フットボール マンション

『フットボールマンション』は、各住人に一つのカテゴリー(部屋)を与えており、その中で自由に執筆活動をしております。 初めて当サイトにお越しくださったお客様は、是非、右記カテゴリーより『はじめに』及び『住人の自己紹介』をお読み頂ければ幸いです。記事の更新情報は公式ツイッターアカウントから随時発信されますので、是非フォローをお願い致します。

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初めに今回は同じフットボールマンションの磐田サポ、夜磐さんも後半から応援に駆けつけてくれました。こちらも是非ご一読ください。夜磐さん。援軍ありがとうございました。
自分の記事は書きたい事書いていったらめっちゃ長くなってしまいました(汗 

沼津行きの終電に乗り日付を跨ぎ終点沼津に到着した。

7/12 ニッパツ三ツ沢で行われた天皇杯3回戦 横浜Fマリノスvsアスルクラロ沼津の試合は、ご存知の通り4-2でFマリノスが勝利。アスルクラロ沼津の夢物語はここで幕を閉じる事となった。

敗戦した試合の帰り道というのは少し気持ちが重いものだ。まして、それがアウェイの遠征だと尚の事だろう。
だがこの日の足取りは決して重い物ではなかった。むしろ選手とチームにサポーター、そしてこの沼津という街を誇らしく思う気持ちでいっぱい。胸を張って沼津という街に我々は帰ってきた。

■挑戦の朝、愛する街から挑戦の地
待ちわびたJ1との初対戦。ニッパツ三ツ沢にはYSCC横浜戦以来の遠征。
前回、静岡駅までの終電が思ったより早かった為に、今回は念の為、愛する街沼津まで車で移動した。



スポニチ笑いましたよ。

「決戦」って言葉は実はあまり使わない様にしてました。
内浦まで車を走らせ、淡島とラブライブ!のED「ユメ語るよりユメ歌おう」の舞台長井崎中学校前でアスルユニチャレンジ。今日はゴール裏からみんなでユメを歌い続けたい。

沼津港新鮮館!勝ってる試合で最後に歌うチャント。今日もこれを歌いたいんだ。


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狩野川沿いを少し散策。ここがどこかきっとすぐばれる。


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仲見世商店街や沼津の街中には夏祭りのポスターが、別バージョンもあるはずなんだけど、ほとんどAqours版しか見なかった。

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横浜駅から住宅街を縫っていくと坂を上ってバックスタンドの裏手に出ました。
目の前にはマリノスとアスルクラロのフラッグが風に揺れています。「ついに来たんだ…」心に来るものがありました。

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■感謝
現地に着くと色々な方から声をかけて頂きました。
先日ボランティアスタッフで参加した沼津「あげつちアロハライブ」に来てくださった方、アニサカ勢で遠方から沼津のゴール裏に援軍で来てくださった方。ライバーさんや初めてサッカー観戦に来てくださったフォロワーさん。そしてお馴染みのアスルクラロサポーターの皆さま。
最近は、本当にこうやって声をかけて頂ける事に感謝しかありません。
私自身、毎試合足を運べるわけではありませんがアスルクラロに出会って、沼津の方々やラブライブのファンの皆様に出会ってから幸せな時間をご一緒させて頂いてるなと感じます。(恥ずかしいからこの話やめ)

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京都戦での宇迦様の「勝守」と上土朝日稲荷あげっこさん

■アニサカ勢が繋げたFマリノスとアスルクラロの交流
アニサカゲートフラッグ撮影会を企画して下さったマリノスサポーターの方がいらっしゃり、スタンドの外では交流撮影会も行われました。
所属するディヴィジョンが違う為、中々交流できないサポ同士が何か共通の趣味から輪を広げる。素晴らしい事だと思います。
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アニサカと言えば、少し話が逸れますがスタジアムに入るとアスルクラロサポーターの女性の方から「応援に来てくれたライバーの皆さんに本物をあげられくて申し訳ないけど、良かったら配ってください。」
と先日の「広報ぬまづ」の表紙を上質な紙にコピーした物を頂きました。
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アスルクラロを応援しようと来てくれるラブライバーの皆さんに何か喜んで貰えないかと準備して下さったお気持ちが凄く嬉しく、ここで紹介させて頂きました。

また、コールリーダーのザビ太さんからも初観戦の皆さんにも楽しんで一緒に応援して貰いたいという趣旨の挨拶があり、いつも通り冗談が出たり、笑顔や笑いが絶えないアスルクラロ沼津ゴール裏のほのぼのした雰囲気は気合が入り過ぎてしまいそうな状況の中でも沼津らしさを溢れるシーン。


■「J1の壁」 前半45分
陽も西の空に沈み照明に灯がともる。お客さんの入りと共に運命のキックオフは刻一刻と近づいていた。
マリノスのゴール裏の大声援にアスルのゴール裏で初めてザビ太さんがトラメガで何のチャントを言ってるのか聴こえなかった位。
清水エスパルスの試合の時は何とも思わなかった事だけど、あんな大人数を初めて相手にする気がした。
ただビビる事は無かった。こっちも全力で応援するだけ。こっちにだって仲間がいる。

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Fマリノスはリーグ戦とほぼ変わらないメンバー。日程的にも次節まで少し時間があり疲労への考慮も必要ない。最高の相手である。
対するアスルクラロ沼津は日曜の長野戦と総入れ替え。前回の京都戦同様に天皇杯仕様のチームでオーダーを組んできた。翌日曜にも盛岡戦を控えており、中村選手や染矢選手の突破がどこまで通じるのか見たかったという気持ちはあるが、ここは監督の決断。

吉田監督がJ3リーグの会見でしばしば言っているが「選手全員が常に全力で」その通り今日出るメンバーをそして吉田監督を信じる。そうやって京都を打ち破ってこの地への挑戦権を手に入れたのだ。










そしてキックオフ。「アスルらしく全力で、楽しもう最後まで

試合はアスルクラロは慎重な立ち上がり。対してFマリノスはサイドから少しずつ揺さぶりをかけてきます。
ゲーム序盤はアスルクラロの左サイド、藤嵜選手のエリアで少し突破口を探してた感がFマリノスにはありました。サイドで1対1になればJ1クラスの選手は仕掛けて抜きに来ます。藤嵜選手も何とか対応してましたが、時には抜かれそうになるシーンも、しかしここはサイドハーフの前澤選手が素晴らしいカバーリング。J3開幕当初、福島や藤枝に攻略された左サイドの姿はそこにはありませんでした。

左で成果の得られなかったFマリノス、沼津中央の伊東選手・菅井選手のフィルターを掻い潜るように起点を左サイドの斎藤選手と中盤の扇原選手に置きます。
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アスルクラロで目に着いたのは黄色い⇔で書いたエリアでは深追いしない事。
マリノスサポの方には「斎藤放しすぎなんじゃないか?」と書かれている方もいましたが、放してると言うより深追いして裏を開ける方がゴールへの確率が上がってしまうから中を固めるいう部分だと思います。
またオレンジの●で囲ったエリアでボールを動かす事で菅井選手や伊東選手は中央を捨てて食いつく訳にもいかず、右サイドの白石選手含め、ボール奪取には苦労していたかもしれません。
バブンスキ選手が動くタイミングで動き出し、斜めのボールは喜田選手、前田選手に届けばビッグチャンスになり、実際何度も右斜め45度辺りからシュートを浴びるシーンが多かったと思います。

反面、決定機でシュートが枠外へ外れたのはアスルクラロCBの田中選手のDFが我慢強く対応した点も忘れてはなりません。
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DFとしては基本的な動きなのですが、無理にくっつき過ぎず切り返しの選択肢を与えなかった事で失点を避ける事に成功していました。

しかし、14分Fマリノスに先制点を許します。先ほど書いた左からの展開で初めて喜田選手の前にシュートスペースが生まれます。前にはアスルクラロのDFとFマリノスのFW富樫選手がいましたが、GKのブラインドになる可能性も、途中で誰かに当たってコースが変わる可能性もある所謂「選択肢がいくつもGKの頭によぎる」という対応に難しい状況。
実際失点も右隅へ放たれたグラウンダーのシュートが当たりコースが変わるというもので右に態勢を崩しながら必死に掻き出そうとしましたが及ばず。

その後は何とか全員で耐え、沼津の渡辺選手のミドルを中心に応戦しますがPAまでは中々侵入できず、このまま0-1か最悪でも0-2で前半を折り返せれば吉田監督のプランの許容範囲かな?と思っていたが、日本代表クラスの選手はそれを許さなかった。

前半終了間際の時間帯、Fマリノスのキャプテン斉藤学選手はDFの裏を取るとGK石井選手が一度は防いだ物のこぼれを拾われ追加点を奪います。
更に前半終了直前には同じ展開から今度はバウンドしたボールをトップスピンのハーフループの様なGKのタイミングをずらすシュートで0-3。
特にこの3点目のゴールは直前のバウンド時にアスルクラロGKの石井選手は位置取りをちゃんと後ろをチラっと見て確認していたんですよね。強打のボレーでこの位置なら絶対に止められるという位置取りだった。故にシュート自体のタイミングも一番取りづらい位置へ撃ったあの一撃は見た目以上の凄さでした。

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■湿ったれるなんて沼津らしくない!ハーフタイムショー!
挑戦を胸にやってきた沼津。絶望的な0-3のスコアでも項垂れる事は無い。
ピッチを引き上げていく選手をサブの選手達が全員で迎える。特にGKの石井選手には控えの大西選手や数名が駆け寄って迎えた。まだ、最後まで終わっちゃいけないんだ。そう思った。

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アスルクラロ沼津恒例のハーフタイムショーと言えば寝そべりだ。
こんな状況で沼津サポもさぞかしションボリしてたのだろう…とお考えの方も多いかもしれない。
それは違う。こんな状況だから楽しんでいた。それも過去最大の寝そべり作戦であった。

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京都戦の時は後ろでゲーフラを持って手伝っていたが、この日は人が多すぎて少し離れた位置へ退散。
逆にそのおかげで普段少し離れたエリアで一緒に応援している方々の声も少し聞けた「これが沼津だよね」「すごいな(笑)」「今日どれだけライバーさんきてるんだよ(笑)」
傍から見たらおふざけかもしれない。でも湿った状況だったからこそ余計にこういった事が気持ちを切り替えさせてくれた。

俺たちはいつも通り楽しんでる。まだまだ選手もやってくれる。


■「はばたけ沼津 蒼き戦士達よ」 後半45分
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後半が始まるとアスルクラロ沼津は再び躍動する。ハーフタイムにどんな檄が飛んだのだろう?
持ち前の前からハメていくプレスを積極的に仕掛け主導権を握ると逃げ切りに無理をする必要のないFマリノスはカウンター重視の重心の低い守備的な展開へ。

54分小牧選手を下げエースの薗田選手をピッチに投入。更に61分渡辺選手を下げ、突破力と飛び出しのある太田選手を入れ前線を活性化させる。恐らく、元々この時間帯に吉田監督は「勝負所」を持って来たかったのではないだろうか?

いける。やれる。歴史を刻んでくれ!俺たちの沼津を見せてやれ。ゴール裏の熱気も最高潮だった。



そして80分アスルブルーの稲妻が遂に扉をこじ開ける。



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↑この写真撮った記憶が全くない

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遂にJ1から初得点を刻んだ。アスルクラロ沼津の歴史に新しい1ページ。未来を切り開いた


ただ、これはまだ終わりじゃない。まだ10分ある。選手もサポーターも誰一人満足なんかしてなかった。まだやれる。沼津のサッカーを最後まで見せるんだ。そんな気持ちが伝わってきた。

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83分 ジョニーこと鈴木淳選手が今シーズン初のピッチへ。熱い気持ちを持つ男が帰ってきた。



大きなピンチもGK石井選手やDF陣は体を投げでして止め続けた。
しかしAT、横浜はウーゴ・ヴィエイラ選手がDFラインのパスを抜け目なくカットし試合を決めるゴール。4-1としほぼ勝ちを手中に収めた。

普通ならこれで終戦だろう。だが沼津の選手達の目はどれだけFマリノスに跳ね返されても、まだまだ死んでいなかった。

時間の限り攻め続けた。ATも目安の4分が過ぎ終わりの時は間違いなく迫っていた。

「まだ負けてねぇぞ!」

最後かもしれないCKを得た沼津のFWジョニーが咆哮しゴール裏を煽る。最後まで共に戦え、力をくれ!そう言ってるかの様だった。
倒れてる相手選手にドリンクを差し出し早く立ってくれと促したのもジョニーだった。

それは最後にもう一度、横浜のゴールをこじ開けた。CKからこぼれ球を太田選手が決め4-2(場内放送では白石選手に訂正されていたが天皇杯HP上では太田選手の表記)

ゴールしたボールを拾いセンターサークルへ急ぐ沼津のイレブン。底知れぬそのエネルギーには試合後マリノスのサポーターからも勝ったのにモヤモヤした様な感情を与える程だった。

さぁ、胸を張って帰ろう!沼津へ!

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最後まで悔しさを滲ませるジョニー。かっこよかった。

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フォロワーさんが選手挨拶時に掲げていたボード。選手まで届け

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J3で戦ったYSCCのサポーターの方から沼津のサポーターに差し入れ。
今度対戦する時はのっぽパンあげなきゃ

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沼津に着く頃には日付が変わっていました。商店街では翌日のヨハネ誕生日イベントに向けて徹夜で作業されるお店の方。ジャンルは違えど沼津を盛り上げようと頑張ってらっしゃいます。

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なんか、もう〆書く必要もない。
最高の試合を見せてくれた選手の皆さまと最高の時間を分かち合えた皆さんに感謝。

また日曜日。盛岡戦で笑顔で会いましょう!ばーい

(それにしても凄い感情的になって動画声入りまくってるなぁ。自分のチームの試合の時みたいな感覚。ゴレイロから指示出してる時とおんなじ)

昨日、全国各地で天皇杯3回戦が行われました。
下位ディビジョンの優先開催権付与ということで、
我らがジュビロ磐田はJ2の湘南ベルマーレと敵地で対戦。

しかし、今日の話題はその試合ではありません。
実はこの日、当方は磐田が湘南と対戦しているBMWスタジアムではなく、
横浜にあるニッパツ三ツ沢球技場を訪問しました。
対戦カードは、横浜Fマリノスvsアスルクラロ沼津
清水磐田藤枝に続く静岡県内4つ目のJクラブが、
名門の一つに数えられるチームに挑む一戦です。
当方の職場から比較的近いこともあり、この挑戦を見届けようと
前日に前売り券を購入し、退勤後に観戦してきました。

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F 4-2 アスルクラロ沼津


定時で上がれればギリギリキックオフに間に合う算段であったため、
自分の予定表にも「定時退勤予定」と書いていたのですが、
課長が定時後に会議を始めるという嫌がらせをブチかましたため強制的に1時間残業。
出発が1時間遅れ、スタジアムに到着したのは後半開始の直前でした。
課長マジ許さん。

試合は、自分が見ることができなかった前半のうちに、横マリが3点を先行。
自分が到着した時点で、試合の趨勢は決まりかけていました。
メンバーを見ると、横マリは齋藤学やら扇原やらバブンスキーやら、
レギュラークラスの選手を複数人起用。
J1が中断期間に入っているので、消耗を気にせず勝ちをとりにきています。
天皇杯では主力を温存した強豪が足元を救われることがしばしば起こりますが、
主力を何人も使ってきている上位チームは番狂わせを許しません。
到着した段階で「やはり厳しいか」と嘆息してしまいました。

しかし、この試合はまだ終わっていませんでした。
3点差をつけられた沼津が、物怖じせずに反撃を開始したのです。

前線の選手がスペースに向けて走り、そこに向けて後方から鋭く縦パス。
サイドから粘り強くボールを運び、シュートに繋げました。
切り返しからのシュートがクロスバーを直撃、さらに追撃のシュートでゴールを強襲。
横マリGKの好守で得点にこそなりませんでしたが、点差を感じさせない攻撃を披露します。

とりわけ目を引いたのは、途中交代で出場したFWの薗田卓馬選手
相手の守備のギャップを見つけて入り込み、パスを受けては生きたシュートを放ちます。
園田選手の動きを見逃さない味方との相互理解もあってのものですが、園田選手の動きには
上のディビジョンでもなかなか見られないほどのセンスを感じました。

ただ、後半途中になってくると、横マリがボールをキープし沼津に反撃の機会を
与えないようなスタイルにシフト。沼津はチャンスが作れなくなってしまいます。
このまま終わってしまうのはあまりにも惜しい・・・。
そんなことを考え始めた後半35分、沼津の攻撃が結実します。
沼津の選手がドリブルで後方から持ち上がり、中央にある小さなスペースに
抜け目なく入り込んでいた園田選手にパス。
反転した園田選手が、横マリの選手が詰めてくるまでのわずかな時間で鋭く足を振り抜くと、
ボールはゴールの右隅にズドン。GKが一歩も動けない、鮮やかな得点で点差を2と縮めました。
歓喜に沸く沼津のゴール裏。残り10分、試合は再び動き始める様相を呈し始めました。
嵩にかかろうとする沼津と、試合を終わらせたい横マリ。明確なコントラストの下に試合は進行します。

気持ちを見せていた沼津でしたが、後半ロスタイムに自陣でのバックパスを
ウーゴ・ヴィエイラに掻っ攫われ、ゴールに蹴り込まれて失点。
点差は再び3点となり、事実上この試合は決しました。

しかし、3点ビハインドの後半ロスタイムでも、沼津は闘志を失っていませんでした。
試合終了間際、沼津がCKを獲得。沼津の選手がゴール前に集まってくる中、
ゴール脇の水を飲みに来た背番号13番 鈴木淳選手が、ゴール裏に向かって
両手を振り上げ煽りながら絶叫。

「まだ負けてねえぞ!!」

選手の煽りに応え、声援の声量を上げる沼津のゴール裏。
その声に応えるように、直後のCKで途中出場の太田選手が倒れこみながらも
シュートGKの手を弾き飛ばすシュートを叩き込み、2点目を記録
直後に試合が終了し沼津は2-4で敗れましたが、
名門を相手に2得点という確かな"挑戦の証"を刻み付けました。

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最後まで諦めずに戦う。
スポーツの世界では理想として掲げられることが多いながら、この理想を目に見えるように
体現できるチームは必ずしも多くはありません。その中で、誰の目にも明らかに、最後まで
闘志を折らずに戦い抜いた沼津の姿勢は、賞賛に値すると思います。

勝負は勝負。勝者は横マリであり、沼津は敗れた事実は揺るぎません。
ただ、挑戦者としてあるべき姿を見せた沼津は、十分に賞賛に値するチームだと思います。
後半しか見られませんでしたが、見にきてよかったと思える試合でした。

選手、スタッフ、そしてサポーターの皆様、本当にお疲れ様でした。
素晴らしい試合を、ありがとうございました。

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■磐田、4回戦進出
さて、私が横浜で沼津の試合を見届けていた頃、同じ神奈川県の湘南では、
我らがジュビロ磐田が湘南ベルマーレを4-1で下し、4回戦進出を決めました。
現在、ディビジョンこそ磐田が上ですが、磐田は直近で5試合湘南に勝っておらず、
相性は必ずしも良くはありません。湘南は現在J1昇格を具体的に狙える順位におり、
磐田がこのままJ1残留を果たせた場合は対戦する可能性があります。
それを見据えた場合、苦手意識を払拭する足がかりになりえる今回の勝利は、
今後に向けて非常に良く作用するかもしれません。
普段のリーグ戦ではベンチスタートになることが多い選手達が先発で活躍したことも含めて、
磐田には得る物が多い試合でした。

ここから月末の川崎戦まで、公式戦がありません。
中断明けの川崎戦は、上位に進出することができるのか瀬戸際の試合になります。
重要な試合となりますので、それに向けてしっかりと準備をしていきましょう。


7/12(水) 遂に明日、アスルクラロ沼津は天皇杯3回戦でJ1のクラブと対戦する。

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相手は横浜・F・マリノス Jリーグ創設時のクラブ。いわゆる「オリジナル10」と呼ばれるクラブでそしてこの天皇杯でも数々の歴史を紡いできた名門中の名門である。

◆Sail On Numazu  Sail On Sunshine◆
今シーズンJ3という新たなるステージへ船出したアスルクラロ沼津。
そして、J3と共にもう1つの舞台への切符ももぎ取った。それがこの天皇杯である。

◆J3のライバルを倒し手に入れた全国への切符◆
まず、この切符を争ったのがJ3「静岡ダービー」のライバル藤枝MYFC
【you@あず】全速前進ヨーソロー!スルガカップ決勝・アスルクラロ沼津vs藤枝MYFC【アスルクラロ沼津】
これからお互いに切磋琢磨し、清水・磐田の背中を共に追いかけるであろう藤枝MYFC。
静岡県代表の座をかけた戦いは、両チームにとって新たなる1ページとなった。
試合終了後、アスルクラロコールで送り出してくれたMYFCのサポーター。
桜咲く季節、アスルクラロ沼津は静岡を代表して天皇杯への船出を決めた。

◆友を越えろ!サウルコス福井戦◆
初めての天皇杯。1回戦は福井県代表のサウルコス福井
【you@あず】天皇杯1回戦 アスルクラロ沼津vsサウルコス福井
対戦する福井。かつてアスルブルーのユニフォームを身に纏い、共に愛鷹で戦った仲間達がアスルクラロ沼津の前に立ち塞がった。
今は違う色のユニフォームを着て勝利を目指し戦った盟友。彼らを越え、掴み取ったのは格上京都サンガF.C.への挑戦権だった。

◆西京極での歓喜。京都サンガF.C.戦◆
最悪の天候でのスタートだった。交通機関は麻痺し、現地に参戦出来なかった方もいた。かつてJ1にも在籍した京都サンガF.C.。失う物は何もない挑戦が幕を開けた。
【you@あず】天皇杯 京都サンガF.C. vs アスルクラロ沼津【ジャイアントキリング】
同日に開催された、いわきFCや筑波大学のジャイアントキリングで話題を随分と取られてしまったが、アスル戦士達は京都に全てをぶつけて戦った。そして、J1への挑戦権を手に入れる。

同郷のライバルを、かつての友を、そして格上を破り掴んだ12日の横浜は正に「はばたきのとき」だ。


●心強い援軍●
京都戦の時もそうだったが、応援には頼もしい援軍が駆けつけてくれる。
それは、かつて戦ったJFLの仲間であったり、戦い敗れていったライバルであったり、今アスルに見に来てくれているラブライバーの方達であったり。
動機はそれぞれ違うし、思いの深さも様々応援の仕方も様々かもしれないが、共に声をあげ背中を押してくれる姿は心強い援軍である。12日のマリノス戦でも、初めて観に来る方も含め多くの方が足を運んでくれそうである。これほど力強い事はない。


■マリノス戦はゴールではない■
相手はJ1トップカテゴリの強豪。胸を借りるつもりで挑戦する明日の試合。ただこれはゴールでは無い
歩み始めたJ3での舞台、そしてこの天皇杯。全力で真っ直ぐ走っていくその中で、アスルが今何が出来て、どこまでマリノスに通用するか?楽しみでならない。

アマチュア時代からアスルと共に戦い続けたサポーターの方々、大切な想いを乗せ歓喜も涙も共に戦ったであろう横断幕にとっても夢見た大舞台。
そこに新たな力や想いが、表現は違っても加勢する。共に背中を押す仲間たちと最高の舞台になる事を願う。

そして、この試合はアスルクラロの終着点では無い、勝敗関係なく未来へのステップとなり歴史に刻まれる通過点。輝こう!アスルクラロ!

後半戦のスタートは餅ダービー。

前半戦の2敗のうち1つはこのレイソルから。
丸橋のクリアがクリスティアーノに跳ね返ってゴールに突き刺さった1点を守り切られた試合。

正直勝てない試合だったというのが観ていた時の感想。
最大の理由は日立台の硬く凹凸のあるピッチ。

加入した細貝が日本のピッチは硬いと言い放つぐらい硬い
跳ね方見りゃわかるけど日立台は日本の中でもかなり硬いからね細貝さん…埼スタそんなに硬くなかったでしょ…。


プレス回避が一切ハマらずハイプレスの餌食になる環境。
レイソルのプレースタイルはこの日立台に合ったハイプレスとセカンドボールの回収に重点を置いている。

正直アントラーズが突破したときは驚いた。
獅子奮迅の活躍だった中村のやらかしもあったが…よりによって上位決戦でやらかすのは勘弁してくれよ…。

逆にホームでは勝てるだろうと。パス回し出来るピッチだしプレスかわせればどうにかなるというのが見立てだったのだが…。

試合は序盤10分でビッグチャンスを2つ作るも徐々にプレスに押されて拮抗した展開に。
柿谷から杉本のシーンが決まってれば楽な試合になったのだが…。

序盤ペースを掴んだのはこちらのハイプレスがハマったから。
しかしロングボールで回避されるようになると重心を下げざるを得なくなり中盤を渡す。

それにしてもクリスティアーノが本当に厄介。
ゴリゴリのアタッカーのようで視野が広くて展開力があるので前にもう1人司令塔がいる感じ。

もう1つ厄介だったのは荒さ。
顎の下を切った松田や、後ろから膝を入れられた山村。
審判が早めにオフサイドの笛を吹いてるにも関わらず完全に遅れてジンヒョンに突っ込んでくるシーンであったり。
たった5分かそこらで連発した時には流石に観ていて苛立った。

試合を通して見れば怪我人が出なかったのは幸運と言える内容だった。
アントラーズ戦でも守護神破壊してるんだがレイソルのこの辺は改まらないんだろうな…


試合を先に動かしたのはレイソル。
41分。カウンターからクリスティアーノ逆サイドへのクロスを武富のダイビングヘッド。
この失点は珍しいヨニッチのラインコントロールミス。
大裏の武富が見えていなかったのだろう。

松田の位置も含めて逆サイドを確認してラインが下がるのを止めるべきだった。
クリスティアーノのクロスの精度は完璧だったが。

前半はそのまま0-1で折り返し。
FC戦と同じ展開だが相手がFCほど緩い相手じゃないのが厳しい。

後半はリードを持ったレイソルペースで試合が進む。
61分にユンジョンファンが柿谷→澤上、松田→田中の2枚を交代。
流れを変えようとしたのだろうか。

これが当たったかどうかはわからないが直後のCKから同点弾が生まれる。
ソウザと競り合いになったレイソルの選手の間で跳ね返って零れたボールを杉本が押し込んだ。

杉本やっと持ってる選手になってきたなぁ。

杉本澤上2トップ山村トップ下に近い形。
守備時には杉本が左サイドを埋める。
攻撃時のカバーは山口。
これがハマりチャンスを作り始める。

対するレイソルは大津→ディエゴ

直後にまた試合が動く。
相手のロングボール、クリスティアーノに競り勝ったヨニッチから。
ソウザ→杉本→山村→山口と繋いで逆サイドの水沼に展開。

ゴール前には澤上、ソウザ、杉本。
澤上がニアに飛び込み、杉本がファーに構えると水沼のクロスは真ん中のソウザの足元へ。
ダイレクトで流し込み逆転。

澤上の動きで空いたスペースにきっちり入れた水沼のクロス精度と飛び込まずに待ったソウザのポジショニングがゴールを生んだ。

ここから山村が最終ラインに参加。
安心の5-4-1カウンター狙い。

レイソルは脚の違和感で左サイドバックが交代。
更に小池→ハモン

ハモンがベガルタ時代J初ゴールを決めたのがセレッソ戦だったというのは内緒

CKに逃げても中にいるのはヨニッチ山下ソウザ山村杉本澤上田中。
180オーバーがこれだけ居ると跳ね返すのにはまあ困らない。

カウンターからの決定機、ソウザのシュートは中村に防がれる。

終了間際に最後のカード。
ソウザ→秋山

最後は放り込みを延々と跳ね返して試合終了。

同時刻のアントラーズが引き分けの為、首位浮上。
次はレッズ戦。何で22節うちだけこの日程なんですかねレッズさん…。
セビージャ戦にルヴァンプレーオフに加えてこの試合だけがここに突っ込まれて余所がお休みの中うちだけ全く休めない日程なんですが。

全てホームなだけ今週のアントラーズよりはマシだろうけど…。
あの日程は正直頭がおかしい。関東関西関東と中2日連続全てアウェーとか…。これを勝ち点7で乗り切ってるんだからアントラーズが半端ないのか相手が情けないのか。

天皇杯とルヴァンは今まで通りのカップ戦メンバー+主力の調整だろうけどセビージャ戦どうするのだろうか。
どうにか怪我人を出さずに夏を凌ぎたいところ。

余談
同時刻開催が多い夏場の難点は他の試合が見辛いことだろうか。
時間がずれてたエスパルスとガンバの前半を見ようかと思っていたら昼寝をしてしまい起きたら19時という。

そんな中気になっていたのは前段で触れた首位アントラーズ。
1つ上なんだから気になって当然ではあるのだが。

それ以上に気になっていたのは不当に組まれたとしか思えないスケジュール。
この中2日のアウェー連戦じゃコンディション戻すのも不可能だろうに…。

カップ戦が間に入るのとはワケが違う。リーグ戦だけでこの過密日程。
それでも試合を観る限りでは内容的にはFCを圧倒している。

失点シーンも守護神の欠場が無ければという印象。
レイソル戦でクオンスンテが指を蹴り飛ばされて無ければ少なくとも1失点目は防いだだろう。
とは言え大岩体制開始後の連勝とアウェー全勝の2つの記録が止まったのは大きい。

元々2チーム分の陣容な上にACLは既に敗退しており、リーグ戦における最大の壁になるのはやはりアントラーズだろう。
この辺りで足踏みしてくれないと独走されかねない。

勝ち点を落とせないというのはJ2の昇格レースに似ているかもしれない。
引き分けは即ち失敗。勝ち続けないといけない。

そういう戦いがこれから続いていく。

皆さんこんばんは。
夜磐です。

DAZN でジュビロ磐田-ヴァンフォーレ甲府の試合を観戦しました。

前期の終盤を4連勝で終えた磐田。
折り返しの初戦で、連勝を伸ばせるのでしょうか。
相手は、前期にスコアレスドローを演じた相手、ヴァンフォーレ甲府です。


shori


ジュビロ磐田 1-0 ヴァンフォーレ甲府
得点者:川又



■試合の流れ
前半に試合を支配したのはジュビロ磐田。
積極的にボールを動かし、甲府の守備の隙を狙う。
前半14分には中村俊輔、川辺のパスで相手を剥がし、
川又が角度のない位置から蹴り込んで早くも先制。
その後も中村俊輔のミドルなどでゴールを狙う。
しかし追加点を奪えずにいると、甲府が徐々に攻勢に。
前半の終わり頃からペースをつかみ、後半に入ると
ボールを支配し始めて磐田のゴールを狙う。
チャンスを複数回作るものの、フィニッシュ精度を欠き
最後まで追いつけず、無得点。磐田が甲府を1-0で下した。


■試合の感想

スコアは最小点差でしたが、お互い攻撃は工夫していました。
前期のあの試合よりは感情の動く試合でしたね。

甲府がきっちりとブロックを作ってくる中で、イレギュラーな状況を作り出したのは
やはりと言うべきか中村俊輔と川辺駿のパス回し。
甲府は90分通してちゃんと守っていましたが、
あの瞬間だけは川又を自由にしてしまいました。

甲府はこの試合も無得点に終わったことで、5試合連続の無得点。
時間にして500分近くも得点を入れていないことになります。
5月の磐田を思い出すチーム状況ですが、あの時の磐田よりはチャンスを作り出せています。
もう少し言えば、5月の前回対戦時よりも得点を決められそうな雰囲気はありました。
セットプレーもサインプレーを含めて工夫があり、攻撃に関しては前期からの
改善が多々見受けられました。
前節も11本シュートを記録した模様ですし、焦れなくても1点決まれば
一気に点が入るサイクルに入ってくる可能性はあると思います。


■ジュビロ磐田について
前節に続いて粘り勝ちです。こういう我慢比べの試合をしっかりとモノに
できるようになってきたのは、チームとして明確な成長です。
特に守備は出色の出来ですね。ついに横マリに並んで最小失点タイになりました。
当ブログでは攻撃陣に言及することが多いですが、守備陣はずっと健闘しています。
今日ばかりは、守備陣にフォーカスします。

去年まではカミンスキーのスーパーセーブに頼ることが多かったんですけど、
今年に入ってからは相手に自由にシュートを打たれるシーン自体が減少傾向にあります。
この日はちょっとシュートにいかれる場面もありましたが、そういう時でも
最後まで身体を投げ出してシュートコースを限定。
そういう最後の一歩、二歩の踏ん張りが、今の数字になっているのかな、と。

この日はタフな試合でした。甲府との試合がこうなるのは前期の試合でわかってましたし、
こういう相手にしっかりと勝ちきるのは意外と大変なミッション。
内容がどうとかって話はありますが、この試合は勝てばオッケーでしょう。

残留争いのライバルを倒し、リーグ5連勝を成し遂げた磐田。
3週間のインターバルを挟んだ後、次の相手は3位の川崎です。
前期の対戦では、完成度の違いを見せ付けられ、完敗を喫しました。
しかし、名波監督の言葉通り上位に指一本でもしがみつくためには、
上位にいる川崎に勝つことは至上命題。
勢いに乗り、連勝中の相手を飲み込めるよう、また頑張っていきましょう。



以下、トピック。

・7度目のチケット完売
この試合もチケットが完売し、今季だけで7度目のチケット完売となった磐田。
入場者数では、今季3番目の多さを記録しました。
今季、中村俊輔の加入により開幕前から注目度が工場。
メディア露出が増え、練習見学者の数が倍増した他、シーズンシートの売れ行きも好転。
チームが好調を維持したこともあり、5月以降のホームゲームついてはチケット完売を連発。
現在、ジュビロ磐田のホームゲームは、チケットが非常にとりづらい状況にあります。
ヤマハスタジアムの収容人数が1万5千程度であるためそのような状況になっていますが、
会場がもう少し大きければ、現在であれば毎試合2万程度は埋められると思います。
ちょっとそこ、「2万人程度(笑)」とか言わないの。磐田はつい3年前まで、
ホームゲームの平均入場者数が1万割れしていたチームなのですからね。
こうなると、今の収容力の少なさがもったいなく感じてしまいます。

この調子で、もっと多くの人に愛されるクラブを目指して、
私もクラブに寄り添っていたいと思います。


・試合後の光景
タイムアップ後、両チームが握手を終えた後で、櫻内が甲府の控えGKである岡西宏祐
と談笑していました。学生時代のチームメイトかと思って調べてみたら、どうやら二人は
小学生時代に「八尾南南山本JSC」というチームで一緒にプレーしていたようです。
小学生時代のチームメイトなんてよく覚えているなぁと感心しましたが、
そんな昔の仲間とプロになって相対できる、そういう巡り合わせって素敵ですよね。
sakurauchi
試合後の絡みを見ていると、そういう意外な縁を知れて、面白いかもしれませんね。

手短ですが、今日は以上です。

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