土日が中々休めない今年、平日休みを利用しヤマハスタジアムを訪れた。
片道1.5h多少渋滞があったものの、あっという間に辿り着いた。
前回ヤマハを訪れたのが一昨年だった為、ヤマハの新スタンドが出来てからは初。
中のスタジアムはそれほど変わってませんが、こっちのサイドをホームにしたのも、道路沿いから見て明らかにわかるエントランスの構え、トイレの綺麗さ、コンコースの広さを見れば納得でした。
この辺りはスタジアム規定の話も含めて改めた機会に話したいと思います。
夏休みという事も有り観客動員は7842人。気温もそれほど高くなく観戦には過ごしやすい環境だ。
試合結果は4-2(前半2-1)で磐田が讃岐を下し次節の上位対決、松本戦に弾みをつけた。
まずは前半の讃岐について書きたいと思う。
前半の讃岐は4-4-2 中盤は底に2枚、ワイドに2枚。
【讃岐の前半の悪かった点】
・立ち上がり受け身になり過ぎて早々に失点。
・リトリートは上手いが奪い所で飛び込む・潰す選手がいない(特に右サイド側)
(※この点は最初の失点で阿部にポストを決められて裏を抜かれた点も影響しているか)
・サイドバックや中盤からのFWがサイドに流れた際に出すパスが雑すぎる。
・ボール奪取後に動く選手が少なく出し所がない。 GKがボールを保持した状態でも同じ。
・GKの瀬口はハイボールに強くセービング能力は有り動けるものの、選手を落ち着かせたり時間を使うという点では下手。途中でFWに速攻のスローをしたが、草サッカー以外であんなスローをするのは初めて見た。
・ 磐田フェルジナンドが空けたスペースを突けるものの、そこに入った選手が欲しがらない。
・声をかけての連携が乏しく感じる。
・何よりボールを繋げる為のアイディアが無かった事。
【讃岐の前半の良かった点】
・FWの西野がリスタート時に磐田CB菅沼・伊野波を避け、右SBの櫻内と競り合いを徹底して勝っていた。(が、後が続かなかった。)
・左SB沼田が途中から磐田にとって脅威になっていた事。
・左サイドが機能し始めてからの細かいパスワーク 。
・磐田FW山崎の裏を狙う動きを最初の失点シーンを除いて封じることが出来た事。
・スタンディング状態でのヘディング戦はしっかりマークがついていた。特にニア・中央の離れ気味の位置はDF、ファーとゴール近くはGK瀬口のテリトリーだった。
讃岐は前半立ち上がりで試合の主導権を完全に失ってしまった。アウェイに上位チーム相手ではあったが、必要以上に警戒し過ぎたか。チームをコントロールしている選手がイマイチわからず一体感に欠けていた。
途中から左サイドが前に出れるようになって可能性を広げた事、2点目の失点後に磐田GK八田との駆け引きから1点返した事が後半へのチャンスを残した。
対して前半の磐田 4バックの前にアンカーに藤田、左にフェルジナンド、右にチンガ 前線はペク・阿部・山崎。
【磐田の前半悪かった点】
・フェルジナンドの守備位置に相手選手をフリーで度々侵入されていた(が、そこまでボールが来ずピンチには至らず)
・左SB森下の存在感が皆無。
・攻めあぐねた時間でアンカーの藤田を経由したパスでリズムを変えるシーンが少なすぎる。
・FWがポストの意識がある為か裏を狙うプレーに選択肢を変えた際に動き出しが悪い。特に山崎はもっと左サイド側から右に流れるなり工夫しないとパスルートは全部読まれていた。
【磐田の前半良かった点】
・右サイドを時間帯によって攻め方が変わっていた事。早い時間は山崎が、途中藤田がサポートに入りチンガが開いたり、SBの櫻内が上がる形を作る時間帯もあった。
・対空砲台イノハ
磐田は決して良かった。って訳でもないんだけど、前半悪さが出るようなシーンも少なかった。
ただ、左サイドをもう少しアグレッシブに行けばもっと簡単に試合を終わらせられたんじゃないかな…とは思う。
(…もう前半書いただけでお腹いっぱいっぽい?)
そんな訳で後半も書いていこう
後半讃岐は3バックにシステム変更。サイドを張らせる事、中盤の枚数を確保する事で主導権を奪い返す。
監督の選択肢としては正解だったと思う。サイドの深い位置はここまで脅威を受けていなかったし、4枚並べるくらいなら中盤を制圧するべきだし、貰う人間が現れた事でパスルートがかなり出来た。
【讃岐の後半悪かった点】
・せっかく主導権を奪い返せたのにセットプレーから失点してしまって立て直せなくなった。
(この時だけニアのマークがぽっかり空いていた。)
・後半遅い時間に途中投入のアラン以外がボールキープ時に動き出さない(これは終始感じていた)
簡単な話なんだが、全体的にプレースピードが遅い。ボランチやサイドでボールキープ出来る時間や縦への突破は増えたものの、単純なクロスだったり、パスが出てから選択肢を探すようなシーンが多すぎる。
急造チームじゃないんだから、これではちょっと話にならない。
得点シーンもハイプレスの賜物ではあるが磐田GK八田のミスともたつきが全てだ。
【讃岐の後半良かった点】
・システム変更からボールキープ、選手間の距離が一時的に良くなった。
(おわり)
んー…ぱっと見た感じもっと出来るポテンシャルはあるチームだと思うんですけどな。。。
やっぱり声が出てないというかわかりあってない感じがしてしまう。
さて、気を取り直して磐田について
【磐田の後半悪かった点(名指し)】
・森下→パスカットは良いんだけど、色々自分のイメージ通りのプレーが出来なかった。
(※本人も首をひねる様なジェスチャーをしていたので上手く行かない日だったのだろう)
・八田 →バックパスからの処理が酷すぎて失点。磐田サポから容赦ないブーイング。当たり前。
【磐田の良かった点】
・ 高機動性兵器・イノハ
(追加点の時、選手たち皆が 給水し再開する寸前にゴールのファーにある水を飲んで相手の注意をひき、めっちゃオフサイドポジだった事がワザとだとしたら天才。)
ネタは除いても、後半は守備がアグレッシブだった。代表選手ですわーって活躍ではあった。
・流れが悪い中で選手交代が功を奏した。入ったばかりのポポが仕掛けた事でファールを貰いセットプレーから得点。終盤も松浦、小林を入れて相手のボールの回し所になってた中盤の底を制圧。ペクがダメ押し点を決める。
後半はシャムスカ監督の采配も冴えていた。磐田に3点目を取られた段階で讃岐の復活し始めた気持ちが完全にまたバラけてしまった。
個人的なMOMは磐田の藤田義明
攻守両面でのサポート意識、守備での指示、キツイ時間・キケンなエリアでの出足は試合終盤でもサボる事が無かった。外人2名が先発であった今日に至っては特に彼の仕事は大事だった。
磐田ももっと色々出来ると思う。勿論両チームには明らかに力の差を感じた。人間のやる事だから全部が完璧は無くミスも当たり前なんだが、色々と勿体ない部分も多かったと感じた。
上位2チームを倒し、J1で戦うにはまだまだ必要なのかもしれない。
試合とは少し話が遠ざかってしまうが、やっぱりスタジアムで見る試合はいいものだ。
この夏機会があれば是非スタジアムに足を運んでほしい。
締まらないが今日はこの辺で。
片道1.5h多少渋滞があったものの、あっという間に辿り着いた。
前回ヤマハを訪れたのが一昨年だった為、ヤマハの新スタンドが出来てからは初。
中のスタジアムはそれほど変わってませんが、こっちのサイドをホームにしたのも、道路沿いから見て明らかにわかるエントランスの構え、トイレの綺麗さ、コンコースの広さを見れば納得でした。
この辺りはスタジアム規定の話も含めて改めた機会に話したいと思います。
夏休みという事も有り観客動員は7842人。気温もそれほど高くなく観戦には過ごしやすい環境だ。
試合結果は4-2(前半2-1)で磐田が讃岐を下し次節の上位対決、松本戦に弾みをつけた。
まずは前半の讃岐について書きたいと思う。
前半の讃岐は4-4-2 中盤は底に2枚、ワイドに2枚。
【讃岐の前半の悪かった点】
・立ち上がり受け身になり過ぎて早々に失点。
・リトリートは上手いが奪い所で飛び込む・潰す選手がいない(特に右サイド側)
(※この点は最初の失点で阿部にポストを決められて裏を抜かれた点も影響しているか)
・サイドバックや中盤からのFWがサイドに流れた際に出すパスが雑すぎる。
・ボール奪取後に動く選手が少なく出し所がない。 GKがボールを保持した状態でも同じ。
・GKの瀬口はハイボールに強くセービング能力は有り動けるものの、選手を落ち着かせたり時間を使うという点では下手。途中でFWに速攻のスローをしたが、草サッカー以外であんなスローをするのは初めて見た。
・ 磐田フェルジナンドが空けたスペースを突けるものの、そこに入った選手が欲しがらない。
・声をかけての連携が乏しく感じる。
・何よりボールを繋げる為のアイディアが無かった事。
【讃岐の前半の良かった点】
・FWの西野がリスタート時に磐田CB菅沼・伊野波を避け、右SBの櫻内と競り合いを徹底して勝っていた。(が、後が続かなかった。)
・左SB沼田が途中から磐田にとって脅威になっていた事。
・左サイドが機能し始めてからの細かいパスワーク 。
・磐田FW山崎の裏を狙う動きを最初の失点シーンを除いて封じることが出来た事。
・スタンディング状態でのヘディング戦はしっかりマークがついていた。特にニア・中央の離れ気味の位置はDF、ファーとゴール近くはGK瀬口のテリトリーだった。
讃岐は前半立ち上がりで試合の主導権を完全に失ってしまった。アウェイに上位チーム相手ではあったが、必要以上に警戒し過ぎたか。チームをコントロールしている選手がイマイチわからず一体感に欠けていた。
途中から左サイドが前に出れるようになって可能性を広げた事、2点目の失点後に磐田GK八田との駆け引きから1点返した事が後半へのチャンスを残した。
対して前半の磐田 4バックの前にアンカーに藤田、左にフェルジナンド、右にチンガ 前線はペク・阿部・山崎。
【磐田の前半悪かった点】
・フェルジナンドの守備位置に相手選手をフリーで度々侵入されていた(が、そこまでボールが来ずピンチには至らず)
・左SB森下の存在感が皆無。
・攻めあぐねた時間でアンカーの藤田を経由したパスでリズムを変えるシーンが少なすぎる。
・FWがポストの意識がある為か裏を狙うプレーに選択肢を変えた際に動き出しが悪い。特に山崎はもっと左サイド側から右に流れるなり工夫しないとパスルートは全部読まれていた。
【磐田の前半良かった点】
・右サイドを時間帯によって攻め方が変わっていた事。早い時間は山崎が、途中藤田がサポートに入りチンガが開いたり、SBの櫻内が上がる形を作る時間帯もあった。
・対空砲台イノハ
磐田は決して良かった。って訳でもないんだけど、前半悪さが出るようなシーンも少なかった。
ただ、左サイドをもう少しアグレッシブに行けばもっと簡単に試合を終わらせられたんじゃないかな…とは思う。
(…もう前半書いただけでお腹いっぱいっぽい?)
そんな訳で後半も書いていこう
後半讃岐は3バックにシステム変更。サイドを張らせる事、中盤の枚数を確保する事で主導権を奪い返す。
監督の選択肢としては正解だったと思う。サイドの深い位置はここまで脅威を受けていなかったし、4枚並べるくらいなら中盤を制圧するべきだし、貰う人間が現れた事でパスルートがかなり出来た。
【讃岐の後半悪かった点】
・せっかく主導権を奪い返せたのにセットプレーから失点してしまって立て直せなくなった。
(この時だけニアのマークがぽっかり空いていた。)
・後半遅い時間に途中投入のアラン以外がボールキープ時に動き出さない(これは終始感じていた)
簡単な話なんだが、全体的にプレースピードが遅い。ボランチやサイドでボールキープ出来る時間や縦への突破は増えたものの、単純なクロスだったり、パスが出てから選択肢を探すようなシーンが多すぎる。
急造チームじゃないんだから、これではちょっと話にならない。
得点シーンもハイプレスの賜物ではあるが磐田GK八田のミスともたつきが全てだ。
【讃岐の後半良かった点】
・システム変更からボールキープ、選手間の距離が一時的に良くなった。
(おわり)
んー…ぱっと見た感じもっと出来るポテンシャルはあるチームだと思うんですけどな。。。
やっぱり声が出てないというかわかりあってない感じがしてしまう。
さて、気を取り直して磐田について
【磐田の後半悪かった点(名指し)】
・森下→パスカットは良いんだけど、色々自分のイメージ通りのプレーが出来なかった。
(※本人も首をひねる様なジェスチャーをしていたので上手く行かない日だったのだろう)
・八田 →バックパスからの処理が酷すぎて失点。磐田サポから容赦ないブーイング。当たり前。
【磐田の良かった点】
・ 高機動性兵器・イノハ
(追加点の時、選手たち皆が 給水し再開する寸前にゴールのファーにある水を飲んで相手の注意をひき、めっちゃオフサイドポジだった事がワザとだとしたら天才。)
ネタは除いても、後半は守備がアグレッシブだった。代表選手ですわーって活躍ではあった。
・流れが悪い中で選手交代が功を奏した。入ったばかりのポポが仕掛けた事でファールを貰いセットプレーから得点。終盤も松浦、小林を入れて相手のボールの回し所になってた中盤の底を制圧。ペクがダメ押し点を決める。
後半はシャムスカ監督の采配も冴えていた。磐田に3点目を取られた段階で讃岐の復活し始めた気持ちが完全にまたバラけてしまった。
個人的なMOMは磐田の藤田義明
攻守両面でのサポート意識、守備での指示、キツイ時間・キケンなエリアでの出足は試合終盤でもサボる事が無かった。外人2名が先発であった今日に至っては特に彼の仕事は大事だった。
磐田ももっと色々出来ると思う。勿論両チームには明らかに力の差を感じた。人間のやる事だから全部が完璧は無くミスも当たり前なんだが、色々と勿体ない部分も多かったと感じた。
上位2チームを倒し、J1で戦うにはまだまだ必要なのかもしれない。
試合とは少し話が遠ざかってしまうが、やっぱりスタジアムで見る試合はいいものだ。
この夏機会があれば是非スタジアムに足を運んでほしい。
締まらないが今日はこの辺で。