多くを担った。
取り分け秀逸だったのはポジション取りと縦パスのタイミングだろう。

城福監督が理想の追求に走らなければ、サンフレッチェは終盤まで上位をキープするだろう。
というか個人的に今のサンフレッチェのサッカーは今いる駒で可能な範囲ではかなり理想的なサッカーだと思うのだが果たして…