フットボール マンション

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2017年07月

皆さんこんばんは。
夜磐です。

昨日、等々力競技場に、川崎フロンターレvsジュビロ磐田の試合を
見に行ってきましたので、そのレビューを記載します。

DSC_2510
猛烈な雨の中での試合になりました。


まず、この試合のレビューに先立ちまして、少し個人的なお話を。
この日の等々力競技場には、列整理の時間帯から猛烈な雨が降りました。
当方、家を出た時に晴れていたため、雨具を持たずに出発するという
選択ミスを犯し、待機列に並んでいる最中に強かに雨に打たれました。
といってもこの日は濡れても困るものは持っていなかったので、
タオルだけかぶってじっとしていたのですが、その時に隣に並んでいた方から
「風邪ひきますよ」と声をかけて頂き、傘に半分入れて頂きました。
また、入場までずっとお話をさせて頂き、試合もお隣で連れ立ち、
ハーフタイムには前半に叫びすぎて喉がガラガラになっていた私のために
お飲み物をご調達して頂いてしまいました。
当方、これまでサッカーの試合を200試合以上観戦してきておりますが、
現地で知り合った初対面の方にこれほど親切にして頂いたことはございません。
帰り際に精一杯のお礼は述べさせて頂きましたが、どれだけお礼を申し上げましても
言い足りません。この場を借りて改めてお礼を申し上げたいのと、こんなに親切な方が
いらっしゃったということを、このブログを読んで下さる皆様に知って頂きたく、
ここに記載しました。本当に、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。


さて、試合のレビューです。
3週間ぶりの再開となったJ1リーグ。ジュビロ磐田は中断前の時点で5連勝を記録し、
現在のJリーグの中で指折りに勢いのあるクラブと言われています。
しかし、今日の相手はこちらも好調で3位につける川崎フロンターレ。
前期の対戦ではホームで力の差を見せ付けられ、完封負けを喫しています。
現在、ギリギリで上位グループの一角にしがみ付いている磐田。
Jリーグでも屈指の強豪との対戦となるこの試合は、今後も磐田が上位争いに
加わる資質があるかを問われる一戦になります。
非常に重要なこの試合、結末やいかに・・・。

レ 2-5 ジュビロ磐田
得点者
川崎)エドゥアルド ネット、森本
磐田)川辺×2、櫻内、アダイウトン、川又


■試合の流れ
試合は序盤から打ち合う展開。8分に磐田が川辺のゴールで先制すると、
12分にはセットプレーでエドゥアルドネットが決めて早くも同点。
その後は川崎が得意のスタイルを打ち出しボールを支配するが、
24分に中村俊輔のキックに櫻内が頭で合わせて磐田が勝ち越す。
その後は川崎がボールを支配し得意のパスワークを披露するも
磐田が自陣をガッチリ固めて対抗。後半の序盤にカウンターと
相手のミスに付け入り、立て続けに3点を叩き込み試合を決定付けた。
川崎は、磐田のムサエフが退場した後の後半37分に1点を返したが
反撃はこの1点に留まり、タイムアップ。磐田が5-2で川崎を下した。

■試合について
ボールを支配する川崎とカウンターを狙う磐田というわかりやすい試合展開。
川崎のミスに乗じて磐田がロングカウンターを何回か成功させてこのスコアになりました。

こういう試合って、評価が物凄く難しいんですよね。
コンセプトを忠実に実行し、チャンスを大量に作った川崎の戦いは評価に値します。
難易度の低いサッカーを選択した磐田よりも川崎の方がチームとしての完成度は
高いのですが、だからといってこのスコアの試合で、負けたチームの方が優れていたと
コメントするのはさすがに無理があります。

ポゼッションvsカウンター。
アンチフットボールの是非を問う、地平線の彼方まで平行線を辿るであろう論争。
私は磐田ファンであるが故に、先方からやっているサッカーを揶揄されても
「だから何?勝ちゃいいでしょう」と思ってしまうのですけれど、
もし磐田がポゼッションサッカーをやっていて今日の磐田のようなチームに負けたら、
「カウンターサッカーめ」と不満を感じると思います。
だからもう、立場次第なんだろうなと思うことにしました。

話題が試合からズレてしまいましたね。
この試合のポイントは、川崎がシュートを何度もポストに弾かれる不運に見舞われたこと、
焦れてミスをしてしまったこと、磐田が精度の高いカウンターを使ったこと、
この3点として、試合の総評とさせて頂きたく思います。


■ジュビロ磐田について
中断期間の3週間、この試合に向けてエナジーを注いだことが伺える試合でした。
名波監督の試合後のインタビューで、「川崎には怖いパターンがある。
失点はそのパターンではなかったが、危ないシーンが3回くらいあった」とコメント。
この「怖い川崎のパターン」が何か気になって、帰宅後に川崎のダイジェストを
何試合か見てみたのですが、恐らく中盤から前線に向けての鋭いスルーパスからの
シュートというパターンのことなのではないかと思いました。
そのパターンで3回危ないシーンがあったかは覚えていませんが、
今日の磐田の失点はセットプレーとロングパスで、失点したパターンとは違いますしね。
仮に自分の読みが当たっていたとしたら、人数をかけてゴール前を固め、
なおかつムサエフと川辺で縦パスに対するフィルタを張った名波監督の選択は
間違っておらず、実際に機能していたと思います。

川崎はカウンターで仕留めなければいけないチーム。
これも、正しい読みだと思います。川崎サポの皆様におかれましては、
カウンターサッカーをされたことを不快に思うのではなく、
そうでなければ点を取れないチームと認識されている、ということで
何卒お気を鎮めて頂きたいところです。

あとは、いい加減もうしつこいかもしれないんですけど、川辺ですよね。
パス回しを得意とする相手に対し、焦れることなくムサエフと共にブロックを作り続け、
機を見たオーバーラップで2得点を記録。チャンスと見るや開始直後でもゴール前に
飛び出す積極性のなせる技ですね。本人のコメントにもある通り、上がるタイミングの
判断が正確になってきたな、と。上がって攻撃が失敗した後の切り替えも迅速ですし、
攻守両面で存在感は非常に大きくなっています。今後、もっと大きなステージに進める
可能性は十分にあると思います。

この勝利で連勝を6まで伸ばした磐田。
中位グループから離れ、上位戦線に踏み留まっています。
ほんの2,3年前を思い返しても、J1で上位争いに絡めるなんて、夢のようです。
豪雨の中、難所を越えた磐田。夢の続きを、少しでも長く見させてほしいと思います。

試合については以上です。

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以下、トピック。

■デスYMCA炸裂
年に一度の恒例行事になっている、川崎フロンターレのホームゲームでの
西城秀樹による「YOUNG MAN」の生歌披露。今年は、この磐田との試合で
生歌披露が行われました。観客を大いに盛り上げるイベントなのですが、
実はこの歌を生で聞いてしまったアウェーチームは、
J2に降格するというジンクスがあります。
去年の記事で恐縮ですが、詳細は下記を参照。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=17484
【注目ジンクス】西城秀樹の「デスYMCA」で新潟がJ2降格!? 降格確率は「86%」

前田遼一のデスゴールが注目を集めていた頃、いろんなチームが「ウチにあるぜ!」と
様々な呪いをアピールしましたが、それらの数ある呪いの中でも豊富な実績(?)
を誇るジンクスです。当方、この手のジンクスは論じるに値しないと考えていますが、
今年のYMCAが磐田戦と知った時は「やってくれるなぁ」と嫌な気持ちになりました。
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画面中央下部の車上に写っているのが西城さんです(笑)

前述の通り、この試合は磐田の今後を占う意味で重要な試合ではありましたが、
個人的にはこのデスYMCAの呪いを跳ね返すためにも勝ってほしいところでありました。
ハーフタイムにヒデキが歌っている時には、大人気ないながら、
かかってこいよデスYMCA、跳ね返してやるよ」とイキってしまいました。
結果は既出の通り、5得点のゴールラッシュで磐田が快勝
勝点は34に達し、十分にJ1残留を狙える勝点となりました。
勝利の瞬間、デスYMCAが頭によぎり、物凄く気持ちよかったですね。
この調子で勝点を重ね、ジンクスを打ち破ってほしいと思います。


■名波監督の鹿島愛
以前から鹿島を褒めるコメントを数多く残し、鹿島への愛が噂されている名波監督。
この日も試合後のインタビューで、鹿島への愛情を叫びました。
この試合で磐田は、5-1にした後に1点追い上げられてしまったのですが、
そのことに関する名波監督のコメントは以下の通り。
5-1から5-2になるまでのあの時間帯が、まだまだふわふわしていたと思う。
アントラーズだったらこんなこと絶対にしないような展開だったと思う。

監督、どんだけ鹿島好きなんですか・・・(笑)
まぁ実際鹿島は、磐田が川崎と打ち合いを演じる同時刻に甲府相手に3-0の快勝。
王者たる磐石ぶりを見せ付ける勝利をあげています。
名波監督が理想として挙げるのもわかりますね。
現状ではチームとして大きな差をつけられてしまっていますが、
いつか鹿島に肩を並べられるように、精進を続けていきたいところですね。


今日は以上です。



7月最後の試合はガンバ戦。

ここまで公式戦5試合で5勝。
セビージャ戦を含めると6試合と過密日程を過ごしてきた7月の最後は吹田スタジアムでのゲーム。

アントラーズの勢いが全く止まりそうにない為是が非でも勝ち点3が欲しい試合だったが…。

セレッソは練習中の負傷により山下が離脱。
木本が代わりに入る。

ガンバは新戦力のファン ウィジョが先発。
中断期間の練習でいけると判断したのだろう。

ボール奪取に長けたボランチ、大型のCB、FW陣
非常に似通った並びになった印象。

お互いにCBはよく跳ね返すしFWはよく収まる。
セレッソでは杉本、ガンバではウィジョが起点になった。

ウィジョに関してはJリーグデビュー戦とは思えないほどチームに馴染んでおり、中断前とは別チーム。
お互いに決定機を作りつつも前半はスコアレス

後半、先手を取ったのはセレッソ。
ロングボールを山村がそらして抜け出した杉本が東口の股を抜いてゴール。

しかし藤春のクロスからウィジョにヘディングを叩き込まれ追い付かれる。
松田の藤春への対応、木本のウィジョへの対応、どちらも甘い。

ガンバは藤本からアデミウソンに交代。
一方のセレッソは水沼から関口に交代。

関口は悪くなかったが試合の流れはここからガンバへ動く。
この辺りからソウザの脚が止まりかけている。

逆転弾はCKから、井手口のボールに三浦。
このシーンは正直お手上げ。
ボールもヘディングも完璧。

更にガンバはウィジョを米倉に変更。
アデミウソンを入れて前傾になったチームのバランスを戻す。

セレッソは柿谷に代えて澤上。

この段階でチーム全体の脚が止まった。
最後はカウンターからアデミウソンに仕留められ勝負あり。

GW以来の敗戦はアントラーズとの立ち位置がひっくり返る大きなダメージになった。

危惧していた部分がはっきりと出た試合になった。

サマーブレイクを取れない中で、今季走力ではサガンと1,2を争うガンバに対し完全に走り負け。
最終的には4キロ近く走行距離で上回られている。
条件の厳しいこの試合を耐えればこのまま走れると思っていたのだがそんなに甘くはないか。

新戦力のウィジョは素晴らしい出来で、待望の本格派のFWを得たガンバはここから息を吹き返すだろう。
クロス、セットプレー、カウンター。ここまで今季のセレッソがやってきたようなパターンでやられた試合だった。


次はホームでコンサドーレ戦。リカバリーをしっかりやってキンチョウでの全勝を維持したいところ。

余談
今回は1試合だけ別時間開催になったコンサドーレ対レッズ。
と言ってもこの試合へのコメントは采配批判になりそうだが…。

序盤からやり合っていた都倉と槙野だが、CKから都倉が先制。
やられた槙野は積極的に前に出るようになって裏が狙い目かなーと思ってたら槙野が都倉の顔を踏みつけ退場。
リードされた上に1人減った結果ペトロヴィッチは何故かハーフタイムに3枚替え。
ほんの数分で交代出場の那須がハムストリングを痛め負傷退場し残りの時間を9人で戦うハメに。
終盤まで粘るもジェイに仕留められ勝負あり。

正直頭が沸騰して暴挙に出たらしっぺ返しが来たとしか思えない試合だった。
それでもチャンスを作ってた辺りはコンサドーレ側の2人少ない相手に対する中途半端なアプローチが原因ではあったが。
10人なら追い付けたのではと思わせる試合でもあった。

チャナティップもジェイも優秀ではあるので残留は四方田監督のマネージメント次第になりそう。
ドローに持ち込めそうなところで中途半端に攻めにいって負けた試合をいくつか見ているので残留を目指すならある程度の割り切りを持ちたいところ。

レッズがスルガ銀行杯に出る影響で22節で唯一の繰り上げとなったこの試合。

ワールドチャレンジと同じ日程に出来ないのだろうかスル銀杯。
前倒しの影響で余所がサマーブレイクでリフレッシュする間もお互い疲弊していく感じ…。

ルヴァンでプレーオフに回ったり天皇杯残ってたりするのが悪いと言われればそこまでだが…。

レッズと言えば2節で文字通り粉砕された相手。
今季は僅か2敗な上、レイソル戦の負けは丸橋のあれによるもので
文字通り完敗したのはカップ戦含めこの試合のみ。

当時の印象は最終ラインにプレスを掛けられれば…というもの。
阿部の介護で誤魔化しているが、最終ラインは勿論西川もわりと足元怪しいし…。

ただ、今のレッズは絶賛崩壊中である。
目に見えるような壊れ方をし出したのはジュビロ戦以降。

ただ、戦績を見ると埼玉ダービー以降ずっと怪しい。
ダービー以降の10試合で勝ったのは18位アルビレックスに2回、17位サンフレッチェに1回のみ。

そもそも開幕から見ても調子がいいチームに勝ったのは5節当時連勝中だったヴィッセル戦ぐらいなもので、強豪チームにはまあ勝ってない。
レイソルに続いて前半で敗れた相手はきっちりと叩いておきたい。


レッズのスタメンにはズラタンが。武藤じゃないのかよくよく考えたら高さ対策かも。
セレッソは清武負傷後のいつもの並び。

開始6分で試合が動く
CKから西川が中途半端に弾いたボールを山口が拾うとソウザへ。
ソウザのミドルが柏木に跳ね返ったボールに水沼が反応。
水沼のクロスは関根に当たってコースが変わるも、杉本が流し込む。

このシーンレッズ守備陣は詰めた関根以外何故か全員棒立ち。
森脇と柏木が手を挙げて謎のオフサイドアピールをするが、きっちりラインを見てポジション取ってた水沼は当然オンサイドなので…徒歩でアピールする前に守備に集中すればいいのに…。
結果的に杉本はフリーで流し込むだけに。

再開直後にまたゴールが生まれる。

リスタートからGKまでボールを戻したレッズに対して前からプレスをかける。
西川から柏木への縦パスを山口が突いて山村が攫うと山口→ソウザと繋ぐ。
ソウザはキープから外の柿谷を選択。
柿谷のクロスから杉本のヘディングは槙野に当たってゴールへ。

酷かったのは西川→柏木の縦パスとマークが完全に外れていた杉本。
マークは槙野かなぁ…遠藤からは杉本見えてないし。

ここまでを見る限りなんで西川先発なんだろうかってレベル。
クリアは半端、縦パスが相手の起点。
ボール全部蹴らせて止める面で勝りそうな榎本にやらせる方が失点減りそう。

いずれにしても2点連続でゴール前の1トップがフリーという有り得ない状況を見るとレッズの崩壊の原因もわかりそうなものではある。

10分にも杉本山村柿谷の3人で決定機が生まれるもシュートはポストに弾かれる。
もうちょっと外側に跳ね返ってれば山村が押し込めたのだが…。
柿谷のスルーパスは上手かったけどなんであんなにニアゾーンがぽっかり空くのだろう。

いい流れで2点取れたのだがここからチームがずるずる下がると18分に失点。
森脇の対角へのロブをラファエルシルバが落とすと興梠がシュート。
ジンヒョンが弾いたボールをズラタンに押し込まれる。

興梠にシュートを打たせたくなかったところ。ラファエルシルバの完璧な落としはこの試合の好プレーの1つ。

前半既に2-1だが27分リードを広げる。
興梠に入ったボールをヨニッチと挟み込んで山口が奪うとそのまま縦にドリブルしてミドルシュート。

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ボールを奪ったシーン。何故か顔を押さえる興梠とプレスに行くか一瞬迷う柏木。

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迷った仕草は見せたが棒立ちで山口の侵入を許す柏木。
この段階でバイタルがぽっかりのまま。

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慌てて少し離れた位置から飛びだした遠藤。
オフサイドの基準をずるずる下げる槙野。

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上の写真と何も変わらない興梠・柏木。
飛び込んでくる遠藤より早くシュートモーションに入る山口。
槙野が下げていくラインに合わせて飛び込む準備に入る杉本と水沼。

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結局ほぼフリーで前向いてシュートを撃ってきっちり決めた山口。
このシーンはレッズの守備の問題点がくっきり。

というか若手が身体投げ出してるのに何故かサンフレッチェ脱出組は緩い。
もう一つ疑問なのが守備で阿部があまり効いてない。

春先にボコられた時は阿部のボール回収が実に見事で敵ながら惚れ惚れしたのだが。
こういうところ埋める為に阿部がいるのではなかったのかと思うのだが、この試合はソウザ山口の方が余程ボールを拾えていた印象。

そして35分に更にもう1点。

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中盤でボールを拾った山口からソウザ

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杉本に縦パス
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一旦ソウザに戻す
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サイドの柿谷に渡す
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ソウザに戻す
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杉本に縦パス
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飛び込んで来た丸橋に落とす
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杉本にスルーパス
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1対1をブロックされる
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丸橋が逆サイドの水沼に展開
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スクリーンショット (203)
スクリーンショット (204)
クロスから丸橋トラップしてシュート。

この流れで追加点。
レッズのお株を奪うような崩しと水沼のピンポイントクロスでリードを広げる。

丸橋があそこで胸トラップしてるのはクロス被った森脇の位置取りがまずい。

これで4-1。セーフティリードと言える状況になったはずだった。
しかしATにラファエルシルバにミドルシュートで失点を許す。

3人でプレスかけてるのに叩き込まれるのはコースが潰し切れてないなぁと。
特にヨニッチの足の出し方は反省点。

前半終了時点で4-2。
相手の監督はここで2枚代えて勝負に出る。
一方夏場の連戦への消耗を考えたのか指揮官は後半試合を殺しにかかる。
早い段階で山村を最終ラインに下げブロックを作る。

クロスやセットプレーは弾き返せる。
スペースは潰す。

相手が最終ラインまで攻撃に参加してきたときに適宜カウンターを入れて3バックを足止め。

正直言って後半はエンターテイメント性には欠けただろうが指揮官の思惑通りに進んだことは間違いない。
打ち合い上等になりそうな空気を止め2点リードを維持しつつカウンターを最後まで遂行しタイムアップ。

上位陣でセレッソだけが1試合多く消化する状況になる中で、きっちり3を積めたのは非常に大きい。
直下のライバルチームに対して勝たなければ引き離されるという状況を作れたのは大きなプラス。

次はルヴァンカップのプレーオフ。
アドバンテージをきっちり活かしてベスト8に残りたいところ。


こんばんは。7/16に愛鷹広域公園陸上競技場で開催されたJ3リーグ第17節 アスルクラロ沼津vsグルージャ盛岡に行って参りましたー!

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なんと愛鷹で試合を観るのがyou@あず】天皇杯1回戦 アスルクラロ沼津vsサウルコス福井
この時以来(4/22)…その後相模原、YSCC、京都サンガ、Fマリノス全部アウェイ!
どんだけ愛鷹行って無かったんだ自分は…

さて今日もお馴染みの愛鷹PAからスマートICを通ってスタジアムへ向かいます。
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この日は高校野球の地方予選が始まったという事もあり、駐車場は混みあいました。
個人的な話ですが、2年前初めてアスルクラロ沼津の試合を観戦した際も高校野球の大会中だったんですよね。早いものでもう2年も前なんだなぁ…

しかし、当時のブログを振り返るとスタグルも増えたなぁ!って思います。観客も増えた!
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この日は「アスル女子」というイベントで女性はピンクのオリジナルシュシュプレゼントや選手とのハイタッチイベントへの参加などがありました!女性のファンも是非増えてほしい。イケメンの選手達が愛鷹で待ってます!



◎今日の愛鷹オススメグルメ◎
毎度お馴染みのコチラですが、今日はコチラ!クレープLinoLinoさん
ラブライバーさんを応援してる香貫にあるお店ですが、5月辺りから愛鷹にも出店されています!

アスルクラロのゴール裏「ハーフタイムショー」でお馴染みの寝そべり縫いぐるみもクレープの包装に包まれています。
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この日はホイップチョコみかんクレープをいただきましたー!(ラブライブ的に言うと組み合わせはヨハネ&チカですね。)
ジャンボフランククレープ気になる。
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続いて、神奈川県は葉山からやってきた「footart]さん!
フットボールの美しい写真や全て手作りの写真立て、スマホケースに更にはアスルクラロカラーのアンクレットと、フットボールを題材とした芸術的な作品が展示されていました。(撮影許可済)
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こんなの部屋に飾ってあったらオシャレさんですな。

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アスルクラロカラーのアンクレット!写真には写ってませんが、サッカーボールの形をしたワンポイントのメタルチャームが付いています(¥1,400)

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こちらはスマホケース!これも良いなぁ・・・と思いつつもこの日グッズでお金使いすぎたので手が出ず。

途中、伊東輝悦選手がお店を訪れてて店主さんと話して興味深そうに見ていました。片手にコーヒーと完全なリラックスモードでしたが、元日本代表選手の訪問は店主さんも嬉しかったんじゃないかなぁ。


久しぶりの愛鷹なのでもう1件、フォロワーさんにオススメされた「御殿場インディア」さんのバターチキンカレー!

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これがまた旨い!辛すぎず、甘すぎない!食欲が沸くカレー最高です。
アスルマスクさんに丁度ここのお店の前で遭遇して「ラッシーも美味い」との事。今度買おうと心に決めるのであった。
「友人に美味しいと教えてもらってきちゃいましたー!ブログやってるんですよー」みたいな会話したらポテトをサービスで貰ってしまうという役得(*''▽'')

でも本当このカレーは美味いオススメ!

◆新グッズ発売◆
この日からアスルクラロ沼津は新グッズがいくつか発売になりました。

ユニTシャツ(一般4,000円/ソシオ3,200円)
全力アスルタオマフ(一般1,500円/ソシオ1,200円)

ユニTはデザインがユニフォームとほとんど同じ!この価格なら買う人も増えてよりスタジアムを青く染められそうですね♪
そんなこんな…最近愛鷹に行けてなかった自分がグッズを買った結果。。。
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まぁこうなるよね。(因みにタオマフも買いました。)

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この日は先日のクラウドファウンディングのチケットで入場

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団扇とか色々貰った。


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ピッチではアスルクラロ沼津U-15と清水エスパルスU-15の子達が試合中。
まさかこんな形で俺ダービーを初めて愛鷹で見るとは(笑)

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この日のゲーフラの多さは凄かった。
ラブライブ!サンシャイン!!も、そうだけど淡島マリンパークの「うみねちゃん」だったり、のっぽパンのキリンだったり。
バリエーションも増えてきた感じ!何気に「全力」って書いてあるゲーフラは現地で即興で作ったという事もお伺いしました。絵心すごい!
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この日のハーフタイムショーも凄かった。増えたなぁ…。
そして後半の応援にはアスルクラロのチアリーディングJUWELSの子達も「青空Jumping Heart!」のチャント等に合わせて踊って盛り上げてくれました。

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盛岡サポーターの皆さまようこそ愛鷹へ!
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全力アスルのタオルはこう並ぶとカッコいいですね!

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円陣の写真撮るの好きで必ず撮るやつ

試合中の応援の話なんですけど、この日は団扇が配られたこともあって、メインスタンドからは応援のチャントに合わせて手を叩く、団扇を叩く音が良く聴こえました。(音の反響も凄かった。)
試合前にコールリーダーのザビ太さんからも「メインスタンドの皆さんも応援よろしくお願いします」という挨拶がありましたが、こういう手拍子を聞くと一体感を感じます。

◆早々の先制点と新しい試み◆
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スターティングの並びはこんな感じ。
試合開始から積極的に仕掛けて開始4分、スローインからの流れを染矢選手の粘りから薗田選手が最後は合わせて幸先よく先制します。

最近、どうも「沼津の攻略法は3バックを作ってサイドで数的優位を形成する」みたいなのが流行りの様で、この日の盛岡も元々3バックのスタイルを採用している点もあるのか3バックにWBの2枚が加わって5バック気味な陣形なシーンがチラホラ。

まぁ、それは沼津側もわかってるんでしょうね。攻撃のパターンにだいぶ変化だったり見られるシーンがありました。
秋田戦もあるし、後半戦へのカギになるかもなので今回は戦術的な話とかは触れません。(これについて書いたら試合の記事長くなるんだけど)
ただ、パターンとしては1つでは無く何個か用意してるな。という印象。ボールの回し方も、DFラインを含めて1列いつもより下げた位置を使ってみたり前線の連動等も意図を感じました。

盛岡の攻撃はCK等のセットプレーでGKの大西選手の判断が難しくなるようなスクリーンとフワッとしたボールが結構厄介でした。大西選手は尾崎選手に「ちゃんと声出せ」という様にかなり言われてましたね。頑張れ大西選手。GKは味方をなぎ倒してでもボールを掴んで欲しい。守護神となれ!

流れの中ではもう1枚侵入してきたら怖いな。。。というシーンがありましたが、青木選手、前澤選手、小牧選手を投入しキッチリ締めて1-0で勝利。折り返しを無失点の白星で飾りました。(3枚目投入直後、尾崎選手が痛んだ時はヒヤヒヤしました。)
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  ◎試合後、てくてくアスル番外編◎
今回は色々番外編で!
というのも、

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私この日誕生日だったのですよー!(クラウドファウンディングのチケットをこの日にしたのもこの為)

愛鷹では、色々な方にお祝いして頂きました。改めて心から御礼申し上げます。アスルに出会い、沼津に出会い、皆さんに出会えた事。今年を象徴する様な忘れられない誕生日になりました。
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頂いたお土産やイラスト等。

更に…
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全力ステージでアスルドダックさんが前座を務めた後に、こんなアスルキッチンの真ん中でサポーターの皆さまに囲まれながらハッピーバースデーの歌でお祝いまでして頂きました。

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愛鷹の歌姫・アスルドダックさん曰く「こんなサービス滅多にしないんだからね!」
あ、マクロスFのシェリル・ノームですね。わかります。流石、愛鷹の歌姫。

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試合後は以前から企画していた、アニメxサッカー勢の方々と(合計13人で)駿河湾沼津SAへ食事会。
ラブライブ!サンシャイン!!をきっかけに、全国様々な所で出会ったり沼津に応援で来てくれてる方々で交流会と勝利の打ち上げとなりました。
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普段中々話せない人と話せたり、水戸や金沢等他のチームの話をしたり。コラボのメニューで貰えるブロマイドを交換してたり、各々楽しんで頂けた様で開催して皆さんが喜んで頂けたのなら良かったなと思いました。(なんとこの日は初沼津という方も)

更に、先日の「広報ぬまづ」をこれに合わせて、喜んで貰えるなら使ってください。と何部かフォロワーさんから頂きました。当日は遠方組でじゃんけん大会をしてプレゼントとして配布させて頂きました。合わせてこの場で感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。皆さん喜んでいただけました。

こうやって出会って、共にアスルクラロを好きになって応援して、沼津を好きになって。お互いがまた相手のチームを応援に行ったり交流が広がっていったら良いなと思います。


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来週は再び首位秋田戦!前回の雪辱へ! 頑張れアスルクラロ沼津!

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初めに今回は同じフットボールマンションの磐田サポ、夜磐さんも後半から応援に駆けつけてくれました。こちらも是非ご一読ください。夜磐さん。援軍ありがとうございました。
自分の記事は書きたい事書いていったらめっちゃ長くなってしまいました(汗 

沼津行きの終電に乗り日付を跨ぎ終点沼津に到着した。

7/12 ニッパツ三ツ沢で行われた天皇杯3回戦 横浜Fマリノスvsアスルクラロ沼津の試合は、ご存知の通り4-2でFマリノスが勝利。アスルクラロ沼津の夢物語はここで幕を閉じる事となった。

敗戦した試合の帰り道というのは少し気持ちが重いものだ。まして、それがアウェイの遠征だと尚の事だろう。
だがこの日の足取りは決して重い物ではなかった。むしろ選手とチームにサポーター、そしてこの沼津という街を誇らしく思う気持ちでいっぱい。胸を張って沼津という街に我々は帰ってきた。

■挑戦の朝、愛する街から挑戦の地
待ちわびたJ1との初対戦。ニッパツ三ツ沢にはYSCC横浜戦以来の遠征。
前回、静岡駅までの終電が思ったより早かった為に、今回は念の為、愛する街沼津まで車で移動した。



スポニチ笑いましたよ。

「決戦」って言葉は実はあまり使わない様にしてました。
内浦まで車を走らせ、淡島とラブライブ!のED「ユメ語るよりユメ歌おう」の舞台長井崎中学校前でアスルユニチャレンジ。今日はゴール裏からみんなでユメを歌い続けたい。

沼津港新鮮館!勝ってる試合で最後に歌うチャント。今日もこれを歌いたいんだ。


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狩野川沿いを少し散策。ここがどこかきっとすぐばれる。


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仲見世商店街や沼津の街中には夏祭りのポスターが、別バージョンもあるはずなんだけど、ほとんどAqours版しか見なかった。

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横浜駅から住宅街を縫っていくと坂を上ってバックスタンドの裏手に出ました。
目の前にはマリノスとアスルクラロのフラッグが風に揺れています。「ついに来たんだ…」心に来るものがありました。

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■感謝
現地に着くと色々な方から声をかけて頂きました。
先日ボランティアスタッフで参加した沼津「あげつちアロハライブ」に来てくださった方、アニサカ勢で遠方から沼津のゴール裏に援軍で来てくださった方。ライバーさんや初めてサッカー観戦に来てくださったフォロワーさん。そしてお馴染みのアスルクラロサポーターの皆さま。
最近は、本当にこうやって声をかけて頂ける事に感謝しかありません。
私自身、毎試合足を運べるわけではありませんがアスルクラロに出会って、沼津の方々やラブライブのファンの皆様に出会ってから幸せな時間をご一緒させて頂いてるなと感じます。(恥ずかしいからこの話やめ)

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京都戦での宇迦様の「勝守」と上土朝日稲荷あげっこさん

■アニサカ勢が繋げたFマリノスとアスルクラロの交流
アニサカゲートフラッグ撮影会を企画して下さったマリノスサポーターの方がいらっしゃり、スタンドの外では交流撮影会も行われました。
所属するディヴィジョンが違う為、中々交流できないサポ同士が何か共通の趣味から輪を広げる。素晴らしい事だと思います。
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アニサカと言えば、少し話が逸れますがスタジアムに入るとアスルクラロサポーターの女性の方から「応援に来てくれたライバーの皆さんに本物をあげられくて申し訳ないけど、良かったら配ってください。」
と先日の「広報ぬまづ」の表紙を上質な紙にコピーした物を頂きました。
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アスルクラロを応援しようと来てくれるラブライバーの皆さんに何か喜んで貰えないかと準備して下さったお気持ちが凄く嬉しく、ここで紹介させて頂きました。

また、コールリーダーのザビ太さんからも初観戦の皆さんにも楽しんで一緒に応援して貰いたいという趣旨の挨拶があり、いつも通り冗談が出たり、笑顔や笑いが絶えないアスルクラロ沼津ゴール裏のほのぼのした雰囲気は気合が入り過ぎてしまいそうな状況の中でも沼津らしさを溢れるシーン。


■「J1の壁」 前半45分
陽も西の空に沈み照明に灯がともる。お客さんの入りと共に運命のキックオフは刻一刻と近づいていた。
マリノスのゴール裏の大声援にアスルのゴール裏で初めてザビ太さんがトラメガで何のチャントを言ってるのか聴こえなかった位。
清水エスパルスの試合の時は何とも思わなかった事だけど、あんな大人数を初めて相手にする気がした。
ただビビる事は無かった。こっちも全力で応援するだけ。こっちにだって仲間がいる。

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Fマリノスはリーグ戦とほぼ変わらないメンバー。日程的にも次節まで少し時間があり疲労への考慮も必要ない。最高の相手である。
対するアスルクラロ沼津は日曜の長野戦と総入れ替え。前回の京都戦同様に天皇杯仕様のチームでオーダーを組んできた。翌日曜にも盛岡戦を控えており、中村選手や染矢選手の突破がどこまで通じるのか見たかったという気持ちはあるが、ここは監督の決断。

吉田監督がJ3リーグの会見でしばしば言っているが「選手全員が常に全力で」その通り今日出るメンバーをそして吉田監督を信じる。そうやって京都を打ち破ってこの地への挑戦権を手に入れたのだ。










そしてキックオフ。「アスルらしく全力で、楽しもう最後まで

試合はアスルクラロは慎重な立ち上がり。対してFマリノスはサイドから少しずつ揺さぶりをかけてきます。
ゲーム序盤はアスルクラロの左サイド、藤嵜選手のエリアで少し突破口を探してた感がFマリノスにはありました。サイドで1対1になればJ1クラスの選手は仕掛けて抜きに来ます。藤嵜選手も何とか対応してましたが、時には抜かれそうになるシーンも、しかしここはサイドハーフの前澤選手が素晴らしいカバーリング。J3開幕当初、福島や藤枝に攻略された左サイドの姿はそこにはありませんでした。

左で成果の得られなかったFマリノス、沼津中央の伊東選手・菅井選手のフィルターを掻い潜るように起点を左サイドの斎藤選手と中盤の扇原選手に置きます。
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アスルクラロで目に着いたのは黄色い⇔で書いたエリアでは深追いしない事。
マリノスサポの方には「斎藤放しすぎなんじゃないか?」と書かれている方もいましたが、放してると言うより深追いして裏を開ける方がゴールへの確率が上がってしまうから中を固めるいう部分だと思います。
またオレンジの●で囲ったエリアでボールを動かす事で菅井選手や伊東選手は中央を捨てて食いつく訳にもいかず、右サイドの白石選手含め、ボール奪取には苦労していたかもしれません。
バブンスキ選手が動くタイミングで動き出し、斜めのボールは喜田選手、前田選手に届けばビッグチャンスになり、実際何度も右斜め45度辺りからシュートを浴びるシーンが多かったと思います。

反面、決定機でシュートが枠外へ外れたのはアスルクラロCBの田中選手のDFが我慢強く対応した点も忘れてはなりません。
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DFとしては基本的な動きなのですが、無理にくっつき過ぎず切り返しの選択肢を与えなかった事で失点を避ける事に成功していました。

しかし、14分Fマリノスに先制点を許します。先ほど書いた左からの展開で初めて喜田選手の前にシュートスペースが生まれます。前にはアスルクラロのDFとFマリノスのFW富樫選手がいましたが、GKのブラインドになる可能性も、途中で誰かに当たってコースが変わる可能性もある所謂「選択肢がいくつもGKの頭によぎる」という対応に難しい状況。
実際失点も右隅へ放たれたグラウンダーのシュートが当たりコースが変わるというもので右に態勢を崩しながら必死に掻き出そうとしましたが及ばず。

その後は何とか全員で耐え、沼津の渡辺選手のミドルを中心に応戦しますがPAまでは中々侵入できず、このまま0-1か最悪でも0-2で前半を折り返せれば吉田監督のプランの許容範囲かな?と思っていたが、日本代表クラスの選手はそれを許さなかった。

前半終了間際の時間帯、Fマリノスのキャプテン斉藤学選手はDFの裏を取るとGK石井選手が一度は防いだ物のこぼれを拾われ追加点を奪います。
更に前半終了直前には同じ展開から今度はバウンドしたボールをトップスピンのハーフループの様なGKのタイミングをずらすシュートで0-3。
特にこの3点目のゴールは直前のバウンド時にアスルクラロGKの石井選手は位置取りをちゃんと後ろをチラっと見て確認していたんですよね。強打のボレーでこの位置なら絶対に止められるという位置取りだった。故にシュート自体のタイミングも一番取りづらい位置へ撃ったあの一撃は見た目以上の凄さでした。

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■湿ったれるなんて沼津らしくない!ハーフタイムショー!
挑戦を胸にやってきた沼津。絶望的な0-3のスコアでも項垂れる事は無い。
ピッチを引き上げていく選手をサブの選手達が全員で迎える。特にGKの石井選手には控えの大西選手や数名が駆け寄って迎えた。まだ、最後まで終わっちゃいけないんだ。そう思った。

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アスルクラロ沼津恒例のハーフタイムショーと言えば寝そべりだ。
こんな状況で沼津サポもさぞかしションボリしてたのだろう…とお考えの方も多いかもしれない。
それは違う。こんな状況だから楽しんでいた。それも過去最大の寝そべり作戦であった。

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京都戦の時は後ろでゲーフラを持って手伝っていたが、この日は人が多すぎて少し離れた位置へ退散。
逆にそのおかげで普段少し離れたエリアで一緒に応援している方々の声も少し聞けた「これが沼津だよね」「すごいな(笑)」「今日どれだけライバーさんきてるんだよ(笑)」
傍から見たらおふざけかもしれない。でも湿った状況だったからこそ余計にこういった事が気持ちを切り替えさせてくれた。

俺たちはいつも通り楽しんでる。まだまだ選手もやってくれる。


■「はばたけ沼津 蒼き戦士達よ」 後半45分
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後半が始まるとアスルクラロ沼津は再び躍動する。ハーフタイムにどんな檄が飛んだのだろう?
持ち前の前からハメていくプレスを積極的に仕掛け主導権を握ると逃げ切りに無理をする必要のないFマリノスはカウンター重視の重心の低い守備的な展開へ。

54分小牧選手を下げエースの薗田選手をピッチに投入。更に61分渡辺選手を下げ、突破力と飛び出しのある太田選手を入れ前線を活性化させる。恐らく、元々この時間帯に吉田監督は「勝負所」を持って来たかったのではないだろうか?

いける。やれる。歴史を刻んでくれ!俺たちの沼津を見せてやれ。ゴール裏の熱気も最高潮だった。



そして80分アスルブルーの稲妻が遂に扉をこじ開ける。



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↑この写真撮った記憶が全くない

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遂にJ1から初得点を刻んだ。アスルクラロ沼津の歴史に新しい1ページ。未来を切り開いた


ただ、これはまだ終わりじゃない。まだ10分ある。選手もサポーターも誰一人満足なんかしてなかった。まだやれる。沼津のサッカーを最後まで見せるんだ。そんな気持ちが伝わってきた。

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83分 ジョニーこと鈴木淳選手が今シーズン初のピッチへ。熱い気持ちを持つ男が帰ってきた。



大きなピンチもGK石井選手やDF陣は体を投げでして止め続けた。
しかしAT、横浜はウーゴ・ヴィエイラ選手がDFラインのパスを抜け目なくカットし試合を決めるゴール。4-1としほぼ勝ちを手中に収めた。

普通ならこれで終戦だろう。だが沼津の選手達の目はどれだけFマリノスに跳ね返されても、まだまだ死んでいなかった。

時間の限り攻め続けた。ATも目安の4分が過ぎ終わりの時は間違いなく迫っていた。

「まだ負けてねぇぞ!」

最後かもしれないCKを得た沼津のFWジョニーが咆哮しゴール裏を煽る。最後まで共に戦え、力をくれ!そう言ってるかの様だった。
倒れてる相手選手にドリンクを差し出し早く立ってくれと促したのもジョニーだった。

それは最後にもう一度、横浜のゴールをこじ開けた。CKからこぼれ球を太田選手が決め4-2(場内放送では白石選手に訂正されていたが天皇杯HP上では太田選手の表記)

ゴールしたボールを拾いセンターサークルへ急ぐ沼津のイレブン。底知れぬそのエネルギーには試合後マリノスのサポーターからも勝ったのにモヤモヤした様な感情を与える程だった。

さぁ、胸を張って帰ろう!沼津へ!

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最後まで悔しさを滲ませるジョニー。かっこよかった。

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フォロワーさんが選手挨拶時に掲げていたボード。選手まで届け

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J3で戦ったYSCCのサポーターの方から沼津のサポーターに差し入れ。
今度対戦する時はのっぽパンあげなきゃ

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沼津に着く頃には日付が変わっていました。商店街では翌日のヨハネ誕生日イベントに向けて徹夜で作業されるお店の方。ジャンルは違えど沼津を盛り上げようと頑張ってらっしゃいます。

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なんか、もう〆書く必要もない。
最高の試合を見せてくれた選手の皆さまと最高の時間を分かち合えた皆さんに感謝。

また日曜日。盛岡戦で笑顔で会いましょう!ばーい

(それにしても凄い感情的になって動画声入りまくってるなぁ。自分のチームの試合の時みたいな感覚。ゴレイロから指示出してる時とおんなじ)

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