青森山田 5-0 聖和学園

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あけましておめでとうございます。今年も気が向いた時に書きます。
もう3回戦も終わってるくらいのんびりな更新ですが、2回戦の青森山田と聖和学園の試合を見に行ってきました。Jリーグユースチームのいるプレミアリーグで戦う青森山田に対し、ドリブルサッカーをベースとする聖和学園は野洲との1回戦を7-1で勝ち上がり注目されたスタジアムはかなり埋まってました。 何より、雨も風もなく冬なのにそこまで寒くもない万全な環境で試合が行われたのが一番良かった。


ツイッターに書いた個人的なログのまとめなので、呼んでも読まなくても。大した内容でもないです。
 
前半終了時2-0で、まずこれ。
聖和の子はボールの扱い方やコントロールがうまい、青森山田はサッカーがうまいって感想。
サッカーの試合って、自分たちだけじゃないよね。相手がいて、忘れがちだけど審判が存在する。全国出てるチームなら、相手の傾向やスタイルをもちろんリサーチしてるだろうけど、青森山田は対する聖和じゃなくて審判の存在を前半頭に考えてたのかなと。チームとしての持ち味であるプレスをかけるにあたり、「どこでファウルを取られて、どこまでは取られないのか」その線引きを最初にうまく把握した。
聖和の初戦7-1の試合で、ドリブルで突っ込んでくる相手に三人いって取れずパスつながれてそのまま得点。そんなパターンを青森山田は、二人でいってきっちり取るり、取れなかったらゴールから遠くなるようサイドに追いやって後ろに戻させる。その繰り返しの守り方をした。まあいうのは単純だけど、聖和のコントロール相手に二人できっちり潰すってのはしんどいとこあったと思うけど。

聖和というチームについて。
まず、ボールを保持している時間が長ければ失点するリスクは減る。で、高校サッカーにおいて最大のチャンスって相手のミスによるものだと思うんですよね。ミスの可能性が一番高いのはパスで、ドリブルをベースにしようってとこまでは高校サッカーの一つのチームとして全然ありだなってのはある。逆に、ロングボール出してすごいFWが一人で点を取るのだって全然ありだとさえ思う(これもトーナメントを考えたら一つのコンセプトとして全然あり)。しかし、結局試合通して聖和のチャンスになったのは、青森山田の最終ラインの裏へ抜けたパスだったわけっであって、ドリブルはサッカーというスポーツのなかでは一つの手段でしかない。
青森山田の攻め方は、とことん基本に忠実。一対一で負けない。ドリブルで手詰まりになる前にパスをつなぐ。詰まったらキーパーを使ってでもいいからやりなおす。守りから攻めへ切り替わったらまずは前、無理だったらサイドで数的優位作ってチャンスメイク。単純なことを高校でここまでやれるのはすげーなと。
で、メディアが初戦の野洲との試合でこぞって取り上げてたけど、個人的には「言うほどか?」って感じでした。
ボールを運ぶ人はいても真ん中でボールを捌く人が不在だと、自分たちの得意なミニサッカーのような局面が作れても連続性がない単発で終わる。

しかし聖和のコントロールとか憧れる下の子供ができるのわかる。隣にいた小学生くらいの子がずっと「すげーすげー」言ってたし、夢があっていいよね。そうやって高校サッカーに憧れて高校に上がるって人が増えていくのは魅力的だなーって聞きながら試合見てました。
個人的には、青森山田はなかなか好きなサッカーしてたのでどこまで勝ち上がれるか楽しみにしてます。(現在4回戦中)