大好きなマンチェスターシティのリーグ優勝が決まり、W杯に挑む日本代表のメンバーが発表された。このタイミングで丁度大好きなヤヤトゥーレの誕生日だったのでその勢いで日本が初戦で対戦するコートジボワール代表、ヤヤトゥーレについて書こうと思う。

最近コートジボワール代表について詳しく書かれた記事で注目選手を三人程度ピックアップしてあると「MFヤヤトゥーレ:もはや説明不要」などと書かれていたので『今更人に聞けない!ヤヤトゥーレってどんな選手?』といった感じここに記す。


まずは基本的なプロフィール

ヤヤ・トゥーレ
所属 マンチェスター・シティFC
生年月日 1983年5月13日(本記事執筆日に31歳になる)
身長 191cm
体重 90kg
ポジション センターハーフ、トップ下

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コートジボワール代表において彼がどのような役割をしているのか知らないので、ここではマンチェスターシティでの彼のプレーについて書いていく。


コンダクター
基本的な彼の役割はコンダクターであろう。比較的プレッシャーの弱い、中盤の低い位置でボールに何度も触り、長短を織り交ぜたパスでチームにリズムを生み出す。
そのロングボールは正確で、逆サイドの選手のスピードが完全に計算されたサイドチェンジは一発でチャンスを作り出す。視野の広さやアイデアにも優れるのでSBの上がりを囮にしてストライカーへの鋭い縦パスもいれてくる。
懐深くボールを持ち、その長い手足で相手をブロック、さらにテクニックも非常に高い水準で持ち合わせているのでプレッシャーがかかってもなかなかロストしない。屈強な選手達のコンタクトが激しいプレミアリーグにおいて、フィジカルの強さはトップ3に入るだろう。

中盤のフィルター
前述の通りヤヤトゥーレは強い。その強さを生かしたボール奪取にも秀でているので、対戦相手は基本的に彼の位置を避けて攻撃しなければならない。しかしその恵まれた体格を生かした激しい寄せはファールを取られることも少なくない。

アタッカー
ここ数年、彼の特徴で一番伸びているのはこの部分だろう。
パスを回しながらバイタルエリアに侵入し、狭い隙間からFWにラストパスを供給する。GKの手を弾き飛ばしてネットに突き刺さる、大きなフォームから繰り出されるミドルシュートの射程範囲も広い。カウンター時にボールを持つとチームメイトのセルヒオアグエロやヘススナバスに全く見劣りしないスピードで、尚且つ相手を弾き飛ばしながらゴール前へドリブルで突進する。13-14シーズンの得点数はリーグ3位の20得点。中盤の選手としては異常である。

フリーキッカー
13-14シーズンはFKも冴えていた。
もともとカルロステベスやマリオバロテッリといった蹴りたがりが周りにいたのでFKを蹴る機会が少なかったが、二人が移籍をしたことによりペナルティエリア前はヤヤトゥーレの担当になった。
そしてリーグ戦で決めた直接FKは4本。プレミアリーグトップの数字になった。
FKのスペシャリスト中村俊輔がMVPをとった昨シーズンのJリーグで決めたFK数と同じである。中村俊輔はチームのFKをほぼ全て蹴っていた事を考慮すると、このヤヤトゥーレのFKの凄さが更に際立つだろう。

嘘くさい
ヤヤトゥーレの説明をすると、時々自分でも話を盛ってないか怪しく感じる時がある。しかし、試合を見ると毎度納得させられる、なるほど彼はバケモンだと。
ボールを巧みに扱うテクニシャンとして、相手をぶっちぎるスピードスターとして、屈強な選手をなぎ倒すフィジカルモンスターとしてそれぞれが世界トップレベルにある。という表現で間違いないだろう。
唯一気になるのはサボり癖がある点くらいか。

最後に福西崇史氏の著書『ボランチ専門講座』より、元日本代表ボランチによるヤヤトゥーレ評と、彼のプレー動画を添えて締めることにする。

『個人的に世界で最も能力の高いボランチだと思っているのが、マンチェスター・シティとコートジボワール代表でプレーするヤヤ・トゥーレだ。この選手には「規格外」という言葉が当てはまる。
(中略)
フィジカルコンタクトに強くて、テクニックもあって、CBからトップ下まで縦のポジションを串刺しにしてプレーできる。もはやボランチという枠に収まりきらないヤヤ・トゥーレは、ボランチの未来型といえるかもしれない。