前回の記事からはだいぶ間が空いてしまいました。

徳島戦を観戦後には勝利はしたものの内容の乏しさに文字にする気力を失ってしまい…。その後の試合は私用が重なってリアルタイムでは観れなかったので遅れて観ることになりました。


簡単にここまでの流れを追ってみようかと思います。

2/25 ACL VS浦項スティーラーズ(A) △1-1
今シーズンはACLからのスタート。
いきなり韓国アウェーからということでセレッソサポとしては全北の悪夢が。(元セレッソの黄善洪が率いているという意味ではあそこまで荒くはならないだろうという希望もありましたが。)
既にシーズンに入っている相手と違い、スタートということで勝ち点取れれば御の字だなと個人的には思っていました。
柿谷のいきなりの技ありゴールで先制し、前半は新加入のアーリアを含め連携にズレはあれど個々の能力を感じさせるプレーを見せていました。
一方後半は終始押し込まれる展開に。
ドローで済んだと見るべき内容だったとは思いますが勝ち点を取れたことは収穫。

3/1 J1第1節 VSサンフレッチェ広島(H) ●0-1
開幕戦で王者広島との試合。
堅い相手に対し、連携面に不安があり日程的にもやや不利な状態での対戦。
とはいえ、広島は負傷者が多くベストとは程遠い状態ではあった筈なのですが…。
最後まで崩しきれず塩谷の1点で開幕黒星スタートとなってしまいました。
詳細は→【昴】開幕戦 セレッソ大阪VSサンフレッチェ広島 レビュー

3/8 J1第2節 VS徳島ヴォルティス(A) ○2-0
セレッソにとっては所縁の深い徳島との1戦。
とはいえJ1としてはあまりにも戦力的に厳しい徳島相手に快勝を収め流れに乗りたいところ。
蛍のFKで幸先よく先制。追加点もすぐ決まり早い時間で2-0。
前半南野と小暮がやり合ってるのは中々観てて面白いものではあったのですが、その後の内容はとても褒められたところではなく、今後に不安ばかりが目立つ内容に。
ここまで3試合でアーリアの2列目起用は消える時間があまりに大きくそろそろやめてくれないかと…。
開幕戦も含めカチャルが計算出来るのが大きな収穫ではありました。

3/11 ACL VS山東魯能(H) ●1-3
ACLのホームゲームは勝利が必須…なのだが個の力を止められずに崩壊。
痛恨の敗戦。
ニコルスのクロスから柿谷が一矢報いたものの完敗。
山下のブログにもあったようにこの経験を今後の糧にしてもらいたいところ。

3/15 J1第3節 VS清水エスパルス(H) ○4-1
ここまで非常に悪い流れの中でホームの清水戦。
大阪の地は清水にとっては鬼門なので、勝利は疑わなかったもののここで内容の改善が見たいところ。
アーリアをボランチに回す布陣変更。
開始直後に丸橋が幸先よく先制。
PKで追い付かれたものの、CKから2人のCBが1点ずつ。
最後に杉本のゴールで快勝。
3試合目にしてホーム初勝利を掴むことが出来ました。
清水戦の詳細については南河内氏の記事→【南河内】Jリーグリヴィビジョン1 第3節 セレッソ大阪VS清水エスパルス 試合レポートがあるのでそちらを観て貰えればと思います。

3/18 ACL VSブリーラム ユナイテッド(H) ○4-0
ACL3試合で勝ち星なしは流石に論外。
ここで絶対に勝たなければいけない試合でした。
開始直後から襲い掛かると左からの展開の零れ球を蛍が拾うと酒本から絶妙なクロスに柿谷が合わせ先制。
そして今やセレッソの攻撃陣を牽引していると言っていい南野が2発叩き込み、最後にフォルランの待望の初ゴール。
タイの王者を物ともせずに粉砕し、グループ突破への希望を繋いだ。

さて、ここまで6試合。
少しずつチーム状態は上向きにはなっているが、清水・ブリーラムはどちらもスペースを与えてくれる相手なだけに堅いチームと当たった時にどうなるかが1つのポイントになる。

メンタル的にも山東戦の敗戦が余程効いた様子。

何人か気になる選手にも触れておきます。

南野 拓実
開幕からコンディション不良に苦しむ2トップの横で獅子奮迅の活躍を見せる若武者。
彼の必ず勝負に行くという姿勢は常に期待感を持たせてくれます。
ブリーラム戦では彼の技術と冷静さが凝縮したゴールを見ることが出来ました。

杉本 健勇
身体能力はチームでもトップレベル。技術的にも水準以上でありながら殻を突き破れなかったこれまでとは何か違う雰囲気を感じます。
能力を結果に繋げるプレーが出来てくれば一気に化ける筈。
今シーズンは化ける可能性があるのではと個人的には期待してます。 
FWとしてのポジションを奪われサイドでのプレーが多いのは確かですが逆にそこが天職になる可能性も十分にあるのではないかと…。 

扇原 貴弘
開幕から明らかにプレスのターゲットにされており(ゲームメイカーの宿命ではあるのだが…)パフォーマンスが悪く直近2試合ではスタメン落ち。
昨シーズンもやはりスタメン落ちした時期があり、年間を通して安定するというのは今後の課題になってくる。
今年はシンプリシオのように収めてくれるところは周りにない。
彼自身のゲームをコントロールし収める力を高めなければいけない。
現状ではマルチネスのレベルには遥かに遠いが辿り着けるだけの資質はあるはず。
意外と激情型でやられたらやり返すだけのメンタルはあるので今の立場をバネにしてほしいところ。
 
ゴイコ カチャル
まさかの掘り出し物。
かつてセルビアの将来を期待された逸材は伊達ではない。
フォルランがいなければ間違いなく開幕前から注目を浴びたはずの選手なのだが…。
効果的なプレーで攻守に貢献。
清水戦ではゴールも記録し、既に欠かせない戦力になっている。
期待はしていたが、過去数年の状態が状態だけに期待通りの動きを見せているのは素晴らしい。
短期レンタルだが今後の動きにも期待したい。

取り敢えず今日はここまで。
4月の関東アウェー2試合は現地で観る予定。