こんばんは。本日スルガカップ天皇杯の県代表をかけた戦いが静岡市の草薙球技場で行われました。
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今年は昨年の大会で好成績を残したHondaFCがシードで静岡県予選に参加しないという事から、アスルクラロ沼津にとっても本大会初出場へ大きなチャンスとなりました。(無論、HondaFCをちゃんと倒して出れれば言う事無しですが)

前日の8日に藤枝総合運動場で最強の公務員・藤枝市役所を破ったアスルクラロ沼津。
この日の相手は2週間前にJ3初の静岡ダービーを戦った藤枝MYFC ダービーの記事はコチラから
こんなに早くまた相対するとは…

今回は静岡市開催という事で、個人的にはゆっくりと現地へ向かいました。
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駿府城公園にはサクラも咲いていました。

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久しぶりに新静岡駅から私鉄の静鉄に乗って県総合運動場まで160円

草薙にある県総合運動場は、アイスタ日本平、愛鷹広域公園、藤枝総合運動公園、エコパスタジアム、磐田スタジアムという静岡県内のスタジアムの中でも唯一と言っていいレベルで電車の駅から近いスタジアム。そのかわり駐車場が殆んど無いという欠点はありますが、静岡駅や清水駅からのアクセスも抜群で清水エスパルスがこのエリアに専用スタジアムを欲しがるのも納得の立地でございます。

さて、現地に到着。えっと、陸上競技場はSBSカップでも来てるからコレだよなぁ…
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*SBS杯の時の画像です。

え?ここじゃない?(´・ω・`) 反対側のあそこ…「草薙球技場」あーなるほど





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!!?

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(‡▼益▼) < 世紀末へようこそ!(こんなふざけた時代へようこそ)

なんだここ!!?

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ん?ピッチおかしくない!?

写真だとわからない?よし、りきゃこばりの画伯が教えてあげるぞ!

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真ん中盛り上がってる Σ(;´Д`) しかも芝汚い…

工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

不安しかねぇ!

しかし、ここが今日の決戦の地。続々とアスルクラロ沼津サポーターの皆さんが集結してまいりました。
普段、愛鷹に参戦してる私としては、アスルな皆様が静岡市にいるのがなんとも不思議な感覚(汗


今日RTがずっと止まらなかった案件w
(22時50分現在 77RT 61いいね 8926インプレッション…なんだこれ…)

NHKの中継が始まる前、沼津のコールリーダーのザビ太さんからまさかの「全速前進ヨーソロー!」という沼津が舞台のアニメ・ラブライブ!サンシャイン!!のキャラクター、斉藤朱夏さん演じる渡辺曜ちゃんのキメ台詞?が飛び出す。

ここからがアスルクラロ劇場

 元ネタ?はコチラ 4:17辺りから
 


密かに試合終了後の〆で再びヨーソローする。楽しんじゃうアスル。本当大好きです。

この日沼津の応援団はバックスタンドに、藤枝の応援団はメインスタンドに陣取ったのですがラブライブ好きの藤枝サポーターの人はメインスタンドから敬礼して下さってたとか。

前回の記事でも触れましたが、最近ラブライブ関係から足を運んでくれてる方もいらっしゃり、この日のRTもアスル界隈以外の方からも沢山頂きました。
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(写真も撮らせて頂きました。ありがとうございます。おい、サンシャインじゃ無いというツッコミはやめて!ソノダさんいるやろ!)

無理にとは言いません。もし良かったらスタジアムにも遊びに来てください(*´▽`*)RT本当にありがとうございました。(フォローして下さった方もありがとうございます。)

◆前半45分先制点から追加点まで◆
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まずアスルクラロ沼津のスターティングはコチラ
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2週間前のダービーとは怪我で沓掛選手を欠く事、左サイドが太田選手から白石選手に変わった事以外は同じメンバーです。


試合はどちらが主導権を握るか?という前半の立ち上がりに動きます。
4分左サイドの突破から薗田選手のシュートのこぼれをキャプテン尾崎瑛一郎選手が決め沼津が幸先よく先制点を奪います。

出鼻を挫かれ立て直したい藤枝でしたが、9分セットプレーから最後はDFのオウンゴールという形で沼津がリードを広げます。

この時間帯、沼津は左サイドの攻撃が非常に効いていました。以前の試合でも書きましたが、沼津のストロングポイントは右サイドの中村&尾崎選手のJ3屈指の右サイドアタック。前節の富山戦、その前の藤枝、福島戦を見ていただくとお分かりいただけるかなん?と思います。

故に相手の虚を突き、左から仕掛けた沼津が結果として上手く2点を奪う事に成功しました。(他にも薗田選手にチャンスがありましたが、ピッチの悪さもありボールが足に収まらず…という場面もあったり)

 ◆最大のピンチを救った守護神・石井のビッグプレー◆
さて、藤枝はやられっぱなしだったのか?否、そんな事はありません。時間経過と共に中盤でボールを保持し沼津の守備陣を打開しようと試みます。
しかし 、ガッチリとバイタルエリアから自軍エリアを消す沼津に決定的な1本を通すことが出来ません。前回狙った右サイドは沼津のMF白石選手がキッチリ下がりスペースを埋める事で同じくDF左SB藤嵜選手の背後は中々狙い辛く、アタッキングサードで仕事をさせたい枝本選手にはスペースが足りない状況を作られているといった感じでしょうか?
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しかし、攻撃を繰り返せば当然綻びも生まれます。右サイドから大きく展開した藤枝MYFCが左サイドの突破に成功。これを沼津の尾崎選手が倒してしまい藤枝はPKを獲得します。 

押し込まれる時間が続いていただけに、ここで1点返されると一気に藤枝に流れを持っていかれてもおかしくない大事な場面。追いつかれたくない沼津サポーターからも「綾(りょう*GK石井選手名前)」コール
応援団の中にいた小さなサポーターからも「止めろ!」の声が丁度少し静かになったピッチに聞こえました。

この小さなサポーターの声が石井選手の背中を押したのか、PKのコースを完璧に読み切り最大のピンチを凌ぎきります。



 ◆中盤を引き剝がす戦略と藤枝に足りなかった厚み◆
2-0とリードで前半を折り返した沼津。後半は藤枝がより攻撃的に来る事が予想されます。
実際の所、後半45分は守る時間がかなり続きました。点数差を考えても「守備ありき」でゲームを作る吉田監督らしい采配だと感じましたが、同時に藤枝が「攻め切れない」とう点が大きかったと思います。
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後半、藤枝は右のサイドバック的な位置に1枚選手を配置しました。3バックを主にするチームスタイルですが、沼津の左サイド白石選手がかなりチェイスしていく為、沼津の左サイドエリアを手薄にするのが目的ではないかと思います。
沼津は同様に2トップの青木選手・薗田選手が高い位置からチェックして行く為、藤枝はCBでボールを回し一度食いつかせ、薄くなった中盤を経由しトップ下のスペース、最終ラインの裏のスペースを狙っていくシーンを多く演出していきます。
勿論、何度か危険なシーンはありましたが「怖い」というシーンは少なく感じました。

怖いシーンが少なかった一番の理由は中央からの選択肢の少なさです。
失点する場合、多くが2、3種類の選択肢からどれかをやられる。という展開なのですが、藤枝はこの時DFラインの裏という選択肢しか用意されていなかった。
それに失敗し2次攻撃で右サイドから展開した場合はクロスからの攻撃がこのフォーメーションではあまり用意されていなかった 。と感じました。





 お互いターゲットマンを投入してから沼津の吉田監督が足が速く執拗にチェイス出来る染矢選手を投入した所でほぼチェックメイトだったと思いました。(真面目な話終わり)

最後はその染矢選手がダメ押しゴールを決めて3-0 アスルクラロ沼津にとって初タイトルのスルガカップを掴み取りました!

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では、今回はこの言葉で〆たいと思います。
天皇杯に向かって、全速前進ヨーソロー!からの…敬礼<(*´▽`*)