1月も後半になりました。
セレッソの陣容もほぼ確定となり、既に選手達はタイキャンプに励んでおります。

さて、去年に続き今年も驚きの多い移籍動向になっております。
うちは穏やかながらも少し上積みを出来たかなというような状況ではありましたが、他チームは悲喜交々といった感じ。

とりわけ大きな驚きを呼んだのは斎藤学のフロンターレ移籍でしょうか。
正直プロレス企画的な印象の強い多摩川クラシコに比べ、サポーター間の関係もあまり良いとは言えないマリノスフロンターレ間のエースの0円移籍は去年の前振りがあったとはいえ理解の得難い移籍だったと思います。
山瀬や田中等移籍自体はちょこちょこあるのですが…。

移籍理由にW杯へのアピールという話が上がっておりました。
実際のところマリノスの代表選手は斎藤学以外だと栗原まで遡らないと思い出せないなぁと。
中には具体的な視察回数に踏み込んだ記事なんかもありましたが、実際のところ近年の代表選手はどこが排出しているのか調べてみました。

ここから本題
2014W杯以後のJクラブ代表招集延べ人数ランキング

代表招集のべ人数

W杯以降のJリーグから選出された選手の延べ人数が上の表になる。
選出は上記16のクラブから
因みに2014~2017のJ1クラブで選出0人なのは以下の8クラブ
コンサドーレ札幌
モンテディオ山形
大宮アルディージャ
ヴァンフォーレ甲府
松本山雅
清水エスパルス
徳島ヴォルティス
アビスパ福岡

清水や大宮の0人は少し意外に見えるかもしれないが、アギーレ/ハリル期間では誰もいない。

上から見てみるとガンバの多さが際立つ。
常に安定して招集を受けている東口を筆頭に、途中まで呼ばれていた宇佐美、途中から定着した井手口等が代表格。
2015年と2017年の人数が突出して多いのは東アジア選手権に多数選手を送り出している為。
国内組中心の時にはまずガンバの選手がメインになっている印象。

続いてレッズ。ここも先日のクラブW杯がなければもう少し近づいたかも。
西川・槙野辺りが代表格。興梠・遠藤辺りも招集回数は多め。

3番目にFC東京。瓦斯枠等と呼ばれてたり何かと協会と縁の深いチームではある。
森重とドイツ移籍前の武藤辺りが代表格。2016年から急激に数字を落としているが、やはり2016年途中から技術委員長が西野さんに変わったことが大きな要因ではなく今年は森重の怪我の影響もありそう。
対照的に数字を伸ばして来ているのがアントラーズ。
E-1には7人もの選手を送り出している。植田・昌子のDF陣が代表格。
ここまでの4チームは4年で延べ40人以上を送り出しており、代表クラスを多数抱えるクラブと言えるだろうか。

5位タイにセレッソとフロンターレ
セレッソはうち2年をJ2で過ごしているものの常連の山口が数字を稼いだ様子。清武・杉本がどうなるかで来年の数字が動いてくる。
フロンターレはE-1に5人参加。一気に数字を伸ばした。
当落選上の大島・小林・車屋の招集が来年のポイント。

7位にサンフレッチェ。
4年で3度優勝の黄金期を迎えた後下り坂に。昨年の選出は0。ギリギリ残留なのでやむなしか。
3バックの一角誰かと青山、浅野辺りが呼ばれていた。

ここから1桁。
8位 サガン・グランパス。
鳥栖がこの位置なのは意外に感じるが毎年1人は代表に選手を出している。
対照的に名古屋はここ2年は0人。2015年には川又永井の連続招集があった。

10位 レイソル
昨年の5人は当然中村。そして2014年は鈴木。やはりGKとして安定すると数字は伸びていく。
個人的には鈴木をもう少し見たかったが、海外移籍後は招集されず。


11位 ベガルタ 六反
12位 マリノス 斎藤 ベルマーレ 遠藤 ヴィッセル 森岡

この4チームは全て1人の選手での数字。他の選手の選出はなし。
遠藤・森岡については移籍後も招集あり。
確かにマリノスの代表選手はこの4年で斎藤のみ。斎藤自身も昨年の11月以降遠ざかっている。(8月以降は怪我もあったが)
W杯を狙うのはかなり厳しい状況かもしれない。個人的には前回の大久保のようなウルトラCはもう起こらないと思うが…。

15位 ジュビロ・アルビレックス
ジュビロは川又と小林が一度ずつ。小林は移籍後の招集もあり。
川又もまた当落線上になるだろうか。

アルビレックスは松原の2回。共に2014年の招集となっている。
ロシアを狙うのは厳しいだろう。

ここまで並べてみると意外な発見があるもので、毎年代表に選手を出しているのは上から6チームとサガン鳥栖のみ。
代表というのはやはり狭き門だと感じる。

今年はW杯イヤーになるが、誰が23人の枠に入るのか。
シーズンが始まれば報道が過熱する筈だし、不慮の怪我人も出てくるだろう。

W杯の話はまたしかるべき時に。