フットボール マンション

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2014年07月

土日が中々休めない今年、平日休みを利用しヤマハスタジアムを訪れた。
片道1.5h多少渋滞があったものの、あっという間に辿り着いた。

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前回ヤマハを訪れたのが一昨年だった為、ヤマハの新スタンドが出来てからは初。
中のスタジアムはそれほど変わってませんが、こっちのサイドをホームにしたのも、道路沿いから見て明らかにわかるエントランスの構え、トイレの綺麗さ、コンコースの広さを見れば納得でした。

この辺りはスタジアム規定の話も含めて改めた機会に話したいと思います。

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 夏休みという事も有り観客動員は7842人。気温もそれほど高くなく観戦には過ごしやすい環境だ。

試合結果は4-2(前半2-1)で磐田が讃岐を下し次節の上位対決、松本戦に弾みをつけた。

 
まずは前半の讃岐について書きたいと思う。

前半の讃岐は4-4-2 中盤は底に2枚、ワイドに2枚。
【讃岐の前半の悪かった点】
・立ち上がり受け身になり過ぎて早々に失点。
・リトリートは上手いが奪い所で飛び込む・潰す選手がいない(特に右サイド側)
(※この点は最初の失点で阿部にポストを決められて裏を抜かれた点も影響しているか)
・サイドバックや中盤からのFWがサイドに流れた際に出すパスが雑すぎる。
・ボール奪取後に動く選手が少なく出し所がない。 GKがボールを保持した状態でも同じ。
・GKの瀬口はハイボールに強くセービング能力は有り動けるものの、選手を落ち着かせたり時間を使うという点では下手。途中でFWに速攻のスローをしたが、草サッカー以外であんなスローをするのは初めて見た。 
・ 磐田フェルジナンドが空けたスペースを突けるものの、そこに入った選手が欲しがらない。
・声をかけての連携が乏しく感じる。
・何よりボールを繋げる為のアイディアが無かった事。

【讃岐の前半の良かった点】
・FWの西野がリスタート時に磐田CB菅沼・伊野波を避け、右SBの櫻内と競り合いを徹底して勝っていた。(が、後が続かなかった。)
・左SB沼田が途中から磐田にとって脅威になっていた事。
・左サイドが機能し始めてからの細かいパスワーク 。
・磐田FW山崎の裏を狙う動きを最初の失点シーンを除いて封じることが出来た事。  
・スタンディング状態でのヘディング戦はしっかりマークがついていた。特にニア・中央の離れ気味の位置はDF、ファーとゴール近くはGK瀬口のテリトリーだった。

讃岐は前半立ち上がりで試合の主導権を完全に失ってしまった。アウェイに上位チーム相手ではあったが、必要以上に警戒し過ぎたか。チームをコントロールしている選手がイマイチわからず一体感に欠けていた。
途中から左サイドが前に出れるようになって可能性を広げた事、2点目の失点後に磐田GK八田との駆け引きから1点返した事が後半へのチャンスを残した。


対して前半の磐田 4バックの前にアンカーに藤田、左にフェルジナンド、右にチンガ 前線はペク・阿部・山崎。
【磐田の前半悪かった点】 
・フェルジナンドの守備位置に相手選手をフリーで度々侵入されていた(が、そこまでボールが来ずピンチには至らず)
・左SB森下の存在感が皆無。
・攻めあぐねた時間でアンカーの藤田を経由したパスでリズムを変えるシーンが少なすぎる。
・FWがポストの意識がある為か裏を狙うプレーに選択肢を変えた際に動き出しが悪い。特に山崎はもっと左サイド側から右に流れるなり工夫しないとパスルートは全部読まれていた。

【磐田の前半良かった点】
・右サイドを時間帯によって攻め方が変わっていた事。早い時間は山崎が、途中藤田がサポートに入りチンガが開いたり、SBの櫻内が上がる形を作る時間帯もあった。
・対空砲台イノハ

磐田は決して良かった。って訳でもないんだけど、前半悪さが出るようなシーンも少なかった。
ただ、左サイドをもう少しアグレッシブに行けばもっと簡単に試合を終わらせられたんじゃないかな…とは思う。


(…もう前半書いただけでお腹いっぱいっぽい?)



そんな訳で後半も書いていこう

後半讃岐は3バックにシステム変更。サイドを張らせる事、中盤の枚数を確保する事で主導権を奪い返す。
監督の選択肢としては正解だったと思う。サイドの深い位置はここまで脅威を受けていなかったし、4枚並べるくらいなら中盤を制圧するべきだし、貰う人間が現れた事でパスルートがかなり出来た。

【讃岐の後半悪かった点】 
 ・せっかく主導権を奪い返せたのにセットプレーから失点してしまって立て直せなくなった。
(この時だけニアのマークがぽっかり空いていた。)
・後半遅い時間に途中投入のアラン以外がボールキープ時に動き出さない(これは終始感じていた)

簡単な話なんだが、全体的にプレースピードが遅い。ボランチやサイドでボールキープ出来る時間や縦への突破は増えたものの、単純なクロスだったり、パスが出てから選択肢を探すようなシーンが多すぎる。
急造チームじゃないんだから、これではちょっと話にならない。
得点シーンもハイプレスの賜物ではあるが磐田GK八田のミスともたつきが全てだ。

【讃岐の後半良かった点】
・システム変更からボールキープ、選手間の距離が一時的に良くなった。
(おわり)

 んー…ぱっと見た感じもっと出来るポテンシャルはあるチームだと思うんですけどな。。。
やっぱり声が出てないというかわかりあってない感じがしてしまう。

さて、気を取り直して磐田について 
【磐田の後半悪かった点(名指し)】
・森下→パスカットは良いんだけど、色々自分のイメージ通りのプレーが出来なかった。
(※本人も首をひねる様なジェスチャーをしていたので上手く行かない日だったのだろう)
・八田 →バックパスからの処理が酷すぎて失点。磐田サポから容赦ないブーイング。当たり前。

【磐田の良かった点】 
・ 高機動性兵器・イノハ
(追加点の時、選手たち皆が 給水し再開する寸前にゴールのファーにある水を飲んで相手の注意をひき、めっちゃオフサイドポジだった事がワザとだとしたら天才。)
ネタは除いても、後半は守備がアグレッシブだった。代表選手ですわーって活躍ではあった。
・流れが悪い中で選手交代が功を奏した。入ったばかりのポポが仕掛けた事でファールを貰いセットプレーから得点。終盤も松浦、小林を入れて相手のボールの回し所になってた中盤の底を制圧。ペクがダメ押し点を決める。 

後半はシャムスカ監督の采配も冴えていた。磐田に3点目を取られた段階で讃岐の復活し始めた気持ちが完全にまたバラけてしまった。 

個人的なMOMは磐田の藤田義明
攻守両面でのサポート意識、守備での指示、キツイ時間・キケンなエリアでの出足は試合終盤でもサボる事が無かった。外人2名が先発であった今日に至っては特に彼の仕事は大事だった。


磐田ももっと色々出来ると思う。勿論両チームには明らかに力の差を感じた。人間のやる事だから全部が完璧は無くミスも当たり前なんだが、色々と勿体ない部分も多かったと感じた。
上位2チームを倒し、J1で戦うにはまだまだ必要なのかもしれない。


試合とは少し話が遠ざかってしまうが、やっぱりスタジアムで見る試合はいいものだ。
この夏機会があれば是非スタジアムに足を運んでほしい。

締まらないが今日はこの辺で。

清水エスパルス公式より

ついにこの時が来てしまった…いや来るべくして来たのだろう。
7/19のJリーグ再開で川崎に負けた時、「これ解任の話が出るなら今かなぁ…」などと少し考えていたものの、ガンバ戦敗戦を挟み、27日の柏戦では3-0で完勝した事で、すっかり自分の中でそんな事は忘れかけていた時にこの情報は入ってきた。

3年半前、監督に就任したゴトビに とって4年目の今年はある意味「集大成」でなければならなかった。しかし順位は7/30現在12位(6勝3分8敗)十分とは言えず、チームも安定感の無いパフォーマンスである。当然と言えば当然の解任かもしれない。


ここからはとても個人的な意見の話、「違うだろw」って感じる人も沢山いると思います。あくまで一個人の意見として見て頂ければ幸いです。


しかし、若手育成へ思い切った舵を切ったこのクラブにとってこの監督が残した功績は決して悪いものでは無かったと感じている。実際、1年目はJ2に降格しても何らおかしくなかった。開幕戦観た時の絶望感ったら無かった。(個人的には、不謹慎な話かもしれないが東日本大震災による中断期間があったお蔭でエスパルスはこの年降格を免れたとさえ思っている。)

ゴトビ就任がちょうど自分にとってもエスパルスの試合を良く見始めた頃であった。
彼に与えられたチームは武器はあるものの、欠点や欠陥が多く換えのパーツも揃っていないチームであった。
功労者達は去り、新しい時代を作る方向性をチームが明確にし出したころだ(ユングベリは知らんけど)

彼の素晴らしかった所は「弱点を捨てる」完全な割り切りだったのだと感じていた。
サイドの守備、リトリートからの守備での弱さからセンターバックに体を当てさせ潰したり。
(故に岩下なんかは本来のポテンシャルを十分に発揮していたとは思えなかった。) 
それでも、このパーツの欠けたチームをJ1の空に飛ばせ続けるのにはコレしかなかったのだと思っていた。 
何気にヨン・ア・ピンを夏に補強したのは長期的に見てもいい補強であったと思う。

2年目、絶対的エース大前と高木俊幸の両翼が一番活き活きしてたシーズン。夏に失速するまでは本当に「若いチームの勢い」というものを感じた。4年間で一番「何がしたいか・何を選手が今しなければならないか」を理解できていたシーズンだったと思う。ただ、その後失速してしまった部分もまた若さであったり変革の影響なのかもしれない。

そして3年目・4年目の今年と十分と言える結果は残せなかった…大前が欧州へ移籍しバレー頼みの1トップ、俊幸は「使ってくれる」選手を失い輝けない中、伊藤翔が存在感を示したり、六平・竹内らが活躍し始めたり…勿論、輝けなかった選手たちもいる。色々な事があったが、もう1つ上のレベル(安定感であったり集中力であったり 、とりわけ試合巧者になる為の部分)を目指すのであれば、ここで監督の交代を選択するのは妥当な判断なのだろう。

後任は、OBでもあるJ創世記を支えた大榎克己氏が就任。(ということでゴトビ監督は前任の長谷川健太との「清水東三羽烏」の2人に挟まれる形の任期になったんですねw)
若い選手が多いこのチームにチームとしての強さという物をこれから付けていってほしい。 


ゴトビ監督、3年半お疲れ様でした。そしてありがとう。またどこかで、成長したエスパルスの選手達があなたの率いるクラブと対戦する事を楽しみにしています。

「夜なのに 僕が見るのは 蒼井そら」で有名な蒼井そら様もご来場頂いたという、Jリーグ再開初戦。


強い雨が降るバッドコンディションの中ではあったが、見事なボレーシュートなどもあり、1-0で勝利を収めた。

世間では、塩試合云々と言われてもいるが、そこまでこき下ろすほど酷い内容でも無かったとは思う。

面白いボール回しは何度か見られたし、各人、ボールの手放し方がだいぶスムーズになってきたように見えた。
⇒ 新潟の状態の悪さもあるかもしれないが、動かし方を迷う局面が今節は少なかったように思う。(特に前半)

青木はだいぶチームになじんできているように見える。
今後さらにボールタッチの回数が増えてくれば、まだまだ向上できる余地はある。

青木に目処が立ったことで、「クローザー啓太」という戦略も組めるようになってきた。

李は、やはりプレイできるエリアが狭いのかなと。
興梠と比較してしまうと、最前線での縦パスの受け方からその後の処理方法まで何段階か落ちる。
背負って潰れるという流れを嫌がる。
すぐに手放して、また自らが裏でという意識なのかもしれないが、そればかりでは困る。
ゴール前3mでのシュート精度の高さは李に分があるのかもしれないが、今節も右足で打てる場面で左足に持ち替えて決定的なチャンスを自ら潰してしまった。
ファール癖もあることから、考えると現状はやはり興梠のバックアッパーという位置づけが正解だろう。

西川は言わずもがな。あれくらいではもう驚かない。

梅崎はやはりよくわからない。

宇賀神が替えの利かない選手になりつつある。今節もミスらしいミスは無かったように思う。
原口が抜けて、シャドーとの横の関係性がどうなるのかなと思っていたが、横のポジションチェンジは頻度こそ減ったが、局面では入れていたように思う。

ただ、今節はよかったが、完全に引かれてスペースが消された時に、あくまでその狭いスペースでパスを展開して崩すのか、それとも「個」で突っ込む局面を作り無理やりこじ開けるのか。
後者の「個」の局面が必要になったとき、原口が抜けた今、宇賀神や梅崎などが考えられるが、やはり槙野を活用する場面が増えてくるのかな~とは感じた。
⇒ 今節はほとんど必要なかったが。
そのへんは、もう少し見ないとわからないかなと。槙野が上がるとなれば、どうしたってそのスペースを埋めるところでボロが出る。

次の徳島戦。
久しぶりに「浦和レッズの半分はやさ・・・」が出そうな気もしないでもないが、無事に勝ってもらって、鹿島との一番を迎えたいかな。
徳島・鹿島と連勝できれば精神的にもだいぶ余裕が出てくる気がするのでね。

では、簡単ですがこのへんで。


ポンチョビ

皆様お久しぶりです。地域担当南河内です。

W杯は見てません。社会人ですし、生活リズムを崩したくありません。

目の前のサッカーを見ないといけないのでね。 

久しぶりに、お勉強も仕事もない日ですので和歌山まで遠征。

横で和歌山県の高校野球の予選がやってまして、車でいってもやばいのかな?と思いましたが、1試合目と2試合目 のちょうど間だったので、うまい具合に滑り込みました。

FC大阪は夏に補強したグスターヴォがボランチに入り高橋とのコンビに

須ノ又が半列上がる FWはバルサスタイルである。

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スタイルシンプルに足元で行くスタイル。「脱空中戦」である 。

試合はそうそうに動く。前半からFC大阪ペース。和歌山がなんかふわふわしている。
DFが地に足をつけていないみたいな感じ。

それか、元々ラインを高くしてオフサイドを狙っていたのか?そのへんの戦術はよくわかりませんが・・・
とりあえず、DFがふわふわしているので須ノ又が2度GKと1対1&0距離射撃を2回ありましたが2回外すわな
それは仕方ないのですが、12分
あっさりウラに抜け出し川西が抜け出し先制。

そこから波状攻撃は続く訳で・・・19分には混戦の中、中村が押し込み追加点。
そこからずーとFC大阪ペースで進む。もはややりたい放題。御給さんなしでここまでやるなんて・・・

結局2-0で前半で折り返す正直5対0でもおかしくないない状態

後半は前がかり?になるFC大阪

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グスターヴォを残し残りで攻めるスタイル

えっと勝ってるサッカーとは思えません。和歌山に草一本生えさせないスタイルでしょうか??
そうなるとね。ボランチひとりだからカウンターを受けてしんどい場面もありましたが、なんとかしのぐ。

76分に 須ノ又→四ヶ浦
フォーメーションもそのままです。それから高橋のスルーパスを川西が反応 1対1を奇麗に決めて3-0
その後すぐに相手の10番に決められて3-1

スコアはそのままで試合終了。

FC大阪は横綱サッカーというかなんかどっしりしたサッカーでした。まさに仕事人というスタイル
和歌山はなぜかフワフワしてたのが残念。ゲームに上手く入れなかった。それにつきる。
 

次節は、ホームで奈良クラブ戦。絶対に負けられない。 

「目の前にあるサッカーにこそ、未来はある」

そんなフレーズをここ最近何度か耳にする機会がある。

「目の前にあるサッカー」

先程、目の前で行われた、このボーイズマッチにも、決して無視できない「未来」がある。

河川敷や学校の校庭で行われている草サッカーや少年団のサッカーにも「未来」がある。

もっと言えば、時折、私も参加するフットサルオフにも「未来」がある。


「4年後」のためだけではない。

10年後、20年後、いやいや100年後の未来のために、


誰か様の言葉を借りますが、目を背けることなく、一つ一つのプレーをしっかり見続けていくこと。



サッカーを楽しみましょう。



ポンチョビ

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