ルヴァン杯決勝以来の更新となります。
私生活が中々バタつく中(後述)なんとか決勝に参戦することが出来ました。

カップ戦はルヴァンも含め無敗。
準決勝のヴィッセル戦は後半45分に先制されるという展開ながら再開直後のワンプレーで同点。
延長での逆転勝ち。
ルヴァンの準決勝といい心臓に悪い勝ち方をするもんだ。

ヴィッセルに対しては今季4戦4勝。個人的には結果程内容に差はなかったのだが、チームとしての勝負強さが出たのだと思う。
実は準決勝の日はレイソルサポの知人(+ジュビロ担当夜磐氏)と一緒だったので、突破が決まってガッツポーズを決めた横には試合中のレイソルサポ。

ハモンロペスが先制弾を決めていたものの、正直今季ヴィッセル戦より遥かに内容面で圧倒し、ここまで既に3連勝していたマリノスが来てくれることを心の中で願う。(レイソル戦はお互い互角の試合で1勝1敗)
マリノスは伊藤のゴールで追いつくと、ウーゴ ヴィエイラのゴールで勝ち越し。
決勝の相手はマリノスに決定。大丈夫、レイソルはACL出れるからプレーオフ頑張れ。


前置きが長くなりました。済みません。

・準決勝で関西のチームに土壇場でひっくり返しての勝利
・決勝の相手は神奈川勢
・スタジアムは埼スタ

既視感しかない。

スタジアム到着後まずゴール裏に行ってみた。
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対面では上から青、白、赤の国旗が大量に振られる。
どこだっけとひとしきり考えて思い出した。
旧ユーゴスラビア国旗。

汎スラブ色というらしい。確かにデゲネクは出身が旧ユーゴ系だった。
余談だけどフランス国旗で有名なトリコロールは縦並び。

今までこういう場面でのマリノス戦を現地で観たことがなかったから疑問に思わなかったけど天皇杯決勝で振られる大量の旧ユーゴ国旗は不思議な感じ。そういう意味ではいわゆるフランス国旗のトリコロール振られてもそれはそれで不思議な感じかもしれない。

こっちはピンク色の旗に混ざって日の丸が少し見えた。

練習を少し眺めた後メインスタンドに移動。

自分の席ついて様子見ながらコレオ参加しようか悩んだものの周りの席が埋まって動き辛くなってしまったので断念。消極的なのはよろしくないなと思いつつ。
埼スタのゴール裏はご存知の通り広い。
人数足りないしどうなるかなぁと思ったのだが。

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慣れてるチームのサポはたまに使うらしい。
ビッグフラッグを使って上手いことやってた。
ルヴァン決勝といい急にゴール裏の進歩を感じたシーズン終盤だった。

試合前の君が代斉唱。
この場に来て歌えるのは幸せなことだと思う。

さて、ここから試合開始。

ヴィッセル戦もそうだが杉本不在の影響はすぐに感じられた。
一番大きかったのは序盤マリノスのラインを押し込めなかったことだろう。
山村はスピードが足りず、柿谷ではターゲットになるのは難しい。

起点としてもフィニッシャーとしても不在を感じる場面はこの試合少なくなかった。

マリノスの攻撃は伊藤マルティノスで木本丸橋間を狙い撃ち。
最終節のアルビレックスがホニでやったサッカーとほぼ同じ。

また、この試合木本の出来自体が良くなく試合に入れないうちに伊藤翔の動きから失点。
クロスに対して落下点を外す痛恨のミス。
今季に関しては十分に貢献してくれたと思うが、この試合に関して木本は丸橋が変わるまで不安定なシーンを続けることに。

とは言え、今季は逆転が多い上に直近のマリノス戦も後半途中からひっくり返してるのでいつも通りだなという印象。
延長もあるし後半逆転までいけなくても大丈夫という余裕はあった。

前半も半ばを過ぎると徐々に押し込み始める。
ここで厄介だったのはバブンスキーだろう。跳ね返ったボールが両ボランチの裏に飛ぶと回収してたちまちカウンターを浴びることに。

結局前半は0-1のまま終了。終了間際に山中が負傷交代。
無理して出てたみたいだし筋肉系だろうなぁ。

まだ余裕を持って見てはいたものの、前半の半ばから寝転びまくるマルティノスと飯倉の時間稼ぎにはウンザリ。前半の早い時間から足元にボールを置いて取りに来るのを待つGKって…後半ならわからんでもないけれども。
これがマリノスイズムと言われれば返す言葉もないか。

後半もやはり押し込んでちょくちょくカウンターが飛んでくる展開。
この展開に風穴を開けたのは水沼。
マルティノスを躱すと強烈なミドル。
飯倉が弾くと松原が蹴り出す。これが山村への絶妙なパスに。

プレッシャーのかからない位置にボールをコントロールした山村は落ち着いて振り抜き同点。
この角度のゴール今季フロンターレ戦でもあったなと。距離は今回の方がかなり近いけど。

追い付いた後、マリノスはバブンスキーをウーゴヴィエイラに交代。
依然として両ボランチの裏で厄介であった彼を下げたのはDFラインと対峙する枚数を増やす為だろうか。
バブンスキーは苛立ちを隠さない様子。攻撃の選手が同点で下げられるのだからわからなくはない。
追い付いたセレッソは狙われていた左サイドのバランスを取る修正。
丸橋→田中
左サイドの攻撃力は落ちるが相手の攻撃を上手く抑え込めるようになる。
更に怪我の痛みを隠せない柿谷をリカルドに交代。

最初のプレーでカウンターを浴びる辺りはご愛敬だが、リカルドは中澤に身体をぶつけながらシンプルなプレーで確実にチームに貢献した。

柿谷は正直怪我の影響を隠せていなかった。
それでも降りてきた時のプレーは上手さを見せていたが、ゴール前でのプレーは中々厳しい。
シュートを打った時の苦悶の表情が状態が印象的だった。

ルヴァンと違い交代後に丸橋だけでなく酒本が居たことは大きかったかもしれない。
終盤はだいぶリラックスした表情に変わっていた。

この交代の直後に転びまくるマルティノスが清武に対してアフター気味にキックを腰に入れる。
ヒヤッとするから勘弁してくれ。しかも何故か痛がって倒れ込むマルティノス。

明らかに苛々している尹晶煥。そりゃそうだ。
帰ってきて見た中継の福西のコメントが代弁している。
「タンカ出してるんだからさっさと乗せればいい」

後半40分、細かいパスワークからソウザが絶妙なスルーパス。
しかし2度のシュートも決まらず英雄になりそこねたリカちゃん。

大きな動きもなく試合は延長戦へ。
試合は延長の早い時間に動いた。

山村のクロスに対し先読みして頭を越された飯倉、マークに裏を取られた下平。
ヘディングを押し込んだのは水沼宏太。

試合を決めるゴールだった。

飯倉は勿論やってはならないミスをしたが、しなかった場合でも結果は変わらなかった可能性が高いと思う。ヘディングした位置を考えると途中でカットするのは至難の業だし、受けて構えたとしてもそれほど簡単なコースでもない。

セレッソはここから山村を最終ラインに下げて盤石の態勢。
終了間際にソウザが脚を攣って交代するも、秋山を投入しそのまま逃げ切った。
山下じゃないの?と思わなくもなかった。
試合後の山下の表情でも悔しさは見て取れた。
ただ、カップ戦組をキャプテンマークを巻いて引っ張った秋山には十分出場する権利があっただろう。
山下には来年ポジションを取り返せるように奮起してほしいところ。

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昼下がりのキックオフだったが試合終了には綺麗な満月が昇り始めていた。
(余談だがこの後の夜明けが今年のスーパームーン)

天皇杯の表彰式の感想は、トロフィー多いなーだったことは内緒。
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ピッチからスタンドまでの環境を考えれば埼スタは本当に素晴らしい。
アクセスももうちょい改善してくれると…(笑)。

マリノスには今季ヴィッセルに続く4戦4勝。
同一シーズンで2チームに4戦4勝はわりとレア記録なのではなかろうか。

マリノスがアルビレックスぐらい徹底してタスクをこなせるチームなら。
或いは幾度となく得たFK・CKを活かせる中村俊輔のようなキッカーがいたら。
正直この決勝に関しては結果は変わったと思う。

選手コメントからも見て取れるように、前半出来ていたことは徐々に出来なくなり圧力に負けてカウンターの効果も薄れていった。
マルティノスが大量に獲得したFKは、1つも実を結ぶことは無く多くは跳ね返されるだけ。

マリノスが優勝した93回大会ではこの試合と同様にマリノスが早い時間に先制、更に畳みかけるように中村のCKからリードを拡げて勝っている。
一発勝負においてセットプレーが持つ意味はかなり大きい。

この試合はモンバエルツのラストマッチだそうだ。
仕込むという意味で非常に優秀な指揮官だったと思う。
目先の勝敗に対する采配では他の選択肢もあったと思うが現有戦力を最大限活かしたチームを作り上げた。リーグ・カップ共あと一歩となったのはどちらかと言えば戦力的な問題が大きい。
指揮官の今後の幸運を祈ろう。

この決勝戦、杉本が負傷で不在、柿谷が本調子でない中、躍動したのは山村、水沼、そして両ボランチだろう。
山口は負傷明けとは思えないパフォーマンスでボールを回収し捌き続け、ピンチには本来逆サイドのマルティノスのカウンターまで止めて見せた。
ソウザの強さと懐の深さについては今更語るまでもない。

山村・水沼ともシーズン中には怪我もありフル稼働とはいかなかった。
山村は特にシーズン前半に、水沼は特にシーズン後半に共に印象的なプレーを見せた。
この決勝はその両方が見られた試合だった。
得点シーンはいずれも水沼の積極性と山村の技術が詰まったゴールとなった。

来季はACLがあり、W杯がある。
代表入りが有力視されるメンバーを数人抱えて厳しい日程との戦いになるだろうが、まだ尹体制1年目が終わったばかり。チームはこれからまだまだ成長していくだろう。
一先ずは勝ち取った束の間の休暇を、ゆっくり楽しんで来季に備えて欲しいところ。

余談 
今回の優勝の勝敗で変わった賞金の額は、単純な賞金だけではない。
ゼロックスの賞金もある上に、マリノスがACLに出た場合に総取りになるところだったACLサポート8000万円をフロンターレ、アントラーズ、レイソルと分け合うことになる。
セレッソも含めた4チームは2000万ずつ追加ということに。

それぞれ上手く活かしてACLを戦い抜きましょう。

追記
後述と言いつつ書いてなかったのですが、年明け早々に長男が産まれました。
優勝直後の正月明けになんて本当に縁起がいい。
元々の予定から10日近く早まってしまいバタバタ。
この記事を書くのもすっかり遅くなってしまいましたが、今年も皆様宜しくお願いします。