フットボール マンション

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2017年05月

ルヴァン杯とリーグ戦連続でヴィッセルとの上位決戦。

水曜日のルヴァン杯はアルディージャ戦のスタメンを全てベンチ外にするも、藤本のゴールを守りきって勝利。
半数がリーグ戦と同じメンバーであるヴィッセルに対し、後半サンドバックになっていたにも関わらず16歳の瀬古をトップチームでデビューさせる等強気の采配も光った。

当然ベストメンバーで挑むリーグ戦で負けるようでは立つ瀬もないので、スターターの11人にはいいプレッシャーになったのではないかと。

スタメンは引き続きいつものメンバー。
怪我や累積、コンディションや戦術面を考えても5戦連続で同じメンバーを組めるのは意外と珍しいかもしれない。
セレッソでそういった事例が過去にいつ頃あったのか調べてみたいところ。

そういう部分も含めてマネージメントではあるなと。
暫くは週一試合に戻るのでまた入れ替えは出てくるだろうが…。

序盤はプレーは激しいもののボールをコントロールしペースを握る展開。
非効率的ではあるものの面白いようにボールが回り崩していく。
ソウザのミドル、丸橋のサイドアタック、柿谷清武山口と2トップが絡む崩しやセットプレー等々。
しかし守護神の攻守や身体を張ったディフェンスで凌がれる。

神戸は個々のスキルは低くないが散発的な攻撃に留まっていた。
厄介だったのは小川だろう。
圧倒的なスプリント回数でどんどん顔を出してくる。

しかし、中坂大森辺りの判断が悪く大きなピンチはあまりなかった。
先制点は29分、最終ラインでのパス回し。
ヨニッチに入る瞬間に山村の動き出し、ヨニッチからロングボール1本。
岩波との駆け引きに勝利しGKとの1対1は右のアウトで流し込んだ
山村の動きは相変わらず本職ストライカーのようだ。

今季5点目となる山村のゴールで先制するとネルシーニョが動く。
前半30分過ぎたところで早くも前線のテコ入れ。
ほぼ何も出来ていなかった大森を外しウェスクレイを投入。

ここからが本番だった。

ウェスクレイが入って起きた混乱はそのまま失点に繋がった。
広い視野でボールを左右に散らし流れを作る。

失点シーンもウェスクレイから中坂→高橋→渡邊千真
技ありの反転ボレーを叩き込まれ同点。

流石ネルシーニョなのか、そもそも先発を間違えたのかは判断に苦しむところだが交代策はズバリ的中。
中坂渡邊や両ボランチも大森の時が嘘のように甦った。


後半に入っても一進一退。
ボールスキルで勝るセレッソに対し効率で上回るヴィッセル。
小川が長いボールに単独で飛び出したシーンは松田の対応で事なきを得る。

攻めあぐねるシーンが目立ちユンジョンファンが早めに動く。
59分柿谷→水沼
細かい崩しが引っかかるシーンが多く非効率的な前線の動きを是正しようとしたのかもしれない。
清武が左に入り水沼は右サイド。

63分の神戸の攻撃シーン。
ボールを奪われ完全に数的不利に陥ったが飛び込んだ中坂のトラップミスで1対1が崩れ事なきを得る。

勝ち越しは直後の64分、清武がボールを持つとサイドに流れる山村にスルーパス。
杉本ソウザがゴール前に飛び込みマーカーを引っ張ると大外に柔らかいクロス。
逆サイドに飛び込んだ水沼のボレーシュートが決まる。

山村のクロス、水沼のシュート共に抜群の精度だった。

更に指揮官はここで杉本を下げ、澤上を投入。
澤上はJ1リーグ戦初出場。
澤上は前線で何度か存在感を見せ、初出場としては堂々のプレー振りを見せた。
恐らくは控えのオプションに入ってくるだろう。

79分には中央でコントロールした山村から絶妙なスルーパス。
しかし受けた清武はコントロールミスで1対1の絶好機を逃す。

正確には味方が横に居たので2対1だったが…。

更に82分にはチャンスでボールを受けた清武だが芝に脚を取られチャンスを潰す。
ここで関口が準備。

清武→関口。
この交代は妥当だろう。

関口はそのまま左サイド。

ここからは走力勝負。
きっちりクローズして試合終了。

ニウトン、ウェスクレイを含めパワーのある選手がここまでの試合で最も多い相手に対し、対応し切った両ボランチの存在感が光る試合だった。
それにしてもウェスクレイの視野の広さは特筆すべき。
ボランチを含む守備陣が常にケアをしており、投入直後を除けば対応は出来ていたものの、ヴィッセル側のボランチに縦を入れられる選手がいればもっと厳しい試合になっただろう。

失点シーンは渡邊千真が上手かったと言うべきか。
身体を預けられた山下が受けてしまった部分はあったが。

勝ち点は3積んで25。
次節勝てば平均勝ち点2ペースに乗る。
次節の相手はアルビレックス。アルビレックスについては後述だが、ルヴァンカップを挟む相手に対し1週間休んでホームということできっちり勝ち点3を積みたいところ。

首位のレイソルはレッズとの決戦。
ここで止まらなければもう少し走るだろうなと。

日立台の硬く起伏のあるピッチがレッズの繋ぐサッカーにどう影響するのかが1つポイント。

余談
今回の余談はベガルタ対アルビレックス。
アルビレックスは就任時に呂比須の「堅い守備からの速攻がこのチームのスタイルだ」という発言を実戦しコンサドーレに1-0で勝利。
今季初の連勝を狙う。
一方ベガルタは3試合勝ち無し。前節もマリノスに引き分け、降格ラインが近付いてきた。
試合はボールを持つベガルタ、カウンターを狙うアルビレックスの構図。

前半、圧倒的にボールを支配し倍のパスを通したベガルタがいくつかのチャンスを作るもスコアレス。
前半シュート1本に終わったアルビレックスだが後半は鋭いカウンターを見せ始め5分の展開に。

そして62分カウンターから零れたボールをチアゴが押し込みアルビレックスが先制。
この時点で呂比須のプランは完璧に遂行された筈だった。

梁、石原に代えて西村とクリスランを投入。
変わらず堅守を見せるアルビレックス。

しかし80分を過ぎたところでこの2人のワンツーからクリスランがPKを獲得。
しっかりと逆を突いて同点。
更に一分後。後ろからのロングボールを天才的なトラップから逆サイドへのボレーシュート。

クリスランが個の力で呂比須のプランを完全にぶち壊した。
直後の鈴木武蔵のチャンスは決めきれず。

結局このまま2-1でベガルタの勝利。
ベガルタは大きな勝ち点3を積み、開幕戦以来のホーム勝利とのこと。

クリスランは通算6ゴール。
90分平均1点を超えた。

そもそもスタメン5試合で4ゴールなのに何故スタメンから外れてるんだろうか…

アルビレックスのサッカーは呂比須以前よりは改善しているようには見える。
今日の出来なら少なくとも上位クラブ相手に前半耐えきるのは難しそう。

次節はホニをケアしつつ早めにゴールを奪いたいところ。

先週の水曜日(5/17)にFC岐阜とロアッソ熊本の試合を観戦に岐阜県の長良川競技場に行ってまいりました。


岐阜に行くのは実に2年振り。
前回はアニxサカがどんな感じで行われてるのか見てみたくて、vs東京Vだったんですよね。
あの時は岐阜城に大仏殿、長良川の日帰り温泉と岐阜を堪能しました。

2年前とまず変わったのは新東名!岡崎まで繋がった事で少し早くなった感じ。
当然、途中のサービスエリアにも寄り道します。


長篠設楽原PAは戦国コンセプトのPA

甲冑があったり

火縄銃売ってたり

直虎は今が旬!こんなデフォルメされた可愛らしいパッケージもあったり

続いて岡崎サービスエリア

スガキヤだったり

手羽先を買って食べました。
矢場とんもフードコートに入ってて、もう完全に愛知県だなぁって感じです。

こんな所で雪ミクに会うとは思わなかった。

さて、今回の遠征寄り道もちゃんとして旅行としても楽しんできました。

向かった先は…
国宝・犬山城!
木曽川の辺にあるこのお城は、長良川競技場からも車で1時間圏内。前回の旅路で諦めていただけに、来れたのは嬉しい(ただし、お城の知識は無い。)



お城までの道筋で神社に参拝し、御神籤とおもかる石で願いを込めてみた。
折角サッカーの遠征だったのでアスルと沼津の街の賑わいを願ったんですけど、石は重くは無いけど、凄く軽くも無かった感じですかね(笑)
御神籤も「悦」悦びを与えれば力になる。とな…そういったブログや活動をしていきたいものですね。

天守閣で木曽川の素晴らしい景色を一望すると、これを見るために来た価値があったなぁと思いました。

お土産屋さんで外人さんに色々聞かれたり、城下町を散策したりして頃合いになったのでスタジアムへ移動。



この日のマッチデープログラムの表紙は清水エスパルスからレンタル中の福村貴幸選手。
実はこの遠征。昨年からエスパルスにどハマりしてる10年来の友人(正直こんなハマる人だとは思わなかった。)が福村選手推しで観に行きたい!との事でやって来たので良いタイミングで来れたなぁ〜と思いました。

選手のパッケージの飴は面白いですね!小袋まで全部そうらしいです。(しかし、袋開けるのちょっと気がひけるな:笑)

さて、岐阜と言えば屋台村!スタグル堪能するぞぉー!

飛騨牛コロッケのおじさんご夫婦と2年振りの再会!
覚えてないだろうな。って思ったけど、「おじさん!2年振りに岐阜来たよ!」って話しして、まだ混む時間じゃ無かったから先週B級グルメフェアでエコパ行ったんだぞ。とか、三島に今度また行くから。とか、それにアスルクラロ沼津を今応援してて、岐阜に居た染矢選手いるんだよーとか話が盛り上がりました。
奥様も2人ともお元気そうで良かった。

勿論、飛騨牛の串とか飛騨牛バーガーとか(牛ばっかりか!)後、鶏ちゃん唐揚げも(2つ食べた所で肘を引っ掛けて全て地球に食べさせるという失態)目移りするご当地グルメは遠方から来た自分達や熊本のサポーターを魅了しました。

今年からNBにユニが変わった為か古いウェアを安く買って、試合中は緑色を着て試合を観戦。ニワカサポです(笑)でも、折角の岐阜!応援もするし全力で楽しみます。



岐阜の空はとても綺麗だった。

ナイトゲーム用に緑のキンブレ売ってたけど、あれ評判どうなのかな?

沼津から上土のPRしてるあげっこ缶バッジをさり気なく連れて行きバックスタンド中央の前列を確保。

試合は大木監督のサッカーを最後まで貫く岐阜と、体の強さで勝負する熊本の対照的なスタイルがぶつかり合う好ゲーム。

沼津出身の庄司選手は凄いね。遠藤ヤットみたいだった。永島選手、シシーニョ選手との中盤は中々に魅力的。
永島選手のファインゴールも素晴らしかった。

お目当だった大木監督のサッカー。エスパルスからレンタル中の福村選手。
一度見てみたいと思っていた庄司選手に難波選手。後、あの変わったFK(笑)
それと熊本も、昨年までアスルクラロに居た光永選手に「ムァキ」こと巻選手も見れて満足。

試合は岐阜が追いつけずホームで残念な敗戦。挨拶に来た福村選手に声かけたかったけど、地面蹴るほど悔しさを露わにしてたからグッと我慢。頑張れ福村選手!
カモンロアッソ見れたからそれはそれで、おぉーってなったり。

夜10時前にスタジアムを出発し、静岡に日付またぐ位には帰宅。今回の遠征も岐阜は楽しかった。今度はゆっくり来たいね。岐阜本当良い所。

そういえば、バックスタンドが変わってた。上が今年。下が2年前。

サンフレッチェに続き残留圏との連戦。

アルディージャは前節の勝利もあり、ここ5試合で2勝1分2敗。
埼玉ダービーから上向いてきている様子。

スタメンは4戦連続で同じメンバー。

序盤、アグレッシブに仕掛けてくるアルディージャ。
前節が恐ろしくスローな入りだったので、集中して躱したいところ。

アルディージャを見ていて惜しいのはシンプルなプレーの精度が良くないところ。
マテウスの個の突破など嫌な部分はあったがミドルパスが逸れてタッチを割ったりトラップを溢したりといった部分で入りの勢いを自ら削いでる印象。

今日の試合で1つポイントだったのはボランチからCBの裏へ落とすボール。
ソウザ、山口共に何度か狙っていて実際チャンスに繋がっていた。

ラインを下げずに耐えていたアルディージャ守備陣に対して非常に嫌らしいプレーだなと。
ここのところポストプレーヤーとして目立っていた杉本山村の2人だが裏抜けの能力も高い。

杉本は単純なスピードがあり、山村はタイミングが非常に良い。
これに加えて柿谷や清武も裏を狙いに行くので高めのライン設定は中々度胸と集中力が要る。

前半は大きな動きもなくスコアレスのまま後半勝負に。

プレスの位置を高く設定、最終ラインまでプレッシャーをかけるセレッソ。
後半は押し込む展開に。

56分、松田の縦パスに抜け出した清武から山村。惜しくもGK正面。
松田らしからぬキラーパスと裏を取った清武の関係性も春先からかなり改善された。

試合が動いたのは63分。
ソウザのCKをニアに飛び込んだ清武が頭で捻じ込んだ。

これで試合を完全にコントロール。
大宮は試合から消えていた大前・マテウスの両サイドを交代。
マテウスはまだボールが届けばチャンスはあったと思うが…。
後半頭の菊地の負傷交代もあり、大宮は残り20分以上の時点で交代枠を使いきった。

左に回した瀬川が何度かいいシーンを作っており、頭から消えていた大前の交代は正解。
一方逆サイドは相変わらず丸橋に前まで運ばれていた。

76分、ソウザのシュートで得たCK。
そのままソウザが蹴るとフリーの山村が叩き込んだ。
実況「強いヘディングですねー山村のハンマーパンチ」
ハンマーパンチ?
試合後インタビューの山村「ずっとフリーだったので」

ヨニッチ木本と並ぶストロングヘッダーが何故最初から最後までフリーなのかという疑問はさておき、非常に大きな2点目が入った。
そもそも大宮のメンバーだと身長の問題でどこもかしこもミスマッチではあるのでCKを何本も許している時点で仕方がない部分はあるかもしれないが…。

前節の丸橋に続いて今日はソウザのCKから2得点。清武をキッカーに使わない程に充実したプレースキッカー陣。

2-0としたセレッソだが今日は5バックへの変更はなし。
37分に山村→関口の交代。

清武をトップ下に置き、ワイドに関口を置いて大宮の陣形を広げにかかる。
86分、関口のグラウンダーのクロスから杉本がゴール右隅に突き刺し3-0。
このプレー、奪ってからのパス交換が約30秒、計14本。

有機的な動きとボール回しで完全に崩し切った。
実況八塚「このアタッカー陣の動きが楽しみです」と言った10秒後にゴールが決まったので八塚半端ない

このシーンのポイントは受ける前の杉本の動き。
前に行く動きから一歩戻り自分の前にシュートを打つスペースを作っている。

関口のアシストで選手交代も大当たり。
ATには山下→木本、清武→福満の交代。
福満はJ1デビュー。
地域リーグ→JFL→J3→J2とプレーしてきた叩き上げの選手がJ1のピッチに立った。

福満は左に入り柿谷がトップ下に。
直後に柿谷と杉本が絡んでシュートチャンスを作る。
倒れたらPKだっただろうが倒れない杉本に価値があるんだと思いたい。

杉本は終了直前の相手のカウンターに全力でゴール前に戻りボールを奪うなど最後まで気合の入ったプレーを見せた。

試合は3-0で終了。
下位連戦は逆転と完封でどちらも3点差勝利で終えた。

この後はルヴァンカップとリーグ戦共にヴィッセルとの試合。
来月末のベガルタ戦まではホーム3試合+ヴィッセル戦ということで負担を抑えられるだろうか。

スタメンは固定されてきているが、後半の選手交代で色々と試している様子が伺える。
また、今のところどれも上手く機能しているのでオプションは確実に増えてきている。
関口木本の安定の2枚も居るので、カードトラブルについては対応できるだろう。

一先ず勝ち点40まではあと6勝。

余談
今日はヴァンフォーレ対サンフレッチェ、ヴィッセル対FCの2つ。

前節余りの脆さに酷評したサンフレッチェだが千葉と工藤がスタメンから外れていた。
代わりに皆川と野上。
これが嵌まった。

序盤はボールを回していたヴァンフォーレ
そのヴァンフォーレが先制。
小椋の素晴らしいミドル。流石にこれはGKノーチャンス。

それでも皆川が前線で身体を張って走り回ると、好調のアンデルソンロペスが絡み柴崎のゴールで追いつく。
その後はサンフレッチェペースで進む。
後半頭には柴崎のCKが中に抜け水本が押し込み逆転。

皆川は終始目立っていた。
前線の粘りは確実にチームを助け、零れ球はアンデルソンロペスのチャンスを生んでいた。
その皆川は終盤脚を攣り、前節までスタメンだった工藤と交代。
アンデルソンロペスが上手く時間を稼ぐ中、工藤があっさりボールを奪われてあわやのCKが生まれたのは皮肉だった。

サンフレッチェは前節とは完全に別チームだった印象。
セレッソサポーターとして今季心の底から実感していることだが前線の粘りは大事だよ…。
皆川が同じプレーを続けるのであれば残留は見えてくる。
競争相手が残留職人アルディージャアルビレックスヴァンフォーレというのが厄介だけど

もう1試合。
ヴィッセル対FC

勝ち点でセレッソと並んでいた2チームだが大差にさえならなければ抜かれないなと思いながら観戦。
先制はFC
大久保→前田→永井。
永井のループは非常に弾道の高い見事なシュートだった。
ヴィッセルは後半18分、ウエスクレイの突破から渡邊千真が押し込んで同点
そのまま1-1で終了。
FCのリード時はFCペース。
それ以外の時間はヴィッセルペース

林の数度の好セーブを加味してドローは妥当な結果だろう。

試合の印象としては審判がFC寄りだなーと。
倒された時のファール基準とか差があるよね正直。
内容も荒さも5分なのにFKの数はFCが3倍多いことに驚いた。

もっと驚いたのはオフサイド0だが…。

痛み分けでどちらも勝ち点20。
勝ち点差2で神戸戦を迎える。

どうにか勝ち点3を持ち帰って欲しいところ。


皆さんこんばんは。
夜磐です。

すいません、サブタイでふざけました(笑)

DAZN で磐田-川崎戦を見ました。

ジュビロ磐田 0-2 柏レイソル
得点者)クリスティアーノ、中川

■試合の流れ
前半から一方的に柏のペース。縦横無尽のパス回しで磐田の守備を蹂躙、
前半終了間際にサイドから磐田を崩し、先制に成功した。
後半に入っても一方的に磐田を翻弄、あわやPKのシーンや
クリスティアーノのポスト直撃シュートで磐田を強襲。
後半半ばにクリスティアーノのクロスに中川が合わせて追加点。
その後に磐田の反撃を完璧に防ぎきり、試合終了。
柏の横綱相撲で、磐田は90分間何もできずに敗れた。


■試合の感想
当方、磐田を応援しているものでして、ホームでここまで相手に
やりたい放題されると、さすがに心中穏やかではありません。
川崎戦から続いて、相手にとって理想的な試合を体現されるのは
いかがなものかと・・・。
今日はたくさんの小学生も見ていたというのに。
90分あったら、せめて1回か2回は相手に「あぶねえ」って
言わせるシーンを作れればよかったんですけどね・・・。
先週の川崎も今日の柏も、「今日は完璧だったな」と帰っていることでしょう。

磐田はもうちょっとなんとかならなかったんでしょうかね。
サイドを狙ってくる柏に対し、磐田は何も対策を用意していませんでした。
あとはちょっとイージーミスが多すぎました。
あそこまでパスミスしてたら、残念ながら点は取れません。

柏は強かったです。
具体的なコメントをしたいんですけど、今日は磐田が悪すぎて、
よかったプレーを説明しようとしても「それは磐田が駄目じゃん」に
なりそうなので、言及を避けます。


■PK判定について
後半にカミンスキーを相手を倒し、一度PK判定が下りましたが、
その後取り消されるという事態がありました。
カミンのプレーがPK相当かどうかはさておき、あれはPKでしょう。
主審が一度下したPK判定を、選手の抗議をきっかけに覆すということは
本来はあってはならないことではないかと。


あんまりコメントしたくない試合だったので、今日は以上です。

共にアディッショナルタイムに失点し2-2の引き分け。
アスルクラロ沼津のアウェイ2連戦は、共に悔しい結果となった。

これをどう受け止めるかは、人によって様々だと思います。

「勝点4を取りそびれた」という人もいれば、
「敵地で難しい試合を分け、勝点1ずつもぎ取って帰った。」という人もいる。

生意気な言い方をしてしまい申し訳ないが、どちらも正解かもしれない。
ただ、そのアディッショナルタイムでの失点と言うちょっとショッキングな部分にばかり目が行ってしまってないだろうか?
このアウェイ2戦を同列で考えて良いのだろうか?個人的にはとても疑問が残る。


 ◆先に自分が思っている事を全て書きます◆
ちょっと今回は言う事生意気です。予め言っておきます。ごめんなさい。
まずこの2戦の引き分け…個人的には良かったと思っています。
あくまで素人の戯言ですが、良かったと思う点を挙げます。

①開幕から好調が続いていたチームが1つここで躓いた事。

J3新入生の沼津。このチームが開幕戦こそ敗れたものの、藤枝とのダービー、アウェイの富山、スルガカップ制覇から天皇杯1回戦突破。そして鹿児島戦の勝利。(栃木戦の敗戦はあるが)
とても良い流ればかりで、どこかでストップが掛かる事を危惧はしてました。特に情報量が足りなかったJFLのチームがJ3に上がり戦術が色々研究され対策されるこの時期は、ある意味では予想通りではあります。(あ、時期が来たか位にしか思ってなかったりします。)
チームとして上を目指すのであれば必要な時期だと個人的には思います。むしろシーズン序盤で良かったと思うくらい。(昨年のJ2なんか見てたらそりゃとてもそう思うわけですよ。清水とか松本とか岡山とか)

①2試合を敗戦ではなく引き分けで終われた事
サッカーは機械がするものではありません。人間が集まってチームを作りする事。シーズンを通して良い時期もあれば悪い時期も当然あるわけです。
バルセロナ全勝ですか?チェルシー全勝ですか?そんな事無いですよね。
この2試合引き分けだったのも個人的には意味があるのかと思います。こういう試合を0で終えるか勝点1で終えるかはかなり大きな差があると思います。

正直、今のまま少し走り続けてしまった方が、シーズンの先はきつかったんじゃないかと思ってます。
それと、6月に天皇杯で京都とどこまでやれるか、ビジョンはむしろこれで良くなったと思うし、相模原戦と琉球戦への試合の入り、試合中の変更等、監督やチームスタッフがよく研究してるな。と改めて思いました。

FC琉球戦が終了して、SC相模原戦と両方を改めてDAZNで私は観ました。
個人的には相模原戦は勝点3を逃し、琉球戦は勝点1を拾った。と思っています。
ちょっと比較気味に2試合を書いてみたいと思います。

【前半45分】風上を取った相模原戦もう1点欲しかった琉球戦
まずスターティングの並びから

vsSC相模原
vssg

vsFC琉球
vsr

琉球戦の薗田選手&青木選手の縦の並びは少し極端に書きましたが11人の中で染矢選手と青木選手が入れ替わりました。

相模原戦は前半風上を取りました。CB藤原選手から正確なロングフィードが何度も中村選手を捉えます。そこから得意の右サイドアタック、相模原の右SB辻尾選手のいるエリアには染矢選手が流れたりします。
前半に関してはこの右サイドにピタッとボールが収まる事が多く、らしさ溢れる攻撃のリズムが生まれ先制点に至りました。
vss1

相模原の印象としては、安永監督はFW久保選手、アンカーの岡根選手、CBの梅井選手&工藤選手とセンターラインに長身選手を並べるのが基本なのかなと。決して気の長いタイプでは無く、チーム内でうまく行って無い部分は早めに弄りたがるタイプの監督だという印象です。
ただ、長身選手がいるものの、攻撃自体は中盤以降のコンビネーションで打開したいのか千明選手、普光院選手、徳永選手とマルチにポジションチェンジが出来る選手を重宝してる感じ。久保選手も後半出てくるガブリエル選手も身長の割に足元があるタイプでした。

前半35分位から相模原の中盤もコンパクトさが増し、千明選手が中盤でボールをキープ出来る時間が増えると右SBの辻尾選手のクロスから沼津ゴールを脅かしましたがあと一歩が足りず。岡根選手のアンカー結構効いてる。

FC琉球との試合は南国での雨という厳しい湿度89%の中での戦い。この試合での戦い方は相模原戦とは全く別物でした。極端な図を下に書きますが、この試合のキーマンは青木選手。
中村選手をしっかり潰してきた琉球ですが、SBの藤澤選手と才藤選手らは決して身長が高くなく、そのミスマッチを青木選手のヘッドで狙います。
FC琉球の金監督はポゼッションサッカーを掲げチームを形成しています。ポゼッションサッカーの性質上、バックスラインは高く、このミスマッチを利用し制空権を取り薗田選手の先制点が生まれたのではないでしょうか?まさに事前分析があってこその戦術だったのかな?と思います。
その後もサイドの抜け出しに成功したり、大きなチャンスを得たものの追加点をあげられず
前半45分のホイッスルの段階で沼津の選手だけ数名が既に膝に手をついてる映像に後半は一気にきつくなるな。と予感させられました。
vr

FC琉球はポゼッションサッカーの名の通りパスを繋ぎ、中に切込みシュートやハッキリとしたクロスと攻撃を仕掛けてきます。特に右SBに入った才藤選手はかなり厄介な相手だなと映りました。
前半は沼津の中盤の出足もよく狙い通りの練習を沼津がしてきた事(カバーリングを含めて)を感じさせられました。

2試合を比べて沼津はエース・薗田選手の使い方が全く違いました。
染矢選手とコンビを組んだ相模原戦は中央でボールを散らす役割とゴール前でストライカーとしての役割。琉球との試合ではDFラインの裏を狙うストライカーとしての役割でした。


【後半45分】
修正に成功した相模原戦決壊寸前で耐え続けた 琉球戦

なんだか、話が長くなりそうです(汗 ちゃちゃっと書いてしまいたい。

相模原戦の後半、風下になりボールの収め所を沼津は失い苦しい時間が続きます。また、相模原はFWの久保選手が前半の接触で負傷しジョン・ガブリエル選手を投入。
現地で見ていた時は、相模原がやけに左サイドから攻めてくるなと思ったのですが、辻尾選手が右の深いエリアに侵入できていないだけでそうでもなかったです。
後半の50分~65分の15分間で相模原は左からのアタックが6回。うちクロスが4本の折り返して中央からの展開が2本。そのうち1本がガブリエル選手の打点の高いゴールに繋がりました。
特にこの時間帯、相模原は菊岡選手を下げ川戸選手を投入。
左から
普光院選手・菊岡選手・千明選手・徳永選手 の並びを
普光院選手・千明選手・徳永選手・川戸選手 に、さらに79分には
保崎選手・普光院選手・千明選手・川戸選手 と随分揺さぶってきてました。

しかし、沼津は66分に染矢選手に変えて青木選手を投入。ポストプレーから前線で起点を作れるようになると相模原の攻撃のリズムはトーンダウン気味に。更に80分には保崎選手を投入されたサイドに白石選手を合わせて投入し吉田監督はサイド攻撃を封じる一手を打ちます。
中央を崩された事がこの試合では無く、怖いのはサイドから理不尽なまでの高さによる失点だけですからそこを抑えに行ったのでしょう。実際、相模原はもうちょっと打つ手無しかなと思いました。
アディッショナルタイムに値千金の勝ち越し弾を沼津青木選手が決めた所で勝負あったな。
と確信しましたが、最後の2プレーでまさかここで再び風の影響でミスが出るとは思いませんでした。
辻尾選手のFKはまた絶妙な位置ではありました。たらればを言うのは勝負事ですから良くないですが、ミスをしてしまった事は石井選手の涙がすべてだったと思います。
悔やまれる引き分けであり、私が勝点3を逃したとこちらの試合で思ったのは上記がすべての理由です。

FC琉球の試合に話を移します。長々読んでくださってる方。本当ありがとうござます。もっと端的にまとめられればいいんですけどね…。
琉球の後半戦はまさに防戦一方でした。
一番の大きな要因はやはり暑さ+湿度だと思います。これが晴れだったらまた暑いだけだったのでしょうが、ここに湿度も加わり沖縄の気候に慣れない沼津としてはかなりきつかったと思います。(勿論、天候は両チームに平等なので言い訳になってしまいますが、試合を難しくしてしまったのは間違いないかと思います。)
FC琉球の攻撃はクロスならクロス、カットインならカットインと明確なフィニッシュをイメージして攻め込んでくる感じでした。それでも最後の砦としてDF陣にGKの石井選手が立ち塞がりなんとか同点ゴールこそ許したものの粘ります。
前半出来ていたプレスが効かなくなって受け身になる時間が多く。特に前半有効だった青木選手のヘッドも疲労もあり中々収まらなくなり、沼津はまずはドリブルで個人打開出来る小牧選手をトップに入れます。更に青木選手に変えて白石選手、前澤選手を下げ染矢選手を投入。
ここでまた監督の策だったのかなと思う事がありました。

4141

染矢選手2トップの1枚じゃなくて4-1-4-1のシステム。実際は鈴木選手が少し守備的で4-2-3-1気味になる事が多かったのですが、1枚1枚にマークを付けれる様にして対応。
前線は中村選手は試合を通して左にポジションを移したり揺さぶりをかけていましたが、この時間帯は沼津でも快足の3選手がチャンスがあればスペースを狙える状況も残していました。
CKから千載一遇のチャンスを染矢選手が決め、かなり追い詰められた状況でリードを奪いましたが琉球の繰り返しのアタックに残念ながら最後はこじ開けられたといった印象です。
後半結構、琉球の才藤選手は左のウィングに上がってたりしたんですよね。こりゃこわかった。

もう何書きたかったかよくわからなくなってきたw
2試合共同じ結果でしたが、個人的に持った印象は全く違いました。
その中で、どう試合を組み立てるのかという監督、チームスタッフの皆様の分析や練習での積み重ねを自分は感じました。

3月に胸を借りるつもりで一歩を踏み出したJ3。まだ、あの頃の謙虚な気持ちを持たなきゃな。と私は思います。我々は王者じゃない。たった2ヶ月しか経ってないんです。
全力で戦うその中で強くなって行ってくれるんじゃないかなと思います。(例えばまだ出場していない長身の渡邉志門選手とか、サイドからのクロスやそういった事を見越して選手を獲得もしているので)

「信頼と崇拝は違う」と、誰かお姉ちゃんが言った通り、選手や監督を崇拝して何でも信じるべき!とは言いません。
人間だからミスだってするし、采配が失敗することもあるでしょう。そんなの当たり前です。メッシだってドリブル失敗する事だってある。

現地に行った人。行けなかった人。見えた景色は違うかもしれないけど、みんな悔しかった。それは一緒。好きなチームだから悔しいのも一緒。

色々あるけどさ、また一歩ずつここから…    おしまい。

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