フットボール マンション

『フットボールマンション』は、各住人に一つのカテゴリー(部屋)を与えており、その中で自由に執筆活動をしております。 初めて当サイトにお越しくださったお客様は、是非、右記カテゴリーより『はじめに』及び『住人の自己紹介』をお読み頂ければ幸いです。記事の更新情報は公式ツイッターアカウントから随時発信されますので、是非フォローをお願い致します。

2018年01月

1月も後半になりました。
セレッソの陣容もほぼ確定となり、既に選手達はタイキャンプに励んでおります。

さて、去年に続き今年も驚きの多い移籍動向になっております。
うちは穏やかながらも少し上積みを出来たかなというような状況ではありましたが、他チームは悲喜交々といった感じ。

とりわけ大きな驚きを呼んだのは斎藤学のフロンターレ移籍でしょうか。
正直プロレス企画的な印象の強い多摩川クラシコに比べ、サポーター間の関係もあまり良いとは言えないマリノスフロンターレ間のエースの0円移籍は去年の前振りがあったとはいえ理解の得難い移籍だったと思います。
山瀬や田中等移籍自体はちょこちょこあるのですが…。

移籍理由にW杯へのアピールという話が上がっておりました。
実際のところマリノスの代表選手は斎藤学以外だと栗原まで遡らないと思い出せないなぁと。
中には具体的な視察回数に踏み込んだ記事なんかもありましたが、実際のところ近年の代表選手はどこが排出しているのか調べてみました。

ここから本題
2014W杯以後のJクラブ代表招集延べ人数ランキング

代表招集のべ人数

W杯以降のJリーグから選出された選手の延べ人数が上の表になる。
選出は上記16のクラブから
因みに2014~2017のJ1クラブで選出0人なのは以下の8クラブ
コンサドーレ札幌
モンテディオ山形
大宮アルディージャ
ヴァンフォーレ甲府
松本山雅
清水エスパルス
徳島ヴォルティス
アビスパ福岡

清水や大宮の0人は少し意外に見えるかもしれないが、アギーレ/ハリル期間では誰もいない。

上から見てみるとガンバの多さが際立つ。
常に安定して招集を受けている東口を筆頭に、途中まで呼ばれていた宇佐美、途中から定着した井手口等が代表格。
2015年と2017年の人数が突出して多いのは東アジア選手権に多数選手を送り出している為。
国内組中心の時にはまずガンバの選手がメインになっている印象。

続いてレッズ。ここも先日のクラブW杯がなければもう少し近づいたかも。
西川・槙野辺りが代表格。興梠・遠藤辺りも招集回数は多め。

3番目にFC東京。瓦斯枠等と呼ばれてたり何かと協会と縁の深いチームではある。
森重とドイツ移籍前の武藤辺りが代表格。2016年から急激に数字を落としているが、やはり2016年途中から技術委員長が西野さんに変わったことが大きな要因ではなく今年は森重の怪我の影響もありそう。
対照的に数字を伸ばして来ているのがアントラーズ。
E-1には7人もの選手を送り出している。植田・昌子のDF陣が代表格。
ここまでの4チームは4年で延べ40人以上を送り出しており、代表クラスを多数抱えるクラブと言えるだろうか。

5位タイにセレッソとフロンターレ
セレッソはうち2年をJ2で過ごしているものの常連の山口が数字を稼いだ様子。清武・杉本がどうなるかで来年の数字が動いてくる。
フロンターレはE-1に5人参加。一気に数字を伸ばした。
当落選上の大島・小林・車屋の招集が来年のポイント。

7位にサンフレッチェ。
4年で3度優勝の黄金期を迎えた後下り坂に。昨年の選出は0。ギリギリ残留なのでやむなしか。
3バックの一角誰かと青山、浅野辺りが呼ばれていた。

ここから1桁。
8位 サガン・グランパス。
鳥栖がこの位置なのは意外に感じるが毎年1人は代表に選手を出している。
対照的に名古屋はここ2年は0人。2015年には川又永井の連続招集があった。

10位 レイソル
昨年の5人は当然中村。そして2014年は鈴木。やはりGKとして安定すると数字は伸びていく。
個人的には鈴木をもう少し見たかったが、海外移籍後は招集されず。


11位 ベガルタ 六反
12位 マリノス 斎藤 ベルマーレ 遠藤 ヴィッセル 森岡

この4チームは全て1人の選手での数字。他の選手の選出はなし。
遠藤・森岡については移籍後も招集あり。
確かにマリノスの代表選手はこの4年で斎藤のみ。斎藤自身も昨年の11月以降遠ざかっている。(8月以降は怪我もあったが)
W杯を狙うのはかなり厳しい状況かもしれない。個人的には前回の大久保のようなウルトラCはもう起こらないと思うが…。

15位 ジュビロ・アルビレックス
ジュビロは川又と小林が一度ずつ。小林は移籍後の招集もあり。
川又もまた当落線上になるだろうか。

アルビレックスは松原の2回。共に2014年の招集となっている。
ロシアを狙うのは厳しいだろう。

ここまで並べてみると意外な発見があるもので、毎年代表に選手を出しているのは上から6チームとサガン鳥栖のみ。
代表というのはやはり狭き門だと感じる。

今年はW杯イヤーになるが、誰が23人の枠に入るのか。
シーズンが始まれば報道が過熱する筈だし、不慮の怪我人も出てくるだろう。

W杯の話はまたしかるべき時に。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

本日、信じられないニュースが飛び込んでまいりました。

横浜Fマリノスの齋藤学選手、川崎フロンターレに完全移籍。
http://www.f-marinos.com/news/detail/2018-01-12/150000/131241
(横浜Fマリノス公式)


・・・といっても、今回はこの移籍の是非について語りたいわけではありません。
また、先に申し上げておきますと、本記事は特定のチームの関係者、または
選手を揶揄する意図はございません

その点をご理解頂きまして、あくまで「へー、こんなことがあったんだー」
程度でお楽しみいただければと思います。




さて、齋藤学選手の移籍で沸きかえっていたこの日の夕方。
仕事がひと段落した私が twitter を見ていると、とある情報が目に入った。

「齋藤学のwikiが荒らされている」

ほう、荒らされているとな。
それを見た私は、ちょっと興味本位でwikiを覗いてみた。


1

裏切りねぎ星人
ハマの裏切り者


あー・・・まぁ、書かれるよね、裏切り者って。
少し下には、これまた憎しみが込められた文章が。


2

お、おおぅ・・・

やるせなさと切なさを感じながらいったんスマホをおいた。
まぁ、すぐに修正されるだろうと思い、少し経ってから
もう一度見ると、なにやら表示が変わっていた。

3

ねぎ星人成分が増えている。
なにが編集者をそんなにねぎ星人に駆り立てるのか。
てゆーか、ねぎ星人って何?


ここで私は、一つの仮説を立てた。
最初に見てからねぎ星人成分増強までの時間、わずか5分である。
この短時間で編集が行われているということは、
このwikiはまさに今、リアルタイムで荒らされている最中ではないか?
そう思った私は、しばらくこのページを観察することにした。


そして、変化はすぐに現れた。


4

所属先が川崎無冠ターレに。
いきなりでました、川崎を揶揄する蔑称の代表格。
厳密には昨年リーグを獲ったので無冠ではないのだが、
一度染み付いた蔑称はなかなかとれないということか。

しかし、どうやら心優しき人が救済活動をしていたらしく、
無冠ターレ表記はすぐに元に戻った。だが、普段編集を
しない人だったのか、タグ操作を誤り表を消してしまった。

5

文言は直ったが、見づらい。


6


また、先ほどの憎しみが込められた文章も削除されていたのだが、
こちらもタグ操作を間違えたらしく、表示がバグっていた。

とはいえ、こうして庇ってくれる人がいるのはハートフルである。
齋藤学もさぞかし救われたことだろう。


だが、荒らしの魔の手は、嘲笑うかのように再びwikiに襲い掛かった。


7

ソンタクンターレ所属。
忖度ンターレへの移籍は簡単に許されるものではないだろう


これはひどい。つーか怖いよ。
かの又吉イエスを髣髴とさせる文章からはある種の恐怖を感じる。
フリーとはいえ wikipedia は百科事典なのだが、その前提をぶっとばしている。

また、スクリーンショットは撮り損ねたのだが、この間に
現在、裏切り者チャントを作成している。フロンターレ戦で披露予定
というこれまた恐怖の文言がwikiに追加されたが、そちらはすぐに削除された。


8

ひとしきり怖がった後にページを更新したら、概要の表が元に戻っていた。
愛称や所属先も、正常に修正されている。
荒らしに負けじと、心優しき人の奮闘も続いているらしい。

だが、しかし。


10

愛称、裏切り者

ちょっと目を離すとこれだよ。
そしてページ下部では、例の憎しみの込もった文章が復活していた。

12

あれ!?なんか文章増えてね!?
どうやらこの文章の作成者は、どうしてもこの文章をwikiに入れたいらしい。


そして、極めつけはこれである。



13


wikiの中身がルイス・フィーゴに書き換えられた。

齋藤学を、現役時代にバルサからレアルに禁断の移籍をしたフィーゴと
同類だと揶揄する意図がある模様。


14
※齋藤学のwikiです。
丁寧なことに、中身を全てフィーゴに書き換えている模様。
なんたるバイタリティ。


さすがにアレだったのか、フィーゴへの書き換えは瞬く間に修正された。



・・・と、自分のウォチはここまで。
この後もいろいろあったようだが、最後まではキャッチアップできなかった。




ちなみに、最初にページを見てからウォッチをやめるまでの時間は、
30分もなかったと思う。その間にこれだけの編集合戦があったわけなので、
移籍発表直後にはどんなやり取りがあったのか、考えるだけでも恐ろしい。

まぁ、こういうこともある、というのを知れたという点では、貴重な経験だった。




最後に。
改めてになりますが、本記事は特定のチームやファンを揶揄する意図はありません。
もしかしたら、今回の移籍にまったく関係ない、ただの川崎アンチや齋藤学嫌いの人が
便乗していただけの可能性もありますし、荒らしに対抗していたのももしかしたら
心優しき横浜の方かもしれません。
特定チームやファンを揶揄する材料とはしませんよう、お願い申し上げます。


今日は以上です。
いやぁ、盛り上がってきますね、Jリーグ。




ルヴァン杯決勝以来の更新となります。
私生活が中々バタつく中(後述)なんとか決勝に参戦することが出来ました。

カップ戦はルヴァンも含め無敗。
準決勝のヴィッセル戦は後半45分に先制されるという展開ながら再開直後のワンプレーで同点。
延長での逆転勝ち。
ルヴァンの準決勝といい心臓に悪い勝ち方をするもんだ。

ヴィッセルに対しては今季4戦4勝。個人的には結果程内容に差はなかったのだが、チームとしての勝負強さが出たのだと思う。
実は準決勝の日はレイソルサポの知人(+ジュビロ担当夜磐氏)と一緒だったので、突破が決まってガッツポーズを決めた横には試合中のレイソルサポ。

ハモンロペスが先制弾を決めていたものの、正直今季ヴィッセル戦より遥かに内容面で圧倒し、ここまで既に3連勝していたマリノスが来てくれることを心の中で願う。(レイソル戦はお互い互角の試合で1勝1敗)
マリノスは伊藤のゴールで追いつくと、ウーゴ ヴィエイラのゴールで勝ち越し。
決勝の相手はマリノスに決定。大丈夫、レイソルはACL出れるからプレーオフ頑張れ。


前置きが長くなりました。済みません。

・準決勝で関西のチームに土壇場でひっくり返しての勝利
・決勝の相手は神奈川勢
・スタジアムは埼スタ

既視感しかない。

スタジアム到着後まずゴール裏に行ってみた。
DSC_0492
対面では上から青、白、赤の国旗が大量に振られる。
どこだっけとひとしきり考えて思い出した。
旧ユーゴスラビア国旗。

汎スラブ色というらしい。確かにデゲネクは出身が旧ユーゴ系だった。
余談だけどフランス国旗で有名なトリコロールは縦並び。

今までこういう場面でのマリノス戦を現地で観たことがなかったから疑問に思わなかったけど天皇杯決勝で振られる大量の旧ユーゴ国旗は不思議な感じ。そういう意味ではいわゆるフランス国旗のトリコロール振られてもそれはそれで不思議な感じかもしれない。

こっちはピンク色の旗に混ざって日の丸が少し見えた。

練習を少し眺めた後メインスタンドに移動。

自分の席ついて様子見ながらコレオ参加しようか悩んだものの周りの席が埋まって動き辛くなってしまったので断念。消極的なのはよろしくないなと思いつつ。
埼スタのゴール裏はご存知の通り広い。
人数足りないしどうなるかなぁと思ったのだが。

DSC_0499

慣れてるチームのサポはたまに使うらしい。
ビッグフラッグを使って上手いことやってた。
ルヴァン決勝といい急にゴール裏の進歩を感じたシーズン終盤だった。

試合前の君が代斉唱。
この場に来て歌えるのは幸せなことだと思う。

さて、ここから試合開始。

ヴィッセル戦もそうだが杉本不在の影響はすぐに感じられた。
一番大きかったのは序盤マリノスのラインを押し込めなかったことだろう。
山村はスピードが足りず、柿谷ではターゲットになるのは難しい。

起点としてもフィニッシャーとしても不在を感じる場面はこの試合少なくなかった。

マリノスの攻撃は伊藤マルティノスで木本丸橋間を狙い撃ち。
最終節のアルビレックスがホニでやったサッカーとほぼ同じ。

また、この試合木本の出来自体が良くなく試合に入れないうちに伊藤翔の動きから失点。
クロスに対して落下点を外す痛恨のミス。
今季に関しては十分に貢献してくれたと思うが、この試合に関して木本は丸橋が変わるまで不安定なシーンを続けることに。

とは言え、今季は逆転が多い上に直近のマリノス戦も後半途中からひっくり返してるのでいつも通りだなという印象。
延長もあるし後半逆転までいけなくても大丈夫という余裕はあった。

前半も半ばを過ぎると徐々に押し込み始める。
ここで厄介だったのはバブンスキーだろう。跳ね返ったボールが両ボランチの裏に飛ぶと回収してたちまちカウンターを浴びることに。

結局前半は0-1のまま終了。終了間際に山中が負傷交代。
無理して出てたみたいだし筋肉系だろうなぁ。

まだ余裕を持って見てはいたものの、前半の半ばから寝転びまくるマルティノスと飯倉の時間稼ぎにはウンザリ。前半の早い時間から足元にボールを置いて取りに来るのを待つGKって…後半ならわからんでもないけれども。
これがマリノスイズムと言われれば返す言葉もないか。

後半もやはり押し込んでちょくちょくカウンターが飛んでくる展開。
この展開に風穴を開けたのは水沼。
マルティノスを躱すと強烈なミドル。
飯倉が弾くと松原が蹴り出す。これが山村への絶妙なパスに。

プレッシャーのかからない位置にボールをコントロールした山村は落ち着いて振り抜き同点。
この角度のゴール今季フロンターレ戦でもあったなと。距離は今回の方がかなり近いけど。

追い付いた後、マリノスはバブンスキーをウーゴヴィエイラに交代。
依然として両ボランチの裏で厄介であった彼を下げたのはDFラインと対峙する枚数を増やす為だろうか。
バブンスキーは苛立ちを隠さない様子。攻撃の選手が同点で下げられるのだからわからなくはない。
追い付いたセレッソは狙われていた左サイドのバランスを取る修正。
丸橋→田中
左サイドの攻撃力は落ちるが相手の攻撃を上手く抑え込めるようになる。
更に怪我の痛みを隠せない柿谷をリカルドに交代。

最初のプレーでカウンターを浴びる辺りはご愛敬だが、リカルドは中澤に身体をぶつけながらシンプルなプレーで確実にチームに貢献した。

柿谷は正直怪我の影響を隠せていなかった。
それでも降りてきた時のプレーは上手さを見せていたが、ゴール前でのプレーは中々厳しい。
シュートを打った時の苦悶の表情が状態が印象的だった。

ルヴァンと違い交代後に丸橋だけでなく酒本が居たことは大きかったかもしれない。
終盤はだいぶリラックスした表情に変わっていた。

この交代の直後に転びまくるマルティノスが清武に対してアフター気味にキックを腰に入れる。
ヒヤッとするから勘弁してくれ。しかも何故か痛がって倒れ込むマルティノス。

明らかに苛々している尹晶煥。そりゃそうだ。
帰ってきて見た中継の福西のコメントが代弁している。
「タンカ出してるんだからさっさと乗せればいい」

後半40分、細かいパスワークからソウザが絶妙なスルーパス。
しかし2度のシュートも決まらず英雄になりそこねたリカちゃん。

大きな動きもなく試合は延長戦へ。
試合は延長の早い時間に動いた。

山村のクロスに対し先読みして頭を越された飯倉、マークに裏を取られた下平。
ヘディングを押し込んだのは水沼宏太。

試合を決めるゴールだった。

飯倉は勿論やってはならないミスをしたが、しなかった場合でも結果は変わらなかった可能性が高いと思う。ヘディングした位置を考えると途中でカットするのは至難の業だし、受けて構えたとしてもそれほど簡単なコースでもない。

セレッソはここから山村を最終ラインに下げて盤石の態勢。
終了間際にソウザが脚を攣って交代するも、秋山を投入しそのまま逃げ切った。
山下じゃないの?と思わなくもなかった。
試合後の山下の表情でも悔しさは見て取れた。
ただ、カップ戦組をキャプテンマークを巻いて引っ張った秋山には十分出場する権利があっただろう。
山下には来年ポジションを取り返せるように奮起してほしいところ。

DSC_0500

昼下がりのキックオフだったが試合終了には綺麗な満月が昇り始めていた。
(余談だがこの後の夜明けが今年のスーパームーン)

天皇杯の表彰式の感想は、トロフィー多いなーだったことは内緒。
DSC_0506

ピッチからスタンドまでの環境を考えれば埼スタは本当に素晴らしい。
アクセスももうちょい改善してくれると…(笑)。

マリノスには今季ヴィッセルに続く4戦4勝。
同一シーズンで2チームに4戦4勝はわりとレア記録なのではなかろうか。

マリノスがアルビレックスぐらい徹底してタスクをこなせるチームなら。
或いは幾度となく得たFK・CKを活かせる中村俊輔のようなキッカーがいたら。
正直この決勝に関しては結果は変わったと思う。

選手コメントからも見て取れるように、前半出来ていたことは徐々に出来なくなり圧力に負けてカウンターの効果も薄れていった。
マルティノスが大量に獲得したFKは、1つも実を結ぶことは無く多くは跳ね返されるだけ。

マリノスが優勝した93回大会ではこの試合と同様にマリノスが早い時間に先制、更に畳みかけるように中村のCKからリードを拡げて勝っている。
一発勝負においてセットプレーが持つ意味はかなり大きい。

この試合はモンバエルツのラストマッチだそうだ。
仕込むという意味で非常に優秀な指揮官だったと思う。
目先の勝敗に対する采配では他の選択肢もあったと思うが現有戦力を最大限活かしたチームを作り上げた。リーグ・カップ共あと一歩となったのはどちらかと言えば戦力的な問題が大きい。
指揮官の今後の幸運を祈ろう。

この決勝戦、杉本が負傷で不在、柿谷が本調子でない中、躍動したのは山村、水沼、そして両ボランチだろう。
山口は負傷明けとは思えないパフォーマンスでボールを回収し捌き続け、ピンチには本来逆サイドのマルティノスのカウンターまで止めて見せた。
ソウザの強さと懐の深さについては今更語るまでもない。

山村・水沼ともシーズン中には怪我もありフル稼働とはいかなかった。
山村は特にシーズン前半に、水沼は特にシーズン後半に共に印象的なプレーを見せた。
この決勝はその両方が見られた試合だった。
得点シーンはいずれも水沼の積極性と山村の技術が詰まったゴールとなった。

来季はACLがあり、W杯がある。
代表入りが有力視されるメンバーを数人抱えて厳しい日程との戦いになるだろうが、まだ尹体制1年目が終わったばかり。チームはこれからまだまだ成長していくだろう。
一先ずは勝ち取った束の間の休暇を、ゆっくり楽しんで来季に備えて欲しいところ。

余談 
今回の優勝の勝敗で変わった賞金の額は、単純な賞金だけではない。
ゼロックスの賞金もある上に、マリノスがACLに出た場合に総取りになるところだったACLサポート8000万円をフロンターレ、アントラーズ、レイソルと分け合うことになる。
セレッソも含めた4チームは2000万ずつ追加ということに。

それぞれ上手く活かしてACLを戦い抜きましょう。

追記
後述と言いつつ書いてなかったのですが、年明け早々に長男が産まれました。
優勝直後の正月明けになんて本当に縁起がいい。
元々の予定から10日近く早まってしまいバタバタ。
この記事を書くのもすっかり遅くなってしまいましたが、今年も皆様宜しくお願いします。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

あけましておめでとうございます。
新年一発目の更新となります。
今年もジュビロ磐田と当マンション、そして
夜磐をよろしくお願い致します。


さて、本日ジュビロ磐田に関するビッグニュースが飛び込んできました。

名古屋グランパス田口泰士選手ジュビロ磐田に完全移籍で加入です。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=5836
(田口泰士選手が完全移籍加入:磐田公式)

taishi


磐田がオファーを出したという報道を最初に見た時は、
獲れるわけがないじゃん」と記事をちゃんと読みませんでしたが、
あれよあれよと話は進んで、3日に静岡新聞に濃厚と報道され、
そして4日には公式発表。今季、選手の放出が相次ぐ一方でなかなか加入がなく、
ヤキモキするサポーターも数多く見られましたが、磐田さんの強化部はちゃんと
仕事していましたね。昨年の中村俊輔に続くビッグネームの獲得です。

さて、今回加入が決まった田口選手。
当方の個人的な彼に対する印象は、下記の通り。

2012年頃 田口って選手が名古屋でスタメン獲ってるなぁ。
     藤枝東に4-0で勝った流経柏にいた選手?ヘェー。
2014年  あ、あの田口って人、日本代表に呼ばれてる。スゲェー。
     でも今は対戦ないから興味ないや(磐田がJ2)
2015年  名古屋の選手がグロームペイン?あ、あの田口って選手か。
     でも今は対戦ないから関係ないや(磐田がJ2)
2016年  開幕戦で名古屋と対戦、完封負け。田口ってすげー!
     あれ、でも名古屋J2落ちた。移籍するかと思ったら残留か。
2017年  ハンド!!!!


すいません、上記が正直なところです!
でも他クラブの選手に対する認識って大体こんなもんだよね・・・?

田口選手については、これから知っていければ、と思います。

taishi2


ここからは真面目に。
新卒で入団してから9年間名古屋一筋でプレーし、昨季はキャプテンとして
昇格争いをリードした、紛れもないクラブのバンディエラ。
そのような選手が入団することは、磐田を応援する者として非常に光栄に
思うと同時に、リスペクトをもって接する必要があると思っています。
また、名古屋ファンの方々の喪失感も、想像に難くありません。
過去に磐田でも、長年在籍した磐田育ちの選手が突然J1の他チームに
移籍してしまったことがありました。あの時のことを思い出すと、
迂闊な言葉は発せません。
大事な息子を預かったと考え、精一杯応援させて頂きます。
その上で、名古屋との対戦ではしっかり勝つ!
それが、一番いいことなのではないかなと。

別れがあれば、出会いあり。
この出会いが、田口選手にとっても、磐田にとっても、そしてサポーターに
とっても素晴らしいものだったと言えるように、日々精進していきましょう。

今日は以上です。


このページのトップヘ