皆様御無沙汰しております。

前回との記事の間にファンがつづる独ブンデスリーガ2014-15シーズンレビューという企画に参加させていただきました。
別ブログですがブンデスリーガに興味がある方はそちらも御覧いただけると嬉しいです。

個人的にもこちらで何か書くつもりだったのですが中々時間が取れず…。
今回の記事も本当はハーフターン直後に書くつもりだったのですがすっかり遅くなってしまい…。

今回はちょくちょく挟まる数字記事ですね。

チーム数、制度が現行のものになってから過去3年間の昇格チームの折り返し時点での勝ち点と順位、それから関連しそうなチームや数字を見て頂きたいと思います。

まずは2014年、昇格3チーム及び関連チームの数字はこのようになります。

チーム名     折り返し順位 勝ち点の推移 最終順位
湘南ベルマーレ      1位       60→101          1位
松本山雅          3位       43→83            2位
モンテディオ山形      8位       31→64            6位

ジュビロ磐田        2位   43→67      4位
ジェフユナイテッド千葉 11位   30→68      3位
ファジアーノ岡山      4位    33→61      8位

湘南の数字は例外中の例外というか正直どうかしていますね。
折り返し地点21試合で勝ち点60というのは正直現実的ではないです。
松本はそれほどペースを変えずに2位フィニッシュ。
一方山形はプレーオフに飛び込んで昇格を決めましたがペースがそれほど上がったわけではないです。
ただ、文字通り飛び込んだ勢いでプレーオフを勝ち抜きましたね。

昇格出来なかったチームで最も折り返し時点での勝ち点が高かったのはジュビロ磐田
後半の失速で勝ち点が24しか伸びず4位に。

プレーオフに進出したチームで折り返し時点での順位が最も低かったのはジェフ千葉。
もうプレーオフにも出れなくなったのかと思っていたら終盤怒涛の勢いで3位に浮上。
この間の勝ち点は38。
残念ながら二度目のプレーオフ決勝でまたしても泣くことにはなりました。
岡山はプレーオフを逃した中で一番中盤の順位が高かったチーム。
後半で30積めないチームは昇格は難しいかもしれません。

続いて2013年

ガンバ大阪        1位 46→87  1位
ヴィッセル神戸      2位 44→83  2位
徳島ヴォルティス    15位 26→67  4位

V・ファーレン長崎     3位 36→66  6位
徳島ヴォルティス    15位 26→67  4位
栃木SC          6位 34→63  9位

この年はJ2で戦うにはまさに反則級のチームが2つ落ちてきた年でしたね。
ガンバヴィッセル共に前半後半どちらも40前後の勝ち点を積み楽々2枠を埋めてしまいました。

そんな中後半だけならガンバに並び神戸を凌ぐ勝ち点41を積んだ徳島がそのままプレーオフを制覇。
前半戦3位の長崎は辛うじてプレーオフには残ったもののプレーオフで敗退。
この年のプレーオフは徳島以外は前半の3~5位が残っており6位の栃木が少し足りずに圏外へ。

最後に2012年 上位陣が大混戦だった折り返し地点から最終的な順位はというと

2012
ヴァンフォーレ甲府    6位 37→86  1位
湘南ベルマーレ      4位 40→75  2位
大分トリニータ      5位 40→71  6位

モンテディオ山形     1位 41→61 10位
横浜FC         10位 31→73    4位
モンテディオ山形     1位 41→61 10位

前半戦1位が昇格を逃したのは非常にレアケース。
大混戦のこの年は前半終了時勝ち点40に乗ったチームが5チームという渾沌としたリーグでした。
後半戦だけで49(現行制度で最高)積んだ甲府が首位フィニッシュ

そして80に乗せずにストレートインした唯一の例が湘南。
2位から6位まで4差の大混戦でした。
前半首位ターンの山形は後半20しか積めず2桁順位に。
昇格どころかプレーオフすら遠いところまで落ちてしまいました。

後半42積んだ横浜が10位からプレーオフに参加。

因みに今年はというと

21節終了時勝ち点。

大宮アルディージャ     46
ジュビロ磐田        40
ツエーゲン金沢       37
ジェフユナイテッド千葉  36
セレッソ大阪        34
コンサドーレ札幌      34
アビスパ福岡       33
東京ヴェルディ      31
横浜FC           31
V・ファーレン長崎     30
愛媛FC            30

40超えが2チーム。以下団子状態。
本日終わった26節終了時(+5試合)の結果はというと。

大宮アルディージャ   46→61    +15
ジュビロ磐田        40→47     + 7
セレッソ大阪        34→44      +10
東京ヴェルディ      31→43      +12
ツエーゲン金沢     37→41       + 4
アビスパ福岡       33→41      + 8
ジェフユナイテッド千葉  36→38     + 2
V・ファーレン長崎     30→38        + 8
コンサドーレ札幌    34→35       + 1
愛媛FC          30→35     + 5
横浜FC          31→35      + 4

折り返し地点では2位と6差だった大宮ですが5戦全勝で完全に一人旅状態に。
気付いたら1枠確定の空気を漂わせています。

そして12積んで自動昇格圏との勝ち点差を9から5試合で4に縮めたヴェルディの勢いが際立っていますね。
上位陣との試合が終盤に集中しており、終盤まで突っ走る可能性も。

一方5試合で勝ち点5以下のチームは厳しめ。
特に千葉と札幌の失速具合はかなり重症。

過去3年8月終了時の1位2位がストレートインで昇格を決めており、夏に数字を出せるかがどうかがシーズンを決めると言っても過言ではないでしょう。



サンプルが少なく3年ともパターンが違った中で今年に一番近そうなのは2012年でしょうか。
折り返し直後から1チームが抜け出し他が団子になりそうな情勢。

正直今の大宮は他チームとは明らかに力の差があり、最終的に2位とは15以上の差になるのではないかと思っています。

また、J1ライセンスの無い金沢の存在が1つ状況を複雑にしておりますがJ1で残留を争っているチームが期待する2位金沢のケース(昇降格2チーム)になる可能性は低そう。

折り返し後のペースで80に達するチームは大宮とヴェルディのみですがこのままヴェルディが4-1ペースを維持出来るとも思えず75辺りの勝負になってくるのではないかと思います。

残り16試合。
自動昇格をめぐる争いとその後に待つプレーオフに今年も是非注目してください。