2017.3.11 3月とは言え、まだ春を待つ肌寒さが残る愛鷹多目的競技場にて行われたアスルクラロ沼津vs法政大学サッカー部のトレーニングマッチを観戦に訪れた。

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2016.11.13 思えば、4か月前(もう4か月も経つのか)同じような寒さ…と言ってもこれから冬を迎える違った肌寒さの中、JFL最終節vsファジアーノ岡山ネクスト戦が行われた。

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こじつけの様な話に聞こえるかもしれないが、昨年アスルクラロと同じく(いや、それ以上に)沼津という街を盛り上げたのは間違いなく「ラブライブ!サンシャイン!!」とうアニメだ。
偶然にもこの試合の数日前に「想いよひとつになれ」「MIRA TCKET」という2曲をこの作品に登場するAqoursというグループがリリースしたのだが、まさにこの試合はこの2つがキーワードであった。

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「想いよひとつになれ」
この試合、Jリーグ昇格に王手のかかったアスルクラロはスペシャルマッチとしてアスルクラロ沼津の前身にあたる沼津香陵クラブのOB戦、そして東海社会人リーグ時代の選手、JFL時代の選手を集めたOB戦とこのチームを彩りここまでチームを繋いできた人達が一堂に会した。
以前から応援している方には、懐かしの共に戦った選手の登場は嬉しかっただろうなぁと感じながら、2015年からアスルクラロ沼津を見始めた私にとっては、ほとんどのOBの方々が「自分の知らないアスルクラロ沼津」でありJFLOBで出ていた岡庭選手の様な、見たことがある一部の選手が「自分の知っているアスルクラロ沼津」であったが、それ故にここまでバトンを繋いできた歴史を実感した。

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いつからだろうか、最近では沼津の試合をすっかりメンスタンドでは観戦しなくなっている。
試合の見やすさ云々ではなく、このエリアが何とも心地よい。沼津のゴル裏はこの昇格のかかった大一番でもサポーターの方の旗に書かれてる通り「楽しもう!俺達のサッカーを!」という楽しもうという雰囲気がいつもある。
ゴル裏(昨年はアスルはバックスタンド側)に足を運ぶと青いフラッグを受け取る。
これは夏に上土商店街でサポーターの方々が「フラッグを作ろう」と集まって子供たちや色々な人達が作成してくれたものだ。

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試合は前半3点をあげ圧勝か?と思ったが、これでJFLを退会しチームが解散となる岡山ネクストも彼らにとってのJFLラストゲーム。怒涛の猛反撃を後半受ける。
(ほとんど守備の時間だった。アスルクラロ陣内からボールを掻き出すのが精一杯になるほどの、それほど厳しい後半の45分だった。)
他会場でのJFLの門番と言われるホンダロック、ソニー仙台、HondaFCの3チーム。そしてFC大阪の結果次第で余談を許されない状況の中、当然応援にも熱が入る。
祈る様な気持でその場にいた誰もが声援を送っていた。
余談だが、ジュニアの子達がゴール裏の応援に参加するのだが、恐らくジュニアを指導しているコーチの方かな?「耐えろ!頑張れ!もう少しだぞ!」 と声を枯らしながら声援を送るのに少しウルっときた。
皆の想いが本当にひとつになっていた。そしてタイムアップの瞬間を迎える。

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「MIRA TCKET」
試合終了。スタジアムは歓喜に包まれた。アスルクラロ沼津悲願のJリーグ昇格条件クリア。昨年の悔しさを遂に晴らし静岡県東部初のJリーグチーム誕生へMIRAI TCKETを手にした。
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選手へのお祝いの際、紙テープを渡していただいた、アスルクラロ沼津のカラーであるブルーの紙テープだ。
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紙テープと言えば、私はすぐに船の出航を思い浮かんだ。お別れと旅立ちを意味する別れの握手だ。
そう、これはJFLというカテゴリへの別れとJ3という新しい海への旅立ちなのだ。

2017.3.18 来週いよいよJ3の海へアスルクラロ沼津は船出の時を迎える。このチームとサポーターは自分たちらしく楽しもう!というアスルクラロ沼津らしいところをJ3でも見せてくれるはずである。


もっと先の景色望むんだ やっと手にしたMIRAI TCKETかざして…!