去る12月21日、フットボールマンション(以下FBM)の座談会が行われた。
都内某所で行われたこのイベントは約3時間に渡り、前回の【公式】「ブラジルW杯日本代表最終メンバー23人、誰になるのか議論してみた」から半年を経て開催された第2回目の座談会であった。


議題とその内容については、後ほど公開される記事をお楽しみにしていただければと思う。
今日は先行PRの意味も含めて、その座談会について少し与太話をば。

前回より半年のを経た座談会は事前に充分なお題を考える時間の余裕があった。
11月の始めにFBM住民のskypeチャットで構想が発案され、同月半ばには会場確保とお題のリリースがされ、5人の参加者が集まる見込みとなった。
当初、参加者はもっと多くなるかと予想したが、年末進行ゆえか5人に留まった点については座談会進行上は歓迎すべき数字だが、もう少しと思うところもある。
その辺は既に開催の機運のある、次回座談会への持越し課題としたい。


会場は前回のファミレス収録の教訓を得て、都内墓所のレンタル会議室を4時間予約した。
前回のファミレス収録では、言うまでもないことだが雑音により発言を完璧に拾えない個所もあり悔しい思いをした。
今回はレンタル会議室を使い、万全の態勢で収録に臨めた。
雑音がないということは、座談会の密度にもかかわってくる部分でもある。
だから、今回出来上がってくるものは、前回よりも良いモノになる確信があった。
事実、音源を聞くたびに細かな反応まで聞こえ、その場が目の前に再現されることでリアルな対話となり、文字起こし兼第一次編集の作業は非常にスムーズに行えた。


文字起こしは前回も苦労した作業だ。
座談会の収録時間が長くなる=文字起こしの大変さが増すのは当たり前だが、対話ゆえ、またお互い気心が知れているだけにどうしても”あれ・それ””主語落とし””内輪言葉”を使ってしまう。
こうした点には補足を入れたり、日本語の誤謬や事実と異なる発言(単純な間違えも含む)、事実確認が必要な部分などを洗い出していく必要がある。
今回は管理人が第2次編集作業を行うので、そこで音源と文字起こしの整合性や内容の整合性をチェックしてもらうことになるだろう。

収録した音源を聞いていると気が付くことがある。
それは”語りの癖”である。
今回の座談会で自分自身の発言を振り返ると、「やっぱり」という言葉を多用していた。
「やっぱり」は「やはり」と同義語の音形変化で、「以前と変わらない様」「予測した通りになる様」などの意味を持つ。
何度も音源を聞くうちに、これを多用している自分自身が気持ち悪くなっていった。
キレイな日本語を話していないのではないか、という疑念が出てきたからだ。
(キレイな日本語がなんであるかの是非はここでは置いておくが)
どうにも他人と比べて、語りの型が単純な紋切型であるように思えた。
語りのスタイルがあることは、サッカーのそれと同じく必要なことだと常々思ってきた。
それでも、悪癖をスタイルとして許容するかどうかはまた別問題である。
どうしても気になってしまうのだった。


音源を聞いていると気が付くことが他にもある。
その人が発言したがりタイプなのか、野次りタイプなのかである。
自分はまさしく前者で、座談会では各人の発言量が平均になるようにするのは難しいことだが、それでも極端に偏ると座談会というより、独演会になってしまう。
今回の座談会でも圧倒的に自分がしゃべっているのは次回への個人的反省点だ。


さて、今回の座談会は約2時間近くにわたって収録されたものが文章として投稿される。
文字数でいえば、文字起こし時点で2万字に届かないぐらいの分量だ。
ゆったりとした時間の中での座談会だったので、詰め込み具合はそれほどでもないが、それでも触れることができなかった話題や語りつくせなかった話題もあった。
また、参加者の勉強不足ゆえに話題を深く掘り下げることが難しかった部分もあった。
サッカーファンの1人としては、サッカーを語るうえではゼネラリストにならざるを得ないので、そこはご容赦頂きたいところではある。

読みどころは、生業としてサッカーを相手にしているプロとは違い、アマチュアの立場の人間が2時間にわたりそれを語った内容とは何か
ここに注目してほしい。
それでは、投稿までもうしばらくお待ち願いたい。