今回はゲストの方の投稿です。
私が、先日ツイッター上で「日本代表の23人でも予想するか!」と発言したところ、今回のゲストであるかしわぎ様がちょうどそこの会話に入ってきていただいたものですから、
「それじゃー、なんか書いて!」
と、まあその場で執筆を依頼。
快く了承いただきまして、今回のようなゲスト投稿という形になりました。
私の方からは特に書き方に関しては指定しておらず、自由に書いてもらってます。
この時期だからこそできるお遊びですからね。
それでは本編です。 刮目せよ!
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みなさん、初めまして。かしわぎと申します。
管理人さんにお声掛けいただき、初めてこちらで記事を掲載させていただくことになりました。
サッカーにハマったキッカケは2002年の日韓W杯、2010年ごろから「ニコニコ生放送」のサッカー放送のリスナーで、同時にTwitterでの情報発信も始めました。現在は故郷・高知県のクラブをほんのり応援しつつ、国内外の試合や文章を楽しむ日々を過ごしています。よろしくお願いします。
今回は「ブラジルW杯日本代表23人を予想せよ」というお題で書かせていただきました。管理人さんとメンバーの皆さんの座談会に続くかたちですが、私の文章は刺身のツマ、お寿司のガリのようなもの。この記事が皆さんの熱いサッカー談義のたたき台となれば幸いです。ではどうぞ。
<凡例>
◎…スタメン濃厚
◯…招集濃厚
△…当落線上
☓…他選手アクシデント時に招集か
以上の印をポジション別に、選手ごとに付けています。
<ゴールキーパー>
川島永嗣(スタンダール・リエージュ) ◎
西川周作(浦和レッズ) ◯
権田修一(FC東京) ◯
林卓人(サンフレッチェ広島) ☓
競馬で言えば「払い戻し金100円の3連単」といったところか。鉄板の3人。
南アフリカW杯での川島がそうだったように、ブラジルで順応できなかった場合に土壇場で序列が覆る可能性はある、という程度。
<センターバック>
今野泰幸(ガンバ大阪) ◎
吉田麻也(サウサンプトン) ◯
森重真人(FC東京) ◯
伊野波雅彦(ジュビロ磐田) ◯
栗原勇蔵(横浜F・マリノス) ☓
槙野智章(浦和レッズ) ☓
水本裕貴(サンフレッチェ広島) ☓
吉田の負傷が気がかりだが、指揮官自身が見出した吉田・今野のコンビを覆すことは考えにくく、選出そのものは「元ボランチまたはボランチ兼任」の4人が順当に選ばれるだろう。ただ、森重がJリーグで十分な活躍を見せている一方で、伊野波は所属のジュビロがJ2に降格し、代表に相応しいか疑問視する声があるのは確か。この代表でのキャリアが長い分、何かあったときに招集されるのは栗原か槙野の2人と見るが、すでに見切られたか。水本の評価も高いのだろうが、(栗原と同じく)ビルドアップが得意な選手ではないのがマイナス材料か。
<サイドバック>
長友佑都(インテル・ミラノ) ◎
内田篤人(シャルケ) ◯
酒井高徳(シュツットガルト) ◯
酒井宏樹(ハノーファー) ◯
駒野友一(ジュビロ磐田) ☓
安田理大(サガン鳥栖) ☓
万全であれば長友とともにスタメンの地位は不動の内田が負傷。ただ、代表の中でも盤石のポジションに波乱は起きないだろう。
両サイドができる酒井高徳、高さとスピードを兼備する酒井宏樹と、ドイツで経験を積む2人がいる上、ベテラン・駒野がバックアップとして控える。あえて言うなら、安田の海外経験とサガンでの充実ぶりは代表入りに値するのでは。
<ボランチ>
遠藤保仁(ガンバ大阪) ◎
長谷部誠(ニュルンベルク) ◯
山口蛍(セレッソ大阪) ◯
細貝萌(ヘルタ・ベルリン) ◯
青山敏弘(サンフレッチェ広島) △
高橋秀人(FC東京) △
長谷部が靭帯を損傷し、W杯本番までにコンディションが戻っているか不透明。代わりに山口が指揮官の信頼を得ているようだ。
所属のヘルタで充実している細貝も順当に選ばれるとみる。遠藤のバックアップはタイプ的に青山だろうが、代表経験が浅く連携に難ありか。この代表では常に選ばれてきた高橋は微妙な地位に。また指揮官ははぐらかすが、昨年の欧州遠征での「遠藤の後半投入」は本大会を見据えたオプションのひとつなのかどうか、気になるところではある。
<攻撃的MF>
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド) ◎
本田圭佑(ACミラン) ◎
岡崎慎司(マインツ) ◎
清武弘嗣(ニュルンベルク) ◯
齋藤学(横浜F・マリノス) △
乾貴士(フランクフルト) △
中村憲剛(川崎フロンターレ) △
工藤壮人(柏レイソル) △
現代表のストロングポイントである3人でスタメンは不動。清武が控えで当確か。ジョーカー(ドリブラー)枠を争う2人は、乾が不振をかこつ一方で、マリノスで躍動する齋藤が台頭しつつある。そしてここにきて、本田のバックアップとして選ばれていた中村憲剛の存在感が薄れている。フロンターレでは別格の存在であることに変わりはないのだが……。また工藤は、ほぼ唯一の「岡崎の代役」として、このポジションで選出しておく。
<ワントップ>
柿谷曜一朗(セレッソ大阪) ◯
大迫勇也(1860ミュンヘン) ◯
豊田陽平(サガン鳥栖) △
ハーフナー・マイク(フィテッセ) △
前田遼一(ジュビロ磐田) ☓
川又堅碁(アルビレックス新潟) ☓
大久保嘉人(川崎フロンターレ) ☓
本田・香川との連携が良好で、裏抜けを得意とする柿谷が一歩リードと見るが、大迫もW杯イヤーに欧州初挑戦という博打に勝ちそう。長身フォワード(パワープレー要員)枠を、クラブを背負うエースである“トヨグバ”と、
オランダでレギュラーを張るハーフナーが争うか。前田はザックジャパンの功労者だが、おそらくは年齢とJ2降格がネック。
川又・大久保は発表直前までインパクトある活躍ができるか。
以上です。ということで、最終的な日本代表23人予想はこちら。
(GK)川島、西川、権田
(DF)今野、吉田、長友、内田、森重、伊野波、酒井高、酒井宏
(MF)遠藤、長谷部、香川、本田、山口、細貝、清武、齋藤
(FW)岡崎、柿谷、大迫、豊田
「スタメン濃厚」「招集濃厚」をつけた21人に、少ない時間でも相手守備陣をかき乱せる齋藤、なんだかんだでやっぱり長身フォワードは必要だよねとザックは思ってそうということで豊田。サプライズというほどのことははなさそう、というのが自分の見方です。吉田・内田・長谷部という負傷者全員が(試合勘はともかく)本番に間に合うという前提ではありますが、もう替えが利かない選手たちなので招集としてあります。東アジアカップのメンバーも5月合宿のメンバーも、Jリーグサポーターの人なら「ザックはJをよく見てるなあ」と感じる人選だったと思うのですが、サプライズがあったかというと違ったのではないでしょうか。ザッケローニ監督はそういう手堅い人選をする人だというのは、この4年で嫌というほど分かったところなので、この予想です。
ザッケローニ監督の頭の中を想像してみるという試みでしたが、個人的な希望という話であれば、サンフレッチェ広島から水本や青山や塩谷は選ばれてもいいかなと思うし、セレッソ大阪から山下や南野が選ばれて欲しいなあとも思うし、闘莉王が祖国ブラジルでどんな暴走…もとい化学反応を見せてくれるのかは興味があるし、「ハーフナーや乾をあきらめない」だし、「ていうかみんなすっかり宮市亮を忘れてんじゃん!怪我だけど大津も!」だし、ロマンという意味では座談会の記事でも名前が上がっていたキング・カズだよねとか、やっぱりいろいろ思いはあります。けれども全ての発表は12日、ワクワクを100倍にして待ちましょう。日本サッカー協会が公式サイトに掲載しているザッケローニ監督の手記「イルミオジャッポーネ」の最新号には、W杯直前の代表監督としての苦悩が赤裸々に語られているので、一読をオススメします。
ザッケローニSAMURAI BLUE監督手記IL MIO GIAPPONE “私の日本”vol.36「包帯」
また、前回大会では香川などが選出されていたサポートメンバーですが、今大会は高校年代の選手を2人だけ、しかもブラジルには連れて行かないもようです。
W杯サポートメンバーは断念…高校生2人が練習要員で米合宿まで帯同 | ゲキサカ[講談社]
ブログの記事を書くのは初めてでしたが、いかがだったでしょうか。お読みいただきありがとうございました。
それでは。
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以上になります。
サポートメンバーの件などは、お恥ずかしながら私自身も拾いきれていなかった情報でした。
というか、大前提として情報が見やすい!
本当にブログ初めてか?嘘ついてんじゃないのか?
「実は、スポナビで別の名前でやってまして・・・」とか。(「それはお前だ!」というツッコミは受付終了してます)
いやいや、お忙しい中、私の無理を聞いて頂きありがとうございました。
また、お願いします!