世は空前のエアインタビュー論争である。

世の中では、エアインタビューだなんだと論争が巻き起こっている。
自分にとっては、すでに興味が薄れ、縁遠くなった海外サッカーを取り扱う日本のサッカーメディアの出来事はどこか他人事にしか思えない。
勘違いしないでもらいたいのだが、決して海外サッカーを貶めているわけじゃない。
ただ、海の向こうの話なんてどこまで本当なのかどうなのかなんてわからない。
読み手である自分たちがどう判断していくか、そこが重要なのだろう。

自分のような趣味で文章を書いている人間にとって、プロのライターの世界は計り知れないものなんだろうと思うし、この騒動で一体誰が得をして、誰が損をするのかを考えたときに日本のサッカーメディアのトップを行く人たちが争う現状は好ましくないと思う。
事の次第は、疑惑が浮上し、ヤフトピにピックされたことで、これだけの注目度を得てしまった以上は正解か不正解かの証明を最終的にせざるを得ないのではないだろうか。
いずれにしても、錯綜する情報の中でどれが信用性に置ける情報なのかは我々一般人にはわからないのだから、成り行きを見守るしかないのだろう。


今回記事を書いたこと
さて、記事を書くことだが、
当分やらないと言ったからには、基本的には当分やらない気でいる。
だから、すぐに書くことはしなかったし、文章にならなかったらそれはそれで仕方がないと割り切っていた。
別にこの記事を書いてどれだけのRTやいいねが貰えたかが問題じゃないし、”読みました!!”とご報告いただける数を競うものでもない。
当然、この記事を書くことで収益を得ているわけでも、クラブやサポーターから何か特別な利益を得ているわけでもない。
おそらくだが、クラブのスタッフの中にはこんな零細ブログの乱文に目を通してくれている奇特な御仁がいるのだろうと思うが、決して彼らに頼まれて文章は書いていないし、サポーターから”楽しみにしています”と言われても、それは入浴剤や風呂上りの一杯であって、書きたい欲の源泉ではない。
結局のところ、根本は書く気があるかないか、という話であって、次に書けるかどうかという時間的、精神的余裕がどの程度確保できるかなのである。
今、PCに向かっているのは、書きたい欲が枯れていなかったからだ。

たとえば、休日が増えればもう少し書けるだろう。
出来れば週休4日いただければ、ブログを書くのにも充分だ。
とはいっても、現実は週休2日だし、家事や育児でどうとでも時計の針は知らぬ間に進んでしまう。

そんな中でも、ドリームマッチと大分トリニータ戦は外せなかった。
たまには仕事も家のことも忘れて、純粋に楽しいことだけに没頭したい。
パートナーに申し分けないと思いつつも、気の合う友人たちとサッカー観戦を楽しもうと思った。

もちろん、鈴木啓太や鈴木隆行がドリームマッチに出場することや、安永新監督の初采配、うまい飯などさまざまな理由付けもあった。
それでも、一番はやはり自分が楽しむこと。
これに尽きる。



さがみはらドリームマッチ2016
先ほどから、ドリームマッチと繰り返し使っているが、端的に言えばレジェンド選手によるエキシビジョンマッチである。
引退した選手が現役時代を知るファンをスタジアムに呼び寄せるという集客面は、通常の試合興行では得がたい数字を積み重ねることが出来る。
ドリームマッチは2014年の初開催以降、2014年は7,860人、2015年は9,040人と順調な集客を積み重ねてきた。
今回は7,582人をギオンスタジアムに集めることが出来た。
バックスタンド側では、長い入場待機列が2列も出来ており、さがみはらドリームマッチ2016への注目度の高さを感じた。
ナイナイ矢部、ミスターチルドレン桜井といった、これまでの2回の開催で大きく集客に貢献してきたであろう両名を欠いてもなお、初年度に迫る集客を獲得したこと、これは大きな評価ポイントである。
もちろん、これはあくまでドリームマッチ後に行われる試合まで見てくれているという善意の解釈に基づいているわけなのだが。


見えない数字、ざっくりと集客を考える
前述の通り、ビッグネーム2名が不在だった今年のドリームマッチは、単純な数で見れば3年間でもっとも少ない7,582名だった。
次点はビッグネーム2名のいた1年目の7,860人であり、その差300人、全体数の3~4%を誤差の範囲というにはやや乱暴かもしれないが、ほぼ同数だと考える。
では、この数字をどう考えればいいのだろうか。
多くの情報が集約されていて、非常に便利な SC相模原まとめ様(http://scsmatome.com/)で観客動員について調べてみた。

ホーム平均ドリームマッチ
2014年
3,1337,860
2015年3,2919,040
2016年4,486(4,176 )7,582


(単位:人)

2014年、年間でのホーム平均観客数は3,133人(18試合)、2016年は4,486人(11試合)である。
その差は1,353人の増である。
ドリームマッチが終わったばかりという、数字をより際立たせるファクターはあるわけだが、49,343人(11試合)から、ドリームマッチ7583人を差し引いて、経過10試合で割れば、”4,176人”(前年比128%増)という今シーズンの通常時における平均的な動向がわかった。

振り返ると、今シーズンは、開幕戦で当時オリンピック代表候補だった中島らを擁するFC東京U23との試合で7,280人を動員した。
薩川新体制、川口能活や深井ら多くの新加入選手らへの期待感、待ちに待った2016シーズン開幕、初の試みとなるJ1クラブのアンダー世代チームのJ3参戦など多くのファクターが作用し、特に近場のJ1クラブであるFC東京の大応援団の襲来により、開幕から多くの人を集めることが出来た。
シーズン序盤戦はチームの成績が好調であったが3,000人程度を行ったりきたり、5月8日のブラウブリッツ秋田戦で4,873人、5月29日の鳥取戦で4,543人、6月19日の富山戦で5,668人を記録した。
富山戦を含む上位4連戦を全て落とすと、以降は集客が3,000人台へ落ち込み、加えて天皇杯予選などが重なりホーム開催の試合自体がほとんどない時期を過ごし、9月11日の大分戦に至った。
残りのホームゲームは明日の琉球戦を入れて4試合であり、今シーズンを終えて平均4,000人を達成したいところだ。
今のところ、昨シーズンまでの2年と比較して800人の増であり、いわゆる固定層が増えてきたのではないだろうか。また、JOYパス効果も見えてきたように思う。
今後はクラブ運営会議でクラブ側が発した目標である5,000人をクリアするために、さらなる固定層の獲得に向け、一見さんをギオンスタジアムへ呼び込む施策やシーズンチケット購入者やサポーターズクラブ"サガミスタ"の加入者増、パーソナルスポンサー”フォルツア相模原”の賛同者増を狙って、アプローチしていきたいところだ。





どんな人が出場したのか
今回、ドリームマッチに出場した選手たちは、フル代表でのプレー経験のある選手ばかりだ。
BSNHKのサッカー解説で活躍している福西崇史、現役時代よりも細くなった名良橋晃、さいたま市議になった都築龍太、アイドルオタクとして再注目されている岩本輝雄、FKアーティスト三浦淳寛、スカパー解説でおなじみの平野孝、日本代表経験がない元プロ選手の中で1番有名な選手といっても過言ではない中西哲生、井原正巳とのコンビが記憶に鮮やかな小村徳男、引退後に京都サンガや町田ゼルビアで監督を務めた秋田豊、浦和レッズ一筋の現役生活を終えたばかりの鈴木啓太、昨季終盤にSC相模原の監督を務めた松原良香、02年の日韓ワールドカップのベルギー戦で劇的なゴールを決めた鈴木隆行。
芸能界からはウカスカジーのGAKU-MC、初出場のナオト・インティライミ、ディエゴ・加藤・マラドーナ。

37歳のナオト・インティライミは柏レイソルジュニアユースという経歴があり、ディエゴ・加藤・マラドーナは35歳で横浜マリノスジュニアユース、帝京高校で2度の高校選手権準優勝、順天堂大学サッカー部、YSCCなどでの現役時代の実績がある。
驚くべきはGAKU-MCであり、1970年生まれの45歳で、今回のドリームマッチの監督であるSC相模原会長の望月重良より2歳も年上である。


ところで、このドリームマッチやチャリティマッチといった試合はどうやって楽しめばいいのだろうか。
なぜこんなことを言うのかといえば、自分の周囲の熱心なサッカーファンの間でも、『エキシビジョンやチャリティマッチは好きではない』と言う人がいるからだ。
自論ではあるが、”肩肘張らず、緩やかに往年の名選手や芸能人がサッカーという共通言語で何かを伝えようとすることをリスペクトを持って楽しもう”というスタンスを持っていれば、どんなチャリティマッチも楽しめるし、誰が出場ようが、しなかろうが開催の趣旨に喜んで賛同し、満足することが可能だ。


どんなサッカーにも人それぞれ、選手、観客にさまざまな楽しみ方がある。
ピッチ上の選手は、かつてのような躍動感を観客に見せることが叶わなくても、自らのネームバリューで1人でも多くの観客を呼び寄せ、サッカースタ ジアムという巨大な言論装置をプロスポーツという”競技”としての側面ではなく、サッカーという共通言語を通してさまざまなメッセージを発信する場として 機能させる触媒となっている。
また、かつて共に味方として、対戦相手として戦かった選手と現役時代を思い出すようなひと時を過ごしたに違いない。
観客である我々は決して構えてしまわず、自分なりのエキジビジョンやチャリティマッチの楽しみ方を獲得すること、これは試合の趣旨に賛同するといことに繋がり、我々サッカーファンが観戦することそれ自体を豊かにしてくれる考え方だと思う。
その考えがエキシビジョンやチャリティマッチを大切にするマインドを育てていくと思う。


ドリームマッチがSC相模原に与えてくれるもの
ドリームマッチは同日開催されるリーグ戦観客動員のブースト役であることはいうまでもない。
特に長らくサッカーファンでいる大人たちにとって、かつての代表選手たちのユニフォーム姿を間近に見ることはスタジアムへ足が向く大きな要因となっているだろう。
また、サッカーファンではなくともGAKUMCやナオトインティライミの熱心なファンであれば、彼らが普段の音楽番組やライブイベントでは見られない姿をひと目見ようとサッカースタジアムに来るのは、新たな客層を取り込むチャンスでもある。
個人的な肌感覚ではあるが、40代以上の金銭的に余裕のある大人たちや若い女性は非常に購買意欲が高く、一見さんでありながら、グッズやスタジアムグルメへの購入に積極的だ。
彼らにとってみればせっかくの機会をより充実したものにするために、記念となるグッズや会場の一体感を演出するTシャツやユニフォーム、タオルマフラーは非常に魅力的なものに映るだろう。
また、イベントはお祭りでもあり、そこで何を食したかは楽しい記憶をより鮮やかに彩る重要なポイントになる。

当たり前のことだが、満足度の高いイベントはリピート率が高い。
ドリームマッチ、リーグ戦を1つの大きな枠で見たとき、その両方で満足感を得られることで、これまでSC相模原と縁がなかった人を引き付けることが出来るだろう。


普段、他のチームを応援している人たちはどう見たか
自慢でもなんでもなく、これまで何人もの人にギオンスタジアムにサッカーを見に来てもらった。
今回も3人の友人がドリームマッチと大分戦を観戦した、1人(A氏)は昨年もギオンスタジアムで試合を見たことがあり、もう1人(B氏)はJ3の観戦経験はあるがギオンスタジアムは初めて、そして最後の1人(C氏)はJ3を見るのも初めてだった。

立地や駐車場について
3人が3人、県外在住ではあるが、さすがJリーグのサポーターだけあって、周囲の都市との位置関係はどのJリーグの各クラブとの隣接関係にあるかを話すと、概ね理解してくれた。
原当麻駅へ上がっていく坂、相模原公園までのさらなる坂を見るに、B氏は”スタジアム行くまで坂っていうのがそれっぽい”といかにも静岡県民らしいことを言っていた。
法多山や日本平と比べてもらっては困るのだが、アウェイサポーターで圏央道から来た人はおよそB氏と同じような感想なのかもしれない


他には、スタジアムすぐ横の駐車場に”無料”で停められることに関心が向くかと思ったが、場内には警備員も誘導するスタッフもいないことやドリームマッチの2時間前にも関わらず、多くの来場者が居ることに驚いていたようだ。

会場の雰囲気について
選手のノボリに始まり、ビックフラッグ、ゴールが置いてあるのを見て、初来場者の2人は思っていたより好印象を持ったようだ。
10時過ぎにも関わらず多くのサポーターがスタジアムグルメや入場待機列に並ぶのを見て、注目度の高さを感じたようだ。

スタジアムについて
外観や、実際の座席やトイレについては非常に好印象を持ったようだ。
A氏とC氏はS席、B氏はチケットを買うのが直前になってしまい、コンビニの発券機でS席は完売で買えなかったとのことだが、当日S席は空席が散見された。

どこまでチケットが売れていたのかは知る術がなく想像の域を出ないが、ミスターチルドレン桜井やナイナイ矢部が出場することを期待してあらかじめ購入したが、出場しないことがわかりそのままにされたチケットや当日朝の天気が良くなかったことで、雨の中我慢してサッカーを見ることに抵抗のあるファミリーやカップル、ライト層の客足が遠のいてしまったのかもしれない。
それでも、藤枝MYFCを観戦したことがあるB氏も含め3人共に”人が入っている”という印象を持ったようであるから、彼らの予想したJ3の試合での観客動員の期待値よりは多かったということなんだろう。

スタジアムグルメについて
A氏、C氏ともに鹿島アントラーズを応援しており、特にA氏は毎試合の通っているような人だから、スタジアムグルメには目がない。
B氏も先日干物が配られたアスルクラロ沼津の試合を観戦するなど、スタジアムグルメに値段ではない味や独自性といった関心を寄せている。
今回食したのは、ワンツードンのギオンスセット(ココナッツカレーにフランクフルト、味玉のトッピング)、眞田珈琲、野楽のラーメン、からあげ(店の名前は忘れてしまった)。
どのスタジアムグルメも非常に好評であり、A氏は食べすぎから試合中にはウトウトする場面もあった。
A氏はギオンスタジアムのグルメについて、以前も高い評価をしてくれる一方で今後カテゴリが上がっていき、来場者数が増えていったときに現在の質を維持できるのかを不安視していた。
B氏は多くの出店数とメニューのバリエーションに驚いていた。
同じJ3の藤枝MYFCやアスルクラロ沼津と比べて、より充実していてSC相模原の試合を見る上での魅力の1つになるとのことだった。
C氏は初めて見るドリームマッチ、J3だったが、食べるものには大いに満足できたようだ。

ドリームマッチについて
3人とも、こうした試合がその後に行われる試合への集客を増やすだろうということやかつての名選手たちの共演に非常に満足気だった。
1試合分のチケット代で2試合見れること、この点もとても良かったようだ。

SC相模原について
B氏、C氏ともに中盤の底でパスを供給した飯田涼を評価していた。
C氏は「今日のピッチの中で一番サッカーを知っている選手。初見だったが、非常に引き込まれた。後半ポジションが変わったのが残念だった。」と最大級の賛辞を送っていた。
B氏は前半の戦い方を評価する一方で、「後半はチームが前後に分断され、まったく機能しなくなってしまったのは良くない。」と残念がっていた。
また、「特に攻撃では、局面で個に依存している。」「事前情報でFW服部に注目していたが、スケールが大きくおもしろい。」と分析した。
A氏は「途中がボンヤリ、、、」とスタジアムグルメの激しいプレシャーに屈してしまったようだ。


全体の感想は?
3人とも大満足だったようで、自分のサポートチームではないことで気楽に見れたといった感じだろうか。
タイミングが合えばまた行きたいと口をそろえて言ってもらえたことが何よりだった。



明日が試合なので、その前に暇を見つけて書いてはいたけど、試合内容は徐々に薄れていくので、びーぼーろくってやつとして公開します。
たぶん、明日はいきません。