「そうそう、来年のJ1の順位予想さ、また座談会でやろうか、日程はその内・・・。」
年末の忘年会でそんなことを言っておりました。そして、2015年になりました。
「・・・」
ふと考えたのですが、2月28日(土)にゼロックススーパーカップがあるから、もし「2015年J1リーグ順位予想座談会!」的な記事(まさにコレ)を上げるのであれば、やはりその前には記事化しなければいけない。
あれ?一回逆算をしてみよう・・・。
① 2月7・8日までに『収録』
② 2月14~17日辺りまでに『録音からの文字起こし』
③ 2月25日辺りまでに『記事化への編集』
④ 2月27日夜までに『最終確認後に投稿』
一番遅く進んだとして、このスケジュールだと思ってました。これでも結構大変だなと。
③は私が頑張れば早められるだろうけど、②はどうしたって時間が掛かってしまう。
というか、収録するには収録場所も抑えなきゃいけないから1月中に場所も予約しなきゃいけない。
これに気付いたのが、1月の20日頃です(笑)。
当然、皆さんへの声がけもその頃ですから、準備期間が圧倒的に足りないわけです。
まあ、なんだかんだいって、予定よりも早く上げることが出来たんですけどね^^;
そんな、バタバタな状態で始まった今回の企画。
結局、集まったのはいつもの3人でした(笑)。
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2015年 2月8日(日)。
なんか雨が降ったり止んだりの良くわからない天気の中、我々は13時に新宿のとある会議室に集合して収録を開始するはずだった。
しかし、何故か分からないけど、一時間も早く到着している参加者が一人。
・taku である。
この企画を開催するに当たっての意気込みの高さを感じる一時間前の到着。
本人は、「一時間間違えた」とか言っていたが、いやいや、実はこっそり予行練習をしていたに違いない。
そして2人目・・・。
・昴 である。
ほぼ、一時ちょうどの到着であったが、それ以前に一つ謎があった。
今日は、「J1リーグの順位予想&展望」の座談会である。何故、セレッソサポーターの人がいるのか。
私には最後まで分からなかった。
そして、最後の3人目・・・。
・ポンチョビ(国王) である。自分です。
ほぼ時間通りの到着。
仕事の忙しさを理由に「いや~、仕事ヤバくてFBM1週間以上みてね~や、でもみんなも書いてねーし良いだろ。」と平気で言いだす名ばかりの腐ったオーナー。
全く問題ありません。
さあて、始めますか!の前に、机にズラズラズラッと並ぶ食物の数々。
まずは、俺達のヤマザキナビスコ株式会社より「チップスター」と「オレオ」
そして、俺達のレオシルバ様・・・、じゃなくて、亀田製菓株式会社より「ハッピーターン」
さらに、公式スポンサーに帰ってきて!のカルビー株式会社より「じゃがりこ」
同じく、トップパートナーに帰ってきて!の日本マクドナルド株式会社より「マックフライポテト」
スポンサー様あってのJリーグです。いつもありがとうございます。
美味しくいただきます!
ここまで揃って、やっと準備完了です。
※ 以下、録音した議論をほぼそのまま記載します。
(ただ、分量の関係上一言一句全て拾っているわけではありません。)
ちなみに、各々の発言の頭に誰の発言か分かるように記号を付けています。
・taku ・・・「taku」
・昴 ・・・「昴」
・ポンチョビ (国王)・・・「ポン」
前書きが長くなりましたが、それでは、本編です。
※ たぶん、これまでの座談会で一番ボリュームがあるので覚悟してくださいね。。。
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taku: 2015年のJ1順位予想ということで、3人が集まりました!!
(拍手パチパチ)
taku: 今までの座談会で一番人数少ないんですけど。
昴 : そうだね。
ポン : なんかね、固定メンバーになっちゃってるんだよね。同じ人ばっかりですよ。
昴 : そうだね。固定3名プラス1名って感じになってるからね、基本。
taku: ゲストにドタキャンされちゃったんで・・・・。
昴 : (笑)
ポン : トンデモナイ有名人をね。
taku: それについては、次の座談会で誰を呼びたいかのドラフトをやりましょう。
昴 : あ~~。
ポン : はいはい。
taku: とりあえず、順位予想を始めていきましょう。始める前にキチンと自己紹介をしてもらいます(前回の教訓)。お名前と好きなクラブ、なんか一言ください。
ポン : はぁい!!ポンチョビです、好きなクラブは浦和レッズです。気づいているかわかりませんが、今日2月8日がFBMの1歳の誕生日です。
昴 : 当日??
ポン : 今日が初めての記事を投稿した日です。ちょうどピッタリ1周年に企画をやるのはさすがだな!!と思います。今日は宜しくお願い致します。
( フットボールマンション 『はじめに』 2014.2.8)
昴 : 昴です。応援しているチームはセレッソ大阪です。
ポン : んん??
昴 : 今年はJ1にいないんで、“フラットな視点”から評論できると思います。
ポン : 何?“フラットな視点”?(笑)
昴 : ちなみに、昨年のセレッソの順位予想は3位でしたが、結果は17位でした。以上です。
(【昴】『2014Jリーグ予想大会』 ~前編~ 【昴】『2014Jリーグ予想大会』 ~後編~)
ポン : 俺は2位予想だったな。
(【ポンチョビ】『2014Jリーグ予想大会』 ~前篇~ 【ポンチョビ】『2014Jリーグ予想大会』 ~後篇~)
taku: 進行担当のtakuです。好きなチームは・・・、マリノスでいいかな?SC相模原にしようか。
昴 : 相模原だね。
taku: 今回は大物ゲストに逃げられ、前回は寝坊・遅刻もいました。人望の無さを露呈しております。今回も順位予想やっていきますが、文字起こしの作業が苦痛です。お願いしま―す。
ポン : お願いします。
昴 : お願いします。
~上位陣の順位予想~ (左から、ポンチョビ・昴・taku)
※ 見にくいという苦情は受け付けません!!
taku: 早速ですが、各自が作成した資料を交えながら始めたいと思います。まずは1位から10位まで、優勝争いからACL争い、そして中位といいますか・・・。
ポン : ACL圏内をうかがうような。
taku: 降格圏には落ちない、ある程度戦えるチームがだいたい10位くらいなので、その辺りのチームの予想をやっていきたいと思います。では、国王から“なぜこの順位予想になったか”をご説明ください。
【参加者各人、自分が予想した年間順位の発表】
ポン : はい。まず、今回の企画ですが、年間順位として考えて予想をしています。
(浦和・川崎・ガンバ・東京・鹿島・名古屋・神戸・鳥栖・柏・横浜の順です)
1位浦和から3位ガンバまでが1グル―プで優勝を争います。東京鹿島名古屋がACL圏内を争います。7位から10位までは一括りで、さらにこの下に3チームぐらいがくっついて中位で、勝ち点50あたりが大まかな分布です。
注目すべきポイントは、優勝予想の浦和です。去年はああいう形になりましたが、そこにプラスアルファで選手を獲ってこれています。スーパーな選手はいませんが、確実に選手層は厚くなっています。ACLを加味しても、J1を戦えると思います。また、他のチームを見ても、際立って伸びているところが少ないので、予想という観点からすると、浦和をトップに置かざるを得ない。
川崎とガンバの序列に関しては結構迷いました。川崎は大きな退団はCBジェシが抜けたましたが、攻撃陣を含めてそれほどの痛手の退団もありません。昨季の下位チームからの突き上げもそんなにないでしょうし、この辺にくるかなと。
ガンバを3位にしました。昨年3冠を取っていますが、浦和と比べると選手層が厳しい。特に2列目の大森、阿部の運動量があってこそ成り立つサッカーなのかなと思っているので、あれをACLと並行してやっていけるのかどうか。私は、ちょっと年間通してでは厳しいのかなと見てる。
FC東京は選手がいるので、フィッカデンティも2年目ですし、森重の相方も中々決まらず吉本とかをメインで使っていましたが、湘南から丸山君獲って(レンタルバック)、札幌から奈良君も入っていますので、この辺に目途が立てば安定してくると思います。ただ、前田遼一には期待し過ぎない方がいいという立場です。4位くらいには来てほしいという個人的な願望も含めての予想です。
鹿島に関しては、やっぱりダビがいないのが大きい。彼がいれば順位は浦和の下か、いや、上に置いてもいいかなと思ってます。ダビがいないので、序盤ACL含めて相当苦しいので、マイナス要素で5位まで予想を下げました。
名古屋は今年ノヴァコビッチを獲りました。守備陣は昨季序盤とても苦しかったのですが、シーズン後半は安定してきて複数失点もほとんどなくなりました。ここも西野さん2年目なので、戦力的に順位を上げてくるんじゃないかと思います。
神戸は新監督ネルシーニョですので、序盤は苦しいと思う。ボランチの抜け方がちょっとキツイのかなっていうのはあるんですが、センターラインは、チョン・ウヨンと森岡としっかりした軸がいますので、シーズン後半、セカンドステージには順位を上げてこれると思います。
鳥栖は安田が抜けたのは痛いと思うんですが、このあたりの予想は正直適当です。
柏はハッキリ言ってよくわからない。ネルシーニョが5年、6年とやった後の吉田さん、ユース時代に一緒にやってた選手もいますけど、そんな簡単にいかないだろうと、ACLもありますし。まあ、厳しいシーズンというか我慢するシーズンを送ることになるのかなと。
横浜は、大した出入りもなく、新しい監督が来たので、正直よめません。なんとなくです。
taku: 次、昴さん
昴 : ほい。
(ガンバ・名古屋・浦和・鹿島・東京・新潟・川崎・横浜・広島・神戸の順です)
(⇒ 見づらい!!ごめんなさい!!)
まずガンバですが、ボランチ2人が代表に呼ばれなければ、優勝が狙える予想です。代表監督が代わり、アジアカップも無いので、次のW杯を考えたメンバーを呼ぶんじゃないかと思うと、代表に呼ばれなくなりコンディションが高くなるはず。もちろん、ACLもあるんですが。昨シーズン後半の成績が図抜けています。今季はパトリックが開幕からいて、主力の抜けが無いんですね。主力級の放出はFW佐藤くらいですが、そこには赤嶺(前仙台)が入りました。ボランチには横浜から小椋をバックアッパーとして獲得してます。戦力的には去年よりちょっと上がっている。主力の怪我がなければ、去年宇佐美が前半戦ケガしてましたが、力的に抜けています。
2位の名古屋ですが、西野さん2年目です。昨シーズン、後半戦の成績では6位の成績です。川又に続いてノヴァコビッチを入れたので順位は上がってくると思います。ACLがないので、鹿島、浦和あたりよりも上にくる可能性があり、思い切って2位にしました。
3位浦和、戦力的には興梠や左WBのバックアップを補強して上積みはあるのですが、上位2つが強いので、もう1人ストライカーかボランチを獲得できれば優勝出来ると思います。
鹿島はダビが抜けていて、元々の予定では夏まで離脱です。キャンプにはいるようなのですが・・・。でも結局、鹿島なので残り2節くらいまで優勝争いに絡んでくると思います。昨年のデータを見ると、ガンバにも言えることですが、若手にシフトできていて、ベテランに負荷をかけずに昨年の成績を出しています。あとはダビの復帰時期次第で順位が前後するかと。
FC東京は監督2年目、戦力的にはこの順位です。本来は上位にいるべき戦力ですが、ずっと中位をウロウロしているイメージです。FWエドゥが抜けて、前田遼一が入りましたが、どの程度が予想できません。ジュビロに比べればサポートが期待できるので、そこそこに活躍してくれると期待できます。
6位新潟、ちょっと高いと思う人も多いかもしれない。レオシルバが抜けなかったので、大崩れはしないだろうと予想する。新潟より下の順位に置いているチームは下降傾向にあるイメージで、新潟が現状を維持できればこの順位。
7位川崎、ジェシが抜けて角田が入ってきたけど、この収支がわからない。角田がどのくらいハマって機能するかが予想できない。川崎は去年後半戦の順位がとても悪くて、順位をガクッと落としています。特に中村憲剛の調子が良くなくて、去年の終盤の流れを引きずるようだと、順位がもう少し落ちてくると思います。
横浜は新監督以外の変化が無いです。ボランチのバックアッパーが抜けました。新監督だとちょっと順位が落ちるかなと、全体の戦力は変わらないので今年はACLがないんだけど少し落ちる。
広島。もうちょい下でもいいかなと思いました。高萩が抜けて、石原が抜けて攻撃の重要な選手が抜けたんですが、監督が継続で若手が出てくる土壌があるので中位キープするんじゃないかと思います。
神戸は新監督ネルシーニョで、序盤チームができるまで時間がかかると思いますが我慢できれば後半あげてくると思います。
以上です。
taku: はい、最後に私の予想です。ここ3年くらいJリーグの順位予想をやっていまして、最初に決める順位が“FC東京をどこに置くか”で、あとはそこより強いか、弱いかを決めて、最初のグル―プ分けをして判断していく形です。
(浦和・川崎・ガンバ・鳥栖・鹿島・横浜・神戸・名古屋・東京・広島の順です)
(⇒ 見づらい!!!!!!ごめんなさい!!!!!!)
トップはレッズです。これは決まりです。保有戦力、昨シーズン成績などACL、その他カップ戦に耐えうる戦力を補強しています。後ほど触れますが、根本的問題は解決されていませんので、補強はしたけれどという部分もあります。2チーム作れる戦力と言われていますが、2チーム作れる戦力はありません。ただ、現状では一番恵まれている事情にあります。監督も戦術も浸透してきていますので、戦い方のベースがあると思います。ベースからの工夫が、新しい選手でどれだけ可能なのかといったところ。
ガンバは厳しいところがあって、人数的にも年齢構成的にも浦和と比べると大変な部分があって、ACLとの兼ね合いで浦和よりも順位を下げざるを得ない。
2位の川崎は高い期待値も込めての予想ですが、ワールドカップも終わって現代表に関係する選手も少なく、昨季に若手がかなり出てきて、監督の路線も継続なので、ここかなと。
(ここから下は優勝争いではなくACL圏内を窺うチームです。)
鳥栖は優勝できるだけの戦力は保有していません。特に他の人の予想にもあった安田が抜けたのは大きい。チームの戦術的にも鳥栖が優勝するのは云々かんぬん、、、
5位鹿島は、これも他の予想と同じくダビの復帰時期、活躍するまでの時間を考えると、赤崎、高崎ではちょっと厳しい。アタッカーも軽量級の選手が多いので、前線で起点になる選手、決めきる選手がいないのは1点を争う戦いの中では厳しい。
(この5位までで、ごちゃごちゃっとした優勝争い・ACL争いになって、これ以下はちょっと勝ち点が離れて横浜、神戸、名古屋がくる。)
横浜は戦力収支がなんとも言えない。小椋が抜けたのはマイナスです。昨シーズン主力の稼働率が悪かったので、若手にチャンスがあったんですが、何とかこなせてしまったのが厄介です。ACL圏内に絡むのはちょっと難しい。
神戸は8位の名古屋と勝ち点差はなく、攻撃陣は浦和・ガンバに匹敵する攻撃力があります。守備陣は大宮から高橋祥平を補強しましたが、チョン・ウヨンのところが累積警告、夏場やそれを超えた9月・10月で難しいところが出てくるので、前半戦の台風の目になっても、後半戦は伸びてこない予想です。
名古屋は何年も積み上げては壊しの繰り返しで、やっと形が見えてきた。ただ、チームの新陳代謝が中途半端な部分があるので、実力者たちが個々人の強さを発揮して、、という形はあってもチームとしての強さはないかなと。
9位のFC東京は、昴さんも言っていましたが、本来は昨年あたりからACL争いに確実に絡んでいないといけないチームです。このチームは勝てないというか、重要な勝ち点を落としているイメージがあって、やっているサッカーも非常にアグレッシブで時間の経過でテンポの管理をしたりします。チームが自主性を発揮しているというか、監督に動かされている印象です。代表選手が多くてうまくいかないんじゃないかと思います。
10位は広島で、11位に柏がいてその差は広島の方が、状況が良いと思うからで2つに大差はありません。高萩、石原が抜けて主力選手、センターラインも厳しいと思います。佐々木翔が甲府から入りましたが、彼は新加入1年目ですし広島のサッカーに自分をアジャストしていく時期で、中心選手にはなりえない。前線に若い選手が出てきましたが、活躍は何試合かで鳴かず飛ばずな印象です。層の厚みはあっても、全体の総合能力は過渡期で下降傾向にあると思います。もしかしたら、森保監督は今季解任される可能性もあると思います。
taku: 10位までのところで注目チームは個別に取り上げたいと思います。まず、予想上位のチームから浦和ですか。
【浦和レッズの話】
昴 : 浦和かな。
ポン : しょうがないんだよね、うちは。
taku: では、浦和レッズの話をしましょう。国王、どうでしょうか。
ポン : 去年、ずっとトップを走ってきて、最後コロコロっとコケてしまった。興梠の怪我が大きくて、もしケガなくやっていたら、あと、プラス勝ち点1くらいはひねり出せていたと思う。そこに対する補強はズラタンですが、すぐにフィットするかはまだわかりません。興梠はすでに合宿に合流していますが、フルメニューはこなしていないので、開幕当初はしばらくズラタン1トップがベースになると思います。復帰後、どういう布陣になるかは、新しく入った石原のところも含めて見物だと思います。
あと、レッズは柏木に対する依存度が非常に高いので、彼に何かあったとき、もしくは調子を落としたときにそれがチームの成績に連動してしまいます。今年はズラタン、武藤、石原、高木とトップやシャドーに新加入選手が多いので、柏木がボランチにおりるという話があります。ただ、3年間それは成功していないので・・・。まあ、うまくいけば選手構成のバランスが格段に良くなります。もし目途が立たずにシャドーに柏木を置くようになると、鈴木啓太が昨シーズン不整脈で出場できなかったのも含めて、阿部にかかる負担が大きくなります。青木にかかる期待も大きいのですが、昨季の出来ではまだまだ高い期待値では見れない。層は厚くなっていますが、興梠、柏木、阿部の調子が崩れたときやケガのバックアップが取りきれていないのかと思います。ただ、他のチームで目立ったところがないのでこの順位です。
taku: 昴さん、どうですか。
昴 : 阿部のところ。昨シーズン阿部は全試合フル出場で、上位6チームのフィールドの選手では唯一です。彼の負担が大きい。ここがどうにかならないと、もし何かあったときにどうしようもなくなる。DFラインは補強出来ている印象で、今年放出した選手はいずれも250分を切っていて、実質抜けている戦力はない。岡本が入って、左に橋本が入っている。前線は石原の働きに期待。ボランチを後1人足したかった。
taku: ベストのチーム布陣は自分の作ってきたフォーメーションになるかと思う。
昴 : 柏木を下す形になるよね。
taku: 前にこれだけ選択肢がある中で、柏木を下げるのは重要なこと。青木は今のところ特徴が生きていない。
ポン : 本人も自分の役割に迷っているようなところがある。昨シーズンのプレーを見ていてもチャレンジをする場面は少なくて、安全にやろうとしていたように思う。その辺が変われば、良い縦パスとかもってるから・・・。
taku: 大型の選手の割にサイドチェンジのパスもうまいですよね。
ポン : そうそう。きれいなボール蹴れる。
taku: チームの問題ですよね、今までが縦圧縮をかけて奪ってから早く攻めるサッカーをやっているチーム(前所属の大宮のこと)だったから、上位のボールが持てるチームに移って、相手が引いている中やらなきゃいけないことがある。高木を獲ってきたのは原口の代わり、最後に切る駒なのでわかりやすい。
ポン : そうなんだよね。あのサッカーでは、原口は浮いてしまうことが多かったけど、いざ抜けてしまったら引いた相手にどうしようもない。浦和には那須以外に高さがある選手がいるわけではないので、Jの屈強なCBと比べて圧倒的強さはない。そうなると、狭いところを突っ込んでいけるタイプ。昨シーズンは梅崎に期待していたんですが、梅崎は原口にはなれなかったので、高木・武藤にはそういう部分への期待がある。
taku: 浦和は熟成度もさながら、特定の選手に依存するサッカー。昨シーズンは阿部も柏木も大きなケガもなかったけど、柏木はシーズン後半にコンディションが下がって難しい時期もあった。関口を放出したけど、正直彼はWBじゃなかったし、左で使えばカットインをする選手じゃなかった。あと、最後まで李を移籍させなかった。
ポン : 李は一応、昨シーズン全試合出場です。フル出場はそんなにないけど、全部の試合出たのは阿部と李くらいですよ。
taku: このチームは李が欲しいところに一発で蹴ることはほとんどない。ボランチがハーフウェーを超えたあたりで李が一回動くけど、パスは出てこない。
ポン : 出ない。
taku: 次のタイミングで降りてくるなり、DFを引きずるなりしてほしいけど、教科書通りな動きしかしない。
ポン : 李は自分のゾーン、形に入れば良いけど、チームのベースが興梠頂点の形になっているので、李が興梠同様に前で踏ん張ってもらって、軽量級の選手がスパスパっていけないと手詰まり感あるよね。
taku: 手詰まり感という中で、ズラタンという選択肢は強引な部分がある。高木、ズラタンの獲得は昨シーズンのチームにない選択肢を取り入れた感じがします。
自分は今回全チームに“テーマ”を考えまして、浦和は“2チーム分の戦力じゃなくて、強い1チームを作る”です。
【ガンバ大阪の話】
taku: 対抗馬になるチームはガンバ大阪だと思います。昴さん、どう?
昴 :ガンバは去年の後半をベースにしている。前半が非常に悪かったんですが、今年はあれがないと思うと、ACLとの兼ね合いがどれだけ出てくるか。
taku: スタメンのコンディション?
昴 : 極端な話、遠藤のコンディション。遠藤はコンディションが悪くなると、可動範囲が狭くなる。疲労が一定のラインを超えるとガクッと悪くなって、その落差が大きい。必要不可欠な選手なので、コンディション管理をチームでどうしていくか。ACLどこまで残るか、代表に呼ばれるかだと思います。おそらく代表は呼ばれないだろうから、コンディションはキープできると思いますので、ガンバは強いと思います。
taku: 強いですよ、1点取って小椋に代えてクロージングすればいいんですから。
昴 : 小椋の補強が大きい。
taku: 今野と小椋が並んだらエグイと思うよ。Jでこんなにボールが取れる2人はいないよ。自分は阿部かな。宇佐美とパトリックで“Jでは”点が取れてますけど、3枚目の攻撃選手がどうなるか。宇佐美、パトリックを使うとなると、倉田は出しづらいので阿部。この3人に遠藤、大森が絡んでいく形が定石かな。実際に昨シーズンはチーム3位の7得点で、ボールに絡む回数が多い。
阿部は、ドリブルやクロスに大きな特徴はないけど、若いから動きがシャープで中盤と前線の間で受けたり、裏に抜けたりできる。よくこんな選手が出てきたなと思う。大森みたいな選手はどこにでもいるんだけどね。
昴 : いるね。
taku: 阿部みたいな選手が、ガンバのような強豪で出てくるのは珍しいので、大事にしてほしい。パトリックは19試合9得点、90分あたり0.58点だけど、彼は得点以上にボールを前に運ぶことに意味がある。チームを前進させる能力があって、これはリンスにはなかった。
長い距離のボール運びはこれまでは走力のある藤春にお願いすることが多かったけど、前線の選手でボールが運べるようになって、早い展開から相手の守備が整わないうちにシュートに持ち込む、カウンターの取っ掛かりができたと思う。 これについては私の記事をご参照ください。
昴 : (笑)
ポン : 宣伝(笑)
昴 : パトリックはガンバらしいFWだと思う。
taku: エムボマみたいな、、という意味ですか?
昴 : そんな古い話じゃない。マグノアウベスとか~。
taku: アラウージョですか?
昴 : 外国人FWがいて、二川、イグノがいたように、パトリック、宇佐美、阿部がいてガンバらしさがある。現チームは2列目の得点力が高くて、5得点以上が3人(倉田、阿部、大森)いる。どこからでも得点できるのが強みだと思う。
taku: 得点のパターンに依存しないで、攻撃に参加している選手で最善の選択が出来るので、捉えどころが難しい。
昴 : アドリブが利くかってところはガンバとFC東京には差がある。
taku: FC東京はあくまでパターンですからね。太田のクロス、河野のドリブル、エドゥのキープとか。チームに柔軟性をもたらす選手、周りの選手に生かされて結束点になる東や三田は消えちゃうんですよね。それで梶山が戻ってきたので、さらに個人個人でやっちゃう感じ。で、どうします???鹿島の話、します?
【鹿島アントラーズの話】
昴 : そうだね、ダビが・・・って話。
ポン : まぁね。
taku: このチーム、JリーグでNO.1に世代交代してますよね。
ポン : 去年、12位予想だったんです。世代交代が上手くいかないと思っていたけど、土居が出てきて、カイオが出てきた。
taku: 土居、カイオ、豊川。豊川くんも5点くらい取っている。昌子と植田は予想出来たけど、ここまでとは思わなかった。中堅どころは山本が良かった。前野くんは全然ダメだったな。
ポン : そうだね。
taku: 京都から来た中村充もダメだったな。
昴 : 遠藤康10点、土居・カイオ8点ってのがスゴい。
taku: 面白いのはなんで遠藤は止められないか。シュートもうまいけど、止められない選手ではないと思うんだが。堅い藤本淳吾ってイメージなんだけど。あのチームに関しては本当にダビだね、我慢できずにブラジル人獲るか。
ポン : じ、じ、じ、、、、ジネイ????(契約交渉は破断に・・・)。
taku: 赤崎くんは体を張るタイプではない。逆に高崎は得点も取るけど、大きい体を使うタイプ。
ポン : 浦和のときは体を張るのが出来なかったんだけどな。あれだけデカイのに一生懸命、裏に抜けようとして、フィットしない子だった。ただ、徳島いったら前に張るしかないから。
taku: 強引にでも前向かないといけませんからね。カイオは次期代表監督が日本代表へ呼んでほしいね。
ポン : カイオは、ほんとに化け物級になるよ。
taku: トップ下や2シャドーなら土居もありえるよね。チームとしては代表に呼ばれる選手が多くなって大変になるかも。
昴 : それはある(笑)。
taku: あと、本山はラストイヤーになるんじゃないでしょうか。
昴 : そうだね。
taku: 先日のニューイヤーカップでの中田浩二とのやり取りを見ていても、ラストって決めているように見えた。
ポン : チームは下からどんどん選手出てきているからね。
昴 : タイミングだよね。
taku: 本山が出られる試合は少ないでしょうから、みんな見てあげて欲しいと個人的には思います。以前はそれほど好きじゃなかったんですけど、プレースタイルが変わったじゃないですか。
昴 : 気づいたらジョーカー。
taku: そうそう。それでパスも出せるようになって、好きになった。
ポン : 昔は我が強くて、突貫小僧みたいなところもあって使いにくさもあった。
taku: 鹿島はまた黄金期が来る可能性がありますね。
ポン : ダビがね。
昴 : ダビがいたらね。
【FC東京の話】
taku: 次はFC東京ですか。東京が上位なのは選手ですか?
昴 : 選手もあるけど、監督2年目というのはある。
taku: 監督2年目でフィッカデンティそんなに評価高いですか?
昴 : あの監督の評価でいえば、そうでもない。前田遼一が前線で色々出来れば、チームの体質を変えられると思う。
ポン : 俺は消去法。他がいないから。まあ、去年よりは上がってくるだろうなと。
taku: エドゥ、渡邊が抜けても?
ポン : エドゥは点とってたけど、そんなに・・・。
taku: 現有戦力は前田、平山・・・。
ポン : と、林容平。
taku: それで1年回せますか。
ポン : 無理でしょう。
taku: 謎外国人についてはどうですか。
昴 : (笑)。
taku: マテウスっていましたよね、今はカニーニですか。
昴 : そこには期待してないから。
ポン : CBは獲得してるからね。森重のパートナーが決まりそうなので大きいと思う。
taku: 去年、加賀はケガで、今回浦和に移籍した。
ポン : 吉本を使ってたよね。
taku: 丸山くんが入ってきて、
ポン : 札幌から奈良くんも入ってきた。
taku: パートナーはどっちなんですかね。
ポン : 丸山かなと思う。
taku: 自分も森重との組み合わせなら丸山。
ポン : 中盤の低い位置が米本と高橋秀人だから、長いボールを蹴って動かせるタイプじゃないので、丸山みたいに蹴れるCBがいると太田の負担なんかも減るんじゃないかなと思ってる。ただ、ここは前田がハマればいいけど、そうじゃないと平山しかいなくなってしまう。もちろん、平山でも悪くないんだけど。(平山はその後ケガが再発して、開幕絶望に・・・)
【川崎フロンターレの話】
taku: あとは・・・
ポン : 川崎!!
taku: 自分の予想は期待値込みです。放出した選手はいずれも戦力じゃなかった選手、田中は痛いけど・・・、稲本や中澤は特に問題じゃない。
ポン : ジェシはナビスコ負けてからは、あまり出ていなかった。計算できないジェシいない前提の方がスリムに考えられると思う。
taku: アジアカップがないので、若い選手はアンダーの試合があるけど、主力になって外せなければそれなりに拒否も出来る。
(突然、昴さんが咽る)
taku: 谷口、大島に続く選手を発掘出来ればと思う。可児くんはレンタルで出されちゃいましたが、前線に若手が食い込むのは難しいですね。杉本健勇の使い方について話したいんですが。
(再び咽る昴さん)
昴 : なんで獲ったか正直わからない。
taku: 杉本健勇の使い方は、大久保、レナトを外さないと考えたら、使い方は1トップと3枚のアタッカーの形。大久保が真ん中でフリーポジションで杉本が1トップかなと思うんですが。自分の中では1トップの選手ではないと思いますが、ターンうまいし、シュートのバリエーションもある。
昴 : 正直、船山の方がハマると思うよ。
taku: 彼は大久保の代えだと思っています。もしくは試合が硬直した場合、1トップに入れるかな。大久保嘉人の存在はマンチェスター・ユナイテッドのルーニーみたいなものです。
(さらに咽る昴さん)
昴 : そうだね。
taku: レナトがガンガンとサイドをバレンシアみたいに攻める。小林がウェルベック。
ポン : (笑)。
taku: 大久保がルーニーで、ぺルシさん決めてくださいねって感じのイメージを持ってる。中村はキャリックだった。
(大きく咽る昴さん)
ポン : キャリック(笑)
昴 : 中村憲剛、今年どうかなって思ってる。
ポン : 結局、居る限りは依存しないと仕方がないのかなと。外せるなら外してもいいけど、そこまで切迫している状況じゃない。
昴 : 角田がどこまで守備陣をまとめるか見てみたい。
taku: 彼は4バックの2CBよりは3CBの方がやりやすいと思う。登里もSBよりWBの方がいい。ただ、それだと3-4-3になってしまう。
昴 : そうだよね。
ポン : このチームのメンバー選考は前から決まっていくからね。
taku: 右サイドのWB,SBは空白のポジションです。
ポン : エウシーニョだっけ?
taku: キャンプの段階じゃわからない。
昴 : 杉本を右に置こう!!
taku: 走れないでしょ~。
昴 : いや、走るよ。
taku: 走れるけど、長い距離を何度も走るタイプじゃないでしょ。それなら小林でいい。
昴 : (笑)。
ポン : セカンド矢野貴章になっちゃう。
taku: このチーム後ろの選手層は怪しいですね。
ポン : かなり怪しいよ。
昴 : 去年、43点取られているだよね。
taku: 特に昨季後半戦。印象は良くない終わり方でしたね。
昴 : シーズンは6位だったね。
taku: レナトは2桁得点いかず、大久保は得点王。昨季後半戦では、レナトが侵入したいエリアを大久保嘉人が潰してしまったり、かみ合わなかったりして、そろそろ2人を選択するときに来ていると思う。2人とも大きな契約だろうから、どういう選択になるかな。去年、Jリーグを見ていて1番面白かったのは序盤の川崎だった。驚くほど見入ってしまった。
昴 : 期待値って見方をしないから、自分の場合順位は落ちる。
【名古屋グランパスの話】
taku: 名古屋ですが・・・、昴さんは2位に入ってますよ?
ポン : まさか2位に入ってくるとは。
昴 : 2位はやりすぎと思うけど、あり得る。
ポン : 可能性は0じゃないと思う。
taku: ノヴァコビッチと永井で・・・、勝てます?
昴 : 勝てる(笑)。今のチームは意外に守備陣が安定している。川又がいて、もう1枚がいなかったけどノヴァコビッチが入ってきた。去年の後半戦が6位だったから、ACL勢がキツイってなると抜けて出る。ACLないのは大きい。
taku: 闘莉王、楢崎も2年くらいは出来そうだし、中盤も強い。崩しの部分が能動的に出来ないと思っている。事故的にスペースがあるところに蹴り込むイメージ。
昴 : 川又がそういうタイプだからね。
taku: ノヴァコビッチを頂点に川又と永井で3トップか、もしくはノヴァコビッチを軸としていずれかとの2トップ。
昴 : 後ろが堅くて、前が壊せるなら、Jリーグではいけるんじゃないか。正直、高い順位予想だと思うけど、ACL組を考えればこの順位。
ポン : レアンドロ・ドミンゲスいるんでね。
taku: 永井、ノヴァコビッチ、川又と集めてしまったので、レアンドロ・ドミンゲスに依存しなくてもいいのかな。
昴 : 4-4-2ならね。
taku: たしかに。
昴 : 前に優勝したときの縦のラインとは違うけど、それに近い形は出来ていると思う。
ポン : ノヴァコと川又は共存できるの?どっちかになるんじゃないの?
taku: ノヴァコビッチを起点として、川又が拾い役になれば・・・。
昴 : ノヴァコが昨季の大宮ズラタンになればいいんだよね。
taku: そう。
ポン : そうすると、永井がスターターである必要は無いかな。
taku: レアンドロ・ドミンゲス右に置いて、左に永井。
ポン : 俺は3人を併用できるイメージはなかった。去年の終盤、永井は動き出しも、シュートも上手くなっている。個人的にはレアンドロ・ドミンゲスより矢田旭を使ってほしい。レッズ戦でも非常に良かったので今年一年、我慢して使ってほしいな。3トップではちょっと出番が無くなってしまう。
taku: 自分は押し込むときは押し込む、やられるときはやられるで割り切りでセンターを固めて守る形。4-3-3で中盤、ダニルソン、小川、田口くん。SBは矢野と本多。ある程度押し込まれるだろうけど、クロスを入れられても中を固めて、カウンター一発で仕留める。でも、西野さんこういうのやらないね。
昴 : やらない。
ポン : 思い切って、ピクシーにでも戻す?
昴 : それはない!!
taku: ピクシーより、もっと動物的な感じのチーム。それこそユンちゃんにやらせよう。
昴 : (笑)。それ何人か潰れるな・・・。
ポン : 名古屋は何やってくるのかな?という期待はある。後ろがだいぶ我慢できるようになり、まとまって安定してきた。逆に闘莉王が変なことしなければいいんだけど・・・。闘莉王は相手の細かい動きについていけない場面も出てきている。チームとして前がかりになったとき、相手のCFとの駆け引きが怖い。
taku: 闘莉王はW杯のメンバー予想座談会のとき、直前の試合で完全にマーク外されてましたね。
昴 : あった、あった。
(【公式】「ブラジルW杯日本代表最終メンバー23人、誰になるのか議論してみた」 ③ で触れてます)
【ヴィッセル神戸の話+α】
taku: あとは・・・神戸、鳥栖。
昴 : 鳥栖は順位に差が付いたね。
taku: 神戸、鳥栖、横浜までいきましょう。戦力的にいくと、神戸は雑誌の評価は高いのですが、実績がない。ネームバリューでいえば高い順位でも不思議ではない。実際、自分が事前にEXCELを使った順位予想では優勝予想になっちゃった。
昴 : 数字出したらね。
taku: 戦力と実績が噛み合わないんですよ。監督がネルシーニョになって、これまでの前線が好き放題やって、後ろが尻拭いをするやり方から、チームで一体感を以って“テーマを決めて”“これを絶対やらせない”“これが出てきたら絶対攻める”が出来るかどうか。柏の選手は頭の良い選手が多かったけど、神戸はどうか。
ポン : そういうことやってきてないからね。ネルシーニョはそれが出来る子を出すんじゃないかな。
昴 : そうだね。
taku: ネルシーニョは頭が良くないけど、サッカーうまい選手に時間を限定して、ポジションを変え負担を少なくして、キッチリ使ってくる。ただ、神戸は上がってくるイメージがないんだよな。昨季も前半戦首位争いをしてたけど、後半戦はドドドドっと落ちていった。浦和はもったいなかったですね、神戸と引き分けて勝ち点失いましたから。
ポン : そうなんだよ。ウチはそんなのたくさんあるよ。
taku: 決められたのも浦和から出た選手だったし。
ポン : 高橋ね。
昴 : あったなー。
taku: 今年も上位陣を倒して話題を提供してほしい。
ポン : さっきtakuさんは前半戦の台風の目って言ってて、私はセカンドステージって言ったけど、どっちかのステージを掻き回してほしいな。年間通してはキツイから。
taku: どっかでかみ合った時期に・・・。
ポン : 確変!!あると思う。
taku: FC東京もね。FC東京は1年間で45分だけ、かつてない最強のときがある。
昴 : 昨夏の柏戦だな。そこを境に東京は落ちて、柏は上がっていく。
taku: FC東京はどこかのタイミングで恐ろしく強いときがあって・・・。
ポン : 去年の味の素、浦和戦強かった。引き分けだったけど、10回やって10回負ける感じだった。去年唯一「ここには勝てない」と感じた試合だった。
taku: 毎回見るたびに評価がしづらい。3年くらい前に日産で見たときは監督がすごい考えているなと思った。高橋秀人と梶山のポジションを次々入れ替えて変化をつけようとするんだけど、完全に蓋をされちゃって、弱すぎると思った。ただ、その翌年見たときは味スタでボコボコにやられた。たとえば、ネルシーニョ時代の柏は「また柏かよ!!」と思うことがあった。FC東京にはそういうのは通用しない。
ポン : 何だかんだFC東京の話してる(笑)。神戸、横浜、鳥栖の話するんだろ???。結局みんな大好きなんだよなFC東京(笑)。
taku: ちなみにFC東京のテーマも考えてきてまして、“毎度お馴染み東京魂”
ポン : わかるよ。毎年、FC東京の順位予想はサイコロで決めてた。今年は初めてサイコロじゃなくて、ちゃんと予想をしたよ。
taku: どうしても注目してしまいますね。
昴 : 選手がいるからね。
ポン : 期待値だよ、これくらいやってくれてもいいんじゃないの?
taku: 浦和みたいに仮想敵で、その2番手、3番手にちょうどいい。
ポン : インテルになりきれないインテル。
taku: それわかるー。
ポン : 獲得してくるけど、バランスおかしくね?足りねーべ。
taku: 日本のスパーズです。たくさん獲ってくるけど、たくさん捨てちゃう。
ポン : いつか噛み合うんだよ。
昴 : 続かないんだよ、結局。1年噛み合ったらなぁ。
ポン : 2ステージどっちか取るかもね。
taku: 圧倒的に強い瞬間ありますからね。
【サガン鳥栖の話】
taku: そこで、ベンチマークが高いのは鳥栖。自分たちのチーム力は継続できるけど、勝てるかどうかは別問題。自分の予想は今年と同じ並に出来てこの順位です。
昴 : 絶対!!できない!!
ポン : 鳥栖、お金大丈夫かな。本当になさそうじゃん。
taku: 順位が2桁になったら危ないと思う。そうじゃなくても選手売っちゃうんだから。
昴 : 今年2桁で来年落ちると思う。
taku: 俺は今年落ちる予想だったんですが、安田が入ったことで全てが変わってしまった。キム・ミヌの頭の良くないプレーはあるけど、鳥栖の良さは藤田や高橋からの良いボールをカウンターで水沼とかがなだれ込んできて攻撃をしかけて、“忍者”みたいな池田圭が!!
昴 : そうだね!!
taku: 全部を!!
昴 : かっさらってく!!。この界隈で鳥栖の話をすると、池田圭の話しかしない。
taku: 池田圭はすごくいい選手。浦和レッズは池田圭獲れば良かったんじゃないの?
昴 : (笑)。
ポン : それちょっと思う。
taku: 池田圭どこでも通用するよ。
昴 : セレッソの昔の8番にキャラクターが似てる。
taku: 過小評価されてますよね。安田もクロス、とても良くなりましたよね。昔と比べ物にならない。
昴 : 良くなったね。元々代表だったけど、あんなに伸びると思わなかった。
ポン : 鳥栖は夏の移籍で誰も出ていかなければね。
taku: 複数年契約がほとんどいないらしいので、夏移籍は早々ありえないかな。このチーム不調になったとき、代えの選手や戦術がないし、余剰資金がないから選手も取ってこれない。
ポン : ユンジョンファンがいなくなって、よく耐えたなと思う。
taku: ここ数年、水沼、林、菊池といい選手とってますね。あと、鳥栖は丹羽。
昴 : 丹羽な!!
taku: 丹羽はJ1でNO.1の・・・。
ポン : インターセプト数。
taku: しかも2年連続。タックル成功率も高いよ。
ポン : あとは新監督の森下次第だよ。
昴 : 森下なんだよね~。森下って聞いた時点でダメだと思った。
taku: そのレベルしか雇えないくらいの資金力がない。
昴 : わかる、わかる、金が無いんだよ。
taku: その上のレベルの監督を取ることが出来ない。
昴 : でも、なんで森下なんだよ・・・。
taku: 森下は「俺って、5番手6番手の候補なんだろうけど、お話いただければお受けします」ってタイプに思えるんだよな、会ったことないけど。人が良すぎるイメージ。それだから、受けた後で怖い思いする。鳥栖はやるべきことを崩してはダメです。アーノルド何とかみたいに、やり方を変えちゃダメ。
ポン : 『史上最攻!』を鳥栖にはやってもらわなくちゃ。
昴 : (笑)。監督変わって、選手がそれを維持できるかだね。気持ち的問題。
taku: 監督っていう、心のよりどころとしての気持ちね。鳥栖のサッカーは何度も失敗しての繰り返し、『これでいいんだよ』『こうするんだよ』って監督が自信をもって選手に語れる部分がないとキツイ。
昴 : 終盤、5分10分走れるかのところで、そういうとこが出ちゃう。
taku: 上積みがないチームだと、どうしてもそうした話になりがち。精神論に逃げたくないんだけどさ。
昴 : 監督ってそういうものでしょ。
【横浜F・マリノスの話】
昴 : あと横浜なんだけど、しゃべってないの。
taku: 横浜はすべてが謎です。
昴 : (笑)。監督訳わかんねー。
ポン : 横浜については何も原稿を書いてこなかった。
taku: 自分が新監督に期待するのは、1つには去年までのサッカーをその監督なりに継続してくれるパターン。もう1つは全部をぶっ壊してくれるか。それこそ、『中澤、俊輔、斎藤学いらなーい、もっと~したい。』ってのを出してくれるか。
昴 : 新しい考えね。
taku: あと2~3年すれば必ず訪れることなので、誰かが十字架に張り付けられたキリストのごとく・・・。
昴 : 人柱に。
taku: そう、人柱にならなくちゃいけない。
ポン : いいタイミングじゃん。
昴 : 一昨年は優勝争いして、昨年は中位で監督変わってだからね。
ポン : さらに1~2年引っ張るよりはね。
taku: 前回の暗黒期に今の世代を担っている若手が出てきたのが早野の時代なので、逆算すると、ここから低迷期に突入して、今ユース上がりのたちをしっかり確保して3~4年後に5位、6位に入れるチームになれればいい。でも、そのときに中村俊輔はいなんですよね・・・。
ポン : 横浜はちょっと怖いよね。みんな半分より上には順位予想してるけどさ。
昴 : 予想する立場からすると、横浜の順位は年々下げていく。壊すタイミングが読めないし、ここでは語れない。終わってからわかることだから。
taku: 壊れるタイミングは広島のそれと近いと思いますけど、広島の方が立場的に良さそうですよね。
昴 : 広島の壊れるは、年取ってぶっ壊れるじゃないから。広島は若手出てきてるじゃん、浅野とか下からの突き上げがある。
ポン : 広島のは壊れるというか、壊す。
昴 : 古くなったパーツ外して付け替えるってイメージ。
taku: 広島みたいに高萩や石原を出すなんて、今の横浜には出来ない。
昴 : それは兵藤を出すってこと。
taku: 兵藤と斎藤学を切るのは絶対できない。
昴 : おんなじことじゃん、結局そこって。
taku: 昨季、マルキーニョス依存、中村依存とか言われたけど、結局は兵藤依存。兵藤が全て、兵藤がいなくなったら全て終わり。
昴 : 去年、兵藤を使わなかった時期あるじゃん。
ポン : 使ってなかったね。
taku: 最初の3試合くらいですね。
昴 : まったく理解出来ない。
taku: あの時点で樋口監督を見限った。
ポン : 俊輔、淳吾、、、、だっけ?
昴 : 俊輔、淳吾を並べたかったんだよね。
taku: そうなんです。でも、最終的には小椋を切られたのが一番大きくて。
昴 : そうだね。
taku: 中町は切れないけど、冨澤を切るならアリだと思ったんです。実際、ケガも多くて稼働率が低いし、守備も点で止めるタイプだからカードも多かった。結局、最後はどっちが先に契約満了になるかって話で小椋が切られた。あと、伊藤翔が8点取ったのが自分の中で大誤算。
昴 : (笑)。
taku: 3点くらいで・・・。いや最初の1点でおしまいかと!!
ポン : (笑)
taku: まぁ、去年1点も取ってないFW残留してますからね、矢島とか、、
ポン : 矢島(笑)
昴 : 各年の矢島ね。
ポン : 今年何点取るんだっけ?8点くらいだっけ。
昴 : 言ってた言ってた、kawamakoが。
taku: kawamako曰く『ドリブルで切り裂きますよ』
(kawamako君、勝手に登場させっちゃってゴメンね。)
昴 : (笑)。
ポン : (笑)。
taku: ドリブルしてるの見たことねーし(笑)。マリノスは清く貧しく生きる準備をしなくてはいけないので、禊ぎの時です。喪に伏す準備って感じですかね、今から中村俊輔がいなくなった時のために。
【上位陣のまとめ】
taku: 「確実に残留できる」っていう辺りのメンツというか上位陣は変わらないですね。
昴 : 違いは1つ2つくらい。
ポン : そんなに大きな動きがないから、予想も固まってしまうんじゃないかと。去年のセレッソみたいにフォルラン取ったとかないし。
昴 : (笑)。春にフォルラン獲って、夏にカカウ獲って落ちるチームがあるんだ。
ポン : 今シーズンは、2ステージ始まるから各クラブ様子見な感じもあるのかなと。
昴 : 夏補強に金溜めてるチームありそうだよね。
taku: 補強しなくて済むならやらないけど、どうするかって話ですよね。
ポン : 前半戦終わればリセット出来るからね。
(ここで15分の休憩へ。以降は後篇で。)
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以上が、座談会の前半戦です。
大体これくらいで、1時間半ちょっと切るくらいの感じですね。
最初の前書きでは紹介しませんでしたが、一応、今回の企画に参加する上で各々ある程度の資料を作成してきております。
この資料の公開をこの記事では行いません。
たぶん、後日掲載されるであろう参加者個々人のJリーグ予想の記事で活用されることになるからです。
是非、そちらをお楽しみに。
尚、この座談会企画は毎度のことながら、座談会内での会話を極力変えることなく、ありのままをお伝えしたい意向があります。
故に、一部不適切だったり特定の個人に対して失礼と感じる発言もあるかと思いますが、何卒、ご容赦いただければ幸いです。
また、記事に記載してある情報に明らかな誤り等がある場合は、是非コメント等でご指摘いただければと思います。
さて、前篇は、上位に食い込むであろうチームの話がメインになりました。
皆さんの予想とは近い部分がありますでしょうか。
それとも、「おいおい、お前らあのチームを忘れてんじゃね~のか?」という感じでしょうか。
さて、後篇は、残念ながら下位及び残留争いに巻き込まれてしまうであろうと予想するチームのお話です。
ほんと、後篇は掲載するにも勇気が要りますよ。
あらかじめ言っておきますが、サポーターの皆さん怒らないでね^^;
では後篇で会いましょう。
ポンチョビ
後篇はこちら↓↓↓
【Jリーグ座談会】『2015年 J1リーグ 順位予想&展望』 ~後篇~
コメント
コメント一覧 (1)
自クラブ以外の選手の特徴も解っていない素人トーク
こういうのは公開せずにその場のお喋りだけで終わらせてください