火曜日の広州恒大戦を見越しての金曜日開催となった甲府戦。

仕事が早く終わる日だったとはいえ、神奈川の田舎在住の私が参戦するのは厳しく自宅でのTV観戦となった。


両チームのスタメンはこんな感じ。

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(河本と稲垣が逆です、スイマセン。)

浦和はいつも通りの3-6-1でしたが、90分間ほとんど攻め続けていたため陣形としてはほとんどこの形。
右サイドの関根を梅崎に変更してきました。
火曜日の広州恒大戦を考えれば、もう少しメンバーを弄ってくるかなとも思いましたが、実際はそうでもなく・・・。
まあ、甲府が5-4-1でくることは想定できたこともあり、後方からボール配球が可能な遠藤は外せないということなのでしょう。

甲府は予想通りの5-4-1。ただ、ここまで毎試合スタメンで起用されてきたニウソン・クリスティアーノのコンビから、ここにきてニウソンをサブにすら入れないという采配。
守備面でのマイナス要素をとにかく無くしていきたいという意図かと思いますが、1TOPでは迫力が半減するクリスティアーノをその位置に置いてまでそれをやる必要があるのかという気もします。
浦和からすれば、攻め続けている中で生じるミスからのカウンターが一番怖いわけで、クリスティアーノを頂点に据えてくれるのであれば、浦和とすれば守りやすくなりますから安心して攻撃に注力出来るわけです。


甲府の守り方は、「サイドは絶対にやらせないぞ!!」という感じ。

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甲府は、両サイドにつけられた丸のエリアに対して、宇賀神・槙野には橋詰・稲垣が、梅崎・森脇のエリアには田中と河本がしっかり蓋をしてサイドの突破を絶対に許さないぞ!という感じ。
場合によっては、ボランチやCBの一枚がそこのカバーに回りサイドのスペースをとにかく消しに行くというスタンス。

これによって、浦和はサイドのスペースを効果的に活用することが殆ど出来ない状況。梅崎・宇賀神といった両WBも中々縦への仕掛けが出来ずにサイドの攻防では苦しむ局面もありました。
しかし、その反面、中央には結構スペースが多く、黒矢印で示したように最終列の阿部や遠藤から興梠へ縦パスがバンバン入る形になります。
当然、それに呼応してシャドーの武藤と李は動き出しを行って引っ掻きまわしてきますので、まあ山本の負担は結構大きかったと思います。

そんなことも影響してなのか、甲府は前半31分で山本がイエローカード2枚目で退場になります。ただでさえ、攻撃に人数を割けない中で10人での戦いを強いられることに。

甲府は攻撃的な河本をあきらめて保坂を投入。
布陣も5-3-1に変更してきます。


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中盤を3枚にする形になり、ますますひきこもり具合を強める甲府。
まあ、10人になってしまった段階でこの策以外を甲府が取れるとも到底思えませんでしたので、特に驚きはありませんでした。

槙野と森脇の前にはスペースが出来やすくなり、サイドの攻防に関してはいくらか優位性を取りやすくなってきましたが、引き籠り度合いを強めたこともあり中央のスペースは序盤ほど無い状態に。
ただ、中盤3枚で横のスライドを随時敢行して槙野と森脇へのケアを行うのは辛いんじゃないかな~と見ていて思っておりました。


前半は、結局0-0で終わる形になりました。

でも、ほぼ45分間ボールを保持続けて揺さぶり続けた浦和走らされ続けた甲府とでは消耗度に大きな違いがあることは明らかだったと思います。


後半になっても状況に変化は無く、一方的に浦和が攻め続ける展開。
残り30分を切ったところで満を持してズラタンを投入。
(展開的には後半頭からでも良いと思いましたが、広州恒大戦を意識して粘っていたのでしょう)

浦和に平面での崩しだけではなくズラタンの高さも加わる形になったことを受けて、甲府は更に手を打ってきます。


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まあ、6-3-0ですね。

正直、ここまでやってくるとは思いませんでした。

ただ、最終列の阿部と遠藤は完全自由にボールを持たせてもらえる形になりました。
案の定、6-3-0になってから3分後、フリーの遠藤から縦パスが入り、李と興梠のコンビネーションで中央をこじ開けて先制ゴール。1枚余ることで逆にマークの受け渡しが曖昧になってしまった感のあるゴールでしたが、浦和の質の高さを見せる先制ゴールだったと思います。

1点ビハインドになり追わなきゃいけない甲府はまだ弄ってきます。

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CBを一枚下げて、最前線に吉野を投入。
甲府はこの吉野が結構存在感を示していたように思います。
セレッソ時代は怪我もあってほとんど何もしていませんでしたが、元々、国士舘大学時代はかなり有望な選手として騒がれていた選手。
これを機にスタメンの地位を確保するくらいの活躍を個人的には期待したいところ。



そう、試合終了直前に甲府に一失点を許す形になったのである。

申し訳ないけど、明らかに緩みがあった場面であった。甲府の右サイドからクロスを挙げられての場面ですが、高木の怠慢守備があったのは残念。何故あそこでSBの橋詰を一瞬放置してしまうのか。せっかくのチャンスをああいう形で表現してしまったのは非常に残念。
クロスの対応に対しても吉野がフリーで飛び込む始末。人はいたのですが、誰も見ていない状態。
ここ数年のJリーグの中で、ちょっとした緩みから生まれた結末で一番悔しい思いをしてきているはずなのに、どうしてもこういうシーンが無くならないのはどうしようもないのでしょうか。
福田さんは「責めるのは可哀そうかも」的な発言を放送の中でされてましたが、ここを責めずして何を責めるという感じではないのかと思います。
シーズン序盤でこういう試合を経験できたことをプラスに変えられることを願っております。


火曜日のACL広州恒大戦、日曜日の横浜Fマリノス戦。
この2試合はシーズン序盤の大きな山場になりえる2試合だと思います。
ここでしっかり2つ勝って4月・5月の連戦へといい雰囲気で臨んでいければと思っております。




森脇、ナイスゴールだったよ。