フットボール マンション

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2018年06月

皆さんこんばんは。
夜磐です。


お久しぶりです。
前回、柏戦のレビューを書いた後から非常に忙しくなり、
ブログを書けなくなっていました。


記事こそ書いていませんでしたが、蹴活はしておりました。
試合をテレビで見たりとか、現地で見たりとか、
フットサルで相手にボコられたりとか
中断前の湘南-磐田戦は現地観戦を敢行。結果が出なかったのは残念でした。
そろそろBMWスタジアムから笑って帰りたいものです。


さて、今日の話題です。
今月上旬に出版されました、増島みどり著
日本代表を、生きる。 「6月の軌跡」の20年後を追って
を読んだので、感想をば。
出退勤の電車の中で少しずつ読み進めて、本日読了しました。

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本作品は、1998年のフランスワールドカップに挑んだ日本代表選手団に
参加した人々にフォーカスが当てられています。
選手達だけでなく、監督やコーチ、スタッフなども含めた全員を対象に、
あの大会当時の思い出や、あの大会に参加したことでこの20年に
どのような影響があったのかが語られています。


日本が初めてワールドカップに出場したあの大会は、最終予選から
本大会まで劇的な出来事が非常に多く、これ以上なくドラマティックでした。
私が中学生になってジュビロ磐田をきっかけにサッカーにハマり込んだ後に、
あの大会に関する書籍を狂ったように読み込んだ時期がありました。
リアルタイムの記憶こそ希薄ですが、私にとっての日本代表の始まりは
間違いなく1997年の最終予選から連なるフランス大会です。

金子達仁氏の「決戦前夜
後藤健生氏の「アジアサッカー戦記
馳星周氏の「蹴球中毒
関連書籍を読み漁る中で、増島みどり氏の「6月の軌跡」にも手を伸ばしました。
関係者全員の証言を回収していたのは増島みどり氏だけだったので、
その点で非常に読み応えを感じた一冊であることをよく覚えています。
本作は、市川大祐選手の引退を契機として、「6月の軌跡」から20年経った
当時のメンバーを訪問する、というコンセプトでした。

選手だけでなくスタッフまで再訪問した本作も、やはり読み応えは満点。
知っていたこと、想像できることには当時を思い出してノスタルジックに浸り、
知らなかったこと、想像していなかったことにはセンセーションを覚えました。
1998年フランスW杯を戦った「日本代表」の物語は終わっていなかった。
大仰に見える煽り文句にも、決して誇張はありません。
あの大会に関わった人々がどのような20年を過ごしてきたのか、
それを垣間見られたことが、妙に嬉しく感じましたね。

あの大会に選手として参加した22人は、驚くべきことに一人も欠ける
ことなく現在でもサッカー界に関わり続けています。
あの大会に出場した経験が日本サッカー界にとっていかに貴重であるかを
如実に物語る事実だと思います。
フランスW杯日本代表は、技術では現在の日本代表に劣るでしょう。
しかし、日本代表としての歴史を切り開いた存在である彼らに対する敬意は、
どれだけ時間が経ってどれだけ日本代表が変わっていったとしても
薄れるものではないと私は思います。
その気持ちを今一度思い起こせて、良かったと思います。


現在、日本代表は、フランス大会から数えて6大会目のロシア大会を
戦っている真っ最中です。2大会ぶりの決勝T進出をかけて、
もうすぐポーランド戦を迎えます。

しかし、誤解を恐れずに申し上げますと、私は今大会の日本代表に対して
過去の大会ほどの興味を抱けずにいます。
それは、大会直前での監督解任により生じた日本サッカー協会への
懐疑心が拭い切れないことに起因しており、彼らを「我々」と呼ぶには
どうにも熱意が伴わないのです。
決定的に興味を失ったことで観戦意欲がわかず、それは初戦のコロンビア戦に
勝利した後も変わることはありませんでした。
そのままだったら、ポーランド戦も見なかったことでしょう。

ただ、本日この本を読み終えて、多少なりとも観戦意欲が沸きました。
日本代表への興味は薄れたままですが、後に何年か経ってから
この大会の真実を知るために、興味はなくても見ておいた方が後になって
楽しめるかもしれない、と思ったからです。

おそらくポーランド戦の日は残業で試合開始には間に合いませんが、
コロンビア戦のように試合をやっていることを承知でのんびり帰宅
することはないでしょう。
願わくば、「彼ら」が「我々」になりますように。

未来のために、見届けさせて頂きます。


本日は以上です。

こんにちは。連日ワールドカップで寝不足のフットボールファンの方も多いのではないでしょうか?

先日行われたグループステージ日本vsコロンビアを沼津リバーサイドホテルにて、初めてパブリックビューイングとやらで観ました。

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パブリックビューイングでアスルサポの皆さまと、そして知らない人と一緒に盛り上がるのはそれはまた面白いですね。
4年に1度のお祭りな感じがして「こういうのも悪くないな」と思いました。(試合中は怖い顔して見てたけどw)

後、面白かったのはアディッショナルタイムに入ってから
「ニッポン!」「ニッポン!」と盛り上がる会場で、アスルサポーターの皆様が一番気が気じゃない感じで戦況をじっと見守ってた事。

あの時間帯の怖さを知ってるし、目の前で同点ゴールやら決められるの見てきましたからね。。。
そういうのも面白いなと感じました。

…と余談はこれ位で


■1年間ホーム無敗へ vsザスパクサツ群馬■
ワールドカップ期間中も続くJ3リーグ。6/17に沼津ではザスパクサツ群馬戦が行われました。
昨年の6/18 当時首位の秋田を迎えた一戦以来、この日で丁度1年。
アスルクラロ沼津はホーム愛鷹で無敗を続けてきました。

無敗記録が1年を越えるのか?そして今季ホーム愛鷹無失点記録も更新するのか?そこにも注目が集まります。

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この日は父の日「お父さん感謝デー」という事で様々なイベント等用意されていましたー(ウェルカムボード参照)

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沼津のお茶、ぬまっちゃ&丹那牛乳のサブレ

◎今日の愛鷹オススメグルメ◎ 
なんか久しぶりに書くな(汗
最近、スタグル食べてなかった(というか今年まだ愛鷹2試合目という悲しさ)

久しぶりに何か食べようかなぁと思ったんですけど…迷う(笑)
友人が何人か  #アスルクラロ沼津ケバブ同好会 という謎のハッシュタグでケバブ食べてたけど(あれはあれで美味そうだった)
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ここら辺も捨てがたい

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で、結局おこたまというのを食べてみた!
お好み焼きたまごって意味なのか?? 味はそのまんま想像の通りです美味い。
サイズ的にも食べ歩きにもってこいで、おたふくソースを小袋でくれるのでお好みでソースが調整出来ます(ただし、この小袋がちょっと行き場に困る)
300円だったような?? ちょっとだけおなか減ってるけど、ガッツリは良いかなって時にはオススメな感じです。

この日は日本vsコロンビアが近かった事もあってコロンビア料理も出店してました。(写真撮り忘れた)

そういえば、ゴール裏にもビールの販売出来たんですね。前節からだったかな?

「沼津港にお店ある所ですよね??」って店員さんに聞いたら、元々はそこで、今は修善寺から出荷してるらしいです。(港の所のお店は今もあるのかな?)

沼津ラガーメインスタンドにも出店してると思うので、アウェイサポーターの皆さまも是非。

(車で来たので今回は断念しました。)
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■愛鷹の神様と沼津の守護神■
久しぶりの愛鷹。芝の色も青く、梅雨の合間の快晴で気温はちょっと暑い位。

試合は早々に徳武選手がPKをGETすると、青木選手がキッチリ決めて先制。その後も染矢選手、太田選手のDFの裏などを狙う足を使った攻撃で押し気味に試合を進め前半を終了。

後半に入り、群馬はFWの大久保哲哉選手を投入。ターゲットマンを作った事で沼津ゴールに襲い掛かったものの、クロスバーを叩くシーンと古巣との対戦に燃える沼津GK牲川選手のビッグセーブもあり中々ゴールネットが揺らせない群馬。
沼津は攻撃に耐えながら、途中で中央に競り合いに強い沓掛選手を入れ普光院選手を左へ。
84分に太田選手がチャンスをモノにすると、FWに途中から入った坂本選手をCBへ下げ5バックへ以降。最後まで締め切って2-0で快勝した。

これにより、先述の1年間ホーム無敗。そして今季6試合ホーム無失点記録という素晴らしい記録も達成した。

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試合後のインタビューで吉田監督は無失点について「愛鷹の神様が守ってくれた。」
とちょっとお茶目なコメントをしていた。
実際クロスバーに当たるシーンやラッキーな部分もあったが、最後まで守備を緩めずにやったからこその無失点だったのは明らかであった。
(しかしこれはいつか記録は途切れるものだから、あんまり重圧掛けない様に監督の配慮だったのかもしれません)

■伊豆の国市とのパートナーシップと愛鷹の景色■
7/1の第16節 セレッソ大阪U23戦。
アスルクラロ沼津は伊豆の国市とパートナーシップ協定を締結し伊豆の国市在住・勤務の方を無料招待するそうだ。

群馬と対戦したこの日、そんな伊豆の国市田京に店を構える中華料理店「いーある」さんが試合を観に遊びに来てくださったのだが

「GKの子が試合後挨拶に来た時、彼の応援歌をサポーターが歌ったのを凄く喜んでいたのが「良いなぁ」って思った。こういうの見ると応援したくなるよね」

という様な話をしていたのが、凄く嬉しかったし印象に残った。

沼津のゴール裏は、ご存知の方も多いと思うがブーイングやヤジをしない。
それをするなら、もっとポジティブな声援を送る。

時には、「そんな甘い事を」とか「調子が良いからそんな事を言えるんだ」みたいな事を言う人もネットやらでたまーにだけど見かける。

前回のHondaFC戦の記事でも書いたけど、アスルクラロ沼津は決して良い歴史ばかりではない。
鹿児島に及ばなくてJリーグ入り出来ず涙を流した。1万人プロジェクトと題し集客した試合ではソニー仙台やHondaFCに敗れる事もあった。去年の最終戦では三つ巴の優勝争いで結局3位だった。

でもここまで来た。そしてこれからその先へ目指す。
だから、そのままの沼津の応援スタイルでテッペン取ってやれば良いって思ってる。
失敗する事もあるだろうし、やっちまった!って感じの事があって反省したとしても立ち止まらずにみんなで行きたいね。笑顔で。

後、ハーフタイムは今日も子供の笑顔が見れた事が何より嬉しかった。
さて、今夜は沖縄で琉球戦。厳しい環境でどこまでやれるか、楽しんでいきましょうー!

今日、日本では日付が変わると共に開幕したロシアワールドカップ。開幕戦はロシア代表のゴールショーとなりました。
我らが日本代表は直前の監督解任等、色々騒がれましたが今出来る事を全てぶつけて欲しいものです。


このワールドカップ開催に伴いJ1リーグは中断期間に入っていますが、J2、J3リーグと国内サッカーは裏で行われています。

そんなリーグ戦と共に天皇杯は2回戦までが終了しました。
去る5/13 アスルクラロ沼津も天皇杯を目指し、静岡県代表を決めるスルガカップ決勝を藤枝総合にてHondaFCと戦いました。
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■戦いたかった相手HondaFC■
今年個人的に一番対戦を心待ちにしていた相手がこのHondaFCでした。
恐らくその気持ちは例え天皇杯に出て、勝ち上がった先で鹿島アントラーズと戦っても変わらなかったと思います。

JFL2年目からアスルクラロ沼津を見始めた私にとってもHondaFCというチームは特別な相手。
そして絶対に乗り越えたい、乗り越えなければならない相手。
JFL時代手も足も出なかった。JFLラストイヤーのHondaFC戦も防戦一方だった。

昨年のスルガカップ、HondaFCがベストアマチュアで静岡県予選に居ない中、アスルクラロ沼津は静岡県代表の座を掴んだ。その先にあったのは、京都との熱戦、マリノスへの挑戦だった。
「あのステージにまた立ちたい。またあの景色の中で今のアスルクラロがどこまでやれるのか戦いたい。」
一度覚えてしまったあの感覚を簡単に譲り渡したくない。

そして、この段階でアスルクラロ沼津はJ3リーグ1位、HondaFCは前節敗れJFL2位に後退したものの(この試合の直後に再度1位に浮上した)お互いに良い状態でこの試合を迎えた事。

全ての舞台は整っていた。何より、試合前にアスルクラロ沼津のコールリーダーから
「HondaFCには今まで0勝7敗1分(1得点18失点)かもしれない。でも自分達はJ3リーグの厳しい戦いを沢山戦ってきました。そろそろ勝ちたい!」

この言葉が凄く刺さりました。
J3の洗礼を浴びた愛鷹での開幕戦福島。ATに追いつかれた相模原戦、高温多湿の琉球戦、秋田の熱戦。
アウェイの厳しさを見せられた栃木、鳥取、藤枝や長野戦。
そして最終戦の優勝をかけた栃木との激闘。
2017シーズンのアスルクラロ沼津は厳しい戦いも沢山経験してきた悔しい想いも山ほどしてきた。

この日、アスルクラロ沼津のゴールに襲い掛かった児玉選手や大町選手、遠野選手等、HondaFCの選手も確かに素晴らしい選手。
でも、昨年アスルの前には色々な選手が立ちはだかってきた。秋田の田中選手、相模原のジョン・ガブリエル選手。何より栃木のペチュニク選手。天皇杯ではオリス選手や斎藤学選手、ウーゴ・ヴィエイラ選手。

色々な強敵と戦ってきた事をこの言葉で思い出した。JFLからJ3に昇格して1年。ここまでの全てをHondaFCにぶつけれれる事がとても幸せなことに思えた。


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キックオフが近づくにつれて、雨脚はより強くなった。
それでも応援エリアの芝生席には多くのアスルサポが集った。

試合が始まると序盤はHondaFCが攻勢に出た。縦に速いボールから児玉選手と遠野選手がゴールに迫る。
体格に秀でる児玉選手を必死に徳武選手や藤原選手が抑える。沼津の右サイドを抉ろうとする遠野選手やDFを振り切ろうとする児玉選手を右SBの熱川選手を含めたDF陣のカバーリングで何とか抑え込む。

時間と共に速攻が決まらなくなってきたHondaFCはボールを保持して厚みのある攻撃を展開。

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HondaFCの攻撃にはいわゆる「スイッチが入る」瞬間があってサイドからパスを横に回して後ろが上がってくる時間を作り、中盤と最終ラインのスペースとSBの外に一気に人が流れ込んで来て相手DFのマークの受け渡しでのズレをついってきます。
それでも、沼津もそこをしっかり狙い目にしていて、中盤の普光院選手や富田選手がこのタイミングを付いてボール奪取。

HondaFCは前に人数をかける分、後ろは薄くなるので前半途中から徐々にではありますが、畑選手・田中選手の前線が機能して前を向ける時間が増えてきました。

■再び立ちはだかった男■
試合は正に互角の戦い。むしろ後半に至っては徐々にリズムをつかんだ沼津の攻勢な時間が続きました。
何より嬉しかったのが、沼津のサッカーがここまで積み上げてきた「沼津らしいスタイル」のサッカーだった事。
しっかり守って前へ長いボールを供給しながらチームを押し上げる。普光院選手、富田選手が太田選手が、そして時には最前線の畑選手が守備にも走り相手に自由な状態で蹴らせない。

応援しながら、久々の現地観戦だった事もあってか「これが沼津のサッカーだよな…」とグッとくるものがありました。

それでも中々ゴールネットを揺らせずにいた沼津にあの男が牙をむいた。

後半も残り僅か、HondaFCボールのスローインになった瞬間、本当に少しだけマークの付きが遅れた。
百戦錬磨の男はこれを逃してはくれなかった。大町選手のフリックを叩きこんだのは、JFL時代最後の戦いでも決勝点を挙げた古橋達弥選手だった。

懸命に同点ゴールを目指した沼津だったが最後までゴールネットを揺らす事は出来なかった。
全国への扉は閉ざされた。そしてHondaFCには僅かに届かなかった。
悔しかった。それでもギリギリ届かなかったのが現実だった。

■いつかこの地に立つ為に■
6/6 IAIスタジアム日本平に私は居た。
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天皇杯に出場出来たら鹿島まで行くんだ!と休み申請を以前からしていた。
HondaFCとの戦いで天皇杯出場を逃したのでFC今治の試合を観に来たのだ。

IAIスタジアムで初めてエスパルスを敵に回す時はアスルクラロ沼津で

清水エスパルスをキッカケにJリーグを見始めた自分にとって、そう以前から考えていたがJリーグを目指す今治をこの日は応援しようと決めた。


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FC今治は勇猛果敢に戦った。元金沢の太田康介選手や元ソニー仙台の有間選手が居る事に驚いた。
ポゼッションしながらJ1相手に臆することなく闘った。通用していた部分と足りない部分がハッキリわかる試合だったが、持てる全てをぶつけていた。

J1の清水は初めて対戦相手として見たが、やっぱりJ1のチームは部分部分で上手さが段違いだった。危うい場面もあったが、GK西部選手のシュートコースの切り方は抜群だったし、決勝点のシーンは速いクロスを正確に捉える辺りは流石だった。

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FC今治のサポーターの皆さま
突然の応援参加にも関わらず、暖かく仲間に入れて頂きありがとうございました。
JFLでの時期も被っておらず、縁は無いチーム同士ではありますが、試合後にお話させて頂いた時にも交わした言葉「沼津で、今治で会いましょう!」
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今治の戦いを見て、改めて来年リベンジして天皇杯に出たいと思いました。

次は沼津のユニフォームを着て、まだ見ぬ強敵に挑みたい。
何でも思うようには行かないかもしれない。でもそれに立ち向かって、前を向いていつか手に入れると


日本サッカーは様々。アマチュアにプロ、目指す場所も違うかもしれません。

余談ではありますが、藤枝でのHondaFC戦の時、隣接のグラウンドで試合をしていた沼津西高校の応援をアスルクラロ沼津のサポーターが一緒になって応援し0-2から追いつきPK勝ち。(自分はPK戦の時に見に行ったのでそこしか見れませんでしたが)

「最後まで諦めない」大事な事を改めて思い出させてくれました。ありがとう!

沼津西高校はアスルクラロ沼津のGK福留選手が指導に参加されており、偶然にも同日に会場が重なる。そう言った偶然が繋がりを産んだ事は同じ地で活動しサッカーを愛する仲間としてとても良いなと思いました。


高校生もJ1のプロも、その全ての頂点が日本代表だと思います。
様々な物議を呼んだ監督交代、立ちはだかる強敵。あれこれ言っても過去には戻れない。
今出来る事全てをぶつけてきてください。頑張れ日本代表。

あーだ、こーだ…では無く、戦うチームが自分は見たい。

Jリーグが中断に入りすっかりご無沙汰しております。
代表のゴタゴタもあり、当ブログ内の記事もすっかり止まっているようで…。(個人的には何人かがそれぞれ書くことを期待してたんだけど(笑))

過去のW杯前の討論会が懐かしいなと。
皆それぞれ年を取って家庭や仕事があるので中々若い頃のようにはいかないですが。

個人的に代表のことは書きたかった。
そして個人的にはこう書くつもりでいました。

結果を求めての監督交代だと。
そういうのであれば評価は結果だけで行おうと。
GL突破が出来るかどうか。今回の日本代表の評価はそこだけで行う。

会長も元技術委員長(現監督)も結果が出れば称賛してもいい。
結果が出なければ責任を取ってくれ。

どれだけいいサッカーをしても勝てなければ意味がないし、どれだけつまらないサッカーだろうが結果が出ることが大事。
W杯とはそういう大会で、日本代表は常に4年毎に次のW杯で結果を出すことを目指してきたはずだと。
だから結果が出るまで批判をする気はないし、結果が出たらそれに応じたリアクションを取る。

かつて杉本健勇がフロンターレからセレッソに戻ってきた時にも似たようなことを考えた。
数字でチームに貢献するのであれば今批判しているサポーターなんてどうでもいい。
個人的には歓迎するしそのポテンシャルは十分にある。
帰ってきた杉本はそれでも半年近くかかったが、エースの離脱によって突如目覚めた。
気づいたらJ1で20ゴールを決めた。
ユース卒で20ゴールを決めた人間はJ全体でも柿谷と杉本ぐらいだったはず。

話が逸れた。
要は結果しか求めない。つまらない試合を繰り返していたが結局はガーナ戦もスイス戦も見た。
とにかくつまらないし弱かったけれども。

パラグアイ戦のスタメンを見て久しぶりに前向きに試合を見る気分になった。
2009のセレッソを見ていた人間であればその並びだけで期待せざるを得ないのだ。
控え組と言われてもどれだけチームがつまらない試合を繰り返していても。

乾と香川がスタメンで並べばきっと楽しくなる。
9年前にセレッソサポが夢に見て、アギーレ体制の一瞬だけしか採用されなかった揃い踏みがW杯まで残り1試合のこのタイミングでようやく実現した。

パラグアイ戦は各個人の役割が整理され、チームもコンパクトに保った状態で試合が出来た。
苦言を呈すのであれば遠藤と東口だったが監督はハーフタイムで入れ替えた。

遠藤は量もポジショニングも悪くないのだが質の部分はやはり足りてない。
基本的に遠藤は無事これ名馬なタイプで勤勉なので必要な動きはきっちりやっているのだが…。
山口からのサイドチェンジをコーナー際できっちり収めたまではいいのにそこで時間をかけて失うのが非常に勿体無い。

東口に関しては飛びだしで1つミス。
そして失点シーンはシュートを打たれる直前に逆ステップを踏む痛恨のミス。
勿論柴崎の緩い対応もあったが逆ステップを踏まなければ反応は間に合った。
ノーチャンスという声もあるが、足の運びを見ればはっきりミスとわかるはず。
そのワンステップがなければ東口を含め代表のGK陣なら掻き出せただろう。

さて、後半2人が入れ替わりチームは更に状況が上向いた。
得点シーンは最終ラインから。
山口が降りて来て昌子にボールを出すと入れ替わるようにするすると昌子が持ち上がる。
ギャップに顔を出す香川に楔が入ると回り込んだ乾にはたく。
そこから持ち込んで決めた乾のゴールはセレッソのラストマッチを思い起こさせる中央を破ってのシュート。
更に右サイドから出たボールを香川がヒールで流してまたも乾。
流れるようなプレーは久しく代表では見なかったもの。
そしてかつてセレッソで何度も見たもの。

全てが懐かしい。当時と変わらないプレー。アイデアが実現して結果に繋がる感覚。
違うのは2人がもう30前後になり、代表のユニフォームを着ていることぐらいだろう。

試合は柴崎のCKがオウンゴールを誘い3点。
しかし中村が長い距離のミドルを許して1点差に詰められる。
Jでもミドルの対応がよろしくない中村だが、ここでも案の定。
ただそれ以上にグラウンダーのクロスが前を素通りしたシーンの方が余程不味かったけども。
GKは横並びの印象。

最後は香川が点を決めて締め。直前のビッグチャンスが身体の向きと逆にボールが入って打ち上げた時にはずっこけたけど逆にここでは躱して股抜きでGKの逆は突くんだよな…。

西野体制初勝利。そしてそもそも初ゴール。
スイス戦後の夢も希望もない状況ではなくなったかもしれない。

ベンチでニヤニヤ足組んでる長谷部とかチームが点を取るごとに苦虫を噛み潰したような顔をする本田とか悲壮感たっぷりで試合に入ってきて左サイドの攻撃を止めた宇佐美とか色々気になる部分はあったが。

後半のスタートメンバーはおおよそ不満はなかった。
2失点の守備陣はと言われても柴崎と両GKの個人的な問題でDFラインのミスとは言えない。
柴崎にしても戦術的に貢献度が高いので1失点(及びやばいロスト2回)については差し引きでどう見るかは難しいところ。そこまでネガティブではない。

GKについては結局何がベストなのか答えが出ないまま。
誰かが飛びぬけているわけではないので。

酒井高徳の左が特に攻撃の部分で長友より貢献度が高いかもしれない。
山口乾と上手くボールを回していて無理に上がらないのが好印象。
長友よりはガタイもあるので乾と並んだ時の高さの問題についてもカバーできる。
実際サイドの裏を狙うロングボールに上手く対処していた。

両CBは吉田槙野よりコンパクトだった。
山口を含め、チームを間延びさせないという意味では槙野吉田長谷部より優秀かもしれない。
チームが間延びし始めると山口のプレーエリアの広さは仇になりがちなので、間延びしたサッカーをやりたいなら長谷部の方が傷が少なそうだが…。ビルドアップを考えても吉田槙野なら長谷部は欲しくなるところではある。ただチーム全体のコンパクトネスは望めなくなる。

武藤は右サイド問題を解決出来そうだった。
原口の右はカットインした後の展開が期待出来ず本人も迷うプレーが多く本来なら左に置きたいところ。
結局右サイドでタスクをこなせる選手が陣容におらず。
しかし前で使うよりハマっていた印象。
岡崎はスペースを作る動きが2列目各選手との相性が良く味方の動きを引き出していた。
もう少し前線の4人を見たかったのが本音だった。

勿論スイスからは割り引いて考える必要があるが。
パラグアイと同様W杯に出られずモチベーションもそれほど高いとは言えなかったガーナに完敗した状態からはかなりマシになったと言えるだろう。

何よりも代表に求められるのは結果だから。

いずれにしてももうW杯は目の前。
また4年振りに眠れない1ヶ月が始まる。

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