フットボール マンション

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皆さんこんばんは。
夜磐です。

先週末のリーグ戦で、磐田さんはホームにサガン鳥栖と対戦しました。
当方、所用のためリアルタイムで試合を見ることができず、
試合後にスコアを確認したら勝っていたので驚きました。
一体どうやって点を取ったんだ・・・。

ジュビロ磐田 1-0
得点者)松浦

松


この試合を見た磐田サポの知り合いから、「前半は見なくても問題ない。
どっちも失点避けて守備固めてただけだから」との発言がありましたので、
その言葉を信用してDAZNで後半だけ見ました。
前半はたぶん、ダービーみたいな感じだったのでしょう。

■試合の感想
後半の感想は・・・典型的な鳥栖との試合って感じですね。
試合後の名波監督のコメントの通り、去年から含めて鳥栖との試合は
ミスをした方が負けという神経質な試合になります。
この試合も同じ雰囲気だったと思います。

試合を分けたのは、両チームのGKの能力差でした。
この試合でも磐田さんはシュートが枠に行かなくて、ポストをかすめたり
クロスバーに直撃したりを重ねる中で数少ない枠内シュートが得点になる一方、
鳥栖は枠内シュートのすべてを磐田のGKカミンスキーにセーブされました。
決勝点となった松浦のシュートは、シュートまでの崩しは見事でしたが、
シュート自体は割と正直なコースに飛んでいて、低いボールに強い
カミンスキーが相手だったら止められていたのではないかと思います。
逆に、カミンスキーのセーブの何本かは、権田では止められなかったかなと。


■磐田について
磐田さんは、前線の選手の運動量が落ちてプレスが機能しなくなった試合終盤でも
最終ラインを押し上げようとしており、シンプルに蹴り込んでくる鳥栖にかなり
チャンスを作られました。カミンスキーの好守と相手のシュートミスに助けられましたが、
いつ失点してもおかしくなく、薄氷を踏む勝利だったと思います。

終盤にああなってしまったら、重心を下げてしまうのも一つの手段ではあると
私は思いますが、名波監督は徹底的にそれをしません。90分間コンパクトに
保ち続けることが理想である故、そのために敢えて我慢をしているものと思われます。
ただ、J1残留ラインが例年より高くなりそうな今季は、勝てそうな時は徹底的にリスクを
排除して実を取りに行ってほしいと私は思ってしまいますね。
もちろん、成長しつつ結果を出せるのが理想ではありますので、それを実行できるので
あれば何ら問題はありません。これについては、名波監督に期待するのみです。

ポジティブなポイントとしては、今季初めて相手のミスに起因しない得点を
奪えたことでしょう。これまでのリーグ戦の得点は、どれも相手の一方的なミスに
起因する得点ばかりでした。それでは、ミスをしない相手からは得点は奪えません。
翻ってこの試合の得点は、相手のミスではなくアイディアをもって相手を崩した
得点でした。久々の得点を奪ったこともそうですし、それと同じくらいこの
得点シーンについては評価できると思います。
こういうシーンをたくさん作っていってほしいですね。

細かい部分で言えば、小川航基が90分やれたこと、カミンスキーが好守を連発したこと、
ギレルメの調子がかなり上がってきていること、松本が点を取れそうだったこと辺りは
この試合における収穫としてもいいでしょう。
とにもかくにも、勝ててよかったです。

試合については以上です。


さて、本日はもう一つ、いつもと違うテーマを。


■日本代表、ハリルホジッチ監督解任
ご存知の通り、日本代表のハリルホジッチ監督が、ワールドカップ本大会直前に
解任されるという衝撃のニュースがありました。

"解任の是非はともかく、タイミングが悪い。"
上記が、自分の目に見える範囲のサッカーファンの反応の最大公約数。
解任という判断の妥当性については人によって意見が割れていますが、
ワールドカップ2ヶ月前の解任については、否定的な意見が多く見られます。

自分も、上記の意見と同じです。
ハリルホジッチ監督体制下の日本代表の試合をほとんど見ていませんし、
練習に足を運んだこともありませんので、解任という判断が正しいか
間違っているかを論じることはできません。ただ、今の時分に至っては
もはや本大会はハリルホジッチ監督に任せるしかあり得ず、
解任など論外だと思っています。

そのうえで、何故ハリルホジッチ監督が解任されてしまったのかを考えてみると、
以前に名波監督が話していた「6:2:2の法則」が思い浮かびます。
名波監督曰く、「チームのうち6割は監督の味方になってついてきてくれる選手。
2割は反抗心を持った反逆児。そして残りの2割は、どっちにもつかない選手。
最後の2割を、自分の方に向けるか反逆に向けるかは監督の技量次第であって、
長く監督をやりたければその綱引きに勝たなければならない」。

ハリルホジッチ監督は、この綱引きに負けてしまったのかなと思います。
田島会長曰く、欧州遠征で4割どころか反逆児が過半数となってしまった
(このコメントの信憑性には疑いの余地が大いにありますが)ことや、
スポーツ新聞で取り沙汰されている選手サイドからの不信任案提出などは、
反逆児の増長を押さえきれなくなった結果かなと思います。

もっとも、今回の件は水面下で様々な思惑が動いての結果のようですし、
一概にハリルホジッチ監督の責任とも言えないように思います。
噂されている内容のどれが真実なのか現時点で私には判断ができず、
本件の根本原因が何なのか特定できないのがもどかしいところ。
この問題については、ワールドカップ後に真相追及が行われるでしょうし、
その過程で真実に辿り着くことを望んでいます。


今日は以上です。


地獄の連戦4試合目、5試合目は多摩川の両雄。
水曜日はリーグ王者川崎フロンターレとのアウェーゲーム。
土曜日はリーグ戦4連勝中のFC東京とのホームゲーム。

まずは水曜日。
等々力への参戦は仕事の都合で叶わず。(ちらちら携帯でDAZNを見ながら仕事をしていたのは内緒。)
週中のゲームということもありお互いに大幅にターンオーバー。
杉本高木松田木本が。ベンチスタート水沼はベンチ外へ。
オスマルは怪我により離脱。
ということでスタメンには片山、山下、山村、福満、亜土夢、ドンヒョンが入ってくることに。

それにしてもソウザオスマル秋山と負傷者続出のボランチがよく崩壊しないもんだ。
それもこれも代表でロクな休みもないのに出続ける鉄人のおかげなのだが…。
そして控えには清武が復帰。徐々に慣らしていく状態。

フロンターレも阿部、中村、車屋がベンチ外。家長、奈良、エウシーニョがベンチスタート。
お互い選手層の為せる業という感じ。
面子は変わっても内容はいつも通りのフロンターレ戦。

片山は松田と変わらない強度とクレバーさを見せた。
両サイドは水沼高木に対し走力で勝り両サイドバックの負担を大いに軽くした。
山村ドンヒョン山下はセンターラインで強さを見せた。

それぞれが出来るプレーを見せ既視感のある展開が続く中、今回の先制点はフロンターレ。
最終ラインから強い逆風を利用し、DFラインとGKの間にストンと落ちるロングボールが飛んでくると知念がワンタッチで躱してゴール。絶妙と言う他ない。

セレッソの反撃は9分後、福満の突破に対して大久保が足を引っ掛けて得たFK。
丸橋が物凄い速度のボールを直接叩き込んだ。
コースが中央付近の為GKに対する批判をいくつか見かけたが、あの速度で曲がり落ちるボールを止めるのは正面であってもハードだろう。フロンターレの先制弾と同じく風を活かしたゴールだった。

更に5分後田中亜土夢が獲得したCKから。
GKのパンチングで高く上がったクリアボールに対してボールに近い大島が緩く入ったところの前に飛び込んだ福満がヘディング。ゴール右隅に沈めた。
両サイドの活躍により逆転。この1点は非常に大きかった。

逆転後はボールを持たれても崩れることのない展開。
前半終了間際辺りからフロンターレのラフプレーに苦しめられることに。

43分、大島との接触で倒れた福満に対して登里が後ろから飛び乗るように太腿を踏みつける。
当然ファールだがスタンドのフロンターレサポからは判定に怒号が飛ぶ。
後半に入って47分、コントロール出来ずにボールを離したエドゥアルドが回収しにきた福満の爪先を踏みつける。
更に50分には混戦から抜けてきた福満に対してネットがハイキック。避けて倒れ込んだ福満に対して脚を下して胸から顔にかけてを踏みつける。
そもそもよく避けたもんだ、後ろに倒れてなかったら顔面に蹴りが入っていた。常軌を逸してるとしか思えない。

ハーフを挟んでほんの10分間で3回も踏みつけらる福満も堪ったもんじゃないだろうが、彼と片山の右サイドがフロンターレにとって厄介だったのは確かだろう。

このプレーのあとネットは守田に交代。同時に齋藤学を投入。
齋藤学が入ってからのフロンターレはブロックの前でのステーションパスに終始することになる。
パス回しに参加するだけなら齋藤学より優秀な選手はいくらでもいるだろうが、フル出場の片山を崩されることは殆ど無かった。福満の献身や山口、ヨニッチのカバーによるサポートを受けてこの試合の片山は文字通り右サイドを封殺した。
家長が入っても展開は変わらず。

セレッソは杉本、清武を投入。清武の出来はまだ試運転といったところか。
福満を下げ木本を投入した辺りからバランスが崩れ始める。
しかし枚数を増やした最終ラインが水際で跳ね返し続けリードを守って試合終了。

MVPは福満。山口片山辺りも候補だが決勝点を挙げ、度重なるラフプレーにも怯まず交代まで身体を張り続けた17番が相応しいだろう。

フロンターレについては大久保と齋藤はどうなんだろうという感じ。
今季大久保スタメンの公式戦は5敗1分とのこと。
この試合もいくつかのチャンスを潰してくれると同時に同点弾につながるFKをプレゼントしてくれる等、こちらとしては有り難い存在ではあったが。

そして土曜日FC東京戦
松田、水沼、高木、杉本が先発復帰。ボランチには西本が入る。
済州戦の勝利に貢献した西本はJ1初先発。
4連勝中のFCをホームに迎えた試合はフロンターレ戦とはうって変わって非常に堅い展開に。
決定機が少なくお互いに我慢の展開。広州戦への意識もあるのか非常に省エネなサッカーで前半を終える。
後半頭からFCがディエゴオリヴェイラを投入すると流れは徐々にFCへ。
それでも木本ヨニッチを中心とした守備陣が粘り強く対応する。
古巣相手の松田もここ最近の片山に触発されたのかかなり気合が入っており、63分には山口のパスに反応してシュートを放った。

22分には西本、柿谷に代えて山村、ドンヒョン。
連戦の影響を考慮しつつ高さを補強しセットプレーを考えた交代だろうか。

72分。自陣エリア付近で高木が不用意に奪われるも丸橋が決死のカバー。
クリアを拾った高萩にシュートを打たれるも枠外でゴールキック。
既に脚にボールがついていない高木、しかしここからまさかの先制点が生まれる。
このゴールキックをドンヒョンが後ろにそらす。
ボールの間近にいたチャンヒョンスが倒れ込みながらまさかの空振りその隙を見逃さなかった高木がボールを掻っ攫いGKを躱してゴール。

これで一気に楽になった。時計を進めながら試合をコントロールするとフロンターレ戦に続き清武を起用。
好機は作りつつそのままタイムアップ。
ここ数年で一番厄介だったFC東京を何とか下して公式戦5連勝。
そして次は恐らく連戦最大の難敵である広州とのアウェーゲーム。
過去GL敗退がないACLで、今度もどうにか突破してほしいところ。

ところで加地の解説はどうにかならないでしょうか。
確かにうちでプロになった選手ではあるが、批判的かつローテンションな解説は正直しんどい。
ガンバのイメージの強い選手でもあるのでそちらの試合で解説すればいいと思うのだが…。

余談
今回の余談はレヴィ―・クルピについて。
GL突破がかかった広州戦が目の前でそれどころではないとはいえ、次の週末はダービーということもあり彼に触れないわけにはいかないだろうと。(現状クビが飛んでいないとは限らない状況にあるが…)

レヴィ―・クルピという監督は、才能ある選手を活かすのに長けた監督である。
そして個に依存する為、チームの成績は文字通り選手個人の能力で決まる。

成功した09~10年。
DFは事実上、茂庭上本の2枚で行っていた。
両サイドはウイングに近い位置まで上がっていたし、アマラウもマルチネスも今の山口のように可動範囲の広い選手では決してなかった。
しかし対人に特化したこの2人はそれで十分守れたのだ。特に大きく困ることもなく失点数もそれほど多くない。
人数をかけた攻撃でカウンターを浴びやすかった当時のチームは数的同数を潰せる守備の名人によって維持されていた。
試合はボランチのマルチネスという強烈なタレントが作っていたし、得点に関しては香川、乾、家長、清武…アイデアに一切困らないメンバーだった。
そもそもクルピは攻撃について戦術を作っていない。
決まり事はボランチと両サイドぐらいだろうか。

前線には守備に走ること、それから得点に拘ることだけを要求した。
乾も香川も持てる技術とアイデアを得点することに捧げた結果があれだった。

クルピがいなくなると成績が落ちたのは技術のある選手がアイデアを遣って遊び始めたからだろう。
得点に直結しないプレー、確率の低いプレーでも面白いから選択する。
だからプレーはいつ見ても才能に溢れているのに成績が降下していく。

昔からセレッソというチームにはそういう悪癖はあって、レヴィ―はそこに厳しく当たった。

それを体現したのは2013年の柿谷曜一朗だ。
2010年と同様の成功を収めたチームはマルチネスに代わりシンプリシオが。
その他多くのポジションは生え抜きの南野、杉本、山口といった選手に取って代わった。

常に遊び続けた柿谷だが徳島の経験もあり技術をゴールに繋げるようになった。
たった1つのトラップで見事なゴールを何度も生み出した。

どんなに速いキラーパスも、時にはゴールキックだって得点に繋げた。
そしてクルピはセレッソを勇退した。

彼の成功には才能のある選手が必要だ。
香川や乾、柿谷、南野のような才能がある選手と攻守で機能するボランチがいればすぐにチームは上昇するだろう。
そういった選手がガンバに存在しないのであれば…彼は夏までにチームを去ることになる。


川又「これでいいんだろう!
約束通り子供たちを解放しろ!」



というやりとりが水面下であったとでも妄想しなければ、
到底納得いかない試合でした。


阪 2-0 ジュビロ磐田


またしても完封負けで、これでリーグ戦7試合で5被完封という極限状態。
いくらなんでも得点が奪えなさすぎです。守備はある程度の強度が戻ったんですけど、
それでも点が取れなければ勝点3は獲れません。

アダイウトンが離脱した時点で、得点を奪うリソースが欠落しているのは
わかっていました。その中でいかにして得点を奪うかという課題に挑み、
守備をベースにしてある程度はゴールに迫れています。
この試合でも決定的なシュートチャンスは複数回ありました。

ただ、そのチャンスで悉く、理解しがたい外し方をしてしまっていて、
自分達の手(脚?)でゴールを遠ざけています。
シュートは必ず入るものではないことは重々承知をしていますが、
非常にイージーなシチュエーションで、枠内にすらシュートを飛ばせない
事態を重ねるのは、さすがにサッカー選手としては擁護はできません。

昨今、「気持ちが見えない」とか「やる気あるのか」という精神論は倦厭される
ムードであることを理解したうえで、今回敢えてこの言葉を使います。



今の磐田が点を奪えないのは、意識の問題。
今日の敗戦の責任は、全てピッチ上の選手にある。
尻で打ったシュートでも枠を捉えれば1点。
技術が足りないなら、気持ちでゴールに叩き込め!




気持ち。それだけ。
今日はもうそれ以上ありません。




・・・まぁ、散々に苦情を書き連ねましたが、選手達が一生懸命
やっていることは、今でも重々に承知しています。
怪我人が続出して攻撃のやり方を一から構築しなければいけなくなった状況の中で、
よく仕組みを構築してチャンスを作れているのは事実。
それに関しては、私の想像以上です。

恐らく今日の試合でもって、選手達は内部からも外部からも耳の痛い指摘を
たくさん受けることでしょう。しかし、現状に問題があることは選手達
自身が一番良くわかっていることでしょうし、ここでこれ以上当方から
苛烈な言葉を重ねることはありません。

口上とか全部ぶっ飛ばしましたが、それくらいこの試合については
思うところがあった、ということで。
サポーターが気持ち気持ちと口に出し始めるのはヤバい傾向とわかりながらも、
本当にそれしか言えない試合でした。




とりあえず、磐田の皆さんは今週末までにこの歌を100回くらい聴いてきてください。

気持ちだよ
吉田拓郎
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
1999-12-01



じょーだーん☆ミ




今日は以上です。


今節はサガンとのゲーム。
ACLを挟んでの試合だったが2トップは継続。
もはや疲労がとか言ってられる状況じゃないのは確か。

とはいえ2トップとヨニッチ、ジンヒョン以外はスタメンを取り替えられた。
この辺りは本当に替えが利かないのが厳しい。
特にヨニッチ。ソウザ復帰したらオスマルを下げる案は出るだろうか。

序盤から流れが悪い。
田川に決定力があれば7分の段階で失点していただろう。

それでも前半27分には先制。
ルーズなボールを胸トラップしたキムミンヒョクに対して、柿谷が攫って1対1を沈める。
相手の判断の悪さもあるが攫い方が上手すぎて教本にするレベル。

この試合を通して手癖の悪かったキムミンヒョクからのゴールというのもポイントが高い。(黄色貰ってもやめないが審判も2枚目を出す気はなく…。)

ピンチはあれど相手の精度の悪さに助けられ、リードで前半を終える。
後半またしても得点を奪う。
55分、丸橋のコーナーキックはGKの前でショートバウンドしてそのままゴールに吸い込まれた。
これも権田の判断ミスだろう。ニアを潰すにしてもまずボールに詰めるべきだった。

73分に柿谷を下げると前で収まらずペースが落ちる。
ACLもあったのでやむなしだが、これによって試合の流れははっきり鳥栖に傾いていった。

交代から僅か4分後趙東建に速いクロスからのヘディングを叩き込まれる。
これは正直相手が上手い。
あの速さのクロスに点で合わせられてはお見事と言う他ないだろう。
更に杉本を交代して5バックに変更。
跳ね返す力は上がったものの繋げず。

両サイドのアタッカーがイマイチな今2トップが下がるとボールを運べるのが山口と両サイドバックだけなので仕方ないのだが…。
流れを取り戻したのは88分の福満投入から。
ここからチームは息を吹き返す。
文字通り消えていた高木と交代するとまずファールをもらって時間を稼ぐ。
→縦パスを受けて躱してミドルを打つ。
→プレスをかけて時間を稼ぐ。
→(ファールを受けたヨニッチがキレた外国人選手を演じて時間を稼ぐ。)
→コーナーフラッグ付近で2人躱して持ち込みシュートを打ってCKを獲得する。
約6分程度の出場で必要とされるタスクをほぼ完璧にこなした

そのままタイムアップ。
正直なところ相手の精度に悪さに助けられた90分だったが。


前節からは山村が復帰。田中が離脱したものの清武、ソウザが復帰間近。
外国人枠の問題もあるがようやく駒が揃ってくる中で、やはり両サイドは少し手を入れたい。
高木のポジションは恐らく清武に戻るだろうが、問題は水沼の方だ。
ACLで2点目の起点になり、コンディションも良さそうな福満を先発で見たいが…

田中の離脱については片山である程度カバーできそう。
済州戦では十分なプレーを見せていた。

ここから5/5まで週2ペースでアウェー広州戦を含む超ハードスケジュール。
戻ってきた選手もフル活用して1つ1つ勝利を積み上げて欲しいところ。


余談
今回はレイソルーサンフレッチェのゲーム。
半月程前のことになるが、知人と3人で話していた時に確かに首位だがサンフレッチェがそんなに良いと思わないということを言われた。
片方はレイソルサポだったわけだが、個人的なサンフレッチェの今年の印象はレイソル的なサッカーをしているというものだったわけで…。

今日の会場は日立台。緩やかな傾斜と下の硬さによるバウンドでパスサッカーには向かないピッチだがレイソルに似たサッカーをしているサンフレッチェには影響はあまりなさそうだなと。

動き回る外国人選手に対して広い範囲でアバウトなボールを入れて起点を作り2列目に飛び込ませるプレー。
ボールが落ち着きにくいピッチを活用して、その外国人選手を頂点に深い位置までのプレスと3列目の回収力でボールをコントロールするプレー。
バイタルで起点を作りサイドからファーに枚数をかけて放り込むプレー。
サンフレッチェの見せたプレーは普段日立台でレイソルが見せているものと同種に見える。

基本的に個々の能力はレイソルの方が高い印象。(但し、大谷・中村が先発しなかったボランチとGKは今日に関してはサンフレッチェに軍配)
一方で組織としての連動制はサンフレッチェが上をいく。
つまるところ、今日のレイソルが勝つにはクリスティアーノや伊東純也が個人で壊す必要があった。

試合は17分に動く。工藤が起点を作るとサイドに流してクロス。こぼれ球を佐々木が叩き込んだ。
これもレイソルでも良く見るパターンだが、この試合のポイントがこのシーンにある。
工藤がポストプレーが出来ていること。相手が重量級で起点を潰しに来るタイプの場合はポストプレーに向かない工藤だがレイソルの両CBが相手なら十分に収めることが可能であり、サンフレッチェの前線に起点を2つ作ることができた。
これによりサンフレッチェは攻守に枚数を掛けることが出来た結果生まれたゴールだったと言える。

連動したプレーを見せたサンフレッチェのペースで前半を終える。
この時点でレイソルのシュートは1。枠内は0。
後半に入りペースを上げるレイソル。
大谷、山崎を相次いで投入すると、この試合のターニングポイントを迎えた。

エリアの外で倒された山崎に対して松尾主審はPKを宣告。
誤審で得たPKだったがクリスティアーノはこれを林に止められてしまう。

76分、工藤は川辺へ交代。ジョーカーにチームに質と量を保証する川辺がいるのも今のサンフレッチェの強さだろうか。
83分には投入して15分の山崎がアクシデントにより交代。
試合終了まで猛攻を仕掛けるも及ばず0-1のまま試合終了。

個人的なMVPは青山。物量をかけるサッカーの中で攻守両面の質の部分の多くを担った。
取り分け秀逸だったのはポジション取りと縦パスのタイミングだろう。

城福監督が理想の追求に走らなければ、サンフレッチェは終盤まで上位をキープするだろう。
というか個人的に今のサンフレッチェのサッカーは今いる駒で可能な範囲ではかなり理想的なサッカーだと思うのだが果たして…

皆さんこんばんは。
夜磐です。

今節はDAZNで静岡ダービーを見ました。
好調の清水を、苦境に立つ磐田はどう迎え撃ったのでしょうか。

ジュビロ磐田 0-0 清水エスパルス


■試合の流れ
前半は清水ペース。開始14秒でいきなり金子が決定的なシュートを放つと、
8分には石毛のシュートがポストを直撃。その後も清水が磐田を攻め立てる。
防戦一方となった磐田は5バック状態で守備に専念。失点こそ防ぐものの
攻撃は単調となり、全くチャンスを作れない。終了間際に中村俊輔が
遠目からのシュートを放ったのを唯一のチャンスとし、前半は
一方的な清水ペースで終了した。
後半は翻って磐田のペース。開始直後にCKから川又のヘッドで惜しい
シーンを作ると、前半は守備に専念していた左右の両WBが高い位置を
とって攻撃に参加。前半よりも多くのシュートチャンスを演出する。
しかしシュートが枠にいかず得点機会を逃すと清水が徐々に押し返し、
終盤はオープンゲームに。清水はチョンテセ、磐田は小川まで動員して
得点を狙うが最終的にどちらもゴールを奪えず、スコアレスドローで
試合は決着した。


■試合の感想
前半は清水、後半は磐田のペース。
スロースターター気質のある磐田は、ハイテンションな清水に対しては
まず守備を念頭に置いて試合に入り、失点0の時間をできるだけ長くして
少しずつリスクを犯していくのが理想です。先週の浦和戦、週半ばの
甲府戦と直近2試合連続で逆転勝利を収めているとはいえ、今季の磐田が
先制されるとかなり苦しくなるのに変わりはありませんからね。
その観点でいえば、前半清水にペースを握られたこと自体は、
磐田としては問題はありませんでした。ただ、守備を固めていても
点を取られそうだったので、そこは見ていてハラハラしました。
結果的に前半をゼロで終われたことが、後半に繋がりました。

翻って清水は、前半に最低でも1点は取っておきたいところでした。
清水としてはできるだけ早く先制点を奪い、後はボール奪取能力の
低い磐田に対してローリスクなカウンタースタイルをとるのが理想。
かなりテンション高く試合に入ってきたのは、そういう狙いが
あったからではないかな、と。
ポストを直撃した石毛のシュートは惜しかったのですが、あれは
シーズン中にそう何発も入るものではないので、どちらかというと
惜しむべくはフリーでシュートを打つ機会が複数回あった
金子やデュークの方ですね。どれか一つ決まっていれば、
試合の決着は違っていたでしょう。

後半、磐田が押し込む展開の中で、名波監督が右WBの櫻内を下げて
荒木を投入する采配を見せた時は大変驚きました。
荒木はアタッキングサードでは櫻内より仕事ができますが、
守備時の強度は圧倒的に櫻内を下回ります。
櫻内がいなくなったら清水にサイドの通行証をあげてしまうような
もので、そもそも押し込む状態を維持できなくなります。
実際、この交代を境に磐田が押し込めなくなってしまったので、
当方としては名波監督のとんでもない采配ミスだと思って
いたのですが、試合後のコメントを拝見したところ、櫻内が
相手を捕まえられなくなってきていて、先手を打ったとの
ことでした。DAZNで見ている限りは感じなかったのですが、
名波監督が言うのであればそういうことだったのでしょう。


■磐田について
試合前の当方の予想よりも、ずっと良い内容でしたね。
清水に押し込まれた時間帯もありましたが、上記の通りある程度の
狙いをもって試合を進められていたと思いますので、試合後の
名波監督の「90分通して見れば我々のゲーム」という言葉も
決して強がりだけではないと思います。

田口と上原のドイスボランチが非常に良い出来でした。
劣勢だった前半は中央を割らせないように二人で綿密なフィルタを張り、
相手を押し込んでいた後半はミドルサードのこぼれ球の大半を
二人で拾って2次、3次攻撃に繋げていました。
両者とも縦方向に決定的なパスを出せるのも強み。

もともとある程度の期待値があった田口も良いのですが、
ポジティブな驚きという意味では上原は出色ですね。
去年の後半に台頭してきて期待するする気持ちも当然ありましたが、
今季ここまで改めてよくやってくれていると思います。
身体は大柄ではありませんが、馬力が強く球際でハードな守備が
できますし、攻撃面においても左右にパスを散らしつつ
中央から鋭い縦パスも出せます。対人の守備力では後塵を拝するものの、
ムサエフの穴は完全に埋められたと思っていいでしょう。

相手のシュートミスもあったとはいえこの日も完封を果たし、
去年に近い強度が去年に近付いてきた一方で、攻撃については
依然として改善の余地が大きいです。
この試合も、チャンスは作っても最後まで得点は奪えませんでした。
今季ここまでリーグ戦6試合で被完封は4。守備力がベースの
チームとはいえ、この数字はちょっと看過できませんね。
守備力だけではJ1に残留できないことは、去年の甲府が証明済み。
得点を奪うための仕組みの構築は必須事項です。
アダイウトンの穴を埋めることは並大抵ではありませんが、
なんとか取り組んでいってほしいですね。

あとは、荒木が途中からとはいえ試合に出られたのは
非常にポジティブだったと思います。水曜日の甲府戦でチームを
逆転勝利に導く2ゴールを決めるという結果を出した荒木は、
この試合でもゴール前でチャンスを作る動きを見せました。
ルヴァンカップで結果を出せばリーグ戦に絡めるということが
明確になったので、ルヴァンカップを戦うメンバーにとっては
大きな励みになると思いますし、そういう部分でチーム全体で
活気が出てくるでしょう。


書きたいことは大体書けたので、今日は以上です。

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