※WARNING
この記事には
下品な表現が含まれています!


下品な話に耐性のない方、または同性愛に嫌悪を感じている方は、
ブラウザの"戻る"ボタンか、右上の"×"ボタンを押してください。
注意を無視して読まれて気分を害されても、筆者は責任を負いません。
くれぐれも自己責任で閲覧いただくよう、お願い申し上げます。











【横浜アフターゲームショウ】

「う~ん・・・どうすればいいんだろう」
のすけは呆然とした表情で呟いた。
試合が終わった日産スタジアムのコンコース。
のすけは、ズボンもパンツも穿いていない状態で立ち尽くしていた。

この日のすけは、大好きな横浜Fマリノスの試合を見に日産スタジアムへ来ていた。
試合は熱戦の末に横浜Fマリノスが勝利し、スタンドは歓喜に包まれた。
当然のすけも大喜びしていたのだが、テンションが上がりすぎて、
こともあろうにズボンとパンツを脱ぎ捨て、放り投げてしまった。
正気に戻る頃には、時既に遅し。ズボンとパンツは目の届く範囲にはなく、
急激に羞恥心を覚えたのすけは、コンコースの物陰に逃げ込んだのだ。

「くそ・・・今のままじゃ帰れないじゃないか・・・」
携帯電話で助けを呼ぼうにも、携帯電話はズボンのポケットに入れていたため、
ズボンと共に手元を離れて行方不明。その手段は使えない。
もうこうなったら、なんとしてもズボンとパンツを見つけるしかない。

「やるしかない・・・いくぞ!」
のすけは自分の心と身体の一部を奮い立たせ、いきり立った。
そして、スタンドへと足を踏み入れた。

試合が終わって時間が経っていたこともあって、スタンドにはあまり人はいなかった。
清掃スタッフが清掃をしているのが遠くに見えたが、はるか遠方にいるため、
のすけが下半身裸であることには気付かないだろう。
のすけは腰を落とし、自分がいた周辺のスタンドを重点的に探し始めた。

だが、しかし。ズボンもパンツも全く見つからなかった。
椅子の下にも通路の端にも、どこにもなかった。
30分ほど探したところで、のすけは苛立ち始めた。

「あーくそ!!どこにあるんだよ!!!」

怒りに任せて飛び出た叫び声。しかし、これは自殺行為だった。

「あれ?誰かいるんですか?」

コンコースの方から、女性の声が聞こえた。
なんということだろう、清掃スタッフがすぐそこまで迫っていたのに、のすけは気付かなかったのだ。

「(しまった!見つかる!!)」

のすけが身体を屈めて椅子の陰に隠れた一瞬後に、清掃スタッフがスタンドに姿を現した。
最悪なことに、その清掃スタッフは若い女性であった。
普段ののすけなら、下半身に血を滾らせ近づいていくところであったが、今回はそうはいかない。
今、人目に触れてしまっては、警察に通報されることは間違いない。
のすけは、必至に身を屈めて椅子の陰に身を潜めた。

「(頼む、こっちにこないでくれ・・・!)」

祈るような思いで息を潜めるのすけ。
だが、無常にも足音はのすけのいる場所に近づいてくる。
ダメだ、見つかる!!そう諦めかけた瞬間だった。

「おーい、こっちを手伝ってくれ!!」

遠くから、心なしか聞き覚えのある声が聞こえた。
はて、誰の声だっただろうか?のすけが思案していると、
のすけの方に近づいていた清掃スタッフが離れていく足音が聞こえた。

「はーい!今行きまーす!!」

どうやら、呼ばれてそちらに行ったらしい。
スタンドに再び静寂が訪れた。

「ふ~・・・助かったぁ」

ヘナヘナと座り込むのすけ。あまりの緊張感に、思わず腰が抜けてしまったのだ。
少し休もうと再び腰を落としたのすけ。
だが、ピンチは連続して訪れた。
先ほどとは違う足音が、再び近づいてきたのである。
コツ・・・・コツ・・・・コツ・・・・
しかも、今度はのすけのいるところに一直線に向かってきた。
のすけは、パニックに陥った。

「(なんで!?なんで向かってくるんだ!?)」

今のまま他人に見つかったら、人生が詰んでしまう。
必至に祈るのすけだったが、その願いも虚しく、足音がのすけの真横で止まった。

「あ・・・あの・・・いや・・・こ、これは・・・・」

半泣きになりながら顔をあげたのすけ。その目の前にいたのは・・・









「み、南河内さん!?」
「おう、やっぱりのすけやないか」





大阪にいるはずの南河内が、のすけの目の前でニヤニヤしていた。

「な、なんでここに!?俺がここにいるの、知ってたんですか!?」
「おう。パンツ探しとるところからずっと見てたで」

南河内は、関東でセレッソの試合を見た帰りに、日産スタジアムに寄っていた。
その話を聞いたのすけは、とりあえず通報はされずに済みそうだと少し安堵していた。

「まったく、見てたなら声かけてくださいよ。大変なんですからね、こっちは・・・」
「悪い悪い、ブラブラさせながら動くのすけを見てるのがおもろくてな。
さっき見つかりそうになった時、助けたのは俺やで」
「そうなんですか?それはありがとうございます・・・でも着るもの貸してくれた方が
ずっと手っ取り早かったのに・・・」
「ああ、それならもう心配いらんで。探し物は、これやろ?」

そういうと、南河内は自分の服の下からズボンとパンツを取り出し、のすけに見せた。
それは、紛れもなくのすけが脱ぎ捨てたものだった。

「そ、それです!ありがとうございます!」

手を伸ばしたのすけ。だが南河内はその手を交わし、妖艶な笑みを浮かべた。

「おおっとぉ、これは返すわけにはいかんな」
「え、な、なんでですか!返してくださいよ!」
「いや、返すのはええんやけどな。見返りがあってもええんちゃうかって話や」
「え、お金・・・ですか・・・あんまり持ってないんですが・・・」
「何言ってんねん。持ってるやないか。股 間 に 2 つ も 、 金 の 玉 を !!」

次の瞬間、南河内の巨体が宙を舞い、のすけに覆いかぶさった。
腰が抜けていたのすけは、かわすことができなかった。

「う、うわあああああ!な、何をするんですか!?」
「ええやないか、ホンマはこういうの好きなんやろ?」
「そ、そんなことありませんよ!?」
「口ではそう言うてても、こっちは正直やな?ん?」
「あぁっ・・・やめっ・・・・!」
「スタジアムは試合を見るだけのところやない・・・
自らの戦いの場でもあるんや。それを、身体で教えてやるわ!」
「んぁっ・・・お・・・おね・・・・お願いします・・・・!」



この日、スタンドで行われた二人だけのアフターゲームショウは、
マリノスの試合に負けない温度で盛り上がったのだった・・・・

Fin.









あほがき
皆さん、こんばんは!ついにフットボールマンションにもホモ小説の登場です!
フットボールマンションに投稿する以上、サッカーを絡めなければいけないという制約がありました。
いろいろパターンは考えたのですが、思い切って舞台を日産スタジアムにしてみました。
アフターゲームショウ、というのも、我ながらいいネーミングができたと思っています。

さて、この小説に登場するのすけくんと南河内くんは、どちらもこのマンションの住人です。
この作品に書いたことはあくまで空想であり、実際に起こったことではありません。
ただしかし、将来的にそうなる可能性もある、ということを考えながら彼ら2人の記事を読むと、
もしかしたら新しい世界が見えてくるかもしれませんね。
是非ともそういう観点を含めて、今後ともフットボールマンションをよろしくお願いします!
それでは、この辺で失礼します。ばいなり~ ノシ

夜磐