フットボール マンション

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2019年04月

それは正に会心の勝利だった。
2019シーズンの序盤戦、中々勝ち点を伸ばせずにいたアスルクラロ沼津は開幕から約1ヶ月となる4/13の試合、首位・北九州を敵地で粉砕した。

そんな訳で、自分が観に行けたセレッソ大阪U-23、ガンバ大阪U-23、藤枝MYFC戦を中心に序盤戦を振り返ってみる。


攻撃の核であった青木選手が群馬へ、J3アシスト王の砂森選手そして守護神・大西選手が鹿児島へ移籍。富田選手、太田選手、沓掛選手と主力を担った選手もピッチを去った。
一昨年の薗田選手や中村亮太選手に続き多くの主力が去ったチームであったが、GK牲川選手の完全移籍。センターラインを中心にしたメンバーの契約更新。川森選手をはじめJ3経験のある新加入選手。更にはこれからを担っていく大卒ルーキーの加入と新たな1ページを刻む準備を進めていた。

そんな中始まった明治安田生命J3リーグ。今季で3シーズン目となる序盤戦は良い戦いをしながらも勝点を中々伸ばせずにいた。

【厳しい相手が続いた開幕3連戦】

シーズン前に開幕3節までの日程が発表されたが中々に厳しい相手が続くなと感じた。
あまり、こうは思いたくないが個人的には開幕3連敗も最悪のシナリオとして頭をよぎった。
昨年チカラを付けたU-23勢、セレッソも強敵だがガンバには昨年愛鷹で完膚なきまでにやられたイメージがあった。
その2チームの後にまだ勝利した事の無い福島。
選手は毎年変わるし勝負はやってみなくてはわからない。特段楽な相手チームなどいないが、ここ3試合をどう乗り切るのかは長いシーズンの始まりとして大事になると思った。


3/10 vsセレッソ大阪U-23(ヤンマー長居スタジアム)
●2-1
開幕の相手はセレッソ大阪U-23。この日はサポーター仲間と車を乗り合わせて大阪へ。
また、沼津からバスで応援ツアーに来ていた方々もいらっしゃった。
数年前では考えられなかったけど、こういう部分にも少しずつだが色々な人が想いを持ってチームを応援してくれている事を感じる。
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スターティングラインナップには新加入含め、J3経験のある選手が名を連ねた。この辺りは開幕戦という部分での考慮か
大卒ルーキー勢も濱選手、徳永選手、渡邉選手がベンチ入り
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沼津は縦に長いボールを供給しながらセレッソを間延びさせて行けそうだったが、澤上選手と山田選手の2枚で前半15分に先制点を許す。
シュート自体は外れていたかもしれないが、必死にディフェンスした藤原選手の足に当たって不運にもコースが変わってしまった。新シーズンの最初の失点がこう不運だとショックを感じるかもしれないが、しかしシーズンを通していればこういう失点は必ずある。戦いにいってなってしまった結果なので仕方がない。
先制点を許し、仕切り直したい沼津だったが17分にセレッソの低い位置から出たパスが中盤をスルーしてサイドまで一気に通ると上がっていた右サイドバックの吉馴選手へ、熱川選手との1vs1になったが真横に並んだ状態からマッチアップした事もあって、体半分振り切られ再び山田選手に決められた。

この後、今季ここまで好調のセレッソ大阪山田選手。そして前半立ち上がりには染矢選手に裏を取られるシーンも多かったまだまだ若い今年18歳の吉馴選手だが才能を発揮した。
尚、この2人は長野パルセイロ戦でも吉馴選手のアシストからゴールをあげている。特に山田選手は今後も注目したい。


ハーフタイムを挟んで沼津は岡選手のオシャレなヒールゴールで1点差。
岡選手は今年凄く積極的!貪欲にゴールを狙う姿勢、FWのパートナーによって柔軟な役割と期待してしまいます。FW陣は特に青木・畑の両選手が去った故に俺がレギュラーに!という思いは強いかもしれません。


更には産業能率大学より新加入の渡邉りょう選手がJリーグデビューを果たす。後半の頭から既にトレーニングウェアの下を脱いでたから投入は早そうだなと思ったり。
今年はトレーニングマッチを観に行ける機会が多く、その中でも渡邉選手は大卒組の中で一番レギュラーに近そうだなぁと思ったが、開幕戦で試合への出場を果たす事となった。

最後の最後まで猛攻を仕掛けたが2-1で逃げ切られ開幕を敗戦でスタートした。



※余談※
有名らしい、からあげ食べたよ。
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トイレのハンドソープも桜色。偶然か?狙ってか?
こういうの良いね。
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帰りは味噌カツ。え?大阪じゃない?ちょっと、ちょっとちょっと…何とか

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3/17 vsガンバ大阪U-23(愛鷹広域公園)
△0-0
ホームへ帰り、今年の初戦はガンバ。
冒頭でも書いたんですが、去年中盤のパス回しから見事にDF剥がされて食野選手&中村選手辺りにやられたのがどうも嫌なイメージが拭えない相手。
この日の前に、静岡では超有名人の久保ひとみさんが応援大使に就任。これを機にメディアでももう少しアスルを取り扱ってくれると嬉しいなぁ・・・。
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有名人と言えば、昨年コラボマッチで来てくれた斉藤朱夏さんのサインやユニフォームもパネルと一緒に展示してありました。間近で見れるよ。
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パネルと言えば、選手パネルも今年は登場。
背の高い選手も低い選手も同じ大きさなので牲川選手の顔小さい。
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ユニフォーム購入者には全力アスル米のプレゼントがあったり
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クレープ屋のLinoLinoさんは今年も健在。
沼津港の所にある、うまいラーメン松福さんは大人気でした。
あと、今年からラーメンのちゃる麺さんがゴール裏に移動したのは結構試合後のお腹が減った状態にはズルイです。
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新グッズも色々出てました。オススメは「沼津の誇り」タオルマフラー
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個人的にはLOGOSのマウントパーカーがお気にいり
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スタメンはこんな感じ。渡邉選手がスタメンへ
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お互いに決定機を作れない展開。最後ATにゴール近くでFKのチャンスを得て最高の舞台が整ったが、残念ながら決めきれずスコアレスドロー。とは言え、まず勝点1を掴んだ。

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試合後は、初めて沼津の街中にある松浦酒店さんに行って角打ちでちょっと飲んでました。
お店には何度も行った事があったんですけど、いつもは飲めないので
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4/6 vs藤枝MYFC(藤枝総合運動公園サッカー場)

△0-0
3節の福島を敵地で撃破。4節は降格組の讃岐に互角の戦いをするも西選手の素晴らしいミドルを突き刺され敗れた。
向かえた5節は「平成最後のJ3静岡ダービー」前節こそ大敗したが、3連勝スタートと好調な滑り出しをした藤枝との一戦。

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階段を降りていく時、覗き見防止のシートが貼ってあるんですが、アウェイ側ブルーシートでアスルカラーで藤枝さん優しいなぁと勝手に思った。
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お馴染み落書きカーも来てました。
ゆるキャラのひものんもアウェイに(チケット持参で)遊びに来てたんだけど、動画しかなかった。
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前日スタグル情報見てたら、沼津港でピザ屋さんを出していたお店があるじゃないですか。
今移動式でやってて、ご主人さんが藤枝出身だと伺っていたので久し振りにご挨拶をして
「今日どっち応援するんですか?」と意地悪な質問をしたら、悩んだ挙句「すみません。藤枝で(焦」との事だったんで、ピザは仲間とシェアして3枚も買いませんでした。(買いました)
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ピザと言えばイタリア。という事でラブライブサンシャイン劇場版と合わせてみたり
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藤枝サイダーを購入して満開近い桜をバックに1枚。
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何枚ピザの写真撮ってるんだ…
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試合前に藤枝サポの友人と記念撮影。
ゼッタイマケナーイ!
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先発はお互いに弄ってきましたね。
fm

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試合はここまでの勝点以上に沼津のペースだったと思いました。
森島選手対策に藤嵜選手や谷口選手が挟み込むのも効いてたし、森島選手もやりづらそうだった。
前半はサイドの主導権の握り合い。どちらもやらせない堅い展開で前半を終了。

石崎監督は普光院選手がベンチスタートだったのは計算外だったんじゃなかろうか。裏が狙える遠藤選手をスタメン起用。森島選手のポストから縦に引き伸ばしにかかれるし、守備で沼津が高い位置から食いついてくる様なら前に1列押し上げてくる大竹選手のスタメン起用もそういった計算だったのかもしれないが上手くハマらなかった。
途中でタイプの異なる岩渕選手を入れて、後半は左サイドとトップの下のスペースで作って沼津の選手を左サイド側に寄せ、右サイドの鈴木選手vs沼津の左サイド熱川選手の所から勝負を仕掛けたり藤枝が攻勢な時間帯は上手く変化を付けてきた印象。実況の伊藤アナも試合中に話していたけど、この時間帯の方が大竹選手は縦横無尽にプレー出来ていて怖かったし、そこの修正するプランがあるのが今季の藤枝の強みの1つでもあると思いました。バーを叩く危険なシーンもありましたが、ゴールまでは至らず。
しかし沼津の右サイド、尾崎選手・前澤選手・そして中盤の菅井選手のトライアングルは崩せそうになかった。そこら辺の取捨選択というか割り切りだったり監督の描いてる展開はどうだったのかとても気になります。
染矢選手は凄く警戒されてたし、藤枝が沼津の左サイドを攻め始めてからフレッシュな佐藤選手が左に入ったり。

沼津も後半の立ち上がりに坂本選手の惜しいシュートを皮切りに後半20分までに1つ決めたかったですが決めきれず。17分に渡邉選手を入れ試合終盤に再度攻勢を強めるもお互いにゴールネットを揺らせず



試合後、吉田監督は「セカンドボールを拾う部分」という話を少ししていたけど、そのセカンドボールを拾う部分が先週の北九州戦では拾えていた。藤嵜選手のプロ初ゴールも凄く良い時間帯に入り、岡選手は相手のクリアミスを見逃さなかった。中盤から守備陣も最後まで集中して最高の勝利だった。

開幕1ヶ月余り、6試合で2勝2分2敗。
最終節34節までの長丁場。これからどんな戦いが続くんだろうか?苦しい試合も沢山あるだろうけど、楽しみだなぁ。。。

今季1勝1分けで現状4位のFC大阪対する武蔵野は2勝負けなしと上位同士の戦いとなる。
FC大阪は4-1-4-1のフォーメーション対する東京武蔵野は4-4-2DB
とてもオーソドックスなスタイル。
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FC大阪ポイント
①横野に当てる
②セカンドボールを拾う
③サイドの崩し(川西等のスピード勝負)
武蔵野のポイント
①セカンドを自分のボールにする
②岩田の組み立て
③FWのアドリブ(水谷・石原の個人技)

両チームセカンドボールを拾ってからのショートカウンター狙いという事がわかる。ボランチが散らす(武蔵野)とセカンドをさイドに流す大阪の違いはあるものの基本的な狙いは同じである。

【前半】武蔵野のクローズサッカー貝を籠もるサッカー(相手チームにボールを持たれた時は必ず自陣に壁を綺麗に作ってパスコースを消す)で2番の高がきっちりセカンドボールを拾い岩田経由で水谷・石原にボールを供給するスタイルで何度もFC大阪はピンチを迎えたがギリギリの所で得点を許さない。そのお陰で小松が完全にボランチに下がり守備に回る4-1-4-1から4-2-3-1とフォーメーションを変更せざる得ない状況になってしまった。
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小松が守備に回った分なんとか無失点に抑えたのはOKだが攻撃が攻撃がシュート3本で終わる。現場で観ていたら3本も打ったのか?という内容。惜しかったのがほとんど行方不明になっていた四ヶ浦の1本だけ。対する武蔵野は7本シュート打ってると決定的が3本ぐらいあった。
内容で言えばセカンドを拾えていた武蔵野に軍配が上がった。
それでも結果は0-0で終えた事は非常に大きいと思う。

【後半】26番後藤→鈴木

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水谷を前にしてシンプルに勝負を仕掛けてきた。60分までは貝に籠もるだったが流石に引き分けではダメなので少し勝負に出てきた武蔵野。徐々にオープンな展開になって大阪に流れが来た。そしてセカンドボールがやっと大阪が取れるようになり右サイドバックの水野からの
良いクロスを上げて流れが大阪に来る。大阪が勝負に出る
72分に小松に代えて久保田を投入。これが完全に流れを引き寄せた。
リスク承知で4-4-2のダイヤモンドにフォーメション変更完全にに攻めるポイントを見切ったと私は思う。この交代に関してはギアを1速上げたのでこれで武蔵野は確実についていけなくなった。
押せ押せの大阪は82分に四ヶ浦のゴール。これが決勝点で勝利。なんか知らんけど入った。リプレイよく観ておきます。

【寸評】オープンゲームになればなんとかなるのが大阪のスタイルです。厄介なのが「大阪はつよいので引き分けで良い」と思われる事
対戦した3チーム(武蔵野・三重・今治)は「攻める」をポイントにしているチームしかし「大分」や「マルヤス」等の下位のチーム1ポント狙いのサッカーをやられた時にどうするかがFC大阪のコンゴノポイントである。


林舞輝さんこんな解説でよろしいでしょうか??

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